JP5157213B2 - 車両用シート - Google Patents

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本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、金属からなるステーと電気的に接続され、且つこのステーを介してシートバックに対し高さ方向に位置調節可能に組み付けられるヘッドレストに内蔵された電装品に対して、シートバック側に設けられた電源配線と電気的に接続された固定電極をステーの外周面と通電可能に圧接させステー自体を電路の一部として利用することで電源を供給する車両用シートに関する。
この種の車両用シートの製造方法として、例えば、図14に示す製造方法が既に知られている。この技術では、はじめに、図14(A)に示される状態から、シートバック10のバックフレーム11にパッド40が被せられる(図14(B)参照)。この後、パッド40にカバー50が被せられる(図14(C)参照)。この後、バックフレーム11の上腕部分の左右に溶着された1対のホルダー12にそれぞれサポート113が組み付けられる(図14(D)参照)。この後、両サポート113にそれぞれ電極125が取り付けられる(図14(E)参照)。このとき、取り付けた電極125とサポート113に差し込むヘッドレスト30のステー(図14において、図示しない)の外周面が通電可能に圧接するように電極125をサポート113に取り付ける。なお、これら両電極125は、シートバック10側に設けられた電源配線(車体側からくる図示しないバッテリと接続された配線)14を介してバッテリー等の電源と(図示しない)と電気的に接続されている。この後、両サポート113にヘッドレスト30の両ステーが差し込まれる(図14(F)参照)。このヘッドレスト30には、モータ等の電装品30aが内蔵されており、この電装品30aは、ヘッドレストの内部に配索された配線(図示しない)を介して両ステーと電気的に接続されている。このようにして車両用シートが製造されると、ヘッドレスト30の電装品30aには、電源配線14から電源が供給される。また、公知技術であるヘッドレストの高さ調節機構(図示しない)によって、ヘッドレスト30の高さ位置を調節した場合でも、電極125とステーが摺動接触するために、上記同様に電装品30aには電源配線14から電源が供給される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
実開平7−30785号公報
しかしながら、上述した車両用シートの製造方法では、図14(E)からも明らかなように、サポート113に電極125を取り付ける作業を実施するとき、既に、シートバック10には、パッド40とカバー50が被せられた状態であった。そのため、この取り付け作業を実施するとき、作業者はサポート113に電極125を取り付ける部位を目視することができなかった。したがって、この取り付け作業は、手探り状態での作業となっており、この作業性を向上させることが求められていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、金属からなるステーと電気的に接続され、且つこのステーを介してシートバックに対し高さ方向に位置調節可能に組み付けられるヘッドレストに内蔵された電装品に対して、シートバック側に設けられた電源配線と電気的に接続された固定電極をステーの外周面と通電可能に圧接させステー自体を電路の一部として利用することで電源を供給する場合であっても、その製造工程の作業性を向上させることができる車両用シートを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
金属からなるステーと電気的に接続され、且つこのステーを介してシートバックに対し高さ方向に位置調節可能に組み付けられるヘッドレストに内蔵された電装品に対して、シートバック側に設けられた電源配線と電気的に接続された固定電極をステーの外周面に通電可能に圧接させステー自体を電路の一部として利用することで電源を供給可能となっており、前記固定電極は、シートバックのバックフレームに取り付けられている車両用シートであって、前記ヘッドレストは、そのステーが前記バックフレームに組み付けられるサポートに挿入されることでシートバックに対して組み付けられており、バックフレームに固定電極を取り付けた状態で、この固定電極をステーの外周面に通電可能に圧接させるようサポートの下部には下方に向かって開放された切欠が形成されており、前記バックフレームには、前記サポートを組み付け可能なホルダが接合されており、前記固定電極は、前記ホルダに組み付けたときの前記サポートの切欠に対応するように、前記ホルダの下部に組み付けられている構成である。
この構成によれば、シートバックのバックフレームが露出している状態で、バックフレームに固定電極を取り付けることができる。そのため、従来技術であれば、作業者は電極を取り付けるとき、その取り付け部位を目視することができなかった。しかし、本発明の製造方法であれば、作業者は固定電極を取り付けるとき、その取り付け部位を目視することができる。したがって、電極体を取り付ける作業は、手探り状態での作業となることはなく、この作業性を向上させることができる。また、この構成によれば、ステーに対する電極の位置決めを同時に行える。

以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1〜9によって実施例1を説明する。図1は、本発明に係る車両用シートの一実施形態を示す分解斜視図である。図2は、図1の要部拡大図である。図3は、図2を背面側から見た斜視図である。図4は、図1〜3のステー31の分解斜視図である。図5は、図2において、電極体20を取り付けたホルダ12にサポート13を組み付けた状態のA−A断面図である。図6は、図5のステー31をサポート13の差込口13aに差し込んだ状態を示している。
図7は、図6のステー31を更に差し込んだ状態を表しており、ヘッドレスト30の使用状態において、ヘッドレスト30をシートバック10に対して1番近づけた状態を表している。図8は、ヘッドレスト30の使用状態において、ヘッドレスト30をシートバック10に対して1番遠ざけた状態を表している。図9は、本発明に係る車両用シートの製造工程を示す図である。なお、これら図1〜図8の各図では、シートバック10の内部構造を分かり易く示すために、シートバック10のパッド40およびカバー50の両構造を省略し内部骨組み構造のみが表されている。このことは、後述する実施例2についても同様である。
まず、図1を参照して、車両用シートの各構成部材を説明する。車両用シートは、シートクッション(図示しない)と、シートバック10と、このシートバック10にサポート13を介して組み付けられるへッドレスト30とから主として構成されている。以下に、これら各構成部材を個別に説明していく。なお、シートクッションは、公知のものでよいため、シートクッションの説明は省略する。
はじめに、シートバック10を説明する。シートバック10の骨格を成すバックフレーム11の上腕部分の左右には、角筒状の1対のホルダ12が溶着されている。これら両ホルダ12には、ヘッドレスト30のステー31を差し込む差込口13aを有するサポート13を組み付けることができる。図2、3に示すように、ホルダ12の背面側には、その下端部から垂下する格好の取付片12aがホルダ12と一体となるように形成されている。この取付片12aには、電極体20のベース部材21を取り付けるための取付孔12bが形成されている。この電極体20とは、シートバック10側に設けられた電源配線(車体側からくる図示しないバッテリと接続された配線)14と後述するヘッドレスト30のステー31の外周面とを通電可能に圧接させるための部材である。
電極体20について詳述すると、電極体20は、樹脂製のベース部材21と、このベース部材21に組み付けられた電極25とから構成されている。この電極25は、図2の一部拡大図からも明らかなように、断面略M字状に形成された板バネから構成されている。また、この電極25が、特許請求の範囲に記載の「固定電極」に相当する。ベース部材21の一方の面(図2において、紙面手前側の面)には、電極25を挟み込む格好となる断面略L字状に形成された2本のガイド22が対向するように形成されている。これら両ガイド22の上下端には、それぞれ内方に向けて引掛爪22aが形成されている。
このベース部材21に電極25を組み付けるとき、電極25のM字の両脚部25bが引掛爪22aと干渉することのないように、予め、電極25のM字の両突部25aを互いに近づく方向に撓ませた状態で電極25を両ガイド22の間に挟み込ませていく。そして、この撓みを解消させると、電極25のM字の両脚部25bは互いに遠ざかる方向へと移動していくため、これら両脚部25bは計4つの引掛爪22aに引っ掛けられた状態となる。このようにして、電極25はベース部材21に組み付けられている。なお、この組み付け状態において、図2の一部拡大図からも明らかなように、電極25のM字の両突部25aは、両ガイド22の面22cから大きく突出するように設定されている。
一方、ベース部材21の他方の面(図3において、紙面手前側の面)には、図3の一部拡大図からも明らかなように、ホルダ12の取付片12aの左右の両縁を挟み込む格好の2本のガイド23が対向するように形成されている。また、この他方の面には、ホルダ12の取付孔12bと係合可能な係止爪24が形成されている。なお、電極25の一方の脚部25bと電源配線14とは電気的に接続された状態となっている。
次に、サポート13を説明する。サポート13は、既に説明したように、シートバック10にヘッドレスト30を組み付けるための部材である。サポート13の差込口13aの内周面には、図5〜8に示すように、口内に向けて突出するように附勢されている係止爪13c(図1〜3では、省略)が設けられている。この係止爪13cは、サポート13の上面の脇に設けられたツマミ13bと一体的に形成されており、常時は、図示しないバネ等の附勢手段の附勢力によって差込口13aの口内に向けて突出するよう保持されている。
そして、係止爪13cとヘッドレスト30のステー31の長手方向に形成された複数の係止溝32aのいずれかが係止することで、ステー31をサポート13に差し込んだとき、その差し込み方向の移動が規制されている。これにより、ヘッドレスト30をシートバック10に対し高さ方向に位置調節可能に組み付けることができる。なお、このことは、公知技術であり、この記載が、特許請求の範囲の「両ステーを介してシートバックに対し高さ方向に位置調節可能に組み付けられるヘッドレスト」の記載に相当する。
図1〜3に戻って、サポート13の左右の両側面には、サポート13をホルダ12に差し込んで組み付けたとき、差し込んだサポート13の抜け防止のための係止爪13eが突設されている。この係止爪13eの周縁は、略コ字状に切欠溝(図示しない)が形成されている。これにより、サポート13をホルダ12に差し込んでいくと、サポート13の係止爪13eはホルダ12の内周面に押し当てられ内方へと撓み、やがて、サポート13の差し込みが完全に完了すると、サポート13の係止爪13eの撓みが解消され、この係止爪13eがホルダ12の下端部を引っ掛けた状態となる。これにより、差し込んだサポート13の抜け防止となっている。
また、サポート13の背面の下端には、切欠13dが形成されている。これにより、サポート13をホルダ12に差し込んで組み付け状態とし、この組み付け状態でサポート13にヘッドレスト30のステー31を差し込んでいくと、ホルダ12に取り付けた電極25の両突部25aをステー31の外周面と通電可能に圧接させることができ、このことは、後記に詳述する。また、ステー31に対する電極25の位置決めを同時に行える。
次に、ヘッドレスト30を説明する。再度、図1に戻って、既に説明したように、ヘッドレスト30には、その下面部に一体的に取り付けられた管状の金属からなる2本のステー31が組み付けられている。このヘッドレスト30の内部には、駆動モータ等の電装品30aが組み付けられている。ここで、ステー31の構成について詳述すると、図4に示すように、ステー31は、管状の金属である上ステー体32と同下ステー体33とこれら上下ステー体32、33を一体となるように組み付ける絶縁体34とから構成されている。
上ステー体32には、既に説明した係止溝32aが長手方向に複数(図1、4において、4箇所)並べて形成されている。また、絶縁体34は、上下ステー体32、33と同一外径となるように構成されたリング状のフランジ部34aと、このフランジ部34aの上面に突設され上ステー体32の下端からその内部へと挿入される上突出体34bと、同フランジ部34aの下面に突設され下ステー体33の上端からその内部へと挿入される下突出体34cとが合成樹脂によって一体成形されたものである。この絶縁体34によって、上ステー体32と下ステー体33は非導通状態となっている。
ここで、両突出体34b、34cは、それぞれ長手方向に切欠溝34d、34eを有するように断面略C字状に形成されている。これにより、両突出体34b、34cを上下ステー体32、33の内部に挿入したとき、両突出体34b、34cは圧入された格好で保持されている。このように、絶縁体34は圧入構造を備えている。これにより、絶縁体34の抜け防止となっている。
また、ステー31の内部には、一端が電極36と電気的に接続され、他端が電装品30a(図4において、図示しない)と電気的に接続された配線35が配索されている。この電極36は、金属製の板バネを逆U字状に撓ませて下ステー33の内部に挿入したものであり、この撓みの反力で電極36は下ステー体33の内部に保持されている。これにより、ステー31において下ステー体33のみが通電部となり、この下ステー体33と電装品30aとは電気的に接続された状態となっている。
続いて、上述した構成からなる車両用シートの製造方法を説明する。まず、図9(A)に示される状態から、図9(B)に示されるように、シートバック10のバックフレーム11の両ホルダ12にそれぞれ電極体20を取り付ける。この取り付けについて詳述すると、電極体20のベース部材21の両ガイド23をホルダ12の取付片12aの左右両縁に下側から上側に向けて挟み込ませていく。すると、係止爪24が取付片12aの下端部を撓ませていく。やがて、取付片12aの下端部が係止爪24を乗り越えると、係止爪24と取付孔12bが係合する。この係合によって、電極体20はホルダ12に取り付けられる。
この後、図9(C)に示されるように、シートバック10のバックフレーム11にパッド40が被せられる(特許請求の範囲に記載の「第2工程」に相当)。この後、図9(D)に示されるように、パッド40にカバー50が被せられる(特許請求の範囲に記載の「第3工程」に相当)。この後、図9(E)に示されるように、バックフレーム11の両ホルダ12にそれぞれサポート13が組み付けられる(特許請求の範囲に記載の「第4工程」に相当)。このとき、既に説明したように、電極25のM字の両突部25aは、両ガイド22の面22cから大きく突出するように設定されている。これにより、電極25のM字の両突部25aは、サポート13の切欠13dを介してサポート13の内部に突出した状態となっている(図5参照)。
この後、図9(F)に示されるように、両サポート13にヘッドレスト30の両ステー31が差し込まれる(特許請求の範囲に記載の「第5工程」に相当)。このとき、上記したように電極25のM字の両突部25aは、サポート13の切欠13dを介してサポート13の内部に突出した状態となっているため、サポート13にヘッドレスト30のステー31を差し込んでいくと、差し込んだステー31の外周面によってサポート13の内部に突出状態であった電極25の突部25aは、その突出が戻される方向に力を受ける。この力を受けると、電極25は、自身の両脚部25bが互いに遠ざかる方向に向けて撓んでいく。この撓みの反力によって、電極25の両突部25aはステー31(下ステー体31)の外周面を押し当てる。これにより、電極25の両突部25aをステー31(下ステー体31)の外周面に通電可能に圧接させることができる(図6参照)。なお、この記載と、上述した「シートバック10のバックフレーム11の両ホルダ12にそれぞれ電極体20を取り付ける」の記載が、特許請求の範囲に記載の「第1工程」に相当する。
また、このように圧接状態であれば、ヘッドレスト30をシートバック10に対し高さ方向に位置調節した場合でも(図7、図8参照)、電極25の両突部25aをステー31(下ステー体31)の外周面に摺動接触させることができる。そのため、ヘッドレスト30がシートバック10に対しどのような高さ位置に調節されている場合であっても、シートバック10側から電装品30aに対して電源を供給することができる。
上述した構成では、シートバック10のバックフレーム11が露出している状態で、バックフレーム11のホルダ12に電極体20を取り付けることができる。そのため、従来技術であれば、作業者は電極125を取り付けるとき、その取り付け部位を目視することができなかった。しかし、本発明の製造方法であれば、作業者は電極25を取り付けるとき、その取り付け部位を目視することができる。したがって、電極体20を取り付ける作業は、手探り状態での作業となることはなく、この作業性を向上させることができる。
(実施例2)
図10〜13によって実施例1を説明する。図10は、本発明に係る車両用シートの他の実施形態(実施例2)を示す分解斜視図である。図11は、図10の要部拡大図であり、ブラケット40をバックフレーム11に取り付けた状態を示している。図12は、図11において、ホルダ12にサポート13を組み付けた状態のB−B断面図である。図13は、図12のステー31をサポート13の差込口13aに差し込んだ状態を示している。なお、以下の説明にあたって、実施例1と同一もしくは均等な構成の部材には、図面において同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
この実施例2は、既に説明した実施例1と比較すると、電極25をホルダ12に取り付ける構成が相違している。すなわち、実施例1では、電極25を組み付けた電極体20をホルダ12に取り付ける構成を説明した。それに対し、この実施例2では、電極25を組み付けたブラケット40をバックフレーム11に取り付ける構成である。以下に、実施例1との相違点であるブラケット40について詳述する。
図10に示すように、ブラケット40は、板状の基板41と、この基板41の前面から突出するように形成された左右の腕部42とから構成されている。この両腕部42の先端には、バックフレーム11の背面側にネジ43を介して基板41を取り付けたとき、ホルダ12の前後面を挟み込み可能なガイド42aがそれぞれ形成されている。この両ガイド42aには、下方に向けて垂下する格好の電極25がインサート成形されている。これら電極25には、図11に示すように、互いに向かい合う格好となるように突部25aがそれぞれ形成されている。このとき、両電極25の突部25aは、両ガイド42aの内面から大きく突出するように設定されている。また、両電極25は、腕部42の内部で連結されており、一方の電極25の脚部25bと電源配線14とは電気的に接続された状態となっている。なお、これら基板41、両腕部42および両ガイド42aは、樹脂部材によって一体成形されている。
サポート13の前後面の下端には、切欠13dがそれぞれ形成されている。これにより、サポート13をホルダ12に差し込んで組み付け状態とし、この組み付け状態でサポート13にヘッドレスト30のステー31を差し込んでいくと、バックフレーム11に取り付けた電極25の両突部25aをステー31の外周面と通電可能に圧接させることができる。このことは、後記に詳述する。
このように形成されたブラケット40を実施例1の図9(B)で説明した電極体20のかわりにバックフレーム11に取り付ける。すると、既に説明したように、両電極25の突部25aは、両ガイド42aの内面から大きく突出するように設定されている。これにより、両電極25の突部25aは、サポート13の両切欠13dを介してサポート13の内部に突出した状態となっている(図12参照)。そのため、実施例1と同様に、両電極25の突部25aをステー31(下ステー体31)の外周面に通電可能に圧接させることができる(図13参照)。
上述した方法で車両用シートを製造すると、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。また、この実施例2では、1本のステー31(下ステー体33)に対して、2個の電極25で挟み込む格好となるように圧接させるため、実施例1と比較すると、圧接の度合いを高めることができる。これにより、電極25の突部25aとステー31(下ステー体33)との間で生じる接触不良を防止することができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例1では、ホルダ12の取付片12aに電極体20(電極25)を取り付けた後に、バックフレーム11にパッド40を被せる方法を説明した。また、実施例2では、バックフレーム11に電極25を組み付けたブラケット40を取り付けた後に、バックフレーム11にパッド40を被せる方法を説明した。しかし、これらの構成に限定されるものでなく、パッド40を被せる前工程で、シートバック10におけるバックフレーム11に電極体20(電極25)をステー31の外周面と通電可能に圧接させることができるように取り付けることができれば、電極体20(電極25)をどのように取り付けても構わない。
図1は、本発明に係る車両用シートの一実施形態を示す分解斜視図である。 図2は、図1の要部拡大図である。 図3は、図2を背面側から見た斜視図である。 図4は、図1〜3のステー31の分解斜視図である。 図5は、図2において、電極体20を取り付けたホルダ12にサポート13を組み付けた状態のA−A断面図である。 図6は、図5のステー31をサポート13の差込口13aに差し込んだ状態を示している。 図7は、図6のステー31を更に差し込んだ状態を表しており、ヘッドレスト30の使用状態において、ヘッドレスト30をシートバック10に対して1番近づけた状態を表している。 図8は、ヘッドレスト30の使用状態において、ヘッドレスト30をシートバック10に対して1番遠ざけた状態を表している。 図9は、本発明に係る車両用シートの製造工程を示す図である。 図10は、本発明に係る車両用シートの他の実施形態(実施例2)を示す分解斜視図である。 図11は、図10の要部拡大図であり、ブラケット40をバックフレーム11に取り付けた状態を示している。 図12は、図11において、ホルダ12にサポート13を組み付けた状態のB−B断面図である。 図13は、図12のステー31をサポート13の差込口13aに差し込んだ状態を示している。 図14は、従来技術の車両用シートの製造工程を示す図である。
符号の説明
10 シートバック
11 バックフレーム
14 電源配線
25 固定電極
30 ヘッドレスト
30a 電装品
31 ステー
40 パッド
50 カバー

Claims (1)

  1. 金属からなるステーと電気的に接続され、且つこのステーを介してシートバックに対し高さ方向に位置調節可能に組み付けられるヘッドレストに内蔵された電装品に対して、シートバック側に設けられた電源配線と電気的に接続された固定電極をステーの外周面に通電可能に圧接させステー自体を電路の一部として利用することで電源を供給可能となっており、
    前記固定電極は、シートバックのバックフレームに取り付けられている車両用シートであって、
    前記ヘッドレストは、そのステーが前記バックフレームに組み付けられるサポートに挿入されることでシートバックに対して組み付けられており、
    バックフレームに固定電極を取り付けた状態で、この固定電極をステーの外周面に通電可能に圧接させるようサポートの下部には下方に向かって開放された切欠が形成されており、
    前記バックフレームには、前記サポートを組み付け可能なホルダが接合されており、
    前記固定電極は、前記ホルダに組み付けたときの前記サポートの切欠に対応するように、前記ホルダの下部に組み付けられている車両用シート。
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