JP5162854B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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この発明は、各種IC(集積回路)、センサおよびスイッチング素子などの半導体装置の製造方法に関する。
各種ICや半導体センサなどの半導体装置を製造する際に、シリコンや化合物からなる円板状の半導体基板(以下、「ウエハー」という)上に所望のパターンを有するフォトレジスト膜を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとしてウエハーを加工することがある。従来、フォトレジスト膜のマスクは、フォトレジストの塗布、加熱、露光および現像の4つの作業を順におこなうフォトレジスト工程によって形成される。
フォトリソグラフィは、たとえば、ウエハー上に配線を目的として金属膜を形成する場合や、リンやボロンなどの不純物をウエハーの内部に部分的に注入する場合や、ウエハーを部分的にエッチングして薄くする場合などに採用されている。また、フォトリソグラフィは、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などのスイッチング素子の製造工程においてウエハーを薄くする場合にも採用されている。
図23〜図28は、フォトリソグラフィをおこなってウエハーを薄くするプロセスを示す説明図である。まず、スピンコーターと呼ばれる回転塗布装置を用いて、ウエハー51を毎分数百から数千回転の高速で回転させる。この状態で、ウエハー51の上にあるノズル53からフォトレジスト材52を一定量滴下する。ウエハー51が高速で回転しているため、フォトレジスト材52がウエハー51の表面上に薄く広がる(図23)。
つづいて、熱板上や恒温槽中でウエハー51を加熱して、フォトレジスト材52に含まれる溶剤成分を除去して、フォトレジスト材52を硬化させる。そして、紫外線UVを透過する部分と透過しない部分を有するパターンが形成された石英ガラス製乾板をマスク54として用いて、硬化したフォトレジスト材52に紫外線UVを照射する(図24)。
つづいて、ウエハー51を有機溶剤に浸漬して現像をおこない、フォトレジスト材52の不要な部分を除去して、所望のパターンのフォトレジスト膜55を形成する(図25)。フォトレジスト材には、ポジ型とネガ型がある。いずれも、紫外線UVがあたった箇所のフォトレジスト材が反応する。ポジ型のフォトレジスト材52はアルカリ水溶液で溶解するが、ネガ型のフォトレジスト材52は有機溶剤で溶解しない。このため、ポジ型またはネガ型のフォトレジスト材52に対して、マスク54を介して紫外線UVを照射し、現像することによって、フォトレジスト材52のある場所とない場所とが形成され、パターニングされたフォトレジスト膜55を得ることができる。
つぎに、ウエハー51の裏面と側面に保護膜56を形成する。そして、容器57に入れた混酸などのエッチング溶液58にウエハー51を浸漬して、ウエハー51のうち、フォトレジスト膜55と保護膜56で被覆されていない部分を除去し、ウエハー51の中央部を薄くする(図26)。
つぎに、回転するウエハー51に対して、吐出ノズル59からアセトンやプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどの除去液60を噴射して、ウエハー51からフォトレジスト膜55を除去する(図27)。
そして、ウエハー51を回転させて除去液60を飛散させた後、水洗、乾燥させて、外周部が厚く、中央部が薄いウエハー51を完成させる(図28)。このようにウエハー51の外周部を厚いままで残すのは、中央部の薄くなった部分を外周部の厚い枠で保護し、各処理の工程でウエハー51が割れたり、曲がったりするのを防止するためである。半導体素子として用いるのは、薄くした中央部のみである。なお、シリコンや絶縁膜などのエッチングや、金属膜のめっきや、不純物のイオン注入などをおこなって、ウエハー51に回路を形成する場合も同様である。
このように、フォトリソグラフィによってレジストのマスクを形成する方法の他、印刷技術を用いる方法が知られている。たとえば、フォトペーストをウエハー上にスクリーン印刷してパターニングをおこない、そのパターンをエッチングによって整える方法が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。具体的には、フォトペーストをウエハー上にスクリーン印刷してパターニングした後、マスクを介して印刷パターンの側面に平行光を当てて露光する。つぎに、剥離液を用いて露光部分を除去して現像パターンを生成し、乾燥焼成をおこなってウエハー上に任意のパターンを形成する。この方法では、印刷パターンの側面はウエハーに対して傾斜した面となっているが、ウエハーに対して垂直方向の光を照射して現像することによって、現像パターンの側面がウエハーに対して垂直になる。
また、印刷技術を用いる方法として、印刷ロールにレジストパターンを形成し、このロールをウエハーに押し当てることによって、印刷ロール上のレジストパターンをウエハーに転写する方法が知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。具体的には、凹上の溝が形成されたクリシェを用意して、クリシェの溝の内部にレジストを充填する。このとき、溝の内部にのみレジストが充填されるように、ドクタープレートを使用して、クリシェの表面を平らに押す。つぎに、印刷ロールをクリシェの表面に接触させて回転させ、クリシェの溝に充填されたレジストを印刷ロールに転写する。その後、印刷ロールをウエハー上で転がすことによってウエハー表面にレジストパターンを形成する。
また、フォトリソグラフィによってフォトレジストをパターニングした後、プラズマを用いてフォトレジストやエッチング残渣を除去する方法が知られている(たとえば、下記特許文献3参照。)。また、フォトリソグラフィによってドライフィルムをパターニングした後、膨潤剥離によってドライフィルムを剥離する方法が知られている(たとえば、下記特許文献4参照。)。
特開2000−258921号公報 特開2004−046144号公報 特表2005−523587号公報 特開平11−144619号公報
しかしながら、上述したようなフォトリソグラフィによるパターン形成をおこなうと、各工程で使用される装置が高価であるため、多額の投資が必要となってしまい、生産効率が悪いという問題点がある。たとえば、フォトレジストの塗布および現像をおこなう塗布現像装置の価格は約数千万円であり、露光装置の価格は約数億円である。
また、フォトリソグラフィの各工程における処理には、種々の溶剤が必要であるため、これらの溶剤の購入費用が増大してしまうという問題点がある。たとえば、フォトレジスト材の塗布時にウエハーの裏面の汚染を除去する溶剤、現像に用いられるアルカリ液や有機溶剤、フォトレジスト膜の除去に用いられるガスまたは有機溶剤などが必要となる。
そして、これらの溶剤は、最終的にはほとんどが廃棄されてしまうため、材料の無駄が多いという問題点がある。たとえば、スピンコートによってフォトレジスト材を塗布した場合、ウエハー表面に残留するフォトレジスト材は、全滴下量の10%以下である。また、ウエハーの裏面に付着したフォトレジスト材や、それを除去する溶剤も全て廃棄されてしまう。
また、上述した特許文献1に記載の方法では、フォトリソグラフィをおこなうため、フォトリソグラフィと同様に各工程で使用される装置が高価であり、製造コストが増大してしまうという問題点がある。
また、上述した特許文献2に記載の方法では、オフセット印刷によってパターンを形成するため、ウエハーへの転写時にパターン位置のずれやパターンのかすれ、パターンの一部欠落が生じてしまい、高精度のパターンを形成するのが困難であるという問題点がある。また、ウエハー上のレジストを除去する際には、一般に非水溶性溶剤を用いるため、レジストに10%程度含まれている粒子成分が溶解せずに、ウエハー表面に残ってしまうという問題点がある。
また、上述した特許文献3や特許文献4に記載の方法では、フォトリソグラフィまたは印刷技術を用いるため、フォトリソグラフィや特許文献1および2と同様の問題点がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、製造コストを抑えつつ、高精度なパターンを形成することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、レジストの通過が可能な第1の領域およびレジストの通過を阻止する第2の領域を有し、前記第1の領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュの下に被印刷物体を配置する配置工程と、前記メッシュの上に粒子成分を含むレジスト材を載せ、同メッシュにスキージを押し当てて同メッシュを前記被印刷物体に接触させながら前記スキージを移動させることにより、前記被印刷物体の上に前記第1の領域に相当するパターンのレジスト材を塗布する塗布工程と、前記被印刷物体の上に塗布されたレジスト材を熱処理してレジスト膜を形成する形成工程と、前記レジスト膜をマスクとして前記被印刷物体を加工する加工工程と、レジスト除去溶剤を用いて、加工後の前記被印刷物体から前記レジスト膜を除去する除去工程と、前記レジスト膜が除去された前記被印刷物体に残留する粒子成分をプラズマエッチングによって除去する工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、レジスト材の通過が可能な領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュを介して粒子成分を含むレジスト材を半導体ウエハーに塗布してエッチング用のマスクを形成する。これにより、半導体装置の製造時において、フォトリソグラフィのように高価な装置や多くの薬品を用いることなく、製造コストを抑えつつ高精度のパターンを形成することができる。また、被印刷物体上に残留したレジスト膜中の粒子成分を除去して、粒子成分による半導体製造装置の汚染などを防止することができる。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記被印刷物体は、半導体ウエハーであり、前記配置工程は、レジストの通過が可能な第1の領域およびレジストの通過を阻止する第2の領域を有し、前記第1の領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュの下に前記半導体ウエハーを配置し、前記塗布工程は、前記メッシュの上に粒子成分を含むレジスト材を載せ、同メッシュにスキージを押し当てて同メッシュを前記半導体ウエハーに接触させながら前記スキージを移動させることにより、前記半導体ウエハーの上に前記第1の領域に相当するパターンのレジスト材を塗布し、前記形成工程は、前記半導体ウエハーの上に塗布されたレジスト材を熱処理してレジスト膜を形成し、前記加工工程は、前記レジスト膜をマスクとして前記半導体ウエハーをエッチングによって選択的に研削し、前記除去工程は、加工後の前記半導体ウエハーから前記レジスト膜を除去することを特徴とする。
この発明によれば、高精度にパターニングされたレジスト膜をエッチングマスクとして半導体ウエハーをエッチングによって研削して、半導体ウエハーを薄層化することができる。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記被印刷物体は、表面に絶縁膜が形成された半導体ウエハーであり、前記配置工程は、レジストの通過が可能な第1の領域およびレジストの通過を阻止する第2の領域を有し、前記第1の領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュの下に前記半導体ウエハーを配置し、前記塗布工程は、前記メッシュの上に粒子成分を含むレジスト材を載せ、同メッシュにスキージを押し当てて同メッシュを前記半導体ウエハーに接触させながら前記スキージを移動させることにより、前記半導体ウエハーの上に前記第1の領域に相当するパターンのレジスト材を塗布し、前記形成工程は、前記半導体ウエハーの上に塗布されたレジスト材を熱処理してレジスト膜を形成し、前記加工工程は、前記レジスト膜をマスクとして前記絶縁膜をエッチングによって選択的に除去し、前記除去工程は、加工後の前記半導体ウエハーから前記レジスト膜を除去し、前記レジスト膜を除去した前記半導体ウエハーに、前記絶縁膜をマスクとしてイオン注入および熱処理をおこない拡散領域を形成する拡散領域形成工程をさらに含んだことを特徴とする。
この発明によれば、高精度にパターニングされたレジスト膜をマスクとして拡散領域形成用マスクを形成し、半導体ウエハー上に拡散領域を形成することができる。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記被印刷物体は、絶縁膜上に導電膜が形成された半導体ウエハーであり、前記配置工程は、レジストの通過が可能な第1の領域およびレジストの通過を阻止する第2の領域を有し、前記第1の領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュの下に前記半導体ウエハーを配置し、前記塗布工程は、前記メッシュの上に粒子成分を含むレジスト材を載せ、同メッシュにスキージを押し当てて同メッシュを前記半導体ウエハーに接触させながら前記スキージを移動させることにより、前記半導体ウエハーの上に前記第1の領域に相当するパターンのレジスト材を塗布し、前記形成工程は、前記半導体ウエハーの上に塗布されたレジスト材を熱処理してレジスト膜を形成し、前記加工工程は、前記レジスト膜をマスクとして前記導電膜をエッチングによって選択的に除去して配線を形成し、前記除去工程は、加工後の前記半導体ウエハーから前記レジスト膜を除去することを特徴とする。
この発明によれば、高精度にパターニングされたレジスト膜をマスクとして、半導体ウエハー上に配線を形成することができる。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記除去工程は、水平方向に回転させた前記被印刷物体に前記レジスト除去溶剤を噴射して前記レジスト膜を除去することを特徴とする。
この発明によれば、半導体ウエハーにレジスト除去溶剤を噴射するため、レジスト膜の粒子成分を効率的に剥離することができる。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記被印刷物体を前記レジスト除去溶剤に浸漬して前記レジスト膜を除去することを特徴とする。
この発明によれば、半導体ウエハーからレジスト膜を効率的に剥離することができる。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記レジスト除去溶剤に浸漬した前記被印刷物体を回転させて前記レジスト膜を除去することを特徴とする。
この発明によれば、レジスト除去溶剤の使用量を低減することができる。また、回転によって揺動が加わるため、レジスト膜を効率的に剥離することができる。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記レジスト除去溶剤は、水への溶解度が8wt%以上であることを特徴とする。
この発明によれば、レジスト膜を半導体ウエハーから膨潤剥離させることができる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法によれば、製造コストを抑えつつ、高精度なパターンを形成することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は、実施の形態1,2にかかる半導体装置の製造方法に用いられる印刷器具の構成を示す説明図である。図1は、印刷器具100の要部平面図であり、図2は、図1をX−X’線に沿って切断した要部断面図である。図1において、印刷器具100は、メッシュ(網目シート)2に対して一定の張力をかけ、その端部を枠1に貼り付けたものである。メッシュ2の線材はたとえばステンレスであり、線径はたとえば30μmであり、開口率はたとえば50%である。あるいは、メッシュ2の線材として、たとえばポリエステルを用いてもよい。
また、メッシュ2は、乳剤3で被覆されていないドーナツ状の露出部4と、乳剤3で被覆された被覆部5とによって構成される。乳剤3は、メッシュ2の裏面に貼り付けられている。被覆部5は、乳剤3によって印刷レジスト材を通過しないようになっている。露出部4は、図示しないウエハーの外周部へ印刷レジスト材を通過させるための窓となる。露出部4の幅は、たとえば、5mm幅とする。
図3〜図11は、実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。実施の形態1では、ウエハー6の薄層化をおこなう際のマスクを、印刷レジストを用いて形成する場合について説明する。まず、図1および図2に示した印刷器具100のメッシュ2の裏面にウエハー6を置く。つぎに、印刷器具100のメッシュ2のおもて面に印刷レジスト材9を一定量滴下する。この印刷レジスト材9は、10%程度のカーボンやシリコンなどの粒子成分を含み、チキソ性(揺変性)を有している。
つづいて、印刷レジスト材9を一定量載せた状態で、スキージ8に対して上部から一定の圧力を加えて、スキージ8をメッシュ2に押し当てる(図3、図4。図4は、図3をX−X’線に沿って切断した断面図である)。スキージ8で力を加えていない状態におけるウエハー6とメッシュ2の間隔は、たとえば1.6mm程度とする。また、スキージ8をメッシュ2に押し当てるときに加える圧力は、たとえば、0.035MPaとする。
そして、スキージ8をメッシュ2に押し当てたまま掃引して、メッシュ2上に印刷レジスト材9を引き延ばす(図5)。このとき、メッシュ2の露出部4を印刷レジスト材9が通過して、ドーナツ状の印刷レジスト材10がウエハー6の外周部7に転写される。印刷レジスト材9は、チキソ性を有するため、スキージ8で圧力を加えられることによって液状となり、露出部4を容易に通過する。また、ウエハー6に転写された印刷レジスト材10は、圧力が加えられないのですぐに固形化する。
つづいて、印刷レジスト材10が転写されたウエハー6を、加熱温度をたとえば100℃としたオーブンで、たとえば10分間加熱処理する。これにより、印刷レジスト材10から溶剤成分が除去され、印刷レジスト材10が硬化して印刷レジスト膜11が形成される。このように、チキソ性を有する粒子成分を含んだ印刷レジスト材9を使用することによって、高精度にパターニングされた印刷レジスト膜11をウエハー6上に形成することができる。つぎに、ウエハー6の側面および裏面にレジストなどで保護膜12を形成する(図6、図7。図7は、図6をY−Y’線に沿って切断した断面図である)。
そして、容器13にたとえば硫酸、硝酸、弗酸および燐酸の混合液であるエッチング溶液14を入れ、液温をたとえば25℃に設定し、エッチング溶液14にウエハー6をたとえば20分間浸す(図8)。これにより、印刷レジスト膜11または保護膜12で保護されていない部分であるウエハー6の中央部を、たとえば表面からの深さが約70μmになるようにエッチングする。エッチングされていないウエハー外周部と、エッチングされたウエハー中央部との段差17は、エッチング深さである約70μmとなり、ウエハー6の中央部の厚さは、エッチング前より約70μm薄くなる。
つぎに、ウエハー6をたとえば500回転/分〜2000回転/分で回転させ、レジスト膜除去装置に設置された吐出ノズル15からN−メチル−2−ピロリドン16などの有機溶剤を噴射して、ウエハー6の外周部を被覆している印刷レジスト膜11を膨潤剥離する(図9)。N−メチル−2−ピロリドン16は、水への溶解度が8wt%以上の水溶性有機溶剤である。このとき、吐出ノズル15の外側を加温チューブで覆って二重構造にして、噴射する有機溶剤を60℃程度まで加熱するとさらによい。また、滴下した有機溶剤をウエハー6の表面に載せた状態で静止させておけば、有機溶剤の使用量を低減することができる。また、吐出ノズル15は、ウエハー6の外周部付近に固定されていてもよいし、ウエハー6の中央部と外周部との間を移動するようにしてもよい。
なお、印刷レジスト膜11を除去した後も、しばらくの間回転させたウエハー6にレジスト除去剤であるN−メチル−2−ピロリドン16を噴射する。これにより、N−メチル−2−ピロリドン16に溶解しない印刷レジスト膜11中の粒子成分を飛散させて、ほとんど除去することができる。
また、印刷レジスト膜11の除去に用いる有機溶剤(レジスト除去溶剤)としては、N−メチル−2−ピロリドン16の他、N,N−ジメチルホルムアミド(N,N−Dimethylformamide)、プロピレングリコール(Propylene glycol)、2−(1−メソキシ)プロピルアセテート(2−(1−Methyoxy)propyl acetate)、ジメチルスルホキシド(Dimethyl sulfoxide)、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(Dipropylene glycol monomethyl ether)、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(Tripropylene glycol monomethyl ether)、トリエチレングリコールジメチルエーテル(Triethylene glycol dimethyl ether)、ジハイドロ−2(3H)−フラノン(Dihydro−2(3H)−furanone)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(1,3−Dimethyl−2−imidazolidinone)、2−(2−n−ブトキシエトキシ)エタノール(2−(2−n−Butoxyethoxy)ethanol)、アセトン(Acetone)、エタノール(Ethanol)、メタノール(Methanol)、2−プロパノン(2−Propanon)、テトラヒドロフラン(Tetrahydrofuran)、エチレングリコール(Ethylene glycol)、グリセリン(Glycerol)、1,2−ベンゼンジオール(1,2−Benzenediol)、または2−ブタノン(2−Butanone)などの、水への溶解度が8wt%以上の水溶性有機溶剤を用いることができる。これらの水溶性有機溶剤を単独で用いてもよいし、複数の種類を混合して用いてもよい。
なお、印刷レジスト膜11が水溶性有機溶剤で溶解剥離してしまう種類のものであれば、水溶性有機溶剤を用いずに、非水溶性有機溶剤を用いるのがよい。
つづいて、ウエハー6をたとえば2000回転/分で回転させ、N−メチル−2−ピロリドン16を飛散させる。そして、たとえばエタノールのような揮発性の溶剤をウエハー6に滴下して乾燥させる(図10)。また、印刷レジスト膜11を除去した後も、回転させたウエハー6にN−メチル−2−ピロリドン16を噴射することによって、印刷レジスト膜11に混在するN−メチル−2−ピロリドン16に溶解しない粒子成分をほとんどなくすことができる。そして、アセトンなどの溶剤にウエハー6を浸して、保護膜12を除去する(図11)。以上のような工程によって、ウエハー6を、外周部を厚いまま残して薄層化することができる。
ここで、印刷レジスト膜11に含まれる粒子成分18が、ウエハー6の表面にごく少量残留する場合がある。特に、粒子成分18がシリコンである場合は、ウエハー6との相互作用による吸着によって、粒子成分18がウエハー6の表面に残留しやすい。このように粒子成分18が残留したままでつぎの工程をおこなうと、粒子成分18が製造装置を汚染するおそれがある。また、ウエハー6に回路を形成する場合、不純物の打ち込み時(イオン注入時)に粒子成分18がマスクとなってしまい、均等に不純物を打ち込むことができないという問題点がある。
残留する粒子成分18を除去する必要がある場合には、プラズマエッチング装置を用いてプラズマエッチングをおこなうとよい。図12および図13は、プラズマエッチング装置の構成を模式的に示した説明図である。図12に示すプラズマエッチング装置は、バレル型と呼ばれ、RF電源19、ガス注入口20、電極21,22、チャンバー23、排気口24、ウエハーホルダー25によって構成される。また、図13に示すプラズマエッチング装置は、平行平板型と呼ばれ、RF電源26、ガス注入口27、排気口28、チャンバー29、電極30,31によって構成される。
バレル型のプラズマエッチング装置は、一度に多くのウエハー6を処理することができるので、処理効率がよい。しかし、複数のウエハー6の間でエッチング精度のばらつきが生じたり、1枚のウエハー6の面内でエッチング精度のばらつきが生じたりする場合がある。一方、平行平板型のプラズマエッチング装置は、ウエハー6を1枚ずつ処理するため、処理効率は悪いが、エッチング精度は高い。
本実施の形態で用いられるプラズマエッチング装置は、バレル型と平行平板式のいずれであってもよい。また、プラズマを用いたエッチング装置であれば、これ以外の構造のものであってもよい。
エッチングガスには、たとえば4フッ化炭素(CF4)に10%の酸素を混ぜたものが用いられる。また、エッチングガスには、4フッ化炭素(CF4)の他、オクタフルオロシクロブタン(C48)、6フッ化硫黄(SF6)、ハロン1301(CBrF3)、塩素(Cl2)、4塩化ケイ素/塩素(SiCl4/Cl2)、2フッ化キセノン(XeF2)などのハロゲン系ガスを用いることができる。また、上述したハロゲン系ガスに酸素やアルゴンを含有させてもよい。
なお、上述の説明では、印刷レジスト膜11の除去には、回転させたウエハー6にレジスト除去剤(N−メチル−2−ピロリドン16)を噴射することとしたが(図9参照)、これ以外の方法によって印刷レジスト膜11を除去してもよい。図14および図15は、印刷レジスト膜の除去工程の他の形態を示す説明図である。たとえば、図14に示すように、立てて回転させたウエハー6の一部を、N−メチル−2−ピロリドン16などのレジスト除去剤に浸漬させる。これにより、レジスト除去剤の使用量を低減できることに加えて、回転の揺動によって印刷レジスト膜11の除去率を向上させることができる。
また、たとえば、図15に示すように、ウエハー6の全体を、N−メチル−2−ピロリドン16などのレジスト除去剤に浸漬させてもよい。このような方法によれば、ウエハー6を回転させる必要がないため、レジスト除去装置の構成を簡略化することができる。なお、印刷レジスト膜11が膨潤剥離するのに時間がかかる場合は、レジスト除去剤を、その沸点または印火点以下に加熱したり、周囲から超音波振動処理をおこなってもよい。
以上説明したように、実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法によれば、安価な印刷器具100を用いて高精度なパターニングをおこなうことができる。このため、フォトリソグラフィを用いた場合と比較して、製造装置に対する投資が低額で済む。また、フォトレジストを用いた場合と比較して、フォトリソグラフィ工程が不要となり、工数を少なくすることができ、製造プロセスを簡素化することができる。また、工数が少ないため、使用する溶剤や薬品の種類を少なくすることができ、製造コストを削減することができる。
また、印刷レジスト膜11の除去後にも、レジスト除去剤を噴射して印刷レジスト膜11中の粒子成分18を飛散させたり、プラズマエッチング装置によって粒子成分18を除去するので、粒子成分18が入った印刷レジスト材9を使用することができる。したがって、高精度なパターニングを低コストで実現することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、ウエハー6の薄層化をおこなう際のマスクを、印刷レジストを用いて形成する場合の製造プロセスについて説明した。つぎに説明する実施の形態2では、ウエハー6に不純物を注入する際のマスクや、ウエハー6の表面に配線を形成するためのマスクを、印刷レジストを用いて形成する場合の製造プロセスについて説明する。なお、実施の形態1と同様の構成には、実施の形態1と同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図16〜図22は、実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。図16は、ウエハー6の概略平面図である。図16に示すように、ウエハー6はスクライブラインLによって個々のチップ33の領域に分割される。図17は、図16中四角Aで囲んだ部分の断面図である。ウエハー6に不純物を注入する際のマスクを形成する場合は、図17に示すように、ウエハー6に酸化膜34を形成した後、その上に所望のパターンの印刷レジスト膜11を形成する。印刷レジスト膜11をマスクとして酸化膜34をエッチングした後、印刷レジスト膜11を除去する。そして、酸化膜34をマスクとして点線で示すように拡散領域35を形成する。
また、図18は、図16中四角Bで囲んだ部分の断面図である。ウエハー6の表面に配線を形成するためのマスクを印刷レジストを用いて形成する場合は、ウエハー6上に金属膜を形成した後、その上に所望のパターンの印刷レジスト膜11を形成する。そして、印刷レジスト膜11をマスクとして金属膜をエッチングして、配線36を形成する。
つづいて、印刷レジストを用いてウエハー6に不純物を注入する際のマスクを形成する場合の製造プロセスの詳細について説明する。まず、ウエハー6の表面に酸化膜34を形成する。つぎに、実施の形態1と同様の印刷器具100を用いて、酸化膜34上に粒子成分を含みチキソ性を有する印刷レジスト材9を所望のパターンで転写する。このとき、印刷器具100のメッシュ2には、印刷レジスト材9を転写するパターンに合わせて乳剤3を貼り付ける。そして、印刷レジスト材9を加熱処理して印刷レジスト膜11を形成する。つぎに、印刷レジスト膜11をマスクとしてエッチングをおこない、酸化膜34の不要部分を除去する(図19)。
つづいて、回転させたウエハー6に、吐出ノズル15からN−メチル−2−ピロリドン16などのレジスト除去剤を噴出させつつ、吐出ノズル15をウエハー6の中央部と外周部の間で移動させ、ウエハー6上の印刷レジスト膜11の樹脂成分を剥離する(図20、図21)。さらに、樹脂成分を除去した後もウエハー6を回転させて、N−メチル−2−ピロリドン16を飛散させる。短時間で乾燥させたい場合は、印刷レジスト膜11を除去した後、揮発性が高い有機溶剤(たとえばエタノールなど)を滴下してもよい。また、印刷レジスト膜11を除去した後のウエハー6に、粒子成分が残存している場合は、プラズマエッチング装置で粒子成分を除去する。そして、酸化膜34をマスクとして不純物を注入して、ウエハー6に拡散領域35を形成する(図22)。
以上説明したように、実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体ウエハー上に高精度なパターンを形成する場合に有用であり、特に、半導体ウエハーを薄層化したり、半導体装置の表面に拡散領域や配線を形成したりする場合に適している。
実施の形態1,2にかかる半導体装置の製造方法に用いる印刷器具の構成を示す説明図である。 実施の形態1,2にかかる半導体装置の製造方法に用いる印刷器具の構成を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を示す説明図である。 プラズマエッチング装置の構成を模式的に示した説明図である。 プラズマエッチング装置の構成を模式的に示した説明図である。 印刷レジストの除去工程の他の形態を示す説明図である。 印刷レジストの除去工程の他の形態を示す説明図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。 フォトリソグラフィをおこなってウエハーを薄くするプロセスを示す説明図である。 フォトリソグラフィをおこなってウエハーを薄くするプロセスを示す説明図である。 フォトリソグラフィをおこなってウエハーを薄くするプロセスを示す説明図である。 フォトリソグラフィをおこなってウエハーを薄くするプロセスを示す説明図である。 フォトリソグラフィをおこなってウエハーを薄くするプロセスを示す説明図である。 フォトリソグラフィをおこなってウエハーを薄くするプロセスを示す説明図である。
符号の説明
1 枠
2 メッシュ
3 乳剤
4 露出部
5 被覆部
6 ウエハー
7 外周部
8 スキージ
9,10 印刷レジスト材
11 印刷レジスト膜
12 保護膜
13 容器
14 エッチング溶液
15 吐出ノズル
16 N−メチル−2−ピロリドン
17 段差
18 粒子成分

Claims (8)

  1. レジストの通過が可能な第1の領域およびレジストの通過を阻止する第2の領域を有し、前記第1の領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュの下に被印刷物体を配置する配置工程と、
    前記メッシュの上に粒子成分を含むレジスト材を載せ、同メッシュにスキージを押し当てて同メッシュを前記被印刷物体に接触させながら前記スキージを移動させることにより、前記被印刷物体の上に前記第1の領域に相当するパターンのレジスト材を塗布する塗布工程と、
    前記被印刷物体の上に塗布されたレジスト材を熱処理してレジスト膜を形成する形成工程と、
    前記レジスト膜をマスクとして前記被印刷物体を加工する加工工程と、
    レジスト除去溶剤を用いて、加工後の前記被印刷物体から前記レジスト膜を除去する除去工程と、
    前記レジスト膜が除去された前記被印刷物体に残留する粒子成分をプラズマエッチングによって除去する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記被印刷物体は、半導体ウエハーであり、
    前記配置工程は、レジストの通過が可能な第1の領域およびレジストの通過を阻止する第2の領域を有し、前記第1の領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュの下に前記半導体ウエハーを配置し、
    前記塗布工程は、前記メッシュの上に粒子成分を含むレジスト材を載せ、同メッシュにスキージを押し当てて同メッシュを前記半導体ウエハーに接触させながら前記スキージを移動させることにより、前記半導体ウエハーの上に前記第1の領域に相当するパターンのレジスト材を塗布し、
    前記形成工程は、前記半導体ウエハーの上に塗布されたレジスト材を熱処理してレジスト膜を形成し、
    前記加工工程は、前記レジスト膜をマスクとして前記半導体ウエハーをエッチングによって選択的に研削し、
    前記除去工程は、加工後の前記半導体ウエハーから前記レジスト膜を除去することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記被印刷物体は、表面に絶縁膜が形成された半導体ウエハーであり、
    前記配置工程は、レジストの通過が可能な第1の領域およびレジストの通過を阻止する第2の領域を有し、前記第1の領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュの下に前記半導体ウエハーを配置し、
    前記塗布工程は、前記メッシュの上に粒子成分を含むレジスト材を載せ、同メッシュにスキージを押し当てて同メッシュを前記半導体ウエハーに接触させながら前記スキージを移動させることにより、前記半導体ウエハーの上に前記第1の領域に相当するパターンのレジスト材を塗布し、
    前記形成工程は、前記半導体ウエハーの上に塗布されたレジスト材を熱処理してレジスト膜を形成し、
    前記加工工程は、前記レジスト膜をマスクとして前記絶縁膜をエッチングによって選択的に除去し、
    前記除去工程は、加工後の前記半導体ウエハーから前記レジスト膜を除去し、
    前記レジスト膜を除去した前記半導体ウエハーに、前記絶縁膜をマスクとしてイオン注入および熱処理をおこない拡散領域を形成する拡散領域形成工程をさらに含んだことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記被印刷物体は、絶縁膜上に導電膜が形成された半導体ウエハーであり、
    前記配置工程は、レジストの通過が可能な第1の領域およびレジストの通過を阻止する第2の領域を有し、前記第1の領域が所望のパターンに形成されてなるメッシュの下に前記半導体ウエハーを配置し、
    前記塗布工程は、前記メッシュの上に粒子成分を含むレジスト材を載せ、同メッシュにスキージを押し当てて同メッシュを前記半導体ウエハーに接触させながら前記スキージを移動させることにより、前記半導体ウエハーの上に前記第1の領域に相当するパターンのレジスト材を塗布し、
    前記形成工程は、前記半導体ウエハーの上に塗布されたレジスト材を熱処理してレジスト膜を形成し、
    前記加工工程は、前記レジスト膜をマスクとして前記導電膜をエッチングによって選択的に除去して配線を形成し、
    前記除去工程は、加工後の前記半導体ウエハーから前記レジスト膜を除去することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記除去工程は、水平方向に回転させた前記被印刷物体に前記レジスト除去溶剤を噴射して前記レジスト膜を除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記除去工程は、前記被印刷物体を前記レジスト除去溶剤に浸漬して前記レジスト膜を除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記除去工程は、前記レジスト除去溶剤に浸漬した前記被印刷物体を回転させて前記レジスト膜を除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記レジスト除去溶剤は、水への溶解度が8wt%以上であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
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