JP5162961B2 - トナーカートリッジおよびトナーカートリッジの製造方法、画像形成装置およびユニット。 - Google Patents

トナーカートリッジおよびトナーカートリッジの製造方法、画像形成装置およびユニット。 Download PDF

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Description

本発明は、トナーカートリッジおよびこれの製造方法およびこれを用いた画像形成装置そしてユニットに関し、さらに詳しくは、廃トナーの回収構造に関する。
周知のように、プリンタや複写機あるいはファクシミリ装置や印刷機等の画像形成装置においては、像担持体として用いられる感光退場に形成された静電潜像がトナーを用いて可視像処理されるようになっている。
可視像処理には現像装置が用いられ、現像装置から供給されたトナーは、静電潜像からの静電吸引力に応じて付着するが、その静電吸引力に対してトナーに有する電荷量が飽和するまでの量が可視像処理に用いられる。このため、トナーは全てが静電潜像の可視像処理に費やされるということはなく、残った一部が感光体の地肌電位に影響されて残留してしまうことがある。残留トナーには、現像時に余ったものの他に、転写されないで感光体上に残ってしまうものもある。
感光体上に残留するトナーは、クリーニングされて回収されることにより感光体の地肌汚れなどを防止することが必要とされるが、このようなトナーの処理に関しては、トナーの供給と廃トナーの回収という2つの処理が必要となり、画像形成装置内にこれらの処理部を設けることも考えられる。
しかし、トナーの供給部と廃トナーの回収部とを画像形成装置内に設けると装置の大型化を招く原因となる。
そこで、従来では、現像剤の供給部と回収部とを1箇所に纏めて設ける構成として、トナーの補給に用いられるトナーカートリッジに廃トナーの回収部を兼ね備えた構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、トナーカートリッジの内部空間を弾性シートにより仕切り、各空間の一方を未使用トナーの収容空間とし、他方の空間が廃トナーの収容空間とした上で、廃トナーの導入量が増加するに従い、弾性シートの変形による一方側の空間容積の収縮を利用して未使用トナーを押し出すようにした構成が開示されている。
一方、この構成においては、弾性シートの反発力に抗して廃トナーを押し込むための力を必要としたり、弾性シートの反発力によって廃トナーが押し戻される虞があるなどの問題があった。
そこで、このような不具合を解消するための構成として、落下する廃トナーの重量により弛むことができる柔軟性の仕切部材をトナーカートリッジ内部に設けて未使用トナーの収容室と廃トナーの収容室とを隔絶する構成が提案されている(例えば、特許文献2)。 この構成においては、トナーカートリッジ上面から導入された廃トナーが増加するに従って仕切部材が弛むことで廃トナーの収容量を増加させるようになっているが、弛むことで下がってくる仕切部材により未使用トナーが押し固められてしまうことがあり、未使用トナーの供給不良を発生する虞がある。
このような供給不良の発生を防止するための構成として、未使用トナーの収容室と廃トナーの収容室との境界部に可撓性を有し伸縮性を有しない材料を用い、未使用トナーの収容室の方が廃トナーの収容室側の容積よりも大きくなる形状に形成した仕切り壁を設け、廃トナーの増量による未使用トナーの押し固めをなくした構成が提案されている(例えば、特許文献3)。
特開昭59−184373号公報(公報第2頁左上欄第20行乃至右上欄第7行) 特開平11−153901号公報(段落「0016」欄) 特開2002−287474号公報(段落「0049」欄)
未使用トナーの押し固めが発生しないようにした特許文献3に開示されている構成においては、仕切り壁をトナーカートリッジ内に取り付ける場合には、仕切り壁外周面をトナーカートリッジの所定の位置に位置決めした上で粘着あるいは接着などによって一体化するようになっているが、仕切り壁を所定の位置に位置決めするための構成はなく、要求される位置に位置決めするための精度が悪いばかりでなく位置決めの作業性が悪い。しかも、トナーカートリッジ内面に対しては粘着などによって一体化するようになっていることからこの場合においても作業性や生産性が悪い。特に、未使用トナーおよび廃トナーの収容部には、トナーを撹拌する撹拌部材が隣接して配置されており、これら攪拌部材による未使用トナーの撹拌混合により摩擦帯電を行うとともに廃トナーの均しを行うようになっているが、仕切部材はこれら攪拌部材と干渉しないように配置しなければならず、このことから、湾曲変形を小さくしなければならなくなり、結果として、廃トナーの収容量が制約されてしまうことになる。
本発明の目的は、上記従来のトナーカートリッジにおける問題に鑑み、低コストで所定位置への取付けが可能でしかも省スペースで未使用トナーへの悪影響や隣接して配置されている部材への悪影響もないようにすることができる構成を備えたトナーカートリッジおよびこれの製造方法およびこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1)内部に未使用トナーの収容部と廃トナーの収容部とを備えたトナーカートリッジであって、
上記未使用トナーの収容部と廃トナーの収容部とを仕切る仕切部材を備え、
上記仕切部材は、上記未使用トナーの収容部およびトナーの収容部に配置されている部材に干渉しない形態となるように凹凸形状に熱成形されており、上記未使用トナーの収容部を構成するケース部と上記廃トナーの収容部を構成するケース部との当接面で挟持されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
(2)上記仕切部材と、上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部のうちのいずれかにおける上記仕切部材が挟持される位置には、仕切部材側に設けられている位置決め用凸部と該位置決め用凸部が嵌合する凹部とが設けられていることを特徴とする(1)に記載のトナーカートリッジ。
(3)上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部のうちのいずれかにおける上記仕切部材が挟持される位置には、ピンが設けられ、該ピンに対して嵌合可能な孔が上記仕切り部材に設けられていることを特徴とする(1)に記載のトナーカートリッジ。
(4)上記仕切部材は、可撓性および肉厚方向に伸縮性を有する樹脂成形部材で構成され、予め、上記未使用トナーの収容部での容積が大きくなる形態に熱成形されていることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
)上記仕切部材は、圧力を受けることで肉厚方向に変形可能な樹脂が用いられることを特徴とする(1)乃至()のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
)上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部の対向面同士は、上記仕切部材が位置決めされた状態で溶着されて一体化されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
)上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部の対向面は、上記仕切部材の挟持面間の隙間が上記仕切部材の肉厚以下となる状態で溶着されて一体化されることを特徴とする()記載のトナーカートリッジ。
)上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部同士の対向面には、その外周方向に沿って複数の溶着用リブが設けられていることを特徴とする()に記載のトナーカートリッジ。
)上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部には、外部から上記仕切部材を透視可能な透視部が設けられていることを特徴とする()乃至()のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
10)上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部は、透明な樹脂材が用いられることを特徴とする()に記載のトナーカートリッジ。
11)上記透視部は、上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部における上記仕切部材の配置位置に対応して形成された貫通孔で構成されていることを特徴とする()に記載のトナーカートリッジ。
2)上記仕切部材は、上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部に用いられる着色と異なる色の樹脂材が用いられることを特徴とする()乃至()のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
13)(1)乃至(12)のいずれかに記載のトナーカートリッジの製造方法であって、
上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部により上記仕切部材を教示した状態で該仕切部材に有する位置決め部を上記挟持位置近傍に設けてある係合部に嵌合させた状態で上記仕切部材の仮止めを行い、この状態で上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部同士が接近する方向に押圧した状態で該収容部同士を超音波により溶着して一体化することを特徴とするトナーカートリッジの製造方法。
(14)画像形成に用いられる帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと感光体とを纏めて収容する空間を有するユニットを備えた画像形成装置であって、
上記ユニットに収容されている現像手段には、(1)乃至(12)のうちのいずれか一つに記載のトナーカートリッジが用いられていることを特徴とする画像形成装置。
15)(14)に記載の画像形成装置に用いられるユニットであって、
少なくとも画像形成に用いられる感光体を備え、画像形成装置本体に着脱可能に設けられることを特徴とするユニット。
本発明によれば、仕切部材が未使用トナーの収容部や廃トナーの収容部に配置されている部材と干渉しない凹凸形状とされているので、各収容部に配置されている部材の動作を阻害することなく両収容部の仕切りが行え、しかも、干渉しないことにより各主要部での仕切部材と収容部内に位置する部材との間の空間部を多く採れることでトナーの収容量を多くすることができ、さらに、未使用トナーの収容部と廃トナーの収容部とを仕切る仕切部材が未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部の接合面に挟持される際に位置決め部と係合部との嵌合のみで配置位置を位置決めできるので、配置される位置を探したりする必要もなく、組み付けの作業性を向上させることができる。
特に請求項2記載の発明においては、仕切部材の位置決め部として設けられている凸部とこの凸部が嵌合する凹部との組み合わせという簡単な構成により仕切部材を低コストで定位置に配置することができる。
請求項3記載の発明においては、仕切部材の位置決めに用いられる構成として、仕切部材が挟持される位置に設けられているピンを利用するだけの簡単な構成により低コストで定位置への配置が可能となる。
請求項4記載の発明においては、仕切部材が可撓性および肉厚方向に伸縮性を有し、予め未使用トナーの収容部の容積が大きくなる形態とされているので、廃トナーの導入が少ない時期での未使用トナーの押し固めなどを防止することができる。
請求項記載の発明においては、仕切部材が圧力を受けることで肉厚方向に収縮変形可能であるので、挟持されている部分とこれに隣接する部分との肉厚が異なることにより肉厚の厚くなっている部分が封止部として機能することができる。
請求項記載の発明においては、未使用トナーの収容部および廃トナー収容部の対向面同士は仕切部材が位置決めされた状態で溶着されるので、仕切部材の挟持を兼ねて収容部同士を一体化することができる。
請求項記載の発明においては、各収容部の対向面同士が溶着される際に仕切部材の挟持面間の隙間が仕切部材の肉厚以下となる状態とされるので、挟持面からトナーの漏洩を確実に防止できるとともに、仕切部材の肉厚全てを潰す場合と違って溶着に作用する圧力を軽減することができる。
請求項記載の発明においては、溶着のために設けられているよう着用リブが各収容部の対向面の外周方向に沿って複数設けてあるので、外周方向全域に亘って溶着用リブを設けた場合と違って、少ない力で溶着作業を行うことができる。
請求項9乃至12記載の発明においては、未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部に外部から内部が透視可能な透視部が設けられているので、収容部内部に配置される仕切部材の設置状況を目視して設置を適正化することができる。特に、請求項11および12記載の発明においては、収容部と仕切部材とが区別できる関係を設定されているので、容易に仕切部材の設置状況を確認することができる。
請求項13記載の発明においては、仕切部材を未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部に対して挟持した状態で配置するにあたり、位置決め部とこれに嵌合する係合部により配置位置を位置決めして仮止めした状態で溶着するので、溶着自での仕切部材の位置ずれをなくした状態でトナーカートリッジを製造することができる。
請求項14記載の発明においては、未使用トナーの収容部と廃トナーの収容部とを纏めたカートリッジを用い、各収容部を仕切るための仕切り部材を設ける場合に低コストで作業性がよく、しかも、廃トナーの量に応じた収容が行えるトナーカートリッジを装備することができる。
請求項15記載の発明においては、感光体およびこれに対する画像形成処理に用いられる装置の少なくとも一つを纏めて同一空間に収容したユニットが装置本体に着脱可能であるので、廃トナーの廃棄処理などの作業を容易に行うことができる。
以下、図面により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明によるトナーカートリッジを用いる画像形成装置の一例を示す模式図であり、同図に示す画像形成装置は、複数の色の画像を形成可能な作像ユニットとしてのプロセスカートリッジが並置されたタンデム方式のカラープリンタである。なお、本発明における画像形成装置には、プリンタに加えて、複写機やファクシミリ装置あるいは印刷機が含まれる。
図1に示すカラープリンタの構成は次の通りである。
カラープリンタ1の筐体本体1Aの内部には、複数の色画像を形成するための作像ユニット2,3,4,5が並置されている。なお、図1においては、作像ユニットの符号2,3,4,5の並び順でイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの画像がそれぞれ形成されるようになっている。
作像ユニット2,3,4,5は、原稿画像あるいは画像情報に基づく色と補色関係にあるトナーを用いた画像を形成するためのユニットであり、並置方向に沿った展張方向を有する中間転写体6Aを有する転写装置6に対向して配置されている。
作像ユニット2,3,4,5は、カラープリンタ1の筐体本体1Aに着脱可能に設けられていずれも同じ構成からなり、いま、ブラック画像を形成可能な作像ユニットを対象としてその詳細が図2に示されている。
図2において作像ユニット5は、像担持体としての感光体5Aを内部空間に備えており、感光体5Aの周囲には、感光体5Aの回転方向(図2において矢印で示す方向)に沿って画像形成処理を行うための帯電装置5B、現像装置5Cおよびクリーニング装置5Dが纏めて同一空間内に配置されている。なお、帯電装置5Bに近傍には、図1において符号11で示す書込装置からの書込光の光路が設けられている。
現像装置5Bは、後述するが未使用トナーの収容部100Aと廃トナーの収容部100Bとを備えたトナーカートリッジ100と、トナーカートリッジ100における未使用トナーの収容部100Aに連通する現像槽に配置されて感光体5Aにと現像剤を供給する現像ローラ5B1と現像ローラ5C1に向けて現像剤を供給する供給ローラ5C2とを備えている。
一方、カラープリンタ1の筐体本体1A内には、各作像ユニット2,3,4,5の感光体と対向する位置に転写装置6が配置されており、転写装置6は、作像ユニット2,3,4,5の並置方向に沿った展張部を有する中間転写体6Aと、中間転写体6Aを挟んで感光体と対向する位置に設けられている転写バイアス装置6Bとを備えている。
転写装置6の下方には、給紙装置7が設けられており、給紙装置7は、給紙カセット7A内に収容されている記録紙Sを繰り出しローラ7Bによって繰り出し、繰り出された記録紙Sをレジストローラ8を介してレジストタイミングを設定した上で各作像ユニットに対する転写位置に向け給送するようになっている。
筐体本体1Aの内部において作像ユニットと転写装置6との対向位置を記録紙が通過した位置には定着装置9が配置されており、記録紙上に転写されたトナー像を熱と圧力により融着するようになっている。
定着された記録紙Sは、排紙装置10を介して筐体本体1Aに設けられている排紙トレイ1Bに向け排出される。
図2において、作像ユニット5に装備されている感光体5B上に残留するトナーは、クリーニング装置5Dに有するブレード5D1によって掻き取られて回収され、回収されたトナーは、ブレード5D1の近傍に配置されてトナーカートリッジ100側に設けてある廃トナーの収容部100Bに連結されている廃トナー回収部材に用いられる回収ローラ5D2によってトナーカートリッジ100に向け移送されるようになっている。
トナーカートリッジ100に向け移送された廃トナーは、廃トナー収容部100Bに装備されている廃トナー回収部材である回収ローラ100Cによって廃トナー収容部100Bに対して均等に振り落とされるようになっている。
トナーカートリッジ100は、未使用トナーの収容部100Aと廃トナーの収容部100Bとが仕切部材101によって仕切られて互いに隔絶されている。
各収容部100A、100Bを仕切る仕切部材101は、図3に示すように、キャップ状の断面形状とされた可撓性および肉厚方向に伸縮性を有する樹脂成形部材であり、予め、図2に示す未使用トナーの収容部100Aの容積が大きくなるようにその膨出量が設定された凸形状に熱成形されている。図8は、このような形状とされた仕切部材101の外観を示している。
仕切部材101に用いられる樹脂材としては、圧力を受けることで肉厚方向に変位することができるものが用いられ、しかも上述した可撓性および肉厚方向に伸縮性を有するものとして、発泡ウレタン樹脂が用いられる。
凸形状は、廃トナーの収容部100Bに配置されている回収ローラ100C(図2参照)と干渉することがない膨出量とされ(図2中、符号L1で示す状態)、また、可撓性および伸縮性を利用して廃トナーの重量によって未使用トナーの収容部100A側に向け反転膨出した場合に未使用トナーの収容部100A内に装備されている攪拌部材100Dと干渉することがない程度の膨出量が設定されている(図2中、符号L2で示す状態)。
これにより、初期あるいは廃トナーの堆積過程において仕切部材101が膨出態位において、未使用トナーの収容部100A内および廃トナーの収容部100Bに装備されている部材の動作を阻害しないようになっている。
仕切部材101には、外周端に凸部101Aが設けられ、そして、凸部1010Aの内側内面101Bが平坦部とされている。
凸部101Aは、仕切部材101の位置決め部をなす部分であり、図4に示すように、未使用トナーの収容部100Aと廃トナーの収容部100Bとを構成するケース100A1,100B1同士の当接面のうちで、未使用トナーの収容部100A側のケース100A1上面に形成されている凹状の係合部100A2に嵌合する部分であり、凸部101Aの近傍に位置する内側内面101Bは、ケース100A1,100B1同士の対向面によって挟持される部分として用いられる。
一方、仕切部材101側の凸部101Aと未使用トナーの収容部100Aを構成するケース100A1側に位置する凹状の係合部100A2と同様に嵌合する関係としては、図6に示すように、ケース100A1側に埋め込まれたピン102と仕切部材101側に形成されてこのピン102が挿通可能な係合孔101Bを設けた関係とすることも可能である。この場合には、仕切部材101における位置決め用の凸部101Aが不要であり、平坦面101Bのみが形成されている。
次に、上記構成からなるトナーカートリッジ100の製造に際して行われる仕切部材101の設置について説明する。
図5は、仕切部材101を未使用トナーの収容部100Aを形成するケース100A1の上面に搭載した状態を示しており、同図において、仕切部材101は、凸部101Aをケース100A1の凹部100A2に嵌合させて位置決めされる。つまり、図4を示す紙面の左右方向でのケース100A1の中心と仕切部材101の中心とが一致するように位置決めされることになる。
一方、未使用トナーの収容部100Aを構成するケース100A1の上面に接合される廃トナーの収容部100Bを構成する側のケース100B1は、図4に示すように、ケース100A1側に設けられている溶着凸部100A3が入り込む溶着用凹部100B2を有しており、その溶着用凹部100B2の内面には、外周方向に沿って複数箇所に溶着リブ100B3が設けられている。
ケース同士を接合する際には、廃トナーの収容部100Bを構成するケース100B1が押圧されながら超音波を溶着用リブ100B3に作用させて溶着用凸部100A3と溶着用凹部100B2とが溶着されて一体化される。
溶着用凸部100A3と溶着用凹部100B2との溶着に際しては、廃トナーの収容部100Bを構成するケース100B1側が押圧されるが、その押圧力として、図4においてケース同士における仕切部材101の挟持面での隙間(T1)が仕切部材101の肉厚(T0)以下となる収縮状態が得られる圧力とされる。
これにより、仕切部材101は、挟持されている部分とこれに隣接する部分とで肉厚が異なることになり、挟持面でのケース同士の隙間を塞いで封止する部分として構成されることになる。この結果、ケース内からトナーが漏洩するのを防止するための特別な封止構造を用いなくても仕切部材101自体でその機能を持たせることができる。しかも、仕切部材101の肉厚全てを潰す場合と違って、僅かながらも肉厚が残る状態とすれば、肉厚全てを潰す場合のようなはの反発力が発生しないので、溶着に要する圧力を軽減することができる。
以上のような本発明によるトナーカートリッジ100は、未使用トナーの収容部100Aと廃トナーの収容部100Bとが纏めて一つの空間内に構成され、各収容部100A、100Bは、仕切部材101によって隔絶される。
仕切部材101は、各収容部を構成するケースに対して位置決めされた状態で配置されて一部を挟持されるとともにケース同士が溶着された際には自らがトナーの収容空間内を封止する機能を発揮する。
次に本発明の別の形態について説明する。
本形態は、各収容部間を隔絶するために用いられる仕切部材101を外部から目視できるようにしたことを特徴としている。
つまり、未使用トナーの収容部100Aを構成するケース100A1および廃トナーの収容部100Bを構成するケース100B1には外部から仕切部材101を透視可能な透視部が設けられており、その透視部としては、ケース100A1および100B1を透明な樹脂材料で構成したり、あるいは、図7に示すように、仕切部材101の凸部101A1と対峙する位置に貫通孔100A4,100B4を設けた構成が用いられる。又、これらの構成とは別に、ケース100A1,100B1と仕切部材101との着色を異ならせるようにすることも可能である。
以上のような実施形態においては、ケース100A1,100B1の外部から仕切部材101の設置状況を目視することができるので、溶着前に仕切部材101の位置決め状態を確認することができるので、溶着の際に肉厚が変化する部分を位置を規定して、封止機能を適正化するとともに、例えば、嵌合状態が不適正の場合に発生するおよび不用意な溶着用の作用圧の増大を防止することができる。
本発明によるトナーカートリッジが用いられる画像形成装置の落ち例を示す模式図である。 本発明によるトナーカートリッジを備えた作像ユニットの構成を示す模式図である。 本発明によるトナーカートリッジに用いられる仕切部材の構成を示す断面図である。 図3に示した仕切部材の設置状態を説明するための模式的な断面図である。 図3に示した仕切部材の位置決め状態を示す断面図である。 位置決め構造に関する変形例を説明するための断面図である。 本発明によるトナーカートリッジに関する別の実施形態を説明するための模式で的な断面図である。 図3に示した仕切部材の外観図である。
符号の説明
1 カラープリンタ
100 トナーカートリッジ
100A 未使用トナーの収容部
100A1 ケース
100A2 嵌合部としての凹部
100B 廃トナーの収容部
100B1 ケース
100B3 溶着用リブ
100B4 貫通孔
101 仕切部材
101A 位置決め用凸部
102 ピン

Claims (15)

  1. 内部に未使用トナーの収容部と廃トナーの収容部とを備えたトナーカートリッジであって、
    上記未使用トナーの収容部と廃トナーの収容部とを仕切る仕切部材を備え、
    上記仕切部材は、上記未使用トナーの収容部およびトナーの収容部に配置されている部材に干渉しない形態となるように凹凸形状に熱成形されており、上記未使用トナーの収容部を構成するケース部と上記廃トナーの収容部を構成するケース部との当接面で挟持されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 上記仕切部材と、上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部のうちのいずれかにおける上記仕切部材が挟持される位置には、仕切部材側に設けられている位置決め用凸部と該位置決め用凸部が嵌合する凹部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
  3. 上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部のうちのいずれかにおける上記仕切部材が挟持される位置には、ピンが設けられ、該ピンに対して嵌合可能な孔が上記仕切り部材に設けられていることを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
  4. 上記仕切部材は、可撓性および肉厚方向に伸縮性を有する樹脂成形部材で構成され、予め、上記未使用トナーの収容部での容積が大きくなるように膨出量を設定された凸形状に熱成形されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  5. 上記仕切部材は、圧力を受けることで肉厚方向に変形可能な樹脂が用いられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  6. 上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部の対向面同士は、上記仕切部材が位置決めされた状態で溶着されて一体化されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  7. 上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部の対向は、上記仕切部材の挟持面間の隙間が上記仕切部材の肉厚以下となる状態で溶着されて一体化されることを特徴とする請求項6記載のトナーカートリッジ。
  8. 上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部同士の対向面は、その外周方向に沿って複数の溶着用リブが設けられていることを特徴とする請求項7記載のトナーカートリッジ。
  9. 上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部には、外部から上記仕切部材を透視可能な透視部が設けられていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  10. 上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容は、透明な樹脂材が用いられることを特徴とする請求項9記載のトナーカートリッジ。
  11. 上記透視部は、上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部における上記仕切部材の配置位置に対応して形成された貫通孔で構成されていることを特徴とする請求項9記載のトナーカートリッジ。
  12. 上記仕切部材は、上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部に用いられる着色と異なる色の樹脂材が用いられることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載のトナーカートリッジの製造方法であって、
    上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部により上記仕切部材を挟持した状態で該仕切部材に有する位置決め部を上記挟持位置近傍に設けてある係合部に嵌合させた状態で上記仕切部材の仮止めを行い、この状態で上記未使用トナーの収容部および廃トナーの収容部同士が接近する方向に押圧した状態で該収容部同士を超音波により溶着して一体化することを特徴とするトナーカートリッジの製造方法。
  14. 画像形成に用いられる帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと感光体とを纏めて収容する空間を有するユニットを備えた画像形成装置であって、
    上記ユニットに収容されている現像手段には、請求項1乃至12のうちのいずれか一つに記載のトナーカートリッジが用いられていることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14記載の画像形成装置に用いられるユニットであって、
    少なくとも画像形成に用いられる感光体を備え、画像形成装置本体に着脱可能に設けられることを特徴とするユニット。
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