JP5165497B2 - 転写シート送り装置及び樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

転写シート送り装置及び樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は転写シート送り装置に関し、特に射出成形と同時に転写される転写層を有する転写シートを射出成形用金型内に送り込む転写シート送り装置及び樹脂成形品の製造方法に関するものである。
携帯電話の筐体等、表面に図柄等の転写層が転写された樹脂成形品がある。この樹脂成形品は、例えば、転写シート送り装置を用いて、転写層が形成された転写シートを射出成形用金型内に送り込んで、射出成形と同時に樹脂本体部に転写層が転写されて製造される(例えば、特許文献1参照)。射出成形用金型は、固定型と、型締めによって固定型との間にキャビティを形成する可動型と、送り込まれた転写シートを可動型のパーティング面に接触及び接触解除させるクランプとを備えている。転写シート送り装置は、ロール状の長尺からなる転写シートを可動型のパーティング面に沿って鉛直方向に射出成形用金型内に送り込む装置であり、射出成形機の可動盤の上部に取り付けられた巻出し部と、可動盤の下部に取り付けられた巻取り部とから構成されている。
上記樹脂成形品の製造は、先ず、型開きした状態で、巻出し部から送り込まれた転写シートが位置合わせされ、クランプにより可動型のパーティング面に接触される。次に、転写シートが吸引により可動型のキャビティ面に沿うように配置される。次に、型締めして、キャビティに溶融樹脂を射出して樹脂本体部が形成されると同時に、その樹脂本体部に転写層を転写して樹脂成形品が成形される。その樹脂成形品を冷却して固化させた後、型開きして、クランプにより転写シートを可動型のパーティング面から接触解除させると共に、樹脂成形品を射出成形用金型から取り出す。このようにして、表面に図柄が転写された樹脂成形品が製造される。金型から取り出された樹脂成形品は、傷等の外観検査を行うところ、転写層が樹脂本体部に転写されているか否かは、目視により転写層である図柄が樹脂成形品の表面に形成されているか否かで判断する。
特開2005−343027号公報
上記のような従来の転写シート送り装置及び樹脂成形品の製造方法では、転写層が表面保護のための機能層等で構成され透明である場合、転写層が樹脂本体部に転写されて樹脂成形品の表面に形成されているか否かの判断が、上記図柄の場合のように一見して判断することができる程容易ではない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、透明な転写層が、樹脂本体部に転写されて樹脂成形品の表面に形成されていることを容易に判断することができる転写シート送り装置及び樹脂成形品の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、樹脂本体部とその樹脂本体部に接続される樹脂ゲート部とが射出成形され、透明な転写層が樹脂本体部と樹脂ゲート部とに射出成形と同時に転写されるように、キャビティとそのキャビティに接続されるゲート空間とが構成された射出成形用金型内に、転写層を有する転写シートを送り込む転写シート送り装置であって、射出成形用金型より転写シートの送り方向上流側に設置され、転写シートを巻き出して射出成形用金型内へ送り込む巻出し部と、射出成形用金型より転写シートの送り方向下流側に設置され、射出成形用金型内へ送り込まれた転写シートを巻き取る巻取り部と、転写シートが巻き出されてから射出成形用金型内に送り込まれるまでの間に設置され、射出成形用金型内に送り込まれる前に、転写層の樹脂ゲート部に転写される部分に転写確認マークをマーキングするマーキング部材とを備えたものである。
このように構成すると、射出成形用金型から取り出された、樹脂本体部に接続される樹脂ゲート部に転写確認マークが形成される。
第2の発明は、第1の発明の構成において、転写層の樹脂ゲート部に転写される部分は、転写シートの送り方向からみて、転写層の樹脂本体部に転写される部分と重ならない部分を有し、マーキング部材はマーキングペンであり、そのマーキングペンは先端部が転写シートに接触するように配置され、重ならない部分を通過するように転写シートの送り方向に沿って連続した線状の転写確認マークをマーキングするものである。
このように構成すると、樹脂ゲート部に線状の転写確認マークが転写される。
第3の発明は、第2の発明の構成において、マーキングペンは、転写シートの幅方向に移動可能に設置されたものである。
このように構成すると、マーキングペンが転写シートの幅方向に移動する。
第4の発明は、第2又は第3の発明の構成において、巻出し部は、転写シートが射出成形用金型に対して所定の位置に送り込まれるように案内するガイドローラを含み、マーキングペンは、その先端部が、転写シートと前記ガイドローラとが接触している位置で、転写シートと接触するように配置されているものである。
このように構成すると、マーキングペンを接触させても転写シートが撓まない。
第5の発明は、樹脂本体部とその樹脂本体部に接続される樹脂ゲート部とが射出成形され、透明な転写層が樹脂本体部と樹脂ゲート部とに射出成形と同時に転写されるように、キャビティとそのキャビティに接続されるゲート空間とが構成された射出成形用金型内に転写層を有する転写シートを送り込んで製造される樹脂成形品の製造方法であって、型開きした状態で、転写シートを射出成形用金型内に送り込む工程と、射出成形用金型内に送り込まれる前に、転写層の樹脂ゲート部に転写される部分に転写確認マークをマーキングする工程と、送り込まれた転写シートを射出成形用金型のパーティング面に接触させ、吸引によりキャビティ面に沿うように配置する工程と、配置された状態で型締めして、キャビティ及びゲート空間を形成する工程と、形成されたキャビティ及びゲート空間に溶融樹脂を射出して樹脂本体部及び樹脂ゲート部を形成すると同時に、樹脂本体部及び樹脂ゲート部に転写層を転写して樹脂成形品を成形する工程と、成形された樹脂成形品を冷却して固化させる工程と、冷却して固化された樹脂成形品を型開きして取り出す工程とを備えたものである。
このように構成すると、射出成形用金型から取り出された、樹脂成形品に接続されるゲート部材に転写確認マークが形成される。
以上説明したように、第1の発明は、射出成形用金型から取り出された、樹脂本体部に接続される樹脂ゲート部に転写確認マークが形成されるため、樹脂本体部に透明な転写層が転写されていることを容易に確認することができる。
第2の発明は、第1の発明の効果に加えて、樹脂ゲート部に線状の転写確認マークが転写されるため、転写シート送り装置に簡単な構成を付加するだけで、樹脂本体部に透明な転写層が転写されていることを容易に確認することができる。
第3の発明は、第2の発明の効果に加えて、マーキングペンが転写シートの幅方向に移動するため、マーキングペンの位置を樹脂ゲート部の位置に合わせて容易に変更することができる。
第4の発明は、第2又は第3の発明の効果に加えて、マーキングペンを接触させても転写シートが撓まないため、転写シートの走行に影響を与えることなく転写確認マークをマーキングすることができる。
第5の発明は、射出成形用金型から取り出された、樹脂成形品に接続されるゲート部材に転写確認マークが形成されるため、樹脂本体部に透明な転写層が転写されていることを容易に確認して樹脂成形品を製造することができる。
次に、発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
図1は、その(1)が樹脂成形品の概略構成を示した正面図であり、その(2)がその(1)で示したI−Iラインの断面図である。
図1の(1)を参照して、樹脂成形品57及び樹脂成形品57に接続されるゲート部材59は、この発明の第1の実施の形態による転写シート送り装置12が適用される成形同時転写装置10により製造されたものである。樹脂成形品57は携帯電話の筐体の一部等である。樹脂成形品57は正面視矩形形状を有し、2つの樹脂成形品57が所定の間隔をあけて整列し、ゲート部材59は全体としては正面視ほぼU字状を有し、樹脂成形品57の各々の同一側短辺中央を結ぶようにしてゲート部材59の端部が接続している。ゲート部材59の中央には、連続した線状の転写確認マーク64が形成されている。
図1の(2)を参照して、樹脂成形品57は、裏面が開放された薄い箱形状の樹脂本体部56と、樹脂本体部56の表面の全面を覆う転写層54とを備えている。ゲート部材58は、フィルムゲートを採用したことにより生じた樹脂ゲート部58と、樹脂ゲート部58の表面の全面を覆う転写層54とを備えている。樹脂本体部56上の転写層54と樹脂ゲート部58上の転写層54とは連続している。
次に、転写シート送り装置12が適用される成形同時転写装置10について説明する。
図2はこの発明の第1の実施の形態による転写シート送り装置が適用される成形同時転写装置の概略構成を示した側面図であり、図3は図1で示した巻出し部及び可動型の概略構成を示した正面図であり、図4は図1で示したA部分の拡大図である。
図2及び図3を参照して、成形同時転写装置10は、射出成形機と、その射出成形機に設置された射出成形用金型11及び転写シート送り装置12とを備えている。成形同時転写装置10は、転写シート送り装置12により、基体シート53上に転写層54を有する転写シート55を射出成形用金型11内に送り込んで、射出成形と同時に転写層54を転写して樹脂成形品57を製造する装置である。
射出成形用金型11は、固定型17と、型締めによって固定型17との間にキャビティ24及びゲート空間29を形成する可動型18と、可動型18のパーティング面20に設けられ、パーティング面20に対して、転写シート55を接触及び接触解除させるクランプ25とを備えている。固定型17は、射出成形機の固定盤15に固定され、可動型18は、射出成形機の可動盤16に固定されている。射出成形機の図示しない駆動手段により、可動型18が固定型17に対して水平方向に移動して型締めや型開きが行われる。射出成形用金型11には、固定型17と可動型18とが型締めされた状態で、樹脂本体部56と樹脂本体部56に接続される樹脂ゲート部58とが射出成形され、転写層54が樹脂本体部56と樹脂ゲート部58とに上記射出成形と同時に転写されるように、キャビティ24とキャビティ24に接続されるゲート空間29とが構成されている。
可動型18は、パーティング面20の中央に、樹脂成形品57の正面に対応するキャビティ面23と、ゲート部材59の正面に対応するゲート空間面28とを有している。そのキャビティ面23及びゲート空間面28とを矩形形状で囲むようにしてクランプ25が配置されている。クランプ25は、転写シート55を跨ぐようにして配置された2つの横材と、その2つの横材を転写シートの端部を沿って、その端部を覆いながら架け渡すように接続された縦材とから構成される。クランプは、型締め方向に可動して、クランプ25とパーティング面20との間を転写シート55が搬送される。
固定型17は、パーティング面19の中央に、樹脂成形品57の背面に対応するキャビティ面22と、ゲート部材59の背面に対応するゲート空間面27とを有している。キャビティ面22及びゲート部空間面27の周囲に、型締め時にクランプ25が収納されるようにクランプの外形に対応させた凹状のクランプ収納部26が形成されている。
転写シート送り装置12は、転写シート55を、可動型18のパーティング面20に沿って上方から下方に向かって走行と停止を繰り返しながら間欠的に射出成形用金型11内に送り込む装置である。転写シート送り装置12は、可動盤16の上部に設置された巻出し部30と、可動盤16の下部に設置された巻取り部40と、巻取り部に取り付けられたマーキング部材であるマーキングペン60と、可動型18の上部に設置された送り方向センサ50と、可動型18の上部及び下部に設置された幅方向センサ51とを備えている。巻出し部30は、射出成形用金型11より転写シート55の送り方向上流側に設置され、巻取り部40は、射出成形用金型11より転写シート55の送り方向下流側に設置され、マーキングペン60は、転写シート55が巻き出されてから射出成形用金型11内に送り込まれるまでの間に設置されている。
巻出し部30は、ロール状に巻かれた転写シート55を巻き出して射出成形用金型11内へ送り込む装置である。巻出し部30は、底板74及び底板74の転写シート55幅方向両端から立ち上がる側板75を有するフレーム31と、側板75の各々を掛け渡すように取り付けられたリール36、ガイドローラ37及びガイドローラ38とを備えている。リール36は図示しない駆動手段により速度制御されながら回転駆動され、リール36には、ロール状に巻かれた長尺の転写シート55がセットされる。リール36から巻き出された転写シート55が、ガイドローラ37及びガイドローラ38に、所定のテンションを付与されながら可動型18に対して所定の位置に送り込まれるように案内される。ガイドローラ37及びガイドローラ38は、転写シート55の走行に従動して回転する。フレーム31は、側面視L字状の折曲げ板からなる連結部材32と、ブロック34及びレール35からなるスライドガイドとを介して、可動盤16の上部に設置されている。連結部材32は、可動盤16に固定され、連結部材32の上面にレール35が固定されている。又、フレーム31の下面にブロック34が固定されている。レール35に対してブロック34が摺動することにより、フレーム31即ち巻出し部30が転写シート55の幅方向(紙面に貫通する方向)に移動可能となっている。
マーキングペン60は、横架材73の中央にマーキングペン保持部材65を介して設置されている。横架材73は、ガイドローラ38の背面上方に、フレーム31の側板75同士を架け渡すようにして、断面円形の棒状からなる回動しないように取り付けられている。このマーキングペン60により、転写確認マーク64が、転写シートの走行に伴って転写層54にマーキングされる。転写層54の樹脂ゲート部58に転写される部分は、転写シート55の送り方向からみて、転写層54の樹脂本体部56に転写される部分と重ならない部分を有している。具体的には、U字状に形成されたゲート部材59の中央部分に転写される部分である。マーキングペン60は、射出成形用金型11内に送り込まれる前に、転写層54の樹脂ゲート部58に転写される部分に転写確認マーク64をマーキングする。具体的には、マーキングペン60は、上記重ならない部分を通過するように転写シート55の送り方向に沿って、連続した線状の転写確認マーク64をマーキングする。マーキングペン60の取付け構造については後述する。
巻取り部40は、上記巻出し部30から巻き出されて射出成形用金型11内に送り込まれた転写シート55を巻き取る装置である。巻取り部40は、転写シート55の幅方向両側に側壁を有するフレーム41と、フレーム41の側板の各々を掛け渡すように取り付けられたガイドローラ47、ガイドローラ48、ガイドローラ49及び巻取りローラ46とを備えている。巻取りローラ46は、図示しない駆動手段によりトルク制御されながら回転駆動され、巻取りローラ46には、巻出し部30から射出成形用金型11内を介して送られてきた転写シート55が巻き取られる。転写シート55は、ガイドローラ47、ガイドローラ48及びガイドローラ49により、所定のテンションを付与されながら巻取りローラ46に案内される。ガイドローラ47、ガイドローラ48及びガイドローラ49は、転写シート55の走行に従動して回転する。フレーム41は、フレーム31と同様に、側面視L字状の折曲げ板からなる連結部材42と、ブロック44及びレール45からなるスライドガイドとを介して、可動盤16の下部に設置されている。そして、フレーム41即ち巻取り部40が転写シート55の幅方向に移動可能となっている。又、ガイドローラ47及び巻出し部30のガイドローラ38の位置が、可動型18のパーティング面20と転写シート55との距離を決定する。
送り方向センサ50は、転写する所定の範囲の転写層54に合わせて一定の間隔で転写シート55に形成された点状の送り方向マークを検出するセンサである。送り方向センサ50がこの送り方向マークを検出すると、走行している転写シート55が、転写シート55に形成された所定の範囲の転写層54と可動型18のキャビティ面23とが一致するように所定の位置で停止する。具体的には、送り方向センサ50が送り方向マークの前端を検出すると、転写シート55の走行速度を減速させ、その後送り方向マークの後端を検出すると転写シート55を停止させる。
幅方向センサ51は、転写シート55の長手方向に転写シートの側部に形成された連続した線状の幅方向マークを検出するセンサである。可動型18の上部に設置された幅方向センサ51と可動型の下部に設置された幅方向センサ51の2つのセンサにより幅方向マークを検出して、転写シート55の送り方向に対する傾きが調整される。具体的には、転写シート55が上記送り方向センサ50により送り方向に対しては停止した状態で、転写シート55をその幅方向に移動させ、上下2つの幅方向センサ51が幅方向マークの一方側端を検出すると、転写シート55の移動速度を減速させる。そして、上下2つの幅方向センサ51が幅方向マークの他方側端を検出すると、転写シート55の幅方向の移動を停止させる。尚、幅方向に対する転写シート55の移動距離は短いため、上下2つの幅方向センサ51が最初に幅方向マークの一方側端を検出したときに、転写シート55の移動を停止させてもよい。
転写シート55は、巻出し部30のリール36から巻き出され、ガイドローラ37及びガイドローラ38に案内された後、上述した送り方向センサ50と幅方向センサ51とにより所定の位置に位置決めされながら、可動型18のパーティング面20に沿って停止と走行が繰り返される。そして、ガイドローラ47、ガイドローラ48及びガイドローラ49に案内されて巻取り部40の巻取りローラ46に巻き取られる。転写シート55の幅方向の移動は、巻出し部30と巻取り部40の移動により行われる。
転写シート55は、基体シート53上に、射出成形と同時に樹脂本体部56及び樹脂ゲート部58に転写される転写層54が形成されたものである。転写層54は、基体シート53上の全面に形成されている。転写層54は、樹脂成形品57の外表面を構成する透明な層であり、例えば、外表面を傷等から保護する剥離層、樹脂本体部56と転写層54との接着性を向上させる接着層が挙げられる。更に、基体シート53からの転写層54の剥離性を向上させる場合には、基体シート53と転写層54との間に離型層が形成される。離型層は、転写層54が転写された後も基体シート53上に残る層である。
基体シート53には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、アクリル等の樹脂シート、金属箔、グラシン紙、コート紙、セロハン等のセルロース系シート等の材質が使用される。
剥離層には、アクリル(PMMA)系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂等のコポリマー等が使用される。剥離層に硬度を持たせ樹脂成形品57の耐擦傷性を向上させる場合には、紫外線硬化性樹脂や電子線硬化性樹脂等が使用される。剥離層は、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法等により基体シート上に印刷される。
樹脂本体部56は、成形品の目的に合わせた材質が使用される。例えば、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、PMMA、ポリスチレン(PS)、スチレンアクリロニトリル(AS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、PP、PET樹脂等である。
離型層には、メラミン系樹脂等が使用され、接着層には、樹脂本体部56の材質に適した感熱性や感圧性を有する樹脂、例えば、樹脂本体部56がPMMA樹脂であればPMMA樹脂が使用される。離型層及び接着層は、グラビア印刷法、スクリーン印刷法等により印刷される。
次に、マーキングペン60の取付け構造について説明する。
図4は図1で示したA部分の拡大図である。
図4を参照して、マーキングペン60は、転写層53にマーキングすることができる、例えば油性インキのマーキング部材であり、先端側が円錐台状の中実円柱状からなる胴部61と、胴部61の先端側に接続される、油性インキをマーキング対象に付着させる先端部62を備えている。マーキングペン60は、先端部62が、転写シート55とガイドローラ38が接触する位置で、転写シート55と接触するように配置されている。したがって、マーキングペン60を転写シート55に接触させても転写シート55が撓まないため、転写シート55の走行に影響を与えることなく転写確認マーク64をマーキングすることができる。
マーキングペン60は、胴部61の後ろよりの位置でマーキングペン保持部材65により保持されている。換言すれば、横架材73の軸を中心に回動自在に保持されていたとすれば、先端部62が下方側に回動する位置でマーキングペン保持部材65により保持されている。このようにマーキングペン60を保持すれば、先端部62が転写シート55に接触する方向にマーキングペンの自重が働くため、安定して転写確認マーク64をマーキングすることができる。更に、同回動方向にバネによる付勢力を与えれば、更に安定して転写確認マーク64をマーキングすることができる。
マーキングペン保持部材65は、横架材73を挟持する挟持部66と、マーキングペン60の胴部61を挟持する挟持部67と、挟持部66と挟持部67とを挟持する対象の軸心が直交するように接続する接続部68とを備えている。挟持部66は、横架材73の周縁を囲い込み、全周囲い込む手前で外方に向かって2つの平板状の鍔部が対面するようにして延びている。2つの鍔部には固定ネジ69が挿通され、固定ネジ69が固定ナット70に螺合して2つの鍔部を締め付け、所定の挟持力で横架材73を挟持している。固定ネジ69又は固定ナット70を回転させることにより、2つの鍔部の対面距離が変化し、横架材への挟持力が調整される。挟持部67も、挟持部66と同様に構成されている。接続部68は平板状を有している。
挟持部66は、その挟持力を開放すれば、横架材73の軸を中心にマーキングペン60を回動させることができ、再び挟持力を付与すれば、転写層54に連続した線状の転写確認マーク64がマーキングされる程度の所定の圧力で先端部62が転写シート55に接触する位置で、マーキングペン60を固定させることができる。又、挟持部66は、挟持力を開放すれば横架材73に沿って移動可能であり、再び挟持力を付与すれば、所定の位置で固定される。横架材73は、その軸方向が転写シート55の幅方向に合わせて設置されているため、マーキングペン60は、転写シート55の幅方向に移動可能に設置されていることとなる。したがって、マーキングペン60の位置を樹脂ゲート部58の位置に合わせて、即ち転写シート55の送り方向からみて、転写層54の樹脂ゲート部58に転写される部分のうち、樹脂本体部56に転写される部分と重ならない部分に合わせて容易に変更することができる。
次に、転写シート送り装置12が適用される成形同時転写装置10を用いた樹脂成形品57の製造方法について説明する。
図2及び図3を参照して、先ず、型開きした状態で、転写シート55が転写シート送り装置12により射出成形用金型11内に送り込まれる。このとき、射出成形用金型11内に送り込まれる前に、マーキングペン60により、転写確認マーク64が、転写層54の樹脂ゲート部58に転写される部分にマーキングされる。キャビティ面23と所定の範囲の転写層54が一致するように転写シートを配置する。転写シート55は、先ず高速で送り込まれ、その後低速となり所定の範囲の転写層54が一致するように送り込まれる。次に、クランプ25を可動型18のパーティング面20に向かって移動させることにより転写シート55をパーティング面20に接触させる。そして、吸引により、転写シート55をキャビティ面23及びゲート空間面28に沿うように配置する。
次に、固定型17と可動型18とを型締めしてキャビティ24及びゲート空間29を形成する。次に、ゲート部空間29を介してキャビティ24に溶融樹脂を射出して樹脂本体部56及び樹脂ゲート部58を形成すると同時に、樹脂本体部56及び樹脂ゲート部58に転写シート55の転写層54が転写して樹脂成形品57及びゲート部材59が形成される。次に、成形された樹脂成形品57を冷却して固化させる。
次に、型開きして、転写シート55から転写層を剥離させる。次に、クランプ25を可動型18のパーティング面20から離れる方向に移動させることにより転写シート55をパーティング面20から接触解除させる。次に、図示しないロボット等により、図1で示した樹脂成形品57及びゲート部材59が射出成形用金型11から取り出される。次に、ゲートカット機やホットニッパ等を用いて、樹脂成形品57からゲート部材59を切り離す。このようにして、基体シート53上に透明な転写層54を有する転写シート55が型内に送り込まれ、射出成形と同時に、透明な転写層54が転写される樹脂成形品57は製造される。
以上から、上記のように構成される転写シート送り装置12が適用される成形同時転写装置10を用いた樹脂成形品57の製造方法では、射出成形用金型11から取り出された、樹脂本体部56に接続される樹脂ゲート部58に転写確認マーク64が形成されるため、樹脂本体部56に透明な転写層が転写されていることを容易に確認することができる。そして、樹脂本体部に透明な転写層が転写されていることを容易に確認して樹脂成形品を製造することができる。又、樹脂ゲート部58に線状の転写確認マーク55が転写されるため、転写シート送り装置12にマーキングペン60といった簡単な構成を付加するだけで、樹脂本体部56に透明な転写層54が転写されていることを容易に確認することができる。
尚、上記の実施の形態では、マーキングペンが横架材にマーキングペン保持部材を介して固定されているが、転写層に転写確認マークをマーキングすることができる位置に固定することができれば、横架材を平板形状にして、その横架材に粘着テープで固定する等他の方法で固定してもよい。
又、上記の実施の形態では、マーキングペンが回動可能に、転写シートの幅方向に移動可能に取り付けられているが、マーキングペンが転写層の樹脂ゲート部に転写される部分のうち、転写シートの送り方向からみて樹脂本体部に転写される部分と重ならない部分に転写確認マークをマーキングする位置に固定していれば、マーキングペンは回動可能でなくてもよく、転写シートの幅方向に移動可能でなくてもよい。
更に、上記の実施の形態では、マーキングペンに油性インキが使用されているが、転写層に転写確認マークをマーキングすることができれば、他のインキであってもよい。
更に、上記の実施の形態では、マーキングペンの先端部が、ガイドローラと転写シートとが接触する位置で転写シートに接触しているが、転写シートが巻き出されてから射出成形用金型内に送り込まれるまでの間に設置されていれば、ガイドローラと転写シートとが接触していない他の位置で転写シートに接触してもよい。
更に、上記の実施の形態では、転写確認マークをマーキングするマーキング部材としてマーキングペンを使用しているが、転写層の樹脂ゲート部に転写される部分に目視することができる転写確認マークがマーキングされれば、連続した線状にマーキングする必要もなく、転写シートの走行に合わせて間欠的に押印するスタンプ等他のマーキング部材であってもよい。
更に、上記の実施の形態では、転写シート送り装置が可動型側に設置されているが、射出成形用金型に、樹脂本体部とその樹脂本体部に接続される樹脂ゲート部とが射出成形され、透明な転写層が前記樹脂本体部と前記樹脂ゲート部とに前記射出成形と同時に転写されるように、キャビティとそのキャビティに接続されるゲート空間とが構成されていれば、転写シート送り装置が固定型側に設置されてもよい。又、上記のようにキャビティとそのキャビティに接続されるゲート空間とが構成されていれば、可動型と固定型とが入れ替わってもよく、キャビティ及びそのキャビティに接続されるゲート空間は、他の形状に構成されてもよい。
更に、上記の実施の形態では、転写層が基体シートの全面に形成されているが、樹脂本体部及び樹脂ゲート部に対応する部分に形成されていれば、全面に形成されている必要はない。
その(1)が樹脂成形品の概略構成を示した正面図であり、その(2)がその(1)で示したI−Iラインの断面図である。 この発明の第1の実施の形態による転写シート送り装置が適用される成形同時転写装置の概略構成を示した側面図である。 図1で示した巻出し部及び可動型の概略構成を示した正面図である。 図1で示したA部分の拡大図である。
符号の説明
11 射出成形用金型
12 転写シート送り装置
24 キャビティ
29 ゲート空間
30 巻出し部
38 ガイドローラ
40 巻取り部
54 転写層
55 転写シート
56 樹脂本体部
57 樹脂成形品
58 樹脂ゲート部
60 マーキングペン
62 先端部
64 転写確認マーク

Claims (5)

  1. 樹脂本体部とその樹脂本体部に接続される樹脂ゲート部とが射出成形され、透明な転写層が前記樹脂本体部と前記樹脂ゲート部とに前記射出成形と同時に転写されるように、キャビティとそのキャビティに接続されるゲート空間とが構成された射出成形用金型内に、前記転写層を有する転写シートを送り込む転写シート送り装置であって、
    前記射出成形用金型より前記転写シートの送り方向上流側に設置され、前記転写シートを巻き出して前記射出成形用金型内へ送り込む巻出し部と、
    前記射出成形用金型より前記転写シートの送り方向下流側に設置され、前記射出成形用金型内へ送り込まれた前記転写シートを巻き取る巻取り部と、
    前記転写シートが巻き出されてから前記射出成形用金型内に送り込まれるまでの間に設置され、前記射出成形用金型内に送り込まれる前に、前記転写層の前記樹脂ゲート部に転写される部分に転写確認マークをマーキングするマーキング部材とを備えた、転写シート送り装置。
  2. 前記転写層の前記樹脂ゲート部に転写される部分は、前記転写シートの送り方向からみて、前記転写層の前記樹脂本体部に転写される部分と重ならない部分を有し、
    前記マーキング部材はマーキングペンであり、そのマーキングペンは先端部が転写シートに接触するように配置され、前記重ならない部分を通過するように前記転写シートの送り方向に沿って連続した線状の転写確認マークをマーキングする、請求項1記載の転写シート送り装置。
  3. 前記マーキングペンは、前記転写シートの幅方向に移動可能に設置された、請求項2記載の転写シート送り装置。
  4. 前記巻出し部は、前記転写シートが前記射出成形用金型に対して所定の位置に送り込まれるように案内するガイドローラを含み、
    前記マーキングペンは、その先端部が、前記転写シートと前記ガイドローラとが接触している位置で、前記転写シートと接触するように配置されている、請求項2又は請求項3記載の転写シート送り装置。
  5. 樹脂本体部とその樹脂本体部に接続される樹脂ゲート部とが射出成形され、透明な転写層が前記樹脂本体部と前記樹脂ゲート部とに前記射出成形と同時に転写されるように、キャビティとそのキャビティに接続されるゲート空間とが構成された射出成形用金型内に前記転写層を有する転写シートを送り込んで製造される樹脂成形品の製造方法であって、
    型開きした状態で、前記転写シートを前記射出成形用金型内に送り込む工程と、
    前記射出成形用金型内に送り込まれる前に、前記転写層の前記樹脂ゲート部に転写される部分に転写確認マークをマーキングする工程と、
    前記送り込まれた転写シートを前記射出成形用金型のパーティング面に接触させ、吸引によりキャビティ面に沿うように配置する工程と、
    前記配置された状態で型締めして、前記キャビティ及び前記ゲート空間を形成する工程と、
    前記形成されたキャビティ及びゲート空間に溶融樹脂を射出して前記樹脂本体部及び前記樹脂ゲート部を形成すると同時に、前記樹脂本体部及び前記樹脂ゲート部に前記転写層を転写して樹脂成形品を成形する工程と、
    前記成形された樹脂成形品を冷却して固化させる工程と、
    前記冷却して固化された樹脂成形品を型開きして取り出す工程とを備えた、樹脂成形品の製造方法。
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