JP5158590B2 - ネットワークシステム及びプログラム - Google Patents

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本発明はネットワークシステム及びプログラムに関する。
紛失した際に記憶している情報の漏洩を防止するために、不揮発性記憶装置を備えず、データは全てサーバに記憶するタイプのシンクライアントと呼ばれる端末が開発されている。
この種のサーバ及び端末の一例が特許文献1〜3に開示されている。特許文献1のシステムでは、スタンドアロン型アプリケーションソフトが組み込まれているホストコンピュータが情報を処理し、端末は不揮発性メモリを備えず、入力情報の送信及びホストコンピュータが処理した情報を表示又は印刷する。
また、特許文献2及び3にはシンクライアントから通信を介してサーバにアクセスし、サーバを遠隔操作する技術が開示されている。
特開平10−171739号公報 特開2000−347809号公報 特開2001−325220号公報
しかし、特許文献1〜3に開示されたシステムでは、ホストコンピュータ又はサーバとシンクライアント(ノートパソコン)との通信が切断されると、シンクライアントがメモリを備えていないため、情報に一切アクセスすることができなくなり、情報を処理することが不可能になる。
また、特許文献1〜3に開示されたシステムでは、同一の情報を繰り返して利用する場合でも、その情報を利用する度にサーバにアクセスしなければならない。したがって、同一のデータを頻繁に利用する場合でも、通信に時間がかかって、結果、情報処理に時間がかかる。一般の端末装置のように、不揮発性のメモリを配置することも考えられるが、上述のように、情報漏洩の問題が発生する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、頻繁にアクセスする情報の取得に時間がかからず、サーバとの通信が不可能な状態でも情報を端末において利用することが可能であり、且つ、端末からの情報漏洩が起こりにくいネットワークシステムの提供を目的とする。
また、本発明は、シンクライアントの有する機密性と一般のクライアントが有する利便性の調和を取ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るネットワークシステムは、
サーバ装置と、
前記サーバ装置にネットワークを介して接続され、一時記憶部と、不揮発性記憶部と、前記サーバ装置からデータを受信し、受信したデータを前記一時記憶部に格納し、さらに、該一時記憶部に格納したデータの少なくとも一部を前記不揮発性記憶部に格納する処理手段と、を備える端末装置と、から構成されるネットワークシステムであって、
前記端末装置は、
前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスするために、前記サーバ装置に所定の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
前記サーバ装置から送信された認証成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶部に格納されているデータにアクセスするアクセス手段と、
無線通信により無線基地局を介して前記サーバ装置と交信する交信手段と、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段と、を備え、
前記認証要求送信手段は、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶部にデータが記憶されている場合に、前記サーバ装置に前記無線基地局を介して前記所定の認証要求を送信する、ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係るネットワークシステムは、
サーバ装置にネットワークを介して接続され、一時記憶部と、不揮発性記憶部と、前記サーバ装置からデータを受信し、受信したデータを前記一時記憶部に格納し、さらに、該一時記憶部に格納したデータの少なくとも一部を前記不揮発性記憶部に格納する処理手段、を備える端末装置と、から構成されるネットワークシステムであって、
前記端末装置は、
前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスするために、前記サーバ装置に所定の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
前記サーバ装置から送信された認証成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶部に格納されているデータにアクセスするアクセス手段と、
無線通信により無線基地局を介して前記サーバ装置と交信する交信手段と、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段と、を備え、
前記認証要求送信手段は、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶部にデータが記憶されている場合に、前記サーバ装置に前記無線基地局を介して前記所定の認証要求を送信する、ことを特徴とする。
例えば、前記アクセス手段は、前記不揮発性記憶部に格納されているデータを前記一時記憶部に記憶させ、該一時記憶部に記憶されたデータにアクセスしてもよい。
例えば、前記処理手段は、前記サーバ装置から受信したデータに有効期限を設定する手段と、前記一時記憶部と前記不揮発性記憶部との少なくとも一方に格納されているデータについて、有効期限を経過したか否かを判別し、有効期限を経過しているデータを消去する手段と、を備えることを特徴とする。
例えば、前記アクセス手段は、前記認証成功の通知を受信したのち、所定の有効期間内だけ、前記不揮発性記憶部に格納された該当データをアクセスしてもよい。
例えば、前記アクセス手段は、
前記サーバ装置からの認証成功の通知に応答して、前記電力レベル前記第1のレベルから第1のレベルより小さい第2のレベルの間は、前記不揮発性記憶部に記憶されているデータにアクセスし、
前記電力レベルが前記第2のレベル以下になった場合、前記不揮発性記憶部に記憶された所定のデータへのアクセスを停止してもよい。
例えば、前記端末装置は、前記一時記憶部に記憶されているデータを更新する更新手段と、更新データと更新依頼とを前記サーバ装置に送信する手段と、を備え、
前記サーバ装置は、前記端末装置から送信された更新データと更新依頼とを受信する受信手段と、受信手段で受信した更新依頼と更新データに基づいて、記憶データを更新する手段と、を備えることを特徴とする。
例えば、前記端末装置は、前記一時記憶部又は前記不揮発性記憶に記憶されているデータを更新するデータ更新手段と、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第3のレベル以下から第3のレベル以上に遷移したと判別され、且つ、データ更新手段により更新されたデータが存在する場合に、前記サーバ装置の記憶データを更新することを要求する更新要求とを送信する手段と、を備え、
前記サーバ装置は、前記端末装置からの送信された更新されたデータと更新依頼とを受信する受信手段と、受信手段で受信した更新依頼と更新データに基づいて、記憶データを更新する手段と、を備えることを特徴とする。
例えば、前記サーバ装置は、外部装置からのアクセスに応答して、アクセス元を認証し、認証に成功した場合には、認証したアクセス元に対応する端末装置に、記憶データの消去を指示する消去指示を送信する手段を備え、
前記端末装置の処理手段は、前記消去指示を受信し、受信した消去指示に応答して、前記一時記憶部又は前記不揮発性記憶部に記憶しているデータを消去してもよい。
例えば、前記サーバ装置は、宛先が付されたデータを受信した場合に、宛先に対応する端末装置に、受信したデータと前記不揮発性記憶部に書き込むことを指示する命令と不揮発性記憶部へのアクセスを許可する許可データとを送信する手段と、を備え、
前記端末装置の前記処理手段は、命令に応答して、受信したデータを前記不揮発性記憶部に記憶し、前記アクセス手段は、受信した許可データに基づいて、前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスしてもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
ネットワークにアクセスする手段と一時記憶手段と不揮発性記憶手段とを備えるコンピュータを、
ネットワークを介してデータを受信する手段、
受信したデータを前記一時記憶手段に格納する手段、
前記一時記憶手段に記憶されたデータを処理する処理手段、
前記不揮発性記憶手段をアクセス禁止状態に維持すると共に前記一時記憶手段に格納されているデータを前記不揮発性記憶手段に記憶させるために、所定の外部装置にネットワークを介して認証要求を送信する認証要求送信手段、
前記外部装置からの認証の成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶手段へのアクセスを一時的に許可することにより、前記一時記憶手段に記憶されているデータを前記不揮発性記憶手段に格納可能とするアクセス制御手段、
無線通信により無線基地局を介して前記所定の外部装置と交信する交信手段、
前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段、
として機能させ
前記認証要求送信手段に、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶手段にデータが記憶されている場合に、前記所定の外部装置に前記無線基地局を介して前記認証要求を送信させる。
以下、本発明の実施の形態に係る携帯端末及びサーバについて、図1〜図16を参照して説明する。なお、図1〜図16において、同一部材には同一の符号を付す。
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態1に係る携帯端末及びサーバについて、携帯端末100と携帯端末100と通信を行うメールサーバ200とを例に説明する。
本実施形態に係る携帯端末100は、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)といった携帯型(小型・軽量で可搬可能)の移動通信用の端末装置であって、基地局を介して無線通話を可能にする機能(無線通話機能)や、メールの送受信機能を備える。
携帯端末100は、図1に示すように、制御部110と、LCD(Liquid Crystal Display)装置120と、キー入力装置130と、Flash ROM140と、電波強度検出部150と、端末無線通信装置160と、これらを接続するシステムバス170と、を備える。
制御部110は、電話通信やメールの送受信を制御する機能ブロックである。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113等とから構成される。
CPU111は、ROM112に格納される様々なプログラムを実行することにより、携帯端末100の動作を制御する。例えば、CPU111は、メールの送受信や保存・更新等を制御し、現在日時を計時する。CPU111が実行する処理の詳細は後述する。
ROM112は、メール送受信の制御を行うアプリケーションプログラムをはじめとする、CPU111が実行するプログラム及び実行に必要な固定データを格納する記憶素子である。
RAM113は、アプリケーションプログラムを実行する際のワークエリアとして機能し、また、ユーザが入力したデータ及びメールサーバ200から送信されたデータを一時格納する揮発性記憶素子である。
図1のLCD装置120は、制御部110がアプリケーションプログラムを実行して生成した画像及びユーザがキー入力装置130を操作して入力したデータに対するメールサーバ200からの応答等を表示する。
キー入力装置130は、例えば、十字カーソルキーや、数字及び文字を入力するための英数字キー、機能などを指定するためのキー等を備える。ユーザは、キー入力装置130を操作して、種々のデータや指示を携帯端末100に入力する。
Flash ROM140は、フラッシュメモリから構成され、メールサーバ200からの応答や種々のデータを記憶する不揮発性記憶素子である。Flash ROM140は、メールサーバ200に接続する際に使用するIDとサーバ接続用パスワードを格納する。
Flash ROM140に記憶されているデータへのアクセスは、携帯端末100がメールサーバ200から後述するアクセス許可を取得した場合にのみ許される。例えば、Flash ROM140は、そのチップイネーブル端子がプルダウン抵抗を介して接地されており、チップデスエーブル状態に維持されてアクセス禁止状態に維持されている。制御部110がチップイネーブル端子にハイレベル(アクティブレベル)の信号を供給することにより、チップイネーブル端子がハイレベルとなり、ハイレベルが維持されている期間のみ一時的にアクティブ状態となり、アクセス(ライトアクセス及びリードアクセス)が可能となる。
電波強度検出部150は、無線通信により携帯電話基地局310を介してメールサーバ200と交信して携帯電話基地局310から送信された無線信号の電力レベルを判別する。
端末無線通信装置160は、図3に示すように、携帯電話基地局310に接続して、携帯電話通信網320と、ゲートウェイ330と、インターネット網340とを介してメールサーバ200との通信を行う。
メールサーバ200は、図2に示すように、制御部210と、LCD(Liquid Crystal Display)装置210と、HDD(Hard Disk Drive)230と、キーボード240と、マウス250と、LAN(Local Area Network)260と、システムバス270と、を備える。
制御部210は、携帯端末100とのメールの送受信を制御する機能ブロックである。
制御部210は、図2に示すように、CPU211と、RAM212とから構成される。
CPU211は、種々の演算を行い、日時を管理(計時)し、HDD230に格納される様々なプログラムを実行する。
RAM212は、アプリケーションプログラムを実行する際のワークエリア、ユーザが入力するデータ及びそれに対する応答を一時格納する揮発性記憶素子である。
LCD装置220は、制御部210がアプリケーションプログラムを実行して生成した画像やメールサーバ200の管理画像を表示する。
HDD230は、メールサーバ200でのメールの管理に使用するアプリケーションプログラムを記憶する。また、HDD230は、いわゆるメールボックスとして機能し、メールアドレス別にメールデータを記憶する不揮発性記憶素子である。
また、HDD230は、携帯端末100からメールサーバ200に接続する際に用いるIDとサーバ接続用パスワードとを記憶する。
キーボード240とマウス250とは、メールサーバ200の管理に用いるアプリケーションに管理用の入力を行う際に用いるインターフェース装置である。
LAN(通信装置)260は、図3に示すように、インターネット網340と接続してユーザ宛のメールを受信し、又は、インターネット網340と接続して携帯端末100とデータ通信を行う通信装置である。
携帯端末100がメールサーバ200との間でデータ通信を行う場合、携帯端末100は、まず、端末無線通信装置160を介して携帯電話基地局310に接続する。次に、携帯電話基地局310が携帯電話網320に接続する。続いて、インターネット網340との通信を可能にするために、携帯電話網320がゲートウェイ330に接続する。ゲートウェイ330は携帯電話網320の通信プロトコルをインターネット網340のプロトコルに変換して、インターネット網340に接続する。そして、インターネット網340がメールサーバ200に接続し、携帯端末100とメールサーバ200とが通信可能になる。
このデータ通信は、第三者によるデータの盗聴・改ざん、なりすましを防止するために、SSL(Secure Socket Layer)を用いて行う。
上記構成を備える携帯端末100は、メールサーバ200に接続し、携帯端末100のユーザ宛のメールを受信して、RAM113に格納してLCD装置120に表示させるシンクライアント的な機能と、RAM113に格納したメールのうちで特定のメールのみをFlash ROM140に格納して再利用に供する特徴的な機能とを備える。ただし、情報の漏洩に備えて、Flash ROM140に格納したメールへのアクセスにはサーバ200からの認証を必要として、さらに、各データに寿命を設定して適宜消去して、情報漏洩に備えている。
以下、このような機能を有する携帯端末100とメールサーバ200の動作を順次説明する。
まず、携帯端末100がメールサーバ200から新規メールを受信して表示する処理について、図4〜図7に示すフローチャート及び図を参照して説明する。
携帯端末100のメールアプリケーションを起動する場合には、ユーザは、図示せぬメニュー画面上でメールアプリケーションを選択する。CPU111は、この選択に応答して、図4のフローチャートに示すメール表示処理を開始する。処理を開始すると、CPU111は、まず、アプリ起動用の起動パスワードの入力要求をLCD装置120に表示させる(ステップS100)。携帯端末100のユーザはキー入力装置130を操作して、起動パスワードを入力する(ステップS100)。起動パスワードは、予めFlash ROM140に記憶されている。
CPU111は、ユーザが入力したパスワードとFlash ROM140に記憶されているパスワードとが一致するか否かを判別する(ステップS101)。
一致しないと判別した場合(ステップS101:No)、CPU111はメール表示処理を終了する。
パスワードが一致すると判別した場合(ステップS101:Yes)、CPU111は、ROM112に格納されているメールアプリケーションプログラムを起動開始する(ステップS102)。
次いでCPU111は、プログラムに従って、認証処理(ステップS103)を開始する。
認証処理(ステップS103)では、図5にフローチャートを示すように、携帯端末100の制御部110は認証要求処理を実行し、メールサーバ200の制御部210は認証処理を実行する。
CPU111は、RAM113の空き容量を算出し、RAM113に記憶できる新着メールの最大容量を示す新着メール記憶可能容量データを作成する(ステップS107)。制御部110は、新着メール記憶可能容量データと、Flash ROM140に記憶されたID及びサーバ接続用パスワードと、を認証要求データとして携帯端末無線通信装置120に送信する。携帯端末無線通信装置120は、認証要求データをメールサーバ200に送信する(ステップS108)。
メールサーバ200のCPU211は、LAN260が送信された認証要求データを受信すると、CPU211に供給する(ステップS200)。(ステップS200)。CPU211は、HDD230からIDとサーバ接続用パスワードとを読み出す(ステップS201)。CPU211は、受信したIDとサーバ接続用パスワードとが、HDD230に記憶されたIDとサーバ接続用パスワードとに一致するか否かを判別する(ステップS202)。
受信したIDとサーバ接続用パスワードとが、HDD230に記憶されたIDとサーバ接続用パスワードとに一致していると判別した場合(ステップS202:Yes)、CPU211は、携帯端末100を正規の端末であると認証するとともに、新着メール記憶可能容量データをRAM212に記憶する(ステップS203)。
一方、受信したIDとサーバ接続用パスワードとが、HDD230に記憶されたIDとサーバ接続用パスワードとに一致しない場合(ステップS202:No)、CPU211は、携帯端末100が正規の端末ではない、と判別する。
CPU211は、携帯端末100が正規の端末である(認証成功)こと、又は、正規の端末ではない(認証失敗)ことを示す認証結果データを携帯端末100に送信し(ステップS204)、認証処理を終了する。
携帯端末100のCPU111は、端末無線通信装置160が受信した認証結果データに基づいて、メールサーバ200が認証に成功したか否かを判別する(ステップS110)。
メールサーバ200が携帯端末100を正規の携帯端末である(認証成功)と判別した場合(ステップS110:Yes)、CPU111は新着メール受信処理(ステップS104)へと処理を進める。
一方、メールサーバ200が携帯端末100を正規の携帯端末ではない(認証失敗)と判別した場合(ステップS110:No)、CPU111は認証要求処理を終了する。
新着メール受信処理(ステップS104)では、図6にフローチャートを示すように、携帯端末100の制御部110は新着メール受信処理を実行し、メールサーバ200の制御部210は新着メール送信処理を実行する。
携帯端末100のCPU111は、携帯端末100のIDと新着メールを要求するデータとを含む新着メール取得要求データを端末無線通信装置160に送信する。端末無線通信装置160は、受信した新着メール取得要求データをメールサーバ200に送信する。
メールサーバ200のLAN260が携帯端末100から送信された新着メール取得要求データを受信すると、CPU211は受信した新着メール取得要求データをRAM212に記憶する(ステップS205)。
CPU211は、RAM212に記憶された新着メール取得要求データに含まれる携帯端末のIDを読み出し、携帯端末100が認証を完了しているか否かを判別する(ステップS206)。CPU211が携帯端末100の認証を完了していないと判別した場合(ステップS206:No)、新着メール送信処理を終了する。
CPU211が携帯端末100の認証を完了していると判別した場合(ステップS206:Yes)、CPU211はHDD230に新着メールが記憶されているか否かを判別する(ステップS207)処理へ進む。
携帯端末100の認証が完了していると、CPU211はHDD230に新着メールデータが記憶されているか否かを判別する(ステップS207)。
HDD230に新着メールデータが記憶されている場合(ステップS207:Yes)、CPU211は、新着メールデータのデータ容量が、携帯端末100のRAM113に記憶できる最大のメール保存容量より小さいか否かを判別する(ステップS208)。
一方、HDD230に新着メールが記憶されていない場合(ステップS207:No)、CPU211は新着メールがない旨を示すデータを携帯端末100に送信する(ステップS209)。
HDD230に新着メールが記憶されており、記憶された新着メールのデータ容量が携帯端末100のRAM113に記憶できる最大の新着メール保存容量より小さい場合(ステップS208:Yes)、CPU211はLAN260を介して全ての新着メールを携帯端末100に送信し(ステップS210)、新着メール送信処理を終了する。
一方、HDD230に記憶された新着メールのデータ容量が携帯端末100のRAM113のに記憶できる最大の新着メール保存可能容量より大きい場合(ステップS208:No)、CPU211は携帯端末100のRAM113に記憶できる最大の新着メール保存可能容量のデータ容量内の新着メールと、その他の新着メールがある旨を示すデータとを携帯端末100に送信し(ステップS211)、新着メール送信処理を終了する。
メールサーバ200からのデータを受信すると、CPU111は、受信したデータに基づいて、新着メールがあるか否かを判別する(ステップS112)。CPU111が新着メールがないと判別した場合(ステップS112:No)、CPU111は、新着メール受信処理を終了する。
新着メールがあると判別した場合(ステップS112:Yes)、CPU111は、新着メールデータを受信し(ダウンロードし)(ステップS113)、新着メールデータをメールサーバ200から受信した日時を示す日時データと対応付けてRAM113に記憶する(ステップS114)。CPU111は、新着メールデータと対応付けて記憶した日時データに基づいて、新着メールデータを記憶する有効期限を各新着メールデータに設定する。新着メールデータをRAM113に記憶すると、次に、CPU111は、RAM113に記憶された新着メールを表示するために、新着メール表示処理(ステップS105)へ処理を進める。
CPU111は、新着メール表示処理(ステップS105)では、図7(a)にフローチャートを示すように、RAM113に記憶されている新着メール及び/又はメールサーバ200のHDD230に格納されている他の新着メールが残っていることを示す項目を、携帯端末100のLCD装置120に表示する。
CPU111は、図7(b)に一例を示すように、LCD装置120に新着メールの一覧を表示する(ステップS115)。この一覧には、他の新着メールを受信することを指示する項目も含まれている。
この表示を見て、ユーザはキー入力装置130を操作して、いずれかの新着メールを指定し、あるいは、他の新着メールを受信することを指示する。CPU111は、ユーザの操作を検出する(ステップS116)。
ユーザが、一覧に表示されていない他の新着メールを受信することを選択した場合、CPU111は、ステップS116でYesと判別し、CPU111はメールサーバ200に要求し、HDD230に記憶されている他の新着メールを受信する(ステップS113)を開始する。
一方、ユーザが一覧に表示された新着メールのいずれかを選択した場合(ステップS116:No)、CPU111は選択されたメールをLCD装置120に表示して(ステップS117)、処理を終了する。
CPU111は、一定周期は、キー入力装置の操作の有無を判別する処理を実行し、無入力の状態の継続時間を測定する。ユーザが、新着メールをLCD装置120に表示してから一定時間入力を行わないと、CPU111は、この入力状態を検出し、メールアプリケーションを終了する。このとき、CPU111は、RAM113に格納されているメールデータを消去する。この一定時間は、例えば、5分間とするが、ユーザが任意の時間を設定することができる。
これまでに述べたメール表示処理は、携帯端末100がメールサーバ200から新着メールを受信し、LCD装置120に表示する処理である。この処理を、例えば、メールサーバ200から以前受信したが消去してしまったメールをHDD240上で検索する場合にも適用することができる。この場合、新着メール受信処理で携帯端末100がメールサーバ200に新着メール取得要求データを送信する替わりに、HDD240に格納されているメールを検索するメール検索要求データを検索条件データとともに送信すればよい。
また、CPU111は、受信したメールデータをRAM113に記憶するときに、メールデータに含まれる情報に基づいて、メールデータをRAM113又はFlash ROM140のいずれか一方に記憶するメールデータが有効期限を設定する。そして、CPU111は、設定した有効期限を経過したか否かを判別し、有効期限を経過したていると判別したメールデータをRAM113又はFlash ROM140から消去する。このようなメールデータを消去する処理について、図7(c)に示すフローチャートを参照して説明する。
CPU111は、周期的に、RAM113に記憶されているメールのダウンロード時間と自らがカウントしている現在日時とを比較し、ダウンロード時間から予め設定されている時間、例えば、30分以上経過しているか否かを判別する(ステップS118)。設定時間以上経過していないと判別した場合(ステップS118:No)、CPU111は、処理を終了する。一定時間は30分とするが、ユーザが任意に設定することができる。
設定時間以上経過していると判別した場合(ステップS118:Yes)、CPU111は、そのメール(又はメール群)とダウンロード時刻とを消去して(ステップS119)、処理を終了する。
また、ユーザがキー入力装置130を操作して起動しているメールアプリケーションを終了した場合、CPU111はRAM113に記憶された新着メールデータを消去する。例えば、CPU111は、キー入力装置上の「終了」ボタンの操作に応答して、RAM113の記憶メールを消去する。上記の一定時間は30分とするが、ユーザが任意に設定することができる。
以上の処理では、携帯端末100の不揮発性記憶装置であるFlash ROM140に新着メールが記憶されることはない。また、CPU111は、メールアプリケーションを終了しているか、又は、携帯端末100が新着メールを受信してから一定時間経過していれば、RAM113の記憶メールを消去する。したがって、携帯端末100を紛失したとしても、携帯端末100からデータが漏洩する虞がない。
次に、RAM113に記憶されているメールをFlash ROM140に記憶して、利用することも可能である。ただし、端末100を紛失した場合に、Flash ROM140に記憶されているデータが漏洩する虞がある。これを防止するため、CPU111は、メールサーバ200に一定の認証を要求し、アクセス許可を取得することで、Flash ROM140の記憶データにアクセスする。また、CPU111は、Flash ROM140の記憶データを適宜消去し、データの漏洩を予防する。
以下、このような動作について、具体的に説明する。
まず、ユーザが、RAM113に格納されているメールデータの少なくとも一部を不揮発性記憶装置であるFlash ROM140に記憶するメールデータ記憶処理と、記憶したメールデータを利用する際のアクセス許可取得処理1とについて、図8、図9を参照して説明する。
メールデータ記憶処理は、図8(a)にフローチャートを示すように、RAM113に記憶されているメールデータを、Flash ROM140に記憶する処理である。
まず、ユーザは、携帯端末100のキー入力装置130を操作し、RAM113に記憶されているメールデータをFlash ROM140に記憶することを指示する。キー入力部130は、この指示をCPU111に伝達する。
指示に応答して、CPU111は、RAM113に記憶されたメールデータ(ヘッダ情報等)を読み出す(ステップS300)。CPU111は読み出したメールデータのヘッダ情報を一覧にした図8(b)に例示するような画像を生成し、LCD装置120に表示する(ステップS301)。
ユーザがキー入力装置130を操作して、メール一覧を参照して、不揮発性記憶装置であるFlash ROM140に記憶するメールを選択する。CPU111は、ユーザによるメールの選択を受け付ける(ステップS302)。
CPU111は選択されたメールのメールデータを読み出し、まず、メールデータをFlash ROM140に記憶し(ステップS303)、メールデータをFlash ROM140に記憶する有効期限を設定する(ステップS304)。
Flash ROM140に記憶されたメールデータを記憶する有効期限は、当該メールデータが記憶されてから24時間後とするが、この時間はメールデータごとにユーザが任意に設定してもよい。
または、メールの種類ごとに時間を設定してもよい。例えば、件名に「極秘」と表記されているメールデータは0時間後(すなわち、Flash ROM140への記憶不可)に、「緊急」と表記されているメールデータは2時間後に、「重要」と表記されているメールデータは4時間後に、その他のメールデータは24時間後に消去されるように設定してもよい。
また、件名に用いられる語句と、その語句に対応する時間とは、ユーザが任意に設定してもよい。例えば、件名に「重要」と表記されているメールデータは3時間後に、「通常」と表記されているメールデータは12時間後に消去されるように設定してもよい。
次に、ユーザがFlash ROM140に記憶されたメールデータを利用する場合の動作について説明する。この場合、CPU111は、Flash ROM140に記憶されているデータを揮発性の記憶装置であるRAM113にコピーし、コピーしたデータにアクセスして当該データを利用する。
まず、CPU111は、Flash ROM140に記憶されているデータにアクセスするために、メールサーバ200からアクセス許可を取得しなければならない。このアクセス許可取得の処理について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ユーザがキー入力装置130を操作して、フラッシュROM140へのアクセスを要求すると、CPU111は、アクセス許可をすでに取得しているか否かを判別する(ステップS500)。アクセス許可を取得していると判別した場合(ステップS500:Yes)、CPU111は、処理をS506に進める。
アクセス許可を取得していないと判別した場合(ステップS500:No)、CPU111は、認証処理を実行する(ステップS501)。認証処理後、CPU111は、メールサーバにアクセス許可要求データを送信する(ステップS502)。
携帯端末100からのアクセス許可要求データを受信すると(ステップS600)、メールサーバ200のCPU211は、携帯端末100の認証を完了しているか否かを判別する(ステップS601)。CPU211が携帯端末100の認証を完了していないと判別した場合(ステップS601:No)、CPU211はアクセス許可処理を終了する。
認証を完了していると判別した場合(ステップS601:Yes)、CPU211は、アクセス許可データを携帯端末100に送信し(ステップS602)、処理を終了する。
メールサーバ200からのアクセス許可を取得すると(ステップS503)、CPU111は、Flash ROM140にアクセスし(ステップS504)、アクセス許可データと、アクセスが可能な期間についてのアクセス有効期限データとをFlash ROM140に記憶する(ステップS505)。
その後、CPU111はFlash ROM140に記憶されているメールデータにアクセスし(ステップS506)、表示処理等を行うメールデータをRAM113にコピーし(ステップS507)、RAM113上で、必要に応じてメール表示処理等を実行する。
Flash ROM140に記憶されているメールデータには、それぞれアクセスできる期間が設定されており、当該期間を経過するとメールデータにアクセスすることができなくなる。
CPU111は、メールデータをFlash ROM140に記憶する際に、有効期限を設定した。CPU11は、その期限を経過したと判別したメールデータを消去する。また、RAM113にコピーされたデータは、コピーされるときにRAM113に記憶する期間が設定され、CPU111は、当該期間が経過するとRAM113から消去する。
また、Flash ROM140に記憶されたメールデータへのアクセス許可は、取得後アクセス許可有効期限データに示されている時間が経過すると、取り消される。この時間は2時間とするが、ユーザが任意に設定してもよい。
または、メールの種類ごとに設定してもよい。例えば、件名に「極秘」と表記されているメールデータは0分後(つまり、常にアクセス不可)に、「緊急」と表記されているメールデータは5分後に、「重要」と表記されているメールデータは1時間後にアクセス不可となり、その他のメールデータはメールデータが消去されるまでアクセス可能となるように設定してもよい。
また、件名に用いられる語句と、その語句に対応する時間とは、ユーザが任意に設定してもよい。例えば、件名に「重要」と表記されているメールデータは3時間後に、「通常」と表記されているメールデータは12時間後にアクセス不可となるように設定してもよい。
以上の処理により、メールサーバ200に記憶されたデータから、ユーザが頻繁に利用するデータを携帯端末100の不揮発性記憶装置であるFlash ROM140に記憶させることで、ユーザはメールサーバ200にアクセスすることなくデータを利用することができる。
また、アクセス許可を取得してから一定時間が経過すると、Flash ROM140へのアクセスを禁止するので、情報の漏洩を予防することができる。
したがって、メールサーバ200との通信時間が省略されるので、ユーザが閲覧を要求する場合などに、LCD装置120への表示が速やかに行われる。
次に、メールアプリケーションを起動中に、端末無線通信装置160と携帯電話基地局310との通信に用いる電波の強度が低下し、メールサーバ200との通信が不安定になる場合がある。この状態を放置し、Flash ROM140へのアクセス許可を取らずにいると、サーバ200の認証を受けることができなくなって、Flash ROM140に記憶されているメールデータにアクセスできなくなる場合がある。そこで、本実施形態では、CPU111は、図10(a)のフローチャートに示すように、アクセス許可取得処理2を実行する。
まず、電波強度検出部150は、端末無線通信装置160と携帯電話基地局310との通信に用いる電波の強度が所定の強度よりも小さいことを検出すると、CPU111に信号を送信する(ステップS700)。
CPU111は、信号を取得すると、Flash ROM140へのアクセス許可をすでに取得しているか否かを判別する(ステップS701)とともに、Flash ROM140にデータが記憶されているか否かを判別する。すでに取得していた場合(ステップS701:Yes)、CPU111は、アクセス許可取得処理2を終了する。
アクセス許可を取得せず、Flash ROM140にデータが記憶されていると判別した場合(ステップS701:No)、CPU111は、アクセス許可取得処理1を実行し、メールサーバ200からアクセス許可を取得する(ステップS702)。このとき、CPU111は、図10(b)に一例を示すように、LCD装置120にアクセス許可を取得中である旨を表示する。
この処理により、アクセス許可取得後、端末無線通信装置160と携帯電話基地局310との通信が不可能となった場合でも、図10(c)に示すように、Flash ROM140にアクセスすることができるので、ユーザは不揮発性記憶素子であるFlash ROM140に記憶されたメールデータを閲覧することができる。
以上の処理により、ユーザが移動中に携帯端末100と携帯電話基地局310との通信が不安定になった場合、携帯端末100の電波強度検出器150が通信に用いる電波の強度の低下を検出し、通信不能となる前に予めメールサーバ200からアクセス許可を取得する。
これにより、たとえ携帯端末100とメールサーバ200との通信が不可能になる場合でも、ユーザはFlash ROM140に記憶されているデータの閲覧等をすることができる。
また、携帯電話基地局310との通信に用いる電波の強度が低下し、メールサーバ200との通信をすることが不可能な強度になったことを電波強度検出器150が検出すると、CPU111は、すでにアクセス許可を取得していても、Flash ROM140に記憶されたデータへのアクセスを停止してもよい。
(実施形態2)
本実施形態の携帯端末100は、メールを受信・記憶・表示するだけに限らず、種々の機能を実現することができる。
その一例として、携帯端末100のFlash ROM140に記憶されたメールデータを消去する方法として、ユーザが他の外部装置、例えばPC(Peasonal Computer)、を用いてメールサーバ200にアクセスし、メールサーバ200を介して、携帯端末1のFlash ROM140に記憶されたデータを消去する方法がある。
具体的には、図11のフローチャートに示すように、他の外部装置からのアクセスに応答して、メールサーバ200のCPU211が携帯端末100のFlash ROM140に記憶されているデータを消去するように要求するデータ消去要求処理を実行して、携帯端末100のCPU111がデータ消去処理を実行する。
まず、メールサーバ200のCPU211は、携帯端末100のIDとサーバ接続用パスワードとを受け付ける(ステップS1000)。IDとサーバ接続用パスワードとを受け付けると、CPU211はHDD230に記憶されたIDとサーバ接続用パスワードとを読み出し、携帯端末100から送信されたID及びサーバ接続用パスワードが一致するか否かを判別する(ステップS1001)。一致しないと判別した場合(ステップS1001:No)、CPU211は、処理を終了する。
一致すると判別した場合(ステップS1001:Yes)、CPU211は、携帯端末100のFlash ROM140に記憶されたデータを消去するか否かの選択肢を示し、ユーザの選択を受け付ける(ステップS1002)。ユーザの操作を検出して、データを消去しない旨を受け付けた場合(ステップS1002:No)、CPU211は処理を終了する。
データを消去する旨を受け付けた場合(ステップS1002:Yes)、CPU211は、携帯端末100にデータ消去命令データを送信する(ステップS1003)。
メールサーバ200からのデータ消去命令データを受信すると(ステップS900)、CPU111は、まず、RAM113にアクセスし(ステップS901)、RAM113に記憶されたデータを消去する(ステップS902)。
次に、CPU111は、Flash ROM140にアクセスし(ステップS903)、Flash ROM140に記憶されたメールデータ及びID・サーバ接続用パスワード等全てを消去して(ステップS904)、処理を終了する。
以上の処理により、ユーザが携帯端末100を紛失した場合、携帯端末100と携帯電話基地局310との通信が可能であれば、ユーザはインターネット経由でメールサーバ200にアクセスし、メールサーバ200に携帯端末100へデータ消去命令を送信させ、携帯端末100の記憶装置に記憶されているデータを消去することができる。
これにより、携帯端末100に記憶されている情報が漏洩するのを予防することができる。
また、たとえ携帯端末100と携帯電話基地局310との通信が不可能な場合でも、データ消去日時を経過していれば、メールアプリケーション起動のロックと、Flash ROM140に記憶されているデータへのアクセス許可の取り消しと、データの消去が自動で実行される。したがって、たとえ携帯端末100とメールサーバ200との通信が不可能な場合でも、携帯端末100からの情報漏洩を予防することができる。
(実施形態3)
また、一例として、次に、メールサーバ200からアドレス帳データを取得し、取得したデータを携帯端末100のRAM113上で編集し、サーバ200にアップロードする処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
この処理では、携帯端末100のCPU111はアドレス帳データ編集処理を実行し、メールサーバ200のCPU211はアドレス帳データ送受信処理を実行する。
まず、ユーザの操作により携帯端末100のメールアプリケーションを起動する。ユーザはキーパッド130を操作して、CPU111は、その操作情報を検出する。
操作情報を検出すると、CPU111は、メールサーバ200のHDD230に記憶されているアドレス帳データを取得するために、認証処理を実行する(ステップS1100)。
認証処理後、CPU111はアドレス帳データ取得要求データをメールサーバ200に送信する(ステップS1101)。
メールサーバ200のCPU211は、携帯端末100からのアドレス帳データ取得要求データを受信する(ステップS1200)。
CPU211は、アドレス帳データ取得要求データを受信すると、携帯端末100は認証を完了しているか否かを判別する(ステップS1201)。携帯端末100の認証が未完了であると判別した場合(ステップS1201:No)、CPU211は、アドレス帳データ送受信処理を終了する。
認証をすでに完了していると判別した場合(ステップS1201:Yes)、CPU211は、HDD230に記憶されているアドレス帳データを読み出し、携帯端末100に送信する(ステップS1202)。
携帯端末100のCPU111は、メールサーバ200から送信されたアドレス帳データを受信する(ステップS1102)。CPU111は、受信したアドレス帳データを揮発性記憶装置であるRAM113に記憶する(ステップS1103)。
CPU111は、RAM113に記憶されたアドレス帳データをLCD装置120に表示するために画像に変換し、表示する(ステップS1104)。
ユーザは、キーパッド130を操作してアドレス帳データを編集し、CPU111は、編集済みアドレス帳データをRAM113に記憶する(ステップS1105)。
CPU111は、編集済みアドレス帳データをメールサーバ200に送信するために、端末無線通信装置160と携帯電話基地局310との通信が可能であるか否かを判別する(ステップS1106)。CPU111は、電波強度検出器150が検出する電波強度データに基づいて判別を行う。
通信可能であると判別する場合(ステップS1106:Yes)、CPU111は、メールサーバ200に編集済みアドレス帳データとメールサーバ200のHDD230に記憶されているアドレス帳データの更新を依頼する更新依頼とを送信する(ステップS1107)。そして、CPU111は、RAM113に記憶されている編集済みアドレス帳データを消去し(ステップS1109)、処理を終了する。
一方、通信不可能であると判別した場合(ステップS1106:No)、CPU111は、編集済みアドレス帳データと更新依頼とをメールサーバ200に送信することが不可能である旨をLCD装置120に表示する(ステップS1108)。そして、CPU111は、RAM113に記憶された編集済みアドレス帳データを消去し(ステップS1109)、処理を終了する。
メールサーバ200のCPU211は、編集済みアドレス帳データと更新依頼とを受信すると(ステップS1203)、受信した編集済みアドレス帳データに更新し(ステップS1204)、処理を終了する。
以上の処理により、ユーザはサーバ200のHDD230に記憶されたデータを携帯端末100で更新することができる。
また、通信不能時にFlash ROM140に記憶されたデータをRAM113にコピーして、RAM113上で編集し、通信回復時に編集データをメールサーバ200に送信して、HDD230のデータを更新することもできる。
CPU111は、電波強度検出器150によって電波強度が所定の強度より小さいと検出されると、サーバ200にアクセス許可取得要求データを送信する。CPU111は、アクセス許可を取得すると、通信不能となっても所定のデータへのアクセスが可能となる。
ユーザがキー入力装置130を操作して、その操作情報に基づいて、CPU111は、Flash ROM140に記憶されているデータを選択し、RAM113にコピーする。
ユーザが入力装置130を操作して、RAM113にコピーされたデータを編集する。CPU111は、Flash ROM140のデータを編集済みデータに更新する。
電波強度検出部150が再び通信可能な電波強度に回復したことを検出すると、CPU111は認証処理及びアクセス許可取得処理を実行する。アクセス許可を取得後、CPU111は、Flash ROM140に更新データがあるか否かを判別する。 更新データがあると判別した場合、CPU111は、Flash ROM140に記憶されている更新データと更新依頼とをメールサーバ200に送信する。メールサーバ200のCPU211は、更新データと更新依頼とを受信すると、受信した更新データを更新依頼に従ってHDD230に記憶されているデータを更新する。
以上より、ユーザは、携帯端末100とサーバ200との通信が不可能である場合でも、Flash ROM140に記憶され、アクセスが許可されたデータを編集することができるとともに、通信が回復するとサーバ200のHDD230に記憶されているデータが更新される。
(実施形態4)
第1から第3までの本発明の実施の形態に加えて、メールサーバ200が新着メールを受信すると、その新着メールのデータを携帯端末100へと送信する機能を追加する。以下、この機能を備えた本発明の実施の形態について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
メールサーバ200のHDD230には、IDとサーバ接続用パスワードとに加えて、携帯端末100のIPアドレスを予め格納しておく。
メールサーバ200がインターネット網340との通信により上述のIPアドレス宛の新着メールを受信する(ステップS1400)。受信後、CPU211は、HDD230から携帯端末100のIPアドレスを読み出す(ステップS1401)。CPU211は、新着メールとFlash ROM140へのアクセス許可をIPアドレスに送信し(ステップS1402)、処理を終了する。
携帯端末100のCPU111がメールサーバ200から送信された新着メールデータとアクセス許可データとを受信する(ステップS1300)。
CPU111は、受信した新着メールデータをRAM113に記憶して、新着メールデータをFlash ROM140に書き込むか否かを判別する(ステップS1301)。判別の判断基準は、例えば、新着メールの件名に「極秘」と表記されている場合、Flash ROM140に書き込まず、新着メールの件名に「通常」と表記されている場合、Flash ROM140に書き込み可とする。この判断基準はユーザが任意に設定してもよい。
CPU111が書き込み可と判別した場合(ステップS1301:Yes)、CPU111はFlash ROM140に新着メールデータと、アクセス許可データとを書き込む(ステップS1302)。
一方、書き込み不可と判別した場合(ステップS1302:No)、CPU111は、Flash ROM140に新着メールデータ等を書き込まない。
その後、Flash ROM140に書き込む場合でも、書き込まない場合でも、CPU111は新着メールがある旨を表示するアイコンを含む画像を生成し、LCD120に表示し(ステップS1303)、処理を終了する。
この処理により、ユーザは携帯端末100にメールアプリケーションの起動パスワードを入力すると、Flash ROM140に記憶されているアクセス有効期限内の新着メールをすぐに確認することができる。また、ユーザはFlash ROM140に書き込まれていない新着メールも、メールサーバ200から新着メールデータを受信して、確認することができる。
ユーザが携帯端末100を紛失した場合、メールアプリケーション起動用の起動パスワードを入力しなければメールを確認することができないので、メールに記載されている情報が第三者に漏洩するおそれがない。
(実施形態5)
携帯端末100の構成に加えて、図14に示すように、携帯端末400に携帯端末100の構成に加えて近距離非接触通信機能付きICカード180を備える。このICカード180が駅の自動改札機などの外部装置と通信を行った際に、ICカード180の通信をトリガとして携帯端末100が新着メールを受信する処理について、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
携帯端末400のICカード180が外部通信装置と通信を行うと、携帯端末400のCPU111はメールアプリケーションを起動する(ステップS1501)。
CPU111は、メールアプリケーションを起動すると、認証処理(ステップS1502)と、新着メール受信処理(ステップS1503)とを実行する。
メールサーバ200が新着メールを受信していれば、CPU111はメールサーバ200から新着メールのメールデータを受信する。さらに、新着メールデータを携帯端末400のFlash ROM140に記憶する許可が得られていれば、CPU111は、Flash ROM140にメールデータをFlash ROM140に記憶し、当該メールデータを記憶する有効期限を設定する。
次に、CPU111は、Flash ROM140に記憶した新着メールデータへのアクセス許可取得要求データをメールサーバ200に送信して、メールサーバ200からアクセス許可を受信し(ステップS1504)、メールアプリケーションを終了する。
携帯端末400のユーザがキー入力装置130を操作して、メールアプリケーション起動用の起動パスワードを入力する。起動パスワードが正しければ、CPU111はメールアプリケーションを起動する。
Flash ROM140に新着メールデータが記憶されている場合、CPU111はFlash ROM140に記憶された新着メール又はその一覧をLCD装置120に表示する。
この実施の形態では、例えば、携帯端末400のユーザが自動改札機500を通過すると、図16(a)に示すように、携帯端末400のICカード180と自動改札機500とが通信を実行する。すると、図16(b)に示すように、携帯端末400とメールサーバ200とが通信を行い、Flash ROM140に新着メールデータが記憶される。
アクセス許可も同時に取得しているので、ユーザはすぐにメールチェックをすることができる。したがって、図16(c)に示すように、駅のホームでメールチェックをする際に、メールサーバ200との通信をする手間を省くことができる。
携帯端末のICカードと自動改札機との通信に限らず、例えば、店舗においてICカードを用いて支払いを行う場合にも適用することができる。
本発明の実施形態1に係る携帯端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るメールサーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る携帯端末とメールサーバとの通信システムの一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係るメールサーバが実行するメール表示処理のフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る携帯端末が実行する認証要求処理と、本発明の実施形態1に係るメールサーバが実行する認証処理とのフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る携帯端末が実行する新着メール受信処理と、本発明の実施形態1に係るメールサーバが実行する新着メール送信処理とのフローチャートである。 (a)は、本発明の実施形態1に係る携帯端末が実行する新着メール表示処理のフローチャートである。(b)は、本発明の実施形態1に係る携帯端末の表示部に表示された新着メールの選択画面の一例を示す図である。(c)は、メールデータを消去するメールデータ消去処理のフローチャートである。 (a)は、本発明の実施形態1に係る携帯端末が実行するメールデータ記憶処理のフローチャートである。(b)は、本発明の実施形態1に係る携帯端末の表示部に表示された保存メールの選択画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る携帯端末が実行するアクセス許可取得処理1と、本発明の実施形態1に係るメールサーバが実行するアクセス許可処理のフローチャートである。 (a)は、本発明の実施形態1に係る携帯端末が実行するアクセス許可取得処理2のフローチャートである。(b)は、本発明の実施形態1に係る携帯端末がアクセス許可取得処理2を実行する際に表示部に表示する画面の一例である。(c)は、本発明の実施形態1に係る携帯端末が通信圏外にある場合に、携帯端末が表示部に表示する画面の一例である。 本発明の実施形態2に係る携帯端末が実行するデータ消去処理と、本発明の実施形態1に係るメールサーバが実行するデータ消去要求処理とのフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る携帯端末が実行するアドレス帳データ編集処理と、本発明の実施形態1に係るメールサーバが実行するアドレス帳データ送受信処理とのフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る携帯端末が実行する新着メール受信処理と、本発明の実施形態1に係るメールサーバが実行する新着メール送信処理とのフローチャートである。 本発明の実施形態5に係る携帯端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態5に係る携帯端末が実行するメール受信処理のフローチャートである。 (a)は、本発明の実施形態5に係る携帯端末と自動改札機とがICカードを介して通信をする状態を模式的に示す図である。(b)は、本発明の実施形態5に係る携帯端末が自動改札機を通過する際にメールサーバと通信をする状態を模式的に示す図である。(c)は、本発明の実施形態5に係る携帯端末が駅ホームでメールサーバと通信する状態を模式的に示す図である。
符号の説明
100・・・携帯端末、110・・・制御部、111・・・CPU、113・・・RAM、130・・・キー入力装置、140・・・Flash ROM、150・・・電波強度検出部、200・・・メールサーバ、210・・・制御部、211・・・CPU、230・・・HDD、240・・・キーボード、250・・・マウス、310・・・携帯電話基地局、320・・・携帯電話通信網、330・・・ゲートウェイ、340・・・インターネット網

Claims (11)

  1. サーバ装置と、
    前記サーバ装置にネットワークを介して接続され、一時記憶部と、不揮発性記憶部と、前記サーバ装置からデータを受信し、受信したデータを前記一時記憶部に格納し、さらに、該一時記憶部に格納したデータの少なくとも一部を前記不揮発性記憶部に格納する処理手段と、を備える端末装置と、から構成されるネットワークシステムであって、
    前記端末装置は、
    前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスするために、前記サーバ装置に所定の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
    前記サーバ装置から送信された認証成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶部に格納されているデータにアクセスするアクセス手段と、
    無線通信により無線基地局を介して前記サーバ装置と交信する交信手段と、
    前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段と、を備え、
    前記認証要求送信手段は、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶部にデータが記憶されている場合に、前記サーバ装置に前記無線基地局を介して前記所定の認証要求を送信する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. サーバ装置にネットワークを介して接続され、一時記憶部と、不揮発性記憶部と、前記サーバ装置からデータを受信し、受信したデータを前記一時記憶部に格納し、さらに、該一時記憶部に格納したデータの少なくとも一部を前記不揮発性記憶部に格納する処理手段、を備える端末装置と、から構成されるネットワークシステムであって、
    前記端末装置は、
    前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスするために、前記サーバ装置に所定の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
    前記サーバ装置から送信された認証成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶部に格納されているデータにアクセスするアクセス手段と、
    無線通信により無線基地局を介して前記サーバ装置と交信する交信手段と、
    前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段と、を備え、
    前記認証要求送信手段は、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶部にデータが記憶されている場合に、前記サーバ装置に前記無線基地局を介して前記所定の認証要求を送信する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  3. 前記アクセス手段は、前記不揮発性記憶部に格納されているデータを前記一時記憶部に記憶させ、該一時記憶部に記憶されたデータにアクセスする、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記処理手段は、前記サーバ装置から受信したデータに有効期限を設定する手段と、前記一時記憶部と前記不揮発性記憶部との少なくとも一方に格納されているデータについて、有効期限を経過したか否かを判別し、有効期限を経過しているデータを消去する手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  5. 前記アクセス手段は、前記認証成功の通知を受信したのち、所定の有効期間内だけ、前記不揮発性記憶部に格納された該当データにアクセスする、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記アクセス手段は、
    前記サーバ装置からの認証成功の通知に応答して、前記電力レベル前記第1のレベルから第1のレベルより小さい第2のレベルの間は、前記不揮発性記憶部に記憶されているデータにアクセスし、
    前記電力レベルが前記第2のレベル以下になった場合、前記不揮発性記憶部に記憶された所定のデータへのアクセスを停止する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  7. 前記端末装置は、前記一時記憶部に記憶されているデータを更新する更新手段と、更新データと更新依頼とを前記サーバ装置に送信する手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、前記端末装置から送信された更新データと更新依頼とを受信する受信手段と、受信手段で受信した更新依頼と更新データに基づいて、記憶データを更新する手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  8. 前記端末装置は、前記一時記憶部又は前記不揮発性記憶に記憶されているデータを更新するデータ更新手段と、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第3のレベル以下から第3のレベル以上に遷移したと判別され、且つ、データ更新手段により更新されたデータが存在する場合に、前記サーバ装置の記憶データを更新することを要求する更新要求とを送信する手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、前記端末装置からの送信された更新されたデータと更新依頼とを受信する受信手段と、受信手段で受信した更新依頼と更新データに基づいて、記憶データを更新する手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  9. 前記サーバ装置は、外部装置からのアクセスに応答して、アクセス元を認証し、認証に成功した場合には、認証したアクセス元に対応する端末装置に、記憶データの消去を指示する消去指示を送信する手段を備え、
    前記端末装置の処理手段は、前記消去指示を受信し、受信した消去指示に応答して、前記一時記憶部又は前記不揮発性記憶部に記憶しているデータを消去する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  10. 前記サーバ装置は、宛先が付されたデータを受信した場合に、宛先に対応する端末装置に、受信したデータと前記不揮発性記憶部に書き込むことを指示する命令と不揮発性記憶部へのアクセスを許可する許可データとを送信する手段と、を備え、
    前記端末装置の前記処理手段は、命令に応答して、受信したデータを前記不揮発性記憶部に記憶し、前記アクセス手段は、受信した許可データに基づいて、前記不揮発性記憶部に格納されたデータにアクセスする、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  11. ネットワークにアクセスする手段と一時記憶手段と不揮発性記憶手段とを備えるコンピュータを、
    ネットワークを介してデータを受信する手段、
    受信したデータを前記一時記憶手段に格納する手段、
    前記一時記憶手段に記憶されたデータを処理する処理手段、
    前記不揮発性記憶手段をアクセス禁止状態に維持すると共に前記一時記憶手段に格納されているデータを前記不揮発性記憶手段に記憶させるために、所定の外部装置にネットワークを介して認証要求を送信する認証要求送信手段、
    前記外部装置からの認証の成功の通知に応答して、前記不揮発性記憶手段へのアクセスを一時的に許可することにより、前記一時記憶手段に記憶されているデータを前記不揮発性記憶手段に格納可能とするアクセス制御手段、
    無線通信により無線基地局を介して前記所定の外部装置と交信する交信手段、
    前記無線基地局から送信された無線信号の電力レベルを判別する電力レベル判別手段、
    として機能させ
    前記認証要求送信手段に、前記電力レベル判別手段によって前記電力レベルが第1のレベル以下であると判別され且つ前記不揮発性記憶手段にデータが記憶されている場合に、前記所定の外部装置に前記無線基地局を介して前記認証要求を送信させるプログラム。
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