JP5157162B2 - 反射防止積層体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に記載の反射防止フィルムでは、撥水性基及び/又は撥油性基の導入量が増えるほど、透明基材と低屈折率層との密着性が低下し、分離してしまうことがわかった。
さらに、これら従来の反射防止フィルムは耐アルカリ性が低く、アルカリ性洗剤等によってシミが生じることがわかった。
〔1〕 透明基材と、
その上に直接またはその他の層を介して、 保護膜によって被覆された微粒子とバインダーとを含有する硬化性組成物を塗布して塗膜を形成し、該塗膜を加熱した後、紫外線照射することにより、該塗膜を硬化させてなる防汚層とを有する
反射防止積層体。
〔2〕 前記防汚層は、濃度1重量%濃度のNaOH水溶液に0.5時間接触した後の最小反射率が、接触前の最小反射率の±0.05%の範囲である〔1〕に記載の反射防止積層体。
〔3〕 前記防汚層は、濃度1重量%濃度のNaOH水溶液に0.5時間接触した後の水に対する接触角が100°以上である〔1〕又は〔2〕に記載の反射防止積層体。
〔4〕 前記防汚層は、その屈折率が1.45以下である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の反射防止積層体。
〔6〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の反射防止積層体又は〔5〕に記載の光学部材を備える表示装置。
〔7〕 透明基材上に直接またはその他の層を介して、
保護膜によって被覆されている微粒子と、バインダーとを含有する硬化性組成物を塗布し、
該塗膜に熱を加え、
次いで紫外線を照射することを含む、
防汚層を有する反射防止積層体の製造方法。
本発明の反射防止積層体を構成する透明基材は、光透過性があるものであれば特に制限されない。透明基材を構成する材料としては、ガラスや樹脂が挙げられる。
高屈折率層を形成する樹脂材料としては、高屈折率層におけるバインダーとしての機能を有し、高屈折率層に十分な強度を与え、さらに透明性のあるものであれば、特に制限されない。樹脂材料として、例えば、熱硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、電離放射線硬化型樹脂が挙げられるが、皮膜の強度、加工性の点で、熱硬化型樹脂又は電離放射線硬化型樹脂が好ましい。
モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸などのアクリル酸類;アクリロニトリル;エチレンオキサイド変性フェノールのアクリレート若しくはメタクリレート、プロピレンオキサイド変性フェノールのアクリレート若しくはメタクリレート、エチレンオキサイド変性ノニルフェノールのアクリレート若しくはメタクリレート、プロピレンオキサイド変性ノニルフェノールのアクリレート若しくはメタクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、ヒドロキシヘキシルアクリレート、ヒドロキシヘキシルメタクリレート、ジエチレングリコールモノアクリレート、ジエチレングリコールメタクリレート、ジプロピレングリコールモノアクリレート、ジプロピレングリコールメタクリレート、トリエチレングリコールモノアクリレート、トリエチレングリコールモノメタクリレート、トリプロピレングリコール;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等の単官能アクリレート若しくは単官能メタクリレート類;
中空シリカ微粒子は、例えば、特開2001−233611号公報や特開2002−79616号公報に記載されている方法により得ることができる。
光重合開始剤の含有量は、硬化性組成物を構成するバインダー100重量部に対して、好ましくは0.01〜20重量部、さらに好ましくは0.1〜10重量部である。
前記硬化性組成物を塗布する方法としては、スピンコート法、ディップ法、スプレー法、バーコート法などの公知の方法が挙げられる。
この紫外線照射によって、バインダーが硬化し、高い強度の反射防止積層体が得られる。
また、防汚層の屈折率は好ましくは1.45以下である。防汚層の屈折率が上記範囲であることにより、本発明の反射防止積層体を偏光板保護フィルムに用いると、求められる硬度及び強度を有し、密着性及び透明性にも優れたものとなる。なお、屈折率は、例えば、公知の分光エリプソメータを用いて測定して求めることができる。
表示装置には、液晶表示装置、プラズマ表示装置、EL表示装置などのそれぞれに特有の部材が備わっている。例えば液晶表示装置では、冷陰極管、光拡散板、導光板、輝度向上フィルム、プリズムアレイシート、液晶セル、位相差板などが挙げられる。これらを適宜な位置に1層又は2層以上配置することができる。液晶セルに用いる液晶のモードも特に制限されない。本発明の表示装置は、本発明の反射防止積層体を単独でまたは前記表示装置特有の部材と組み合わせて適用して構成される。
タッチパネルは、現在約9割が抵抗膜方式を採用している。該抵抗膜方式のタッチパネルは、透明樹脂基材の片面に酸化インジウム錫(ITO)膜等の透明導電性薄膜を被覆した入力側樹脂基材と、ガラス等の透明基材の片面にITO膜等の透明導電性薄膜を被覆した受圧側透明基材とを、各透明導電性薄膜が向き合うように、絶縁スペーサを介して、配置させた構造を一般的に有している。そして、ペンや指で入力側樹脂基材の入力面(透明導電性薄膜側とは反対側の面)を押圧すると、入力側樹脂基材の透明導電性薄膜と、受圧側透明基材の透明導電性薄膜とが接触し、情報が入力される仕組みとなっている。
本発明の反射防止積層体をプラズマディスプレイパネルの前面板に適用する場合には、通常、本発明の反射防止積層体を、防汚層が形成されている側の面が視認側になるように、透明基板に積層して用いる。該透明基板は、透明な板であれば特に制限されず、例えば1mm厚で全光線透過率が80%以上、好ましくは90%以上のものを用いることができる。より具体的には、ガラス板、透明樹脂板が挙げられる。
液晶表示装置においては、液晶セルの出射側又は入射側に偏光板が設けられている。この偏光板は、ヨウ素や有機染料等の二色性材料を染色又は吸着させたポリビニルアルコールの延伸フィルムからなる偏光子と、この偏光子の両面に貼り合せられたトリアセチルセルロース(TAC)等の保護フィルムとからなるものである。
反射防止積層体の表面にスチールウール#0000を荷重0.025MPaで圧し付けた状態で、該スチールウールを反射防止積層体の表面で10往復させ擦る。擦った後の反射防止積層体の表面状態を目視で観測し以下の指標で評価した。
○:傷が認められない。
×:傷が認められる。
JIS K5600−5−4に準じて、1kg荷重で測定した。
プリズムカプラー(MODEL2010、メトリコン社製)を用いて、波長632nmにて屈折率を測定した。
反射防止積層体の表面に、油性マジックで長さ10cmの線を描いた。線画の状態を目視観察した。さらに該線画をふきとるために布で擦った。擦った後の線画を目視で観察した。観察結果を以下の4段階で評価した。
◎:はじく(ふきとれる)
○:はじかないがふきとれる
△:若干ふきとれない
×:ふきとれない
濃度1重量%の水酸化ナトリウム水溶液2mLを反射防止積層体の最表面(防汚層が積層されている面)に滴下し、30分間放置した。水を含ませた布で滴下面をふき取り、分光光度計(紫外可視近赤外光光度計V−550、日本分光社製)を用いて、水酸化ナトリウム水溶液との接触前後の波長430〜700nmにおける入射角5度での反射率をそれぞれ測定し(測定波長間隔は1nm)、前記波長域における最大反射率、波長550nmにおける最小反射率の接触前後の差を算出した。
濃度1重量%の水酸化ナトリウム水溶液2mLを反射防止積層体の最表面(防汚層が積層されている面)に滴下し、30分間放置した。水を含ませた布で滴下面をふき取り、水酸化ナトリウム水溶液との接触後の接触角を自動接触角計(協和界面化学製 DM500)にて測定した。
アクリロイル基を含有するオリゴマー(日本合成化学工業社製、UV−1700B)100部に、Sb2O5粒子(触媒化成工業社製、平均粒径30nm)100部、及び光重合開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、IRGACURE184)2部を添加し、攪拌機にて2000rpmで5分間攪拌することにより、高屈折率層形成用組成物を得た。
中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)100部に、メタクリル変性ジメチルシリコーンオイル(X−22−2404、信越化学工業社製)40部を添加し、ジゾルバー混合器にて1時間攪拌して、保護膜で被覆された微粒子1の分散体を得た。
アクリロイル基含有シランカップリング剤(KBM−5103、信越化学工業社製)10gを濃度0.1%の酢酸水溶液100gに添加し、水溶液が透明になるまで、約1時間ジゾルバー混合器にて攪拌してカップリング剤溶液を得た。
中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)100部に、前記カップリング剤溶液2部(固形分)加え、ジゾルバー混合器で1時間攪拌し、メタクリル変性ジメチルシリコーンオイル(X−22−2404、信越化学工業社製)40部を添加し、ジゾルバー混合器で1時間攪拌して、保護膜で被覆された微粒子2の分散体を得た。
メタクリル変性ジメチルシリコーンオイル(X−22−2404、信越化学工業社製)40部にトリメチルシリル基含有シリル化剤(KA31、信越化学工業社製)1部を添加し、ジゾルバー混合器で1時間攪拌した。これに中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)100部を添加し、ジゾルバー混合器で1時間攪拌して、保護膜で被覆された微粒子3の分散体を得た。
中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)100部に、フッ素変性ジメチルシリコーンオイル(X−22−822、信越化学工業社製)40部を添加し、ジゾルバー混合器で1時間攪拌して、保護膜で被覆された微粒子4の分散体を得た。
アクリロイル基含有シランカップリング剤(KBM−5103、信越化学工業社製)10gを酢酸濃度0.1%水溶液100gに添加し、水溶液が透明になるまで、約1時間ジゾルバー混合器にて攪拌してカップリング剤溶液を得た。
中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)100部に、前記カップリング剤溶液2部(固形分)を加え、ジゾルバー混合器で1時間攪拌し、フッ素変性ジメチルシリコーンオイル(X−22−822、信越化学工業社製)40部を添加し、ジゾルバー混合器で1時間攪拌して、保護膜で被覆された微粒子5の分散体を得た。
フッ素変性ジメチルシリコーンオイル(X−22−822、信越化学工業社製)40部に、トリメチルシリル基含有シリル化剤(KA31、信越化学工業社製)1部を添加し、ジゾルバー混合器にて1時間攪拌した。これに中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)100部を添加し、ジゾルバー混合器で1時間攪拌して、保護膜で被覆された微粒子6の分散体を得た。
アクリロイル基含有シランカップリング剤(KBM−5103、信越化学工業社製)10gを酢酸濃度0.1%水溶液100gに添加し、水溶液が透明になるまで、約1時間ジゾルバー混合器にて攪拌してカップリング剤溶液を得た。
中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)100部に、前記カップリング剤溶液2部(固形分)を加え、ジゾルバー混合器で1時間攪拌し、フッ素樹脂(EGC−1720 3M製)40部を添加し、ジゾルバー混合器で1時間攪拌して、保護膜で被覆された微粒子7の分散体を得た。
フッ素樹脂(EGC−1720、3M社製)40部に、トリメチルシリル基含有シリル化剤(KA31、信越化学工業社製)1部を添加し、ジゾルバー混合器にて1時間攪拌した。これに中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)100部を添加し、ジゾルバーにて1時間攪拌して、保護膜で被覆された微粒子8の分散体を得た。
(防汚層用コーティング剤1の調製)
アクリロイル基を含有するモノマー(オプトマーKR566、旭電化工業社製)100部に、光重合開始剤(IRGACURE184、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)2部と微粒子1の分散体70部とをそれぞれ加え、攪拌機にて2000rpmで30分間攪拌することにより、防汚層用コーティング剤1を得た。
(防汚層用コーティング剤2の調製)
製造例1で用いた微粒子1の分散体を、微粒子2の分散体に替えた他は、製造例1と同様にして、防汚層用コーティング剤2を得た。
(防汚層用コーティング剤3の調製)
製造例1で用いた微粒子1の分散体を、微粒子3の分散体に替えた他は、製造例1と同様にして、防汚層用コーティング剤3を得た。
(防汚層用コーティング剤4の調製)
製造例1で用いた微粒子1の分散体を、微粒子4の分散体に替えた他は、製造例1と同様にして、防汚層用コーティング剤4を得た。
(防汚層用コーティング剤5の調製)
製造例1で用いた微粒子1の分散体を、微粒子5の分散体に替えた他は、製造例1と同様にして、防汚層用コーティング剤5を得た。
(防汚層用コーティング剤6の調製)
製造例1で用いた微粒子1の分散体を、微粒子6の分散体に替えた他は、製造例1と同様にして、防汚層用コーティング剤6を得た。
(防汚層用コーティング剤7の調製)
製造例1で用いた微粒子1の分散体を、微粒子7の分散体に替えた他は、製造例1と同様にして、防汚層用コーティング剤7を得た。
(防汚層用コーティング剤8の調製)
製造例1で用いた微粒子1の分散体を、微粒子8の分散体に替えた他は、製造例1と同様にして、防汚層用コーティング剤8を得た。
(防汚層用コーティング剤9の調製)
製造例1で用いた微粒子1の分散体を、中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)50部に替えた他は、製造例1と同様にして、防汚層用コーティング剤9を得た。
透明基材として、厚さ70μmのポリエチレンテレフタレート(PET)製フィルム(東洋紡績社製、A4300)を用いた。この透明基材上に高屈折率層形成用組成物をバーコーターで塗布した。紫外線照射機を用いて積算光量500mJ/cm2となるように紫外線を照射し塗膜を硬化させて、透明基材/高屈折率層積層体を得た。高屈折率層は、平均厚さが2μm、屈折率が1.70であった。
防汚層用コーティング剤1の代わりに防汚層用コーティング剤2を用いた他は実施例1と同様にして、反射防止積層体2を得た。得られた反射防止積層体2について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表1に示す。
防汚層用コーティング剤1の代わりに防汚層用コーティング剤3を用いた他は実施例1と同様にして、反射防止積層体3を得た。得られた反射防止積層体3について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表1に示す。
防汚層用コーティング剤1の代わりに防汚層用コーティング剤4を用いた他は実施例1と同様にして、反射防止積層体4を得た。得られた反射防止積層体4について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表1に示す。
防汚層用コーティング剤1の代わりに防汚層用コーティング剤5を用いた他は実施例1と同様にして、反射防止積層体5を得た。得られた反射防止積層体5について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表1に示す。
防汚層用コーティング剤1の代わりに防汚層用コーティング剤6を用いた他は実施例1と同様にして、反射防止積層体6を得た。得られた反射防止積層体6について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表2に示す。
防汚層用コーティング剤1の代わりに防汚層用コーティング剤7を用いた他は実施例1と同様にして、反射防止積層体7を得た。得られた反射防止積層体7について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表2に示す。
防汚層用コーティング剤1の代わりに防汚層用コーティング剤8を用いた他は実施例1と同様にして、反射防止積層体8を得た。得られた反射防止積層体8について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表2に示す。
透明基材として、厚さ70μmのポリエチレンテレフタレート(PET)製フィルム(A4300、東洋紡績社製)を用いた。この透明基材上に高屈折率層形成用組成物をバーコーターで塗布した。紫外線照射機を用いて積算光量500mJ/cm2となるように紫外線を照射し塗膜を硬化させて、透明基材/高屈折率層積層体を得た。高屈折率層は、平均厚さが2μm、屈折率が1.70であった。
透明基材として、厚さ70μmのポリエチレンテレフタレート(PET)製フィルム(A4300、東洋紡績社製)を用いた。この透明基材上に高屈折率層形成用組成物をバーコーターで塗布した。紫外線照射機を用いて積算光量500mJ/cm2となるように紫外線を照射し硬化させて、透明基材/高屈折率層積層体を得た。高屈折率層は、平均厚さが2μm、屈折率が1.70であった。
防汚層用コーティング剤1の代わりに防汚層用コーティング剤9を用いた他は実施例1と同様にして、反射防止積層体9を得た。得られた反射防止積層体9について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表2に示す。
実施例に示すように本発明の反射防止積層体は、耐アルカリ性に優れており、かつ表面が十分な物理的強度を有していることがわかる。これに対して、比較例は、表面強度(耐擦傷性、鉛筆硬度)、耐汚染性、耐アルカリ性が不十分である。
Claims (7)
- 透明基材と、
その上に直接またはその他の層を介して、 シリコーンオイルを含む保護膜によって被覆された微粒子と、加熱及び紫外線照射によって硬化するバインダーとを含有する硬化性組成物を塗布して塗膜を形成し、該塗膜を80〜130℃で加熱した後、紫外線照射することにより、該塗膜を硬化させてなる防汚層と
を有する反射防止積層体。 - 前記防汚層は、濃度1重量%のNaOH水溶液に0.5時間接触した後の最小反射率が、接触前の最小反射率の±0.05%の範囲である請求項1記載の反射防止積層体。
- 前記防汚層は、濃度1重量%のNaOH水溶液に0.5時間接触した後の水に対する接触角が100°以上である請求項1又は2に記載の反射防止積層体。
- 前記防汚層は、その屈折率が1.45以下である請求項1〜3のいずれかに記載の反射防止積層体。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の反射防止積層体を備える光学部材。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の反射防止積層体又は請求項5に記載の光学部材を備える表示装置。
- 透明基材上に直接またはその他の層を介して、
シリコーンオイルを含む保護膜によって被覆されている微粒子と、加熱及び紫外線照射によって硬化するバインダーとを含有する硬化性組成物を塗布し、
該塗膜に80〜130℃の熱を加え、
次いで紫外線を照射することを含む、
防汚層を有する反射防止積層体の製造方法。
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