JP5085817B2 - サプリメント処方システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを用いて得た利用者の情報に基づき、その利用者に対してサプリメント(栄養補助食品)の処方を行うサプリメント処方システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、栄養素を補うために多種類のサプリメントが出回っており、それらは、通常、錠剤の形で、多数個の錠剤がまとめて瓶詰め、袋詰め等にされて店頭等で販売されている。利用者は、自己に必要または自己に不足していると思われる成分が含まれるサプリメントを自分で決定して購入しており、購入後は、そのパッケージ等に記載された召し上がり方、例えば、「一日、3粒を目安としてお召し上がり下さい」といった指示に従って、摂取している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなサプリメントは1粒あたりの成分は一定であり、前記指示はあくまで標準的なものであるために、様々な年齢、性別、体格、健康状態の人が、それぞれその人にちょうど良い適量を摂取することは、困難であるという問題がある。標準的な人であったとしても、サプリメントの本来の目的は、日々の生活の中で不足した栄養素を補うことであり、その不足量は、日々の生活の中で変化するために、説明書通りの摂取が適切であるとは限らないのである。
【0004】
量だけではなく個人に必要な栄養素は、その体質、生活環境、食生活により異なり、特に食生活による影響は大きいが、それを数値的に捉えることは、食べたものを計ったり、計算する必要があり面倒な手間を伴う。そのため、必要な栄養素の種類及び量の判断を自己で行うことは困難であるのが現状である。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、摂取の目安を確定して、利用者が誤った摂取をすることを防ぐことができるサプリメント処方システムを提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、通信ネットワークを介して、利用者によって操作される利用者側端末と接続可能となったサプリメント処方システムであって、
性別及び年齢毎に各栄養素に対する摂取するべき栄養所要量が格納された栄養所要量データベースと、
各食品について、その単位あたりに含まれる栄養素の種類と分量が格納された食品別栄養素含有量データベースと、
各健康状態または生活態度の度合に対応して過不足している栄養素とその程度が格納された健康状態または生活態度別過不足栄養素データベースと、
栄養素の不足結果に応じて、年齢と性別に対応させて補給するべきサプリメントの種類とその分量が格納されるサプリメント処方データベースと、
その利用者についての年齢、性別の基本情報の他に通信ネットワークを介して各利用者の摂取した食品及びその単位数、並びに健康状態または生活態度及びその度合の各データを収集する情報収集手段と、
前記情報収集手段で収集した利用者の摂取した食品とその単位数のデータから前記食品別栄養素含有量データベースを参照して、その利用者が摂取した栄養素とその摂取量を算出する手段と、その利用者の年齢と性別から、栄養所要量データベースを参照して摂取するべき栄養素とその栄養所要量を抽出する手段と、各栄養素について、前記算出された摂取量と栄養所要量との差異を求めて第1過不足度を算出する手段と、前記情報収集手段で収集した利用者の健康状態または生活態度とその度合のデータから前記健康状態または生活態度別過不足栄養素データベースを参照して対応する栄養素と程度から第2過不足度を算出する手段と、前記第1過不足度と前記第2過不足度とを所定のテーブルを照合して組合わせることにより決められる総合過不足度から過不足結果を判定する手段と、該過不足結果を判定する手段により判定された栄養素の不足結果と、前記情報収集手段で収集した利用者の年齢及び性別とから、サプリメント処方データベースを参照して補給するべきサプリメントの種類及びその分量を算出する手段と、を有するサプリメント処方手段と、
前記サプリメント処方手段で算出された過不足結果及び補給するべきサプリメントの種類及びその分量の情報を利用者側端末へと送信する送信手段と、
前記利用者側端末から通信ネットワークを介してサプリメント処方手段で算出された補給するべきサプリメントの種類及び分量の注文を受付ける注文受付手段と、
を備える。
利用者の基本情報に加えて、食生活及び健康状態等の生活情報を収集して、これらの情報に基づいて、過不足の栄養素を推定するようにしているために、その利用者により適したサプリメントの種類及び分量のアドバイスを行うことができる。通信ネットワークを介して前記生活情報を収集するために、現在または最近の利用者の過不足栄養素をリアルタイムで把握することができる。こうして、利用者にとっては信頼性の高いアドバイスとなり、利用者の誤った摂取を防ぐことができるようになる。また、補給するべきサプリメントの注文をその場で受けるようにするために、利用者にとって現在または最近に不足している栄養素を比較的迅速に摂取することができて便利であり、且つ不足分に対応した分だけの注文がなされるので、摂取のし過ぎを防ぐことができる。サプリメント処方データベースを参照することで、簡単な処理で、補給するべきサプリメントの種類と分量を算出することができる。栄養所要量データベース、食品別栄養素含有量データベース及び健康状態または生活態度別過不足栄養素データベースを参照して、短期的または長期的観点から見た栄養素過不足を推定することで、より正確にその利用者の過不足の栄養素を推定することができる。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、さらに、複数の利用者側端末から受けた注文からサプリメントの種類毎に分量を計する集計処理手段を備える。サプリメントの種類毎に集計して工場で大量生産することができるために、安価に利用者に提供することができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。尚、本発明は明細書内で説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々の変形が可能である。
【0013】
図1は、本発明のサプリメント処方システムの実施形態を表す全体ブロック図である。図において、符号10は、利用者によって操作される利用者側端末であり、利用者側端末10は、インターネット等の通信ネットワークを介してこのサプリメント処方システム20に包含されるWWWサーバーにアクセス可能となっている。
【0014】
即ち、利用者側端末10は、CRT、LCD等の表示部を備えた汎用のコンピュータ装置で構成することができ、内部に図示しないCPU、RAM、ROM、通信インターフェース回路、固定ディスク等の記憶部等を備え、モデム、DSU及びTA等を使用して、プロバイダを介してまたはイントラネットを介して、インターネット等の通信ネットワークに接続可能となっており、WWWサーバーからのハイパーテキスト形式のファイルを受信し、また、データの送信を行うことができるように、送受信プログラムを備えている。
【0015】
WWWサーバーを包含するサプリメント処方システム20は、内部に図示しないCPU、RAM、ROM、通信インターフェース回路、固定ディスク等の記憶装置等を備え、記憶装置等に記憶されたプログラムをCPUで実行することにより、各機能を実現するものである。その機能としては、利用者側端末10から送信された認証情報を受信して処理する認証部21と、利用者側端末10から送信された生活情報を受信して処理する生活情報収集部22と、生活情報収集部22で受付けられた生活情報に基づき、過不足の栄養素を求めて、処方するべきサプリメントの種類とその分量を算出するサプリメント処方部26と、サプリメント処方部26で出された過不足の栄養素と、その処方するべきサプリメントの種類と分量を利用者側端末10へと送信して表示させる結果表示部28と、利用者の履歴情報をグラフ化して表示するグラフ表示部30と、利用者側端末から送られてきた注文信号を受ける注文受付部32と、注文を受けたサプリメントの種類毎に集計して発注する集計・発注処理部34と、を備えている。
【0016】
また、サプリメント処方システム20の記憶装置には、各種ファイルが格納されており、利用者側端末10へ表示するための表示ファイルや必要があれば画像ファイル、音声ファイル等が格納される。また、サプリメントマスタファイル40、利用者マスタファイル42、利用者履歴ファイル44、栄養所要量データベース46、食品別栄養素含有量データベース48、健康状態または生活態度別過不足栄養素データベース50、サプリメント処方データベース52等が格納される。
【0017】
サプリメントマスタファイル40は、このシステム20で注文を受付ける全サプリメントの情報が格納されており、具体的には、図2(a)に示すように、各サプリメントに対して製品ID,製品名,製品コード,単位価格,補充する栄養素名等の情報が格納される。
【0018】
利用者マスタファイル42は、利用者側端末10を用いてこのシステム20を利用する利用者の主として属性に関する情報が格納されており、具体的には、図2(b)に示すように、利用者ID,氏名,住所,郵便番号,電話番号,FAX番号,メールアドレス,パスワード等の利用者情報の他、性別,生年月日,体重等の基本情報が格納される。
【0019】
利用者履歴ファイル44は、図2(c)に示すように、各利用者に対応して各利用者毎に設けられて、その利用者から利用者側端末10を用いて入力された入力日時が、後述のサプリメント処方部26で求められた各栄養素についての推定摂取量、過不足度の判定結果、及び処方されたサプリメントの種類とその分量等の処方情報と関連付けられて格納される。これらの判定結果及び処方情報は、食傾向や摂取栄養素の傾向を把握するために、所定期間にわたり保存される。
【0020】
栄養所要量データベース46には、図3(a)に示すように、性別と年齢によって1日に摂取するべき栄養所要量が栄養素(カルシウム,鉄,ビタミンA,ビタミンB1,…)毎に格納されている。
【0021】
食品別栄養素含有量データベース48には、図3(b)に示すように、各食品について、単位あたりどれだけの栄養素が含まれているかが格納されている。
【0022】
健康状態または生活態度別過不足栄養素データベース50には、図3(c)に示すように、健康状態、即ち症状と関連して過不足していると考えられる栄養素の一覧が格納されており、症状とその度合いと、過不足している栄養素の程度とが対応付けられている。
【0023】
サプリメント処方データベース52には、図3(d)に示すように、性別、年齢及び後述の栄養素の過不足の判定結果によって分類されるカテゴリーに応じて処方するべきサプリメントの処方量が格納されている。
【0024】
次に、このサプリメント処方システム20の各機能の作用を以下に説明する。
【0025】
まず、利用者が利用者側端末10を操作して、サプリメント処方システム20にアクセスすると、図4(a)に示す初期画面が表示される。利用者が始めてこのサプリメント処方システム20を利用する場合には、「新規登録」のボタンを選択するように促して、別途新規登録画面を表示する。そして、このシステムの趣旨及び使い方、注意書き、利用規約等を表示(図4(b))した後、利用者マスタファイル42に格納するべき項目の入力を促す(図4(c))。住所は、後述の発送処理のために必要なデータである。また、一般的な属性に関する項目を入力してもらう他に、後述の栄養所要量を求めるために、性別と生年月日を入力してもらう必要がある。より正確に求めるために、体重の入力を促す。体重の入力がない場合には、以降の処理において利用者の性別および年齢での平均体重を基本にして処理を行う。
【0026】
利用者情報が利用者側端末10から送信されると、認証部21が起動して、その新たな登録者に対して利用者ID及びパスワードを付与して暗号化して、それを利用者側端末10に送信して表示する(図4(d))。さらに、その利用者情報及び性別,生年月日,体重等の基本情報を利用者マスタファイル42に格納すると共に、その利用者用の利用者履歴ファイル44を作成する。
【0027】
利用者が既に登録者である場合には、「登録済み」のボタンが選択され、図4(e)のログイン画面へと移行する。ログイン画面では、利用者ID及びパスワードの入力を促す。これらのデータが利用者側端末10から送信されると、認証部21が、利用者マスタファイル42と照合して、その一致不一致を判定する。一致となった場合には、次のメニュー画面へと移行する。
【0028】
メニュー画面は、図4(f)に示したように、「データ入力」ボタン、「グラフ表示」ボタン、「届出変更」ボタンの選択を促す画面となっている。
【0029】
「データ入力」ボタンが選択されると、図5に示すように、まず、その利用者の最新の食生活の入力を促す。まず、食生活に関しては、最新の1日分の食事に関するデータすべてを入力してもらうとより正確なものとなるが、入力を簡素化して利用者の入力の手間を低減するために、ここでは、最新の1食分から1日分の栄養充足率を求めることとし、予め挙げられている品目群の中からの選択方式とする。
【0030】
即ち、質問1は、今から1日以内の朝食、昼食、夕食及び間食で食した分量のおよその配分を問うており、その各食事につき割合の数字の入力を促し、全体で合計が10になるように入力してもらう。または、質問1のように今日から1日といった最新の食生活の配分ではなく、日常の食生活のパターン(傾向)の配分を入力してもらうようにしてもよい。
【0031】
次に、質問2では、測定対象とする1つの食事の選択を促す。
【0032】
次に、質問3では、測定対象の食事で食した食品とその分量の単位について該当するものを選択してもらう。
【0033】
次に、図6に示したように、質問4では、最近の健康状態について、該当する症状とその度合いを選択してもらう。この症状としては、例えば、栄養素が過不足すると現れる症状についてその程度と共に選択してもらうようにする。次に、質問5で、最近の生活態度について、該当する態度とその度合いを選択してもらう。
【0034】
これらの項目について利用者側端末10からの入力が行われて、「OK」ボタンが選択されると、これらのデータはシステム20へと送信されて、生活情報収集部22が起動する。生活情報収集部22では、入力されたデータが正しく入力されているかどうかを確認して、入力必須項目が入力されているかどうかのチェックを行う。例えば、質問1に関して、合計が10になっているかどうかをチェックする。正しく入力されていない場合には、エラーメッセージを表示し、図5及び図6を再表示して、再入力を促す。また、正しく入力されている場合には、登録内容を利用者側端末10に表示して、入力がこれで良いかどうかのチェックを促す。そして、「OK」ボタンが選択されると、次に、データがサプリメント処方部26へと引き渡されて、以下の処理が行われる。
【0035】
サプリメント処方部26の処理を図7及び図8のフローチャートに表す。まず、利用者から送られたデータの中の測定対象食事で摂取した各食品と摂取した単位から、食品別栄養素含有量データベース48を参照して、各栄養素の摂取量を算出する(ステップS10)。次に、質問1に対する回答から測定対象食事の全体の食事に対して占める割合を算出する(ステップS12)。そして、1日の全食事は、測定対象時の食事とほぼ同様の傾向にある食事をとったものと仮定して、ステップS10で求めた栄養素の摂取量を、ステップS12で求めた割合で割って、1日の栄養素の推定摂取量に換算する(ステップS14)。次に、その利用者の利用者マスタファイル42に格納された性別,年齢及び入力されていれば体重の利用者の基本情報を抽出し、栄養所要量データベース46を参照して該当する性別及び年齢の1日に必要な栄養所要量を抽出する。さらに、体重のデータがあるときには、体重/平均体重をその栄養所要量に掛ける(ステップS16)。
【0036】
次に、ステップS14で求めた推定摂取量と、ステップS16で求めた栄養所要量とを比較して、その差が所定範囲(α〜−α内)内である場合には「適量」と判定し、推定摂取量が栄養所要量よりも所定量(α)以上である場合には「過剰」と判定し、推定摂取量が栄養所要量よりも所定量(−α)以下である場合には「不足」と判定する(ステップS18)。
【0037】
次に、質問4の健康状態に対する回答から得られた利用者の症状とその度合から、健康状態または生活態度別過不足栄養素データベース50の該当する栄養素の過不足程度を抽出して、不足であれば「−1」、過剰であれば「+1」の点数とし、すべての症状について各栄養素の過不足に応じて付与された点数を加算する(ステップS19)。加算した結果、点数が所定値(β)以上となった栄養素は「過剰」と判定し、点数が所定範囲(β〜−β)内にある栄養素は「適量」と判定し、所定値(−β)以下となった栄養素は「不足」と判定する(ステップS20)。
【0038】
次に、各栄養素について、ステップ18とステップ20でそれぞれ判定された結果を、図9に示す判定マトリックスMと照合して、判定マトリックスMのいずれのカテゴリーに属するかを判定する(ステップS22)。判定マトリックスMのカテゴリーについての解釈は任意に行うことができるが、ここでは、ステップ18の判定を優先させステップ20の判定を補助的なものとする。
【0039】
即ち、判定マトリックスMのカテゴリーI,IV,VIIに属すると判定された場合(ステップS24で判定がyes)には、その栄養素は過剰と判定して、食生活を改善して減らすようにアドバイスする表示の準備を行う(ステップS26)。但し、カテゴリーIよりカテゴリーVIIに属する利用者には、より穏やかなアドバイスとする。例えば、カテゴリーIに属する利用者に対しては、「その栄養素を最も多く含む食品は摂取禁止です」とし、カテゴリーVIIに属する利用者には、「その栄養素を最も多く含む食品はやや控えめにしましょう」といった具合になる。
【0040】
また、カテゴリーII,V,VIIIに属すると判定された場合(ステップS28で判定yes)には、その栄養素の摂取については様子見とし、特に処理を行わない。従って、利用者側端末10には、その栄養素に関して特にコメントも表示せず、また、サプリメントの提示も行わない。
【0041】
また、カテゴリーIII,VI,IXに属すると判定された場合(ステップS28で判定no)には、その栄養素は不足していると判定し、サプリメント処方データベース52(図3(d))を参照して、その栄養素の種類及びその判定されたカテゴリーと、基本情報とから処方量を表引きして、抽出し、その処方量の表示準備を行う(ステップS30)。例えば、25歳の男性において、カルシウムはカテゴリーVI、ビタミンAはIXの結果が出たとすると、彼への処方量はカルシウムを3粒、ビタミンAを2粒となる。
【0042】
以上のステップS22〜ステップS30までの処理を各栄養素に対して行うと、結果表示部28で、その過不足の判定結果及びアドバイス並びに不足の栄養素に対して処方されたサプリメントの種類とその分量のデータをすべて纏めて、利用者側端末10に一覧表示させるためのファイルを作成して、送信する(ステップS32)。
【0043】
また、上記過不足度の判定結果及び不足の栄養素に対して処方されたサプリメントの種類とその分量のデータを、その日時と共に利用者履歴ファイル44に格納する(ステップS34)。
【0044】
図10は結果表示部28によって表示される利用者側端末10での画面例である。例えば、亜鉛がカテゴリVII、カルシウムがカテゴリVI、ビタミンAがカテゴリIX、ビタミンB1がカテゴリVとなった利用者に対しては、亜鉛の摂りすぎの注意を行うアドバイスを表示し、カルシウム、ビタミンAが不足している注意とその処方量を表示し、ビタミンB1については何らの表示も行わない。また、過剰または不足の栄養素については、その栄養素を多く含む食品の例示を行うとよい。また任意には、過剰または不足の栄養素については、このまま過剰または不足の状態を続けていった場合にかかりやすい疾病例を例示するとよい。
【0045】
また、不足の栄養素があった場合には、その処方量の表示を行うと共にその「注文」ボタンが表示される(図10)。尚、システム20から利用者側端末10へと送られる表示データには、利用者の利用者IDが含まれている。そして、利用者が、自分の不足している栄養素を補うサプリメントの注文を希望する場合にこの「注文」ボタンが選択されると、注文対象となったサプリメント及びその処方量のデータが利用者IDと関連付けられてシステム20へと送られて、注文受付部32が起動する。
【0046】
注文受付部32では、送られてきた利用者IDから利用者マスタファイル42の該当する利用者の必要属性データを抽出し、さらに、サプリメントマスタファイル40を参照して、製品コード及び単位価格を抽出して、送られてきた処方量から販売価格を算出する。
【0047】
次いで、図11に示すように、注文確認画面を利用者側端末10に表示して、送り先、注文内容、その価格、到着日等の確認を促す。
【0048】
図11の画面で「OK」ボタンが選択されると、注文伝票データを作成して、集計・発注処理部34へとデータを送る。また、「変更」ボタンが選択されると、図11の表示内容の修正画面となり、任意の項目について修正可能となる。
【0049】
集計・発注処理部34では、送られてきた各利用者からの注文を任意の期間(例えば数時間)で、各サプリメント毎に集計して、工場60へと集計データを送る。工場60では、その集計データに基づき、各サプリメントの錠剤をロットで製造して、発送センター62へと製品を送る。発送センター62では、注文受付部32からの注文伝票データに基づき仕分けを行い、注文元である利用者毎に、1日分毎に梱包して、即日または翌日に発送を行う。こうして、利用者毎のオーダメイド型のサプリメントを製品として、利用者に供給することができる。
【0050】
このように、極めて最近の食生活及び現在の健康状態のデータからリアルタイムに不足している栄養素を求めて、迅速に利用者にその栄養素を補うためのサプリメントを配送することとしたので、より効果的に利用者が栄養素を摂取することができる。また、システムが演算した適切な種類及び分量のサプリメントを利用者が摂取することで、錠剤の多量の摂取や不要なサプリメントの摂取といった誤った摂取を防ぐこともできる。
【0051】
また、サプリメント処方部26で推定された各栄養素の推定摂取量、判定された判定結果及び、処方されたサプリメントの種類及びその分量が日時と共に、利用者履歴ファイル44に格納されており、これらのデータは履歴データとして保存される。利用者が図4(f)の画面で、「グラフ表示」ボタンを選択すると、グラフ表示部30が、対応する利用者履歴ファイル44に格納された履歴データを抽出して、図4(g)に示すように、日時を横軸、栄養素の過不足量を縦軸としたグラフを作成して、利用者側端末10に表示する。こうして、利用者側端末10には栄養素の変移が表示され、利用者に、その栄養摂取傾向を知らしめて、正しい食生活の支援を行うことができる。または、栄養素毎の推定摂取量の推移をグラフに表示してもよい。さらには、移動平均を求めて、栄養素毎の摂取量の傾向の精度を上げることができる。こうして、利用者は、このシステムを繰り返す利用することにより、自己の正確な栄養摂取状態を知ることができるようになるため、利用者の繰り返しの利用を促進させることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者の基本情報に加えて、食生活及び健康状態等の生活情報を収集して、これらの情報に基づいて、過不足の栄養素を推定するようにしているために、その利用者により適したサプリメントの種類及び分量の摂取のアドバイスを行うことができる。通信ネットワークを介して前記生活情報を収集するために、現在または最近の利用者の過不足栄養素をリアルタイムで把握することができる。また、利用者にとっては、摂取の目安が確定するために、誤った摂取を防ぐことができる、といった優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサプリメント処方システムの実施形態を表す全体ブロック図である。
【図2】(a)は本発明のサプリメント処方システム内のサプリメントマスタファイルの構成例、(b)は同システム内の利用者マスタファイルの構成例、(c)は同システム内の利用者履歴ファイルの構成例である。
【図3】(a)は本発明のサプリメント処方システム内の栄養所要量データベースの構成例、(b)は同システム内の食品別栄養素含有量データベースの構成例、(c)は同システム内の健康状態または生活態度別過不足栄養素データベースの構成例、(d)は同システム内のサプリメント処方データベースの構成例である。
【図4】サプリメント処方システムにアクセスしたときに利用者側端末で表示される画面例である。
【図5】図4(f)で「データ入力」ボタンが選択されたときの画面例である。
【図6】図5に続く画面例である。
【図7】サプリメント処方部の処理を表すフローチャート図である。
【図8】図7に続くフローチャート図である。
【図9】サプリメント処方部で判定に用いる判定マトリックスを表す図である。
【図10】図6に続き、利用者側端末で表示される判定結果の画面例である。
【図11】図10に続き、利用者側端末で表示される注文確認の画面例である。
【符号の説明】
10 利用者側端末
20 サプリメント処方システム
22 生活情報収集部
26 サプリメント処方部
28 結果表示部
30 グラフ表示部
32 注文受付部
34 集計・発注処理部
46 栄養所要量データベース
48 食品別栄養素含有量データベース
50 健康状態または生活態度別過不足栄養素データベース
52 サプリメント処方データベース

Claims (2)

  1. 通信ネットワークを介して、利用者によって操作される利用者側端末と接続可能となったサプリメント処方システムであって、
    性別及び年齢毎に各栄養素に対する摂取するべき栄養所要量が格納された栄養所要量データベースと、
    各食品について、その単位あたりに含まれる栄養素の種類と分量が格納された食品別栄養素含有量データベースと、
    各健康状態または生活態度の度合に対応して過不足している栄養素とその程度が格納された健康状態または生活態度別過不足栄養素データベースと、
    栄養素の不足結果に応じて、年齢と性別に対応させて補給するべきサプリメントの種類とその分量が格納されるサプリメント処方データベースと、
    その利用者についての年齢、性別の基本情報の他に通信ネットワークを介して各利用者の摂取した食品及びその単位数、並びに健康状態または生活態度及びその度合の各データを収集する情報収集手段と、
    前記情報収集手段で収集した利用者の摂取した食品とその単位数のデータから前記食品別栄養素含有量データベースを参照して、その利用者が摂取した栄養素とその摂取量を算出する手段と、その利用者の年齢と性別から、栄養所要量データベースを参照して摂取するべき栄養素とその栄養所要量を抽出する手段と、各栄養素について、前記算出された摂取量と栄養所要量との差異を求めて第1過不足度を算出する手段と、前記情報収集手段で収集した利用者の健康状態または生活態度とその度合のデータから前記健康状態または生活態度別過不足栄養素データベースを参照して対応する栄養素と程度から第2過不足度を算出する手段と、前記第1過不足度と前記第2過不足度とを所定のテーブルを照合して組合わせることにより決められる総合過不足度から過不足結果を判定する手段と、該過不足結果を判定する手段により判定された栄養素の不足結果と、前記情報収集手段で収集した利用者の年齢及び性別とから、サプリメント処方データベースを参照して補給するべきサプリメントの種類及びその分量を算出する手段と、を有するサプリメント処方手段と、
    前記サプリメント処方手段で算出された過不足結果及び補給するべきサプリメントの種類及びその分量の情報を利用者側端末へと送信する送信手段と、
    前記利用者側端末から通信ネットワークを介してサプリメント処方手段で算出された補給するべきサプリメントの種類及び分量の注文を受付ける注文受付手段と、
    を備えるサプリメント処方システム。
  2. 前記システムは、さらに、
    複数の利用者側端末から受けた注文からサプリメントの種類毎に分量を集計する集計処理手段を備える請求項1記載のサプリメント処方システム。
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