JP5162910B2 - 情報通信端末の通信方法および情報通信端末の通信プログラム - Google Patents

情報通信端末の通信方法および情報通信端末の通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電池を電源に使用する携帯電話機等の情報通信端末の通信方法および情報通信端末の通信プログラムに係わり、特に電池の持続時間を長時間化することのできる情報通信端末の通信方法および情報通信端末の通信プログラムに関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)あるいは通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)や小型のパーソナルコンピュータ等の携帯型の情報通信端末が広く普及している。これらの情報通信端末は、携行できるように電池を電源に使用している。したがって、小型で軽量であると共に、電源の持続時間が長いことが情報通信端末の重要な要素となる。
そこで、従来から電池の持続時間を延長する各種の試みが行われている。たとえば、第1の提案として、電池残量が少ない場合に多重するチャネル数をこれに応じて少なくすることで消費電流を少なくすることが提案されている(たとえば特許文献1参照)。この第1の提案では、電池の残量に応じて送信頻度を設定することも提案されている。
また、第2の提案として、電池残量による残り通信時間が少なくなったときに、通信速度を切り替えて通信時間を延長することが提案されている(たとえば特許文献2参照)。この第2の提案では、予め通信速度の切替え情報を設定しておく。そして、残りの通信時間が設定された通信速度の切替え情報に対応する時間になったときに、自動的に通信速度を切り替えることで、通信時間を延長して、電池切れによる通信の途切れを未然に防止するようにしている。
特開2005-341176号公報(第0012段落、第0018段落、第0058段落、図1) 特開2001-196995号公報(第0011段落、図1)
ところで、これらの提案では、共に電池の残容量のみを判断の対象として、通信の際のチャネル数を制御したり、通信速度の制御を行っている。ところが、情報通信端末の多くは多機能化しており、ユーザが通信機能以外の用途として、あるいは通信機能以外の用途と通信機能と併せて電池を使用する場合も多い。たとえば、インターネットでダウンロードした映画等の動画を再生する場合には、画像ファイルをデコードして動画を表示部に表示したり音声を再生する状態が連続し、多くの電流をそのための回路部分に消費している。
電池は情報通信端末の各部に同時に流せる電流が無制限な訳ではなく、また電池の実使用時の作動電圧は放電電流の大きさによって異なる。これにもかかわらず、従来では電池が情報通信端末の通信機能を有する部品にのみ供給されるような大雑把な捉え方で、その持続時間を長時間化する工夫を行っていた。このため、情報通信端末の使用の状況によっては、電池の持続時間の制御がうまく動作しないことになるという問題があった。
また、従来では、情報通信端末が通信方式を変更することはあっても、それぞれの通信方式における処理は画一的なものであり、この意味でも電池の持続時間を長時間化させる工夫が十分とは言えなかった。
そこで本発明の目的は、機器の動作状況や置かれた通信環境に適応させて電池の持続時間を長時間化することのできる情報通信端末の通信方法および情報通信端末の通信プログラムを提供することにある。
本発明では、(イ)自装置内各部に電源を供給する電池の残容量と、この電池が通信手段を含んだ装置内各部に流す電流の総和としての消費電流ならびに自装置の移動速度を自装置内のCPUが測定する測定ステップと、(ロ)この測定ステップで測定した電池の残容量および消費電流についての測定値との関係で自装置が特定装置との間で通信する際の通信レートを、前記した電池の残容量が多く消費電流が小さいほど高速となるように予め定めた複数段階の中から前記したCPUが選択する通信レート選択ステップと、(ハ)通信を処理する速度に応じて複数の処理ブロックが自装置に用意されているとき、これらの処理ブロックとの関係で前記した通信レート選択ステップで選択した通信レートに対応する通信モードを前記したCPUが判別する通信モード判別ステップと、(ニ)この通信モード判別ステップで判別した通信モードでは使用しない不要な処理ブロックが前記した複数の処理ブロックの中に存在するかを前記したCPUが判別する不要処理ブロック存否判別ステップと、(ホ)この不要処理ブロック存否判別ステップで不要な処理ブロックが存在すると判別したとき前記したCPUが該当する処理ブロックに対する電力消費を断とする不要処理ブロック電力消費断ステップと、(へ)この不要処理ブロック電力消費断ステップで不要な処理ブロックに対する電力消費を断とした後、前記した測定ステップで測定した自装置の移動速度と前記した通信レート選択ステップで選択した通信レートとの関係で自装置が特定装置との間で通信する際の通信パラメータの最適値を前記したCPUが設定する通信パラメータ設定ステップと、(ト) この通信パラメータ設定ステップで通信パラメータの設定が行われた段階で前記した通信レート選択ステップで選択した通信レートに対応する通信モードで前記したCPUが通信を開始させる通信開始ステップとを情報通信端末の通信方法が具備する。
また、本発明では、情報通信端末のコンピュータ、情報通信端末の通信プログラムとして、(イ)この情報通信端末内各部に電源を供給する電池の残容量と、この電池が通信手段を含んだ装置内各部に流す電流の総和としての消費電流ならびに前記した情報通信端末の移動速度を測定する測定処理と、(ロ)この測定処理で測定した電池の残容量および消費電流についての測定値との関係で前記した情報通信端末が特定装置との間で通信する際の通信レートを、前記した電池の残容量が多く消費電流が小さいほど高速となるように予め定めた複数段階の中から選択する通信レート選択処理と、(ハ)通信を処理する速度に応じて複数の処理ブロックが前記した情報通信端末に用意されているとき、これらの処理ブロックとの関係で前記した通信レート選択処理で選択した通信レートに対応する通信モードを判別する通信モード判別処理と、(ニ)この通信モード判別処理で判別した通信モードでは使用しない不要な処理ブロックが前記した複数の処理ブロックの中に存在するかを判別する不要処理ブロック存否判別処理と、(ホ)この不要処理ブロック存否判別処理で不要な処理ブロックが存在すると判別したとき該当する処理ブロックに対する電力消費を断とする不要処理ブロック電力消費断処理と、(へ)この不要処理ブロック電力消費断処理で不要な処理ブロックに対する電力消費を断とした後、前記した測定処理で測定した前記した情報通信端末の移動速度と前記した通信レート選択処理で選択した通信レートとの関係で前記した情報通信端末が特定装置との間で通信する際の通信パラメータの最適値を設定する通信パラメータ設定処理と、(ト) この通信パラメータ設定処理で通信パラメータの設定が行われた段階で前記した通信レート選択処理で選択した通信レートに対応する通信モードで通信を開始させる通信開始処理とを実行させることを特徴としている。
以上説明したように本発明によれば、電池の残容量だけでなく、この電池が通信手段を含んだ装置内各部に流す電流の総和としての消費電流を測定して、最低限これら2つの測定結果を用いて通信レートを適切なものに選択することにした。これにより、単に電池の残容量が少ない場合でも消費電流が少ない場合、あるいは反対に電池の残容量がそれほど少なくなくても通信以外の他の部品に電流が多く流れているような場合には、これらに対応させた通信形態を採ることが可能になり、電池の持続時間を長時間化することが可能になる。また、電源の適正な管理が可能である。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例における情報通信端末と基地局の構成の概要を表わしたものである。本実施例の情報通信端末100は、無線部101、ハードウェアブロック102、ソフトウェア制御ブロック103およびこれらに電源を供給する電池104に分かれている。ここで無線部101は、基地局105と無線106で通信する通信モジュールによって構成されている。
ハードウェアブロック102は、各ハードウェアの構成をブロック化したものである。これらは、電池104の残容量を測定する電池残容量測定ブロック111、電池104のそれぞれの時点で消費する電流としての消費電流を測定する消費電流測定ブロック112、図示しない3次元センサ等の検知デバイスを用いて情報通信端末100の移動速度を測定する移動速度測定ブロック113、通信を高速で処理する高速処理ブロック114、通信を中速で処理する中速処理ブロック115および通信を低速で処理する低速処理ブロック116で構成されている。
ここで電池残容量測定ブロック111は、各通信レートで許容できる残電池容量の範囲として電池104の電圧範囲を3段階に設定している。本実施例では、高速処理ブロック114による高速通信、中速処理ブロック115による中速通信および低速処理ブロック116による低速通信の選択のためのそれぞれのしきい値(ボルト)を記憶している。これらのしきい値は、ユーザが情報通信端末100の使用態様を考慮して適宜変更することができるようになっている。
消費電流測定ブロック112についても、各通信レートで許容できる消費電流の範囲として電池104の消費電流の範囲を3段階に設定している。そして、高速処理ブロック114による高速通信、中速処理ブロック115による中速通信および低速処理ブロック116による低速通信の選択のためのしきい値(ミリアンペア)を記憶している。これらのしきい値についても、ユーザが情報通信端末100の使用態様を考慮して適宜調整することができる。
なお、通信レートは、基地局における情報通信端末の収容数や、これら情報通信端末の通信性能(Capability)ならびに情報通信端末の置かれる通信環境によって大きく影響を受ける。一般に、高速通信が可能な環境では、電池104の状況を一切配慮しなければ、より高品位な通信を可能にするために高速通信を可能にする通信レートが選択される。
本実施例で、高速処理ブロック114は、EUDCH(Enhanced Uplink for Dedicated CHannels)のUL(uplink)で2Mビット/秒、HSDSCH(High Speed Downlink Shared CHannel)のDL(downlink)で3.2Mビット/秒の速度となっている。また、中速処理ブロック115では、DCH(Dedicated CHannel)のULで384Kビット/秒、HSDSCHのDLで3.2Mビット/秒となっている。更に低速処理ブロック116では、DCHのULで64Kビット/秒、DCHのDLで384Kビット/秒となっている。
これらのブロック111〜116は、それぞれ電子的な電源供給スイッチ121〜126を介して、個別に電池104と接続されるようになっている。これは、ブロック111〜116ごとに使用時のみ電源をオンにし、それ以外の場合はオフ、すなわちスリープ状態にすることで電池104の消耗を防ぐようにするためである。
移動速度測定ブロック113は、情報通信端末100の移動速度を3段階に分けて測定するようになっている。そして、移動速度の高速、中速および低速に応じて、基地局105との間で同期を採るためのセルサーチの周期や、セル選択を実施する時間間隔(Tre-selection)等のパラメータを調整することにしている。これにより、情報通信端末100の無駄なセルサーチ動作やセルの再選択(re-selection)の動作を抑制することができ、電流の無駄な消費を避けることができる。
ソフトウェア制御ブロック103は、ソフトウェアで情報通信端末100の制御を行う部分である。ソフトウェア制御ブロック103は、情報通信端末100の各種状態を検出するための移動機状態検出部131と、通信を制御するための通信制御部132によって構成されている。ソフトウェア制御ブロック103は電池104を電源としており、図示しないCPU(Central Processing Unit)と作業用および制御プログラム格納用のメモリに電源が供給されるようになっている。そして、CPUが制御プログラムを実行することによって、ソフトウェアで移動機状態検出部131と通信制御部132を機能的に実現している。
このうち、移動機状態検出部131は、電池残容量測定ブロック111の検出結果を用いて電池104の残容量を判別したり、消費電流測定ブロック112の検出結果を用いて電池104から各部に流れる電流の総和としての消費電流を判別する。また、移動速度測定ブロック113の検出結果を用いて、情報通信端末100の移動速度を判別するようになっている。
通信制御部132は、移動機状態検出部131の判別した移動機状態に関する情報を取得して、通信レートを選択し、これに応じて高速処理ブロック114、中速処理ブロック115および低速処理ブロック116の中から所定のものを選択する。そして、電源供給スイッチ124〜126をこれに応じてオン・オフ制御して、通信に使用するもののみを通電する。また、無線部101の送受信制御を行って、無線を使用しない状態では電源供給スイッチ124〜126をすべてオフにする制御を行う。更に通信制御部132は、電池残容量測定ブロック111、消費電流測定ブロック112および移動速度測定ブロック113についても、対象とする測定が行われない時点で電源供給スイッチ121〜123を個別にオフにする制御を行うようになっている。
図2は、本実施例で電池残容量と消費電流および通信速度の関係を表わした通信レート判別テーブルを示したものである。前記した図示しないCPUの制御プログラムには、予めこの図2に示す通信レート判別テーブル141と同様の内容の関係を示す関係式が記載されている。後に説明するパラメータ判定テーブルについても同様に制御プログラムに予め格納されている。電池残容量と消費電流および通信速度の関係は、本実施例で次のようになる。
電池残容量が大とは、図1に示した電池104の残容量が全容量の3分の2以上の状態をいう。電池残容量が中とは、電池104の残容量が全容量の3分の2未満で3分の1以上の状態をいう。電池残容量が小とは、電池104の残容量が全容量の3分の1未満の状態をいう。
消費電流が大とは、電池104の最大の消費電流の3分の2以上が消費されている状態をいう。消費電流が中とは、電池104の最大の消費電流の3分の2未満で3分の1以上が消費されている状態をいう。消費電流が小とは、電池104の最大の消費電流の3分の1未満が消費されている状態をいう。消費電流測定ブロック112によって測定された現在の消費電流が少ないほど、新たな負荷に流す電流に余裕があることになる。本実施例では、電池残容量と消費電流のそれぞれをこのように3つに区分し、これらの組み合わせで通信速度を定めている。
図3は、ソフトウェア制御ブロックの処理の様子を表わしたものである。図1および図2と共に説明する。情報通信端末100の電源が投入されてその制御が開始されると、まずソフトウェア制御ブロック103内の移動機状態検出部131が動作して装置内の各状態を取得する(ステップS201)。ソフトウェア制御ブロック103は、取得した電池残容量および消費電流を基にして、通信レート判別テーブル141を検索する(ステップS202)。
この結果、通信レートが低速度であると判別された場合には(ステップS203:Y)、低速度通信モードが選択される(ステップS204)。通信制御部132は、まず、この低速度通信モードでは使用しない高速処理ブロック114と中速処理ブロック115の動作を停止させる(ステップS205)。すなわち、電源供給スイッチ124、125をオフにして、高速処理ブロック114と中速処理ブロック115をスリープ状態に移行させ、低速度のみの通信に設定する。
次に、ステップS201で取得した移動速度に適切な制御パラメータを決定する(ステップS206)。具体的には、移動速度測定ブロック113の検出した移動速度に応じて、パラメータ判定テーブルの中の通信レートの低速用に用意された3つの制御パラメータPHL、PML、PLLの中から情報通信端末100の移動速度に応じた1つの制御パラメータを決定する。
図4は、本実施例で用意されているパラメータ判定テーブルの内容を表わしたものである。パラメータ判定テーブル142には、通信レート別に異なった制御パラメータPH、PM、PLが設定されている。これらはセルサーチ周期およびセル選択を実施する時間間隔(Tre-selection)についての動作パラメータであり、それぞれ高速、中速および低速のそれぞれについて予め最適値を求めたものである。
したがって、図3のステップS206では、低速の通信レートの制御パラメータPLで移動速度が高速(H)であれば制御パラメータPHLが決定され、中速(M)であれば制御パラメータPMLが決定され、低速(L)であれば制御パラメータPLLが決定される。なお、システムによっては通信レートにかかわらず、移動速度の違いのみで制御パラメータを区別してもよい。ステップS206で以上のようにして制御パラメータが決定され、その設定が行われたら、この状態で低速度通信モードによる通信を開始させる(ステップS207)。
この後、移動機状態検出部131はハードウェアブロック102内の電池残容量測定ブロック111、消費電流測定ブロック112および移動速度測定ブロック113から所定の時間間隔で情報を取得し、情報通信端末100内の状態変化があるかどうかをチェックする(ステップS208)。情報通信端末100内の状態変化をチェックするのに必要な時間以外では、電源供給スイッチ121〜123をオフにすることはすでに説明した。ステップS208の判断で、たとえば前回測定した各値のいずれかに対して50パーセント以上異なった値が検出された場合、状態変化があったものと判断する。状態変化が検出されれば(Y)、その時点でステップ201に進んで(リターン)、状態変化に対応した処理が開始される。状態変化が検出されなければ(ステップS208:N)、現在の低速度通信モードによる通信が続行されることになる。
一方、通信レート判別テーブル141の検索結果から低速度ではなく(ステップS203:N)、中速度であると判別された場合(ステップS209:Y)、通信レートについて中速度通信モードが選択される(ステップS210)。中速度通信モードが選択されたら、このモードで使用しない高速処理ブロック114の動作を停止させる(ステップS211)。すなわち、電源供給スイッチ124をオフにして、高速処理ブロック114をスリープ状態に移行させて、低速度と中速度を使用した通信に設定する。
次に、ステップS201で取得した移動速度に適切なパラメータを決定する(ステップS212)。具体的には、セルサーチ周期およびセル選択を実施する時間間隔(Tre-selection)についての動作パラメータを図4に示したパラメータ判定テーブル142を用いて、通信レートが中速の3つの制御パラメータPHM、PMM、PLMの中から情報通信端末100の移動速度に応じた1つの制御パラメータを決定する。そして、この動作パラメータを設定した状態で、中速度通信モードによる通信を開始させることになる(ステップS207)。
この後、移動機状態検出部131はハードウェアブロック102内の電池残容量測定ブロック111、消費電流測定ブロック112および移動速度測定ブロック113から継続的に情報を取得し、情報通信端末100内の状態変化があるかどうかをチェックする(ステップS208)。状態変化の判断基準は低速度通信モードによる通信の場合と同一である。状態変化があれば(Y)、その時点でステップ201に進んで(リターン)、この状態変化に対応した処理が最初から開始される。状態変化が検出されなければ(ステップS208:N)、現在の中速度通信モードによる通信が続行されることになる。
一方、電池残容量、消費電流および移動速度の状態を取得した結果(ステップS201)、ステップS209で中速でもないと判別された場合には(N)、高速度通信モードが選択される(ステップS213)。この場合には、中速処理ブロック115と低速処理ブロック116は共に動作状態にある。そこで、電源供給スイッチ124〜126はすべてオンに設定される。次に、ステップS201で取得した移動速度に適合する適切な制御パラメータを決定する(ステップS214)。具体的には、セルサーチ周期およびセル選択を実施する時間間隔(Tre-selection)についての動作パラメータを、図4に示したパラメータ判定テーブル142を用いて、通信レートが高速の3つの制御パラメータPHH、PMH、PLHの中から情報通信端末100の移動速度に応じた1つの制御パラメータを決定する。そして、この動作パラメータを設定した状態で高速度通信モードによる通信を開始させる(ステップS207)。
この後、移動機状態検出部131はハードウェアブロック102内の電池残容量測定ブロック111、消費電流測定ブロック112および移動速度測定ブロック113から所定の時間間隔で情報を取得し、情報通信端末100内の状態変化があるかどうかをチェックする(ステップS208)。状態変化の判断基準は低速度通信モードおよび中速度通信モードによる通信の場合と同一である。状態変化があれば(Y)、その時点でステップ201に進んで(リターン)、この状態変化に対応した処理が開始される。状態変化が検出されなければ(ステップS208:N)、現在の高速度通信モードによる通信が続行されることになる。
ところで、このような実施例の情報通信端末100が高速処理ブロック114、中速処理ブロック115および低速処理ブロック116のいずれも使用していない状態で通信の要求が発生した場合を考える。このとき、ステップS201で取得した装置内の各状態は、当然ながら通信を行っていない状態となる。この状況で、たとえばステップS213で高速度通信モードが選択されると、ステップS207で高速度通信モードによる通信が開始する。すると、電源供給スイッチ124がオンになって高速処理ブロック114が比較的多く電流の消費を開始する。したがって、ステップS208でたとえば10パーセントといったわずかな電流変動分で情報通信端末100内の状態変化があるものと判断するようにすると、ステップS202で図2に示す通信レート判別テーブル141の判別結果が、少ない消費電流に対応するものとして中速度通信モードあるいは低速度通信モードに変更される可能性が高くなる。
この結果として通信レートが高速度通信モードから中速度通信モードあるいは低速度通信モードに変更されたとする。すると、これによる次のステップS208の状態変化検出で再び情報通信端末100内の状態変化があるものと判断されて、この結果として処理モードが高速側に変更される可能性が高くなる。これにより、処理モードがスイッチング素子のチャタリングに似たモード間の繰り返し現象を生じる不都合が発生する可能性がある。そこで本実施例では、ステップS208による状態変化の検出を、3段階の通信レート間の切り替えによっては検出しない程度のものとしている。したがって、実施例では50パーセント以上異なった値が検出された場合、状態変化があったものと判断することにしている。
もちろん、ステップS208の判断は、電池の消耗の進行や、通信以外に使用する電気部品の使用のオン・オフの状況に対応するためのものでもある。したがって、情報通信端末100を構成する電気部品との関係や、ユーザの使用形態に応じて、状態変化を判別する値を調整できるようにしておくことは有効である。
以上説明した実施例の情報通信端末100では、電池104の残容量だけでなく、消費電流といった他のパラメータを考慮した通信レートの選択が可能になる。しかも、通信中に使用しないハードウェアブロックをスリープ状態にすることにしたので、この点でも消費電流を削減することができる。また、情報通信端末100の移動速度に応じた通信パラメータを選択したり、電池104の残容量に応じた通信動作を行わせることによって消費電流の削減を効果的に行うことができる。更に、情報通信端末100の消費電流によって通信方式を選択し、それに応じた消費電流で通信動作させることによって消費電流の削減に効果がある。
<本発明の第1の変形例>
図5は、本発明の第1の変形例における情報通信端末と基地局の構成の概要を表わしたものである。図5で図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この変形例の情報通信端末の100Aは、無線部101、ハードウェアブロック102A、ソフトウェア制御ブロック103Aおよびこれらに電源を供給する電池104に分かれている。
ハードウェアブロック102Aは、実施例と同様に、電池残容量測定ブロック111、消費電流測定ブロック112および移動速度測定ブロック113から構成されている。第1の変形例の場合には、図1に示した通信処理に関する高速処理ブロック114、中速処理ブロック115および高速処理ブロック116の3つの処理ブロックの代わりに、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信を行うWiMAXブロック301およびW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)通信を行うW−CDMAブロック302が設けられており、それぞれ電源供給スイッチ311、312を介して電池104と接続されている。
ここで、WiMAXブロック301を使用した場合、最大70Mビット/秒のデータ転送速度を実現することができ、カバーする領域も広い。しかしながら、WiMAXブロック301は、W−CDMAブロック302よりも電池104の消耗の進行が早い。そこで、第1の変形例では電池104の残容量と消費電流についてそれぞれ所定のしきい値を定めている。そして、電池104の残容量がしきい値よりも大きく、現在の消費電流がしきい値以下しか消費していないときは、WiMAXブロック301を使用して通信を行うことにしている。第1の変形例では、一例として、これらのしきい値を共に半分の値に設定している。
図6は、第1の変形例で電池残容量と消費電流および通信方式の関係を表わした通信方式判別テーブルを示したものである。前記したCPUの制御プログラムには、予めこの図6に示す通信方式判別テーブル151と同様の内容の関係を示す関係式が記載されている。電池残容量と消費電流および通信方式の関係は、次のようになる。
電池残容量が大とは、図1に示した電池104の残容量が全容量の2分の1以上の状態をいう。電池残容量が小とは、電池104の残容量が全容量の2分の1未満の状態をいう。
消費電流が大とは、電池104の最大の消費電流の2分の1以上が消費されている状態をいう。消費電流が小とは、電池104の最大の消費電流の2分の1未満が消費されている状態をいう。消費電流測定ブロック112によって測定された現在の消費電流が少ないほど、新たな負荷に流す電流に余裕があることになる。第1の変形例では、電池残容量と消費電流のそれぞれをこのように2つに区分し、これらの組み合わせで通信方式を定めている。
図7は、第1の変形例におけるソフトウェア制御ブロックの処理の様子を表わしたものである。図5および図6と共に説明する。情報通信端末100Aの電源が投入されてその制御が開始されると、ソフトウェア制御ブロック103A内の移動機状態検出部131Aが動作して装置内の各状態を取得する(ステップS401)。ソフトウェア制御ブロック103Aは、取得した電池残容量および消費電流を基にして、通信方式判別テーブル151を検索する(ステップS402)。
この結果、通信方式がW−CDMAであると判別された場合には(ステップS403:Y)、W−CDMA通信モードが選択される(ステップS404)。すなわち、電源供給スイッチ312がオンにされて、W−CDMAブロック302へ通信のための給電が行われる。この場合には、電源供給スイッチ311はオフにされ、WiMAXブロック301への給電が絶たれて、その動作が停止状態となる(ステップS405)。
次にソフトウェア制御ブロック103Aは、移動速度測定ブロック113からステップS401で得られた情報通信端末100Aの移動速度に適切なW−CDMA通信方式の制御パラメータを決定する(ステップS406)。
図8は、第1の変形例で用意されているパラメータ判定テーブルの内容を表わしたものである。パラメータ判定テーブル152には、情報通信端末100の3段階の移動速度としての高速(H)、中速(M)および低速(L)のそれぞれに2種類の通信方式としてのW−CDMA通信方式およびWiMAX通信方式を対応させた合計6種類の制御パラメータPが設定されている。これらはセルサーチ周期およびセル選択を実施する時間間隔(Tre-selection)についての動作パラメータであり、それぞれの場合について予め最適値を求めたものである。
図7のステップS406でW−CDMA通信方式用のパラメータに設定したら、この状態でW−CDMA通信方式による通信を開始させる(ステップS407)。
この後、移動機状態検出部131Aはハードウェアブロック102A内の電池残容量測定ブロック111、消費電流測定ブロック112および移動速度測定ブロック113から所定の時間間隔で情報を取得し、情報通信端末100A内の状態変化があるかどうかをチェックする(ステップS408)。情報通信端末100A内の状態変化をチェックするのに必要な時間以外では、電源供給スイッチ121〜123をオフにすることはすでに説明した。ステップS408の判断で、たとえば前回測定した各値のいずれかに対して50パーセント以上異なった値が検出された場合、状態変化があったものと判断する。ステップS408の判断で、状態変化が検出されれば(Y)、その時点でステップ401に進んで(リターン)、この状態変化に対応した処理が開始される。状態変化が検出されなければ(ステップS408:N)、現在のW−CDMA通信モードによる通信が続行されることになる。
一方、通信方式判別テーブル151の検索結果から、通信方式がWiMAXであると判別された場合(ステップS403:N)、電源供給スイッチ311がオンにされて、WiMAXブロック301へ通信のための給電が行われる(ステップS409)。この場合には、電源供給スイッチ312はオフにされ、W−CDMAブロック302への給電が絶たれて、その動作が停止状態となる(ステップS410)。
次にソフトウェア制御ブロック103Aは、移動速度測定ブロック113からステップS401で得られた情報通信端末の100Aの移動方式に適切なWiMAX通信方式の動作パラメータを、図8に示したパラメータ判定テーブル152を用いて決定する(ステップS411)。そして、この動作パラメータを設定した状態でWiMAX通信方式による通信を開始させる(ステップS407)。
この後、移動機状態検出部131はハードウェアブロック102A内の電池残容量測定ブロック111、消費電流測定ブロック112および移動速度測定ブロック113から所定の時間間隔で情報を取得し、情報通信端末100A内の状態変化があるかどうかをチェックする(ステップS408)。ステップS408の判断で、たとえば前に測定した各値のいずれかに対して50パーセント以上異なった値が検出された場合、状態変化があったものと判断する。状態変化があれば(Y)、その時点でステップ401に進んで(リターン)、この状態変化に対応した処理が開始される。状態変化が検出されなければ(ステップS408:N)、現在のWiMAX通信モードによる通信が続行されることになる。
第1の変形例のステップS408で判断される状態変化についての基準となる50パーセントという値は、実施例で説明したと同様に他の値に変更するようにしてもよい。
なお、第1の変形例では図6に示した通信方式判別テーブルで電池残容量と消費電流の4種類の組み合わせに対して1種類のみをWiMAX通信方式としたが、W−CDMA通信方式と共に2種類ずつ割り当てるようにしてもよいし、反対にW−CDMA通信方式を1種類のみ割り当てるようにしてもよい。
更に、第1の変形例ではWiMAX通信方式とW−CDMA通信方式の切り替えについて説明したが、その他の複数の通信方式の間で同様の切り替えを行うようにしてもよい。たとえば、CDMA通信方式やGSM(登録商標)(Global System for Mobile)通信方式が代表的な通信方式として存在している。したがって、これら4つの通信方式の中から任意の2つ以上の通信方式を選択し、これらを電池残容量と消費電流の組み合わせに対応させるようにしてもよい。
<本発明の第2の変形例>
図9は、本発明の第2の変形例におけるソフトウェア制御ブロックの処理についてその要部を表わしたものである。図9で処理のスタートからステップS207までの処理は、図3に示した先の実施例と同一である。ステップS501では、情報通信端末100内の状態変化が前回測定した値に対して第1の範囲外であるかどうかを判別する。ここで第1の範囲とは、たとえば+50パーセントから−50パーセントの変動範囲である。この範囲外の場合には(Y)、従来と同様に処理がスタート時点に戻る(リターン)。
これに対して、この例で+50パーセントから−50パーセントの変動範囲に収まっている場合(ステップS501:N)、通信レートの切り替えによる状態変化が落ち着くまでのステップS207の通信開始からの時間tが時間t1だけ経過しているかどうかが判別される(ステップS502)。時間tが時間t1を超過しない間は(N)、ステップS501に処理が戻る。すなわち情報通信端末100内の電源状態が急速に変動している間、それぞれの測定間隔での状態変化の程度の判別は、第1の範囲を基準とすることになる。
時間tが時間t1を超過すると(ステップS502:Y)、情報通信端末100内の状態変化が前回測定した値に対して第2の範囲外であるかの判別が行われる(ステップS503)。ここで第2の範囲は、たとえば+20パーセントから−20パーセントの変動範囲というように第1の範囲よりも狭くなっている。これは、ステップS207で、ある通信レートでの通信が開始してから情報通信端末100内の電源状態が安定するまでの想定される時間が経過しているので、これ以後は状態変化の程度をより厳格に判断することにしているためである。
したがって、前回測定した値に対する変動幅が第2の範囲に収まっている間は(ステップS503:N)、ステップS207で開始した通信状態が保持される。前回測定した値に対する変動幅が第2の範囲を超える場合には(ステップS503:Y)、従来と同様に処理がスタート時点に戻ることになる(リターン)。
<本発明の第3の変形例>
図10は、本発明の第3の変形例におけるソフトウェア制御ブロックの処理についてその要部を表わしたものである。図10で処理のスタートからステップS207までの処理は、図3に示した先の実施例と同一である。ステップS521では、時間tが時間t1を超過するまで処理を無条件に待機する待機ループが存在している。時間tが時間t1を超過すると(ステップS521:Y)、前回測定した値に対する変動幅が第2の範囲を超えるかどうかの判別が行われる(ステップS522)。すなわち、ステップS522の処理は図9のステップS503の処理と同じである。
このように本発明の第3の信号レベルでは、ステップS207で開始した通信レートが時間t1だけ無条件に保持され、その後は、情報通信端末100内の状態変化が前回測定した値に対して第2の範囲を超えない限りステップS207で開始した通信状態が保持される。前回測定した値に対する変動幅が第2の範囲を超える場合には(ステップS522:Y)、先の実施例と同様に処理がスタート時点に戻ることになる(リターン)。
このように第3の変形例は時間tが時間t1を超過する前に電源の状態が大きく変化した場合に対応することができないという点を除けば、第2の変形例とほぼ同様な制御を実現することができる。
なお実施例では、図3のステップS202で取得した電池残容量および消費電流を基にして、通信レート判別テーブル141を検索して通信レートを判別し、その後にステップS206、ステップS212およびステップS214で情報通信端末100の移動速度に応じた制御パラメータを選択することにしたが、これに限るものではない。たとえば、これら電池残容量、消費電流および情報通信端末100の移動速度を基にして、低速度、中速度あるいは高速度の通信モードを選択するテーブルを用意し、このテーブルで選択した後、これらに最適な制御パラメータを選択するようにしてもよい。また、制御パラメータも一括して指定するようなものであってもよい。
第1の変形例についても同様である。すなわち、第1の変形例では図6のステップS402で取得した電池残容量および消費電流を基にして、通信方式判別テーブル151を検索して通信方式を判別し、その後にステップS406およびステップS411で情報通信端末100Aの移動速度に応じた制御パラメータを選択することにしたが、これに限るものではない。たとえば、これら電池残容量、消費電流および情報通信端末100Aの移動速度を基にして、通信方式を選択するテーブルを用意し、このテーブルで選択した後、これらに最適な制御パラメータを選択するようにしてもよい。また、制御パラメータも一括して指定するようなものであってもよい。
本発明の一実施例における情報通信端末と基地局の構成の概要を表わしたブロック図である。 本実施例の通信レート判別テーブルの説明図である。 本実施例におけるソフトウェア制御ブロックの処理の様子を表わした流れ図である。 本実施例で使用されるパラメータ判定テーブルの内容を表わした説明図である。 本発明の第1の変形例における情報通信端末と基地局の構成の概要を表わしたブロック図である。 第1の変形例の通信方式判別テーブルの説明図である。 第1の変形例におけるソフトウェア制御ブロックの処理の様子を表わした流れ図である。 第1の変形例で使用されるパラメータ判定テーブルの内容を表わした説明図である。 本発明の第2の変形例におけるソフトウェア制御ブロックの処理の要部を表わした流れ図である。 本発明の第3の変形例におけるソフトウェア制御ブロックの処理の要部を表わした流れ図である。
符号の説明
100、100A 情報通信端末
101 無線部
102、102A ハードウェアブロック
103、103A ソフトウェア制御ブロック
104 電池
111 電池残容量測定ブロック
112 消費電流測定ブロック
113 移動速度測定ブロック
114 高速処理ブロック
115 中速処理ブロック
116 低速処理ブロック
121〜126、311、312 電源供給スイッチ
141 通信レート判別テーブル
151 通信方式判別テーブル
301 WiMAXブロック
302 W−CDMAブロック

Claims (7)

  1. 自装置内各部に電源を供給する電池の残容量と、この電池が通信手段を含んだ装置内各部に流す電流の総和としての消費電流ならびに自装置の移動速度を自装置内のCPUが測定する測定ステップと、
    この測定ステップで測定した電池の残容量および消費電流についての測定値との関係で自装置が特定装置との間で通信する際の通信レートを、前記電池の残容量が多く消費電流が小さいほど高速となるように予め定めた複数段階の中から前記CPUが選択する通信レート選択ステップと、
    通信を処理する速度に応じて複数の処理ブロックが自装置に用意されているとき、これらの処理ブロックとの関係で前記通信レート選択ステップで選択した通信レートに対応する通信モードを前記CPUが判別する通信モード判別ステップと、
    この通信モード判別ステップで判別した通信モードでは使用しない不要な処理ブロックが前記複数の処理ブロックの中に存在するかを前記CPUが判別する不要処理ブロック存否判別ステップと、
    この不要処理ブロック存否判別ステップで不要な処理ブロックが存在すると判別したとき前記CPUが該当する処理ブロックに対する電力消費を断とする不要処理ブロック電力消費断ステップと、
    この不要処理ブロック電力消費断ステップで不要な処理ブロックに対する電力消費を断とした後、前記測定ステップで測定した自装置の移動速度と前記通信レート選択ステップで選択した通信レートとの関係で自装置が特定装置との間で通信する際の通信パラメータの最適値を前記CPUが設定する通信パラメータ設定ステップと、
    この通信パラメータ設定ステップで通信パラメータの設定が行われた段階で前記通信レート選択ステップで選択した通信レートに対応する通信モードで前記CPUが通信を開始させる通信開始ステップ
    とを具備することを特徴とする情報通信端末の通信方法。
  2. 前記通信開始ステップで通信が開始された後、自装置内各部に電源を供給する電池の残容量と、この電池が通信手段を含んだ装置内各部に流す電流の総和としての消費電流を自装置内のCPUが測定を繰り返して状態の変化が起きる時点を検出する状態変化検出ステップと、
    この状態変化検出ステップで状態の変化が起きたことが検出されたとき、前記通信レート選択ステップ以降のステップに新たに移行する移行ステップ
    とを具備することを特徴とする請求項1記載の情報通信端末の通信方法。
  3. 前記通信モード判別ステップで判別した通信モードが最も高速の通信レートに対応した通信モードであるとき、前記不要処理ブロック電力消費断ステップを省略して前記通信パラメータ設定ステップに直ちに移行する不要処理ブロック電力消費断ステップ省略ステップを具備することを特徴とする請求項1記載の情報通信端末の通信方法。
  4. 前記状態変化検出ステップでは、前記電池の残容量と消費電流が通信レートの変更を意味する値に変化していても、予め定めた所定のパーセント以上異なった値に変化していなければ状態変化を検出しないことを特徴とする請求項2記載の情報通信端末の通信方法。
  5. 情報通信端末のコンピュータ
    この情報通信端末内各部に電源を供給する電池の残容量と、この電池が通信手段を含んだ装置内各部に流す電流の総和としての消費電流ならびに前記情報通信端末の移動速度を測定する測定処理と、
    この測定処理で測定した電池の残容量および消費電流についての測定値との関係で前記情報通信端末が特定装置との間で通信する際の通信レートを、前記電池の残容量が多く消費電流が小さいほど高速となるように予め定めた複数段階の中から選択する通信レート選択処理と、
    通信を処理する速度に応じて複数の処理ブロックが前記情報通信端末に用意されているとき、これらの処理ブロックとの関係で前記通信レート選択処理で選択した通信レートに対応する通信モードを判別する通信モード判別処理と、
    この通信モード判別処理で判別した通信モードでは使用しない不要な処理ブロックが前記複数の処理ブロックの中に存在するかを判別する不要処理ブロック存否判別処理と、
    この不要処理ブロック存否判別処理で不要な処理ブロックが存在すると判別したとき該当する処理ブロックに対する電力消費を断とする不要処理ブロック電力消費断処理と、
    この不要処理ブロック電力消費断処理で不要な処理ブロックに対する電力消費を断とした後、前記測定処理で測定した前記情報通信端末の移動速度と前記通信レート選択処理で選択した通信レートとの関係で前記情報通信端末が特定装置との間で通信する際の通信パラメータの最適値を設定する通信パラメータ設定処理と、
    この通信パラメータ設定処理で通信パラメータの設定が行われた段階で前記通信レート選択処理で選択した通信レートに対応する通信モードで通信を開始させる通信開始処理
    とを実行させることを特徴とする情報通信端末の通信プログラム。
  6. 前記通信開始処理で通信が開始された後、前記情報通信端末内各部に電源を供給する電池の残容量と、この電池が通信手段を含んだ装置内各部に流す電流の総和としての消費電流の測定を繰り返して状態の変化が起きる時点を検出する状態変化検出処理と、
    この状態変化検出処理で状態の変化が起きたことが検出されたとき、前記通信レート選択処理以降の処理に新たに移行する移行処理
    を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項5記載の情報通信端末の通信プログラム。
  7. 前記通信モード判別処理で判別した通信モードが最も高速の通信レートに対応したモードであるとき、前記不要処理ブロック電力消費断処理を省略して前記通信パラメータ設定処理に直ちに移行する不要処理ブロック電力消費断処理省略処理
    を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項5記載の情報通信端末の通信プログラム。
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