JP2009144011A - 帯電防止皮膜形成用樹脂組成物、帯電防止基材、液晶装置 - Google Patents

帯電防止皮膜形成用樹脂組成物、帯電防止基材、液晶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】十分な帯電防止性を発現し、かつより透明度の高い皮膜を形成することができる帯電防止皮膜形成用樹脂組成物を提供する。
【解決手段】アクリル樹脂、カーボンナノファイバー、シランカップリング剤、エステル結合を有する溶剤を含有して帯電防止皮膜形成用樹脂組成物を調製する。カーボンナノファイバーは、微量の配合で導電性を発現するものであり、透明性を保持しつつ帯電防止効果の高い帯電防止皮膜を形成することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、帯電防止皮膜形成用樹脂組成物に関するものであり、またこの帯電防止皮膜形成用樹脂組成物からなる硬化皮膜を備えた帯電防止基材及び液晶装置に関するものである。
近年、情報化社会への変遷と共にデジタル化が進み、テレビの大型薄型化や携帯機器の発達などに関して、液晶表示装置の需要が増えてきている。そしてこの液晶表示装置を構成する薄膜にも帯電防止機能が求められており、材料開発の大きな課題の一つとなっている。このような液晶表示装置などの表示装置に用いられる薄膜は、帯電防止機能と同時に透明性も必要とされるものであり、帯電防止機能と透明性の両立は困難である。
例えば、錫ドープの酸化インジウム(ITO)は透明かつ導電性が高い材料であるので、従来はこれをスパッタリングして透明かつ導電性の高い薄膜を得ることによって、帯電防止機能も得るようにしていた。しかしながら、ITOは高価な材料であり、近年の最終アプリケーションのコストダウン化の要求に伴い、部材のコストダウンも余儀なくされており、ITOを用いることが難しくなっている。
そして現在では、材料・プロセスによるコストダウンが検討されている。材料についてよく知られているのは、導電性の高い金属酸化物粒子や導電性高分子を目的とする対象物へ導入する方法である(例えば特許文献1参照)。またプロセスについては、通常ウェットプロセスと呼ばれる手法が多く用いられている。ここで上記の導電性金属酸化物は着色しているが、粒径をナノサイズにすることにより薄膜へ導入したときの透明性を高めるようにしている。また導電性高分子についても着色力が強いが、添加量を抑えることで薄膜の着色を抑えるようにしている。しかし、これらの材料による帯電防止機能発現には添加量が大きく関わっており、これらの材料を通常の樹脂中に導入した場合、帯電防止性が発現する添加量では、どうしても着色してしまうものであった。一方、着色しない材料のひとつに上記のITOがあるが、枯渇の問題や、供給不足による価格高騰といった弊害があり、ITOは帯電防止材料としてあまり適していない。さらにアンチモン化合物もあるが、これは毒性が強いため、帯電防止材料としては適していない。また他に界面活性剤などもあるが、このものでは耐久性が弱く、十分な帯電防止性が得られない場合がある。
特開平7−196956号
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、十分な帯電防止性を発現し、かつより透明度の高い皮膜を形成することができる帯電防止皮膜形成用樹脂組成物を提供することを目的とするものであり、また十分な帯電防止性と高い透明度を有する皮膜を備えた帯電防止基材及び液晶装置を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る帯電防止皮膜形成用樹脂組成物は、アクリル樹脂、カーボンナノファイバー、シランカップリング剤、エステル結合を有する溶剤を含有することを特徴とするものである。
カーボンナノファイバーは、微量の配合で導電性を発現するものであり、帯電防止効果の高い帯電防止皮膜を形成することができるものである。しかもエステル結合を有する溶剤及びシランカップリング剤を含有することによって、透明性を保持しつつ、耐擦傷性高い帯電防止皮膜を形成することができるものである。
また請求項2の発明は、請求項1において、シランカップリング剤がビニル基を有する化合物であることを特徴とするものである。
シランカップリング剤としてビニル基を有する化合物を用いることによって、耐擦傷性の高い帯電防止皮膜を形成することができるものである。
また請求項3の発明は、請求項1又は2において、シリカゾルをも含有することを特徴とするものである。
シリカゾルを含有することによって、耐擦傷性の高い帯電防止皮膜を形成することができるものである。
また本発明の請求項4に係る帯電防止基材は、基材の表面に、上記の請求項1乃至3のいずれかに記載の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物の硬化皮膜が形成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、十分な帯電防止性と高い透明度を有する帯電防止皮膜を備えた帯電防止基材を得ることができるものである。
また請求項5の発明は、請求項4において、基材の表面に形成された帯電防止皮膜形成用樹脂組成物の硬化皮膜の表面に、多孔質シリカ粒子を含有するシリコーン樹脂の硬化層を有することを特徴とするものである。
この発明によれば、多孔質シリカ粒子を含有するシリコーン樹脂の硬化層によって、帯電防止皮膜の耐擦傷性を向上することができるものである。
また本発明に係る液晶装置は、液晶分子をガラスで挟んだ液晶体と、偏光板とを備えた液晶装置において、液晶体の一方のガラスと偏光板との間に請求項1乃至3のいずれかに記載の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物の硬化皮膜が形成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、十分な帯電防止性と高い透明度を有する帯電防止皮膜を備えた液晶装置を得ることができるものである。
本発明によれば、カーボンナノファイバーは、微量の配合で導電性を発現し、かつエステル結合を有する溶剤とシランカップリング剤とがカーボンナノファイバーを高分散させるものであって、透明性を保持しつつ帯電防止効果の高い帯電防止皮膜を形成することができるものであり、またこのような高い透明性と高い帯電防止効果を有する帯電防止皮膜を備えた帯電防止基材や、液晶装置を得ることができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物において、バインダーとなるアクリル樹脂を形成する成分としては、可視光、または紫外線や電子線のような電離放射線の照射により直接または開始剤の作用を受けて重合反応を生じるモノマーあるいはオリゴマーを用いることができるものであり、アクリル基あるいはメタクリル基を有するモノマーあるいはオリゴマーが好適である。中でも架橋させて耐擦傷性、硬度を上げるには多官能性バインダー成分であることが好ましい。
一分子中に一個の官能基をもつものとしては、具体的には例えば、イソアミル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシ−ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシ−トリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシ−ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレートフェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシ−ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチルーコハク酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチルフタル酸、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルホリン等が挙げられる。
また一分子中に二個以上の官能基を持つものとしては、具体的には例えば、ポリエチレングリコールジアクリレート、グリセリントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタエリスリトール等が挙げられ、更にベンゼン環を有する化合物として、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、変性ビスフェノールAジアクリレートエチレングリコールジアクリレート、エチレンオキサイドプロピレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、プロピレンオキサイドテトラメチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールA−ジエポキシ−アクリル酸付加物、エチレンオキサイド変性ビスフェノールFジアクリレート、ポリエステルアクリレート等の多官能アクリレート類あるいはメタクリレート類が挙げられる。
また、1,2−ビス(メタ)アクリロイルチオエタン、1,3−ビス(メタ)アクリロイルチオプロパン、1,4−ビス(メタ)アクリロイルチオブタン、1,2−ビス(メタ)アクリロイルメチルチオベンゼン、1,3−ビス(メタ)アクリロイルメチルチオベンゼンなどの硫黄含有(メタ)アクリレート類を用いることも高屈折率化に有効である。
上記のモノマーあるいはオリゴマーには、紫外線や熱による硬化を促進させるため、光重合開始剤または熱重合開始剤を配合してもよい。
光重合開始剤としては、一般に市販されているもので構わないが、特に例示すると、ベンゾフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「イルガキュアー651」)、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「イルガキュアー184」)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「ダロキュアー1173」、ランベルティー社製「エサキュアーKL200」)、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン)(ランベルティー社製「エサキュアーKIP150」)、((2−ヒドロキシエチル)−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「イルガキュアー2959」)、2−メチル−1(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリのプロパン−1−オン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「イルガキュアー907」)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「イルガキュアー369」)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「イルガキュアー819」)、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「CGI403」)、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(=TMDPO:BASF社製「ルシリンTPO」、チバスペシャリティーケミカルズ(株)製「ダロキュアーTPO」)、チオキサントンまたはその誘導体などが挙げられ、これらのうち1種、あるいは2種以上混合して用いることができる。
これらの光重合開始剤と併用して、光増感作用の目的により第三アミン、例えばトリエタノールアミン、エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、イソペンチルメチルアミノベンゾエートなどを添加しても良い。
熱重合開始剤としては、主として過酸化ベンゾイル(=BPO)などの過酸化物、アゾビスイソブチルニトリル(=AIBN)などのアゾ化合物を用いることができる。
これらの光重合開始剤や熱重合開始剤の添加量は通常、上記のモノマーあるいはオリゴマーとカーボンナノファイバーとの合計量100質量部に対して0.1〜10質量部程度の範囲が好ましい。
また上記のモノマーあるいはオリゴマーとして、エポキシ基、チオエポキシ基、オキセタニル基等のカチオン重合性官能基を有するモノマーあるいはオリゴマーを用いてもよい。これらは必要に応じて光カチオン開始剤等を組み合わせて用いるものであり、同様に多官能であることが好ましい。
本発明では導電性の成分として、帯電防止皮膜形成用樹脂組成物にカーボンナノファイバーを配合するものである。このカーボンナノファイバーとしては、アスペクト比が10以上、ファイバー径が1nm以上、ファイバー長が10nm以上のものが好ましい。カーボンナノファイバーは微量の配合で導電性を発現するものであり、このため、導電性成分としてカーボンナノファイバーを用いることによって、透明性を保持しつつ帯電防止効果の高い帯電防止皮膜を形成することが可能になるものである。
帯電防止皮膜形成用樹脂組成物中のカーボンナノファイバーの配合量は、組成物の皮膜形成固形分全量(つまり形成される帯電防止皮膜)中、0.05〜1.0質量%の範囲に成るように設定するのが好ましい。0.05質量%未満であると、導電性が不十分になり、帯電防止効果の高い帯電防止皮膜を形成することが難しくなる。逆に1.0質量%を超えると、形成される帯電防止皮膜の透明性が低下することになる。
また本発明の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物にはシランカップリング剤が配合してある。このようにシランカップリング剤を配合することによって、カーボンナノファイバーを高分散させて、帯電防止皮膜の透明性を高めることができると共に、塗膜密着性の高い帯電防止皮膜を形成することができるものである。
シランカップリング剤としては、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン等のエポキシシランや、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノシランや、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシランや、γ−メタクロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクロキシプロピルジメトキシシラン等のメタクロキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等を挙げることができる。
本発明ではシランカップリング剤のなかでも分子中にビニル基を有するカップリング剤が特に好ましい。このようなビニル基を有するカップリング剤としては、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン、γ−メタクロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクロキシプロピルジメトキシシラン等のメタクロキシシランを挙げることができる。このようにシランカップリング剤としてビニル基を有するものを用いることによって、アクリル樹脂をラジカル重合させる際に、ビニル基を有するシランカップリング剤がラジカル重合に寄与し、緻密な帯電防止皮膜を形成して、耐擦傷性を向上することができるものである。
シランカップリング剤の配合量は、5〜30質量%の範囲が好ましい。5質量%未満であると、十分な耐擦傷性を有する帯電防止皮膜を得ることができないものであり、また、30質量%を超えると相溶性が悪くなって、硬化被膜が白化する可能性がある。
また帯電防止皮膜形成用樹脂組成物をコーティング材として調製するための溶剤として、本発明ではエステル結合を有する溶剤を用いるものである。このエステル結合を有する溶剤としては、酢酸、蟻酸、シュウ酸、マレイン酸、コハク酸などのメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル等を挙げることができる。このようにエステル結合を有する溶剤は、アクリル樹脂との相溶性が良く、カーボンナノファイバーを高分散させて、帯電防止皮膜の透明性を高めてヘイズ値を低くすることができるものであり、また帯電防止皮膜に他の層を積層する場合の層間接着性を高めることができるものである。
本発明において溶剤の全量がエステル結合を有する溶剤である必要はなく、溶剤のうち少なくとも一部がエステル結合を有する溶剤であればよい。帯電防止皮膜形成用樹脂組成物において溶剤全体の量は、10〜95質量%の範囲が好ましく、そして溶剤全体中のエステル結合を有する溶剤の量が、溶剤全体に対して10〜80質量%の範囲になるように調整するのが好ましい。溶剤全体の量が95質量%を超える場合や、溶剤全体中のエステル結合を有する溶剤の量が80質量%を超える場合、硬化被膜が白化する可能性があり、また溶剤全体の量が10質量%未満の場合や、溶剤全体中のエステル結合を有する溶剤の量が10質量%未満の場合は、カーボンナノファイバーが分散しにくくなり、帯電防止皮膜の帯電防止性能が低下する場合がある。
さらに本発明の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物には、必要に応じてシリカゾルを配合することができる。シリカゾルとしては、粒子径が5〜200nmのシリカを固形分5〜40質量%となるように有機溶媒を分散媒として分散したものを用いることができるものである。この有機溶媒としては、メチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール、エチルセロソルブ、ジメチルアセトアミド、キシレンとn−ブチルアルコールの混合溶剤等を挙げることができる。
帯電防止皮膜形成用樹脂組成物にシリカゾルを配合することによって、形成される帯電防止皮膜の硬度を高めて耐擦傷性を向上することができるものであり、また帯電防止皮膜に他の層を積層する場合の層間接着性を高めることができるものである。
シリカゾルの配合量は、帯電防止皮膜形成用樹脂組成物中5〜30質量%の範囲に設定するのが好ましい。5質量%未満であると十分な耐擦傷性を有する帯電防止皮膜が得られない場合があり、30質量%を超えると、十分な導電性を有する帯電防止皮膜が得られなくなる場合がある。
上記の各成分を含有する帯電防止皮膜形成用樹脂組成物によってコーティング材料を調製することができるものであり、このコーティング材料を基材の表面にコーティングして硬化させることによって、帯電防止皮膜を形成することができるものである。コーティング法としては、例えば、スピンコート法、ディップ法、スプレー法、スライドコート法、バーコート法、ロールコーター法、メニスカスコーター法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、ビードコーター法等の各種方法を用いることができる。帯電防止皮膜の膜厚は特に限定されるものではないが、0.1〜0.5μmの範囲が好ましい。
この基材としては、特に限定されるものではないが、例えば、ガラス板や、トリアセテートセルロース(TAC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ジアセチルセルロース、アセテートブチレートセルロース、ポリエーテルサルホン、(メタ)アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エステル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテル、ポリエーテルケトン等の各種樹脂で形成したフィルムを例示することができる。また基材の形状も特に限定されないものであり、フィルムや板等の平板状、CRT表面等の曲面状、マイクロレンズなどのような球面若しくは非球面のレンズ形状等が挙げられる。
また基材の表面に上記のように形成した帯電防止皮膜の表面に、多孔質シリカ粒子を含有するシリコーン樹脂の硬化層を形成するようにしてもよい。このように帯電防止皮膜の表面に多孔質シリカ粒子を含有するシリコーン樹脂の硬化層を積層して形成することによって、帯電防止皮膜をこの硬化層で保護することができ、帯電防止皮膜の耐擦傷性を向上することができると共に、多孔質シリカ粒子が皮膜を低屈折率化し、反射防止性を高めることができるものである。多孔質シリカ粒子を含有するシリコーン樹脂の硬化層の膜厚は特に限定されるものではないが、0.05〜0.15μmの範囲が好ましい。
そして上記のように基材に帯電防止皮膜を形成した積層体は、メガネレンズ、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズやCCD等のマイクロレンズアレイ、カメラレンズ等の各種光学レンズや、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶表示装置(LCD)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、陰極管表示装置(CRT)等の反射防止基材として好適に用いることができるものである。例えば、液晶表示装置は、液晶分子をガラスで挟んだ液晶体と、偏光板とを備えて形成されるが、この液晶体と偏光板とを積層するにあたって、液晶体の一方のガラスの表面に本発明の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物の硬化皮膜を形成することによって、液晶体と偏光板との間に帯電防止皮膜を設けることができるものである。そしてこのような帯電防止皮膜を形成することによって、透明性を損なうことなく、帯電防止性が優れた液晶表示装置を得ることができる。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
シランカップリング剤(γ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン:モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製「TSL8370」)56.09質量部とメチルエチルケトン78.91質量部とを室温で混合した。そしてこの混合液に、アクリル樹脂コーティング材(三菱レイヨン(株)製「ダイヤナールBR」:固形分50質量%)188.46質量部を加え、よく混合した。次にこの混合物にカーボンナノファイバー分散溶液(三菱マテリアル(株)製「CNF−T」:固形分1.3質量%)9.0質量部を加え、よく混合した。さらにこの混合液に酢酸エチル117.54質量部を加え、よく混合することによって混合液を得た。この後、この混合液を25℃の恒温雰囲気下で1時間撹拌混合することによって、帯電防止皮膜形成用樹脂組成物からなるコーティング材料を調製した。
そして、基板フィルム(トリアセチルセルロース製、厚み80μm、屈折率1.49)の表面に、ワイヤバーコーター#10によって、上記のようにして得たコーティング材を塗布し、80℃で5分間乾燥した後、強度500mJ/cmの紫外線を1秒間照射して硬化させることによって、第一の層として膜厚2μmの帯電防止皮膜を形成した。
一方、メチルシリケート(三菱化学(株)製「メチルシリケートMS51」5.6質量部とイソプロピルアルコール(IPA)410.5質量部を混合し、これに中空シリカIPA分散ゾル(触媒化成(株)製:固形分20質量%)55.5質量部およびシリカゾル(日産化学工業(株)製:固形分30質量%)47.4質量部を加え、さらに酸触媒として、0.1N硝酸水溶液50.0質量部を加え、よく混合して混合液を得た。この混合液を25℃の恒温雰囲気下で24時間静置することによって、重量平均分子量1400のシリコーンレジンの固形分を5.0質量%含有するシリコーンレジン溶液を得た。この後、この溶液を全固形分が3質量%になるようにIPAで希釈することによって、シリコーン樹脂コーティング材を調製した。
そして、上記のように形成した第一の層の帯電防止皮膜の表面に、ワイヤバーコーターNo.4によってシリコーン樹脂コーティング材を塗布し、80℃で2分間乾燥することによって、第二の層として膜厚0.1μmのシリコーン樹脂の硬化層を形成した。
(実施例2)
シランカップリング剤(ビニルトリメトキシシラン:モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製「TSL8310」)68.87質量部とメチルエチルケトン66.13質量部を室温で混合した。そしてこの混合液にアクリル樹脂コーティング材(三菱レイヨン(株)製「ダイヤナールBR」:固形分50質量%)188.46質量部を加え、よく混合した。次にこの混合物にカーボンナノファイバー分散溶液(三菱マテリアル(株)製「CNF−T」:固形分1.3質量%)9.0質量部を加えて、よく混合した。さらにこの混合液に酢酸エチル117.54質量部を加え、よく混合することによって混合液を得た。この後、この混合液を25℃の恒温雰囲気下で1時間撹拌混合することによって、帯電防止皮膜形成用樹脂組成物からなるコーティング材料を調製した。
そしてこのコーティング材を用いて、実施例1と同様にして基材フィルムの表面に第一の層として帯電防止皮膜を形成し、さらに実施例1と同様にして帯電防止皮膜の上に第二の層としてシリコーン樹脂の硬化層を形成した。
(実施例3)
シランカップリング剤(γ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン:モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製「TSL8370」)44.88質量部と、メチルエチルケトン63.12質量部、およびオルガノシランゾル(日産化学工業(株)製「XBA−ST」:固形分30.0質量%)27.0質量部を室温で混合した。そしてこの混合液に、アクリル樹脂コーティング材(三菱レイヨン(株)製「ダイヤナールBR」:固形分50質量%)188.46質量部を加え、よく混合した。次にこの混合物にカーボンナノファイバー分散溶液(三菱マテリアル(株)製「CNF−T」:固形分1.3質量%)9.0質量部を加え、よく混合した。さらにこの混合液に酢酸エチル117.54質量部を加え、よく混合することによって混合液を得た。この後、この混合液を25℃の恒温雰囲気下で1時間撹拌混合することによって、帯電防止皮膜形成用樹脂組成物からなるコーティング材料を調製した。
そしてこのコーティング材を用いて、実施例1と同様にして基材フィルムの表面に第一の層として帯電防止皮膜を形成し、さらに実施例1と同様にして帯電防止皮膜の上に第二の層としてシリコーン樹脂の硬化層を形成した。
(比較例1)
アクリル樹脂コーティング材(三菱レイヨン(株)製「ダイヤナールBR」:固形分50質量%)269.46質量部に、カーボンナノファイバー分散溶液(三菱マテリアル(株)製「CNF−T」:固形分1.3質量%)9.0質量部を加え、よく混合した。次にこの混合液に酢酸エチル117.54質量部を加え、よく混合することによって混合液を得た。この後、この混合液を25℃の恒温雰囲気下で1時間撹拌混合することによって、帯電防止皮膜形成用樹脂組成物からなるコーティング材料を調製した。
そしてこのコーティング材を用いて、実施例1と同様にして基材フィルムの表面に第一の層として帯電防止皮膜を形成し、さらに実施例1と同様にして帯電防止皮膜の上に第二の層としてシリコーン樹脂の硬化層を形成した。
(比較例2)
シランカップリング剤(γ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン:モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製「TSL8370」)56.09質量部とメチルエチルケトン78.91質量部とを室温で混合した。そしてこの混合液に、アクリル樹脂コーティング材(三菱レイヨン(株)製「ダイヤナールBR」:固形分50質量%)188.46質量部を加え、よく混合した。次にこの混合物にカーボンナノファイバー分散溶液(三菱マテリアル(株)製「CNF−T」:固形分1.3質量%)9.0質量部を加え、よく混合した。さらにこの混合液にイソプロピルアルコール(IPA)117.54質量部を加え、よく混合することによって混合液を得た。この後、この混合液を25℃の恒温雰囲気下で1時間撹拌混合することによって、帯電防止皮膜形成用樹脂組成物からなるコーティング材料を調製した。
そしてこのコーティング材を用いて、実施例1と同様にして基材フィルムの表面に第一の層として帯電防止皮膜を形成し、さらに実施例1と同様にして帯電防止皮膜の上に第二の層としてシリコーン樹脂の硬化層を形成した。
上記のようにして実施例1〜3及び比較例1〜2において基材の表面に形成した、帯電防止皮膜の第一の層と、シリコーン樹脂の硬化層の第二の層からなる皮膜について、光学特性、表面抵抗値、耐擦傷性を評価した。結果を表1に示す。
尚、光学特性については、ヘイズと全光線透過率で評価し、ヘイズメータ(日本電色工業社製「NDH2000」)を使用して、ヘイズ値と全光線透過率を測定した。
また表面抵抗値は、表面抵抗値計(三菱化学(株)製「Hiresta IP (MCP−HT260)」)を使用し、フィルムの表面抵抗値(Ω/□)を測定した。
また耐擦傷性は、スチールウール#0000で皮膜の表面を擦って、発生する傷の発生レベルで次のように判定した。
A:傷が発生しない
B:傷が僅かに発生する
C:傷が発生する
D:傷が多数発生する(または剥離する)。
Figure 2009144011
表1にみられるように、実施例1〜3はいずれも表面抵抗値が10の9乗以下であり、導電性が高く良好な帯電防止性を有することが確認される。また実施例1〜3ではシランカップリング剤としてビニル基を有するものを使用しているので、アクリル樹脂をラジカル重合させて第一の層の帯電防止皮膜を形成する際に、このラジカル重合に寄与し、耐擦傷性が良好な帯電防止皮膜を形成できるものであった。そして導電材料として着色力の高いカーボン材料を用いているが、カーボン材料としてカーボンナノファイバーを使用すると共に、エステル結合を有する溶剤とシランカップリング剤とを使用しているため、実施例1〜3は全光線透過率が80%以上であり、実用に耐え得る高い透明性を有するものであった。
一方、比較例1ではカップリング剤を配合していないので、第一の層と第二の層の間での密着性が得られず、耐擦傷性が悪いものであった。また比較例2ではエステル結合を有する溶剤を用いていないので、樹脂との相溶性が悪く、また層間の密着性も得られないために耐擦傷性が悪いものであった。

Claims (6)

  1. アクリル樹脂、カーボンナノファイバー、シランカップリング剤、エステル結合を有する溶剤を含有することを特徴とする帯電防止皮膜形成用樹脂組成物。
  2. シランカップリング剤がビニル基を有する化合物であることを特徴とする請求項1に記載の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物。
  3. シリカゾルをも含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物。
  4. 基材の表面に、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物の硬化皮膜が形成されていることを特徴とする帯電防止基材。
  5. 基材の表面に形成された帯電防止皮膜形成用樹脂組成物の硬化皮膜の表面に、多孔質シリカ粒子を含有するシリコーン樹脂の硬化層を有することを特徴とする請求項4に記載の帯電防止基材。
  6. 液晶分子をガラスで挟んだ液晶体と、偏光板とを備えた液晶装置において、液晶体の一方のガラスと偏光板との間に請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帯電防止皮膜形成用樹脂組成物の硬化皮膜が形成されていることを特徴とする液晶装置。
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