JP2008011115A - 電子メール装置 - Google Patents
電子メール装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008011115A JP2008011115A JP2006178671A JP2006178671A JP2008011115A JP 2008011115 A JP2008011115 A JP 2008011115A JP 2006178671 A JP2006178671 A JP 2006178671A JP 2006178671 A JP2006178671 A JP 2006178671A JP 2008011115 A JP2008011115 A JP 2008011115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- recording medium
- personal
- communication
- setting information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】 利用者のプライバシーの保護を図り、かつセキュリティを確保することができる電子メール装置を提供する。
【解決手段】 記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることが、記録媒体アクセス部3によって検出され、CPU10が、記録媒体アクセス部3から、検出情報として、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることを表す情報を受取ると、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていると判断して、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報と、管理タグ情報19が「個人」タグのグループである個人通信情報17とを消去する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スキャナなどによって読取られた画像を、電子メールを用いて所定の送信先に送信する電子メール装置に関する。
家庭およびオフィスなどにおいて、スキャナなどの画像読取装置によって読取られた画像を所定の送信先に送信する場合には、ファクシミリ装置または電子メールの送受信が可能なパーソナルコンピュータなどの電子機器が用いられる。これらの電子機器は、電子機器本体に着脱可能でかつ利用者毎に個別の外部メモリに利用者固有の情報を記録し、その外部メモリを電子機器本体に装着して利用することによって、一つの電子機器を複数の利用者で共用することができる。このように一つの電子機器を複数の利用者で共用する技術は、特許文献1に示されている。
特許文献1の携帯電話装置は、カードスロットにICカードが装着されて電源がオンになると、ICカードに搭載されるICチップに記憶されている利用者の電話番号およびメールアドレスを表す情報が装置側記憶部に保存される。また利用者が携帯電話装置の電話帳への電話番号およびメールアドレスの登録、ならびにメールの送受信などを行うことによって発生した電話番号、メールアドレス、発着信履歴、および送受信メールの内容を表す個人情報は、装置側記憶部に保存されるとともに、ICチップに書込まれる。装置側記憶部に記憶された前記個人情報は、ICカードがカードスロットから取外されるまでに消去されるように構成される。
特許文献2の携帯通信端末は、ICカードなどの記録媒体に記憶されている個人情報を読取り、その個人情報を用いて、サーバ装置に到着している電子メールをタイムリーに受信することができるように構成される。
特許文献3のサービス提供装置は、複合機が提供するデータ送信サービスを利用するユーザの識別情報と該ユーザに対して発行されたパスワードおよびその有効期限とに基づいてユーザの認証を行い、認証されたユーザに対して、設定データに対する操作許可を与えることによって、ユーザの利便性を損なうことなく、サービスを利用するユーザの個人情報が他のユーザに漏れることを未然に防止するように構成される。
特許文献1の携帯電話装置は、ICカードがカードスロットから取外されるまでに、装置側記憶部に保存された電話番号、メールアドレス、発着信履歴、および送受信メールの内容を表す個人情報を消去するような構成であるけれども、通信時間を表す情報、およびメールの送受信が正常に行われたか否かを表す情報などの通信状況を表す情報を消去することまでは考慮されていない。
したがって特許文献1の携帯電話装置では、ICカードがカードスロットから取外された後に、前記通信状況を表す情報が装置側記憶部に残る場合があり、前記通信状況を表す情報が携帯電話装置を共用する他の利用者によって見られてしまうという問題がある。
本発明の目的は、利用者のプライバシーの保護を図り、かつセキュリティを確保することができる電子メール装置を提供することである。
本発明は、電子メールの送信設定に関する利用者毎の個人設定情報が記録される記録媒体が着脱可能に接続される接続手段と、
接続手段に記録媒体が接続されているか否かを検出する検出手段と、
予め定める通信回線網を介して接続される通信装置と通信する通信手段と、
前記個人設定情報、予め定める利用者によって共有し、電子メールの送信設定に関する共有設定情報、電子メールの送信処理に関する利用者毎の個人通信情報、および予め定める利用者によって共有し、電子メールの送信処理に関する共有通信情報を記憶する記憶手段と、
記録媒体に記録されている前記個人設定情報の読出しを制御する制御手段とを備え、
制御手段は、
記録媒体から読出した個人設定情報に基づいて、前記通信装置に電子メールを送信するように通信手段を制御し、
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出されると、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報を消去することを特徴とする電子メール装置である。
接続手段に記録媒体が接続されているか否かを検出する検出手段と、
予め定める通信回線網を介して接続される通信装置と通信する通信手段と、
前記個人設定情報、予め定める利用者によって共有し、電子メールの送信設定に関する共有設定情報、電子メールの送信処理に関する利用者毎の個人通信情報、および予め定める利用者によって共有し、電子メールの送信処理に関する共有通信情報を記憶する記憶手段と、
記録媒体に記録されている前記個人設定情報の読出しを制御する制御手段とを備え、
制御手段は、
記録媒体から読出した個人設定情報に基づいて、前記通信装置に電子メールを送信するように通信手段を制御し、
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出されると、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報を消去することを特徴とする電子メール装置である。
また本発明は、記憶手段は、個人設定情報および個人通信情報を消去することを表す消去設定情報を記憶可能に構成されており、
制御手段は、検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出されると、消去設定情報に基づいて、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報を消去することを特徴とする。
制御手段は、検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出されると、消去設定情報に基づいて、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報を消去することを特徴とする。
また本発明は、情報を表示する表示手段をさらに備え、
検出手段によって、接続手段に記録媒体が接続されていることが検出された場合、制御手段は、記録媒体に記録されている個人設定情報に基づいて送信された電子メールに関する個人通信情報を表示するように表示手段を制御し、
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出された場合、制御手段は、記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて送信された電子メールに関する共有通信情報だけを表示するように表示手段を制御することを特徴とする。
検出手段によって、接続手段に記録媒体が接続されていることが検出された場合、制御手段は、記録媒体に記録されている個人設定情報に基づいて送信された電子メールに関する個人通信情報を表示するように表示手段を制御し、
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出された場合、制御手段は、記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて送信された電子メールに関する共有通信情報だけを表示するように表示手段を制御することを特徴とする。
また本発明は、電子メールを送信させるための送信指令を入力する入力手段をさらに備え、
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出され、入力手段によって前記送信指令が入力された場合、
制御手段は、
記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて、前記通信装置に電子メールを送信するように通信手段を制御し、
共有通信情報の記憶を維持するように記憶手段を制御することを特徴とする。
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出され、入力手段によって前記送信指令が入力された場合、
制御手段は、
記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて、前記通信装置に電子メールを送信するように通信手段を制御し、
共有通信情報の記憶を維持するように記憶手段を制御することを特徴とする。
また本発明は、個人通信情報および共有通信情報は、電子メールの送信履歴を表す送信履歴情報と、電子メールの通信状況を表す通信ログ情報とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、接続手段には、電子メールの送信設定に関する利用者毎の個人設定情報が記録される記録媒体が、着脱可能に接続される。接続手段に記録媒体が接続されているか否かは、検出手段によって検出される。記憶手段には、前記個人設定情報、予め定める利用者によって共有される情報であり、電子メールの送信設定に関する共有設定情報、電子メールの送信処理に関する利用者毎の個人通信情報、および予め定める利用者によって共有される情報であり、電子メールの送信処理に関する共有通信情報が記憶される。
通信手段は、記録媒体から読出した個人設定情報に基づいて、予め定める通信回線網を介して接続される通信装置に電子メールを送信するように、制御手段によって制御される。検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出されると、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報が、制御手段によって消去される。
したがって接続手段から記録媒体が離脱された後に、個人設定情報および個人通信情報が、他の利用者によって不所望に見られてしまうことを未然に防止することができる。これによって利用者のプライバシーを保護することができ、かつセキュリティを確保することができる。
また本発明によれば、記憶手段は、個人設定情報および個人通信情報を消去することを表す消去設定情報を記憶可能に構成される。検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出されると、消去設定情報に基づいて、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報が、制御手段によって消去される。
したがって接続手段から記録媒体が離脱された後に、個人設定情報および個人通信情報が、他の利用者によって不所望に見られてしまうことを未然に防止することができる。これによって利用者のプライバシーを保護することができ、かつセキュリティを確保することができる。
また接続手段から記録媒体が離脱されると、消去設定情報に基づいて、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報が消去されるので、利用者は、個人設定情報および個人通信情報を消去するための操作入力をする必要がない。したがって利用者の操作入力の手間を省くことができる。
また本発明によれば、検出手段によって、接続手段に記録媒体が接続されていることが検出された場合、表示手段は、記録媒体に記録されている個人設定情報に基づいて送信された電子メールに関する個人通信情報を表示するように、制御手段によって制御される。検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出された場合、表示手段は、記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて送信された電子メールに関する共有通信情報だけを表示するように、制御手段によって制御される。
前述のように接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出された場合には、記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて送信された電子メールに関する共有通信情報だけが表示手段に表示され、個人設定情報に基づいて送信された電子メールに関する個人通信情報は表示手段に表示されない。したがって接続手段から記録媒体が離脱された後に、個人通信情報が、他の利用者によって不所望に見られてしまうことを未然に防止することができる。これによって利用者のプライバシーを確実に保護することができ、かつセキュリティを高めることができる。
また接続手段から記録媒体が離脱されている場合でも、共有通信情報が表示手段に表示されるので、電子メール装置を共有する各利用者は、表示手段に表示される共有通信情報を容易に見ることができ、共有通信情報の内容を確認することができる。これによって電子メール装置を共有する各利用者の利便性を向上することができる。
また本発明によれば、検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出され、かつ入力手段によって、電子メールを送信させるための送信指令が入力された場合、通信手段は、記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて、予め定める通信回線網を介して接続される通信装置に電子メールを送信するように、制御手段によって制御される。記憶手段は、共有通信情報の記憶を維持するように、制御手段によって制御される。
したがって電子メール装置を共有する各利用者は、接続手段から記録媒体が離脱されている場合でも、記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて、予め定める通信回線網を介して接続される通信装置に電子メールを送信することができる。
また接続手段から記録媒体が離脱された場合でも、共有通信情報は記憶手段から消去されないので、電子メール装置を共有する各利用者は、表示手段に表示される共有通信情報を見て、共有通信情報の内容を確認することができる。これによって電子メール装置を共有する各利用者の利便性を向上することができる。
また本発明によれば、個人通信情報および共有通信情報は、電子メールの送信履歴を表す送信履歴情報と、電子メールの通信状況を表す通信ログ情報とを含む。検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出された場合、個人設定情報と、各利用者に固有の送信履歴情報および各利用者に固有の通信ログ情報を含む個人通信情報が、記憶手段から消去される。したがって接続手段から記録媒体が離脱された後に、個人設定情報と、各利用者に固有の送信履歴情報および各利用者に固有の通信ログ情報を含む個人通信情報とが、他の利用者によって不所望に見られてしまうことを未然に防止することができる。これによって利用者のプライバシーを保護することができ、かつセキュリティを確保することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である電子メール装置1の構成を示すブロック図である。電子メール装置1は、記録媒体接続部2、記録媒体アクセス部3、ネットワーク通信部4、画像入力部5、表示部6、入力操作部7および制御部8を含んで構成される。制御部8は、内部メモリ9および中央演算処理部(Central Processing Unit;略称:CPU)10を含む。
接続手段である記録媒体接続部2は、記録媒体、本実施の形態ではコンパクトフラッシュ(登録商標)カード(以下「CFカード」という場合がある)が着脱可能なカードスロットによって実現される。本実施の形態において、CFカードは、電子メールの送信設定に関する利用者の個人設定情報を記録する。個人設定情報は、電子メール装置1の利用者が、電子メールを送信するために設定する情報であって、利用者個人の情報である。個人設定情報は、たとえばメールサーバ装置のアドレスおよびポート番号を表す情報、送信元である利用者個人のメールアドレスを表す情報、ならびに送信先のメールアドレスを表す情報である。
検出手段である記録媒体アクセス部3は、記録媒体接続部2に記録媒体、本実施の形態ではCFカードが接続されているか否かを検出し、その検出結果を表す検出情報を後述する制御部8のCPU10に与える。検出情報は、記録媒体接続部2にCFカードが接続されていることを表す情報、および記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることを表す情報のうちいずれか一方の情報である。
記録媒体アクセス部3は、記録媒体接続部2にCFカードが接続されたときに、たとえば記録媒体接続部2が有している複数の端子のうち所定の端子に生じた電圧の変化を検出することによって、記録媒体接続部2にCFカードが接続されているか否かを検出する。前記電圧の変化は、たとえばポーリング方式に基づいて検出する。ポーリング方式は、記録媒体接続部2の複数の端子のうち所定の端子に電圧の変化が生じたか否かを周期的に確認することによって、所定の端子に生じる電圧の変化を検出する方式である。
記録媒体アクセス部3は、ポーリング方式に基づいて、記録媒体接続部2に電圧の変化が生じたか否かを周期的に確認することによって、この確認結果に基づいて、記録媒体接続部2にCFカードが接続されているか否かを比較的容易かつ即座に検出することができる。
また前記電圧の変化は、ポーリング方式に限らず、たとえば割込み方式に基づいて検出してもよい。割込み方式は、ポーリング方式とは異なり、非周期的に記録媒体接続部2の複数の端子のうち所定の端子に電圧の変化が生じたか否かを確認することによって、所定の端子に生じる電圧の変化を検出する方式である。
記録媒体アクセス部3は、割込み方式に基づいて、記録媒体接続部2に電圧の変化が生じたか否かを非周期的に確認することによって、記録媒体接続部2にCFカードが接続されているか否かを、利用者が所望するタイミングで検出することができ、利便性が向上する。
記録媒体アクセス部3は、CPU10の指令に従ってCFカードから読出した情報を制御部8の内部メモリ9に与え、また制御部8の内部メモリ9から与えられた情報をCFカードに与える。
通信手段であるネットワーク通信部4は、不図示のローカルエリアネットワーク
(Local Area Network;略称:LAN)ケーブルと接続され、LANケーブルを介して不図示の通信装置、たとえばメールサーバ装置と接続される。ネットワーク通信部4は、たとえば電子メールによる文字情報および画像情報を、LANケーブルを介してメールサーバ装置へ送信するとともに、メールサーバ装置からの電子メールによる文字情報および画像情報を、LANケーブルを介して受信する。ネットワーク通信部4は、受信した文字情報および画像情報を制御部に与える。LANは、電子メール装置1と、LANケーブルに接続される不図示のメールサーバ装置とを含んで構築される。予め定める通信回線網は、LANのうち電子メール装置1を除いた残余の部分によって実現される。
(Local Area Network;略称:LAN)ケーブルと接続され、LANケーブルを介して不図示の通信装置、たとえばメールサーバ装置と接続される。ネットワーク通信部4は、たとえば電子メールによる文字情報および画像情報を、LANケーブルを介してメールサーバ装置へ送信するとともに、メールサーバ装置からの電子メールによる文字情報および画像情報を、LANケーブルを介して受信する。ネットワーク通信部4は、受信した文字情報および画像情報を制御部に与える。LANは、電子メール装置1と、LANケーブルに接続される不図示のメールサーバ装置とを含んで構築される。予め定める通信回線網は、LANのうち電子メール装置1を除いた残余の部分によって実現される。
画像入力部5は、たとえばスキャナによって実現される。画像入力部5は、ロッドレンズアレイおよびCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサを用いる密着センサ
(Contact Image Sensor;略称:CIS)方式を用いて原稿を読取り、画像データを作成する。画像入力部5は、作成した画像データを制御部8に与える。
(Contact Image Sensor;略称:CIS)方式を用いて原稿を読取り、画像データを作成する。画像入力部5は、作成した画像データを制御部8に与える。
表示手段である表示部6は、静止画像および動画像を含む画像を表示する。画像は、文字、数字などのキャラクタを表す画像でもよいし、写真およびイラストを表す画像でもよい。表示部6は、透過型液晶表示素子、反射型液晶表示素子、エレクトロルミネッセンス
(Electro Luminescence;略称:EL)素子および半透過半反射型液晶表示素子のうち、少なくとも1つを用いて実現されてもよい。また表示部6は、カラー表示可能であってもよいし、白黒表示可能であってもよい。
(Electro Luminescence;略称:EL)素子および半透過半反射型液晶表示素子のうち、少なくとも1つを用いて実現されてもよい。また表示部6は、カラー表示可能であってもよいし、白黒表示可能であってもよい。
入力手段である入力操作部7は、利用者が操作して所定の情報を入力するための入力操作キーなどの複数の操作片を有する。入力操作部7は、各操作片が操作されることによって、数字情報、文字情報および電子メール装置1への指示情報などの所定の情報など、操作に応じた情報を表す信号を生成して制御部8に与える。したがって利用者は、入力操作部7の各操作片を操作して、電子メール装置1に情報を与えることができる。
記憶手段である内部メモリ9は、リードオンリメモリ(Read Only Memory;略称:ROM)およびランダムアクセスメモリ(略称:RAM)によって実現される。ROMは、電子メール装置1の動作を制御するための制御プログラムを記憶する。RAMは、CFカードから読出された個人設定情報、予め定める複数の利用者によって共有される情報であって、電子メールの送信設定に関する共有設定情報、電子メールの送信処理に関する利用者毎の個人通信情報、および予め定める複数の利用者によって共有される情報であって、電子メールの送信処理に関する共有通信情報を記憶する。またRAMは、個人設定情報および個人通信情報を消去することを表す消去設定情報を記憶する。
共有設定情報は、電子メール装置1の予め定める複数の利用者(以下「共有者」という場合がある)が、電子メールを送信するために設定する情報であって、共有者によって共有される情報である。共有設定情報は、たとえばメールサーバ装置のアドレスおよびポート番号を表す情報、ならびに送信元および送信先のメールアドレスを表す情報である。
個人通信情報は、予め定める利用者が個人設定情報に基づいて電子メールを送信したときの送信履歴を表す送信履歴情報15および電子メールの通信状況を表す通信ログ情報16を含む。送信履歴情報は、たとえば電子メールの送信日時、電子メールの件名および電子メールの内容を表す情報である。通信ログ情報は、電子メールが予め定める送信先に送信されたか否かを表す情報、および電子メールの送信に要した通信時間を表す情報である。共有通信情報は、共有者が共有設定情報に基づいて電子メールを送信したときの送信履歴情報および通信ログ情報を含む。
制御手段であるCPU10は、内部メモリ9のROMに記憶される制御プログラムに基づいて、前記の記録媒体アクセス部3、ネットワーク通信部4、画像入力部5、表示部6および入力操作部7を含むハードウェア資源を制御する。CPU10は、入力操作部7から与えられる信号に基づいて、電子メール装置1を構成する各部位に制御信号を与えて、その動作を制御する。
CPU10は、CFカードに記録されている個人設定情報の読出しを制御するとともに、CFカードから読出した個人設定情報に基づいて、LANケーブルを介して接続されるメールサーバ装置に電子メールを送信するように、ネットワーク通信部4を制御する。CPU10は、記録媒体アクセス部3から与えられる検出情報に基づいて、記録媒体接続部2にCFカードが接続されているか否かを判断する。
CPU10は、記録媒体アクセス部3から、検出情報として、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることを表す情報が与えられると、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていると判断して、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報および個人通信情報を消去する。
CPU10は、内部メモリ9のRAMに消去設定情報が記憶されている場合に、記録媒体アクセス部3から、検出情報として、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることを表す情報が与えられると、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていると判断して、消去設定情報に基づいて、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報および個人通信情報を消去する。
CPU10は、入力操作部7によって、共有設定情報および共有通信情報のうち所定の情報を消去させるための消去指令が入力された場合、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報および共有通信情報のうちの所定の情報を消去する。
CPU10は、記録媒体アクセス部3から、検出情報として、記録媒体接続部2にCFカードが接続されていることを表す情報が与えられた場合、記録媒体接続部2にCFカードが接続されていると判断して、CFカードに記録されている個人設定情報に基づいて送信された電子メールに関する個人通信情報を表示するように、表示部6を制御する。
CPU10は、記録媒体アクセス部3から、検出情報として、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることを表す情報が与えられた場合、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていると判断して、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報に基づいて送信された電子メールに関する共有通信情報だけを表示するように表示部6を制御する。
CPU10は、記録媒体アクセス部3から、検出情報として、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることを表す情報が与えられ、かつ入力操作部7によって、電子メールを送信させるための送信指令が入力された場合、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報に基づいて、LANケーブルを介してメールサーバ装置に電子メールを送信するようにネットワーク通信部4を制御する。またCPU10は、共有通信情報の記憶を維持するように内部メモリ9を制御する。
CPU10は、画像入力部5から画像データが与えられると、与えられた画像データを、電子メールによる送信に適した画像データのフォーマットに変換し、変換した画像データを添付した電子メールを、ネットワーク通信部4によって、予め定めるメールサーバ装置に送信させる。電子メールによる送信に適した画像データのフォーマットは、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)である。
図2は、内部メモリ9に記憶された個人通信情報17および共有通信情報18の構成を模式的に示す図である。本実施の形態では、CFカードから読出されて、内部メモリ9に記憶された個人設定情報に基づいて送信された電子メールの送信履歴情報15および通信ログ情報16を含む個人通信情報17と、予め内部メモリ9に記憶された共有設定情報に基づいて送信された電子メールの送信履歴情報15および通信ログ情報16を含む共有通信情報18とを区別して管理するための管理タグを表す管理タグ情報19が、個人通信情報17および共有通信情報18にそれぞれ関連付けられて内部メモリ9に記憶されている。
本実施の形態において、個人通信情報17のグループに関連付けられている管理タグ情報19は、「個人」タグであり、共有通信情報18のグループに関連付けられている管理タグ情報19は、「共有」タグである。相互に関連付けられた管理タグ情報19、送信履歴情報15および通信ログ情報16は、たとえば電子メールの送信日時の古い順に並べられた状態で、内部メモリ9に記憶される。
図3は、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報および個人通信情報17の消去に関するCPU10の処理手順を示すフローチャートである。図4は、個人通信情報17が消去された後の内部メモリ9の構成を模式的に示す図である。図3に示すフローチャートの処理は、電子メール装置1の電源がオンのとき、換言すれば電子メール装置1が動作しているとき、CPU10によって繰返し実行される。
ステップa1では、記録媒体アクセス部3から検出情報を取得しているか否かを判断し、取得していればステップa2に進み、取得していなければ取得するまで待機する。
ステップa2では、記録媒体アクセス部3から取得した検出情報に基づいて、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されているか否かを判断し、離脱されていると判断すればステップa3に進む。ステップa2で、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていない、換言すれば記録媒体接続部2にCFカードが接続されていると判断すれば本処理を終了する。
ステップa3では、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報と、管理タグ情報19が「個人」タグのグループである個人通信情報17とを消去して、本処理を終了する。ステップa3において、個人通信情報17を消去することによって、内部メモリ9には、図4に示すように、管理タグ情報19が「共有」タグのグループである共有通信情報18だけが残る。
図5は、個人設定情報、個人通信情報17、共有設定情報および共有通信情報18の消去に関するCPU10の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、電子メール装置1の電源がオンのとき、換言すれば電子メール装置1が動作しているとき、繰返し実行される。本処理は、CPU10によって実行される。
ステップb1では、記録媒体アクセス部3から検出情報を取得しているか否かを判断し、取得していればステップb2に進み、取得していなければ取得するまで待機する。
ステップb2では、記録媒体アクセス部3から取得した検出情報に基づいて、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されているか否かを判断し、離脱されていると判断すればステップb3に進む。ステップb2で、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていない、換言すれば記録媒体接続部2にCFカードが接続されていると判断すれば本処理を終了する。
ステップb3では、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報と、管理タグ情報19が「個人」タグのグループである個人通信情報17とを消去して、ステップb4に進む。
ステップb4では、入力操作部7から、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報および共有通信情報18のうち予め定める情報の消去指令が入力されたか否かを判断し、入力された場合はステップb5に進み、入力されていなければ本処理を終了する。
ステップb5では、入力操作部7から入力された消去指令に基づいて、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報および共有通信情報18のうちの所定の情報を消去して、本処理を終了する。
前述のように本実施の形態によれば、記録媒体接続部2には、個人設定情報が記録されるCFカードが、着脱可能に接続される。記録媒体接続部2にCFカードが接続されているか否かは、記録媒体アクセス部3によって検出される。
CFカードから読出した個人設定情報は、内部メモリ9に記憶される。個人設定情報に基づいて、ネットワーク通信部4を介して、LANケーブルに接続されるメールサーバ装置に電子メールを送信すると、個人設定情報に基づいて送信された電子メールの送信履歴情報15および通信ログ情報16を含む個人通信情報17が、内部メモリ9に記憶される。
記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることが、記録媒体アクセス部3によって検出され、CPU10が、記録媒体アクセス部3から、検出情報として、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることを表す情報を受取ると、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていると判断して、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報と、管理タグ情報19が「個人」タグのグループである個人通信情報17とを消去するように構成される。
したがって記録媒体接続部2からCFカードが離脱された後に、個人設定情報および個人通信情報17が、他の利用者によって不所望に見られてしまうことを未然に防止することができる。これによって利用者のプライバシーを保護することができ、かつセキュリティを確保することができる。
また本実施の形態によれば、入力操作部7から共有設定情報および共有通信情報18のうち所定の情報を消去させるための消去指令が入力されると、CPU10が、前記消去指令に基づいて、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報および共有通信情報18のうちの所定の情報を消去するように構成される。このように内部メモリ9に記憶された共有設定情報および共有通信情報18のうちの所定の情報、たとえば不要な情報を消去することによって、内部メモリ9の空き容量を確保することができ、空き容量が確保された内部メモリ9に、新たな情報を記憶させることができる。
図6は、個人設定情報および個人通信情報17の消去に関するCPU10の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、電子メール装置1の電源がオンのとき、換言すれば電子メール装置1が動作しているとき、繰返し実行される。本処理は、CPU10によって実行される。
ステップc1では、記録媒体アクセス部3から検出情報を取得しているか否かを判断し、取得していればステップc2に進み、取得していなければ取得するまで待機する。
ステップc2では、記録媒体アクセス部3から取得した検出情報に基づいて、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されているか否かを判断し、離脱されていると判断すればステップc3に進む。ステップc2で、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていない、換言すれば記録媒体接続部2にCFカードが接続されていると判断すれば本処理を終了する。
ステップc3では、内部メモリ9に、個人設定情報および個人通信情報17を消去することを表す消去設定情報が記憶されているか否かを判断し、記憶されていると判断すればステップc4に進み、記憶されていないと判断すれば本処理を終了する。
ステップc4では、消去設定情報に基づいて、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報と、管理タグ情報19が「個人」タグのグループである個人通信情報17とを消去して、本処理を終了する。
前述のように本実施の形態によれば、内部メモリ9には、個人設定情報および個人通信情報17を消去することを表す消去設定情報が記憶される。記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることが、記録媒体アクセス部3によって検出され、CPU10が、記録媒体アクセス部3から、検出情報として、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることを表す情報を受取ると、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていると判断して、内部メモリ9に記憶されている消去設定情報に基づいて、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報と、管理タグ情報19が「個人」タグのグループである個人通信情報17とを消去するように構成される。
したがって記録媒体接続部2からCFカードが離脱された後に、個人設定情報および個人通信情報17が、他の利用者によって不所望に見られてしまうことを未然に防止することができる。これによって利用者のプライバシーを保護することができ、かつセキュリティを確保することができる。
また記録媒体接続部2から記CFカードが離脱されると、消去設定情報に基づいて、内部メモリ9に記憶されている個人設定情報および個人通信情報17が消去されるので、利用者は、個人設定情報および個人通信情報17を消去するための操作入力をする必要がない。したがって利用者の操作入力の手間を省くことができる。
図7は、個人通信情報17および共有通信情報18の表示に関するCPU10の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、電子メール装置1の電源がオンのとき、換言すれば電子メール装置1が動作しているとき、繰返し実行される。本処理は、CPU10によって実行される。
ステップd1では、記録媒体アクセス部3から検出情報を取得しているか否かを判断し、取得していればステップd2に進み、取得していなければ取得するまで待機する。
ステップd2では、記録媒体アクセス部3から取得した検出情報に基づいて、記録媒体接続部2にCFカードが接続されているか否かを判断し、接続されていると判断すればステップd3に進む。ステップd2で、記録媒体接続部2にCFカードが接続されていない、換言すれば記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていると判断すればステップd5に進む。
ステップd3では、内部メモリ9から、管理タグ情報19が「個人」タグのグループである個人通信情報17を取得して、ステップd4に進む。ステップd4では、取得した個人通信情報17を表示部6に表示させて、本処理を終了する。
ステップd5では、内部メモリ9から、管理タグ情報19が「共有」タグのグループである共有通信情報18を取得して、ステップd6に進む。ステップd6では、取得した共有通信情報18を表示部6に表示させて、本処理を終了する。
前述のように本実施の形態によれば、記録媒体アクセス部3によって、記録媒体接続部2にCFカードが接続されていることが検出された場合、CFカードに記録されている個人設定情報に基づいて送信された電子メールの送信履歴情報15および通信ログ情報16を含む個人通信情報17が、表示部6に表示される。また記録媒体アクセス部3によって、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることが検出された場合、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報に基づいて送信された電子メールの送信履歴情報15および通信ログ情報16を含む共有通信情報18だけが、表示部6に表示される。
前述のように記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることが検出された場合には、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報に基づいて送信された電子メールに関する共有通信情報18だけが表示部6に表示され、個人設定情報に基づいて送信された電子メールに関する個人通信情報17は、表示部6に表示されない。
したがって記録媒体接続部2からCFカードが離脱された後に、個人通信情報17が、他の利用者によって不所望に見られてしまうことを未然に防止することができる。これによって利用者のプライバシーを確実に保護することができ、かつセキュリティを高めることができる。
また記録媒体接続部2からCFカードが離脱されている場合でも、共有通信情報18が表示部6に表示されるので、電子メール装置1を共有する各利用者は、表示部6に表示される共有通信情報18を容易に見ることができ、共有通信情報18の内容を確認することができる。これによって電子メール装置1を共有する各利用者の利便性を向上することができる。
図8は、個人設定情報に基づく電子メールの送信処理および共有設定情報に基づく電子メールの送信処理に関するCPU10の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、電子メール装置1の電源がオンのとき、換言すれば電子メール装置1が動作しているとき、繰返し実行される。本処理は、CPU10によって実行される。
ステップe1では、記録媒体アクセス部3から検出情報を取得しているか否かを判断し、取得していればステップe2に進み、取得していなければ取得するまで待機する。
ステップe2では、記録媒体アクセス部3から取得した検出情報に基づいて、記録媒体接続部2にCFカードが接続されているか否かを判断し、接続されていると判断すればステップe3に進む。ステップe2で、記録媒体接続部2にCFカードが接続されていない、換言すれば記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていると判断すればステップe7に進む。
ステップe3では、記録媒体アクセス部3を介して、記録媒体接続部2に接続されているCFカードに記録されている個人設定情報を取得して、ステップe4に進む。ステップe4では、CFカードに記録されている個人設定情報の取得に成功したか否かを判断し、成功した場合はステップe5に進み、失敗した場合はステップe7に進む。
ステップe5では、取得した個人設定情報に基づいて、ネットワーク通信部4を介して、LANケーブルに接続されるメールサーバ装置に、画像入力部5から与えられた画像データを添付した電子メールを送信して、ステップe6に進む。
ステップe6では、個人設定情報に基づいて、ネットワーク通信部4を介して、LANケーブルに接続されるメールサーバ装置に送信された電子メールの送信履歴情報15および通信ログ情報16を含む個人通信情報17を、管理タグ情報19である「個人」タグと関連付けて内部メモリ9に記憶して、本処理を終了する。
ステップe7では、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報を取得して、ステップe8に進む。ステップe8では、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報の取得に成功したか否かを判断し、成功した場合はステップe9に進み、失敗した場合はステップe11に進む。
ステップe9では、取得した共有設定情報に基づいて、ネットワーク通信部4を介して、LANケーブルに接続されるメールサーバ装置に、画像入力部5から与えられた画像データを添付した電子メールを送信して、ステップe10に進む。
ステップe10では、共有設定情報に基づいて、ネットワーク通信部4を介して、LANケーブルに接続されるメールサーバ装置に送信された電子メールの送信履歴情報15および通信ログ情報16を含む共有通信情報18を、管理タグ情報19である「共有」タグと関連付けて内部メモリ9に記憶して、本処理を終了する。
ステップe11では、共有設定情報が取得できないために電子メールの送信ができない旨のエラー情報を内部メモリ9に記憶して、本処理を終了する。
前述のステップe6の処理の終了後、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されていることが記録媒体アクセス部によって検出されたときは、前述の図3、図5および図6に示すフローチャートのうちいずれか1つのフローチャートに従って、個人設定情報および個人通信情報17が内部メモリ9から消去される。
前述のステップe10の処理の終了後、入力操作部7によって共有通信情報18を消去させるための消去指令が入力されたときは、前述の図5のフローチャートに従って、共有通信情報18が内部メモリ9から消去される。
前述のように本実施の形態によれば、記録媒体アクセス部3によって、記録媒体接続部2にCFカードが接続されていることが検出され、かつ入力操作部7によって、電子メールを送信させるための送信指令が入力された場合、ネットワーク通信部4によって、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報に基づいて、LANケーブルを介して接続されるメールサーバ装置に電子メールを送信するように構成される。内部メモリ9は、共有通信情報18の記憶を維持するように構成される。
したがって電子メール装置1を共有する各利用者は、記録媒体接続部2からCFカードが離脱されている場合でも、内部メモリ9に記憶されている共有設定情報に基づいて、ネットワーク通信部4を介して、LANケーブルに接続される予め定めるメールサーバ装置に電子メールを送信することができる。
また記録媒体接続部2からCFカードが離脱された場合でも、共有通信情報18は内部メモリ9から消去されないので、電子メール装置1を共有する各利用者は、表示部6に表示される共有通信情報18を見て、共有通信情報18の内容を確認することができる。これによって電子メール装置1を共有する各利用者の利便性を向上することができる。
前述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば前述の実施の形態では、記録媒体接続部2に着脱可能な記録媒体がCFカードの場合について述べたが、記録媒体接続部2に着脱可能な記録媒体は、CFカードに限らず、たとえばSD(Secure Digital)メモリカード、ミニSDメモリカード、メモリースティックおよびスマートメディア(登録商標)であってもよい。
また前述の実施の形態の画像入力部5は、密着センサ方式を用いて原稿を読取り、画像データを作成するように構成されているけれども、密着センサ方式に限らず、レンズとCCDラインセンサとの組合せによる縮小読取り方式を用いて原稿の読取りおよび画像データの作成をするように構成されてもよい。
1 電子メール装置
2 記録媒体接続部
3 記録媒体アクセス部
4 ネットワーク通信部
5 画像入力部
6 表示部
7 入力操作部
8 制御部
9 内部メモリ
10 中央演算処理部(CPU)
15 送信履歴情報
16 通信ログ情報
17 個人通信情報
18 共有通信情報
19 管理タグ情報
2 記録媒体接続部
3 記録媒体アクセス部
4 ネットワーク通信部
5 画像入力部
6 表示部
7 入力操作部
8 制御部
9 内部メモリ
10 中央演算処理部(CPU)
15 送信履歴情報
16 通信ログ情報
17 個人通信情報
18 共有通信情報
19 管理タグ情報
Claims (5)
- 電子メールの送信設定に関する利用者毎の個人設定情報が記録される記録媒体が着脱可能に接続される接続手段と、
接続手段に記録媒体が接続されているか否かを検出する検出手段と、
予め定める通信回線網を介して接続される通信装置と通信する通信手段と、
前記個人設定情報、予め定める利用者によって共有し、電子メールの送信設定に関する共有設定情報、電子メールの送信処理に関する利用者毎の個人通信情報、および予め定める利用者によって共有し、電子メールの送信処理に関する共有通信情報を記憶する記憶手段と、
記録媒体に記録されている前記個人設定情報の読出しを制御する制御手段とを備え、
制御手段は、
記録媒体から読出した個人設定情報に基づいて、前記通信装置に電子メールを送信するように通信手段を制御し、
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出されると、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報を消去することを特徴とする電子メール装置。 - 記憶手段は、個人設定情報および個人通信情報を消去することを表す消去設定情報を記憶可能に構成されており、
制御手段は、検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出されると、消去設定情報に基づいて、記憶手段に記憶されている個人設定情報および個人通信情報を消去することを特徴とする請求項1記載の電子メール装置。 - 情報を表示する表示手段をさらに備え、
検出手段によって、接続手段に記録媒体が接続されていることが検出された場合、制御手段は、記録媒体に記録されている個人設定情報に基づいて送信された電子メールに関する個人通信情報を表示するように表示手段を制御し、
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出された場合、制御手段は、記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて送信された電子メールに関する共有通信情報だけを表示するように表示手段を制御することを特徴とする請求項1または2記載の電子メール装置。 - 電子メールを送信させるための送信指令を入力する入力手段をさらに備え、
検出手段によって、接続手段から記録媒体が離脱されていることが検出され、入力手段によって前記送信指令が入力された場合、
制御手段は、
記憶手段に記憶されている共有設定情報に基づいて、前記通信装置に電子メールを送信するように通信手段を制御し、
共有通信情報の記憶を維持するように記憶手段を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子メール装置。 - 個人通信情報および共有通信情報は、電子メールの送信履歴を表す送信履歴情報と、電子メールの通信状況を表す通信ログ情報とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子メール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006178671A JP2008011115A (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | 電子メール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006178671A JP2008011115A (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | 電子メール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008011115A true JP2008011115A (ja) | 2008-01-17 |
Family
ID=39068935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006178671A Withdrawn JP2008011115A (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | 電子メール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008011115A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018074455A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
-
2006
- 2006-06-28 JP JP2006178671A patent/JP2008011115A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018074455A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4439187B2 (ja) | データ処理装置 | |
JP4259005B2 (ja) | データ送受信システム、データ送信装置及び画像形成装置 | |
US20050254070A1 (en) | Image output apparatus | |
CN101520829B (zh) | 打印装置及打印方法 | |
US7611050B2 (en) | Image processing system including plurality of image processing apparatuses connected to network for use by plurality of users, and image processing apparatus included in the image processing system | |
JP4151709B2 (ja) | データ処理システム、データ処理方法およびデータ処理プログラム | |
JP6149418B2 (ja) | 画像処理装置の制御システム及び画像処理装置の制御プログラム | |
CN101520716B (zh) | 打印装置及打印方法 | |
US8077336B2 (en) | Network system and information processing device | |
JP2007228074A (ja) | 送信装置及び送信方法 | |
US10257387B2 (en) | Image processing apparatus and information management method | |
JP4227549B2 (ja) | 画像通信方法、通信装置、および通信装置の制御プログラム | |
US8140639B2 (en) | Information-processing system, method for transmitting and receiving data, image-processing apparatus suited especially for transmitting and receiving data among a plurality of image-processing apparatuses connected to network | |
JP2014093765A (ja) | 画像情報通信装置、画像情報通信システム、画像情報通信装置の制御方法、及び画像情報通信装置の制御プログラム | |
US20060066889A1 (en) | Image forming apparatus with improved convenience of Internet facsimile and program product causing computer controlling the image forming apparatus to execute print notifying function | |
KR20130020074A (ko) | 화상형성장치 및 그 화상형성장치의 정보 관리 방법 | |
JP2007243840A (ja) | 画像処理装置及びプログラム | |
JP4215062B2 (ja) | 情報処理システムおよびデータ送受信方法 | |
US7808667B2 (en) | Communication device and communication method | |
JP2008011115A (ja) | 電子メール装置 | |
JP2007295150A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2006334941A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP4293173B2 (ja) | 通信端末装置 | |
US20220303426A1 (en) | Image processing apparatus and control method | |
JP4795987B2 (ja) | ジョブ管理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090901 |