JP2006013756A - データ通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な回路構成でデータ通信装置が備えるプロセッサの消費電力を抑える。
【解決手段】 MAC部13は、データ通信装置10の通信を制御するためのプロセッサ14を備える。プロセッサ14は、無線伝送レートまたはホストインタフェースの種別に応じてクロック制御信号を生成する。発振器18は、所定の周波数のクロック信号を生成する。PLL回路40は、クロック制御信号に従ってクロック信号の周波数を調整する。プロセッサ14には、PLL回路40により周波数が調整されたクロック信号が供給される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プロセッサを備えるデータ通信装置に係わり、特に、データ通信装置が備えるプロセッサに供給するクロックを制御する技術に係わる。
近年、無線通信システムが普及してきている。たとえば、無線LANシステムの分野では、IEEE802.11が広く知られている。IEEE802.11では、複数の方式について標準化が図られているが、その中で最も広く実用化されつつある方式の1つがIEEE802.11gである。
IEEE802.11gに準拠するデータ通信装置は、複数の送受信レート(1/2/5.5/11/6/9/12/18/24/36/48/54Mbps)の中から任意の送信レートを選択することができる。また、上記データ通信装置は、しばしば、そのデータ通信装置を収容するホスト装置との接続のために複数種類のインタフェース(例えば、16ビットPCカード、PCI等)を提供する。
上述のデータ通信装置は、通常、MAC(Media Access Control)層の制御のためのプロセッサを有している。ここで、このプロセッサは、最大負荷処理状態(すなわち、最大伝送レートが選択され、且つ、最も高速のホストインタフェースが使用された状態)で動作する場合あっても、必要な処理を遅延なく実行できる能力を備えている。そして、このプロセッサには、最大負荷状態に対応する処理を実行できる周波数のクロック信号が与えられる。
ところで、データ通信装置の消費電力は小さいことが望ましい。特に、データ通信装置がモバイル端末に接続または内蔵される場合には、そのモバイル端末のバッテリ時間を長くするために、データ通信装置の消費電力を少しでも小さくしたいところである。ところが、従来のデータ通信装置では、プロセッサが最大負荷状態に対応する処理を実行可能な周波数のクロック信号が固定的に与えられていたので、比較的遅い伝送レートが選択されている場合や、低速のホストインタフェースが使用されている場合などには、プロセッサにおいて無駄な電力消費が発生していた。
この問題を解決する方策の1つとして、特許文献1には、通信回線のデータ伝送速度を検出する速度検出器およびデータ処理速度を監視する監視部を備えたデータ通信装置において、それらの検出/監視結果に応じてデータ処理部へ供給すべきクロック信号の周波数を変化させる構成が記載されている。
また、特許文献2には、データ通信装置に係わるものではないが、マイクロプロセッサの演算遅延を検出する回路を設け、その演算遅延の大きさに応じてクロック周波数を制御することによって処理能力の最適化を図る技術が記載されている。
特開平4−62610号公報(図1、図4、2ページ左下欄〜3ページ左上欄) 特開平11−24782号公報(図1、段落0018〜0019、要約)
特許文献1に記載の構成では、通信回線のデータ伝送速度を検出する速度検出器およびデータ処理速度を監視する監視部を備える必要がある。また、特許文献2に記載の構成では、マイクロプロセッサの演算遅延を検出する回路を備える必要がある。すなわち、従来の技術においてプロセッサの無駄な電力消費を抑えるためには、各種検出回路または監視回路を備える必要があり、全体として回路規模が大きくなっていた。なお、回路規模を小さくすることは、特に、バッテリから供給される電力で動作するモバイル端末において重要である。
本発明の目的は、簡単な回路構成でデータ通信装置が備えるプロセッサの消費電力を抑えることである。
本発明のデータ通信装置は、通信を制御するためのプロセッサを備える構成であり、所定の周波数のクロック信号を生成する発振器と、他の通信装置との間で通信条件の確認を行う確認手段と、上記確認手段により確認された通信条件に応じて上記発振器が生成するクロック信号の周波数を調整して上記プロセッサへ供給する周波数調整回路、を有する。
上記データ通信装置において、他の通信装置との間の通信条件によっては、プロセッサの能力がオーバスペックになることがある。そして、プロセッサの能力がオーバスペックとなるような通信条件下では、プロセッサの動作周波数を低下させても、動作遅延が発生することはない。したがって、この場合、周波数調整回路は、そのプロセッサに供給すべきクロック信号の周波数を低下させる。なお、上述の通信条件は、例えば、伝送レートである。
本発明の他の態様のデータ通信装置は、通信を制御するためのプロセッサを備える構成であり、所定の周波数のクロック信号を生成する発振器と、当該データ通信装置と当該データ通信装置に接続されるホスト装置との間のインタフェースの種別を識別する識別手段と、上記識別手段により識別されたインタフェースの種別に応じて上記発振器が生成するクロック信号の周波数を調整して上記プロセッサへ供給する周波数調整回路、を有する。
上記データ通信装置において、プロセッサの処理速度に対してホストインタフェースの速度が遅い場合は、プロセッサの能力がオーバスペックになる。このため、ホストインタフェースが低速な場合は、周波数調整回路は、そのプロセッサに供給すべきクロック信号の周波数を低下させる。
上述のデータ通信装置において、当該データ通信装置に接続されるホスト装置が利用する通信アプリケーションの種別を検出する検出手段をさらに備えるようにしてもよい。そして、上記周波数調整回路は、上記検出手段により検出された通信アプリケーションの種別に応じて上記発振器が生成するクロック信号の周波数を調整して上記プロセッサへ供給する。この構成においては、ホスト装置が低速な通信アプリケーションのみを利用するときは、周波数調整回路は、プロセッサに供給すべきクロック信号の周波数を低下させる。
本発明によれば、通信を制御するためのプロセッサの能力がオーバスペックになると推定されるときは、そのプロセッサに供給されるクロック信号の周波数を低下させるので、動作遅延を生じさせることなく消費電力を抑えることができる。また、通信を開始する前にプロセッサの能力がオーバスペックになるか否かを推定できるので、通信中に伝送レート等を監視する必要がない。したがって、通信中に付加的な処理が発生することがなく、また、回路構成も簡単である。
図1は、本発明の実施形態のデータ通信装置の実装例を示す図である。データ通信装置10は、ホスト装置20に接続(または、内蔵)されて使用されるものとする。そして、データ通信装置10は、ホスト装置20により作成されたデータをパケットに格納して通信装置30へ送信し、また、通信装置30から受信したパケットからデータを取り出してホスト装置20に渡す。ここで、ホスト装置20は、例えば、パソコンまたは携帯電話器等であり、データ通信装置10は、例えば、無線LANカードまたは無線通信チップ等である。なお、以下の説明では、データ通信装置10は、無線LANの標準規格の1つであるIEEE802.11に準拠した通信を提供するものとする。
データ通信装置10は、無線信号を送受信する無線(RF:Radio Frequency )部11、ベースバンド帯で信号を処理するベースバンド部12、MAC層の制御を行うMAC部13を備える。そして、少なくともMAC部13には、予め記述されたプログラムを実行するプロセッサ14が設けられている。
データ通信装置10は、データ通信装置10とホスト装置20とを接続するためのインタフェース(以下、ホストインタフェース)として、速度の異なる複数種類のインタフェースを提供する。例えば、高速インタフェースとしてPCIまたはCardBus等が提供され、低速インタフェースとして16ビットPCカードまたはCF等が提供される。
データ通信装置10の端部には、MAC部13が有するプロセッサ14の対応する入力ピンに接続される端子15a〜15dが設けられている。一方、ホスト装置20の端部には、設定指示回路22に接続される端子21a〜21dが設けられている。そして、データ通信装置10とホスト装置20とを接続すると、端子15a〜15dと端子21a〜21dとが互いに接触するようになっている。ここで、設定指示回路22は、端子21a〜21dの中から任意の1つを選択することによってホスト装置20が使用するホストインタフェースの種別を指示する回路であり、この例では、PCI、CardBus、16ビットPCカード、CFの中から任意の1つを指示する。したがって、データ通信装置10とホスト装置20とを接続すると、設定指示回路22により指示された「ホストインタフェースの種別を表す情報」が、端末21a〜21dおよび端末15a〜15dを介して、MAC部13のプロセッサ14に通知されることになる。すなわち、MAC部13のプロセッサ14は、データ通信装置10とホスト装置20とを接続すると、ホスト装置20が使用するホストインタフェースの種別を識別できる。なお、特許請求の範囲の「識別手段」は、この例では、プロセッサ14が所定のプログラムを実行することにより実現されるが、端子15a〜15dおよびプロセッサ14と端末15a〜15dとを接続する導体パターンを含むと解釈することもできる。
設定指示回路22の設定は、例えば、ホスト装置20の初期設定として、そのユーザにより行われる。なお、図1に示す例では、ユーザにより端子21aが選択された状態を示している。
図2は、データ通信装置10の構成を示す図である。なお、図2では、データ通信装置の構成のうち、本発明に直接的に係わる要部が描かれている。
ベースバンド部12は、ベースバンド帯で送信信号または受信信号を処理するプロセッサ16を備えている。MAC部13は、メモリ17を備えている。メモリ17は、データ通信装置10の通信を制御するためのプログラム等を格納する不揮発性メモリ領域およびプロセッサ14の作業領域として使用されるRAM領域を含む。そして、不揮発性メモリ領域には、「ホスト装置20が利用する通信アプリケーションの種別を表す情報」が予め書き込まれている。なお、この情報は、たとえば、ホスト装置20が利用する通信アプリケーションが予め決まっている場合に、データ通信装置10の出荷時に書き込まれる。また、この情報は、ホスト装置20が利用する通信アプリケーションの要求するデータ処理速度が所定値以上であるか否かを表す1ビットの情報であってもよい。ここで、特許請求の範囲に記載の「検出手段」は、この例では、メモリ17の不揮発性メモリ領域に書き込まれている上記情報、及びその情報を読み出して認識するプロセッサ14により実現される。
発振器18は、周波数Fo のクロック信号を生成する。このクロック信号は、無線部11、ベースバンド部12、PLL回路40に供給される。PLL回路40は、クロック制御信号に従って発振器18から供給されるクロック信号の周波数を調整し、その周波数を調整したクロック信号をベースバンド部12のプロセッサ16およびMAC部13のプロセッサ14に供給する。なお、特許請求の範囲の「周波数調整回路」は、この実施例ではPLL回路40により実現されるが、他の構成により実現されてもよい。
位相検出回路41は、発振器18が生成するクロック信号と分周器45から出力される分周信号との位相差を検出し、その位相差に比例する位相誤差信号を生成する。チャージポンプ回路42は、位相誤差信号に基づいて決まるチャージポンプ電流を生成する。ローパスフィルタ43は、チャージポンプ回路42が生成するチャージポンプ電流を平滑化することにより制御電圧VTを生成する。電圧制御発振器(VCO)44は、制御電圧VTにより決まる周波数の信号を出力する。分周器45は、プログラマブル分周器であり、プロセッサ14から与えられるクロック制御信号に従って電圧制御発振器45の出力信号を分周する。そして、この分周器45の出力を位相検出回路41に与えることによりPLLループが形成される。
上記構成のPLL回路40において、発振器18から周波数Fo のクロック信号が供給される。したがって、クロック制御信号として「分周比=1」が与えられると、PLL回路40から出力されるクロック信号の周波数も「Fo 」になる。また、クロック制御信号として「分周比=n」が与えられると、PLL回路40から出力されるクロック信号の周波数は「n×Fo 」になる。
次に、データ通信装置10の接続手順について説明する。なお、以下の実施例では、データ通信装置10がIEEE802.11に準拠する通信機能を提供するものとする。
図3は、インフラモードにおける接続手順を示す図である。ここでは、データ通信装置10がステーション(端末局)であり、アクセスポイント(基地局)に接続する手順を示す。
手順1:データ通信装置(STA)10は、プローブ要求(Probe Request )を送信する。プローブ要求は、端末局が周辺に存在する無線セルの有無を問い合わせるメッセージである。データ通信装置(STA)10は、このプローブ要求のSupported Rates 領域を利用して、データ通信装置(STA)10がサポートする無線伝送レートを接続相手に通知する。ここでは、データ通信装置(STA)10はインフラモード環境下で動作しており、このプローブ要求はアクセスポイント(AP)により受信される。
手順2:プローブ要求を受信したアクセスポイント(AP)は、データ通信装置(STA)10に対してプローブ応答(Probe Response)を返送する。このとき、アクセスポイント(AP)は、このプローブ応答のSupported Rates 領域を利用して、アクセスポイント(AP)がサポートする無線伝送レートをデータ通信装置(STA)10に通知する。また、アクセスポイント(AP)は、Capability Information領域を利用して、このプローブ応答の送信元がアクセスポイント(AP)である旨を通知する。したがって、データ通信装置(STA)10は、このプローブ応答により、アクセスポイント(AP)がサポートする無線伝送レート、および接続相手がアクセスポイント(AP)である旨を認識できる。
手順3〜4:データ通信装置(STA)10は、アクセスポイント(AP)に対して認証要求(Authentication)を送信する。そして、アクセスポイント(AP)は、認証に成功すると、データ通信装置(STA)10へ認証応答(Authentication Response )を返送する。
手順5〜6:データ通信装置(STA)10は、アクセスポイント(AP)に対してアソシエーション要求(Association Request )を送信する。アソシエーション要求は、端末局が基地局に対して接続関係を要求するメッセージである。また、アソシエーション要求を受信したアクセスポイント(AP)は、データ通信装置(STA)10に対してアソシエーション応答(Association Response)を返送する。アソシエーション応答は、アソシエーション要求に対して接続関係を認めるか否かを応答するメッセージである。なお、アソシエーション要求/応答においても、サポート可能な無線伝送レートが相互に通知される。
上記手順により、データ通信装置(STA)10は、アクセスポイント(AP)に接続され、以降、そのアクセスポイント(AP)を介して通常の通信を行う。
図4は、アドホックモードにおける接続手順を示す図である。アドホックモードでは、専用のアクセスポイント(AP)が存在せず、ステーション(端末局)同士が相互に通信を行う。
手順1:データ通信装置(STA1)10は、プローブ要求を送信する。このとき、データ通信装置(STA1)10は、このプローブ要求のSupported Rates 領域を利用して、データ通信装置(STA1)10がサポートする無線伝送レートを接続相手に通知する。ただし、データ通信装置(STA1)10は、アドホックモード環境下で動作しているので、このプローブ要求は他の1以上のステーション(端末局)により受信される。この例では、ステーションSTA2、STA3により受信されている。
手順2:プローブ要求を受信した1以上のステーションの中で最後にビーコンを送出したステーションが、データ通信装置(STA1)10に対してプローブ応答を返送する。図4に示す例では、ステーションSTA2がプローブ応答を返送している。このとき、ステーションSTA2は、このプローブ応答のSupported Rates 領域を利用して、ステーションSTA2がサポートする無線伝送レートをデータ通信装置(STA1)10に通知する。また、ステーションSTA2は、Capability Information領域を利用して、このプローブ応答の送信元がステーション(端末局)である旨を通知する。よって、データ通信装置(STA1)10は、このプローブ応答により、接続すべきステーションがサポートする無線伝送レート、および接続相手がアクセスポイントではなくステーション(端末局)である旨を認識する。
このように、データ通信装置10は、他の通信装置(図3に示すインフラモードでは、アクセスポイント(AP)、図4に示すアドホックモードでは、ステーションSTA2)との間で通信条件の確認を行う。ここで、確認される通信条件は、無線伝送レートおよび接続相手がアクセスポイントであるかステーションであるかの識別を含む。なお、特許請求の範囲に記載の「確認手段」は、この例では、プロセッサ14が所定のプログラムを実行することにより実現される。
次に、データ通信装置10において、プロセッサ14、16に供給すべきクロックの周波数を請求する方法について説明する。なお、データ通信装置10は、複数種類の無線データレート、複数種類のホストインタフェースを提供する。そして、プロセッサ14、16は、データ通信装置10が最大負荷処理状態(即ち、最大無線伝送レートが選択され、且つ、最も高速のホストインタフェースが使用された状態)で動作する場合あっても、必要な処理を遅延なく実行できる能力を備えている。ところが、データ通信装置10は、常に最大負荷処理状態で動作するわけではない。そして、データ通信装置10が最大負荷処理状態で動作しない期間は、プロセッサ14、16の動作周波数を低くしても動作遅延が生じることはない。換言すれば、このような期間は、プロセッサ14、16は、その処理能力がオーバスペック状態になっていると推定される。従って、データ通信装置10が最大負荷処理状態で動作しない期間にプロセッサ14、16の動作周波数を低くすれば、動作遅延を起こすことなく、消費電力を抑えることができる。そこで、実施形態のデータ通信装置10においては、他の通信装置との間で確認した通信条件、ホストインタフェースの種別、ホスト装置20が利用する通信アプリケーションの種別に応じて、プロセッサ14、16に供給するクロック信号の周波数を調整する機能を設けた。
図5は、データ通信装置10の初期設定処理のフローチャートである。この処理は、データ通信装置10の電源が投入された直後にMAC部13のプロセッサ14により実行される。
ステップS1では、ホストインタフェースの種別を識別する。ホストインタフェースの種別は、この実施例では、ホスト装置20において設定指示回路22により設定される。そして、プロセッサ14は、図1を参照しながら説明したように、端子15a〜15dを介して入力される電位を検出することによりホストインタフェースの種別を識別する。この結果、ホストインタフェースが高速インタフェースであるPCI又はCardBusであればステップS2へ進み、低速インタフェースである16ビットPCカード又はCFであればステップS4へ進む。
ステップS2では、ホスト装置20が利用する通信アプリケーションが予め決められている場合には、その通信アプリケーションの種別を検出する。ここで、ホスト装置20が利用する通信アプリケーションが予め決められている場合には、その種別を表わす情報が図2に示すメモリ17の不揮発性メモリ領域に書き込まれている。したがって、プロセッサ14は、そのメモリ領域から通信アプリケーションの種別を表わす情報を読み出す。そして、その通信アプリケーションの要求するデータ処理速度が所定値よりも高ければステップS3へ進み、所定値以下であればステップS4へ進む。なお、ホスト装置20が利用する通信アプリケーションが予め決められていない場合には、ステップS2の処理はスキップされる。
ステップS3では、PLL回路40に通常のクロック信号を生成させる。この例では、「分周比=n(n>1)」を表わすクロック制御信号を生成し、PLL回路40の分周器45に与える。これにより、PLL回路40は、発振器18が生成するクロック信号の周波数のn倍の周波数を持ったクロック信号を生成することになる。そして、このクロック信号は、プロセッサ14、16に与えられる。
一方、ステップS4では、PLL回路40に低速のクロック信号を生成させる。この例では、「分周比=1」を表わすクロック制御信号を生成して分周器45に与える。これにより、PLL回路40は、発振器18が生成するクロック信号の周波数と同じ周波数のクロック信号を生成することになる。そして、このクロック信号は、プロセッサ14、16に与えられる。
このように、ホストインタフェースおよびホスト装置20が利用する通信アプリケーションの双方が高速であった場合には、通常の周波数のクロック信号がプロセッサ14、16に供給される。しかし、ホストインタフェースまたはホスト装置20が利用する通信アプリケーションの少なくとも一方が低速であった場合には、周波数の低いクロック信号がプロセッサ14、16に供給される。
図6は、データ通信装置10がプローブ要求を送信する直前に実行されるクロック選択処理のフローチャートである。
プローブ要求を送信する直前に実行されるクロック選択処理は、基本的には、図5に示したステップS2〜S4と同じである。ただし、プローブ要求を送信する直前には、メモリ17の不揮発性メモリ領域に書き込まれている通信アプリケーションの種別を表わす情報がRAM領域に展開され、それをユーザが書き換えることができるようになっている。よって、この場合は、ステップS11において、ユーザにより書き換えられた情報に基づいて、ホスト装置20が利用する通信アプリケーションが高速であるか低速であるかが識別される。
図7は、通信条件に応じてクロック周波数を選択する処理のフローチャートである。なお、この処理は、図6に示したクロック選択処理において通常のクロック信号が選択された場合に実行される。
ステップS21では、図3に示す接続手順を実行する。なお、この接続手順は、データ通信装置10が通信開始時に実行するアソシエーション処理だけでなく、ある無線セルにおいて通信中のデータ通信装置10が他の無線セルにハンドオフまたはローミングする際に実行するリアソシエーション処理も含むものとする。そして、この接続手順において、アクセスポイントから受信したプローブ応答のSupported Rates 領域を参照して、アクセスポイントがサポートする無線伝送レートを検出する。
ステップS22では、アクセスポイントがサポートする無線伝送レートが予め設定している閾値を越えているか否かを調べる。そして、その無線伝送レートが閾値よりも高ければステップS3において通常の周波数のクロック信号を生成する。一方、その無線伝送レートが閾値以下であればステップS4において周波数の低いクロック信号を生成する。
なお、上述の例では、プローブ応答に設定されているサポートレート情報に従ってクロック信号の周波数を選択しているが、アソシエーション応答に設定されているサポートレート情報で再確認した後にクロック信号の周波数を選択するようにしてもよい。
また、上述の例は、データ通信装置10がインフラモード環境下で動作していることを前提としているが、アドホックモード環境下で動作しているときは、データ通信装置10は、プローブ応答を返送してきたステーション以外のステーションのサポートレートを確認できないので、図7に示すステップS22、S3、S4を実行することなく処理を終了する。なお、データ通信装置10は、受信したプローブ応答のCapability Informationを参照することにより、インフラモード/アドホックモードを識別できる。
このように、実施形態のデータ通信装置10においては、ホストインタフェースおよびホスト装置20が利用する通信アプリケーションの双方が高速であり、且つアクセスポイントがサポートする無線伝送レートが閾値を越えていた場合に、通常の周波数のクロック信号がプロセッサ14、16に供給される。しかし、ホストインタフェースまたは通信アプリケーションの少なくとも一方が低速であるか、或いはアクセスポイントがサポートする無線伝送レートが閾値以下であった場合は、周波数の低いクロック信号がプロセッサ14、16に供給される。すなわち、通信実効レートの律速点に応じてプロセッサの動作速度を調整することができる。この結果、動作遅延を発生させることなく、無駄な消費電力を抑えることができる。
なお、上述の実施例では、アクセスポイントから通知される無線伝送レートに基づいてクロック信号の周波数を切替えているが、本発明はこれに限定されるものではなく、アクセスポイントが提供する無線通信方式(例えば、IEEE802.11a/11b/11g)を識別してクロック信号の周波数を切替えるようにしてもよい。
また、上述の実施例では、プロセッサ14、16に供給すべきクロック信号の周波数を2段階に変更可能であるが、3段階以上に変更可能としてもよい。
さらに、上述の実施例では、データ通信装置10がIEEE802.11に準拠しているものとして説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の実施形態のデータ通信装置の実装例を示す図である。 データ通信装置の構成を示す図である。 インフラモードにおける接続手順を示す図である。 アドホックモードにおける接続手順を示す図である。 データ通信装置の初期設定処理のフローチャートである。 データ通信装置がプローブ要求を送信する直前に実行されるクロック選択処理のフローチャートである。 通信条件に応じてクロック周波数を選択する処理のフローチャートである。
符号の説明
10 データ通信装置
11 無線部
12 ベースバンド部
13 MAC部
14 プロセッサ
15a〜15d 端子
16 プロセッサ
17 メモリ
18 発振器
20 ホスト装置
21a〜21d 端子
22 設定指示回路
30 通信装置
40 PLL回路


Claims (3)

  1. 通信を制御するためのプロセッサを備えたデータ通信装置であって、
    所定の周波数のクロック信号を生成する発振器と、
    他の通信装置との間で通信条件の確認を行う確認手段と、
    上記確認手段により確認された通信条件に応じて上記発振器が生成するクロック信号の周波数を調整して上記プロセッサへ供給する周波数調整回路、
    を有するデータ通信装置。
  2. 通信を制御するためのプロセッサを備えたデータ通信装置であって、
    所定の周波数のクロック信号を生成する発振器と、
    当該データ通信装置と当該データ通信装置に接続されるホスト装置との間のインタフェースの種別を識別する識別手段と、
    上記識別手段により識別されたインタフェースの種別に応じて上記発振器が生成するクロック信号の周波数を調整して上記プロセッサへ供給する周波数調整回路、
    を有するデータ通信装置。
  3. 当該データ通信装置に接続されるホスト装置が利用する通信アプリケーションの種別を検出する検出手段をさらに備え、
    上記周波数調整回路は、上記検出手段により検出された通信アプリケーションの種別に応じて上記発振器が生成するクロック信号の周波数を調整して上記プロセッサへ供給する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ通信装置。


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