JP5158173B2 - 共振周波数検出装置 - Google Patents
共振周波数検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5158173B2 JP5158173B2 JP2010236445A JP2010236445A JP5158173B2 JP 5158173 B2 JP5158173 B2 JP 5158173B2 JP 2010236445 A JP2010236445 A JP 2010236445A JP 2010236445 A JP2010236445 A JP 2010236445A JP 5158173 B2 JP5158173 B2 JP 5158173B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveform
- acceleration
- displacement
- excitation
- amplitude
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
周波数の異なる加振波形の位相をランダムにずらして重畳して重畳波形を生成することが好ましい。
加振波形の位相をランダムにずらして異なる重畳波形を複数個生成し、負荷手段によりそれぞれ各重畳波形に対応した加振力を負荷した際の周波数毎の振幅比の平均値を算出することもできる。
負荷検出手段により加振力を負荷した際の加振点の変位を検出する変位検出手段と、変位検出手段で検出された変位を加振点における加速度に変換する変換手段とにより上記第1の加速度検出手段を構成してもよい。
加振波形を、加速度振幅を一定とした加速度波形とし、加振点における加速度振幅と変位振幅と周波数との関係に基づき、加速度振幅が一定となるように加速度波形を変位波形に変換して重畳波形を生成し、変位検出手段により検出された変位がこの重畳波形の変位に一致するように加振力を負荷してもよい。
周波数に応じて目標変位の補正係数を設定する係数設定手段をさらに有し、係数設定手段で設定された補正係数により変位波形を補正して重畳波形を生成することもできる。この場合、加速度波形の周波数が高い領域での制御系の応答遅れに伴う目標変位と実変位との差分を補償するように予め算出された係数を補正係数とすればよい。
図1は、本実施の形態に係る共振周波数検出装置の概略構成を示す図である。試験体1には加振点P1を介してアクチュエータ2により加振力が負荷され、この加振力の負荷によって共振点P2における共振周波数を検出する。アクチュエータ2は例えば高周波数で駆動可能な油圧シリンダであり、コントローラ10(図5)からサーボバルブ3へ出力される制御信号によりアクチュエータ2の駆動が制御される。なお、アクチュエータ2を電磁力により駆動する電磁アクチュエータとして構成することもできる。アクチュエータ2の変位は変位計4により検出される。
(1)異なる周波数の加速度波形のサイン波を重畳して重畳波形を生成し、この重畳波形による加振力を試験体1に負荷するとともに、加振点P1と共振点P2における加速度計5,6の検出値a1,a2をフーリエ級数展開し、各周波数ごとの加速度計5,6の振幅の比αを算出するようにした。これにより低周波数から高周波数にかけてスイープ波形を負荷することなく、短時間で共振周波数faを求めることができる。また、試験体1に加振力を負荷する時間を短くできるので、試験体1に与えるダメージを軽減できる。
(3)サイン波の始点の位相をランダムにずらした重畳波形を複数個生成し、これら重畳波形により試験体1に加振力を負荷した際の振幅比αの平均を算出して共振周波数faを求めるようにしたので、共振周波数faを精度よく求めることができる。
a=−(2πf)2Asin(2πft) (I)
上式(I)より、例えば振幅比算出部14において変位計4の検出値をAとして加速度a(
a1)を求め、この加速度a1を用いて加速度a1,a2の振幅比αを算出するようにしてもよい。なお、この場合の変位検出手段としての変位計4の構成、および変換手段としての振幅比算出部14の構成はいかなるものでもよい。
A=−a/((2πf)2sin(2πft)) (II)
上式(II)の関係を用いて目標変位波形を算出するとともに、この目標変位波形を重畳して重畳波形を生成し、変位計4の検出値がこの重畳波形の変位に一致するように目標値と検出値の偏差に応じてサーボバルブ3を変位制御(フィードバック制御)するようにしてもよい。これにより試験体1に対し精度よく加速度振幅|a|を一定とした加振力を負荷することができ、共振周波数faを精度よく求めることができる。
2 アクチュエータ
3 サーボバルブ
4 変位計
5,6 加速度計
10 コントローラ
12 加速度波形生成部
13 アクチュエータ制御部
14 振幅比算出部
Claims (6)
- 周波数の異なる加振波形を重畳した重畳波形を生成する重畳波形生成手段と、
試験体に対し前記重畳波形生成手段で生成された重畳波形に対応した加振力を負荷する負荷手段と、
前記負荷手段により加振力が作用する加振点における加速度を検出する第1の加速度検出手段と、
前記試験体の共振点における加速度を検出する第2の加速度検出手段と、
前記負荷手段により加振力を負荷した際の周波数毎における前記第1の加速度検出手段により検出された加速度の振幅と前記第2の加速度検出手段により検出された加速度の振幅の比(振幅比)を算出する振幅比算出手段とを備えることを特徴とする共振周波数検出装置。 - 請求項1に記載の共振周波数検出装置において、
前記重畳波形生成手段は、周波数の異なる加振波形の位相をランダムにずらして重畳して重畳波形を生成することを特徴とする共振周波数検出装置。 - 請求項2に記載の共振周波数検出装置において、
前記重畳波形生成手段は、加振波形の位相をランダムにずらして異なる重畳波形を複数個生成し、
前記振幅比算出手段は、前記負荷手段によりそれぞれ各重畳波形に対応した加振力を負荷した際の周波数毎の振幅比の平均値を算出することを特徴とする共振周波数検出装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の共振周波数検出装置において、
前記第1の加速度検出手段は、
前記負荷検出手段により加振力を負荷した際の加振点の変位を検出する変位検出手段と、
前記変位検出手段で検出された変位を加振点における加速度に変換する変換手段とを有することを特徴とする共振周波数検出装置。 - 請求項4に記載の共振周波数検出装置において、
前記加振波形は、加速度振幅を一定とした加速度波形であり、
前記重畳波形生成手段は、加振点における加速度振幅と変位振幅と周波数との関係に基づき、加速度振幅が一定となるように加速度波形を変位波形に変換して重畳波形を生成し、
前記負荷手段は、前記変位検出手段により検出された変位がこの重畳波形の変位に一致するように加振力を負荷することを特徴とする共振周波数検出装置。 - 請求項5に記載の共振周波数検出装置において、
周波数に応じて目標変位の補正係数を設定する係数設定手段をさらに有し、
前記補正係数は、加速度波形の周波数が高い領域での制御系の応答遅れに伴う目標変位と実変位との差分を補償するように予め算出された係数であり、
前記重畳波形生成手段は、前記係数設定手段で設定された補正係数により変位波形を補正して重畳波形を生成することを特徴とする共振周波数検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010236445A JP5158173B2 (ja) | 2010-10-21 | 2010-10-21 | 共振周波数検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010236445A JP5158173B2 (ja) | 2010-10-21 | 2010-10-21 | 共振周波数検出装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007008362U Continuation JP3138717U (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | 共振周波数検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011017729A JP2011017729A (ja) | 2011-01-27 |
JP5158173B2 true JP5158173B2 (ja) | 2013-03-06 |
Family
ID=43595597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010236445A Active JP5158173B2 (ja) | 2010-10-21 | 2010-10-21 | 共振周波数検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5158173B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5650052B2 (ja) * | 2011-05-11 | 2015-01-07 | 株式会社日立製作所 | 振動試験装置及びその制御方法 |
JP6360735B2 (ja) * | 2014-07-02 | 2018-07-18 | 国立大学法人北海道大学 | 細胞の複素弾性率の計測方法および計測システム |
CN110544329B (zh) * | 2019-09-11 | 2021-09-17 | 中车株洲电力机车有限公司 | 一种磁浮列车车轨共振的判定方法、系统及存储介质 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07294327A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 電動機の固有振動数の測定方法 |
JPH08327477A (ja) * | 1995-06-05 | 1996-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | ベルト張力測定装置 |
JP3539471B2 (ja) * | 1998-02-19 | 2004-07-07 | トヨタ自動車株式会社 | タイヤの振動特性測定方法 |
JP4092563B2 (ja) * | 2002-12-19 | 2008-05-28 | 日本精工株式会社 | 軸受装置の共振測定装置及び共振測定方法 |
JP4069977B2 (ja) * | 2003-04-01 | 2008-04-02 | 北海道ティー・エル・オー株式会社 | 構造物の健全度診断システム |
JP2005249687A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Rikogaku Shinkokai | 振動特性解析装置及び振動特性解析方法 |
-
2010
- 2010-10-21 JP JP2010236445A patent/JP5158173B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011017729A (ja) | 2011-01-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018100948A (ja) | 振動試験方法及び振動試験装置 | |
JP4610012B2 (ja) | 物理量測定装置 | |
JP2019215365A5 (ja) | ||
CN104380069B (zh) | 使用延迟来匹配相位特性的换能器加速度补偿 | |
JP2010286368A (ja) | 物理量検出装置並びに物理量検出装置の制御方法、異常診断システム及び異常診断方法 | |
JP5158173B2 (ja) | 共振周波数検出装置 | |
WO2014087538A1 (ja) | 超音波疲労試験機および超音波疲労試験方法 | |
US8942930B2 (en) | System and method for generation and control of mechanical vibration | |
JP2019095296A5 (ja) | ||
JP2009192363A (ja) | 振動試験装置 | |
JP2018004504A (ja) | 多軸振動制御装置 | |
RU2015149663A (ru) | Способ формирования сигнала возбуждения для датчика вибрации | |
JP2020201050A (ja) | ねじの締結状況の試験方法及び装置 | |
JP2011027669A (ja) | 振動試験装置および振動試験方法 | |
JP3138717U (ja) | 共振周波数検出装置 | |
JP4844618B2 (ja) | 疲労試験機および駆動信号生成装置 | |
JP5397262B2 (ja) | 振動試験装置 | |
JP2017187435A (ja) | 共振周波数推定方法 | |
KR101420519B1 (ko) | 공기 베어링의 동특성 측정 장치 및 방법 | |
JP2005043098A (ja) | 物理量検出装置 | |
JP6466165B2 (ja) | Pid制御装置、および、pid制御方法、ならびに、pid制御装置を備えた試験装置 | |
JP6960342B2 (ja) | 加振装置及びこの加振装置を備えた振動試験装置 | |
US20150369655A1 (en) | Sensor signal detector | |
JP3940540B2 (ja) | 残留応力測定方法及び装置 | |
JP3138716U (ja) | 試験装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101021 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121126 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5158173 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221 Year of fee payment: 3 |