JP5161247B2 - バッテリパックの保護回路、およびバッテリパック - Google Patents

バッテリパックの保護回路、およびバッテリパック Download PDF

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Description

本発明は、バッテリパックの保護回路、およびこれを具備するバッテリパックに関するものである。
携帯用電子製品のうち、車両に付随的に装着される電子製品は、車両内部の温度と直射光線のような外部から流入する熱によって高温の環境に晒される。
例えば、車両の経路案内を行うカーナビゲーションのような携帯用電子製品は車両内部に装着された状態で使用することになる。そのため、特に、夏は車両内部の温度が略60℃以上に上がり、カーナビゲーションは高温の状態で使用されることになる。
このようなカーナビゲーションには車両の電力の供給を受けることなく、数時間の間動作を行うことができるように再充電可能なバッテリセル(例えば、リチウムイオン電池またはリチウムポリマー電池)と保護回路からなるバッテリパックが装着される。
カーナビゲーションを利用するほとんどのユーザは車両の内部電源とカーナビゲーションを電気的に連結させておいた状態で車両内部に備えて使用する。この場合、ナビゲーションに装着されたバッテリパックは継続的な充電が行われることになり、したがって、バッテリパックのバッテリセルは相対的に過度な充電状態を維持することになる。
また、車両内部に放置されたバッテリパックは、夏のように車両内部の温度が高温の状態にある場合、車両内部の温度とバッテリセルそのものから発生する熱によって過熱した状態に置かれることになる。この場合、バッテリセルは高温で過度な充電状態を維持することが原因でスウェリング(swelling)が生じることになり、これによって危険な状態になる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、バッテリセルが高温の環境に置かれる場合、バッテリセルの充電を停止させるのみならず、バッテリセルを強制的に自己放電させることによって、バッテリセルのスウェリングを抑制して安全性を向上させることが可能な、新規かつ改良されたバッテリパックの保護回路、およびバッテリパックを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、正極と負極とを有する再充電可能なバッテリセルを備えるバッテリパックの保護回路において、上記バッテリセルの正極と負極とに電気的に連結される自己放電用スイッチング素子と、上記バッテリセルおよび上記自己放電用スイッチング素子と電気的に連結され、上記バッテリセルの温度に応じて上記自己放電用スイッチング素子をターンオンまたはターンオフする制御部とを備えるバッテリパックの保護回路が提供される。
また、上記バッテリセルおよび上記制御部と電気的に連結される温度センサをさらに含み、上記制御部は、上記温度センサによって上記バッテリセルの温度を検出し、上記バッテリセルの温度が基準温度以上の場合、上記自己放電用スイッチング素子をターンオンさせてもよい。
また、上記基準温度は45℃〜70℃であってもよい。
また、上記温度センサはサーミスタを含んでいてもよい。
また、上記温度センサは、センシング温度設定用抵抗をさらに含んでいてもよい。
また、上記制御部は、上記バッテリセルの電圧を検出し、上記バッテリセルの電圧が基準電圧以上の場合、上記自己放電用スイッチング素子をターンオンさせてもよい。
また、上記基準電圧は、3.0V〜3.9Vであってもよい。
また、上記バッテリセルと上記自己放電用スイッチング素子との間に電気的に連結される自己放電用抵抗をさらに備えてもよい。
また、上記バッテリセルと上記自己放電用スイッチング素子との間に電気的に連結される自己放電指示部材をさらに備えてもよい。
また、上記自己放電指示部材は、発光ダイオードであってもよい。
また、上記バッテリセルと上記自己放電指示部材との間に電気的に連結される指示部材保護用抵抗をさらに備えてもよい。
また、上記バッテリセルと上記制御部との間に電気的に連結される充電スイッチング素子をさらに備えてもよい。
また、上記自己放電用スイッチング素子は、上記充電スイッチング素子と電気的に連結され、上記自己放電用スイッチング素子がターンオンされる場合、上記充電スイッチング素子はターンオフされ、上記自己放電用スイッチング素子がターンオフされる場合、上記充電スイッチング素子はターンオンされてもよい。
また、上記制御部は、上記温度センサと電気的に連結され、上記バッテリセルの温度を検出する温度センシング部と、上記バッテリセルに電気的に連結され、上記バッテリセルの電圧を検出する電圧センシング部と、上記充電スイッチング素子および上記自己放電用スイッチング素子と電気的に連結され、上記温度センシング部で検出された温度と上記電圧センシング部で検出された電圧に応じて上記充電スイッチング素子および上記自己放電用スイッチング素子をターンオンまたはターンオフさせる電力駆動回路とを含んでいてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、上述したいずれかのバッテリパックの保護回路を備えるバッテリパックが提供される。
本発明によれば、バッテリセルが高温の環境に置かれる場合、バッテリセルの充電を停止させるのみならず、バッテリセルを強制的に自己放電させることによって、バッテリセルのスウェリングを抑制して安全性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るバッテリパックのブロック図である。 本発明の実施形態に係るバッテリパックの動作手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係るバッテリパックの他の動作手順を示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るバッテリパックの構成を図示したブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るバッテリパック100は、バッテリセル110と、保護回路200およびバッテリセル110の正極111に大電流経路10aを介して電気的に連結される正極端子11と、バッテリセル110の負極112に大電流経路10bを介して電気的に連結される負極端子12とを含む。
バッテリセル110は、正極111と負極112を有し再充電可能である。本発明の実施形態の場合、バッテリセル110は、例えば、リチウムイオン電池またはリチウムポリマー電池である。また、バッテリセル110は、電極組立体と電解液をケースで密閉させた形態であってもよい。また、図1では、バッテリセル110が一つの場合を示しているが、複数のバッテリセルが電気的に並列連結されてもよい。
保護回路200は、充/放電スイッチング素子部220と、自己放電用スイッチング素子230と、制御部240と、温度センサ250と、電流センサ260と、自己放電指示部材270と、自己放電用抵抗280とを含む。また、その他にも、保護回路200は、スイッチ安定化用コンデンサ223と、指示部材保護用抵抗271と、電圧感知用抵抗291と、電圧安定化用コンデンサ292と、充放電電圧安定化用コンデンサ293とをさらに含む。また、温度センサ250は、サーミスタ251と、センシング温度設定用抵抗252とを含む。
充/放電スイッチング素子部220は、充電スイッチング素子221と放電スイッチング素子222とを含む。
充電スイッチング素子221は、充電FET(Field Effect Transistor)221aと、充電FET用寄生ダイオード221bとを含む。ここで、充電FET用寄生ダイオード221bは、充電FET221aの製作過程時に必要によって形成される構成ではあるが、説明の便宜上、充電FET221aと充電FET用寄生ダイオード221bとを分けて説明することにする。
充電FET221aは、ドレインおよびソースがバッテリセル110の大電流経路10bに接続される。また、充電FET221aは、ゲートが制御部240と電気的に連結され、制御部240から出力される制御信号によってターンオンまたはターンオフされる。例えば、充電FET221aは、制御部240からハイレバルの信号が印加される場合はターンオンされ、充電器(図示せず)からバッテリセル110へ充電電流を流したり、バッテリセル110から外部負荷(図示せず)へ放電電流を流す。このような動作のために、本発明の実施形態の場合、充電FET221aは、例えばNチャネル型のFETで形成され得る。
充電FET用寄生ダイオード221bは、充電FET221aに電気的と並列連結される。充電FET用寄生ダイオード221bは、バッテリセル110の放電電流方向(図1における時計回り方向)に対して順方向に連結される。したがって、バッテリセル110の過充電保護動作によって充電FET221aがターンオフされているとしても、バッテリセル110の放電は可能である。
放電スイッチング素子222は、放電FET222aおよび放電FET用寄生ダイオード222bを含む。ここで、放電FET用寄生ダイオード222bは、放電FET222aの製作過程時に必要によって形成される構成ではあるが、説明の便宜上、放電FET222aと放電FET用寄生ダイオード222bとを分けて説明することにする。
放電FET222aは、ドレインおよびソースがバッテリセル110の大電流経路10bに接続される。また、放電FET222aはゲートが制御部240と電気的に連結され、制御部240で出力される制御信号によってターンオンまたはターンオフされる。例えば、放電FET222aは、制御部240からハイレバルの信号が印加される場合ターンオンされ、バッテリセル110から外部負荷(図示せず)へ放電電流を流したり、充電器(図示せず)からバッテリセル110へ充電電流を流す。このような動作のために、本発明の実施形態の場合、放電FET222aは、例えばNチャネル型のFETで形成され得る。
放電FET用寄生ダイオード222bは、放電FET222aと電気的に並列連結される。放電FET用寄生ダイオード222bは、バッテリセル110の充電電流方向(図1における反時計回り方向)に対して順方向に連結される。したがって、バッテリセル110の過放電保護動作によって放電FET222aがターンオフされているとしても、バッテリセル110の充電は可能である。
一方、スイッチ安定化用コンデンサ223は、充/放電スイッチング素子部220と並列に連結されることによって、充/放電スイッチング素子部220のスイッチング動作時に発生するインパルス成分の電流を吸収する。したがって、スイッチ安定化用コンデンサ223が設けられることによって、充/放電スイッチング素子部220の動作が安定化する。
自己放電用スイッチング素子230は、自己放電FET231と自己放電FET用寄生ダイオード232とを含む。
自己放電FET231は、ソースがバッテリセル110の正極111と電気的に連結され、ドレインがバッテリセル110の負極112と電気的に連結される。言い換えると、自己放電FET231は、ソースが大電流経路10aと電気的に連結され、ドレインが大電流経路10bと電気的に連結される。また、自己放電FET231は、ゲートが制御部240と電気的に連結される。また、自己放電FET231は、ゲートが充電FET221aのゲートと電気的に連結される。本発明の実施形態の場合、自己放電FET231は、例えばPチャネル型のFETで形成され得る。したがって、充電FET221aがターンオンされる場合、自己放電FET231はターンオフされる。また、充電FET221aがターンオフされる場合、自己放電FET231はターンオンされる。
自己放電FET用寄生ダイオード232は、自己放電FET231と電気的に並列連結される。この場合、自己放電FET用寄生ダイオード232は、バッテリセル110の正極111から負極112へ流れる自己放電電流方向に対して逆方向に形成される。したがって、自己放電FET231が制御部240によってターンオンされていない状態の場合、自己放電指示部材270、指示部材保護用抵抗271および自己放電用抵抗280によるバッテリセル110の電力消費はない。
制御部240は、温度センシング部241と、電圧センシング部242と、電流センシング部243と、電力駆動回路244と、論理回路245とを含む。
温度センシング部241は、温度センサ250と電気的に連結され、温度センサ250から得たバッテリセル110のアナログ温度値をデジタル温度値に変換して論理回路245に伝達する。ここで、温度センシング部241は、例えばアナログデジタルコンバータを含む。論理回路245は、バッテリセル110の温度が予め決められた基準温度を超えると、電力駆動回路244に自己放電信号を出力する。すなわち、論理回路245は、充電用電力駆動回路244aに自己放電信号を出力する。自己放電信号が入力されると、充電用電力駆動回路244aは、充電スイッチング素子221にローレベルの電気的信号を出力し、充電スイッチング素子221はターンオフされる。また、この時、ローレベルの電気的信号は自己放電用スイッチング素子230にも印加されるので、自己放電用スイッチング素子230はターンオンされる。自己放電用スイッチング素子230がターンオンされると、バッテリセル110は、自己放電用抵抗280を介して電流を消費することによって、自己放電する。ここで、上述のように充電スイッチング素子221がターンオフされると、自己放電用スイッチング素子230はターンオンされ、充電スイッチング素子221がターンオンされると、自己放電用スイッチング素子230はターンオフされることを既に説明した。これは、図1では、充電スイッチング素子221がNチャネル型であり、自己放電用スイッチング素子230がPチャネル型であるからである。なお、充電スイッチング素子221および自己放電用スイッチング素子230それぞれのチャネル型が、上記に限られないことは、言うまでもない。
基準温度は略45℃〜70℃の範囲内に設定され得る。この場合、論理回路245は、バッテリセル110の温度が基準温度未満の場合充電用電力駆動回路244aに自己放電信号を出力しないようにすることで、バッテリセル110が自己放電しないようにする。また、論理回路245は、バッテリセル110の安全性のためにバッテリセル110の温度が基準温度を超える場合に自己放電がされるように、自己放電信号を充電用電力駆動回路244aに出力する。
電圧センシング部242は、バッテリセル110の正極111と負極112に電気的に連結されバッテリセル110のアナログ電圧値をセンシングし、これをデジタル値に変換して論理回路245に提供する。すなわち、電圧センシング部242は、電圧センシング用抵抗291と電圧安定化用コンデンサ292との間に電気的に連結されバッテリセル110の充電電圧または放電電圧をアナログ値として得て、このように得たアナログ値をデジタル値に変換して論理回路245に提供する。ここで、電圧センシング部242は、例えばアナログデジタルコンバータを含む。
一方、論理回路245は自己放電モードのみならず、バッテリセル110の電圧に応じて過放電保護モードおよび過充電保護モードを判断し、それぞれのモードに応じて電力駆動回路244に制御信号を出力して充/放電スイッチング素子部220および自己放電用スイッチング素子230をターンオンまたはターンオフさせる。
論理回路245の過放電保護モード、過充電保護モードおよび自己放電モードをより詳細に説明する。
過放電保護モードは、例えば、バッテリセル110の電圧が略3.0V未満に落ちた場合に行われる。無論、このようなバッテリセル110の電圧は電圧センシング部242がセンシングする。過放電保護モードは、論理回路245が放電用電力駆動回路244bに過放電保護信号を出力して放電スイッチング素子222がターンオフされるようにすることで、バッテリセル110の過放電を防止する状態である。なお、バッテリパック100の正極端子11と負極端子12に充電器(図示せず)が接続される場合、充電器から入力される充電電流はバッテリセル110、放電スイッチング素子222の寄生ダイオード222bおよび充電スイッチング素子221を介して流れるので、バッテリセル110の充電は可能である。
過充電保護モードは、例えば、バッテリセル110の電圧が約4.5V以上である場合に行われる。過充電保護モードは、バッテリセル110が過充電されないように論理回路245が充電用電力駆動回路244aに過充電保護信号を出力して充電スイッチング素子221がターンオフされるようにすることで、バッテリセル110の過充電を防止する状態である。なお、バッテリパック100の正極端子11と負極端子12に外部負荷(図示せず)が接続される場合、バッテリセル110からの放電電流は充電スイッチング素子221の寄生ダイオード221bおよび放電スイッチング素子222を介して流れるので、バッテリセル110の放電は可能である。
また、この時、充電スイッチング素子221がターンオフされるので、自己放電用スイッチング素子230はターンオンされる。よって、バッテリセル110の自己放電電流は指示部材保護用抵抗271および自己放電指示部材270を介して流れる。さらに、バッテリセル110の自己放電電流は自己放電用抵抗280を介して流れる。したがって、本発明の実施形態に係るバッテリパック100は、基本的にバッテリセル110の温度が予め決められた基準温度を超えた時に自己放電動作を行うが、過充電保護モードの時にも自己放電動作を行う。
したがって、バッテリセル110は、温度が基準温度を超えた時、また、過充電電圧である時に、強制的に放電されることで、より安定した状態になる。
上述のように、論理回路245は、バッテリセル110の温度が基準温度を超えた時にバッテリセル110が自己放電されるように自己放電モードを行う。このような自己放電モードは、基本的にバッテリセル110の温度が予め決められた基準温度を超えた時に行われる。無論、バッテリセル110の温度は温度センシング部241によってセンシングされる。論理回路245は充電用電力駆動回路244aに自己放電信号を出力して自己放電用スイッチング素子230がターンオンされるようにする。実際に、自己放電モードおよび過充電保護モードの動作は同じである。すなわち、自己放電モードおよび過充電保護モードで論理回路245が充電用電力駆動回路244aに制御信号(自己放電信号および過充電保護信号)を出力することによって、自己放電用スイッチング素子230はターンオンされ、充電スイッチング素子221はターンオフされるからである。
上述したような動作により、自己放電用スイッチング素子230はターンオンされてバッテリセル110を自己放電させることになる。この時、充電スイッチング素子221はターンオフされる。これとは逆に、自己放電モードが中断された場合、論理回路245は充電スイッチング素子221をターンオンさせ、自己放電用スイッチング素子230をターンオフさせる。すなわち、バッテリパック100は充電と自己放電が同時に行われないようにすることで、安全性を向上させる。併せて、バッテリパック100は、温度が基準温度以上に上昇した時に自己放電されることで、バッテリセル110のスウェリングを抑制する。これによりバッテリセル110の安全性がさらに向上する。
また、論理回路245は、例えば、温度センシング部241がセンシングしたバッテリセル110の温度が略45℃〜70℃の範囲内に設定された基準温度に該当し、バッテリセル110の電圧が3.9V以上の場合に、充電用電力駆動回路244aに自己放電信号を出力して自己放電用スイッチング素子230をターンオンさせることができる。すなわち、論理回路245は、例えば、バッテリセル110の電圧が3.9V未満の場合には、バッテリセル110が自己放電されないようにすることでバッテリセル110の電力が浪費されないようにする。ここで、論理回路245はバッテリセル110の安全性を確保するために3.9V以上の値で自己放電モードに切り替えるとよいので、上限値に意味はない。
論理回路245は、バッテリセル110の温度、電圧および放電状態に応じてバッテリセル110の自己放電が中断されるようにする。
温度センシング部241は、バッテリセル110の温度が基準温度未満であることをセンシングし、その情報を論理回路245に提供する。すると、論理回路245は充電用電力駆動回路244aに自己放電停止信号を出力して自己放電用スイッチング素子230がターンオフされるようにする。このようにすることで、バッテリセル110の自己放電が中断される。この時、充電スイッチング素子221はターンオンされるので、バッテリセル110は充電可能な状態になる。
また、電圧センシング部242は、バッテリセル110の電圧が基準電圧未満であることをセンシングし、その情報を論理回路245に提供する。すると、論理回路245は、充電用電力駆動回路244aに自己放電停止信号を出力して自己放電用スイッチング素子230がターンオフされるようにする。ここで、基準電圧は、例えば、略3.0V〜3.9Vの範囲内に設定され得る。すなわち、論理回路245は、基準電圧を過放電保護電圧と過充電保護電圧の間で設定して自己放電を中断させることができる。好ましくは、上述したように基準電圧は略3.9V程度が適切である。
このようにすることで、バッテリセル110の自己放電が中断される。この時、充電スイッチング素子221はターンオンされるので、バッテリセル110は充電可能な状態となる。
電力駆動回路244は、充電用電力駆動回路244aと、放電用電力駆動回路244bとを含む。
充電用電力駆動回路244aは、論理回路245と充電スイッチング素子221との間に電気的に連結される。充電用電力駆動回路244aは、例えば、C−MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)のような電力駆動型スイッチング回路で形成され、論理回路245で出力される制御信号によって充電スイッチング素子221をターンオンまたはターンオフさせる役目を果たす。
放電用電力駆動回路244bは、論理回路245と放電スイッチング素子222との間に電気的に連結される。放電用電力駆動回路244bは、例えば、C-MOSFETのような電力駆動型スイッチング回路で形成され、論理回路245で出力される制御信号によって放電スイッチング素子222をターンオンまたはターンオフさせる役目を果たす。
温度センシング部241、電圧センシング部242、電流センシング部243、電力駆動回路244および論理回路245を含む制御部240は、バッテリセル110の正極111と負極112に電気的に連結され、バッテリセル110から供給される電力によって動作する。すなわち、制御部240は、外部から電力を供給を受けることなく自らバッテリセル110の電圧によって充電、放電、自己放電および過電流保護などを行うことでバッテリパック100の安全性を確保する。
また、制御部240は、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)であり、それぞれのモードに応じて充/放電スイッチング素子部220を即座に駆動させるための電力駆動型回路素子である。したがって、制御部240は、それぞれのモードに応じて非常に速い応答速度で充/放電スイッチング素子部220および自己放電用スイッチング素子230をターンオンまたはターンオフさせてバッテリセル110を保護する役目を果たす。
一方、制御部240とバッテリセル110の正極111の間には、電圧センシング用抵抗291が電気的に連結される。この場合、電圧センシング用抵抗291とバッテリセル110の負極112との間には、電圧安定化用コンデンサ292が接続されて外部から流入する静電気から制御部240を保護する。また、制御部240とバッテリセル110の負極112との間には、電流センサ260が電気的に連結される。ここで、電流センサ260は、例えば、抵抗を有し、抵抗に印加された電圧を抵抗値で割って電流値を計算する。電流センサ260は、電流センシング部243と互いに電気的に連結される。したがって、電流センシング部243は、電流センサ160を用いて電流を感知し、感知した電流情報を論理回路245に出力する。無論、電流センシング部243は、アナログ値をデジタル値に変換して論理回路245に出力することができるように、例えばアナログデジタルコンバータを含む。また、論理回路245は、大電流経路10bに過電流(充電電流、放電電流または短絡電流)が流れると判断した場合、充/放電スイッチング素子部220をターンオフさせてバッテリセル110を保護する。
温度センサ250は、バッテリセル110の大電流経路10aと制御部240との間に電気的に連結される。本発明の実施形態の場合、温度センサ250は、例えば、温度に応じて抵抗値が変わるサーミスタ251と固定した抵抗値を持つセンシング温度設定用抵抗252を含む。したがって、温度センシング部241は、サーミスタ251とセンシング温度設定用抵抗252の電圧分配原理に基づいてバッテリセル110の温度をセンシングする。
ここで、センシング温度設定用抵抗252は、サーミスタ251と接地端との間に電気的に連結される。同じ温度では、センシング温度設定用抵抗252の抵抗値に応じて、サーミスタ251とセンシング温度設定用抵抗252による分圧電圧が変わるので、温度センシング部241によるセンシング温度範囲を調整することができる。
例えば、サーミスタ251の抵抗値をR3と、センシング温度設定用抵抗252の抵抗値をR4と定義する場合、R3およびR4による分圧電圧Vthは、通常、下記数式1のように求められる。ここで、分圧電圧Vthは温度センシング部241によって検出される電圧であり、VDDはバッテリセル110の電圧である。
Vth=VDD・R4/(R3+R4)
・・・(数式1)
また、サーミスタ251の抵抗値R3は、通常、下記数式2のように求められる。
R3=R0・expB(1/T−1/T0)
R3:周囲温度がT(K)である場合の抵抗値
R0:周囲温度がT0(K)である場合の抵抗値
B:サーミスタ定数
・・・(数式2)
したがって、上記数式2より、センシングしたい温度Tは、下記の数式3より求めることができる。ここで、R3は経験的にR3=3・R4/17である。
T=1/(1/T0+(ln(R3/R0)/B)
・・・(数式3)
こうして、サーミスタ251およびセンシング温度設定用抵抗252を適切に選択することで、センシングしたい温度Tを決定することができる。
自己放電指示部材270は、自己放電用スイッチング素子230とバッテリセル110の大電流経路10aとの間に電気的に連結される。自己放電指示部材270は、制御部240の制御信号によって自己放電用スイッチング素子230がターンオンされる場合、自己放電用スイッチング素子230が動作中であることを視覚的に知らせる。一例として、自己放電指示部材270は、発光ダイオードであってもよい。無論、このような自己放電指示部材270もバッテリセル110の電流を消費するので、バッテリセル110をより速かに自己放電させる役目を果たす。
指示部材保護用抵抗271は、自己放電指示部材270とバッテリセル110の大電流経路10aとの間に電気的に連結される。指示部材保護用抵抗271は、自己放電指示部材270に予め決められた電圧だけ印加されるようにすることで、自己放電指示部材270が破損または損傷されないようにする。無論、このような指示部材保護用抵抗271もバッテリセル110の電流を消費するので、バッテリセル110をより速かに自己放電させる役目を果たす。
自己放電用抵抗280は、自己放電用スイッチング素子230とバッテリセル110の大電流経路10aとの間に電気的に連結される。ここで、自己放電用抵抗280は、指示部材保護用抵抗271と電気的に並列連結された形態である。自己放電用抵抗280は、バッテリセル110がより速い時間で放電されるようにしてバッテリパック100の安全性をさらに向上させる役割を行う。ここで、上述のように自己放電用抵抗280のみならず、自己放電指示部材270および指示部材保護用抵抗271も基本的にバッテリセル110の自己放電を行う。したがって、実質的には、バッテリセル110の自己放電のために自己放電用抵抗280がなくてもよい。併せて、バッテリセル110の自己放電のために自己放電指示部材270および指示部材保護用抵抗271がなくてもよい。
充放電電圧安定化用コンデンサ293は、正極端子11および負極端子12と電気的に連結される。充放電電圧安定化用コンデンサ293は、充電器または携帯用電子製品のような外部負荷が正極端子11および負極端子12に接続された場合に発生するインパルス成分の電流を吸収して制御部240を保護する役目を果たす。
以下、上述したバッテリパックのうち制御部240の動作について説明する。すなわち、制御部240の中でも特に論理回路245の動作について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るバッテリパックの動作手順を示したフローチャートである。
図2に示すように、本発明の一実施形態に係るバッテリパックの保護回路は、バッテリセル110の温度および電圧をセンシングするステップS100、バッテリセル110の温度が基準温度以上であるかを判断するステップS200、バッテリセル110の電圧が基準電圧以上であるかを判断するステップS400および自己放電モードステップS500を含む。
ここで、ステップS200でバッテリセル110の温度が基準温度未満であると判断した場合、一般モードステップS300が行われる。ここで、一般モードとは上述した過充電保護モード、過放電保護モードまたは過電流保護モードのことである。
併せて、以下の説明で別途の説明がなくても、各ステップの主体はバッテリパックの制御部240、すなわち、論理回路245である。
バッテリセル110の温度および電圧をセンシングするステップS100では、制御部240が温度センシング部241を用いてバッテリセル110の温度を感知し、電圧センシング部242を用いてバッテリセル110の電圧を感知する。
バッテリセル110の温度が基準温度以上であるかを判断するステップS200では、制御部240が上記のようにセンシングされたバッテリセル110の温度が基準温度を超えるかを判断する。ここで、基準温度は、例えば略45℃〜70℃に設定され得るが、このような温度範囲に本発明は限定されない。すなわち、基準温度はバッテリセル110の種類、形状、構造および容量によって変更され得る。しかし、一般にリチウムイオン電池またはリチウムポリマー電池は略45℃からスウェリングが生じ始める危険性があるので、基準温度は少なくとも略45℃に設定されることが好ましい。
ステップS200でバッテリセル110の温度が基準温度以上である場合、ステップS400が行われる。
バッテリセル110の電圧が基準電圧以上であるかを判断するステップS400では、制御部240が上記のようにセンシングされたバッテリセル110の電圧が基準電圧以上であるかを判断する。ここで、基準電圧は、例えば略3.0V〜3.9Vに設定され得るが、このような電圧に本発明は限定されない。すなわち、基準電圧はバッテリセル110の種類、形状、構造および容量によって変更され得る。しかし、一般にリチウムイオン電池またはリチウムポリマー電池は略45℃以上の温度かつ略3.9V以上の電圧の場合、スウェリングが生じ始める危険性が大きいので、基準電圧は少なくとも3.9Vに設定されることが好ましい。
ステップS400でバッテリセル110の電圧が基準電圧以上の場合、ステップS500が行われる。
自己放電モードステップS500では、制御部240がバッテリセル110の電圧が所定レベルになる時まで自己放電させる。すなわち、制御部240は自己放電用スイッチング素子230をターンオンさせることで、バッテリセル110の電圧が例えば略3.8Vになるまで自己放電させる。しかし、このような電圧に本発明は限定されない。すなわち、バッテリセル110の自己放電停止電圧は、バッテリセル110の種類、形状、構造および容量によって変更され得る。
一方、図2のように、本発明の実施形態は、ステップS200およびステップS400の順に行われ得るが、本発明の実施形態はこのような順番に限定されない。すなわち、本発明の実施形態は、ステップS400およびステップS200の順に行われてもよい。無論、最終的に二つのステップ(条件)をすべて満足した場合、自己放電モードステップS500が行われる。
例えば、バッテリセル110の温度が45℃以上で、バッテリセル110の電圧が3.9V以上の場合、自己放電モードステップS500が行われる。
図3は、本発明の実施形態に係るバッテリパックの保護回路での一般モードの動作を示したフローチャートである。
一般モードは、バッテリセル110の温度が基準温度より低い場合に行われる。すなわち、バッテリセル110の温度が基準温度以上であるかを判断するステップS200(図2参照)で「いいえ」の場合に一般モードが行われる。
一般モードは、バッテリセル110の電圧が過充電電圧より大きいかを判断するステップS310、ステップS310で「はい」の場合の充電停止および自己放電ステップS320、ステップS310で「いいえ」の場合にバッテリセル110の電圧が過放電電圧より小さいかを判断するステップS330、ステップS330で「はい」の場合に放電を停止するステップS340、バッテリセル110の電流が基準電流より大きいかを判断するステップS350、およびステップS350で「はい」の場合に充電または放電を停止するステップS360を含む。
バッテリセル110の電圧が過充電電圧より大きいかを判断するステップS310では、制御部240が電圧センシング部242を用いてバッテリセル110の電圧が過充電電圧(例えば、4.5V)より大きいかを判断する。
充電停止および自己放電ステップS320では、制御部240が充電スイッチング素子221に充電停止信号を出力して、充電スイッチング素子221をターンオフさせる。したがって、バッテリセル110の充電は停止する。しかし、この状態でも充電スイッチング素子221の寄生ダイオードによるバッテリセル110の放電は可能である。一方、この時自己放電用スイッチング素子230はターンオンされるので、バッテリセル110は自己放電される。すなわち、本発明の実施形態は充電スイッチング素子221がターンオフされると、自動的に自己放電用スイッチング素子230がターンオンされるからである。これによりバッテリセル110の過充電状態が速やかに解除される。
バッテリセル110の電圧が過放電電圧より小さいかを判断するステップS330では、制御部240が電圧センシング部242を用いてバッテリセル110の電圧が過放電電圧(例えば、3.0V)より小さいかを判断する。
放電を停止するステップS340では、制御部240が放電スイッチング素子222に放電停止信号を出力して、放電スイッチング素子222をターンオフさせる。したがって、バッテリセル110の放電は停止する。しかし、この状態でも放電スイッチング素子222の寄生ダイオードによるバッテリセル110の充電は可能である。
バッテリセル110の電流が基準電流より大きいかを判断するステップS350では、制御部240が電流センシング部243を用いてバッテリセル110の電流(充電電流または放電電流)が予め決められた電流より大きいかを判断する。
充電または放電を停止するステップS360では、制御部240が充電スイッチング素子221または放電スイッチング素子222に充電停止または放電停止信号を出力して、充電スイッチング素子221または放電スイッチング素子222をターンオフさせる。
また、ステップ310、ステップ330およびステップS350は上述した順番とは異なる順番で行われてもよい。すなわち、ステップ330、ステップ350およびステップS310、またはステップ350、ステップ310およびステップS320、またはステップ330、ステップ310およびステップS350、またはステップ350、ステップ330およびステップS310、またはステップ310、ステップ330およびステップS350の順に行われてもよく、本発明の実施形態は、ステップの順番を限定することを意図しない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 バッテリパック
110 バッテリセル
200 保護回路
220 充/放電スイッチング素子部
221 充電スイッチング素子
221a 充電FET
221b 充電FET用寄生ダイオード
222 放電スイッチング素子
222a 放電FET
222b 放電FET用寄生ダイオード
230 自己放電用スイッチング素子
231 自己放電FET
232 自己放電FET用寄生ダイオード
240 制御部
241 温度センシング部
242 電圧センシング部
243 電流センシング部
244 電力駆動回路
245 論理回路
250 温度センサ
270 自己放電指示部材
280 自己放電用抵抗

Claims (10)

  1. 正極と負極とを有する再充電可能なバッテリセルを備えるバッテリパックの保護回路において:
    前記バッテリセルの正極と負極とに電気的に連結される自己放電用スイッチング素子と;
    前記バッテリセルおよび前記自己放電用スイッチング素子と電気的に連結され、前記バッテリセルの温度に応じて前記自己放電用スイッチング素子をターンオンまたはターンオフする制御部と;
    前記バッテリセルおよび前記制御部と電気的に連結される温度センサと;
    前記バッテリセルと前記自己放電用スイッチング素子との間に電気的に連結される自己放電指示部材と;
    前記バッテリセルと前記制御部との間に電気的に連結される充電スイッチング素子と;
    を備え、
    前記制御部は、前記温度センサによって前記バッテリセルの温度を検出し、
    前記バッテリセルの温度が基準温度以上の場合、前記自己放電用スイッチング素子をターンオンさせ、
    前記基準温度は45℃〜70℃であり、
    前記自己放電用スイッチング素子は、前記充電スイッチング素子と電気的に連結され、前記自己放電用スイッチング素子がターンオンされる場合、前記充電スイッチング素子はターンオフされ、前記自己放電用スイッチング素子がターンオフされる場合、前記充電スイッチング素子はターンオンされることを特徴とする、バッテリパックの保護回路。
  2. 前記温度センサはサーミスタを含むことを特徴とする、請求項1に記載のバッテリパックの保護回路。
  3. 前記温度センサは、センシング温度設定用抵抗をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のバッテリパックの保護回路。
  4. 前記制御部は、前記バッテリセルの電圧を検出し、
    前記バッテリセルの電圧が基準電圧以上の場合、前記自己放電用スイッチング素子をターンオンさせることを特徴とする、請求項1に記載のバッテリパックの保護回路。
  5. 前記基準電圧は、3.0V〜3.9Vであることを特徴とする、請求項4に記載のバッテリパックの保護回路。
  6. 前記バッテリセルと前記自己放電用スイッチング素子との間に電気的に連結される自己放電用抵抗をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のバッテリパックの保護回路。
  7. 前記自己放電指示部材は、発光ダイオードであることを特徴とする、請求項1に記載のバッテリパックの保護回路。
  8. 前記バッテリセルと前記自己放電指示部材との間に電気的に連結される指示部材保護用抵抗をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のバッテリパックの保護回路。
  9. 前記制御部は、
    前記温度センサと電気的に連結され、前記バッテリセルの温度を検出する温度センシング部と;
    前記バッテリセルに電気的に連結され、前記バッテリセルの電圧を検出する電圧センシング部と;
    前記充電スイッチング素子および前記自己放電用スイッチング素子と電気的に連結され、前記温度センシング部で検出された温度と前記電圧センシング部で検出された電圧に応じて前記充電スイッチング素子および前記自己放電用スイッチング素子をターンオンまたはターンオフさせる電力駆動回路と;
    を含むことを特徴とする、請求項に記載のバッテリパックの保護回路。
  10. 請求項1〜のうちいずれか一項に記載のバッテリパックの保護回路を備えることを特徴とする、バッテリパック。
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