JP5157975B2 - 車両の吸気量演算装置及びアイドル回転数制御装置 - Google Patents

車両の吸気量演算装置及びアイドル回転数制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両のエンジンに実際に導入される実吸気量を演算する吸気量演算装置、及び、その吸気量演算装置で演算された実吸気量に基づきアイドル回転数を制御するための学習値を学習するアイドル回転数制御装置に関するものである。
従来、車両において、エンジンのアイドル運転時に吸気量を調整してアイドル回転数を制御することが行なわれている。詳しくは、エンジンの負荷状態毎に目標アイドル回転数を予め設定しておき、実アイドル回転数が目標アイドル回転数に一致するように、電子制御式のスロットル弁のスロットル開度をフィードバック制御し、吸気量を調整するようになっている。このスロットル開度の制御値は記憶され、次回以降の制御に反映される。
ところで、車両には、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を捕集するキャニスタが設けられており、キャニスタに捕集された蒸発燃料は、キャニスタに形成された外気導入口から導入された外気(空気)とともにパージ通路を介してエンジンの吸気通路に導入され、筒内で燃焼されるようになっている。つまり、このように蒸発燃料がパージされている場合には、パージ通路からも筒内に空気(パージ空気)が導入されている。
そのため、パージ時に記憶されたスロットル弁の制御値を非パージ時に反映させると、その制御値はパージ空気の分だけスロットル開度を絞る値となっているので、アイドル回転数が低下してしまうという課題がある。
そこで、パージ時と非パージ時とで制御値を別々に記憶する技術が考案される。なお、パージ時と非パージ時とで別々の制御値を用いる技術思想は、例えば以下に示す特許文献1に開示されている。
特開2000−274295号公報
しかしながら、前述のようにパージ時と非パージ時とで制御値を別々に記憶する場合、これらの制御値を記憶するために大きなメモリの容量(記憶容量)が必要となり、記憶容量的に不利であるという課題がある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、エンジンに実際に導入される実吸気量を高精度に演算することができるようにした車両の吸気量演算装置を提供することを目的とするとともに、アイドル回転数を制御する際に必要とされる記憶容量を抑制しながらアイドル回転数を安定して制御することができるようにした車両のアイドル回転数制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明の車両の吸気量演算装置は、駆動源としてのエンジンと、前記エンジンの吸気通路に設けられて吸気量を調整する吸気量調整弁と、前記吸気量調整弁の開度情報を検出する開度情報検出手段と、前記吸気量調整弁よりも上流側の吸気通路に設けられて前記吸気量調整弁よりも上流側から導入される空気の量を第1基本吸気量として検出する吸気量検出手段と、前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集するキャニスタと、前記吸気通路と前記キャニスタとを接続するパージ通路と、前記パージ通路に設けられて前記パージ通路を開閉し、その開弁時には前記キャニスタの捕集した蒸発燃料がパージ空気とともに前記吸気通路へパージされるパージ制御弁と、前記吸気通路における前記パージ通路が接続されるパージ位置よりも下流側の圧力を吸気圧として検出する吸気圧検出手段と、前記エンジンのエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段とを備えた車両において、前記エンジンの筒内に実際に導入される実吸気量を演算する吸気量演算装置であって、前記パージ制御弁の開閉状態に基づき、パージ中であるか否かを判断する判断手段と、前記吸気圧検出手段の検出した吸気圧に基づきパージ空気量を算出するパージ空気量算出手段と、前記開度情報検出手段の検出した開度情報に基づき前記吸気量調整弁を通過している空気の量を第2基本吸気量として算出するとともに、前記第2基本吸気量に基づき、前記エンジンの筒内に実際に導入されている前記吸気量調整弁よりも上流側から導入される空気の量を正吸気量として算出する正吸気量算出手段と、前記判断手段によりパージ中であると判断された場合、前記パージ空気量算出手段の算出したパージ空気量と前記正吸気量算出手段の算出した正吸気量とを加算して、前記実吸気量を算出する実吸気量算出手段と、前記判断手段によりパージ中でないと判断された場合、前記正吸気量算出手段の算出した正吸気量を前記実吸気量として設定する実吸気量設定手段とを備え、前記パージ空気量算出手段は、前記吸気圧検出手段の検出した吸気圧と前記エンジン回転速度検出手段の検出したエンジン回転速度とに基づき第1充填効率を算出する第1充填効率算出手段と、前記吸気量検出手段の検出した第1基本吸気量に基づき第2充填効率を算出する第2充填効率算出手段と、前記第1充填効率算出手段の算出した第1充填効率と前記第2充填効率算出手段の算出した第2充填効率との差分に基づき前記パージ空気量を算出する差分算出手段とを有していることを特徴としている。
また、請求項記載の本発明の車両の吸気量演算装置は、請求項記載の車両の吸気量演算装置において、前記第1充填効率算出手段は、前記吸気圧検出手段の検出した吸気圧と前記エンジン回転速度検出手段の検出したエンジン回転速度とに基づき体積効率係数を算出するとともに、前記吸気圧を標準大気圧で除した吸気圧補正項に前記体積効率係数を乗じて前記第1充填効率を算出することを特徴としている。
また、請求項記載の本発明の車両のアイドル回転数制御装置は、請求項1又は2記載の車両の吸気量演算装置を備えるとともに、予め設定された目標アイドル回転数を記憶するとともに、前記目標アイドル回転数を維持するのに必要とされる吸気量を目標吸気量として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された目標吸気量と前記実吸気量算出手段の算出した実吸気量との差分、及び、前記目標吸気量と前記実吸気量設定手段の設定した実吸気量との差分を同一の学習値として学習する学習手段と、前記学習値に基づき前記目標空気量を設定する制御手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の車両の吸気量演算装置によれば、エンジンの筒内に実際に導入される実吸気量をパージ空気量を含めて算出するとともに、そのパージ空気量をパージ制御弁の個体ばらつきを反映させて算出するので、実吸気量を高精度に演算することができる。
また、本発明の車両のアイドル回転数制御装置によれば、目標吸気量をパージ時と非パージ時とで別々に記憶せず、パージ時と非パージ時とで同一の目標吸気量を記憶手段に記憶するので、記憶容量を抑制して実吸気量を演算することができる。そして、その実吸気量と目標吸気量との差分を学習するが、その学習値もパージ時と非パージ時とで同一であるので、記憶容量をより抑制することができる。そして、この学習値により、アイドル回転数を安定して制御することができる。
本発明の第1実施形態に係るアイドル回転数制御装置を備えた車両の要部を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るアイドル回転数制御装置のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るアイドル回転数制御装置が実施する演算方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るアイドル回転数制御装置の記憶部に記憶された第1マップを模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係るアイドル回転数制御装置の記憶部に記憶された第2マップを模式的に示す図である。 本発明の関連技術に係るアイドル回転数制御装置のブロック図である。 本発明の関連技術に係るアイドル回転数制御装置が実施する演算方法を示すフローチャートである。 本発明の関連技術に係るアイドル回転数制御装置の記憶部に記憶された第3マップを模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るアイドル回転数制御装置が実施する演算方法を示すフローチャートである。 本発明の関連技術の変形例に係るアイドル回転数制御装置が実施する演算方法を示すフローチャートである。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態の車両の吸気量演算装置を備えたアイドル回転数制御装置について説明する。
<構成>
車両は、図1に示すように、駆動源としてのエンジン1と、エンジン1に供給される燃料を貯留する燃料タンク20と、燃料タンク20で発生した蒸発燃料を捕集するキャニスタ21とを備えている。そして、図2に示す本実施形態の吸気量演算装置40を備えたアイドル回転数制御装置60が、この車両に設けられている。
エンジン1は、図1に示すように、その燃焼室(筒内)2に連通する吸気通路3及び排気通路4と、吸気通路3を開閉する吸気バルブ5と、排気通路4を開閉する排気バルブ6とを有している。また、エンジン1には、これらの吸気バルブ5及び排気バルブ6のバルブタイミングを可変制御する、図示しないVVT機構が設けられている。
上記吸気通路3には、上流側から順に、車外から導入される空気を濾過するエアクリーナ7,その空気の量(吸気量)を調整する電子制御式のスロットル弁(吸気量調整弁)8、及び、サージタンク9を有するインテークマニホールド10が設けられている。スロットル弁8には、スロットル弁8の開度情報TPSを検出するスロットル開度センサ(開度情報検出手段)8aが設けられている。
また、エアクリーナ7及びスロットル弁8間の吸気通路3には、吸気量を第1基本吸気量VN1として検出するエアフローセンサ(吸気量検出手段)11が設けられている。また、インテークマニホールド10のサージタンク9には、サージタンク9内の圧力(以下、インマニ圧(吸気圧)という)Pbを検出する吸気圧センサ(吸気圧検出手段)12と、サージタンク9内の温度(以下、吸気温という)Tを検出する吸気温センサ(吸気温検出手段)13とが設けられている。さらに、エンジン1には、エンジン回転速度Neを検出するクランク角センサ(エンジン回転速度検出手段)14が設けられている。
燃料タンク20とキャニスタ21とはベーパ通路22で接続され、キャニスタ21とサージタンク9とはパージ通路30で接続されている。さらに、キャニスタ21には、キャニスタ21内にパージ用の空気(以下、パージ空気という)を導入する空気導入通路23が接続されている。
パージ通路30には、パージ通路30を開閉するパージ制御弁31が設けられている。このパージ制御弁31が開放されたときに、キャニスタ21に捕集された蒸発燃料がパージ空気とともにパージ通路30を通って吸気通路3へとパージされ、燃焼室2で燃焼されるようになっている。また、パージ制御弁31の開度は、後述する制御部63によってデューティ制御されるようになっている。
また、空気導入通路23には、大気圧Paを検出する大気圧センサ(大気圧検出手段)15が設けられている。
吸気量演算装置40は、CPUとメモリとを有する電子制御ユニット(ECU;Electronic Control Unit)で構成されたアイドル回転数制御装置60の一部であって、パージ時であっても非パージ時であってもエンジン1の燃焼室2に実際に導入される実吸気量QAを正確に演算するようになっている。
詳述すると、吸気量演算装置40は、記憶部(第1記憶手段)41と、係数設定部(係数設定手段)42と、判断部(判断手段)43と、パージ空気量算出部(パージ空気量算出手段)44と、正吸気量算出部(正吸気量算出手段)45と、実吸気量算出部(実吸気量算出手段)46と、実吸気量設定部(実吸気量設定手段)47とを有している。記憶部41はメモリに設定された記憶領域として構成され、係数設定部42,判断部43,パージ空気量算出部44,正吸気量算出部45,実吸気量算出部46及び実吸気量設定部47はメモリにプログラムとして記録されて構成されている。また、吸気量演算装置40には、各種センサ8a,11〜15の検出した情報TPS,VN1,Pb,T,Ne,Paが入力されるようになっている。
記憶部41は、エンジン回転速度Ne及びインマニ圧Pbと体積効率係数KVEとの対応関係を設定した、図4に示すマップ(以下、第1マップという)を記憶している。また、記憶部41は、エンジン回転速度Ne及びスロットル開度情報TPSと後述する第2基本吸気量VN2との対応関係を設定した、図5に示すマップ(以下、第2マップという)も記憶している。
体積効率係数KVEは、公知の体積効率及び充填効率ηCと同様にエンジン1の吸気効率を示す指標である。ここでは、それらは次のように定義されている。
体積効率=新気量(volume)/行程容積
体積効率係数KVE=体積効率×(大気圧Pa/インマニ圧Pb)
充填効率ηC=体積効率×大気圧補正係数KBP×吸気温補正係数KAT
なお、大気圧補正係数KBPは次のように表される。
大気圧補正係数KBP=大気圧Pa/標準大気圧Pa0
標準大気の状態とはJIS規格の101.3kPa,20℃,湿度60%の状態であって、標準大気圧Pa0=101.3kPaである。そして、充填効率ηC(ηC1)は、後述の数式(1)のように体積効率係数KVEに関する式として書き換えることができる。
係数設定部42は、大気圧センサ15の検出した大気圧Paに基づき大気圧補正係数KBPを設定し、また、吸気温センサ13の検出した吸気温Tに基づき吸気温補正係数KATを設定するようになっている。
判断部43は、パージ制御弁31の開閉に基づき、パージ中であるか否かを判断するようになっている。つまり、パージ制御弁31の開放時にはパージ中であると判断し、パージ制御弁31の閉鎖時にはパージ中ではないと判断するようになっている。
パージ空気量算出部44は、第1充填効率算出部(第1充填効率算出手段)44aと、第2充填効率算出部(第2充填効率算出手段)44bと、減算部(差分算出手段)44cとを有している。
第1充填効率算出部44aは、記憶部41から第1マップを呼び出し、クランク角センサ14の検出したエンジン回転速度Neと吸気圧センサ12の検出したインマニ圧Pbとに基づき体積効率係数KVEを算出するようになっている。そして、下記の数式(1)に基づき、体積効率係数KVEに対してインマニ圧Pbを標準大気圧Pa0で除した補正項(インマニ圧補正項;吸気圧補正項)を乗じ、さらに、係数設定部42の設定した吸気温補正係数KATを乗じて、第1充填効率ηC1を算出するようになっている。
ηC1=KVE×(Pb/Pa0)×KAT・・・(1)
第2充填効率算出部44bは、エアフローセンサ11の検出した第1基本吸気量VN1に基づき、第2充填効率ηC2を算出するようになっている。
減算部44cは、第1充填効率算出手段44aの算出した第1充填効率ηC1から第2充填効率算出部44bの算出した第2充填効率ηC2を減算するようになっている。またその後、下記の数式(2)に基づき、その減算した値(差分)にエンジンの排気量Vexh及びエンジン回転速度Neを乗じて、パージ空気の量QPを算出するようになっている。
なお、数式(2)における排気量Vexhは1気筒当たりの排気量であり、記憶部41に予め記憶されている。また、ストローク定数Sは、エンジン1のストロークによって定まる値であって、本実施形態ではエンジン1は4ストロークエンジンであることから「S=2」に設定されている。また、時間換算定数tは、分と秒との換算をするための定数であって、本実施形態では「t=60」に設定されている。
QP=(ηC1−ηC2)×Vexh×Ne/(S×t)・・・(2)
正吸気量算出部45は、記憶部41に記憶された第2マップを呼び出し、スロットル開度センサ8aの検出したスロットル開度情報TPSとクランク角センサ14の検出したエンジン回転速度Neとに基づき、スロットル弁8を通過している空気の量を第2基本吸気量VN2として算出するようになっている。
そして、下記の数式(3)に基づき、前回の演算周期で演算した正吸気量QN(n−1)に第1重み付け係数K(0≦K≦1)を掛けた値と、第2基本吸気量VN2に第2重み付け係数(1−K)を掛けた値とを加算して、現時点でエンジン1の燃焼室2にスロットル弁8上流側から導入されている空気の量を正吸気量QN(n)として算出するようになっている。つまり、重み付けと一次遅れ処理とをすることによって、今回の演算周期における正吸気量QN(n)を算出するようになっている。また、この正吸気量QN(n)は、大気圧補正係数KBP及び吸気温補正係数KATで補正されて算出されるようになっている。
QN(n)={K×QN(n−1)+(1−K)×VN2}×KAT×KBP・・・(3)
実吸気量算出部46は、パージ空気量算出部44の算出したパージ空気量QPと、正吸気量算出部45の算出した正吸気量QN(n)とを加算して、実吸気量QAを算出するようになっている(QA=QN(n)+QP)。
実吸気量設定部47は、正吸気量算出部45の算出した正吸気量QN(n)をそのまま実吸気量QAとして設定するようになっている(QA=QN(n))。
そして、アイドル回転数制御装置60は、実吸気量算出部46の算出した実吸気量QA又は実吸気量設定部47の設定した実吸気量QAと目標吸気量QTとの差分(QA−QT)を学習して、実アイドル回転数が目標アイドル回転数に一致するように、アイドル回転数を制御するようになっている。
アイドル回転数制御装置60は、吸気量演算装置40に加えて、記憶部(第2記憶手段)61と、学習部(学習手段)62と、制御部(制御手段)63とを有している。
記憶部61は、メモリに設定された記憶領域として構成されたものであって、エンジン1の負荷状態毎に予め設定された目標アイドル回転数を記憶している。また、その目標アイドル回転数を維持するのに必要とされる、エンジン1の燃焼室2に導入されるべき吸気量を目標吸気量QTとして記憶している。
学習部62は、メモリにプログラムとして記録されて構成されたものであって、記憶部61に記憶された目標吸気量QTと実吸気量算出部46の算出した実吸気量QAとの差分、及び、目標吸気量QTと実吸気量設定部47の設定した実吸気量QAとの差分を同一の学習値(アイドル吸気量補正学習値)として学習するようになっている。
制御部63は、学習部62の学習した学習値,目標吸気量QT,パージ補正値及びエンジン回転速度補正値等に基づきスロットル弁8の目標吸気量を設定してスロットル弁8を制御し、実アイドル回転数が目標アイドル回転数に一致するようにアイドル回転数を制御するようになっている。
<作用・効果>
本発明の第1実施形態に係るアイドル回転数制御装置は上述のように構成されているので、以下のような作用・効果がある。
アイドル回転数制御装置60は、図3のフローチャートに示す手順により、アイドル回転数を制御するための学習値を算出する。
まず、ステップA10では、係数設定部42が、吸気温センサ13の検出した吸気温Tに基づき吸気温補正係数KATを設定するとともに、大気圧センサ15の検出した大気圧Paに基づき大気圧補正係数KBPを設定する。そして、正吸気量算出部45が、記憶部41から第2マップを呼び出し、スロットル開度センサ8aの検出したスロットル開度情報TPSとクランク角センサ14の検出したエンジン回転速度Neとに基づき第2基本吸気量VN2を算出する。続いて、この第2基本吸気量VN2と前回の演算周期で演算した正吸気量QN(n−1)と係数設定部42の設定した吸気温補正係数KAT及び大気圧補正係数KBPとに基づき、今回の正吸気量QN(n)を算出する。
ステップA20では、判断部43が、パージ中であるか否かを判断する。そして、パージ中であると判断したときにはステップA20に進み、そうでなければステップA60に進む。
ステップA30では、パージ空気量算出部44の第1充填効率算出部44aが、記憶部41から第1マップを呼び出し、クランク角センサ14の検出したエンジン回転速度Neと吸気圧センサ12の検出したインマニ圧Pbとに基づき体積効率係数KVEを算出する。続いて、体積効率係数KVEにインマニ圧Pbを標準大気圧Pa0で除したインマニ圧補正項を乗じ、さらに吸気温補正係数KATを乗じて第1充填効率ηC1を算出する。算出後はステップA40に進む。
ステップA40では、パージ空気量算出部44の第2充填効率算出部44bが、エアフローセンサ11の検出した第1基本吸気量VN1に基づき第2充填効率ηC2を算出する。そして、パージ空気量算出部44の減算部44cが第1充填効率ηC1と第2充填効率ηC2との差分に基づきパージ空気量QPを算出する。算出後はステップA50に進む。
ステップA50では、実吸気量算出部46が、ステップA10で算出した正吸気量QN(n)とステップA40で算出したパージ空気量QPとを加算して実吸気量QAを算出する。算出後はステップA70に進む。
ステップA60では、実吸気量設定部47が、ステップA10で算出した正吸気量QN(n)を実吸気量QAとして設定する。算出後はステップA70に進む。
ステップA70では、アイドル回転数制御装置60が、ステップA50で算出した又はステップA60で設定した実吸気量QAから目標吸気量QTを減算して、学習値を算出する。
このように、本実施形態に係るアイドル回転数制御装置60によれば、吸気通路3におけるパージ通路30が接続されるパージ位置よりも下流側のインマニ圧Pbに基づきパージ空気量QPを算出するので、パージ制御弁31の個体ばらつきが反映されたパージ空気量QPを算出することができる。そして、そのようなパージ空気量QPを用いることで、エンジン1の燃焼室2に実際に導入される実吸気量QAを高精度に演算することができる。
また、目標アイドル回転数に対応する目標吸気量をパージ時と非パージ時とで別々に記憶せず、パージ時と非パージ時とで同一の目標吸気量QTを記憶部61に記憶するので、記憶容量を抑制して実吸気量QAを演算することができる。そして、その実吸気量QAと目標吸気量QTとの差分を学習するが、その学習値もパージ時と非パージ時とで同一にすることができて、記憶容量をより抑制することができる。そして、この学習値により、アイドル回転数を安定して制御することができる。
関連技術
次に、図6〜図8を参照して、本発明の関連技術の車両のアイドル回転数制御装置について説明する。なお、本関連技術においては、吸気量演算装置40が吸気量演算装置50に変更されている点を除いては第1実施形態と構成上の差異はないため、吸気量演算装置50以外の構成要素については説明を省略する。
<構成>
図6に示すように、本関連技術の吸気量演算装置50は、記憶部(記憶手段)51と、係数設定部(係数設定手段)52と、判断部(判断手段)53と、パージ空気量算出部(パージ空気量算出手段)54と、正吸気量算出部(正吸気量算出手段)55と、実吸気量算出部(実吸気量算出手段)56と、実吸気量設定部(実吸気量設定手段)57とを有している。記憶部51はメモリに設定された記憶領域として構成され、係数設定部52,判断部53,パージ空気量算出部54,正吸気量算出部55,実吸気量算出部56及び実吸気量設定部57はメモリにプログラムとして記録されて構成されている。また、吸気量演算装置50には、各種センサ8a,11〜15の検出した情報TPS,VN1,Pb,T,Ne,Paが入力されるようになっている。
記憶部51は、パージ流速fvとインマニ圧Pb及び大気圧Paの圧力比Pb/Paとの対応関係を設定した、図8に示すマップ(以下、第3マップという)を記憶している。また、記憶部51は、第1実施形態の記憶部41と同様に、エンジン回転速度Ne及びスロットル開度情報TPSと第2基本吸気量VN2との対応関係を設定した、図5に示す第2マップを記憶している。
係数設定部52は、第1実施形態の係数設定部42と同様に、大気圧センサ15の検出した大気圧Paに基づき大気圧補正係数KBPを設定し、また、吸気温センサ13の検出した吸気温Tに基づき吸気温補正係数KATを設定するようになっている。
判断部53も、第1実施形態の判断部43と同様に、パージ制御弁31の開閉に基づき、パージ中であるか否かを判断するようになっている。
パージ空気量算出部54は、圧力比算出部(圧力比算出手段)54aと、パージ流速算出部(パージ流速算出手段)54bと、乗算部(乗算手段)54cとを有している。
圧力比算出部54aは、大気圧センサ15の検出した大気圧Paと、吸気圧センサ12の検出したインマニ圧Pbとの圧力比Pb/Paを算出するようになっている。
パージ流速算出部54bは、記憶部51から第3マップを呼び出し、圧力比算出部54aの算出した圧力比Pb/Paに基づき、パージ通路30を流れるパージ空気の流速fvを算出するようになっている。
乗算部54cは、下記の数式(4)に基づき、パージ流速算出部54bの算出した流速fvに、パージ制御弁31の開口面積fs,吸気温補正係数KAT及び大気圧補正係数KBPを乗じて、単位時間当たりにパージ制御弁31を通過するパージ空気量QPを算出するようになっている。
QP=fv×fs×KAT×KBP・・・(4)
ここで、数式(4)中の開口面積fsについて詳述する。本関連技術のパージ制御弁31としては、開度を細かく調整できるものではなく、全開か全閉かを制御する(すなわち、オンオフ制御する)ソレノイドバルブが用いられている。このようなパージ制御弁31に対し、パージ空気量QPの調整は、一定時間内でのパージ制御弁31の開閉比率(デューティ比)を制御することで行なわれる。そのため、上記開口面積fsは、全開時の実際の開口面積にデューティ比を乗じることで求められるようになっている。なお、パージ制御弁31として開度を細かく調整できるものが用いられていても良く、その場合にはその開度に応じた開口面積を数式(4)に代入すると良い。
正吸気量算出部55は、第1実施形態の正吸気量算出部45と同様に、記憶部51に記憶された第2マップを呼び出し、スロットル開度センサ8aの検出したスロットル開度情報TPSとクランク角センサ14の検出したエンジン回転速度Neとに基づき、スロットル弁8を通過する空気の量を第2基本吸気量VN2として求めるようになっている。
そして、前述の数式(3)に基づき、前回の演算周期で演算した正吸気量QN(n−1)に第1重み付け係数K(0≦K≦1)を掛けた値と、第2基本吸気量VN2に第2重み付け係数(1−K)を掛けた値とを加算し、さらに、その加算値を大気圧補正係数KBP及び吸気温補正係数KATで補正して、今回の正吸気量QN(n)を算出するようになっている。
実吸気量算出部56は、第1実施形態の実吸気量算出部46と同様に、パージ空気量算出部54の算出したパージ空気量QPと、正吸気量算出部55の算出した正吸気量QN(n)とを加算して、実吸気量QAを算出するようになっている(QA=QN(n)+QP)。
実吸気量設定部57は、第1実施形態の実吸気量設定部47と同様に、正吸気量算出部55の算出した正吸気量QN(n)をそのまま実吸気量QAとして設定するようになっている(QA=QN(n))。
そして、アイドル回転数制御装置60′は、第1実施形態と同様に、実吸気量算出部56の算出した実吸気量QA又は実吸気量設定部57の設定した実吸気量QAに基づき、その実吸気量QAと目標吸気量QTとの差分(QA−QT)を学習して、実アイドル回転数が目標アイドル回転数に一致するようにスロットル弁8を制御し、アイドル回転数を制御するようになっている。
<作用・効果>
本発明の関連技術に係るアイドル回転数制御装置は上述のように構成されているので、以下のような作用・効果がある。
アイドル回転数制御装置60′は、図7のフローチャートに示す手順により、アイドル回転数を制御するための学習値を算出する。
まず、ステップB10では、係数設定部52が、吸気温センサ13の検出した吸気温Tに基づき吸気温補正係数KATを設定するとともに、大気圧センサ15の検出した大気圧Paに基づき大気圧補正係数KBPを設定する。そして、正吸気量算出部55が、スロットル開度センサ8aの検出したスロットル開度情報TPSとクランク角センサ14の検出したエンジン回転速度Neとに基づき第2基本吸気量VN2を算出する。続いて、この第2基本吸気量VN2と前回の演算周期で演算した正吸気量QN(n−1)と係数設定部42の設定した吸気温補正係数KAT及び大気圧補正係数KBPとに基づき、今回の正吸気量QN(n)を算出する。
ステップB20では、判断部53が、パージ中であるか否かを判断する。そして、パージ中であると判断したときにはステップB20に進み、そうでなければステップB50に進む。
ステップB30では、パージ空気量算出部54が、記憶部51から第3マップを呼び出し、吸気圧センサ12の検出したインマニ圧Pb及び大気圧センサ15の検出した大気圧Paの圧力比Pb/Paとに基づき、パージ流速fvを算出する。続いて、このパージ流速fvに開口面積fs,吸気温補正係数KAT及び大気圧補正係数KBPを乗じて、単位時間当たりのパージ空気量QPを算出する。算出後はステップB40に進む。
ステップB40では、実吸気量算出部56が、ステップB10で算出した正吸気量QN(n)とステップB30で算出したパージ空気量QPとを加算して、実吸気量QAを算出する。算出後はステップB60に進む。
ステップB50では、実吸気量設定部57が、ステップB10で算出した正吸気量QN(n)を実吸気量QAとして設定する。設定後はステップB60に進む。
ステップB60では、アイドル回転数制御装置60′が、ステップB40で算出した又はステップB50で設定した実吸気量QAから目標吸気量QTを減算して、学習値を算出する。
このような本関連技術に係るエンジントルク演算装置60′によっても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記実施形態では、空気導入通路23に大気圧センサ15を設け、この大気圧センサ15を利用して大気圧Paを検出したが、大気圧センサ15を設ける位置はこれに限定されない。また、このように大気圧センサ15を特に設けることなく、吸気圧センサ12を利用して大気圧Paを検出しても良い。これは、エンジン始動前のインマニ圧Pbは大気圧Paに略等しいことによる。そこで、吸気圧センサ12によりエンジン始動直前のインマニ圧Pb0を検出し、この値を大気圧Paとしても良い。
また、上記実施形態では、電子制御式のスロットル弁8を備え、このスロットル弁8の開度を直接制御して吸気量を調整するようにしたが、新たにスロットルバイパス通路を設けるとともに、このバイパス通路にアイドルコントロール弁(吸気量調整弁)を設け、スロットル弁8を全閉にした上でアイドルコントロール弁の開度を制御して吸気量を調整するようにしても良い。
また、上記実施形態および上記関連技術において、吸気量演算装置40,50が、実吸気量設定部46,56に代えて、パージ空気量QPをゼロに設定するゼロ設定部を備えるようにしても良い。このとき、図3又は図7に示すフローチャートは、図9又は図10に示すフローチャートに変更する。そして、図9及び図10に示すように、ステップA60′及びステップB50′でパージ空気量QPをゼロに設定し(QP=0)、その後、ステップA50又はステップB40に進むようにしても良い。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
1 エンジン
2 燃焼室
3 吸気通路
4 排気通路
5 吸気バルブ
6 排気バルブ
7 エアクリーナ
8 スロットル弁(吸気量調整弁)
8a スロットル開度センサ(開度情報検出手段)
9 サージタンク
10 インテークマニホールド
11 エアフローセンサ(吸気量検出手段)
12 吸気圧センサ(吸気圧検出手段)
13 吸気温センサ(吸気温検出手段)
14 クランク角センサ(エンジン回転速度検出手段)
15 大気圧センサ(大気圧検出手段)
20 燃料タンク
21 キャニスタ
22 ベーパ通路
23 空気導入通路
30 パージ通路
31 パージ制御弁
40,50 吸気量演算装置
41,51 記憶部(第1記憶手段)
42,52 係数設定部(係数設定手段)
43,53 判断部(判断手段)
44,54 パージ空気量算出部(パージ空気量算出手段)
44a 第1充填効率算出部(第1充填効率算出手段)
44b 第2充填効率算出部(第2充填効率算出手段)
44c 減算部(差分算出手段)
54a 圧力比算出部(圧力比算出手段)
54b パージ流速算出部(パージ流速算出手段)
54c 乗算部(乗算手段)
45,55 正吸気量算出部(正吸気量算出手段)
46,56 実吸気量算出部(実吸気量算出手段)
47,57 実吸気量設定部(実吸気量設定手段)
60,60′ アイドル回転数制御装置
61 記憶部(第2記憶手段)
62 学習部(学習手段)
63 制御部(制御手段)
fv パージ流速
fs パージ制御弁の開口面積
KVE 体積効率係数
Ne エンジン回転速度
Pa 大気圧
Pb インマニ圧(吸気圧)
T 吸気温
ηC 充填効率
QA 実吸気量
QP パージ空気量
QN 正吸気量
QT 目標吸気量
VN1 第1基本吸気量
VN2 第2基本吸気量

Claims (3)

  1. 駆動源としてのエンジンと、
    前記エンジンの吸気通路に設けられて吸気量を調整する吸気量調整弁と、
    前記吸気量調整弁の開度情報を検出する開度情報検出手段と、
    前記吸気量調整弁よりも上流側の吸気通路に設けられて前記吸気量調整弁よりも上流側から導入される空気の量を第1基本吸気量として検出する吸気量検出手段と、
    前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、
    前記燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集するキャニスタと、
    前記吸気通路と前記キャニスタとを接続するパージ通路と、
    前記パージ通路に設けられて前記パージ通路を開閉し、その開弁時には前記キャニスタの捕集した蒸発燃料がパージ空気とともに前記吸気通路へパージされるパージ制御弁と、
    前記吸気通路における前記パージ通路が接続されるパージ位置よりも下流側の圧力を吸気圧として検出する吸気圧検出手段と、
    前記エンジンのエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段とを備えた車両において、前記エンジンの筒内に実際に導入される実吸気量を演算する吸気量演算装置であって、
    前記パージ制御弁の開閉状態に基づき、パージ中であるか否かを判断する判断手段と、
    前記吸気圧検出手段の検出した吸気圧に基づきパージ空気量を算出するパージ空気量算出手段と、
    前記開度情報検出手段の検出した開度情報に基づき前記吸気量調整弁を通過している空気の量を第2基本吸気量として算出するとともに、前記第2基本吸気量に基づき、前記エンジンの筒内に実際に導入されている前記吸気量調整弁よりも上流側から導入される空気の量を正吸気量として算出する正吸気量算出手段と、
    前記判断手段によりパージ中であると判断された場合、前記パージ空気量算出手段の算出したパージ空気量と前記正吸気量算出手段の算出した正吸気量とを加算して、前記実吸気量を算出する実吸気量算出手段と
    前記判断手段によりパージ中でないと判断された場合、前記正吸気量算出手段の算出した正吸気量を前記実吸気量として設定する実吸気量設定手段とを備え、
    前記パージ空気量算出手段は、
    前記吸気圧検出手段の検出した吸気圧と前記エンジン回転速度検出手段の検出したエンジン回転速度とに基づき第1充填効率を算出する第1充填効率算出手段と、
    前記吸気量検出手段の検出した第1基本吸気量に基づき第2充填効率を算出する第2充填効率算出手段と、
    前記第1充填効率算出手段の算出した第1充填効率と前記第2充填効率算出手段の算出した第2充填効率との差分に基づき前記パージ空気量を算出する差分算出手段とを有している
    ことを特徴とする、車両の吸気量演算装置
  2. 前記第1充填効率算出手段は、前記吸気圧検出手段の検出した吸気圧と前記エンジン回転速度検出手段の検出したエンジン回転速度とに基づき体積効率係数を算出するとともに、前記吸気圧を標準大気圧で除した吸気圧補正項に前記体積効率係数を乗じて前記第1充填効率を算出する
    ことを特徴とする、請求項記載の車両の吸気量演算装置
  3. 請求項1又は2記載の車両の吸気量演算装置を備えた、車両のアイドル回転数制御装置であって、
    予め設定された目標アイドル回転数を記憶するとともに、前記目標アイドル回転数を維持するのに必要とされる吸気量を目標吸気量として記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された目標吸気量と前記実吸気量算出手段の算出した実吸気量との差分、及び、前記目標吸気量と前記実吸気量設定手段の設定した実吸気量との差分を同一の学習値として学習する学習手段と
    前記学習値に基づき前記目標空気量を設定する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする、車両のアイドル回転数制御装置。
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