JP5158590B2 - ネットワークシステム及びプログラム - Google Patents
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また、特許文献2及び3にはシンクライアントから通信を介してサーバにアクセスし、サーバを遠隔操作する技術が開示されている。
また、特許文献1〜3に開示されたシステムでは、同一の情報を繰り返して利用する場合でも、その情報を利用する度にサーバにアクセスしなければならない。したがって、同一のデータを頻繁に利用する場合でも、通信に時間がかかって、結果、情報処理に時間がかかる。一般の端末装置のように、不揮発性のメモリを配置することも考えられるが、上述のように、情報漏洩の問題が発生する。
また、本発明は、シンクライアントの有する機密性と一般のクライアントが有する利便性の調和を取ることを目的とする。
サーバ装置と、
前記サーバ装置にネットワークを介して接続され、一時記憶部と、不揮発性記憶部と、前記サーバ装置からデータを受信し、受信したデータを前記一時記憶部に格納し、さらに、該一時記憶部に格納したデータの少なくとも一部を前記不揮発性記憶部に格納する処理手段と、を備える端末装置と、から構成されるネットワークシステムであって、
前記端末装置は、
前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスするために、前記サーバ装置に所定の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
前記サーバ装置から送信された認証成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶部に格納されているデータにアクセスするアクセス手段と、
無線通信により無線基地局を介して前記サーバ装置と交信する交信手段と、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段と、を備え、
前記認証要求送信手段は、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶部にデータが記憶されている場合に、前記サーバ装置に前記無線基地局を介して前記所定の認証要求を送信する、ことを特徴とする。
サーバ装置にネットワークを介して接続され、一時記憶部と、不揮発性記憶部と、前記サーバ装置からデータを受信し、受信したデータを前記一時記憶部に格納し、さらに、該一時記憶部に格納したデータの少なくとも一部を前記不揮発性記憶部に格納する処理手段、を備える端末装置と、から構成されるネットワークシステムであって、
前記端末装置は、
前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスするために、前記サーバ装置に所定の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
前記サーバ装置から送信された認証成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶部に格納されているデータにアクセスするアクセス手段と、
無線通信により無線基地局を介して前記サーバ装置と交信する交信手段と、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段と、を備え、
前記認証要求送信手段は、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶部にデータが記憶されている場合に、前記サーバ装置に前記無線基地局を介して前記所定の認証要求を送信する、ことを特徴とする。
前記サーバ装置からの認証成功の通知に応答して、前記電力レベルが前記第1のレベルから該第1のレベルより小さい第2のレベルの間は、前記不揮発性記憶部に記憶されているデータにアクセスし、
前記電力レベルが前記第2のレベル以下になった場合、前記不揮発性記憶部に記憶された所定のデータへのアクセスを停止してもよい。
前記サーバ装置は、前記端末装置から送信された更新データと更新依頼とを受信する受信手段と、受信手段で受信した更新依頼と更新データに基づいて、記憶データを更新する手段と、を備えることを特徴とする。
前記サーバ装置は、前記端末装置からの送信された更新されたデータと更新依頼とを受信する受信手段と、受信手段で受信した更新依頼と更新データに基づいて、記憶データを更新する手段と、を備えることを特徴とする。
前記端末装置の処理手段は、前記消去指示を受信し、受信した消去指示に応答して、前記一時記憶部又は前記不揮発性記憶部に記憶しているデータを消去してもよい。
前記端末装置の前記処理手段は、命令に応答して、受信したデータを前記不揮発性記憶部に記憶し、前記アクセス手段は、受信した許可データに基づいて、前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスしてもよい。
ネットワークにアクセスする手段と一時記憶手段と不揮発性記憶手段とを備えるコンピュータを、
ネットワークを介してデータを受信する手段、
受信したデータを前記一時記憶手段に格納する手段、
前記一時記憶手段に記憶されたデータを処理する処理手段、
前記不揮発性記憶手段をアクセス禁止状態に維持すると共に前記一時記憶手段に格納されているデータを前記不揮発性記憶手段に記憶させるために、所定の外部装置にネットワークを介して認証要求を送信する認証要求送信手段、
前記外部装置からの認証の成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶手段へのアクセスを一時的に許可することにより、前記一時記憶手段に記憶されているデータを前記不揮発性記憶手段に格納可能とするアクセス制御手段、
無線通信により無線基地局を介して前記所定の外部装置と交信する交信手段、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段、
として機能させ、
前記認証要求送信手段に、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶手段にデータが記憶されている場合に、前記所定の外部装置に前記無線基地局を介して前記認証要求を送信させる。
まず、本発明の実施形態1に係る携帯端末及びサーバについて、携帯端末100と携帯端末100と通信を行うメールサーバ200とを例に説明する。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113等とから構成される。
CPU111は、ROM112に格納される様々なプログラムを実行することにより、携帯端末100の動作を制御する。例えば、CPU111は、メールの送受信や保存・更新等を制御し、現在日時を計時する。CPU111が実行する処理の詳細は後述する。
ROM112は、メール送受信の制御を行うアプリケーションプログラムをはじめとする、CPU111が実行するプログラム及び実行に必要な固定データを格納する記憶素子である。
RAM113は、アプリケーションプログラムを実行する際のワークエリアとして機能し、また、ユーザが入力したデータ及びメールサーバ200から送信されたデータを一時格納する揮発性記憶素子である。
Flash ROM140に記憶されているデータへのアクセスは、携帯端末100がメールサーバ200から後述するアクセス許可を取得した場合にのみ許される。例えば、Flash ROM140は、そのチップイネーブル端子がプルダウン抵抗を介して接地されており、チップデスエーブル状態に維持されてアクセス禁止状態に維持されている。制御部110がチップイネーブル端子にハイレベル(アクティブレベル)の信号を供給することにより、チップイネーブル端子がハイレベルとなり、ハイレベルが維持されている期間のみ一時的にアクティブ状態となり、アクセス(ライトアクセス及びリードアクセス)が可能となる。
制御部210は、図2に示すように、CPU211と、RAM212とから構成される。
CPU211は、種々の演算を行い、日時を管理(計時)し、HDD230に格納される様々なプログラムを実行する。
RAM212は、アプリケーションプログラムを実行する際のワークエリア、ユーザが入力するデータ及びそれに対する応答を一時格納する揮発性記憶素子である。
また、HDD230は、携帯端末100からメールサーバ200に接続する際に用いるIDとサーバ接続用パスワードとを記憶する。
このデータ通信は、第三者によるデータの盗聴・改ざん、なりすましを防止するために、SSL(Secure Socket Layer)を用いて行う。
まず、携帯端末100がメールサーバ200から新規メールを受信して表示する処理について、図4〜図7に示すフローチャート及び図を参照して説明する。
一致しないと判別した場合(ステップS101:No)、CPU111はメール表示処理を終了する。
次いでCPU111は、プログラムに従って、認証処理(ステップS103)を開始する。
受信したIDとサーバ接続用パスワードとが、HDD230に記憶されたIDとサーバ接続用パスワードとに一致していると判別した場合(ステップS202:Yes)、CPU211は、携帯端末100を正規の端末であると認証するとともに、新着メール記憶可能容量データをRAM212に記憶する(ステップS203)。
一方、受信したIDとサーバ接続用パスワードとが、HDD230に記憶されたIDとサーバ接続用パスワードとに一致しない場合(ステップS202:No)、CPU211は、携帯端末100が正規の端末ではない、と判別する。
メールサーバ200が携帯端末100を正規の携帯端末である(認証成功)と判別した場合(ステップS110:Yes)、CPU111は新着メール受信処理(ステップS104)へと処理を進める。
一方、メールサーバ200が携帯端末100を正規の携帯端末ではない(認証失敗)と判別した場合(ステップS110:No)、CPU111は認証要求処理を終了する。
CPU211が携帯端末100の認証を完了していると判別した場合(ステップS206:Yes)、CPU211はHDD230に新着メールが記憶されているか否かを判別する(ステップS207)処理へ進む。
HDD230に新着メールデータが記憶されている場合(ステップS207:Yes)、CPU211は、新着メールデータのデータ容量が、携帯端末100のRAM113に記憶できる最大のメール保存容量より小さいか否かを判別する(ステップS208)。
一方、HDD230に新着メールが記憶されていない場合(ステップS207:No)、CPU211は新着メールがない旨を示すデータを携帯端末100に送信する(ステップS209)。
一方、HDD230に記憶された新着メールのデータ容量が携帯端末100のRAM113のに記憶できる最大の新着メール保存可能容量より大きい場合(ステップS208:No)、CPU211は携帯端末100のRAM113に記憶できる最大の新着メール保存可能容量のデータ容量内の新着メールと、その他の新着メールがある旨を示すデータとを携帯端末100に送信し(ステップS211)、新着メール送信処理を終了する。
この表示を見て、ユーザはキー入力装置130を操作して、いずれかの新着メールを指定し、あるいは、他の新着メールを受信することを指示する。CPU111は、ユーザの操作を検出する(ステップS116)。
一方、ユーザが一覧に表示された新着メールのいずれかを選択した場合(ステップS116:No)、CPU111は選択されたメールをLCD装置120に表示して(ステップS117)、処理を終了する。
設定時間以上経過していると判別した場合(ステップS118:Yes)、CPU111は、そのメール(又はメール群)とダウンロード時刻とを消去して(ステップS119)、処理を終了する。
以下、このような動作について、具体的に説明する。
指示に応答して、CPU111は、RAM113に記憶されたメールデータ(ヘッダ情報等)を読み出す(ステップS300)。CPU111は読み出したメールデータのヘッダ情報を一覧にした図8(b)に例示するような画像を生成し、LCD装置120に表示する(ステップS301)。
ユーザがキー入力装置130を操作して、メール一覧を参照して、不揮発性記憶装置であるFlash ROM140に記憶するメールを選択する。CPU111は、ユーザによるメールの選択を受け付ける(ステップS302)。
CPU111は選択されたメールのメールデータを読み出し、まず、メールデータをFlash ROM140に記憶し(ステップS303)、メールデータをFlash ROM140に記憶する有効期限を設定する(ステップS304)。
または、メールの種類ごとに時間を設定してもよい。例えば、件名に「極秘」と表記されているメールデータは0時間後(すなわち、Flash ROM140への記憶不可)に、「緊急」と表記されているメールデータは2時間後に、「重要」と表記されているメールデータは4時間後に、その他のメールデータは24時間後に消去されるように設定してもよい。
また、件名に用いられる語句と、その語句に対応する時間とは、ユーザが任意に設定してもよい。例えば、件名に「重要」と表記されているメールデータは3時間後に、「通常」と表記されているメールデータは12時間後に消去されるように設定してもよい。
アクセス許可を取得していないと判別した場合(ステップS500:No)、CPU111は、認証処理を実行する(ステップS501)。認証処理後、CPU111は、メールサーバにアクセス許可要求データを送信する(ステップS502)。
携帯端末100からのアクセス許可要求データを受信すると(ステップS600)、メールサーバ200のCPU211は、携帯端末100の認証を完了しているか否かを判別する(ステップS601)。CPU211が携帯端末100の認証を完了していないと判別した場合(ステップS601:No)、CPU211はアクセス許可処理を終了する。
認証を完了していると判別した場合(ステップS601:Yes)、CPU211は、アクセス許可データを携帯端末100に送信し(ステップS602)、処理を終了する。
その後、CPU111はFlash ROM140に記憶されているメールデータにアクセスし(ステップS506)、表示処理等を行うメールデータをRAM113にコピーし(ステップS507)、RAM113上で、必要に応じてメール表示処理等を実行する。
または、メールの種類ごとに設定してもよい。例えば、件名に「極秘」と表記されているメールデータは0分後(つまり、常にアクセス不可)に、「緊急」と表記されているメールデータは5分後に、「重要」と表記されているメールデータは1時間後にアクセス不可となり、その他のメールデータはメールデータが消去されるまでアクセス可能となるように設定してもよい。
また、件名に用いられる語句と、その語句に対応する時間とは、ユーザが任意に設定してもよい。例えば、件名に「重要」と表記されているメールデータは3時間後に、「通常」と表記されているメールデータは12時間後にアクセス不可となるように設定してもよい。
また、アクセス許可を取得してから一定時間が経過すると、Flash ROM140へのアクセスを禁止するので、情報の漏洩を予防することができる。
したがって、メールサーバ200との通信時間が省略されるので、ユーザが閲覧を要求する場合などに、LCD装置120への表示が速やかに行われる。
CPU111は、信号を取得すると、Flash ROM140へのアクセス許可をすでに取得しているか否かを判別する(ステップS701)とともに、Flash ROM140にデータが記憶されているか否かを判別する。すでに取得していた場合(ステップS701:Yes)、CPU111は、アクセス許可取得処理2を終了する。
アクセス許可を取得せず、Flash ROM140にデータが記憶されていると判別した場合(ステップS701:No)、CPU111は、アクセス許可取得処理1を実行し、メールサーバ200からアクセス許可を取得する(ステップS702)。このとき、CPU111は、図10(b)に一例を示すように、LCD装置120にアクセス許可を取得中である旨を表示する。
これにより、たとえ携帯端末100とメールサーバ200との通信が不可能になる場合でも、ユーザはFlash ROM140に記憶されているデータの閲覧等をすることができる。
本実施形態の携帯端末100は、メールを受信・記憶・表示するだけに限らず、種々の機能を実現することができる。
その一例として、携帯端末100のFlash ROM140に記憶されたメールデータを消去する方法として、ユーザが他の外部装置、例えばPC(Peasonal Computer)、を用いてメールサーバ200にアクセスし、メールサーバ200を介して、携帯端末1のFlash ROM140に記憶されたデータを消去する方法がある。
具体的には、図11のフローチャートに示すように、他の外部装置からのアクセスに応答して、メールサーバ200のCPU211が携帯端末100のFlash ROM140に記憶されているデータを消去するように要求するデータ消去要求処理を実行して、携帯端末100のCPU111がデータ消去処理を実行する。
データを消去する旨を受け付けた場合(ステップS1002:Yes)、CPU211は、携帯端末100にデータ消去命令データを送信する(ステップS1003)。
次に、CPU111は、Flash ROM140にアクセスし(ステップS903)、Flash ROM140に記憶されたメールデータ及びID・サーバ接続用パスワード等全てを消去して(ステップS904)、処理を終了する。
これにより、携帯端末100に記憶されている情報が漏洩するのを予防することができる。
また、たとえ携帯端末100と携帯電話基地局310との通信が不可能な場合でも、データ消去日時を経過していれば、メールアプリケーション起動のロックと、Flash ROM140に記憶されているデータへのアクセス許可の取り消しと、データの消去が自動で実行される。したがって、たとえ携帯端末100とメールサーバ200との通信が不可能な場合でも、携帯端末100からの情報漏洩を予防することができる。
また、一例として、次に、メールサーバ200からアドレス帳データを取得し、取得したデータを携帯端末100のRAM113上で編集し、サーバ200にアップロードする処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
この処理では、携帯端末100のCPU111はアドレス帳データ編集処理を実行し、メールサーバ200のCPU211はアドレス帳データ送受信処理を実行する。
操作情報を検出すると、CPU111は、メールサーバ200のHDD230に記憶されているアドレス帳データを取得するために、認証処理を実行する(ステップS1100)。
認証処理後、CPU111はアドレス帳データ取得要求データをメールサーバ200に送信する(ステップS1101)。
CPU211は、アドレス帳データ取得要求データを受信すると、携帯端末100は認証を完了しているか否かを判別する(ステップS1201)。携帯端末100の認証が未完了であると判別した場合(ステップS1201:No)、CPU211は、アドレス帳データ送受信処理を終了する。
認証をすでに完了していると判別した場合(ステップS1201:Yes)、CPU211は、HDD230に記憶されているアドレス帳データを読み出し、携帯端末100に送信する(ステップS1202)。
CPU111は、RAM113に記憶されたアドレス帳データをLCD装置120に表示するために画像に変換し、表示する(ステップS1104)。
ユーザは、キーパッド130を操作してアドレス帳データを編集し、CPU111は、編集済みアドレス帳データをRAM113に記憶する(ステップS1105)。
通信可能であると判別する場合(ステップS1106:Yes)、CPU111は、メールサーバ200に編集済みアドレス帳データとメールサーバ200のHDD230に記憶されているアドレス帳データの更新を依頼する更新依頼とを送信する(ステップS1107)。そして、CPU111は、RAM113に記憶されている編集済みアドレス帳データを消去し(ステップS1109)、処理を終了する。
一方、通信不可能であると判別した場合(ステップS1106:No)、CPU111は、編集済みアドレス帳データと更新依頼とをメールサーバ200に送信することが不可能である旨をLCD装置120に表示する(ステップS1108)。そして、CPU111は、RAM113に記憶された編集済みアドレス帳データを消去し(ステップS1109)、処理を終了する。
CPU111は、電波強度検出器150によって電波強度が所定の強度より小さいと検出されると、サーバ200にアクセス許可取得要求データを送信する。CPU111は、アクセス許可を取得すると、通信不能となっても所定のデータへのアクセスが可能となる。
ユーザがキー入力装置130を操作して、その操作情報に基づいて、CPU111は、Flash ROM140に記憶されているデータを選択し、RAM113にコピーする。
ユーザが入力装置130を操作して、RAM113にコピーされたデータを編集する。CPU111は、Flash ROM140のデータを編集済みデータに更新する。
電波強度検出部150が再び通信可能な電波強度に回復したことを検出すると、CPU111は認証処理及びアクセス許可取得処理を実行する。アクセス許可を取得後、CPU111は、Flash ROM140に更新データがあるか否かを判別する。 更新データがあると判別した場合、CPU111は、Flash ROM140に記憶されている更新データと更新依頼とをメールサーバ200に送信する。メールサーバ200のCPU211は、更新データと更新依頼とを受信すると、受信した更新データを更新依頼に従ってHDD230に記憶されているデータを更新する。
第1から第3までの本発明の実施の形態に加えて、メールサーバ200が新着メールを受信すると、その新着メールのデータを携帯端末100へと送信する機能を追加する。以下、この機能を備えた本発明の実施の形態について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
メールサーバ200がインターネット網340との通信により上述のIPアドレス宛の新着メールを受信する(ステップS1400)。受信後、CPU211は、HDD230から携帯端末100のIPアドレスを読み出す(ステップS1401)。CPU211は、新着メールとFlash ROM140へのアクセス許可をIPアドレスに送信し(ステップS1402)、処理を終了する。
CPU111は、受信した新着メールデータをRAM113に記憶して、新着メールデータをFlash ROM140に書き込むか否かを判別する(ステップS1301)。判別の判断基準は、例えば、新着メールの件名に「極秘」と表記されている場合、Flash ROM140に書き込まず、新着メールの件名に「通常」と表記されている場合、Flash ROM140に書き込み可とする。この判断基準はユーザが任意に設定してもよい。
CPU111が書き込み可と判別した場合(ステップS1301:Yes)、CPU111はFlash ROM140に新着メールデータと、アクセス許可データとを書き込む(ステップS1302)。
一方、書き込み不可と判別した場合(ステップS1302:No)、CPU111は、Flash ROM140に新着メールデータ等を書き込まない。
その後、Flash ROM140に書き込む場合でも、書き込まない場合でも、CPU111は新着メールがある旨を表示するアイコンを含む画像を生成し、LCD120に表示し(ステップS1303)、処理を終了する。
携帯端末100の構成に加えて、図14に示すように、携帯端末400に携帯端末100の構成に加えて近距離非接触通信機能付きICカード180を備える。このICカード180が駅の自動改札機などの外部装置と通信を行った際に、ICカード180の通信をトリガとして携帯端末100が新着メールを受信する処理について、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
CPU111は、メールアプリケーションを起動すると、認証処理(ステップS1502)と、新着メール受信処理(ステップS1503)とを実行する。
メールサーバ200が新着メールを受信していれば、CPU111はメールサーバ200から新着メールのメールデータを受信する。さらに、新着メールデータを携帯端末400のFlash ROM140に記憶する許可が得られていれば、CPU111は、Flash ROM140にメールデータをFlash ROM140に記憶し、当該メールデータを記憶する有効期限を設定する。
次に、CPU111は、Flash ROM140に記憶した新着メールデータへのアクセス許可取得要求データをメールサーバ200に送信して、メールサーバ200からアクセス許可を受信し(ステップS1504)、メールアプリケーションを終了する。
Flash ROM140に新着メールデータが記憶されている場合、CPU111はFlash ROM140に記憶された新着メール又はその一覧をLCD装置120に表示する。
アクセス許可も同時に取得しているので、ユーザはすぐにメールチェックをすることができる。したがって、図16(c)に示すように、駅のホームでメールチェックをする際に、メールサーバ200との通信をする手間を省くことができる。
Claims (11)
- サーバ装置と、
前記サーバ装置にネットワークを介して接続され、一時記憶部と、不揮発性記憶部と、前記サーバ装置からデータを受信し、受信したデータを前記一時記憶部に格納し、さらに、該一時記憶部に格納したデータの少なくとも一部を前記不揮発性記憶部に格納する処理手段と、を備える端末装置と、から構成されるネットワークシステムであって、
前記端末装置は、
前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスするために、前記サーバ装置に所定の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
前記サーバ装置から送信された認証成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶部に格納されているデータにアクセスするアクセス手段と、
無線通信により無線基地局を介して前記サーバ装置と交信する交信手段と、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段と、を備え、
前記認証要求送信手段は、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶部にデータが記憶されている場合に、前記サーバ装置に前記無線基地局を介して前記所定の認証要求を送信する、
ことを特徴とするネットワークシステム。 - サーバ装置にネットワークを介して接続され、一時記憶部と、不揮発性記憶部と、前記サーバ装置からデータを受信し、受信したデータを前記一時記憶部に格納し、さらに、該一時記憶部に格納したデータの少なくとも一部を前記不揮発性記憶部に格納する処理手段、を備える端末装置と、から構成されるネットワークシステムであって、
前記端末装置は、
前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスするために、前記サーバ装置に所定の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
前記サーバ装置から送信された認証成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶部に格納されているデータにアクセスするアクセス手段と、
無線通信により無線基地局を介して前記サーバ装置と交信する交信手段と、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段と、を備え、
前記認証要求送信手段は、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶部にデータが記憶されている場合に、前記サーバ装置に前記無線基地局を介して前記所定の認証要求を送信する、
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 前記アクセス手段は、前記不揮発性記憶部に格納されているデータを前記一時記憶部に記憶させ、該一時記憶部に記憶されたデータにアクセスする、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークシステム。 - 前記処理手段は、前記サーバ装置から受信したデータに有効期限を設定する手段と、前記一時記憶部と前記不揮発性記憶部との少なくとも一方に格納されているデータについて、有効期限を経過したか否かを判別し、有効期限を経過しているデータを消去する手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - 前記アクセス手段は、前記認証成功の通知を受信したのち、所定の有効期間内だけ、前記不揮発性記憶部に格納された該当データにアクセスする、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - 前記アクセス手段は、
前記サーバ装置からの認証成功の通知に応答して、前記電力レベルが前記第1のレベルから該第1のレベルより小さい第2のレベルの間は、前記不揮発性記憶部に記憶されているデータにアクセスし、
前記電力レベルが前記第2のレベル以下になった場合、前記不揮発性記憶部に記憶された所定のデータへのアクセスを停止する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - 前記端末装置は、前記一時記憶部に記憶されているデータを更新する更新手段と、更新データと更新依頼とを前記サーバ装置に送信する手段と、を備え、
前記サーバ装置は、前記端末装置から送信された更新データと更新依頼とを受信する受信手段と、受信手段で受信した更新依頼と更新データに基づいて、記憶データを更新する手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - 前記端末装置は、前記一時記憶部又は前記不揮発性記憶部に記憶されているデータを更新するデータ更新手段と、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第3のレベル以下から該第3のレベル以上に遷移したと判別され、且つ、データ更新手段により更新されたデータが存在する場合に、前記サーバ装置の記憶データを更新することを要求する更新要求とを送信する手段と、を備え、
前記サーバ装置は、前記端末装置からの送信された更新されたデータと更新依頼とを受信する受信手段と、受信手段で受信した更新依頼と更新データに基づいて、記憶データを更新する手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - 前記サーバ装置は、外部装置からのアクセスに応答して、アクセス元を認証し、認証に成功した場合には、認証したアクセス元に対応する端末装置に、記憶データの消去を指示する消去指示を送信する手段を備え、
前記端末装置の処理手段は、前記消去指示を受信し、受信した消去指示に応答して、前記一時記憶部又は前記不揮発性記憶部に記憶しているデータを消去する、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - 前記サーバ装置は、宛先が付されたデータを受信した場合に、宛先に対応する端末装置に、受信したデータと前記不揮発性記憶部に書き込むことを指示する命令と該不揮発性記憶部へのアクセスを許可する許可データとを送信する手段と、を備え、
前記端末装置の前記処理手段は、命令に応答して、受信したデータを前記不揮発性記憶部に記憶し、前記アクセス手段は、受信した許可データに基づいて、前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスする、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - ネットワークにアクセスする手段と一時記憶手段と不揮発性記憶手段とを備えるコンピュータを、
ネットワークを介してデータを受信する手段、
受信したデータを前記一時記憶手段に格納する手段、
前記一時記憶手段に記憶されたデータを処理する処理手段、
前記不揮発性記憶手段をアクセス禁止状態に維持すると共に前記一時記憶手段に格納されているデータを前記不揮発性記憶手段に記憶させるために、所定の外部装置にネットワークを介して認証要求を送信する認証要求送信手段、
前記外部装置からの認証の成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶手段へのアクセスを一時的に許可することにより、前記一時記憶手段に記憶されているデータを前記不揮発性記憶手段に格納可能とするアクセス制御手段、
無線通信により無線基地局を介して前記所定の外部装置と交信する交信手段、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段、
として機能させ、
前記認証要求送信手段に、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶手段にデータが記憶されている場合に、前記所定の外部装置に前記無線基地局を介して前記認証要求を送信させるプログラム。
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