JP5165998B2 - コンテンツ診断装置,コンテンツ診断プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ウェブコンテンツに対するアクセシビリティの観点から診断し、その診断結果を提示するウェブコンテンツ提示技術に関するものである。
情報通信機器の発達によって、近年、インターネットが広く普及してきた。それに伴って、インターネットを用いた情報配信が重要な社会的基幹技術になってきている。そのため、インターネットにおけるウェブコンテンツには、高齢者や視覚障害者など、様々な特徴を持ったユーザ(即ち、ウェブ閲覧者)にもアクセスできることが望まれる。
このような状況下において、ウェブコンテンツのアクセシビリティの診断項目を記述したウェブ アクセシビリティ ガイドライン(以下、アクセシビリティガイドライン)が重要視されている。世界的に見れば、W3C(World Wide Web Consortium)がWCAG1.0(Web Content Accessibility Guidelines 1.0)が制定され、国内でも、JIS X 8341−3「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器、ソフトウェア、及びサービス」(以下、JIS)が制定された。ウェブコンテンツの制作者は、このようなアクセシビリティガイドラインに則ってウェブコンテンツを製作すれば、アクセシビリティを向上させることができる。
ウェブコンテンツ製作者やウェブコンテンツ閲覧者が、あるウェブコンテンツのアクセシビリティを診断したい場合、そのコンテンツを構成するHTML(Hyper Text Markup Language)規格に基づいて記述されたファイル(以下、HTMLファイル)、CSS(Cascading Style Sheets)と呼ばれるスタイルを記述したファイル(以下、CSSファイル)などのファイルに対して、前述したガイドライン項目を適用して、診断すればよい。
しかし、一般的に、HTMLファイルやCSSファイルは、それらを解析するには専門知識を必要とし、また、診断しなければならないガイドライン項目も非常に多いため、容易ではない。そこで、総務省のウェブヘルパー(例えば、非特許文献1参照)等のウェブ アクセシビリティ チェックツール(以下、チェックツール)と呼ばれるようなアプリケーションを利用する。
このチェックツールは、アクセシビリティガイドラインに則って、HTMLファイルやCSSファイルなどを診断するものである。即ち、このチェックツールは、アクセシビリティガイドラインに基づいて作成された診断ルールを使用し、ウェブコンテンツから不適正箇所(診断結果)を抽出する。この診断結果に従って修正することによって、アクセシビリティガイドラインに準拠したウェブコンテンツを制作できる。
上述に挙げたチェックツールを利用すると、コンテンツ中の不適切箇所(即ち、前記診断ルールと照合し、不適切と診断された箇所、あるいは、アクセシビリティ上で不適切な箇所)が一覧として結果表示され、利用者は当該結果に従い不適切箇所を順に修正することになる。既存のチェックツールでは、不適切箇所の表示順として以下が挙げられる。
(1)ガイドライン番号順
(2)優先順位(例えば、不適切箇所が利用者に影響を及ぼす度合い)
(3)コンテンツを形成するHTMLなどのファイル内での不適切箇所の位置順
一方、HTMLなどのコンテンツ文書は、DOM(Document Object Model:文書オブジェクトモデル)という文書構造に従って記述され、解釈される。図10は、HTMLの構造とそのHTMLファイルの構造に対応するDOM構造の例である。なお、図10中の符号H11がHTMLファイルの一例であり、そのHTMLファイルに対応したDOM構造として解釈したものが図10中の符号D11になる。
図10中のDOM構造D11は、HTMLファイルH11における<html>要素をDOM構造D11の最上位階層として、その要素以下に<head>要素、<body>要素を有し、更に、その要素配下に<meta>要素などを有するような構造となっている。
また、上位要素の設定(例えば、<body>要素に文字色の設定)を行うと、<body>要素以下の全ての要素に対して文字色が設定されるように、下位要素に設定が継承される。つまり、上位要素の修正による影響は大きいため、コンテンツを修正する際には、上位要素から修正した方が効率がよいことが知られている。
ウェブアクセシビリティ実証実験事務局、 "ウェブヘルパーとは"、[online]、2001年(平成13年)、独立行政法人 情報通信研究機構、[平成19年9月29日検索]、インターネット<URL:http://www2.nict.go.jp/v/v413/103/accessibility/helper/what_webhelper.html>。
しかしながら、上述のように、既存のチェックツールでは、DOM構造を考慮した不適切箇所の一覧表示が行われておらず、結果中の不適正箇所順に従うと、ある要素(以下の説明では、X要素という)を修正した後、その上位要素(以下の説明ではY要素という)を修正し、そのY要素の修正内容がX要素に反映され、再びX要素を修正する必要が生じることがあり、修正作業における効率を悪くするという問題がある。
本発明は、前記課題に対してなされたものであって、ウェブコンテンツにおけるDOM構造を考慮した診断結果を提示し、効率的な修正手順(もしくは修正するためのヒント)をユーザに提供するコンテンツ診断装置,コンテンツ診断プログラムを提供することにある。
請求項1の発明は、各手段の制御を行う計算手段,コンテンツ中にアクセシビリティ上で不適切な箇所である不適切箇所を抽出するためのルールである不適切箇所抽出ルールを記憶する記憶手段,一時記憶手段,提示手段を備え、構造化言語によって記述され、診断しようとするコンテンツである診断対象コンテンツを取得し、該診断対象コンテンツから該不適切箇所抽出ルールに基づいて不適切箇所を抽出し、該不適切箇所を含む診断結果コンテンツを該提示手段を使って提示するコンテンツ診断装置であって、前記計算手段が、前記診断対象コンテンツを取得し、前記一時記憶手段に保存するコンテンツ取得手段と、前記記憶手段に記憶されている不適切箇所抽出ルールを取得し、一時記憶手段に保存し、該取得した不適切箇所抽出ルールに基づき、前記取得した診断対象コンテンツを診断する不適切箇所抽出手段と、不適切箇所と診断された箇所に基づいて該不適切箇所を管理するために付与される識別子である不適切箇所ID(Identifier),該不適切箇所を抽出した不適切箇所抽出ルールを識別する抽出ルールID,該不適切箇所が含まれる診断対象コンテンツを識別するソースID,該不適切箇所の診断対象コンテンツ内の開始位置,該不適切箇所の診断対象コンテンツ内の終了位置,該不適切箇所のDOM(Document Object Model)構造での位置を示すDOM構造位置を有する不適切箇所データを作成し、該不適切箇所データを該データから構成される不適切箇所リストに追加し、一時記憶手段,記憶手段のいずれかに保存する不適切箇所リスト生成手段と、前記保存した不適切箇所リストにおける不適切箇所のDOM構造位置を特定し、該DOM構造位置を不適切箇所リストに追加するDOM構造位置取得手段と、特定されたDOM構造位置に応じて、前記不適切箇所リストに基づく診断結果コンテンツを作成する診断結果作成手段と、を備え、前記診断結果作成手段が、前記DOM構造における同階層に複数の不適切箇所データが存在する場合に前記診断対象コンテンツにおいて先に出現する要素を優先し、階層の異なる複数の不適切箇所データが存在する場合にはその出現位置に関わらず階層が上位の要素を優先して示すように、前記不適切箇所リストを並び替える不適切箇所リスト並び替え手段と、前記並び替えられた不適切箇所リストに基づいて作成された不適切箇所一覧を有する診断結果コンテンツを生成する結果コンテンツ生成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、コンテンツ診断プログラムであって、コンピュータを請求項1のコンテンツ診断装置における各手段として機能させることを特徴とする。
請求項1,2の発明によれば、DOM構造に応じた診断結果コンテンツを取得できる。
また、本発明によれば、不適切箇所をDOM構造位置に応じた順で提示できる。
そして、請求項の発明によれば、請求項発明をコンピュータプログラムとして記載できる。
以上ように請求項1または2の発明によれば、ウェブコンテンツ(診断対象コンテンツ)に対する効率的な修正手順(もしくは修正するためのヒント)をユーザに提供する。
特に、請求項の発明によれば、コンテンツ診断装置としてコンピュータを動作させるコンピュータプログラムを提供できる。
これらを以ってコンテンツ提示技術分野に貢献できる。
以下、本発明の実施形態を図面等に基づいて詳細に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態におけるコンテンツ診断装置は、機能ブロック(あるいは手段)から構成される。また、実際には、コンテンツ診断装置は、一つのコンピュータまたは複数のコンピュータで実現される。即ち、各機能ブロックはコンピュータのハードウェアリソース、ソフトウェアリソースによって実現される。
第1実施形態におけるコンテンツ診断装置は、診断対象コンテンツ(ウェブコンテンツ;後述する)をアクセシビリティの観点から診断し、その診断結果として、不適切であると診断された箇所を、それぞれの箇所のDOM構造位置(もしくは階層)における上位階層から下位階層への順に表示する。
第1実施形態におけるコンテンツ診断装置の構成を図1に基づいて説明する。図1中のコンテンツ診断装置1は、CPU(Central Processing Unit)やOS(Operating System)などを有し、各計算を行い、各手段及び装置の制御を行う計算手段1a,HDD(HardDisk Drive)装置などの永続的な記憶装置を有し、該HDD装置に記憶された情報を管理する記憶手段1b,メモリなどを有し、取得された診断しようとするウェブコンテンツ(診断対象コンテンツという;例えば、診断対象コンテンツ10)に関する情報(例えば、診断対象コンテンツ10自体)を一時的に記憶する一時記憶手段1c,ディスプレイ装置などの提示装置を有する提示手段1dを備える装置であって、例えば、コンピュータ装置である。
さらに、前記計算手段1aは、診断対象コンテンツ10を取得し、一時記憶手段1cなどに保存するコンテンツ取得手段1a1,その取得した診断対象コンテンツから不適切箇所を抽出する不適切箇所抽出手段1a2,その抽出した不適切箇所から成るリスト(以下、不適切箇所リストという)を生成する不適切箇所リスト生成手段1a3,その生成した不適切箇所リストに含まれる不適切箇所のDOM構造における位置を取得するDOM構造位置取得手段1a4,その不適切箇所リストにおける不適切箇所を任意の順に並び替える不適切箇所リスト並び替え手段1a5,その並び替えられた不適切箇所リストに基づいて作成された不適切箇所の一覧(以下、不適切箇所一覧という)を有する診断結果コンテンツを生成する結果コンテンツ生成手段1a6を備える。
なお、コンテンツ取得手段1a1は、例えば、通信回線(例えば、ネットワーク)を介して診断対象コンテンツ10を取得しても良いし、予め格納してあった診断対象コンテンツ10を記憶手段1bから取得しても良い。通信回線を介して取得する場合、コンテンツ診断装置1は、通信装置を備える必要がある。
また、記憶手段1bは、不適切箇所を抽出するためのルール(不適切箇所抽出ルールという;例えば、アクセシビリティガイドラインに基づいて作成された不適切箇所抽出ルール)を記憶する不適切箇所抽出ルール記憶手段1b1を備える。即ち、記憶手段1bは、不適切箇所抽出ルール記憶手段1b1を含んでいると考えて良い。例えば、不適切箇所抽出ルール記憶手段1b1は、記憶手段1bにおいて、不適切箇所抽出ルールを記憶する特定の領域であって良い。不適切箇所抽出ルールは、不適切箇所抽出ルール記憶手段1b1に予め記憶されているものとする。
次に、第1実施形態におけるコンテンツ診断処理手順を図2に基づいて説明する。
まず、コンテンツ取得手段1a1が、診断対象コンテンツ10を取得し、一時記憶手段1cに保存する(S101)。なお、以下の説明では、診断対象コンテンツ10は、HTML文書及び当該HTML文書に関連する各種文書(例えば、スタイルシートファイル,画像ファイル等)から構成される。
次に、不適切箇所抽出手段1a2が、記憶手段1b(不適切箇所抽出ルール記憶手段1b1)に記憶されている不適切箇所抽出ルールを取得し、一時記憶手段1cに保存する(S102)。
次に、不適切箇所抽出手段1a2が、ステップS102において取得した不適切箇所抽出ルールに基づき、ステップS101において取得した診断対象コンテンツを診断する。さらに、不適切箇所リスト生成手段1a3が、不適切と診断された箇所(以下、不適切箇所という)に基づいて不適切箇所データを作成し、該不適切箇所データを不適切箇所リストに追加し、保存する(S103)。なお、不適切箇所リストは、一時記憶手段1cに記録され保存されてもよいし、記憶手段1aに保存されてよい。
ここで、不適切箇所リストの一例を図3に基づいて説明する。図3中の不適切箇所リストT11は、不適切箇所を管理するために付与される識別子(以後、不適切箇所ID(Identifier)という)C11,不適切箇所を抽出した不適切箇所抽出ルールを識別する識別子(以後、抽出ルールIDという)C12,不適切箇所が含まれるソース(例えば、診断対象コンテンツ10)を識別する識別子(以後、ソースIDという)C13,不適切箇所のソース内の開始位置C14,不適切箇所のソース内の終了位置C15,不適切箇所のDOM構造での位置(以後、DOM構造位置という)C16をカラムに有する不適切箇所データから構成されるリストである。
次に、DOM構造位置取得手段1a4が、ステップS103にて保存した不適切箇所リストにおける不適切箇所のDOM構造位置を特定し、該DOM構造位置を不適切箇所リストに追加する(S104)。
ここで、不適切箇所リストT11を更新した不適切箇所リストT12を図4に基づいて説明する。なお、第1実施形態では、DOM構造位置はXpointerの書式で記述されているものとする。前記Xpointerとは、コンテンツ内の所定の位置を指定するための標準書式である。
例えば、図4における不適切箇所リストT12中の不適切箇所ID C11の値が「1」でDOM構造位置C16の値「#element(/html/body/table[1]/th[1])」は、HTML文書のhtml要素の子要素であるbody要素の子要素である1つ目のtable要素の子要素で1つ目のth要素を示している。なお、第1実施形態では、Xpointerを用いたが、コンテンツ内の位置を特定できる機能を有する書式で代替可能であることは言うまでもない。
次に、不適切箇所リスト並び替え手段1a5が、当該不適切箇所リスト(例えば、不適切箇所リストT12)の不適切箇所データを、DOM構造位置に基づき並び替える(S105)。即ち、不適切箇所リストの不適切箇所データを、DOM構造位置に基づき並び替え、並び替えられた不適切箇所リストを作成する。
なお、第1実施形態では、深さ優先探索とよばれる探索法で探索される順に並び替える。つまり、子要素がない要素に行き着くまで子要素を順に取得していき、子要素がない場合には、最も近くのまだ取得していない要素まで戻り、そこから再び、子要素への取得を開始する。なお、前記探索法は、深さ優先探索に限らず、DOM構造のような木構造を探索する探索方法であれば、何でも良い。例えば、前記探索法には、幅(もしくは広さ)優先探索も採用できる。
図4中の不適切箇所リストT12を用いて具体的に不適切箇所リストにおける並び替えを説明する。
まず、DOM構造上、最上位である「#element(/html/body)」をDOM構造位置C16として有する不適切箇所ID C11が「2」に応じた不適切箇所データを取得し、不適切箇所リストT12の最上位に移動する。
続いて、当該子要素を探索するが、不適切箇所リストT12では、「#element(/html/body/table[1])」と「#element(/html/body/table[2])」との同階層に存在するDOM構造位置C16として有する不適切箇所データがある。このように、同階層に複数の不適切箇所データが存在する場合には、同階層でも、診断対象コンテンツ10において先に出現する「#element(/html/body/table[1])」を優先し、当該DOM構造位置C16を有する不適切箇所ID C11が「4」の不適切箇所データを不適切箇所リストT12の2番目に移動する。
続いて、当該子要素である「#element(/html/body/table[1]/th[1])」をDOM構造位置C16として有する不適切箇所ID C11が「1」の不適切箇所データを取得し、不適切箇所リストT12の3番目に移動する。
続いて、当該要素には子要素がないので、上位階層への戻り、最も近くの「#element(/html/body/table[2])」をDOM構造位置C16として有する不適切箇所ID C11が「3」の不適切箇所データを取得し、不適切箇所リストT12の4番目に移動する。
そして、同様の処理を続け、最終的には、図5に示す並べ替えが終了した不適切箇所リストT13になる。
次に、結果コンテンツ生成手段1a6が、ステップS105にて並び替えが行われた不適切箇所リスト(例えば、不適切箇所リストT13)に基づいて作成された不適切箇所一覧を有する診断結果コンテンツを生成する(S106)。
最後に、結果コンテンツ生成手段1a6が、ステップS106にて生成した診断結果コンテンツを提示手段(例えば、ディスプレイ装置)を使って提示する(S107)。
[第2実施形態]
第2実施形態におけるコンテンツ診断装置は、機能ブロックから構成される。また、実際には、コンテンツ診断装置は、一つのコンピュータまたは複数のコンピュータで実現される。即ち、各機能ブロックはコンピュータのハードウェアリソース、ソフトウェアリソースによって実現される。
第2実施形態におけるコンテンツ診断装置は、診断対象コンテンツをアクセシビリティの観点から診断し、診断結果として、不適切であると診断された箇所を、視覚的に表現したDOM構造上にマッピングした図として提示する。
第2実施形態におけるコンテンツ診断装置の構成を図6に基づいて説明する。図6中のコンテンツ診断装置2は、CPUやOSなどを有し、各計算を行い、各手段及び装置の制御を行う計算手段2a,HDD装置などの永続的な記憶装置を有し、該HDD装置に記憶された情報を管理する記憶手段2b,メモリなどを有し、診断対象コンテンツ(例えば、診断対象コンテンツ10)に関する情報(例えば、診断対象コンテンツ10自体)を一時的に記憶する一時記憶手段2c,ディスプレイ装置などの提示装置を有する提示手段2dを備える装置であって、例えば、コンピュータ装置である。
さらに、前記計算手段2aは、診断対象コンテンツを取得し、一時記憶手段などに保存するコンテンツ取得手段2a1,その取得した診断対象コンテンツから不適切箇所を抽出する不適切箇所抽出手段2a2,その抽出した不適切箇所から成る不適切箇所リストを生成する不適切箇所リスト生成手段2a3,その生成した不適切箇所リストに含まれる不適切箇所のDOM構造における位置を取得するDOM構造位置取得手段2a4,視覚的に表現したDOM構造(あるいは、DOM構造図)上に不適切箇所を表示(例えば、マッピングして表示)した診断結果コンテンツを生成する結果コンテンツ生成手段2a5を備える。
なお、コンテンツ取得手段2a2は、例えば、通信回線(例えば、ネットワーク)を介して診断対象コンテンツ10を取得しても良いし、予め格納してあった診断対象コンテンツ10を記憶手段2bから取得しても良い。通信回線を介して取得する場合、コンテンツ診断装置2は、通信装置を備える必要がある。
また、記憶手段2bは、不適切箇所抽出ルールを記憶する不適切箇所抽出ルール記憶手段2b1を備える。
次に、第2実施形態におけるコンテンツ診断処理手順を図7に基づいて説明する。
図7中のステップS201〜S204の各ステップは、図2中のステップS101〜S104の各ステップと同様の処理を行う。従って、ステップS204を経たところで、図8に示す不適切箇所リストT21が得られたものとする。
次に、結果コンテンツ生成手段2a5が、不適切箇所リストのDOM構造位置におけるDOM構造を視覚化(例えば、図9中のDOM構造D12)し、その視覚化されたDOM構造上に(あるいは、その視覚化されたDOM構造に応じて)、ステップS204にて生成した不適切箇所リストT21に含まれる不適切箇所を表示する診断結果コンテンツ(例えば、図9中の診断結果コンテンツW)を生成する(S205)。
例えば、図8中の不適切箇所リストT21のDOM構造位置C16で示される箇所に、それぞれの不適切箇所情報表示(例えば、図9中の不適切箇所情報表示P1〜P6)を表示する。また、図9中の不適切箇所情報表示P1〜P6は、不適切箇所IDのみ表示しているが、例えば、抽出ルールIDであるとか、また、抽出ルールIDに関連付けられた解説文書(もしくは修正方法)を表示してもよいことは言うまでもない。
なお、視覚化方法には、上述のように不適切箇所リストに含まれる箇所のみを視覚化する方法の他に、診断対象コンテンツのHTMLに含まれる要素を全て視覚化する方法を採用しても良い。
最後に、結果コンテンツ生成手段2a5が、ステップS205にて生成した診断結果コンテンツWを提示手段2d(例えば、ディスプレイ装置)を使って提示する(S206)。
なお、第1実施形態のコンテンツ診断装置における不適切箇所リスト並び替え手段1a5及び結果コンテンツ生成手段1a6と第2実施形態のコンテンツ診断装置における結果コンテンツ生成手段2a5は、共通的に、特定された不適切箇所のDOM構造位置(あるいはDOM構造)に応じて、診断結果コンテンツを作成する診断結果作成手段と考えても良い。
また、第1及び第2実施形態のコンテンツ診断装置における各手段の一部もしくは全部の機能をコンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコンピュータを用いて実行して本発明を実現することができること、第1及び第2実施形態のコンテンツ診断処理手順(方法)をコンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコンピュータに実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータでその機能を実現するためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体(記憶媒体)、例えばFD(Floppy(登録商標) Disk)や、MO(Magneto−Optical disk)、ROM(Read Only Memory)、メモリカード、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記のプログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
さらに、上述の第1及び第2実施形態のコンテンツ診断装置に関する方法を記述したコンピュータプログラムもしくは各手段を構成したコンピュータプログラムを、その方法もしくは手段に必要とされる入出力データを格納したメモリや外部記憶部等にアクセスするように実装してもよい。
以上のように、第1及び第2実施形態によれば、ユーザは、DOM構造の上位部分の不適切箇所から選択して修正ができ、効率的な修正が可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものでなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、第1及び第2実施形態では、HTML言語を例として説明したが、XML(eXtensible Markup Language)やXHTML(Extensible HyperText Markup Language)等のほかの所定記述言語(もしくは、リンク構造を記述可能な構造化言語)によって記述されたコンテンツを対象としてもよい。
第1実施形態におけるコンテンツ診断装置の構成図。 第1実施形態におけるコンテンツ診断処理手順を示す図。 第1実施形態における不適切箇所リストの一例を示す図。 第1実施形態において、DOM構造位置が付与され、更新された不適切箇所リストの一例を示す図。 第1実施形態において、DOM構造に基づき並び替えが行われた不適切箇所リストの一例を示す図。 第2実施形態におけるコンテンツ診断装置の構成図。 第2実施形態におけるコンテンツ診断処理手順を示す図。 第2実施形態における不適切箇所リストの一例を示す図 第2実施形態において、DOM構造と不適切箇所情報を視覚化された診断対象コンテンツの一例を示す図。 HTMLファイルとDOM構造の関係を示す図。
符号の説明
1,2…コンテンツ診断装置
1a…計算手段
1a1…コンテンツ取得手段
1a2…不適切箇所抽出手段
1a3…不適切箇所リスト生成手段
1a4…DOM構造位置取得手段
1a5…不適切箇所リスト並び替え手段
1a6…結果コンテンツ生成手段
1b…記憶手段
1b1…不適切箇所抽出ルール記憶手段
1c…一時記憶手段
1d…提示手段
2a…計算手段
2a1…コンテンツ取得手段
2a2…不適切箇所抽出手段
2a3…不適切箇所リスト生成手段
2a4…DOM構造位置取得手段
2a5…結果コンテンツ生成手段
2b…記憶手段
2b1…不適切箇所抽出ルール記憶手段
2c…一時記憶手段
2d…提示手段
10…診断対象コンテンツ
C11…不適切箇所ID
C12…抽出ルールID
C13…ソースID
C14…開始位置
C15…終了位置
C16…DOM構造位置
D11,D12…DOM構造
H11…HTMLファイル
P1〜P6…不適切箇所情報表示
T11,T12,T13,T21…不適切箇所リスト
W…診断結果コンテンツ

Claims (2)

  1. 各手段の制御を行う計算手段,コンテンツ中にアクセシビリティ上で不適切な箇所である不適切箇所を抽出するためのルールである不適切箇所抽出ルールを記憶する記憶手段,一時記憶手段,提示手段を備え、
    構造化言語によって記述され、診断しようとするコンテンツである診断対象コンテンツを取得し、
    該診断対象コンテンツから該不適切箇所抽出ルールに基づいて不適切箇所を抽出し、該不適切箇所を含む診断結果コンテンツを該提示手段を使って提示するコンテンツ診断装置であって、
    前記計算手段が、
    前記診断対象コンテンツを取得し、前記一時記憶手段に保存するコンテンツ取得手段と、
    前記記憶手段に記憶されている不適切箇所抽出ルールを取得し、一時記憶手段に保存し、
    該取得した不適切箇所抽出ルールに基づき、前記取得した診断対象コンテンツを診断する不適切箇所抽出手段と、
    不適切箇所と診断された箇所に基づいて
    該不適切箇所を管理するために付与される識別子である不適切箇所ID(Identifier),該不適切箇所を抽出した不適切箇所抽出ルールを識別する抽出ルールID,該不適切箇所が含まれる診断対象コンテンツを識別するソースID,該不適切箇所の診断対象コンテンツ内の開始位置,該不適切箇所の診断対象コンテンツ内の終了位置,該不適切箇所のDOM(Document Object Model)構造での位置を示すDOM構造位置を有する不適切箇所データを作成し、
    該不適切箇所データを該データから構成される不適切箇所リストに追加し、一時記憶手段,記憶手段のいずれかに保存する不適切箇所リスト生成手段と、
    前記保存した不適切箇所リストにおける不適切箇所のDOM構造位置を特定し、該DOM構造位置を不適切箇所リストに追加するDOM構造位置取得手段と、
    特定されたDOM構造位置に応じて、前記不適切箇所リストに基づく診断結果コンテンツを作成する診断結果作成手段と、
    を備え、
    前記診断結果作成手段が、
    前記DOM構造における同階層に複数の不適切箇所データが存在する場合に前記診断対象コンテンツにおいて先に出現する要素を優先し、階層の異なる複数の不適切箇所データが存在する場合にはその出現位置に関わらず階層が上位の要素を優先して示すように、前記不適切箇所リストを並び替える不適切箇所リスト並び替え手段と、
    前記並び替えられた不適切箇所リストに基づいて作成された不適切箇所一覧を有する診断結果コンテンツを生成する結果コンテンツ生成手段と、
    を備える
    ことを特徴とするコンテンツ診断装置。
  2. コンピュータを請求項1に記載のコンテンツ診断装置における各手段として機能させることを特徴とするコンテンツ診断プログラム。
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