JP5162842B2 - 燃料電池発電システムおよびその運転方法 - Google Patents

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本発明は、電力および熱を発生させる燃料電池発電システムおよびその運転方法に関するものである。
燃料電池は、燃料ガスと酸化剤ガスを反応させて発電し、一方で、電力と同時に熱も発生するものである。燃料電池発電システムは、この発生した電力および熱を、家庭電化機器などの電力負荷や、シャワー給湯などの熱負荷からなる外部負荷に供給するものである(例えば特許文献1参照)。
さらに、近年では、発電時の廃熱により生成した湯水を一度は貯湯層に貯め、次回起動時に貯湯層から高温の湯水を抜き出して燃料電池を加温する構成も提案されており、以下、その構成について説明する。
図6は、従来この種の燃料電池発電システムのシステムブロック図である。
燃料生成器1は、外部より供給された天然ガスなどの原料を水蒸気雰囲気下で加熱して水素リッチな燃料ガスを生成する。燃料電池2には、燃料生成器1により生成された燃料ガスおよびブロア3にて空気などの酸化剤ガスが供給される。燃料電池2で発生した直流電流は図示はしないがインバータで交流電流に変換された後、商用電源と系統連系して外部電力負荷4に供給される。
他方、燃料電池2で発生した熱は、以下のようにして給湯や暖房などの外部熱負荷5に供給される。
冷却水循環ポンプ6は、燃料電池2で発生した熱を回収するために、冷却水循環路7を通して燃料電池2に冷却水を循環させ、熱交換手段8にて放熱する。貯湯水循環ポンプ9は、あらかじめ(市水にて)満水状態にある貯湯槽10底部より貯湯槽内の一番温度の低い水を抜き出し、貯湯水循環路11を通して熱交換手段8から熱を回収し、貯湯槽10の上部へ帰還させる。これにより、貯湯槽10内部の水は加熱される。
このようにして得られた湯水(上限が60℃程度)は、給湯や暖房などの外部熱負荷5に利用されるが、使用者の温度設定により再加熱手段(バックアップ給湯器)12を用いて(例えば沸騰水など)より高温の湯水を熱負荷5へ供給可能である。
なお、制御装置13は、マイコンなどからなる制御手段14などから構成し、電力負荷検知手段15により外部電力負荷4の消費電力を検知しつつ、燃料生成器1、燃料電池2、ブロア3、冷却水循環ポンプ6、貯湯水循環ポンプ9などを逐次制御するものである。
また、残存熱量検知手段16は貯湯槽10内部の温度や湯量から残存している熱量を検知するものであり、温度検知手段17は燃料電池2の温度を検知するものであり、これら残存熱量検知手段16からの残存熱量や温度検知手段17からの温度を制御手段14は常に把握している。
次に、起動時に貯湯槽からの湯水を用いて燃料電池を加温する構成を説明する。
発電運転を終えた後、貯湯槽10には上部から下部にかけて高温の湯水が十分に満たされており、上記したように使用者が貯湯槽10上部から湯水を抜き出し再加熱手段12を
経由して外部熱負荷5で利用可能である。
一方で、次回起動のタイミングで冷え切った燃料電池2を加温する方法として、貯湯水循環ポンプ9を逆転方向に回転動作させることにより図6に示した貯湯水循環路11の矢印方向とは逆の向きに湯水を循環させ貯湯槽10上部に貯められた高温の湯水を熱交換手段8へ導き、冷却水循環ポンプ6を動作させて冷却水循環路7により熱交換手段8の熱量は燃料電池2に供給され加温が可能となる。
次に、上記構成において動作を図7のフローチャートを用いて説明する。
燃料電池発電システムを設置し、燃料生成器1へ原料(例えば都市ガスなど)と水を供給する配管工事を終え、図6の貯湯槽10を(市水にて)満水にしてから、制御装置13に商用電源の通電を行うと制御手段(マイコン)14が起動してシステム動作を開始する。
図7のフローチャートに示すように、システム動作を開始すると、S1にて燃料電池2は待機状態から起動行程を開始し、S2にて冷え切った燃料電池2を45℃程度(燃料ガスと酸化剤ガスを送り込むと発電可能な温度)まで加温する処理を開始する。
具体的には、貯湯水循環ポンプ9を逆転方向に回転動作させることにより貯湯槽10の上部に溜まっている湯水を抜き出し、図6に示した貯湯水循環路11の矢印方向とは逆の向きに湯水を循環させ貯湯槽10上部に貯められた高温の湯水を熱交換手段8へ導き、一方で、冷却水循環ポンプ6を動作させて冷却水循環路7により熱交換手段8の熱量を徐々に燃料電池2へ伝えることにより加温する処理を開始する。
S3にて温度検知手段17が加温完了の温度である45℃を検知すると、S4にて加温処理を終了し、S5にて燃料生成器1が燃料ガスを生成可能な状態になった時点で起動行程を終え、S6にて発電処理(燃料ガスと空気を燃料電池2へ供給して発電を行う処理)を開始する。
ここでは発電を停止する方法の詳細は避けるが、その後、S7にて発電終了処理(発電を停止するのと平行して燃料電池2が高温である場合には冷却を行う後始末の処理)を行った後、一連のシステム動作は終了する。なお、S7を終えてから再び運転を開始する場合にはS1に戻ると考えて良い。
特開2004−53120号公報
しかしながら、前記従来の構成では、発電運転を終えた直後は、貯湯槽には上部から下部にかけて高温の湯水が十分に満たされており次回起動のタイミングで冷え切った燃料電池を加温するために要する熱量を十分に確保しているが、冬場で2〜3日を経過すると貯湯槽の放熱ロスによりいわゆる湯切れが発生して、場合によっては次回起動のタイミングで貯湯槽の湯水による燃料電池の加温処理が出来ないと言う課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、発電運転を開始するタイミングが不定な燃料電池発電システムの使用環境下において、貯湯槽に貯めた湯水を用いて次回起動時に安定した燃料電池の加温が可能な燃料電池発電システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池発電システムは、発電終了後の待機状態にて、残存熱量検知手段からの残存熱量が次回発電起動時に燃料電池を加温するのに必要な加温熱量を下回る場合、再加熱手段および再加熱水帰還ポンプを動作させて貯湯槽の冷えた湯水を再加熱して再加熱水帰還路経由で貯湯槽へ戻すことにより、貯湯槽内部の残存熱量が加温熱量より多い状態に保つようにし、再加熱手段および再加熱水帰還ポンプの動作時間が所定の時間を超えた場合、その動作を停止させるものである。
上記の本発明の燃料電池発電システムによって、発電運転を開始するタイミングが不定な燃料電池発電システムにおいても、常に貯湯槽には加温熱量より多い残存熱量を確保でき、つまり、発電起動時に安定した燃料電池の加温が可能となる。また、発電する環境が極寒であったり、何らかの要因で排熱回収ロスが大きく貯湯槽に湯水が極めて貯まりにく
い場合であっても限度時間を持って再加熱処理を終了することができる。
第1の発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて電力と熱を発生させる燃料電池と、前記燃料電池で発生した熱を回収する冷却水を循環する冷却水循環路と、前記冷却水循環路を通して前記燃料電池に冷却水を循環させる冷却水循環ポンプと、前記冷却水の熱を湯水に熱交換する熱交換手段と、前記熱交換手段で熱交換した湯水を貯える貯湯槽と、前記熱交換手段から熱を回収する湯水を循環する貯湯水循環路と、前記貯湯水循環路を通して前記貯湯槽の湯水を前記熱交換手段に循環させる貯湯水循環ポンプと、前記貯湯槽の湯水を再加熱する再加熱手段と、前記再加熱手段により再加熱した湯水を前記貯湯槽に帰還させる再加熱水帰還路と、前記貯湯槽の湯水を前記再加熱手段に送り、前記再加熱手段から前記再加熱帰還路を通して前記貯湯槽に戻す再加熱水帰還ポンプと、前記貯湯槽の湯水熱量を検知する残存熱量検知手段と、起動時に、前記冷却水循環ポンプ及び前記貯湯水循環ポンプを動作させて、前記貯湯槽からの湯水を用いて前記燃料電池を加温するよう制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、発電終了後、前記残存熱量検知手段が検知する残存熱量が、起動時に前記燃料電池を昇温するため必要な熱量を下回る場合、前記再加熱手段および前記再加熱水帰還ポンプを動作させ、前記再加熱手段および前記再加熱水帰還ポンプの動作時間が所定の時間を超えた場合、その動作を停止させる。
これによって、発電運転を開始するタイミングが不定な燃料電池発電システムにおいても、常に貯湯槽には加温熱量より多い残存熱量を確保でき、つまり、発電起動時に安定した燃料電池の加温が可能となる。
また、発電する環境が極寒であったり、何らかの要因で排熱回収ロスが大きく貯湯槽に湯水が極めて貯まりにくい場合であっても限度時間を持って再加熱処理を終了することができる。
の発明は、特に、第1の発明の燃料電池発電システムにて、制御装置は、前記燃料電池の運転を行うか否かを設定する入力設定手段を備え、前記制御装置は、前記入力設定手段が運転を行わない設定の場合、前記再加熱手段および再加熱水帰還ポンプを動作しない。
これによって、使用者が旅行など長期不在の理由から、あらかじめ燃料電池発電システムの運転を行わない設定にすることで、常に貯湯槽に加温熱量相応の残存熱量を確保するための再加熱をせずに済む。
の発明は、特に、第1又は第2の発明の燃料電池発電システムにて、燃料電池は、燃料ガスに水素を、かつ、酸化剤ガスに酸素を用いて電力と熱を発生させることにより、効率の良い燃料電池の発電運転ができる。
第4の発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて電力と熱を発生させる燃料電池と、前記燃料電池で発生した熱を回収する冷却水を循環する冷却水循環路と、前記冷却水の熱を湯水に熱交換する熱交換手段と、前記熱交換手段で熱交換した湯水を貯える貯湯槽と、前記熱交換手段から熱を回収する前記貯湯槽の湯水を循環する貯湯水循環路と、前記貯湯槽の湯水を再加熱する再加熱手段と、を備える燃料電池発電システムの運転方法であって、起動時に、前記冷却水循環路の冷却水を循環させ、かつ、前記貯湯水循環路の湯水を循環させて、前記貯湯槽からの湯水を用いて前記燃料電池を加温する工程と、前記燃料ガスと前記酸化剤ガスとを前記燃料電池に供給して発電する工程と、前記燃料電池の発電を終了する工程と、発電終了後、前記貯湯槽の残存熱量が、起動時に前記燃料電池を昇温するため必要な熱量を下回る場合、前記貯湯槽の湯水を再加熱する工程と、前記再加熱の時間が所定の時間を超えた場合、再加熱を停止する工程と、を備える燃料電池発電システムの運転方法である。
これにより、発電運転を開始するタイミングが不定な燃料電池発電システムにおいても、常に貯湯槽には加温熱量より多い残存熱量を確保でき、つまり、発電起動時に安定した燃料電池の加温が可能となる。また、発電する環境が極寒であったり、何らかの要因で排熱回収ロスが大きく貯湯槽に湯水が極めて貯まりにくい場合であっても限度時間を持って再加熱処理を終了することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。なお、前記背景技術と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1の燃料電池発電システムのシステムブロック図、図2は制御装置における制御手段の要部動作を示すフローチャートである。
なお、燃料電池発電システムのブロック図にて、18は再加熱水帰還ポンプ、19は再加熱手段12により再加熱した湯水を貯湯槽10に帰還させる再加熱水帰還路であり、その他は制御装置20、制御手段21と表記している以外は従来の構成と同じである。
以上のように構成された燃料電池発電システムについて、以下その動作、作用を説明する。
従来の構成と同様に、燃料電池発電システムを設置し、燃料生成器1へ原料(例えば都市ガスなど)と水を供給する配管工事を終え、図1の貯湯槽10を(市水にて)満水にしてから、制御装置20に商用電源の通電を行うと制御手段(マイコン)21が起動してシステム動作を開始する。
図2のフローチャートに示すように、S1〜S7は従来の構成と同じなので説明を省略する。S7にて発電終了処理(発電を停止するのと平行して燃料電池2が高温である場合には冷却を行う後始末の処理)を行った後に再び運転開始の指令を受け待つ待機状態に移行する。
例えば、この状態で2日ほど経過するうちに貯湯槽10内の湯水が次第に冷めた場合、S8にて残存熱量検知手段16からの残存熱量が次回発電起動時に燃料電池2を加温するのに必要な熱量(加温熱量)を下回ると、S9にて貯湯水10内湯水の再加熱を開始する。
具体的には、再加熱水帰還ポンプ18を動作させると貯湯槽10上部より湯水が抜き出されて再加熱手段12(バックアップ給湯器)に送り込まれ再加熱後に再加熱水帰還路19を経由して貯湯槽10の中部に戻される。
この再加熱処理は、S10にて必要な加温熱量に相当する残存熱量を残存熱量検知手段16が検知するまで行われ、S11にて貯湯槽10の上部から中部にわたる湯水の再加熱が完了し、次回起動時に燃料電池2の加温に要する熱量は十分に確保される。
S12は、待機状態の間は、必要に応じてS8〜S11までの再加熱処理を行い、常に貯湯槽10には加温熱量より多い残存熱量を確保している意味合いで記した。
なお、S12を終えてから再び運転を開始する場合にはS1に戻ると考えて良い。
これにより、発電運転を開始するタイミングが不定な燃料電池発電システムにおいても、常に貯湯槽10には加温熱量より多い残存熱量を確保でき、つまり、発電起動時に安定した燃料電池2の加温が可能となる。
(実施の形態2)
図3は本実施の形態2の制御装置における制御手段の要部動作を示すフローチャートである。なお、燃料電池発電システムのシステムブロック図は実施の形態1と同じ構成である。
以上のように構成された燃料電池発電システムについて、以下その動作、作用を説明する。
図3のフローチャートに示すように、本発明の実施の形態1からの変更点は、S13を追加したものである。つまり、S9にて貯湯水10内湯水の再加熱を開始して(貯湯槽10の大きさ、再加熱手段12の加熱能力にもよるが)貯湯槽10の上部から中部にかけて冷めた湯水を再加熱し加温熱量に相当する残存熱量を得るのに十分な限度時間(この例では1時間としている)を経過しても目標の熱量を確保できない場合、S13にて強制的に再加熱動作を終了させる。
なお、この場合のシステム動作を終了させると言うことはシステムを再起動すると言うことではない。本実施例ではその後の動作を限定しないが、多くの場合は、再加熱動作を行っても貯湯槽10内の湯水を加熱できなかったのだから再加熱異常などと称する異常を報知するのが一般的である。
これにより、発電する環境が極寒であったり、何らかの要因で排熱回収ロスが大きく貯湯槽10に湯水が極めて貯まりにくい場合であっても限度時間を持って再加熱処理を終了することができる。
(実施の形態3)
図4は本実施の形態3の燃料電池発電システムのシステムブロック図、図5は制御装置における制御手段の要部動作を示すフローチャートである。
なお、燃料電池発電システムのブロック図にて、22は燃料電池の運転を行うか否かを設定する入力設定手段である。その他は制御装置23、制御手段24と表記している以外は実施の形態1と同じ構成である。
以上のように構成された燃料電池発電システムについて、以下その動作、作用を説明する。
図5のフローチャートに示すように、本発明の実施の形態1からの変更点は、S14を追加したものである。つまり、S7にて発電終了処理(発電を停止するのと平行して燃料電池2が高温である場合には冷却を行う後始末の処理)を行った後、S14にて入力設定手段22の設定が運転切の場合、システムの状態としては待機状態を維持しつつ、仮に何日も経過し貯湯槽10内の湯水が冷めてもS8〜S11の再加熱処理を行わない。
これにより、使用者が旅行など長期不在の理由から、あらかじめ燃料電池発電システムの運転を行わない設定にすることで、常に貯湯槽10に加温熱量相応の残存熱量を確保するための再加熱をせずに済む。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかる燃料電池発電システムは、制御装置が発電終了後の待機状態にて、残存熱量検知手段からの残存熱量が次回発電起動時に燃料電池を加温するのに必要な加温熱量を下回る場合、再加熱手段を動作させて貯湯槽の冷えた湯水を再加熱して再加熱水帰還路経由で貯湯槽へ戻すことにより、貯湯槽内部の残存熱量が加温熱量より多い状態に保つ。
これによって、発電運転を開始するタイミングが不定な燃料電池発電システムにおいても、常に貯湯槽には加温熱量より多い残存熱量を確保でき、つまり、発電起動時に安定した燃料電池の加温が可能となる。
同様にして、運転と停止を不定期に繰り返す家電製品などの機器制御に対して次回の運転起動時に必要な湯水や熱量などのエネルギーを常に確保しておくことで、次回運転時に安定した制御動作を開始するなどの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の燃料電池発電システムのシステムブロック図 本発明の実施の形態1の制御手段21の動作フロ−チャ−ト 本発明の実施の形態2の制御手段21の動作フロ−チャ−ト 本発明の実施の形態3の燃料電池発電システムのシステムブロック図 本発明の実施の形態3の制御手段24の動作フロ−チャ−ト 従来の燃料電池発電システムのシステムブロック図 従来の燃料電池発電システムの制御手段14の動作フロ−チャ−ト
符号の説明
1 燃料生成器
2 燃料電池
3 ブロア(送風機)
4 外部電力負荷
5 外部熱負荷
6 冷却水循環ポンプ
7 冷却水循環路
8 熱交換手段
9 貯湯水循環ポンプ
10 貯湯槽
11 貯湯水循環路
12 再加熱手段
16 残存熱量検知手段
18 再加熱水帰還ポンプ
19 再加熱水帰還路
20、23 制御装置
21、24 制御手段
22 入力設定手段

Claims (4)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて電力と熱を発生させる燃料電池と、
    前記燃料電池で発生した熱を回収する冷却水を循環する冷却水循環路と、
    前記冷却水循環路を通して前記燃料電池に冷却水を循環させる冷却水循環ポンプと、
    前記冷却水の熱を湯水に熱交換する熱交換手段と、
    前記熱交換手段で熱交換した湯水を貯える貯湯槽と、
    前記熱交換手段から熱を回収する湯水を循環する貯湯水循環路と、
    前記貯湯水循環路を通して前記貯湯槽の湯水を前記熱交換手段に循環させる貯湯水循環ポンプと、
    前記貯湯槽の湯水を再加熱する再加熱手段と、
    前記再加熱手段により再加熱した湯水を前記貯湯槽に帰還させる再加熱水帰還路と、
    前記貯湯槽の湯水を前記再加熱手段に送り、前記再加熱手段から前記再加熱帰還路を通して前記貯湯槽に戻す再加熱水帰還ポンプと、
    前記貯湯槽の湯水熱量を検知する残存熱量検知手段と、
    起動時に、前記冷却水循環ポンプ及び前記貯湯水循環ポンプを動作させて、前記貯湯槽からの湯水を用いて前記燃料電池を加温するよう制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、発電終了後、前記残存熱量検知手段が検知する残存熱量が、起動時に前記燃料電池を昇温するため必要な熱量を下回る場合、前記再加熱手段および前記再加熱水帰還ポンプを動作させ、前記再加熱手段および前記再加熱水帰還ポンプの動作時間が所定の時間を超えた場合、その動作を停止させる燃料電池発電システム。
  2. 前記制御装置は、前記燃料電池の運転を行うか否かを設定する入力設定手段を備え、前記入力設定手段の設定が運転を行わない設定の場合、前記再加熱手段および前記再加熱水帰還ポンプを動作させない請求項1記載の燃料電池発電システム。
  3. 燃料ガスに水素を、かつ、酸化剤ガスに酸素を用いて電力と熱を発生させる請求項1又は2記載の燃料電池発電システム。
  4. 燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて電力と熱を発生させる燃料電池と、
    前記燃料電池で発生した熱を回収する冷却水を循環する冷却水循環路と、
    前記冷却水の熱を湯水に熱交換する熱交換手段と、
    前記熱交換手段で熱交換した湯水を貯える貯湯槽と、
    前記熱交換手段から熱を回収する前記貯湯槽の湯水を循環する貯湯水循環路と、
    前記貯湯槽の湯水を再加熱する再加熱手段と、
    を備える燃料電池発電システムの運転方法であって、
    起動時に、前記冷却水循環路の冷却水を循環させ、かつ、前記貯湯水循環路の湯水を循環させて、前記貯湯槽からの湯水を用いて前記燃料電池を加温する工程と、
    前記燃料ガスと前記酸化剤ガスとを前記燃料電池に供給して発電する工程と、
    前記燃料電池の発電を終了する工程と、
    発電終了後、前記貯湯槽の残存熱量が、起動時に前記燃料電池を昇温するため必要な熱量を下回る場合、前記貯湯槽の湯水を再加熱する工程と、
    前記再加熱の時間が所定の時間を超えた場合、再加熱を停止する工程と、
    を備える燃料電池発電システムの運転方法。
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