JP5158843B2 - 情報処理装置および食事自己管理システム - Google Patents
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Description
特に、糖尿病患者といった食事管理を徹底すべき使用者は、食事管理を行うために、食事の度に上述の摂取しようとする食品を選択して入力する作業を行う必要がある。ところが、食事の度に煩雑な入力を行うのは、使用者にとって大きな負担であるため、使用者は、入力を継続できず、食事管理を徹底できない場合があった。
(2)に記載の情報処理装置によれば、制御部で、使用者の嗜好情報に基づいて、献立情報を出力部に出力した。このため、例えば、嗜好情報に基づいて、使用者が好きな食事内容に対応する献立情報を出力部に出力し、使用者が嫌いな食事内容に対応する献立情報を出力部に出力しないことで、出力部に出力する献立情報の種類を減少させることができ、選択入力する作業をさらに簡易化できる。
また、サーバのサーバ記憶部で、献立情報、嗜好情報、および理想食事内容情報を記憶する。このため、情報処理装置は、これらの情報を記憶しないので、これらの情報を記憶する記憶部を必要としない。
以上のように、情報処理装置は、高い演算処理能力を有する制御部や、献立情報、嗜好情報、および理想食事内容情報を記憶する記憶部を必要としない。したがって、低い演算処理能力を有する制御部を備え、上述の情報を記憶する記憶部を備えない情報処理装置であっても、使用者は、この情報処理装置を利用して、食事管理を行うことができる。すなわち、能力の低い情報処理装置であっても、食事自己管理システムに用いることができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置10の構成を示すブロック図である。
情報処理装置10は、糖尿病患者である使用者が食事管理を行うために用いるものであり、制御部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、を備える。この情報処理装置10は、例えば、コンピュータであってよい。
入力部13は、使用者の入力を受け付ける。この入力部13は、例えば、キーボードやマウス、あるいはタッチパネル等であってよい。
出力部14は、情報処理装置10の演算処理結果等の画像を出力する。この出力部14は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等であってよい。
例えば、1日に摂取すべきエネルギー量が1600キロカロリー、すなわち20単位であれば、使用者は、第1食品類を11単位、第2食品類を1単位、第3食品類を4単位、第4食品類を1.5単位、第5食品類を1単位、第6食品類を1単位、そして調味料を0.5単位摂取すればよい。
嗜好情報は、献立情報と対になるものであり、使用者が1度の食事に摂取する表2の各食品類の分量を、使用者の過去の食事内容の統計から決定されたものである。
例えば、使用者がご飯類としてカレーライスを好む場合について、表4を参照して説明する。ここで、使用者が1度の食事で摂取するカレーライスには、ご飯150グラム、豚肩ロース肉80グラム、じゃがいも55グラム、玉ねぎ60グラム、にんじん30グラム、植物油10グラム、カレールウ18グラムが含まれるものとする。
また、豚肩ロース肉40グラムには、1単位の第3食品類が含まれる。したがって、使用者は、カレーライスにより、第3食品類を2単位摂取する。
また、にんじん300グラムには、1単位の第6食品類が含まれる。また、玉ねぎ300グラムには、1単位の第6食品類が含まれる。したがって、使用者は、カレーライスにより、第6食品類を0.3単位摂取する。
また、植物油10グラムには、1単位の第5食品類が含まれる。したがって、使用者は、カレーライスにより、第5食品類を1単位摂取する。
また、カレールウ15グラムには、1単位の調味料が含まれる。したがって、使用者は、カレーライスにより、調味料を1.2単位摂取する。
また、めんつゆ30ミリリットルには、1単位の調味料が含まれる。したがって、使用者は、かけうどんにより、調味料を0.1単位摂取する。
また、卵50グラムには、1単位の第3食品類が含まれる。したがって、使用者は、フレンチトーストにより、第3食品類を0.5単位摂取する。
また、牛乳120ミリリットルには、1単位の第4食品類が含まれる。したがって、使用者は、フレンチトーストにより、第4食品類を0.1単位摂取する。
また、砂糖20グラムには、1単位の調味料が含まれる。したがって、使用者は、フレンチトーストにより、調味料を0.5単位摂取する。
例えば、使用者が牛肉として脂身の多い牛もも肉を好む場合について、表7を参照して説明する。ここで、使用者が1度の食事で摂取する牛もも肉には、牛もも肉のうち脂身の部分20グラム、牛もも肉のうち脂身を除く部分120グラムが含まれるものとする。
牛もも肉のうち脂身を除いた部分40グラムには、1単位の第3食品類が含まれる。したがって、使用者は、脂身の多い牛もも肉により、第3食品類を3単位摂取する。
表8に示すように、例えば、献立情報としての焼く方法データと対になる嗜好情報は、第5食品類が−0.2単位となる。これは、副食を焼くことにより、副食に含まれる脂が落ちて、摂取する脂肪が減少するからである。
また、例えば、献立情報としての炒める方法データと対になる嗜好情報は、第5食品類が0.2単位となる。これは、副食を炒めることにより、副食に脂が付加されて、摂取する脂肪が増加するからである。
例えば、使用者が味噌汁として豆腐入りの味噌汁を好む場合について、表9を参照して説明する。ここで、使用者が1度の食事で摂取する豆腐入りの味噌汁には、豆腐20グラム、味噌10グラムが含まれるものとする。
また、味噌40グラムには、1単位の調味料が含まれる。したがって、使用者は、豆腐入りの味噌汁により、調味料を0.25単位摂取する。
例えば、使用者が十分な量の野菜を摂取する場合について、表10を参照して説明する。ここで、使用者が1度の食事で摂取する十分な量の野菜には、とうもろこし10グラム、トマト150グラム、ブロッコリー150グラム、レタス150グラムが含まれるものとする。
また、トマト300グラムには、1単位の第6食品類が含まれる。また、ブロッコリー300グラムには、1単位の第6食品類が含まれる。また、レタス300グラムには、1単位の第6食品類が含まれる。したがって、使用者は、十分な量の野菜により、第6食品類を1.5単位摂取する。
例えば、使用者が果物としてみかんを好む場合について、表11を参照して説明する。ここで、使用者が1度に摂取するみかんは、100グラムであるものとする。
以上により、使用者が果物としてみかんを好む場合には、献立情報としての果物データと対になる嗜好情報は、第2食品類が0.5単位となる。
表12に示すように、例えば、献立情報としての食事満足データと対になる嗜好情報は、第1食品類から第6食品類および調味料の量をそれぞれ1.1倍するものとなる。
また、例えば、献立情報としての食事普通データと対になる嗜好情報は、第1食品類から第6食品類および調味料の量をそれぞれ1.0倍するものとなる。
また、例えば、献立情報としての食事不満データと対になる嗜好情報は、第1食品類から第6食品類および調味料の量をそれぞれ0.9倍するものとなる。
表13に示すように、例えば、献立情報としてのたっぷりの運動量データと対になる嗜好情報は、第1食品類から第6食品類および調味料の量をそれぞれ0.8倍するものとなる。
また、例えば、献立情報としての軽い運動量データと対になる嗜好情報は、第1食品類から第6食品類および調味料の量をそれぞれ0.9倍するものとなる。
また、例えば、献立情報としての運動量無しデータと対になる嗜好情報は、第1食品類から第6食品類および調味料の量をそれぞれ1.0倍するものとなる。
ステップS20では、制御部11が、使用者の摂取した食事内容に関する実食事内容情報について、各食品類の分量を0にリセットする。
ここで、実食事内容情報とは、表3の理想食事内容情報と対になるものであり、使用者が1日に摂取した各食品類の分量のことである。
ステップS40では、制御部11が、副食に関する実食事内容情報を推測する。なお、この動作の詳細については、図12を用いて後述する。
ステップS50では、制御部11が、副食調理方法に関する実食事内容情報を推測する。なお、この動作の詳細については、図13を用いて後述する。
ステップS60では、制御部11が、飲料に関する実食事内容情報を推測する。なお、この動作の詳細については、図14を用いて後述する。
ステップS70では、制御部11が、野菜摂取量に関する実食事内容情報を推測する。なお、この動作の詳細については、図15を用いて後述する。
ステップS80では、制御部11が、間食に関する実食事内容情報を推測する。なお、この動作の詳細については、図16を用いて後述する。
ステップS90では、制御部11が、食事満足度に関する実食事内容情報を推測する。なお、この動作の詳細については、図17を用いて後述する。
ステップS100では、制御部11が、運動量に関する実食事内容情報を推測する。なお、この動作の詳細については、図18を用いて後述する。
ステップS100では、制御部11が、使用者の行った運動の運動量に基づいて、実食事内容情報を推測する。なお、この動作の詳細については、図17を用いて後述する。
具体的には、例えば、表3に示したように、1日に摂取すべきエネルギー量が1600キロカロリー、すなわち20単位であれば、記憶部12から読み出した理想食事内容情報は、第1食品類が11単位、第2食品類が1単位、第3食品類が4単位、第4食品類が1.5単位、第5食品類が1単位、第6食品類が1単位、調味料が0.5単位である。そして、理想食事内容情報の各食品類の分量と、ステップ100で推測した実食事内容情報の各食品類の分量と、を比較する。
具体的には、例えば、ステップS130で比較した結果、実食事内容情報の第1食品類の分量が、理想食事内容情報の第1食品類の分量より多ければ、表2に示したように、栄養素のうち炭水化物の摂取量が多すぎることになる。このため、この炭水化物を主に含む穀物、いも、炭水化物の多い野菜と種実、または大豆を除く豆等を原材料とする主食の摂取量が多すぎるとの比較結果画像を制御部11が出力部14から出力させる。
また、例えば、ステップS130で比較した結果、実食事内容情報の第3食品類の分量が、理想食事内容情報の第3食品類の分量より多ければ、表2に示したように、栄養素のうちたんばく質の摂取量が多すぎることになる。このため、このたんぱく質を主に含む魚介類、肉類、卵、チーズ、または大豆等を原材料とする副食の摂取量が多すぎるとの比較結果画像を制御部11が出力部14から出力させる。
具体的には、ステップS31では、制御部11が、献立情報のうち主食に分類されるご飯類データ、麺類データ、およびパン類データを記憶部12から読み出す。
ステップS32では、制御部11が、ステップS31で読み出したご飯類データ、麺類データ、およびパン類データに基づいて、図2のご飯類、麺類、およびパン類に関する画像をそれぞれ出力部14から出力させる。
ステップS33では、制御部11が、入力部13からの入力に基づいて、ご飯類データ、麺類データ、およびパン類データのうちいずれが選択入力されたかを判別する。
ステップS34では、制御部11が、ステップS33で判別した献立情報に基づいて、この判別した献立情報と対になる嗜好情報を記憶部12から読み出す。
ステップS35では、制御部11が、ステップS34で読み出した嗜好情報に基づいて、主食に関する実食事内容情報を推測する。
具体的には、ステップS41では、制御部11が、献立情報のうち副食に分類される牛肉データ、豚肉データ、鶏肉データ、魚介類データ、卵データ、および豆・野菜類データを記憶部12から読み出す。
ステップS42では、制御部11が、ステップS41で読み出した牛肉データ、豚肉データ、鶏肉データ、魚介類データ、卵データ、および豆・野菜類データに基づいて、図3の牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類、卵、および豆・野菜類に関する画像をそれぞれ出力部14から出力させる。
ステップS43では、制御部11が、入力部13からの入力に基づいて、牛肉データ、豚肉データ、鶏肉データ、魚介類データ、卵データ、および豆・野菜類データのうちいずれが選択入力されたか判別する。
ステップS44では、制御部11が、ステップS43で判別した献立情報に基づいて、この判別した献立情報と対になる嗜好情報を記憶部12から読み出す。
ステップS45では、制御部11が、ステップS44で読み出した嗜好情報に基づいて、副食に関する実食事内容情報を推測する。
具体的には、ステップS51では、制御部11が、献立情報のうち副食調理方法に分類される焼く方法データ、炒める方法データ、揚げる方法データ、煮る方法データ、蒸す方法データ、および生のままの方法データを記憶部12から読み出す。
ステップS52では、制御部11が、ステップS51で読み出した焼く方法データ、炒める方法データ、揚げる方法データ、煮る方法データ、蒸す方法データ、および生のままの方法データに基づいて、図4の焼く、炒める、揚げる、煮る、蒸す、および生のままに関する画像をそれぞれ出力部14から出力させる。
ステップS53では、制御部11が、入力部13からの入力に基づいて、焼く方法データ、炒める方法データ、揚げる方法データ、煮る方法データ、蒸す方法データ、および生のままの方法データのうちいずれが選択入力されたか判別する。
ステップS54では、制御部11が、ステップS53で判別した献立情報に基づいて、この判別した献立情報と対になる嗜好情報を記憶部12から読み出す。
ステップS55では、制御部11が、ステップS54で読み出した嗜好情報に基づいて、副食調理方法に関する実食事内容情報を推測する。
具体的には、ステップS61では、制御部11が、献立情報のうち飲料に分類される味噌汁データ、スープデータ、およびその他データを記憶部12から読み出す。
ステップS62では、制御部11が、ステップS61で読み出した味噌汁データ、スープデータ、およびその他データに基づいて、図5の味噌汁、スープ、およびその他に関する画像をそれぞれ出力部14から出力させる。
ステップS63では、制御部11が、入力部13からの入力に基づいて、味噌汁データ、スープデータ、およびその他データのうちいずれが選択入力されたか判別する。
ステップS64では、制御部11が、ステップS63で判別した献立情報に基づいて、この判別した献立情報と対になる嗜好情報を記憶部12から読み出す。
ステップS65では、制御部11が、ステップS64で読み出した嗜好情報に基づいて、飲料に関する実食事内容情報を推測する。
具体的には、ステップS71では、制御部11が、献立情報のうち野菜摂取量に分類される野菜量十分データ、野菜量普通データ、および野菜量不足データを記憶部12から読み出す。
ステップS72では、制御部11が、ステップS71で読み出した野菜量十分データ、野菜量普通データ、および野菜量不足データに基づいて、図6の十分、普通、および不足に関する画像をそれぞれ出力部14から出力させる。
ステップS73では、制御部11が、入力部13からの入力に基づいて、野菜量十分データ、野菜量普通データ、および野菜量不足データのうちいずれが選択入力されたか判別する。
ステップS74では、制御部11が、ステップS73で判別した献立情報に基づいて、この判別した献立情報と対になる嗜好情報を記憶部12から読み出す。
ステップS75では、制御部11が、ステップS74で読み出した嗜好情報に基づいて、野菜摂取量に関する実食事内容情報を推測する。
具体的には、ステップS81では、制御部11が、献立情報のうち間食に分類される菓子類データ、果物データ、および間食無しデータを記憶部12から読み出す。
ステップS82では、制御部11が、ステップS81で読み出した菓子類データ、果物データ、および間食無しデータに基づいて、図7の菓子類、果物、および無しに関する画像をそれぞれ出力部14から出力させる。
ステップS83では、制御部11が、入力部13からの入力に基づいて、菓子類データ、果物データ、および間食無しデータのうちいずれが選択入力されたか判別する。
ステップS84では、制御部11が、ステップS83で判別した献立情報に基づいて、この判別した献立情報と対になる嗜好情報を記憶部12から読み出す。
ステップS85では、制御部11が、ステップS84で読み出した嗜好情報に基づいて、間食に関する実食事内容情報を推測する。
具体的には、ステップS91では、制御部11が、献立情報のうち食事満足度に分類される食事満足データ、食事普通データ、および食事不満データを記憶部12から読み出す。
ステップS92では、制御部11が、ステップS91で読み出した食事満足データ、食事普通データ、および食事不満データに基づいて、図8の満足、普通、および不満に関する画像をそれぞれ出力部14から出力させる。
ステップS93では、制御部11が、入力部13からの入力に基づいて、食事満足データ、食事普通データ、および食事不満データのうちいずれが選択入力されたか判別する。
ステップS94では、制御部11が、ステップS93で判別した献立情報に基づいて、この判別した献立情報と対になる嗜好情報を記憶部12から読み出す。
ステップS95では、制御部11が、ステップS94で読み出した嗜好情報に基づいて、食事満足度に関する実食事内容情報を推測する。
具体的には、ステップS101では、制御部11が、献立情報のうち運動量に分類されるたっぷりの運動量データ、軽い運動量データ、および運動量無しデータを記憶部12から読み出す。
ステップS102では、制御部11が、ステップS101で読み出したたっぷりの運動量データ、軽い運動量データ、および運動量無しのデータに基づいて、図9のたっぷり、軽い、および無しに関する画像をそれぞれ出力部14から出力させる。
ステップS103では、制御部11が、入力部13からの入力に基づいて、たっぷりの運動量データ、軽い運動量データ、および運動量無しデータのうちいずれが選択入力されたか判別する。
ステップS104では、制御部11が、ステップS103で判別した献立情報に基づいて、この判別した献立情報と対になる嗜好情報を記憶部12から読み出す。
ステップS105では、制御部11が、ステップS104で読み出した嗜好情報に基づいて、運動量に関する実食事内容情報を推測する。
図19は、本発明の第2実施形態に係る食事自己管理システム1の構成を示すブロック図である。
食事自己管理システム1では、情報処理装置10A、サーバ20、および医師端末30が互いに通信回線ネットワーク40により通信可能に接続される。
通信部15は、通信回線ネットワーク40と接続されて通信を実現する。
記憶部202は、上述の献立情報、嗜好情報、および理想食事内容情報を記憶する。
制御部201は、記憶部202を制御する。
通信部203は、通信回線ネットワーク40と接続されて通信を実現する。
入力部303は、医師や栄養士からの入力を受け付ける。この入力部303は、例えば、キーボードやマウス、あるいはタッチパネル等であってよい。
出力部304は、医師端末30の演算処理結果等の画像を出力する。この出力部304は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等であってよい。
通信部305は、通信回線ネットワーク40と接続されて通信を実現する。
記憶部302は、通信部305を介して入力された情報を記憶する。
制御部301は、入力部303からの入力に基づいて、記憶部302、および出力部304を制御する。
サーバ20は、制御部201により、記憶部202に記憶した複数の献立情報を情報処理装置10Aに送信する。
情報処理装置10Aは、制御部11により、サーバ20から送信された複数の献立情報に基づいて、主食や副食といった献立に関する画像をそれぞれ出力部14から出力し、入力部13からの入力に基づいて、出力部14から出力した複数の献立情報のうち選択入力されたもの判別し、判別した献立情報をサーバ20に送信する。
サーバ20は、制御部201により、情報処理装置10Aから送信された献立情報と対になる嗜好情報を記憶部202から読み出し、この読み出した嗜好情報に基づいて、実食事内容情報を推測する。そして、この推測した実食事内容情報と、記憶部202に記憶した理想食事内容情報と、を比較して、比較結果に関する比較結果画像情報を情報処理装置10Aおよび医師端末30に送信する。
情報処理装置10Aは、制御部11により、サーバ20から送信された比較結果画像情報に基づいて、比較結果画像を出力部14から出力する。また、医師端末30は、制御部301により、サーバ20から送信された比較結果画像情報に基づいて、比較結果画像を出力部304から出力する。
また、サーバ20の記憶部202で、献立情報、嗜好情報、および理想食事内容情報を記憶した。このため、情報処理装置10Aは、これらの情報を記憶しないので、これらの情報を記憶する記憶部を必要としない。
以上のように、情報処理装置10Aは、高い演算処理能力を有する制御部や、献立情報、嗜好情報、および理想食事内容情報を記憶する記憶部を必要としない。したがって、低い演算処理能力を有する制御部11を備え、上述の情報を記憶する記憶部を備えない情報処理装置10Aであっても、使用者は、この情報処理装置10Aを利用して、食事管理を行うことができる。すなわち、能力の低い情報処理装置10Aであっても、食事自己管理システムに用いることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
また、主食、副食、副食調理方法、飲料、野菜摂取量、間食、食事満足度、運動量の順番に実食事内容情報を推測したが、これに限らず、例えば、逆の順番で実食事内容情報を推測してもよい。
図20は、情報処理装置10を備えた情報携帯端末1000(PDA:Personal Digital Assistants)である。
この情報携帯端末1000は、入力部103および出力部104を備え、タッチペン109を用いて入力部103から入力を行うことで、使用者の食事管理に利用できる。
10、10A 情報処理装置
11 制御部
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
15 通信部
20 サーバ
30 医師端末
40 通信回線ネットワーク
Claims (8)
- 食事管理を行う情報処理装置であって、
使用者からの入力を受け付ける入力部と、
出力部と、
献立及び前記献立の調理方法を含む献立情報、前記献立と対になるように定められ、前記献立に含まれる栄養素の量に関する栄養素量情報、前記献立の調理方法と対になるように定められ、前記栄養素の量を増減させる栄養素量増減情報、並びに前記使用者の摂取すべき食事内容に関する理想食事内容情報を記憶する記憶部と、
前記出力部および前記記憶部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記献立及び前記調理方法を前記出力部に複数出力し、前記出力部に出力した複数の献立のうち前記使用者により選択入力された献立と対になる栄養素量情報の栄養素量を、前記出力部に出力した複数の調理方法のうち前記使用者により選択入力された調理方法と対になる栄養素量増減情報に基づいて増減させ、該増減させた栄養素量を前記使用者の摂取した食事内容に関する実食事内容情報と判定し、前記理想食事内容情報と前記実食事内容情報とを栄養素毎に比較し、当該比較した結果を前記出力部に出力することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記記憶部は、前記使用者が嗜好する献立に関する献立嗜好情報をさらに記憶し、
前記制御部は、前記献立及び前記調理方法を前記出力部に複数出力し、前記出力部に出力した複数の献立のうち前記使用者により選択入力された献立から前記献立嗜好情報を読み出すことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
前記記憶部は、前記使用者が嗜好する献立に関する献立嗜好情報、及び前記使用者が嗜好する調理方法に関する調理方法嗜好情報をさらに記憶し、
前記制御部は、
前記献立及び前記調理方法を前記出力部に複数出力し、
前記出力部に出力した複数の献立のうち前記使用者により選択入力された献立から前記献立嗜好情報を読み出し、
前記出力部に出力した複数の調理方法のうち前記使用者により選択入力された調理方法から前記調理方法嗜好情報を読み出し、
前記献立嗜好情報と対になる栄養素量情報の栄養素量を、前記調理方法嗜好情報と対になる栄養素量増減情報に基づいて増減させ、該増減させた栄養素量を前記実食事内容情報と推測し、
前記理想食事内容情報と前記実食事内容情報とを栄養素毎に比較し、当該比較した結果を前記出力部に出力することを特徴とする情報処理装置。 - 使用者に対して食事管理に関する食事管理情報を提供する情報処理装置と、医師端末と、サーバと、が互いに通信可能に接続された食事自己管理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記サーバおよび前記医師端末と通信を行う通信部と、
前記使用者からの入力を受け付ける入力部と、
出力部と、
前記出力部を制御する制御部と、
を備え、
前記医師端末は、
前記情報処理装置および前記サーバと通信を行う医師端末通信部と、
利用者からの入力を受け付ける医師端末入力部と、
前記医師端末通信部を介して前記サーバから受信した情報に基づいて、画像を出力する医師端末出力部と、
前記医師端末出力部を制御する医師端末制御部と、
を備え、
前記サーバは、
前記情報処理装置および前記医師端末と通信を行うサーバ通信部と、
献立及び前記献立の調理方法を含む献立情報、前記献立と対になるように定められ、前記献立に含まれる栄養素の量に関する栄養素量情報、前記献立の調理方法と対になるように定められ、前記栄養素の量を増減させる栄養素量増減情報、並びに前記使用者の摂取すべき食事内容に関する理想食事内容情報を記憶するサーバ記憶部と、
前記サーバ記憶部を制御するサーバ制御部と、
を備え、
前記サーバ制御部は、
前記サーバ通信部を介して、前記献立及び前記調理方法を前記情報処理装置に複数送信し、
前記情報処理装置に送信した複数の献立のうち前記使用者により選択入力された献立と対になる栄養素量情報の栄養素量を、前記出力部に出力した複数の調理方法のうち前記使用者により選択入力された調理方法と対になる栄養素量増減情報に基づいて増減させ、該増減させた栄養素量を、前記サーバ通信部を介して前記情報処理装置から受信し、
前記情報処理装置から受信した栄養素量を前記使用者の摂取した食事内容に関する実食事内容情報と判定し、前記理想食事内容情報と前記実食事内容情報とを栄養素毎に比較し、当該比較した結果を、前記サーバ通信部を介して前記情報処理装置および前記医師端末に送信する
ことを特徴とする食事自己管理システム。 - 請求項4に記載の食事自己管理システムにおいて、
前記サーバ記憶部は、前記使用者が嗜好する献立に関する献立嗜好情報をさらに記憶し、
前記サーバ制御部は、前記献立及び前記調理方法を前記出力部に複数出力し、前記出力部に出力した複数の献立のうち前記使用者により選択入力された献立から前記献立嗜好情報を読み出すことを特徴とする食事自己管理システム。 - 請求項4または5に記載の食事自己管理システムにおいて、
前記サーバ記憶部は、前記使用者が嗜好する献立に関する献立嗜好情報、及び前記使用者が嗜好する調理方法に関する調理方法嗜好情報をさらに記憶し、
前記サーバ制御部は、
前記献立及び前記調理方法を、前記サーバ通信部を介して前記情報処理装置に複数送信し、
前記情報処理装置に送信した複数の献立のうち前記使用者により選択入力された献立を、前記サーバ通信部を介して前記情報処理装置から受信し、
前記献立から前記献立嗜好情報を読み出し、
前記情報処理装置に送信した複数の調理方法のうち前記使用者により選択入力された調理方法を、前記サーバ通信部を介して前記情報処理装置から受信し、
前記調理方法から前記調理方法嗜好情報を読み出し、
前記献立嗜好情報と対になる栄養素量情報の栄養素量を、前記調理方法嗜好情報と対になる栄養素量増減情報に基づいて増減させ、該増減させた栄養素量を前記実食事内容情報と推測し、
前記理想食事内容情報と前記実食事内容情報とを栄養素毎に比較し、当該比較した結果を、前記サーバ通信部を介して前記情報処理装置および前記医師端末に送信することを特徴とする食事自己管理システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記入力部を介して、前記使用者の行った運動の量に関する運動量情報を入力可能であることを特徴とする情報処理装置。 - 食事管理を情報処理装置に行わせるプログラムであって、
前記情報処理装置を、
使用者からの入力を受け付ける入力部と、
出力部と、
献立及び前記献立の調理方法を含む献立情報、前記献立と対になるように定められ、前記献立に含まれる栄養素の量に関する栄養素量情報、前記献立の調理方法と対になるように定められ、前記栄養素の量を増減させる栄養素量増減情報、並びに前記使用者の摂取すべき食事内容に関する理想食事内容情報を記憶する記憶部と、
前記出力部および前記記憶部を制御する制御部と、
として機能させ、
前記制御部に対して、
前記献立及び前記調理方法を前記出力部に複数出力し、前記出力部に出力した複数の献立のうち前記使用者により選択入力された献立と対になる栄養素量情報の栄養素量を、前記出力部に出力した複数の調理方法のうち前記使用者により選択入力された調理方法と対になる栄養素量増減情報に基づいて増減させ、該増減させた栄養素量を前記使用者の摂取した食事内容に関する実食事内容情報と判定し、前記理想食事内容情報と前記実食事内容情報とを栄養素毎に比較し、当該比較した結果を出力する
処理を実行させるプログラム。
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