JP5167934B2 - 照光構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器のパネルに突設される操作軸を囲むように発光部が複数配設される照光構造に関する。
従来、電子機器のパネルから突設される操作軸を囲むように操作軸の周りに発光部を複数配設し、操作位置を認識させる等のために、操作軸の操作位置に応じた発光部を発光させるようにした照光構造が知られている。
例えば、下記特許文献1には、従来技術として、操作軸の回転に応じて、周囲の照光部材が順次光り、回転位置を判別することができるものが開示されている(図3、図4)。
また、下記特許文献2では、ボリューム摘みの周囲に配設された光源のうち、発光したものからの光で、ボリューム摘みの周囲部の頂部が照明され、ボリューム摘みの位置が表示される(図2)。
一方、下記特許文献1の照光構造(図1、図2)は、操作軸の中空部に発光素子を設け、摘みと一緒に回転する導光体の一端から発光素子の光が入って、導光体の他端から出光し、その光が、表示部を照光するように構成されている。この照光構造では、摘みの回転位置に応じて、照光される表示部が切り替わることで、摘みの回転位置がわかる。
特許第3649637号公報 特開平9−244558号公報
操作軸の回転位置を明瞭に把握させる上では、発光部からの光が操作者に視認されるように出射される出光部は、なるべく操作軸の近くに配設されるのが好ましい。しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術や上記特許文献2の技術では、操作軸の周りに配設される発光部や光源の配設ピッチを狭くするに限界がある。そのため、操作軸から離れた位置から光が出射することとなってしまう。
また、上記特許文献1の照光構造(図1、図2)では、操作軸の中空部に発光素子を設けて、半径方向外側に光を導くように構成する必要があり、操作軸の構成が複雑になるという問題がある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、操作軸の構成に大きな制約を与えることなく、操作軸を囲むように配設される出光部の配列ピッチを狭くすることができる照光構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の照光構造は、電子機器のパネル(14)に突設される操作軸(54)に対応して設けられる照光構造であって、前記操作軸の軸方向視(F1)において、前記操作軸を囲むように複数配設される発光部(18)と、透明樹脂でなり、前記複数の各発光部に対応する複数の透光部(20)を有し、前記軸方向視において、前記複数の透光部が前記操作軸を囲むように配設される導光体(10)とを有し、前記導光体の各透光部は、前記複数の各発光部に対向する下面である入光部(21)と、前記軸方向視において、対応する発光部よりも前記操作軸に近い側に位置する上面である出光部(24)と、対応する発光部及び前記入光部よりも上に位置し、該入光部から上方に向かって入射した光を前記出光部の側へ内面反射させるように設けられる反射部(23)とを有し、前記導光体の各透光部において、前記反射部と前記出光部とは隣接し且つ連接して形成され、前記各透光部の前記反射部の形成位置及び/又は角度が、複数の透光部の間で異なっていることで、前記軸方向視において、これら複数の透光部の前記出光部の配列形状が、前記複数の発光部の配列形状と異なっており、前記導光体の各透光部の、前記操作軸の側において、前記各透光部に連接する導光体水平部が形成され、該導光体水平部には、前記操作軸が挿通される挿通穴が形成され、前記導光体の成形時において、前記導光体水平部の一部が、樹脂が流入するゲート部として機能すると共に、前記導光体水平部の全体がランナとして機能するように構成されたことを特徴とする。
好ましくは、樹脂でなり、前記出光部が露出するように前記導光体を覆うカバー体(30)を有し、このカバー体と前記導光体とが一体となって、導光体ユニット(UT)が構成される。
好ましくは、前記カバー体の上部の縁部には、前記パネルに対する水平方向及び上下方向の位置決め機能を果たす肩部(41)が形成されている。
好ましくは、樹脂でなり、前記出光部が露出するように前記導光体を覆うカバー体(30)を有し、該カバー体は、前記導光体の前記導光体水平部の上に重なるカバー体水平部(31)を有し、該カバー体水平部には、前記操作軸が挿通される挿通穴(33)が形成され、前記カバー体の成形時において、前記カバー体水平部の一部(32)が、樹脂が流入するゲート部として機能すると共に、前記カバー体水平部の全体がランナとして機能するように構成される。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、操作軸の構成に大きな制約を与えることなく、操作軸を囲むように配設される出光部の配列ピッチを狭くすることができる。また、ランナの除去工程を不要にして、成形工程を簡略化することができる。
請求項によれば、ユニット化により、コンパクト化、生産効率向上に寄与し、扱いも容易となる。
請求項によれば、簡単な構成で導光体ユニットを位置決めすることができる。
請求項によれば、ランナの除去工程を不要にして、成形工程を簡略化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の一実施の形態に係る照光構造が適用される電子機器のパネルの断面図である。図1(b)は、1つの操作子体の斜視図である。
電子機器のパネル14に複数の操作子体50が設けられる。本照光構造は、各操作子体50毎に構成され、いずれも同様の構成であるので、1つの操作子体50に対応する照光構造を説明する。本照光構造が配設される電子機器のパネル14としては、ミキサ装置等の操作パネルが想定されるが、これに限られず、操作子が配設されるパネル面を有する各種の電子機器に適用可能である。
図1(a)に示すように、操作子体50は、回転操作される操作軸54を有し、操作軸54に、摘み部57が嵌着されている。パネル14は、必ずしも上方を向いているとは限らないが、本実施の形態では、操作軸54の突設方向が上方であるとし、パネル14の上面14aから、導光体ユニットUTを介して操作軸54が突設された形となっている。従って、操作軸54の軸方向視であるF1矢視が、パネル14の平面視である。
鉄等の板金でなるパネル14にスポット溶接等で複数箇所に設けられたボス16に、ネジ17により、基板19が固定されている。基板19上には、複数のチップLEDでなる発光部18が配設されている。
図1(b)に示すように、操作子体50において、ベース部51の上に、突き当て部52、円柱部53が順に連接形成され、これらに対して操作軸54が回転自在になっている。ベース部51からは、複数(5本)の端子55及び2つの固定脚56が下方に突設される(図1(a)、図4(a)も参照)。これら端子55及び固定脚56は、基板19を下方に貫通している。
図2は、導光体ユニットUTを下側からみた斜視図である。導光体ユニットUTは、透明樹脂で一体に形成されてなる導光体10と、樹脂で一体に形成されてなり導光体10を覆うカバー体30とが組み合わされて一体に構成される。カバー体30は、例えば、不透明樹脂でなる。
図3(a)は、カバー体30を上方からみた斜視図、図3(b)は、導光体10を上方からみた斜視図である。図4(a)は、パネル14に配設された状態における導光体ユニットUT、操作子体50及び発光部18の配置関係を示す本照光構造の下面図である。図4(b)は、図3(a)のA−A線に沿う部分断面図である。
図3(a)に示すように、カバー体30は、平面視略矩形の本体部40と、本体部40の上面40aに突出形成されたインジケータ部36とからなる。本体部40からは、基板19に係着するための2本のピン37が下方に突出形成されている(図1(a)、図2、図4(a)も参照)。インジケータ部36には、上下方向に貫通する複数の窓部35が形成されている(図2、図4(b)も参照)。インジケータ部36の形状及び複数の窓部35の配列は、平面視において、U字型に近い囲み形状であるが、厳密には、U字の両端が内側に少し窄まった馬蹄形をしている。
インジケータ部36の囲み形状の内側に連接して、板状のカバー体水平部31が形成される。カバー体水平部31の平面視中央付近には、操作子体50の円柱部53(図1(b)参照)が挿通される挿通穴33が形成されている。挿通穴33の周囲には、複数(4つ)の穴34が形成されている。隣接する窓部35同士は、分離壁38で仕切られ、相互の光漏れ防止効果が高まっている。本体部40の下側には、各窓部35に対応して、発光部18を配設するための凹状の逃げ部39が形成されている(図2、図4(a)参照)。
図2、図3(b)に示すように、導光体10は、複数の透光部20を有する。透光部20は、カバー体30の窓部35に対応して設けられ、対応する窓部35に嵌合されている(図4(b)も参照)。従って、透光部20の配列形状も馬蹄形の囲み形状であり、F1矢視(図1(a)参照)において、操作軸54を囲むように配列される。各透光部20の囲み形状の内側には、板状の導光体水平部11が形成される。言い換えれば、各透光部20は、導光体水平部11の縁に、接続部25を介して接続されている。
導光体水平部11の平面視中央付近には、操作子体50の円柱部53(図1(b)参照)が挿通される挿通穴13が形成され、挿通穴13の周囲には、上方に突出した複数(4つ)のゲート機能部12が形成されている。導光体10とカバー体30との結合後において、導光体水平部11の上にカバー体水平部31が重なり、挿通穴13の位置はカバー体30の挿通穴33に一致し、ゲート機能部12は穴34に嵌合される。導光体10にカバー体30を合体させてなる導光体ユニットUTにおいて、挿通穴13、33(図2参照)に、操作子体50の円柱部53が挿通される。
図4(a)に示すように、基板19上の発光部18の配列形状は、U字形の囲み形状である。すなわち、F1矢視(図1(a)参照)において、操作軸54を囲むように配列される。このU字形は、いずれも馬蹄形であるインジケータ部36の形状や窓部35乃至透光部20の配列形状とは完全一致しておらず、微妙に異なっている。
図4(b)に1つの透光部20及びその近傍を例示するように、各透光部20は、下面である入光部21、外側面22、斜面である反射部23、上面である出光部24、及び内側面26を有する。出光部24は、カバー体30の窓部35から上方に露出し、インジケータ部36の上面36bと面一になっている。入光部21は、窓部35の下方に露出し、逃げ部39の天井面と面一になっている(図2も参照)。
基板19に配設された導光体ユニットUTにおいて、入光部21は、発光部18に対向している。発光部18は、主に鉛直方向上方を指向して光を出射する。出光部24は、対応する発光部18及び入光部21より上に位置する。また、反射部23も、対応する発光部18の鉛直方向上方に位置する。反射部23は、入光部21から入射した光を出光部24の側へ内面反射させるように設けられる。出光部24の長手方向(内側面26及び外側面22に垂直な方向)における中心を中心C2とする。各出光部24の中心C2は、対応する発光部18の中心C1よりも、発光部18の囲み形状の内側に位置する。すなわち、中心C2は、中心C1に比し、より挿通穴13(乃至操作軸54)に近い側に位置する。反射部23は、発光部18の中心C1の延長上に位置する。
各透光部20の基本形状は同じであり、特に、高さについては同一である。しかし、出光部24の位置、入光部21の形状、反射部23の形成位置は、微妙に異なっている。これらにより、上記のように、発光部18と透光部20とで、配列による囲み形状が異なっていても、いずれの発光部18からの光も、操作軸54の軸中心の上方に向かって放光させることができる。言い換えれば、各透光部20の形状を個々に異ならせることで、発光部18と透光部20とで囲み形状を一致させなくてもよく、設計の自由度が高くなる。なお、反射部23については、角度、あるいは形成位置及び角度を異ならせてもよい。
要は、出光部24の位置、入光部21の形状、反射部23の形成位置の少なくともいずれかが、各透光部20間で異なっていても、透光部20の各々において、発光部18から直接、反射部23に届く光が、反射して、出光部24から出光するように設計されればよい。例えば、出光部24と反射部23とを除いた構成が同一の透光部20同士でいえば、出光部24が操作軸54の軸中心に遠いものほど、対応する反射部23の傾斜角度は、鉛直方向に近い角度とされる。
カバー体30の上部の縁部には、パネル14に対する水平方向及び上下方向の位置決め機能を果たす肩部41が構成される。すなわち、インジケータ部36の外面36aと本体部40の上面40aとが肩部41を構成する。肩部41は、本体部40の補強機能も兼ねている。
かかる構成において、複数の発光部18のうち、操作軸54の回転操作による現在位置に対応した発光部18が発光するようになっている。発光部18から発した光は、対応する透光部20の入光部21から透光部20内に入光し、反射部23で全反射して、出光部24から出光する。その光が、操作者に視認される。光の一部は、外側面22、内側面26等でも反射して、それが直接に、または反射部23での反射を介して、出光部24から出光する。操作者は、光が視認される出光部24の位置から、操作軸54の操作位置を把握することができる。
照光構造は、次のようにして製造される。まず、導光体ユニットUTは、2色成形で形成される。好ましくは、「特許第3603952号公報」に開示される公知の2色成形法で製造する。その場合、導光体10とカバー体30の成形順序はどちらでもよいが、例えば、導光体10を1次成形、カバー体30を2次成形とする。
まず、1次成形で導光体10(図3(b)参照)を射出成形する。その際、ゲート機能部12の位置から樹脂が流入されると共に、導光体水平部11となる部分を通じて、全体に樹脂が広がっていく。すなわち、導光体水平部11全体を、あたかも、複数の透光部20を成形目的とする場合のランナとして利用することができる。透光部20の配列形状が成す囲み形状の内側にランナがあるので、樹脂が全域に均一に行き渡りやすい。実際には、ゲート機能部12も導光体水平部11も、製品の一部となるので、後で除去する必要がなく、工程が簡略化される。
成形された導光体10は、冷え切らないうちに型抜きされ、移動金型に着いたまま、カバー体30の成形工程に移る。
次に、2次成形でカバー体30(図3(a)参照)を成形する際には、上記公知の2色成形法に従って、カバー体30と導光体10とが溶着せずに両者間に空気層が形成されるように、1次成形に比し2次成形の射出速度を高くする。その際、カバー体水平部31の一部である4カ所のゲート対応部32(図3(a)参照)から樹脂を流入させる。カバー体30についても、カバー体水平部31全体が、樹脂を周囲に広げるランナとしての機能を果たす。インジケータ部36が成す囲み形状の内側にランナがあるので、樹脂が全域に均一に行き渡りやすい。実際には、カバー体水平部31も製品の一部となるので、後で除去する必要がなく、工程が簡略化される。
この2色成形法によって、導光体10とカバー体30との間に薄い空気層が形成された状態で、一体の導光体ユニットUTとなる。両者は、外力によって嵌合を外すことが可能である。空気層が形成される結果、光の臨界角は、カバー体30に対する導光体10の屈折率ではなく、空気層に対する導光体10の屈折率で決まる。そのため、通常の成形法によりカバー体30が導光体10に一体に結合している場合に比し、光の臨界角が大きくなって、より大きい入射角でも全反射するようになる。また、光が熱として吸収される量も減少する。従って、透光部20の導光機能が著しく向上する。
例えば、図4(b)に示すように、カバー体30の窓部35の透光部20の反射部23に対して、カバー体30の窓部35の反射対応面35a(図3(a)も参照)が対向している。また、外側面22と窓部35の外側対応面35bとが対向している。上記した空気層が介在するため、反射部23と反射対応面35a、外側面22と外側対応面35bは、それぞれ、ミクロンオーダーで離間している。これらにより、透光部20において、反射部23はもとより、外側面22での全反射の作用が強くなっている。上述のように、発光部18からの光の一部は、外側面22でも反射するが、その反射光の多くは、直接、出光部24から出光する。
一方、複数の発光部18を基板19に配設する。また、操作子体50については別途、樹脂を主体として作製する。完成した導光体ユニットUTの挿通穴13、33(図2参照)に、操作子体50の円柱部53を下方から挿通する。突き当て部52の上面に、導光体ユニットUTの導光体10の導光体水平部11(図2参照)の下面が対向し、操作子体50の上方への移動が規制される。
そして、図1に示すように、操作子体50が装着された導光体ユニットUTを、基板19に配設する。ピン37、端子55及び固定脚56が基板19を貫通するように設置し、上側からパネル14を被せる。その際、図1(a)、図4(b)に示すように、カバー体30の肩部41の上面40aがパネル14の下面に当接すると共に、外面36aがパネル14の穴の縁14bに当接して、導光体ユニットUTの上方位置、水平方向の位置がそれぞれ規制される。
その後、固定脚56の下方に突出した部分を基板19の裏側から固定材等で固定することで、操作子体50が基板19に固定される。しかも、カバー体30の肩部41とパネル14との係合により、カバー体30の本体部40が基板19とパネル14との間に挟まれた形で固定され、導光体ユニットUTが安定する。パネル14の上面14aとインジケータ部36の上面36bとは面一になる。
さらに、パネル14の上側において、操作子体50の円柱部53を避けた部分が透孔となっていて表示部のみが透明であるシート15が配設される(図1参照)。シート15には、所定の事項が印刷されている。操作軸54には、摘み部57が嵌着される。
本実施の形態によれば、各出光部24が、対応する発光部18よりも囲み形状の内側に位置し、入光部21から入射した光が反射部23で内面反射して出光部24から放光されるので、発光部18自体の配列ピッチを従来と同じくしつつも、出光部24の配列ピッチを狭くすることができる。このことは、出光部24を結ぶ曲線の一部または全部の曲率半径を小さくできることにも繋がる。そのため、平面視において、各出光部24を操作軸54に近づけて配設することが容易となり、操作位置の視認性が向上する。しかも、操作軸54の構成に大きな制約を与えることもない。
また、出光部24と反射部23とは、隣接し且つ連接して形成されているので、光の伝達効率が高い。
また、反射部23の形成位置が複数の透光部20の間で異なっていることで、各透光部20の出光部24の配列形状が馬蹄形、複数の発光部18の配列形状がU字形と、両者を一致させる必要がないので、出光部24と発光部18の配列の自由度をそれぞれ高めることができる。
また、導光体ユニットUTは、導光体10とカバー体30とで一体となって構成されるので、ユニット化により、コンパクト化、生産効率向上に寄与し、扱いも容易となる。
また、カバー体30の上部の縁部に設けた肩部41が、パネル14に対する水平方向及び上下方向の位置決め機能を果たすので、簡単な構成で導光体ユニットUTを位置決めすることができる。
また、導光体10の射出成形時において、導光体水平部11のゲート機能部12が、ゲート部として機能すると共に、導光体水平部11の全体がランナとして機能するように構成されたので、ランナ等の除去工程を不要にして、成形工程を簡略化することができる。カバー体30についても同様である。
本実施の形態では、発光部18、透光部20の配列形状を、それぞれU字形、馬蹄形としたが、操作軸54の軸方向視において操作軸54をほぼ囲むように周囲に配列されていればよく、例示した配列形状に限られない。例えば、このような囲み形状としては、円形、楕円形、矩形でもよい。また、おおよその囲み形状となっていればよく、欠円やU字状等のように、完全な環状でなくてもよい。
なお、導光体10とカバー体30とは2色成形で形成されたが、透光部20における光の臨界角を大きくする観点からは、これらを別々に成形し、嵌め合わせて一体の導光体ユニットUTを構成するようにしてもよい。一方、出光部24の配列ピッチを狭くすることに限って言えば、特許第3603952号公報の手法を用いない一般の2色成形で、導光体ユニットUTを形成してもよい。
本発明の一実施の形態に係る照光構造が適用される電子機器のパネルの断面図(図(a))、1つの操作子体の斜視図(図(b))である。 導光体ユニットを下側からみた斜視図である。 カバー体を上方からみた斜視図(図(a))、導光体を上方からみた斜視図(図(b))である。 パネルに配設された状態における導光体ユニット、操作子体及び発光部の配置関係を示す本照光構造の下面図(図(a))、図3(a)のA−A線に沿う部分断面図(図(b))である。
符号の説明
10 導光体、 11 導光体水平部、 12 ゲート機能部、 13、33 挿通穴、 14 パネル、 18 発光部、 20 透光部、 21 入光部、 23 反射部、 24 出光部、 30 カバー体、 31 カバー体水平部、 32 ゲート対応部、 41 肩部、 54 操作軸、 UT 導光体ユニット

Claims (4)

  1. 電子機器のパネルに突設される操作軸に対応して設けられる照光構造であって、
    前記操作軸の軸方向視において、前記操作軸を囲むように複数配設される発光部と、
    透明樹脂でなり、前記複数の各発光部に対応する複数の透光部を有し、前記軸方向視において、前記複数の透光部が前記操作軸を囲むように配設される導光体とを有し、
    前記導光体の各透光部は、前記複数の各発光部に対向する下面である入光部と、前記軸方向視において、対応する発光部よりも前記操作軸に近い側に位置する上面である出光部と、対応する発光部及び前記入光部よりも上に位置し、該入光部から上方に向かって入射した光を前記出光部の側へ内面反射させるように設けられる反射部とを有し、
    前記導光体の各透光部において、前記反射部と前記出光部とは隣接し且つ連接して形成され、
    前記各透光部の前記反射部の形成位置及び/又は角度が、複数の透光部の間で異なっていることで、前記軸方向視において、これら複数の透光部の前記出光部の配列形状が、前記複数の発光部の配列形状と異なっており、
    前記導光体の各透光部の、前記操作軸の側において、前記各透光部に連接する導光体水平部が形成され、該導光体水平部には、前記操作軸が挿通される挿通穴が形成され、前記導光体の成形時において、前記導光体水平部の一部が、樹脂が流入するゲート部として機能すると共に、前記導光体水平部の全体がランナとして機能するように構成されたことを特徴とする照光構造。
  2. 樹脂でなり、前記出光部が露出するように前記導光体を覆うカバー体を有し、このカバー体と前記導光体とが一体となって、導光体ユニットが構成されることを特徴とする請求項1記載の照光構造。
  3. 前記カバー体の上部の縁部には、前記パネルに対する水平方向及び上下方向の位置決め機能を果たす肩部が形成されていることを特徴とする請求項記載の照光構造。
  4. 樹脂でなり、前記出光部が露出するように前記導光体を覆うカバー体を有し、該カバー体は、前記導光体の前記導光体水平部の上に重なるカバー体水平部を有し、該カバー体水平部には、前記操作軸が挿通される挿通穴が形成され、前記カバー体の成形時において、前記カバー体水平部の一部が、樹脂が流入するゲート部として機能すると共に、前記カバー体水平部の全体がランナとして機能するように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照光構造。
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