JP5163527B2 - 増幅装置 - Google Patents

増幅装置

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本発明は増幅装置に関する。本発明は、例えば、複数の異なるキャリア周波数の信号をそれぞれ含む複数の無線周波数信号を増幅する共用の増幅装置に好適に適用される。
無線方式の異なる複数の無線周波数信号を増幅する共用の増幅装置では、複数の無線周波数の入力信号に対して電力調整を行い、複数の無線周波数の入力信号間のレベル調整や出力レベルの調整を行う。そうすることにより、無線周波数信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部(ADC)の入力レベルが飽和レベルを超えない範囲で、各無線周波数信号の入力レベルを調整した後、各キャリア周波数の信号を合成して増幅信号を出力する。
下記の特許文献1には、マルチキャリア信号のキャリア数の検知数と増幅器の出力レベルの検出値とに基づき、増幅器の入力信号に対して可変減衰器により利得を制御する送信レベル制御方法等について記載されている。
また、下記の特許文献2には、マルチキャリア信号の分離前の信号と、各キャリアに分離して復調したデータとに対して、マルチキャリア信号の電力検出結果を帰還して利得制御を行う技術等について記載されている。
また、下記の特許文献3には、共通パイロット信号と個別データ信号の2系列の入力信号を分離して処理した後の合成の電力検出結果を帰還し、入力の2つの信号の利得を制御する自動利得制御方法等について記載されている。
また、下記の特許文献4には、マルチキャリア信号を合成した後の電力を検出して帰還し、入力のキャリア信号毎に利得を制御するマルチキャリア増幅装置等について記載されている。
特開平4−291832号公報 特開2003−522440号公報 国際公開WO2005/011165パンフレット 国際公開WO01/99316パンフレット
異なる複数の無線周波数信号を増幅する共用の増幅装置では、入力信号の周波数特性や妨害波がそのまま出力されるために、入力信号の周波数偏差や入力レベルの変動により、送信出力偏差が大きくなる問題がある。送信出力偏差は、各種無線規格(例えばWCDMA無線規格等)で規定されているため、共用の増幅装置における送信電力偏差が大きいと、当該増幅装置への入力信号を生成する装置側の信号出力規格を厳格なものとすることとなる。
また、異なる無線方式の無線周波数信号の間で電力差が大きいと、入力レベルの小さい方の信号は、アナログデジタル変換部(ADC)のダイナミックレンジを十分に有効利用することができなくなり、量子化誤差やアナログデジタル変換ノイズ等の影響により信号品質が劣化する恐れがある。そこで、各キャリア周波数の出力レベル偏差を小さくすることができ増幅装置を提供する。
実施例の一態様によれば、増幅装置は、周波数帯の異なる複数のマルチキャリア信号を増幅する増幅装置において、第1の周波数帯に属する複数のキャリア周波数の信号を含む第1のマルチキャリア信号のレベル、及び、第2の周波数帯に属する複数のキャリア周波数の信号を含む第2のマルチキャリア信号のレベルをそれぞれ調整するレベル調整部と、前記レベル調整部から出力された前記第1のマルチキャリア信号と前記第2のマルチキャリア信号とを合成する合成部と、前記合成部から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、前記アナログデジタル変換部の出力信号から各キャリア周波数の信号を抽出するキャリア抽出部と、前記キャリア抽出部が抽出した各キャリア周波数の信号についてゲインを調整するゲイン調整部と、前記ゲイン調整部によりゲインが調整された前記各キャリア周波数の信号を増幅する増幅部と、前記ゲイン調整部によりゲインが調整された前記各キャリア周波数の信号の電力レベルに基づいて、前記レベル調整部及び前記ゲイン調整部のそれぞれの調整量を制御する制御部と、を備えたものである。
各キャリア周波数の出力レベル偏差を小さくすることができる。
増幅装置の構成例を示す図である。 各キャリア抽出部の構成例を示す図である。 レベル調整の具体例を示す図である。 稼動中にキャリブレーションが可能な増幅装置の構成例を示す図である。
図1は開示の増幅装置の構成例を示す。同図は、2つの異なる無線周波数(RF)の信号を出力する2系統合成構成の増幅装置の構成例を示している。2つの無線周波数(RF1,RF2)信号は、それぞれ周波数変換部1−1,1−2に入力される。周波数変換部1−1,1−2は、各無線周波数(RF1,RF2)信号を、アナログデジタル変換部(ADC)1−6でサンプリング可能な中間周波数(IF)にダウンコンバートする。
周波数変換部1−1,1−2でダウンコンバートされたアナログ信号は、可変減衰部(VATT)1−3,1−4によりレベルが調整され、合成部(HYB)1−5で合成され、アナログデジタル変換部(ADC)1−6によりデジタル信号に変換される。
アナログデジタル変換部(ADC)1−6の出力信号は、信号分配部(DIV)1−7によりキャリア数分の複数の信号経路に分配される。信号分配部(DIV)1−7の出力信号は、入力信号と同一の信号(複数の信号に複製したもの)である。信号分配部(DIV)1−7の各出力信号は、それぞれキャリア抽出部1−8〜1−11に入力される。
各キャリア抽出部1−8〜1−11は、それぞれ数値制御オシレータ(NCO)と低域通過フィルタ(LPF)とにより、それぞれ所定の帯域幅を有するキャリア周波数の信号(以下、単にキャリアと表記する場合がある)を抽出する。図2に各キャリア抽出部の構成例を示す。各キャリア抽出部は、復調部2−1と、第1の周波数変換部(NCO)2−2と、低域通過フィルタ(LPF)2−3と、第2の周波数変換部(NCO)2−4とを含む。
各キャリア抽出部の入力信号は、復調部2−1により復調された後、第1の周波数変換部(NCO)2−2により周波数変換され、各キャリア抽出部で抽出するキャリア周波数帯域が低域通過フィルタ(LPF)2−3の通過帯域となるように周波数をシフトする。
第1の周波数変換部(NCO)2−2の出力信号を低域通過フィルタ(LPF)2−3に入力し、低域通過フィルタ(LPF)2−3を通すことにより、抽出対象キャリア周波数以外の信号がカットされる。低域通過フィルタ(LPF)2−3の出力信号を第2の周波数変換部(NCO)2−3に入力する。第2の周波数変換部(NCO)2−3は、入力信号を元のキャリア周波数の信号に周波数をシフトする。この動作により各キャリア抽出部で所望のキャリア周波数の信号を抽出することができる。
図1に戻り、各キャリア抽出部1−8〜1−11で抽出された各キャリア周波数の信号は、ゲイン調整部1−12〜1−15によりそれぞれ所定のレベルに補正された後、合成部(MUX)1−16により合成される。ゲイン調整部1−12〜1−15としてデジタルゲインコントローラ(DGC)を用いることができる。合成部(MUX)1−16の出力信号は、ピーク抑圧設定部(PEAK)1−17へ入力される。
ピーク抑圧設定部(PEAK)1−17は、信号レベルのピークが所定のレベルを超えないように抑圧した後、入力信号を歪補償部(DPD)1−18に出力する。歪補償部(DPD)1−18は、入力信号に対して歪補償を行い、変調部(QMOD)1−19に出力する。変調部(QMOD)1−19は入力信号を変調し、増幅部1−20に出力する。増幅部1−20は入力信号を電力増幅して送信する。
次にキャリブレーションについて説明する。アナログデジタル変換部(ADC)1−6の動作点を最適にする手段、及び各キャリア抽出部1−8〜1−11で抽出されたキャリア毎の電力調整を可能にする手段は、以下のように実現される。
(キャリブレーション前処理について)
制御部(CPU)1−22に対して予め、各無線周波数(RF1,RF2)信号についての入力レベル及び各キャリア周波数を設定する。制御部(CPU)1−22は、各キャリア抽出部1−8〜1−11の数値制御オシレータ(NCO)の設定を抽出キャリア毎に行う。このとき、ゲイン調整部1−12〜1−15のゲインを固定値の“0倍”に設定しておく。制御部(CPU)1−22は、可変減衰部(VATT)1−3,1−4の初期値を最も減衰量が大きい最大減衰値(Vmax)に設定しておく。
最初のキャリブレーション処理として、各無線周波数(RF1,RF2)信号のキャリア毎の入力レベルが同等となるように、可変減衰部(VATT)1−3,1−4の制御電圧を調整する。キャリア毎の入力レベルを同等とする理由は、各キャリアにおいてアナログデジタル変換部(ADC)1−6の入力レンジを最大限に有効利用するためである。
アナログデジタル変換部(ADC)1−6への入力レベルが高いほど、アナログデジタル変換部(ADC)1−6のダイナミックレンジを有効利用することができるが、入力レベルが飽和すると、入力信号に不連続点が発生し、その結果、出力信号のスペクトラムが発散する現象が発生する。
そこで、各無線周波数(RF1,RF2)信号におけるピーク電力の合計が、アナログデジタル変換部(ADC)1−6のダイナミックレンジの最大値となるように、アナログデジタル変換部(ADC)1−6への入力レベルを設定する。
ここで、第1の無線周波数(RF1)信号のキャリア数をNa、第2の無線周波数(RF2)信号のキャリア数をNb、アナログデジタル変換部(ADC)1−6のダイナミックレンジを有効利用することができる積分値をPmax(dBm)とする。各無線周波数(RF1,RF2)信号の、アナログデジタル変換部(ADC)1−6への入力レベル最適値Pa,Pbは、以下の式1及び式2により決定される。なお、実際の計算は電圧換算値で算定されるが、ここでは簡単に表現するためデシベル表記で記載している。
Pa(dBm)=Pmax×Na/(Na+Nb)・・・(式1)
Pb(dBm)=Pmax×Nb/(Na+Nb)・・・(式2)
(可変減衰部(VATT)の減衰量電圧キャリブレーションについて)
上述の式1及び式2の入力レベル最適値Pa,Pbを基に、可変減衰部(VATT)1−3,1−4の減衰量を設定する。初めに第1の無線周波数(RF1)信号側の可変減衰部(VATT)1−3の減衰量の制御電圧を与える第1のデジタルアナログ変換器(DAC)1−23の出力電圧を、予め設定した値(Vini)に設定する。
このとき、第2の無線周波数(RF2)信号側の可変減衰部(VATT)1−4の減衰量を最大設定のままにしておく。更に第1の無線周波数(RF1)信号のキャリア用のゲイン調整部のゲイン設定値を“1倍”に設定する。第2の無線周波数(RF2)信号のキャリア用のゲイン調整部のゲイン設定値は“0倍”のままにしておく。
この状態で合成部(MUX)1−16から出力される各キャリアの電力の積分値を積分部1−21で算出し、該積分値Pと入力レベル最適値Paとから、可変減衰部(VATT)1−3に設定する電圧値Vaを算出する。算出式は以下となる。なお、積分部1−21は、合成部(MUX)1−16から出力される各キャリア周波数の信号の電力レベルを一定時間積分する。
Va=Vini−(Pa−P)/A・・・(式3)
ここでA(dB/V)は、可変減衰部(VATT)の電圧−減衰特性である。
同様の処理を第2の無線周波数(RF2)信号に対して実行する。これにより、キャリア毎の電力が等しく、アナログデジタル変換部(ADC)のダイナミックレンジを最大限有効利用する入力レベル調整を行うことができる。
(キャリア毎キャリブレーションについて)
次にキャリア毎のキャリブレーションについて説明する。各キャリア抽出部1−8〜1−11から抽出される各キャリア対応のゲイン調整部1−12〜1−15に対し、1つのキャリア毎に順に対応のゲイン調整部のみのゲインを“1倍”に設定し、他のゲイン調整部のゲインを“0倍”に設定する。
この状態で積分部1−21から出力される積分値Pとキャリアの出力期待値Pcarとを比較し、各キャリアの出力値が出力期待値Pcarとなるように、当該ゲイン調整部のキャリアゲイン設定値Gcarを決定する。キャリアゲイン設定値Gcarは、以下の式4により算出される。
Gcar=Pcar−P(dB)・・・(式4)
この処理により、各キャリアは入力レベルに関係なく、制御部(CPU)1−22により調整され、出力期待値Pcarの出力レベルで送信される。
レベル調整の具体例を図3に示す。同図は第1及び第2の無線周波数(RF1,RF2)信号として、それぞれ2つのキャリアC1,C2を含む場合のレベル調整の例を示している。同図の(a)は、周波数変換部1−1,1−2から出力される各無線周波数(RF1,RF2)信号の各キャリアC1,C2のレベルを表している。
同図の(b)は、可変減衰部(VATT)1−3,1−4によりレベルを調整した各無線周波数(RF1,RF2)信号の各キャリアC1,C2のレベルを表している。同図の(c)はゲイン調整部1−12〜1−15によりレベルを調整した各無線周波数(RF1,RF2)信号の各キャリアC1,C2のレベルを表している。
同図(a)に示すように、第1及び第2の無線周波数(RF1,RF2)信号の入力レベルに偏差が存在する場合でも、同図(b)に示すように偏差を低減することにより、各無線周波数(RF1,RF2)信号に対して、それぞれアナログデジタル変換部(ADC)のダイナミックレンジを有効利用することができる最適な動作点で動作するよう調整することができる。
また、同図(c)に示すように、マルチキャリアの信号が入力される場合において、各キャリア周波数の信号毎にそれぞれの出力電力レベルの調整を行うことができ、出力レベル偏差を低減することができる。
(稼動中のキャリブレーションについて)
各キャリアの電力レベルの積分値を加算する構成を例えば図4の構成とすることにより、稼動中のキャリブレーションが可能となる。即ち、図1に示したゲイン調整部1−12〜1−15と合成部(MUX)1−16との間に、各キャリア周波数の信号の通過をスイッチングする測定スイッチ(SW)4−1〜4−4を備える。
また、各ゲイン調整部1−12〜1−15からの出力信号を、合成部(MUX)1−16’で合成し、合成部(MUX)1−16’の出力信号を、図1の構成と同様にピーク抑圧設定部(PEAK)1−17へ入力する。
こうすることにより、調整対象のキャリアの測定スイッチ(SW)4−1〜4−4を導通状態にして合成部(MUX)1−16へ導き、該キャリアの電力レベルを積分部1−21で算出し、該電力レベルと設定送信出力電力との比較により、当該キャリアのゲイン調整部を調整し、当該キャリアの送信出力レベルを適正に調整することができる。
(送信出力電力の変更について)
図4の構成例において、送信出力レベルが上位装置から設定された場合、増幅装置は全キャリアの測定スイッチ4−1〜4−4をオン状態にし、積分部1−21により全キャリアの電力レベルの積分値を算出する。得られた積分値と予め設定された電力値との比較を行い、各ゲイン調整部1−12〜1−15の各キャリアゲイン設定値に比較結果を加算することにより、所望の送信出力電力が得られる。
各キャリアゲイン設定値の演算式は以下のように表される。この演算結果を全てのキャリアに対して反映させる。
Gcar=(Pset−P)+Gcar_c・・・(式5)
ここで、Gcarはキャリアゲイン設定値、Psetは設定された電力、Pは積分値、Gcar_cは現在のキャリアゲイン設定値である。
(キャリア毎の送信電力の変更について)
図4の構成例において、各キャリアの送信出力電力が上位装置から設定された場合、増幅装置は設定されたキャリアの測定スイッチ(4−1〜4−4の何れか)を導通状態とし、それ以外のキャリアの測定スイッチを遮断状態にし、積分部1−21により電力レベルの積分値を算出する。
得られた積分値と設定された電力レベルとの比較を行い、当該キャリアゲインに比較結果を加算することにより、所望の送信出力が得られる。各キャリアゲインの演算式は以下のように表される。
Gcar=(Pset−P)+Gcar_c・・・(式6)
ここでGcarはキャリアゲイン設定値、Psetは設定された電力、Pは積分値、Gcar_cは現在のキャリアゲイン設定値である。この処理により、設定電力に対して高精度のゲイン補正が可能となる。
このように、各キャリア周波数の信号を積分部へ送出する信号経路の導通状態をオン又はオフに切替える測定スイッチを具備することにより、調整対象とする任意のキャリア周波数の信号の電力レベルを演算部(CPU)へ送出することができ、増幅装置の稼動中でもキャリブレーションを行うことが可能となる。
1−1,1−2 周波数変換部
1−3,1−4 可変減衰部(VATT)
1−5 合成部(HYB)
1−6 アナログデジタル変換部(ADC)
1−7 信号分配部(DIV)
1−8〜1−11 キャリア抽出部
1−12〜1−15 ゲイン調整部
1−16 合成部(MUX)
1−17 ピーク抑圧設定部(PEAK)
1−18 歪補償部(DPD)
1−19 変調部(QMOD)
1−20 増幅部
1−21 積分部
1−22 制御部(CPU)
1−23,1−24 デジタルアナログ変換器(DAC)

Claims (4)

  1. 周波数帯の異なる複数のマルチキャリア信号を増幅する増幅装置において、
    第1の周波数帯に属する複数のキャリア周波数の信号を含む第1のマルチキャリア信号のレベル、及び、第2の周波数帯に属する複数のキャリア周波数の信号を含む第2のマルチキャリア信号のレベルをそれぞれ調整するレベル調整部と、
    前記レベル調整部から出力された前記第1のマルチキャリア信号と前記第2のマルチキャリア信号とを合成する合成部と、
    前記合成部から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記アナログデジタル変換部の出力信号から各キャリア周波数の信号を抽出するキャリア抽出部と、
    前記キャリア抽出部が抽出した各キャリア周波数の信号についてゲインを調整するゲイン調整部と、
    前記ゲイン調整部によりゲインが調整された前記各キャリア周波数の信号を増幅する増幅部と、
    前記ゲイン調整部によりゲインが調整された前記各キャリア周波数の信号の電力レベルに基づいて、前記レベル調整部及び前記ゲイン調整部のそれぞれの調整量を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする増幅装置。
  2. 前記ゲイン調整部から出力される各キャリア周波数の信号の電力レベルを積分する積分部を備え、該積分部は、前記各キャリア周波数の信号の電力レベルを一定時間積分した積分値を算出し、前記制御部は、該積分値と電力設定の期待値とを基に前記各キャリア周波数の信号のレベルを調整し、前記アナログデジタル変換部の動作点を調整することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記ゲイン調整部から出力される各キャリア周波数の信号の電力レベルを積分する積分部を備え、該積分部は、前記各キャリア周波数の信号の電力レベルを一定時間積分した積分値を算出し、前記制御部は、該積分値と電力設定の期待値とを基に前記各キャリア周波数対応の前記ゲイン調整部のゲインを調整することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  4. 前記ゲイン調整部から出力される前記各キャリア周波数の信号を前記積分部へ送出する信号経路を、導通状態又は遮断状態に切替える測定スイッチを備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の増幅装置。
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