JP5158871B2 - コンテンツ再生装置、サーバ装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法 - Google Patents
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Description
本発明は、コンテンツデータを再生できるコンテンツ再生システム及び装置に係わり、特に、コンテンツデータに当該コンテンツデータに係わる関連情報(コメント)を付加できるコンテンツ再生システム及び装置に関する。
従来から、ストリーミング配信されるコンテンツデータを再生する複数のユーザが、当該コンテンツデータに対して、該コンテンツデータに係わる関連情報を付加すると共に当該関連情報を、閲覧できるシステムが提案されている(特許文献1参照)。ユーザは、前記システムを利用することで、ユーザ間でコンテンツデータについてコミュニケーションを行うことができる。
また、PCの性能向上、P2P(Peer to Peer)の発展に伴って、個々のユーザ(X〜Z)のPC毎に同一内容のコンテンツデータを記録し、各ユーザが当該ユーザのPCに記録されたコンテンツデータの任意の時点に関連情報を付加できるシステムが提案されている。前記システムにおいては、付加された関連情報は、サーバ装置に送信される。
ユーザXは、前記サーバ装置から前記関連情報に係わる情報をユーザXのPCにダウンロードし、前記関連情報が付加された時点のコンテンツデータを再生することにより他のユーザY、Zが付加した関連情報を閲覧することができる。
また、コンテンツデータが記録されたHDD等の記録装置の使用容量を減らすために、当該HDDに記録されたコンテンツデータの一部、例えば既に再生が終了した部分を削除する編集処理が頻繁に行われる。
しかし、例えば、ユーザXのPCで、前記ユーザY、ユーザZによってある時点に関連情報が付加されたコンテンツデータの当該時点を含む区間が削除されると、その時点を再生することができなくなるので、ユーザXは、前記関連情報を閲覧することができなくなる。
特開2006−155384号公報
ここで、ユーザXが、PCに記録されているコンテンツデータを再生し、ある時点で関連情報を付加することを想定する。
この場合、仮に、ユーザY、ZのPCに当該コンテンツデータが全く記録されていないか、または、当該コンテンツデータの前記時点を含む区間が記録されていなければ、ユーザY、Zは、ユーザXが付加した関連情報を閲覧することはない。
それ故、前記ユーザXが付加しようとする関連情報についてユーザX、Y、Z間でコミュニケーションを行うことができず、前記関連情報を付加する意義が少ない。
また、ユーザXのPCに記録されているコンテンツのある時点にユーザY、Zの関連情報が付加されていること、そして、ユーザXが当該コンテンツの当該時点を含む区間を削除する編集を行う場合を想定する。
このような場合、ユーザXが、前記コンテンツの区間に関連情報が付加されていることに気付かずに当該区間を削除すると、前述したように、前記関連情報を閲覧することができなくなってしまう。
このような場合、ユーザXが、前記コンテンツの区間に関連情報が付加されていることに気付かずに当該区間を削除すると、前述したように、前記関連情報を閲覧することができなくなってしまう。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、コンテンツデータに関連情報を付加しても他のユーザが当該関連情報を閲覧することができない場合には、その旨をユーザに表示するコンテンツ再生システム及び装置を提供すること、また、関連情報が付加されている、コンテンツデータの該当区間を削除する編集を行う場合には、当該削除する区間に関連情報が付加されている旨をユーザに表示するコンテンツ再生システム及び装置を提供することを目的とする。
第1の技術手段は、サーバ装置と、コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに係わる関連情報を同期再生する複数のコンテンツ再生装置とがネットワークに接続されて構成されるコンテンツ再生システムにおけるコンテンツ再生装置であって、前記サーバ装置から送信される他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータの当該他のコンテンツ再生装置において視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を受信する手段と、記録されたコンテンツデータに対して所定の位置に関連情報を付加する際に前記位置に該当する指定された付加区間情報に基づき、関連情報を付加する関連情報付加手段と、前記指定された付加区間情報及び前記受信した視聴可能区間情報に基づき、前記コンテンツデータの前記位置に前記関連情報を付加することの妥当性を評価する評価手段を備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置である。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、記録されたコンテンツデータの視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を前記サーバ装置に送信する手段を備えたことを特徴とする。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、妥当と評価された場合には前記関連情報の付加を実行し、妥当でないと評価された場合には前記関連情報を付加するか否かを確認する画面を表示することを特徴とする。
第4の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、妥当でないと評価された場合に、前記受信した視聴可能区間情報に基づき、関連情報を付加することが妥当であると評価される前記記録されたコンテンツデータの視聴可能な位置情報を含む代替区間情報を検索することを特徴とする。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記検索された代替区間情報を表示することを特徴とする。
第6の技術手段は、第4の技術手段において、前記検索された代替区間情報に基づき、当該代替区間情報に対応させて前記関連情報を付加することを特徴とする。
第7の技術手段は、第1〜第6のいずれかの技術手段において、前記視聴可能区間情報には当該視聴可能区間情報が設定されているコンテンツ再生装置のユーザを特定するユーザID情報が含まれ、当該ユーザID情報に基づき前記妥当性の評価が行われることを特徴とする。
第8の技術手段は、第1〜第7のいずれかの技術手段において、前記コンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対する編集の際に指定される編集区間情報に基づき前記コンテンツデータを編集する編集手段と、前記サーバ装置から送信される、他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対して関連情報が付加された際に指定された関連情報の付加区間情報を受信する手段と、前記受信した関連情報の付加区間情報及び前記コンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対する編集の際に指定される編集区間情報に基づき、前記コンテンツデータを編集することの妥当性を評価する手段とを備えたことを特徴とする。
第9の技術手段は、第8の技術手段において、前記コンテンツデータに対して関連情報を付加する際に指定される関連情報の付加区間情報を前記サーバ装置に送信する手段を備えたことを特徴とする。
第10の技術手段は、第8又は第9の技術手段において、前記編集には、前記コンテンツデータのスキップ再生処理、削除処理、当該コンテンツデータへ続きのコンテンツデータを追加する処理が含まれることを特徴とする。
第11の技術手段は、第8〜第10のいずれかの技術手段において、妥当と評価された場合には前記編集を実行し、妥当でないと評価された場合には前記編集を実行するか否かを確認する画面を表示することを特徴とする。
第12の技術手段は、第8〜第10いずれかの技術手段において、妥当でないと評価された場合に、前記受信した関連情報の区間情報に基づき、編集を実行することが妥当であると評価される、前記記録されたコンテンツデータの位置情報を含む代替区間情報を検索することを特徴とする。
第13の技術手段は、第12の技術手段において、前記検索された代替区間情報を表示することを特徴とする。
第14の技術手段は、第12の技術手段において、前記検索された代替区間情報に基づき、当該代替区間情報に対応させて前記編集を実行することを特徴とする。
第15の技術手段は、第8又は第9の技術手段において、前記編集手段は、コンテンツデータのスキップ再生編集をする場合、指定される編集区間情報を記憶し、前記受信した関連情報の付加区間情報及び前記記憶された編集区間情報に基づき、前記コンテンツデータのスキップ再生編集を取り消すことの妥当性を評価し、妥当と評価された場合には前記記憶された編集区間情報を消去することを特徴とする。
第16の技術手段は、第8〜第15のいずれかの技術手段において、前記関連情報には、少なくとも、関連情報の重要度の評価情報、関連情報を付加するユーザを特定するユーザID情報、関連情報を付加した時刻情報のいずれかが含まれ、当該各情報のいずれかに基づき前記妥当性の評価が行われることを特徴とする。
第17の技術手段は、サーバ装置と、コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに係わる関連情報を同期再生する複数のコンテンツ再生装置とがネットワークに接続されて構成されるコンテンツ再生システムにおけるサーバ装置であって、前記コンテンツ再生装置から送信された、記録されたコンテンツデータの視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を受信する手段、及び、前記コンテンツデータに対して関連情報が付加された場合に、関連情報と当該関連情報が付加された際に指定された関連情報の付加区間情報を受信する手段を備え、受信した視聴可能区間情報並びに関連情報及び付加区間情報を記録し、コンテンツ再生装置からの要求に応じて、前記視聴可能区間情報並びに関連情報及び付加区間情報を送信することを特徴とするサーバ装置である。
第18の技術手段は、第1〜第16のいずれかの技術手段のコンテンツ再生装置と、第17の技術手段のサーバ装置からなることを特徴とするコンテンツ再生システムである。
第19の技術手段は、サーバ装置と、コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに係わる関連情報を同期再生する複数のコンテンツ再生装置とがネットワークに接続されて構成されるコンテンツ再生システムにおけるコンテンツ再生装置で実行されるコンテンツ再生方法あって、前記サーバ装置から送信される他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータの当該他のコンテンツ再生装置において視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を受信するステップと、記録されたコンテンツデータに対して所定の位置に関連情報を付加する際に前記位置に該当する指定された付加区間情報に基づき、関連情報を付加するステップと、前記指定された付加区間情報及び前記受信した視聴可能区間情報に基づき、前記コンテンツデータの前記位置に前記関連情報を付加することの妥当性を評価するステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ再生方法である。
第20の技術手段は、第19の技術手段のコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
第21の技術手段は、第20の技術手段のプログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体である。
本発明により、コンテンツデータに関連情報を付加することによりユーザ間のコミュニケーションが活発になり、また、編集によって同コミニュニケーションに支障を来たさないコンテンツデータの再生システム及び装置を提供することができる。その結果、ユーザの利便性が向上する。
〔本発明の概略〕
図1は、本発明の概略を説明するための図である。
1(1x、1y、1z)は、本発明に係わるコンテンツ再生装置で、当該装置1に動画データ等のコンテンツデータ(AVデータ)2が記録されている。
図1は、本発明の概略を説明するための図である。
1(1x、1y、1z)は、本発明に係わるコンテンツ再生装置で、当該装置1に動画データ等のコンテンツデータ(AVデータ)2が記録されている。
コンテンツデータ2は、例えば120分の連続ドラマであり、コンテンツ再生装置1に接続している画像配信サーバ装置3等から各コンテンツ再生装置(1x〜1z)にダウンロードして記録されたものである。このように、各ユーザX、Y、Zは、コンテンツデータ2を共有している。
各ユーザは、コンテンツデータ2に関連情報(コメント)を付加することができる。
ユーザXは、ダウンロードした120分のコンテンツデータ2に関連情報を付加していないが、ユーザYは、コンテンツデータ2の開始から70分の時点に関連情報C1を付加し、ユーザZは、コンテンツデータ2の開始から20分の時点に関連情報C2を付加していることを示している。
ユーザXは、ダウンロードした120分のコンテンツデータ2に関連情報を付加していないが、ユーザYは、コンテンツデータ2の開始から70分の時点に関連情報C1を付加し、ユーザZは、コンテンツデータ2の開始から20分の時点に関連情報C2を付加していることを示している。
また、各ユーザがコンテンツデータ2に付加した関連情報に係わる情報、例えば関連情報が付加されたコンテンツデータの区間に係わる情報、及び、当該関連情報の内容などが、後述するようにインターネットIを介してコンテンツ再生装置1と接続しているサーバ装置3に送信され記録される。
すなわち、サーバ装置3と、コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに係わる関連情報を同期再生する複数のコンテンツ再生装置1とがネットワーク(インターネットI)に接続され、コンテンツ再生システムが構成されている。
ユーザは、サーバ装置3に記録されている関連情報をコンテンツ再生装置1にダウンロードし、当該関連情報が付加されたコンテンツデータの区間を再生すれば、ユーザ自らが付加した関連情報だけでなく、他のユーザが付加した関連情報の内容を閲覧することができる。
図1において、例えば、ユーザXが、コンテンツ再生装置1xに記録されているコンテンツデータ2の開始から70分の時点を再生すれば、当該70分の時点に付加された、ユーザYによって付加された関連情報C1を閲覧することができる(同期再生)。
前述の関連情報のダウンロードは、コンテンツデータ2の再生開始時など様々なタイミングで実行される。
図1において、例えば、ユーザXが、コンテンツ再生装置1xに記録されているコンテンツデータ2の開始から70分の時点を再生すれば、当該70分の時点に付加された、ユーザYによって付加された関連情報C1を閲覧することができる(同期再生)。
前述の関連情報のダウンロードは、コンテンツデータ2の再生開始時など様々なタイミングで実行される。
各ユーザは、コンテンツ再生装置1に記録されているコンテンツデータ2を編集することができる。この場合、コンテンツ再生装置1はコンテンツデータの編集機能を備えている。
前記編集は、記録されているコンテンツデータ2のある区間、例えばCM区間や、既にユーザによって再生された区間を削除(カット)すること、前記区間のスキップ再生の設定、コンテンツデータ2にさらに続きのコンテンツデータを追加することを意味する。
前記編集は、記録されているコンテンツデータ2のある区間、例えばCM区間や、既にユーザによって再生された区間を削除(カット)すること、前記区間のスキップ再生の設定、コンテンツデータ2にさらに続きのコンテンツデータを追加することを意味する。
図1では、ユーザXのコンテンツ再生装置1xに記録されているコンテンツデータ2については未編集であるが、ユーザYのコンテンツ再生装置1yに記録されているコンテンツデータ2については開始から0分〜60分の区間が削除(図1の斜線)され、ユーザZのコンテンツ再生装置1zに記録されているコンテンツデータ2については開始から30分〜90分の区間が削除(図1の斜線)されていることを示している。
前述のように、コンテンツが未編集であることや、前記削除の区間情報は、後述するようにサーバ装置3に送信され記録される。
前述のように、コンテンツが未編集であることや、前記削除の区間情報は、後述するようにサーバ装置3に送信され記録される。
上述した状態において、ユーザXがコンテンツ再生装置1xに記録されているコンテンツデータ2を再生して、例えば開始から35分の時点に関連情報を付加しようとしたとする。他のユーザY、Zのコンテンツ再生装置1y、1zに記録されているコンテンツデータ2における前記35分を含む区間のコンテンツは、前述したように、削除されている。
即ち、ユーザXが前記開始から35分の時点に関連情報を付加したとしても、ユーザYのコンテンツデータ2及びユーザZのコンテンツデータ2においては当該時点に対応する前記コンテンツの区間が削除されているので、ユーザY及びユーザZは、ユーザXが付加する関連情報を閲覧できない。
そこで、本発明は、前記時点に関連情報を付加しても、例えば、他のユーザY及びユーザZ等が当該関連情報を閲覧することができない旨表示して、関連情報を付加するか確認させる。
そこで、本発明は、前記時点に関連情報を付加しても、例えば、他のユーザY及びユーザZ等が当該関連情報を閲覧することができない旨表示して、関連情報を付加するか確認させる。
次に、ユーザXが、コンテンツデータ2の開始から0分〜60分までの区間を削除する編集を行うとする。
前述したように、前記区間には、ユーザZにより関連情報C2が付加されているが、前記削除を実行すると、これらの関連情報が閲覧できなくなる。
そこで、本発明では、前記区間を削除する編集を行う際に、例えば、当該区間に関連情報C2が付加されている旨表示して、前記削除を実行するか確認させる。
前述したように、前記区間には、ユーザZにより関連情報C2が付加されているが、前記削除を実行すると、これらの関連情報が閲覧できなくなる。
そこで、本発明では、前記区間を削除する編集を行う際に、例えば、当該区間に関連情報C2が付加されている旨表示して、前記削除を実行するか確認させる。
〔実施の形態1〕
図2は、サーバ装置3の機能を説明するためのブロック図である。
サーバ装置3は、コンテンツ情報記録部31、関連情報記録部32、視聴可能区間情報記録部33、AVデータ(コンテンツデータ)記録部34、データベース制御部35、制御部36、通信部37で構成される。
サーバ装置3のデータベース制御部35は、コンテンツ情報記録部31、関連情報記録部32、視聴可能区間情報記録部33、AVデータ記録部34に記録された情報を統括してデータベースを構成する。
通信部37は、インターネットI等のネットワークを介して実行されるコンテンツ再生装置1等との通信処理を司り、制御部36は、各機能ブロックを制御する。
図2は、サーバ装置3の機能を説明するためのブロック図である。
サーバ装置3は、コンテンツ情報記録部31、関連情報記録部32、視聴可能区間情報記録部33、AVデータ(コンテンツデータ)記録部34、データベース制御部35、制御部36、通信部37で構成される。
サーバ装置3のデータベース制御部35は、コンテンツ情報記録部31、関連情報記録部32、視聴可能区間情報記録部33、AVデータ記録部34に記録された情報を統括してデータベースを構成する。
通信部37は、インターネットI等のネットワークを介して実行されるコンテンツ再生装置1等との通信処理を司り、制御部36は、各機能ブロックを制御する。
ここで、前記データベースの構成を図3に示す。
本データベースを構成するエンティティ(Entity:一単位として取り扱われるデータのまとまり)間の関係について図3(A)のER図(Entity Relation Diagram:実体関連図)を用いて説明する。
本データベースを構成するエンティティ(Entity:一単位として取り扱われるデータのまとまり)間の関係について図3(A)のER図(Entity Relation Diagram:実体関連図)を用いて説明する。
エンティティ「コンテンツ51」は、1つのドラマ、一試合のスポーツ番組等、1つの視聴の単位に対応するコンテンツを示し、0個以上のエンティティ「視聴可能区間情報52」と、0個以上のエンティティ「関連情報53」、1個以上のエンティティ「AVデータ54」と関連付けられる。
エンティティ「視聴可能区間情報52」は、各ユーザのコンテンツ再生装置1に記録されているAVデータの視聴可能区間と対応しており、編集されると変化する。
エンティティ「関連情報53」は、エンティティ「コンテンツ51」のエンティティ「AVデータ54」に付加された関連情報(コメント)に対応する。
エンティティ「AVデータ54」は、エンティティ「コンテンツ51」に対応する実際のAVデータ自体及びその属性情報を管理するためのデータに対応する。
次に、各エンティティについて詳細に説明する。
図3(B)は、エンティティ「コンテンツ51」を格納するテーブルのデータスキーマであり、コンテンツIDフィールド、タイトル名フィールド、再生時間フィールド、登録日時フィールドを含む。1レコードが、1つ以上のAVデータから構成される1コンテンツに対応する。
図3(B)は、エンティティ「コンテンツ51」を格納するテーブルのデータスキーマであり、コンテンツIDフィールド、タイトル名フィールド、再生時間フィールド、登録日時フィールドを含む。1レコードが、1つ以上のAVデータから構成される1コンテンツに対応する。
コンテンツIDは、コンテンツを特定するためのユニークなIDである。また、タイトル名フィールド、再生時間フィールド、登録日時フィールドは、そのレコードに対応するコンテンツのタイトル名、再生時間、登録日時に対応する。なお、このテーブルはコンテンツ情報記録部31に格納される。
図3(C)は、エンティティ「視聴可能区間情報52」を格納するテーブルのデータスキーマであり、コンテンツIDフィールド、ユーザIDフィールド、再生時間フィールド、可変個数の視聴可能区間フィールドを含む。1レコードは、ユーザIDで特定されるユーザのコンテンツ再生装置に記録され、かつ、コンテンツIDで特定されるコンテンツに係わるコンテンツデータ(AVデータ)の視聴可能区間に対応する。前記視聴可能区間は、各対応するコンテンツ上の再生区間に対応し、再生区間のシーケンスで表現される。すなわち、視聴可能区間フィールドには、コンテンツ再生装置1に記録されたコンテンツデータの視聴可能な区間を、例えばコンテンツの最初からの再生時間によって特定して視聴可能区間情報として格納される。
図1の場合を例示すると、ユーザYのコンテンツ再生装置1yに記録されているコンテンツデータについては、開始から60分〜120分の区間を視聴(再生)できるという情報が視聴可能区間情報に相当する。また、ユーザZについては同開始から0分〜30分及び90分〜120分の区間を視聴できるという情報が視聴可能区間情報に相当する。なお、このテーブルは視聴可能区間情報記録部33に格納される。
図3(D)は、エンティティ「関連情報53」を格納するテーブルのデータスキーマであり、コンテンツIDフィールド、ユーザIDフィールド、関連情報IDフィールド、関連区間フィールド、関連日時フィールド、評価フィールド、関連情報フィールドを含む。
1レコードは、ユーザIDで特定されるユーザが、コンテンツIDで特定されるコンテンツに係わるコンテンツデータ(AVデータ)に対して付加した、関連情報IDで特定される関連情報およびその各種属性情報に対応する。
1レコードは、ユーザIDで特定されるユーザが、コンテンツIDで特定されるコンテンツに係わるコンテンツデータ(AVデータ)に対して付加した、関連情報IDで特定される関連情報およびその各種属性情報に対応する。
関連区間フィールドは、ユーザIDで特定されるユーザのコンテンツ再生装置に記録され、かつ、コンテンツIDで特定されるコンテンツに係わるコンテンツデータ(AVデータ)に、関連情報を付加した区間を格納する。つまり、コンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対して関連情報を付加する際に指定された区間情報(付加区間情報)を格納する。図1の場合を例示すると、指定された区間情報とは、ユーザYについては、コンテンツデータ2の開始から70分の時点に関連情報が付加されていること、ユーザZについては、コンテンツデータ2の開始から20分の時点に関連情報が付加されていることを示す。
また、評価フィールド、関連日時フィールドは、関連情報IDで特定される関連情報に関するユーザの重要度の評価および付加日時を格納する。関連情報は、関連情報(コメント)の内容を示すテキストデータおよび出力形態を示す制御記号等を格納する。なお、このテーブルは関連情報記録部32に格納される。
図3(E)は、エンティティ「AVデータ54」を格納するテーブルのデータスキーマであり、コンテンツIDフィールド、AVデータIDフィールド、属性情報フィールド、AVデータファイル名フィールドを含む。1レコードが、コンテンツIDで特定されるコンテンツを構成する1個のAVデータ(コンテンツデータ)に対応する。AVデータは、コンテンツIDおよびAVデータIDフィールドで特定可能である。なお、属性情報フィールドは、対応するAVデータの属性情報を格納する。AVデータファイル名フィールドは、実際のAVデータ本体のファイル名を示す。このテーブルはAVデータ記録部34に格納される。
上記のエンティティは、コンテンツ再生装置1からサーバ装置3に送信され、各記録部(31〜34)に格納される。
サーバ装置3のデータベース制御部35は、上記の各エンティティをデータベースとして統合する。そして、コンテンツ再生装置1からのコンテンツID、ユーザID等をキーとしたクエリ(検索要求)に対し、必要な情報が含まれるレコード(エンティティ)を検索し返答する。また、コンテンツ再生装置1からの関連情報や視聴可能区間情報の追加・更新・削除の要求に対し、矛盾のない形でデータベースを更新する。
すなわち、サーバ装置3の通信部37は、コンテンツ再生装置1から送信された、コンテンツデータの視聴可能な区間情報を示す視聴可能区間情報を受信する手段、及び/又は、前記コンテンツデータに対して関連情報が付加された場合に、関連情報と当該関連情報が付加された際に指定された関連情報の付加区間情報を受信する手段として機能する。
また、データベース制御部35は、前記手段によって受信された視聴可能区間情報を視聴可能区間情報記録部33に、関連情報(当該関連情報の付加区間情報)を関連情報記録部32に記録し、コンテンツ再生装置からの要求に応じて、前記視聴可能区間情報並びに関連情報(付加区間情報)を送信する。
また、データベース制御部35は、前記手段によって受信された視聴可能区間情報を視聴可能区間情報記録部33に、関連情報(当該関連情報の付加区間情報)を関連情報記録部32に記録し、コンテンツ再生装置からの要求に応じて、前記視聴可能区間情報並びに関連情報(付加区間情報)を送信する。
図4は、サーバ装置3のデータベース制御部35によって管理されているデータベースの構成例を示した図である。
図4に示したように、図1で例示したユーザY及びユーザZのコンテンツ再生装置に記録されているAVデータ(コンテンツデータ)の視聴可能区間情報、関連情報の一部がデータベースとして構成されている。
図4に示したように、図1で例示したユーザY及びユーザZのコンテンツ再生装置に記録されているAVデータ(コンテンツデータ)の視聴可能区間情報、関連情報の一部がデータベースとして構成されている。
<コンテンツ再生装置の構成>
図5は、本実施の形態におけるコンテンツ再生装置1の一構成例を示す機能ブロック図である。
コンテンツ再生装置1は、サーバ装置3を通じて配信されるコンテンツデータを記録・再生することのできる装置である。なお、コンテンツデータの編集機能を備えることもできる。
図5に示すように、コンテンツ再生装置1は、全体制御部100、妥当評価部100a、UI(User Interface)部110、視聴可能区間情報管理部120、関連情報付加部130、関連情報管理部140、関連情報描画部150、AVデータ編集部160、AVデータ管理部170、AVデータ復号部180、合成部190、通信部200、AVデータ録画部210を備えている。以下、各処理部の概要と関係を説明する。
図5は、本実施の形態におけるコンテンツ再生装置1の一構成例を示す機能ブロック図である。
コンテンツ再生装置1は、サーバ装置3を通じて配信されるコンテンツデータを記録・再生することのできる装置である。なお、コンテンツデータの編集機能を備えることもできる。
図5に示すように、コンテンツ再生装置1は、全体制御部100、妥当評価部100a、UI(User Interface)部110、視聴可能区間情報管理部120、関連情報付加部130、関連情報管理部140、関連情報描画部150、AVデータ編集部160、AVデータ管理部170、AVデータ復号部180、合成部190、通信部200、AVデータ録画部210を備えている。以下、各処理部の概要と関係を説明する。
全体制御部100は、全体の制御を司り、各処理部からの各種通知に基づき指示を行う。
妥当性評価部100aは、コンテンツデータの所定の位置に関連情報を付加することの妥当性を評価し、また、コンテンツデータに対する編集の際に指定される編集区間情報に基づき当該コンテンツデータを編集することの妥当性を評価する手段として機能する。
妥当性評価部100aは、コンテンツデータの所定の位置に関連情報を付加することの妥当性を評価し、また、コンテンツデータに対する編集の際に指定される編集区間情報に基づき当該コンテンツデータを編集することの妥当性を評価する手段として機能する。
UI部110は、ユーザからの操作を受け付け、全体制御部100に通知し、全体制御部100からの指示により、OSD(On Screen Display)を表示し、ユーザに警告・確認等の提示を行う。
通信部200は、インターネットI等のネットワークを介して実行されるサーバ装置3との通信処理を司る。
通信部200は、インターネットI等のネットワークを介して実行されるサーバ装置3との通信処理を司る。
視聴可能区間情報管理部120は、全体制御部100の指示により、通信部200を通じてサーバ装置3からエンティティ「視聴可能区間情報52」(図3(C))を取得・保持し、他の処理部からの要求に対し、当該情報を提供する。
すなわち、視聴可能区間情報管理部120及び通信部200は、サーバ装置3から送信される他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータの視聴可能区間情報を受信する手段として機能する。
すなわち、視聴可能区間情報管理部120及び通信部200は、サーバ装置3から送信される他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータの視聴可能区間情報を受信する手段として機能する。
関連情報付加部130は、UI部110を通じて入力された関連情報をコンテンツデータの所定の位置に付加する際に前記位置に該当する指定された付加区間情報に基づき、当該関連情報をコンテンツデータに付加する手段として機能する。また、関連情報管理部140に対して、関連情報などの追加指示を出す。
関連情報管理部140は、全体制御部100の指示により、通信部200を介してサーバ装置3からエンティティ「関連情報53」(図3(D))を取得・保持し、他の処理部からの要求に対し、当該情報を提供する。
また、関連情報付加部130によって追加された関連情報などを、通信部200を通じてサーバ装置3に対しアップロード(送信)する。
すなわち、コンテンツデータに対して関連情報を付加する際に指定される関連情報の付加区間情報をサーバ装置3に送信する手段として機能する。また、サーバ装置3から送信される、他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対して関連情報が付加された際に指定された関連情報の付加区間情報を受信する手段として機能する。
また、関連情報付加部130によって追加された関連情報などを、通信部200を通じてサーバ装置3に対しアップロード(送信)する。
すなわち、コンテンツデータに対して関連情報を付加する際に指定される関連情報の付加区間情報をサーバ装置3に送信する手段として機能する。また、サーバ装置3から送信される、他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対して関連情報が付加された際に指定された関連情報の付加区間情報を受信する手段として機能する。
図1及び図4の場合を例示すると、コンテンツID:0002で特定されるコンテンツデータ(AVデータ)の開始から70分の時点にユーザYが関連情報の内容を示すYYY1を、入力すると、各フィールドに各種情報が格納された図4に示すようなエンティティ「関連情報53a」が生成されサーバ装置3に送信される。
エンティティ「関連情報53a」を受信したサーバ装置3のデータベース制御部35は、受信したエンティティ「関連情報53a」を関連情報記録部32に記録し、図4に例示したデータベースを構成する。
関連情報描画部150は、AVデータ復号部180におけるAVデータの復号と同期して、復号されたAVデータに関連情報が付加されている場合には、当該関連情報の内容を関連情報管理部140から取得し、グラフィックスデータや非圧縮オーディオデータに変換し、合成部190に送る。
AVデータ編集部(編集手段)160は、コンテンツ再生装置1に記録されたコンテンツデータに対する編集の際にUI部110を通じて指定される編集区間情報(編集情報)に基づき、AVデータ管理部170を通じてAVデータの編集を行う。前記編集区間情報とは、AVデータの一部区間(例:CM削除)の削除、スキップ再生等の指示、また、削除/スキップ再生する区間情報などを示す。
また、再生中のAVデータの視聴可能区間情報を管理しており、編集を行うことで、当該コンテンツデータの視聴可能区間に変化が生じた場合、通信部200を通じてサーバ装置3に対し、視聴可能区間の更新を要求する。
すなわち、コンテンツデータの視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を前記サーバ装置に送信する手段として機能する。
また、再生中のAVデータの視聴可能区間情報を管理しており、編集を行うことで、当該コンテンツデータの視聴可能区間に変化が生じた場合、通信部200を通じてサーバ装置3に対し、視聴可能区間の更新を要求する。
すなわち、コンテンツデータの視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を前記サーバ装置に送信する手段として機能する。
図1及び図4の場合を例示すると、ユーザYのコンテンツ再生装置1yにおいて、コンテンツID:0002で特定されるコンテンツデータ(120分の連続ドラマ)の開始0分〜60分の区間を削除する編集を実行すると、各フィールドに各種情報が格納された図4に示すようなエンティティ「視聴可能区間情報52a」が生成されサーバ装置3に送信される。
エンティティ「視聴可能区間情報52a」を受信したサーバ装置3のサーバ装置3のデータベース制御部35は、受信したエンティティ「視聴可能区間情報52a」を視聴可能区間情報記録部33に記録し、図4に例示したデータベースを構成する。
AVデータ管理部170は、AVデータを格納・管理する処理部である。エンティティ「AVデータ54」に例示するように、AVデータと対応するコンテンツIDおよび属性情報と関連づけられて管理されており、コンテンツIDを指定することで、当該コンテンツIDに対応するAVデータをAVデータ復号部180へ送出したり、当該AVデータの属性情報の追加、変更、返却等が可能となっている。
AVデータ復号部180は、全体制御部100の指示に従って、AVデータ管理部170を通じて、AVデータを読み出し復号し、非圧縮AVデータを合成部190に送る。
合成部190は、AVデータ復号部180から送られる非圧縮AVデータと関連情報描画部150から送られるグラフィックスデータや非圧縮オーディオデータを合成して、図示しない表示装置に出力する。
AVデータ録画部210は、通信部200を通じて配信されるAVデータおよび対応するコンテンツIDおよび属性情報を受信し、AVデータ管理部170を通じて記録する。
また、エンティティ「AVデータ54」の各フィールドにデータを設定し、サーバ装置3に送信する。
なお、録画時にはAVデータ編集部160を通じて、録画したAVデータの全区間を視聴可能としてサーバ装置3に登録する。
また、エンティティ「AVデータ54」の各フィールドにデータを設定し、サーバ装置3に送信する。
なお、録画時にはAVデータ編集部160を通じて、録画したAVデータの全区間を視聴可能としてサーバ装置3に登録する。
また、コンテンツ再生装置1は図示しない不揮発メモリを備え、ユーザID、無視ユーザリスト、お気に入りユーザリストを格納する。ユーザIDはコンテンツ再生装置1を使用するユーザのIDであり、前述のユーザID(情報)に対応する。
無視ユーザリストとは、コンテンツ再生装置1を使用するユーザが、本システムを使用するに当たって、無視したいユーザのIDのリストであり、後述するように、このリストに含まれているIDのユーザが作成した関連情報は表示しない、というような使い方をする。
お気に入りユーザリストとは、コンテンツ再生装置1を使用するユーザが、本システムを使用するに当たって、友人等お気に入りユーザのIDのリストであり、後述するように、関連情報を付加する際の警告等に用いられる。
無視ユーザリストとは、コンテンツ再生装置1を使用するユーザが、本システムを使用するに当たって、無視したいユーザのIDのリストであり、後述するように、このリストに含まれているIDのユーザが作成した関連情報は表示しない、というような使い方をする。
お気に入りユーザリストとは、コンテンツ再生装置1を使用するユーザが、本システムを使用するに当たって、友人等お気に入りユーザのIDのリストであり、後述するように、関連情報を付加する際の警告等に用いられる。
また、妥当性評価部100aは、コンテンツデータに対して所定の位置に関連情報を付加する際に前記位置に該当する指定された付加区間情報及び受信した視聴可能区間情報(図3(C)参照)に基づき、前記コンテンツデータの前記位置に前記関連情報を付加することの妥当性を評価する評価手段として機能する。
また、受信した視聴可能区間情報に含まれる、当該視聴可能区間情報が設定されているコンテンツ再生装置のユーザを特定するユーザID情報に基づき妥当性の評価が行われる。このようにすることで、付加される関連情報を特定のユーザが閲覧できるようになる。
更に、妥当性評価部100aは、受信した関連情報の付加区間情報(図3(D)参照)及びコンテンツデータに対する編集の際に指定される編集区間情報に基づき、前記コンテンツデータを編集することの妥当性を評価する手段として機能する。
また、受信した関連情報に少なくとも含まれる関連情報の重要度の評価情報、関連情報を付加するユーザを特定するユーザID情報、関連情報を付加した時刻情報のいずれかに基づき前記妥当性の評価が行われる。
このようにすることで、重要度が高い関連情報を閲覧できるように編集することができる。
このようにすることで、重要度が高い関連情報を閲覧できるように編集することができる。
そして、全体制御部100は、妥当性評価部100aによって関連情報を付加することが妥当と評価された場合には関連情報の付加を実行するように関連情報付加部130に指示し、妥当でないと評価された場合には関連情報を付加するか否かを確認する画面を表示する処理を実行する。
このようにすることで、視聴されにくい区間に関連情報を付加することを避けることができ、ユーザの付加した関連情報を多くの人の目に触れやすくできる。
このようにすることで、視聴されにくい区間に関連情報を付加することを避けることができ、ユーザの付加した関連情報を多くの人の目に触れやすくできる。
更に、全体制御部100は、妥当性評価部100aによって編集を実行することが妥当と評価された場合には編集を実行するようにAVデータ編集部160に指示し、妥当でないと評価された場合には編集を実行するか否かを確認する画面を表示する処理を実行する。
このようにすることで、編集によって、他のユーザの作成した関連情報を見ることができなくなることを避けることができる。
このようにすることで、編集によって、他のユーザの作成した関連情報を見ることができなくなることを避けることができる。
<再生処理>
つづいて、図6を参照しながら、ユーザからコンテンツ再生指示があった場合のコンテンツ再生装置1の全体制御部100における処理を詳細に説明する。
まず、再生対象のコンテンツデータのコンテンツIDを特定する(ステップS1)。コンテンツIDの特定は、U/I部110により例えば、コンテンツリストの表示からユーザの選択によってなされる。
つづいて、図6を参照しながら、ユーザからコンテンツ再生指示があった場合のコンテンツ再生装置1の全体制御部100における処理を詳細に説明する。
まず、再生対象のコンテンツデータのコンテンツIDを特定する(ステップS1)。コンテンツIDの特定は、U/I部110により例えば、コンテンツリストの表示からユーザの選択によってなされる。
次に、特定されたコンテンツIDをキーとして、関連情報管理部140に対して、サーバ装置3からのエンティティ「関連情報53」の取得を指示する(ステップS2)。同様に、同コンテンツIDをキーとして、視聴可能区間情報管理部120に対して、サーバ装置3からのエンティティ「視聴可能区間情報52」の取得を指示する(ステップS3)。
次に、AVデータ復号部180に対して、指定したコンテンツIDに対応するAVデータの読み出し開始を指示する(ステップS4)。
AVデータ復号の準備、エンティティ「視聴可能区間情報52」、及び、エンティティ「関連情報53」の取得が完了したら、AVデータ復号部180に対し、再生開始を指示する(ステップS5)。
AVデータ復号の準備、エンティティ「視聴可能区間情報52」、及び、エンティティ「関連情報53」の取得が完了したら、AVデータ復号部180に対し、再生開始を指示する(ステップS5)。
再生中は、後述する編集処理や関連情報付加処理を受け付け、ユーザからの再生停止指示あるいはAVデータ復号部180からのコンテンツ末尾到達通知があるまで再生を続ける(ステップS6)。
<関連情報付加処理>
つづいて、図7を参照し、AVデータを再生中に関連情報付加の指示があった場合の、全体制御部100における処理を説明する。ここでは既に、図6で説明したように、エンティティ「視聴可能区間情報52」、エンティティ「関連情報53」が取得されているものとする。
つづいて、図7を参照し、AVデータを再生中に関連情報付加の指示があった場合の、全体制御部100における処理を説明する。ここでは既に、図6で説明したように、エンティティ「視聴可能区間情報52」、エンティティ「関連情報53」が取得されているものとする。
まず、ユーザが付加する関連情報及び付加する際に指定された区間情報(付加区間情報)を取得する(ステップS11)。例えば、コンテンツID:0002で特定されるコンテンツデータ(AVデータ)を閲覧しているユーザが、開始から35分の時点にXXX1という関連情報(コメント)を付加する場合、付加する関連情報は“XXX1”、付加する際に指定された区間情報は開始から35分という情報を取得する。
次に、妥当性評価部100aは、前記区間情報と取得済みのエンティティ「視聴可能区間情報52」内の視聴可能区間フィールドに格納されている視聴可能区間情報に基づき、前記関連情報を付加することの妥当性を評価(判断)する(ステップS12)。
再生中のコンテンツデータに関する他ユーザの視聴可能区間情報と、指定された区間情報とを比較(対比)し、関連情報を付加することの妥当性を評価する。具体的には、ユーザの指定した区間情報で特定される区間を視聴可能なユーザ数の、本コンテンツデータの全ユーザに対する割合が、ある閾値より高ければ妥当、低ければ妥当でないと評価する。また、エンティティ「視聴可能区間情報52」に含まれるユーザIDとお気に入りユーザリストに登録されているユーザIDを比較し、お気に入りユーザが関連情報を見られないのであれば妥当でないと評価する。
また、前記区間を視聴できないユーザのIDがお気に入りリストに含まれている場合には、妥当でないと評価される。
そして、妥当性評価部100aが、関連情報を付加することが妥当だと評価した場合(ステップS13/YES)、全体制御部100は、関連情報付加部130に対し、前記関連情報を前記指定した区間に付加するよう指示する(ステップS14)。その際、関連情報管理部140は、通信部200を通じて、サーバ装置3に対しユーザIDを付加した上で、コンテンツに対するこの関連情報の追加を要求する。つまり、新たに付加した関連情報を含むエンティティ「関連情報53」をサーバ装置3に送信する。
妥当でないと評価された場合(ステップS13/NO)、本関連情報は視聴するユーザが少ない、かつ/あるいは、お気に入りユーザリストに登録されているユーザY、Zが見られない、という警告を提示し、関連情報を付加するか否かを確認する画面を表示する(ステップS15)。
ここでユーザが承認すれば(ステップS16/YES)、先ほど説明した付加処理を実行する。承認しなければ(ステップS16/NO)、付加処理はキャンセルされる。
ここでユーザが承認すれば(ステップS16/YES)、先ほど説明した付加処理を実行する。承認しなければ(ステップS16/NO)、付加処理はキャンセルされる。
また、関連情報を付加することが妥当でないと評価された場合には、前記視聴可能区間情報に基づき、関連情報を付加することが妥当であると評価される視聴可能区間情報を代替区間情報として検索するようにしてもよい。前述の例では、開始から35分の時点は妥当でないが、開始から40分の時点に付加すると妥当と評価される場合、代替区間情報として当該開始から40分の時点が検索される。
そして、検索された代替時区間情報を表示し、当該代替区間に対応させて関連情報を付加するようにしてもよい。
このようにすることで、ユーザの作成した関連情報をより多くの人の目に触れやすい時点に付加することができる。
そして、検索された代替時区間情報を表示し、当該代替区間に対応させて関連情報を付加するようにしてもよい。
このようにすることで、ユーザの作成した関連情報をより多くの人の目に触れやすい時点に付加することができる。
<編集処理>
つづいて、図8を参照しながら、あるAVデータを再生中にそのAVデータを編集するように指示があった場合の、全体制御部100における処理を説明する。
前記編集には、前述のように、前記コンテンツデータのスキップ再生処理、削除処理、当該コンテンツデータへ続きのコンテンツデータを追加する処理が含まれる。
ここでは既に、図6で説明したように、エンティティ「視聴可能区間情報52」、エンティティ「関連情報53」が取得されているものとする。
つづいて、図8を参照しながら、あるAVデータを再生中にそのAVデータを編集するように指示があった場合の、全体制御部100における処理を説明する。
前記編集には、前述のように、前記コンテンツデータのスキップ再生処理、削除処理、当該コンテンツデータへ続きのコンテンツデータを追加する処理が含まれる。
ここでは既に、図6で説明したように、エンティティ「視聴可能区間情報52」、エンティティ「関連情報53」が取得されているものとする。
まず、ユーザが意図するコンテンツに対する編集区間情報(編集情報)を取得する(ステップS21)。
例えば、コンテンツID:0002で特定されるコンテンツデータ(AVデータ)を閲覧しているユーザが、開始から0分〜60分の区間を削除する編集を行う場合、前記編集区間情報としては、開始から0分〜60分の区間を削除する編集を実行するという情報である。
例えば、コンテンツID:0002で特定されるコンテンツデータ(AVデータ)を閲覧しているユーザが、開始から0分〜60分の区間を削除する編集を行う場合、前記編集区間情報としては、開始から0分〜60分の区間を削除する編集を実行するという情報である。
次に、妥当性評価部100aは、受信したエンティティ「関連情報53」の区間情報と前記取得した編集区間情報に基づき、前記コンテンツデータを編集することの妥当性を評価する。(ステップS22)。
具体的には、前記編集区間情報に基づきコンテンツデータを編集した場合に変更される当該コンテンツデータの視聴可能区間と、受信した関連情報の付加区間情報を比較(対比)し、前記コンテンツデータを編集することの妥当性を評価する。前記削除の編集によって視聴が不可能になるコンテンツデータの区間に、有用な関連情報が付加されていない場合、編集を妥当と評価する。ここで、有用な関連情報が付加されているか否か、即ち、関連情報の有用性の評価は、受信したエンティティ「関連情報53」のユーザID、関連日時を用い、ユーザによる評価の高いものや関連日時の新しいものに高いスコア(評価)を与え(評価に対する重み付けの実行)、また、前記ユーザIDが無視ユーザリストに含まれているユーザIDであれば低いスコアを与え(評価に対する重み付けを実行しない)、お気に入りユーザリストに含まれるユーザIDであれば高いスコアを与えることによってすることができる。
例えば、開始から0分〜60分の区間を削除する編集を実行する場合において、関連情報が前記区間に付加されている場合を想定する。このとき、前記関連情報の評価値の大きさに応じて評価のスコアを大きくする。同じく、編集を実行する日時と関連情報が付加された日時との差を算出し、当該差が大きいほど評価のスコアを小さくする。以下、ユーザIDについても前述のように評価のスコアを決定する。
そして、前記付けた評価のスコアの和がある閾値より高ければ妥当、低ければ妥当でないと評価する。
そして、前記付けた評価のスコアの和がある閾値より高ければ妥当、低ければ妥当でないと評価する。
編集が妥当だと評価された場合(ステップS23/YES)、AVデータ編集部160は、コンテンツデータに対し編集区間情報を適用する、つまり、編集を実行する(ステップS24)。
AVデータ編集部160は、視聴可能区間情報を更新し、通信部200に対し、コンテンツ再生装置1のユーザの本コンテンツの視聴可能区間情報の更新をサーバ装置3に要求する。
つまり、視聴可能区間情報を含むエンティティ「視聴可能区間情報52」をサーバ装置3に送信する。
AVデータ編集部160は、視聴可能区間情報を更新し、通信部200に対し、コンテンツ再生装置1のユーザの本コンテンツの視聴可能区間情報の更新をサーバ装置3に要求する。
つまり、視聴可能区間情報を含むエンティティ「視聴可能区間情報52」をサーバ装置3に送信する。
妥当でないと評価された場合(ステップS23/NO)、ユーザに対して、編集の実行により有用な関連情報を見られなくなる、かつ/あるいは、ユーザY、Zの関連情報が見られなくなる旨、警告を提示し、本当に編集を実行するか否かを確認する画面を表示する(ステップS25)。
ここで、ユーザが承認すれば(ステップS26/YES)、先ほど説明した編集区間情報に基づく編集処理を実行する(ステップS24)。承認しなければ(ステップS26/NO)、編集区間情報を破棄する。
ここで、ユーザが承認すれば(ステップS26/YES)、先ほど説明した編集区間情報に基づく編集処理を実行する(ステップS24)。承認しなければ(ステップS26/NO)、編集区間情報を破棄する。
また、妥当でないと評価された場合には、前記受信した関連情報の区間情報に基づき、編集を実行することが妥当であると評価される、コンテンツデータの区間情報を代替区間情報として検索することもできる。前述の例では、関連情報が全く付加されていないコンテンツデータの区間情報を検索する。また、前述のスコアがある閾値より低くなるような関連情報が付加されている区間を検索する。
そして、検索された区間を代替区間情報として表示し、当該検索された代替区間情報に基づき、編集を実行するようにしてもよい。
このようにすることで、付加された関連情報が削除されない区間をユーザが知ることができるので、よりよい編集が可能となる。
そして、検索された区間を代替区間情報として表示し、当該検索された代替区間情報に基づき、編集を実行するようにしてもよい。
このようにすることで、付加された関連情報が削除されない区間をユーザが知ることができるので、よりよい編集が可能となる。
<バリエーション>
以上の構成を取ることで、見る人が少ない箇所に関連情報を付加してしまうことが避けられる。また、編集によって有用な関連情報が含まれる区間が見られなくなることを避けられる。その他、本発明には以下に挙げるように様々なバリエーションや拡張が考えられる。
本実施形態では、関連情報の付加が妥当でないと評価された場合、ユーザに実行するかどうかを問い合わせているが、単純に禁止してもよい。
また、本実施形態では、編集が妥当でないと評価された場合、ユーザに実行するかどうかを問い合わせているが、単純に禁止してもよい。
以上の構成を取ることで、見る人が少ない箇所に関連情報を付加してしまうことが避けられる。また、編集によって有用な関連情報が含まれる区間が見られなくなることを避けられる。その他、本発明には以下に挙げるように様々なバリエーションや拡張が考えられる。
本実施形態では、関連情報の付加が妥当でないと評価された場合、ユーザに実行するかどうかを問い合わせているが、単純に禁止してもよい。
また、本実施形態では、編集が妥当でないと評価された場合、ユーザに実行するかどうかを問い合わせているが、単純に禁止してもよい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図9に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1において示したブロックと同一の機能を有するブロックには、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
本発明の他の実施の形態について図9に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1において示したブロックと同一の機能を有するブロックには、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
<コンテンツ再生装置の構成>
コンテンツ再生装置1の構成は、AVデータ編集部160以外は実施の形態1と共通である。区別のため、実施の形態2におけるAVデータ編集部160をAVデータ編集部160’と呼ぶ。
AVデータ編集部160’は、AVデータ編集部160の挙動に加え、既に適用された編集を取り消すための仕組みを備える。AVデータ(コンテンツデータ)の一部区間を削除する編集において、AVデータ自身は削除せず、再生時に使用するAVデータの参照情報のみ書き換え、編集前の参照情報は保持しておき(以後、仮削除と呼ぶ)仮削除する区間はスキップされて再生されないようになる。
コンテンツ再生装置1の構成は、AVデータ編集部160以外は実施の形態1と共通である。区別のため、実施の形態2におけるAVデータ編集部160をAVデータ編集部160’と呼ぶ。
AVデータ編集部160’は、AVデータ編集部160の挙動に加え、既に適用された編集を取り消すための仕組みを備える。AVデータ(コンテンツデータ)の一部区間を削除する編集において、AVデータ自身は削除せず、再生時に使用するAVデータの参照情報のみ書き換え、編集前の参照情報は保持しておき(以後、仮削除と呼ぶ)仮削除する区間はスキップされて再生されないようになる。
具体的には、AVデータ編集部160’(編集手段)は、コンテンツデータのスキップ再生編集をする場合、ユーザによって指定される編集区間情報を図示しないメモリに記憶し、実施例1で説明したように受信した関連情報の付加区間情報及び前記記憶された編集区間情報に基づき、前記コンテンツデータのスキップ再生編集を取り消すことの妥当性を評価し、妥当と評価された場合には前記記憶された編集区間情報を消去する。
なお、記録容量は有限であるため、AVデータの記録サイズがある閾値を超えたら、記録後、長時間経過したコンテンツについて、有用性の低い関連情報が付加された仮削除区間からAVデータを実際に削除する(以後、実削除と呼ぶ)。この処理は、ユーザが使用しない時間に、自動的に行う。
<再生処理>
つづいて、図10を参照しながら、ユーザからコンテンツ再生指示があった場合のコンテンツ再生装置1の全体制御部100における処理を説明する。
ここでは、既に、コンテンツデータの一部区間を仮削除するようにユーザによって指示され、前記仮削除区間情報を含む編集区間情報が図示しないメモリに記憶されているものとする。
<再生処理>
つづいて、図10を参照しながら、ユーザからコンテンツ再生指示があった場合のコンテンツ再生装置1の全体制御部100における処理を説明する。
ここでは、既に、コンテンツデータの一部区間を仮削除するようにユーザによって指示され、前記仮削除区間情報を含む編集区間情報が図示しないメモリに記憶されているものとする。
まず、再生対象のコンテンツデータのコンテンツIDを特定する(ステップS31)。
次に、全体制御部100は、特定されたコンテンツIDをキーとして、関連情報管理部140に対して、サーバ装置3からのエンティティ「関連情報53」の取得を指示する(ステップS32)。同様に、同コンテンツIDをキーとして、視聴可能区間情報管理部120に対して、サーバ装置3からのエンティティ「視聴可能区間情報52」の取得を指示する(ステップS33)。
次に、全体制御部100は、特定されたコンテンツIDをキーとして、関連情報管理部140に対して、サーバ装置3からのエンティティ「関連情報53」の取得を指示する(ステップS32)。同様に、同コンテンツIDをキーとして、視聴可能区間情報管理部120に対して、サーバ装置3からのエンティティ「視聴可能区間情報52」の取得を指示する(ステップS33)。
次に、受信したエンティティ「関連情報53」の区間情報と前記メモリに記憶された編集区間情報に基づき、前記コンテンツデータの仮削除編集取消の妥当性を評価する。(ステップS34)。
ここで、コンテンツデータの仮削除編集取消とは、前記メモリに記憶された仮削除の編集区間情報に基づく実削除の実行を取り消すことを意味する。
ここで、コンテンツデータの仮削除編集取消とは、前記メモリに記憶された仮削除の編集区間情報に基づく実削除の実行を取り消すことを意味する。
つまり、前記仮削除が指定された区間を削除する編集の妥当性を評価し、当該削除編集によって視聴が不可能になるコンテンツデータの区間に、有用な関連情報が付加されている場合、前記編集取消を妥当と評価する。
この評価は、前述した削除編集の妥当性の評価と同様なので説明は省略する。
この評価は、前述した削除編集の妥当性の評価と同様なので説明は省略する。
編集取り消しが妥当(削除の実行が妥当でない)と評価された場合(ステップS35/YES)、ユーザに対し、本コンテンツの編集を取り消すことで有用な関連情報が見られるようになる、かつ/あるいは、ユーザY、ユーザZの関連情報が見られるようになる旨の情報を提示し、編集を取り消すかどうかをユーザに問い合わせる(ステップS36)。ここで、ユーザが承認すれば(ステップS37/YES)、AVデータ編集部160’に対し、編集取り消しを指示する(ステップS38)。この場合は、ステップS39において、仮削除区間を含めて読み出すので、有用な関連情報を見逃すことがない。
次に、全体制御部100は、AVデータ復号部180に対して、指定したコンテンツIDに対応するAVデータの読み出し開始を指示する(ステップS39)。
AVデータ復号の準備、エンティティ「視聴可能区間情報52」、及び、エンティティ「関連情報53」の取得が完了したら、AVデータ復号部180に対し、再生開始を指示する(ステップS40)。
再生中は、後述する編集処理や関連情報付加処理を受け付け、UI部110を通じたユーザからの再生停止指示あるいはAVデータ復号部180からのコンテンツ末尾到達通知があるまで再生を続ける(ステップS41)。
編集取消しが妥当でない(削除編集が妥当)と評価された場合(ステップS35/NO)、また、ユーザが承認しない場合(ステップS37/NO)、ステップS39以降の処理を実行する。この場合は、仮削除区間をスキップして読み出し再生する。
<バリエーション>
以上の構成を取ることで、一旦コンテンツデータの一部区間を仮削除したとしても、その後の評価により、その区間に有用な関連情報が付加された場合に実削除が実行されることがなく前記有用な関連情報を見逃すことがなくなる。その他、本発明には以下に挙げるように様々なバリエーションや拡張が考えられる。
本実施形態ではコンテンツデータの一部区間の削除を対象としているが、本発明はコンテンツデータの全区間を削除、すなわちコンテンツを丸ごと削除した場合にも適用可能である。具体的には、再生対象のコンテンツ以外も定期的に関連情報の有用性を評価し、有用な関連情報が付加された場合、コンテンツ一覧画面等でユーザに通知すればよい。
以上の構成を取ることで、一旦コンテンツデータの一部区間を仮削除したとしても、その後の評価により、その区間に有用な関連情報が付加された場合に実削除が実行されることがなく前記有用な関連情報を見逃すことがなくなる。その他、本発明には以下に挙げるように様々なバリエーションや拡張が考えられる。
本実施形態ではコンテンツデータの一部区間の削除を対象としているが、本発明はコンテンツデータの全区間を削除、すなわちコンテンツを丸ごと削除した場合にも適用可能である。具体的には、再生対象のコンテンツ以外も定期的に関連情報の有用性を評価し、有用な関連情報が付加された場合、コンテンツ一覧画面等でユーザに通知すればよい。
<実施形態に共通の補足事項>
以上の実施形態では時間方向の編集にのみ言及しているが、画像の空間方向の編集や、時間方向・空間方向を組み合わせた編集にも適用可能である。また、関連情報の付加についても時間軸上での指定にのみ言及しているが、画像の表示空間中の指定や時空間中の指定についても適用可能である。このことは、静止画コンテンツの任意の位置に関連情報を付加可能なシステムを仮定した場合のコンテンツのトリミング機能やマスキング機能に適用可能であることが指摘できる。
以上の実施形態では時間方向の編集にのみ言及しているが、画像の空間方向の編集や、時間方向・空間方向を組み合わせた編集にも適用可能である。また、関連情報の付加についても時間軸上での指定にのみ言及しているが、画像の表示空間中の指定や時空間中の指定についても適用可能である。このことは、静止画コンテンツの任意の位置に関連情報を付加可能なシステムを仮定した場合のコンテンツのトリミング機能やマスキング機能に適用可能であることが指摘できる。
また、以上の実施形態ではAVデータ(コンテンツデータ)もネットワークを経由してダウンロードしているが、コンテンツIDの対応が取れれば、AVデータ(コンテンツデータ)は放送で配信されるものであっても、DVD等の記録メディアで提供されるものであってもよいことは言うまでもない。
また、以上の実施形態では、関連情報や視聴可能区間情報やコンテンツ情報をサーバ装置3で集中的に管理しているが、P2P技術を用いて、個々の再生装置で分散的に管理してもよい。その場合、個々の再生装置が実質的に以上の実施例におけるサーバ装置の役目を果たすことになる。
また、以上の実施形態では、ユーザへの是非確認を画面表示で行ったが、それに限定されるものではない。例えば、音声出力や再生装置のフロントパネル表示などで行ってもよいことは言うまでもない。
また、以上の実施形態では、関連情報や視聴可能区間情報やコンテンツ情報をサーバ装置3で集中的に管理しているが、P2P技術を用いて、個々の再生装置で分散的に管理してもよい。その場合、個々の再生装置が実質的に以上の実施例におけるサーバ装置の役目を果たすことになる。
また、以上の実施形態では、ユーザへの是非確認を画面表示で行ったが、それに限定されるものではない。例えば、音声出力や再生装置のフロントパネル表示などで行ってもよいことは言うまでもない。
なお、以上の実施形態では、AVデータ(コンテンツデータ)の編集機能、具体的には、AVデータ編集部160を備えたコンテンツ再生装置1について説明したが、前記編集機能を備えなくてもよい。
コンテンツ再生装置1は、PC(Personal Computer)等、再生装置の形態を問わない。
最後に、コンテンツ再生装置1の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、以下のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。すなわち、コンテンツ再生装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。
最後に、コンテンツ再生装置1の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、以下のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。すなわち、コンテンツ再生装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。
そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯型端末、据置型装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記携帯型端末、据置型装置に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、携帯型端末、据置型装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号(伝送媒体)の形態でも実現され得る。
本発明の記録再生装置は、ビデオレコーダなどに好適に利用することができる。
1(1x〜1z)…コンテンツ再生装置、2…コンテンツデータ、100…全体制御部、100a…妥当性評価部、110…UI部、120…視聴可能区間情報管理部、130…関連情報付加部、140…関連情報管理部、150…関連情報描画部、160…AVデータ編集部、170…AVデータ管理部、180…AVデータ復号部、190…合成部、200…通信部、210…AVデータ録画部、3…サーバ装置、31…コンテンツ情報記録部、32…関連情報記録部、33…視聴可能区間情報記録部、34…AVデータ記録部、35…データベース制御部、36…制御部、37…通信部、51…エンティティ「コンテンツ」、52…エンティティ「視聴可能区間情報」、53…エンティティ「関連情報」、54…エンティティ「AVデータ」。
Claims (21)
- サーバ装置と、コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに係わる関連情報を同期再生する複数のコンテンツ再生装置とがネットワークに接続されて構成されるコンテンツ再生システムにおけるコンテンツ再生装置であって、
前記サーバ装置から送信される他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータの当該他のコンテンツ再生装置において視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を受信する手段と、
記録されたコンテンツデータに対して所定の位置に関連情報を付加する際に前記位置に該当する指定された付加区間情報に基づき、関連情報を付加する関連情報付加手段と、
前記指定された付加区間情報及び前記受信した視聴可能区間情報に基づき、前記コンテンツデータの前記位置に前記関連情報を付加することの妥当性を評価する評価手段を備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ再生装置であって、記録されたコンテンツデータの視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を前記サーバ装置に送信する手段を備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項1又は2に記載のコンテンツ再生装置であって、妥当と評価された場合には前記関連情報の付加を実行し、妥当でないと評価された場合には前記関連情報を付加するか否かを確認する画面を表示することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項1又は2に記載のコンテンツ再生装置であって、妥当でないと評価された場合に、前記受信した視聴可能区間情報に基づき、関連情報を付加することが妥当であると評価される前記記録されたコンテンツデータの視聴可能な位置情報を含む代替区間情報を検索することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項4に記載のコンテンツ再生装置であって、前記検索された代替区間情報を表示することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項4に記載のコンテンツ再生装置であって、前記検索された代替区間情報に基づき、当該代替区間情報に対応させて前記関連情報を付加することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のコンテンツ再生装置であって、前記視聴可能区間情報には当該視聴可能区間情報が設定されているコンテンツ再生装置のユーザを特定するユーザID情報が含まれ、当該ユーザID情報に基づき前記妥当性の評価が行われることを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のコンテンツ再生装置であって、
前記コンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対する編集の際に指定される編集区間情報に基づき前記コンテンツデータを編集する編集手段と、
前記サーバ装置から送信される、他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対して関連情報が付加された際に指定された関連情報の付加区間情報を受信する手段と、
前記受信した関連情報の付加区間情報及び前記コンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータに対する編集の際に指定される編集区間情報に基づき、前記コンテンツデータを編集することの妥当性を評価する手段とを備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 請求項8に記載のコンテンツ再生装置であって、前記コンテンツデータに対して関連情報を付加する際に指定される関連情報の付加区間情報を前記サーバ装置に送信する手段を備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項8又は9に記載のコンテンツ再生装置であって、前記編集には、前記コンテンツデータのスキップ再生処理、削除処理、当該コンテンツデータへ続きのコンテンツデータを追加する処理が含まれることを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項8〜10のいずれかに記載のコンテンツ再生装置であって、妥当と評価された場合には前記編集を実行し、妥当でないと評価された場合には前記編集を実行するか否かを確認する画面を表示することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項8〜10のいずれかに記載のコンテンツ再生装置であって、妥当でないと評価された場合に、前記受信した関連情報の区間情報に基づき、編集を実行することが妥当であると評価される、前記記録されたコンテンツデータの位置情報を含む代替区間情報を検索することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項12に記載のコンテンツ再生装置であって、前記検索された代替区間情報を表示することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項12に記載のコンテンツ再生装置であって、前記検索された代替区間情報に基づき、当該代替区間情報に対応させて前記編集を実行することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項8又は9に記載のコンテンツ再生装置であって、前記編集手段は、コンテンツデータのスキップ再生編集をする場合、指定される編集区間情報を記憶し、前記受信した関連情報の付加区間情報及び前記記憶された編集区間情報に基づき、前記コンテンツデータのスキップ再生編集を取り消すことの妥当性を評価し、妥当と評価された場合には前記記憶された編集区間情報を消去することを特徴とするコンテンツ再生装置。
- 請求項8〜15のいずれかに記載のコンテンツ再生装置であって、前記関連情報には、少なくとも、関連情報の重要度の評価情報、関連情報を付加するユーザを特定するユーザID情報、関連情報を付加した時刻情報のいずれかが含まれ、当該各情報のいずれかに基づき前記妥当性の評価が行われることを特徴とするコンテンツ再生装置。
- サーバ装置と、コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに係わる関連情報を同期再生する複数のコンテンツ再生装置とがネットワークに接続されて構成されるコンテンツ再生システムにおけるサーバ装置であって、
前記コンテンツ再生装置から送信された、記録されたコンテンツデータの視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を受信する手段、及び/又は、前記コンテンツデータに対して関連情報が付加された場合に、関連情報と当該関連情報が付加された際に指定された関連情報の付加区間情報を受信する手段を備え、
受信した視聴可能区間情報並びに関連情報及び付加区間情報を記録し、コンテンツ再生装置からの要求に応じて、前記視聴可能区間情報並びに関連情報及び付加区間情報を送信することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1〜16のいずれかに記載のコンテンツ再生装置と、請求項17に記載のサーバ装置からなることを特徴とするコンテンツ再生システム。
- サーバ装置と、コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに係わる関連情報を同期再生する複数のコンテンツ再生装置とがネットワークに接続されて構成されるコンテンツ再生システムにおけるコンテンツ再生装置で実行されるコンテンツ再生方法あって、
前記サーバ装置から送信される他のコンテンツ再生装置に記録されたコンテンツデータの当該他のコンテンツ再生装置において視聴可能なコンテンツの再生位置を示す視聴可能区間情報を受信するステップと、
記録されたコンテンツデータに対して所定の位置に関連情報を付加する際に前記位置に該当する指定された付加区間情報に基づき、関連情報を付加するステップと、
前記指定された付加区間情報及び前記受信した視聴可能区間情報に基づき、前記コンテンツデータの前記位置に前記関連情報を付加することの妥当性を評価するステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ再生方法。 - 請求項19に記載のコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項20に記載のプログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
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