JP5156357B2 - 制振架構 - Google Patents

制振架構 Download PDF

Info

Publication number
JP5156357B2
JP5156357B2 JP2007321922A JP2007321922A JP5156357B2 JP 5156357 B2 JP5156357 B2 JP 5156357B2 JP 2007321922 A JP2007321922 A JP 2007321922A JP 2007321922 A JP2007321922 A JP 2007321922A JP 5156357 B2 JP5156357 B2 JP 5156357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement
plate
top plate
frame
displacement detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007321922A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009144383A (ja
Inventor
建二 金井
Original Assignee
株式会社住宅構造研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社住宅構造研究所 filed Critical 株式会社住宅構造研究所
Priority to JP2007321922A priority Critical patent/JP5156357B2/ja
Publication of JP2009144383A publication Critical patent/JP2009144383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5156357B2 publication Critical patent/JP5156357B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

本発明は、地震対策として建物躯体にダンパーなどの制振部材を用いた建物の架構に関する。
建物の地震対策の一つして制振構造がある。制振構造の一つに建物躯体における上下の横架材と左右の柱とで構成する架構(枠あるいはフレーム構造部分)にダンパーなどの制振部材を取り付けて、地震や強風などによって建物に生じた振動を低減するものが知られている。
特許文献1には、上下の横架材と左右の柱を構成部材とする架構の一方の柱に粘弾性材をエネルギー吸収材とした粘弾性ダンパーと鋼材ダンパー(いずれも制振部材)を取付け、他方の柱の上下位置と粘弾性ダンパーとをブレースで結合した構造が開示され、特許文献2には第1板材と第2板材との間に中継板材を配置してこれらの間に粘弾性材をサンドイッチ状に(多層に)配置することで大きな変形差に対応できる粘弾性ダンパーの構造そのものが開示され、また、特許文献3には第1と第2の浮動部材の間に粘弾性材を、間隔をとって配置し、架構の変形にともなう第1と第2の浮動部材の回転変位中心を前記間隔の箇所に配置することで、粘弾性材を有効に機能させることを特徴とした粘弾性ダンパーが開示されている。
特開2006−207292号公報 特開2007−4672号公報 特開2007−126868号公報
制振部材としての粘弾性ダンパーは、いずれも第1プレートと第2プレートの間にイソブチレン・スチレン系などの粘弾性材を強力に溶着してあり、第1プレートと第2プレートが相対的に変位することで機能するが、現状の粘弾性材には、特性上、例えば、厚さ6.9mmの粘弾性材(イソブチレンSD476 カネカ化学)を第1プレートと第2プレート間に溶着した構造のものでは、第1プレートに対して第2プレートが平行に粘弾性材の厚さ×300%(損傷限界変位・・・設定値、この例では、20.7mm)以上の変位をした経歴があっても外見上で原状と変わりがない。
なお、粘弾性ダンパーの損傷限界は、このダンパーを交換するのが適切である時期の目安とするものであるが、前記の損傷限界変位が何回繰り返されたかで設定される。そして、損傷限界変位は、地震や強風による建物躯体の中程度の揺れ(10〜25cm/秒)によって生じる変位であって、建物が存立している期間に50〜100回程度の頻度で発生するものとしている。
一方、粘弾性ダンパーの安全限界は、やはり、交換するのが適切である時期の目安とするものであるが、損傷限界変位よりも大きな安全限界変位が何回繰り返されたかで設定される。安全限界変位は、第1プレート、第2プレートと粘弾性材との溶着が剥がれてきたり、粘弾性材の層にせん断力による亀裂が生じてきたりする変位であり、建物が存立している期間に2,3回あるかないかの大地震による建物躯体の大きな揺れ(50cm程度/秒)の揺れによって生じるものである。損傷限界、安全限界は共に粘弾性材の組成や溶着手段、気温などの使用環境、適用する安全率などによって異なってくるので、実験によって定める。
一方、建物は大きく地震力を受けてもすぐに倒壊してしまうものではなく、また、激しく変位しても建物の復元力で架構の変形が元に戻るなどすると、粘弾性ダンパーもまた、ほぼ正常な外見に戻って残存していることがある。このような場合、内壁材を剥がすなどして制振架構の状況を点検しても、粘弾性ダンパーがその損傷限界を超えたものか否かを判別できない。
このため、点検時に地震の揺れから判断して粘弾性ダンパーが損傷限界を超えていると確信し、交換を提案しても、外観としては何の損傷も現れていないため、建物オーナーに不必要な交換を提案しているのではないかとの疑問を抱かせたり、点検者が粘弾性ダンパーの交換が必要な状態を見逃してしまうなどのトラブルが予測される。このような状況は粘弾性ダンパーに限らず、制振部材一般について生じる。
この発明は、このようなトラブルを未然に防止するために、例えば粘弾性ダンパー(制振部材)が損傷限界変位あるいは安全限界変位を超過したか否かを視覚的に確認できる制振架構の構造を提供する。
建物躯体における架構に取り付けた制振部材に設定値以上の変位が生じたことを目視できる変位検出スケールを設ける。変位検出スケールは、架構が振動することによる支持部材間の設定された値以上の相対変位に相応して状態(位置、形状など)が変化する部材であって、例えば曲げ移動されたその位置を不可逆に維持することで変位を記録したり、破壊される(不可逆)ことによって設定値を超えたことを記録したり、あるいは前記の相対変位によって引っかいたり、擦り付けたりすることで制振架構の一部にマーキングし、これによって変位を記録する構造のものである。
制振架構の点検時に、制振部材が正常な状態にあったか否かを目視で確認でき、点検結果に客観性があると共に、交換が必要な制振部材を見落とすことがない。
図1は、建物躯体における架構1を示したものであり、架構1は左右の柱2,3と上下の横架材すなわち梁4と土台5とで構成されている。柱2,3の長さは2850mm、柱2,3の内面間寸法910mmである。
柱2,3の内面上部には上結合金物6,7が固定され、梁4の下面には係合金物8,9が固定されている。左右の柱2,3の上端に梁4をほぞ結合などで載置し位置決めした後、上引寄せボルト10,11の下端を前記上結合金物6,7に係合させ、上端を前記係合金物8,9に係合させている。上引寄せボルト11,10に関して、その下部に螺合させ、上結合金物6,7に当接させた上ナット12,13を締めこむことで梁4を柱2,3側に引寄せて取り付けている。この取り付け構造は、柱2,3の上部と梁4との接合を剛に結合するものではなく、梁4に対して柱2,3の上端がある程度相対的に移動できる、すなわち、架構1に対して水平方向にせん断力が作用すると柱2,3が傾斜できる構造となっている。
柱2,3の内面下部には下結合金物14,15が固定され、基礎16上面に土台5が載置されて土台固定用のアンカーボルト(図示されていない)によって基礎16に固定されている。基礎16にはまた結合用のアンカーボルト17,18が下部を埋め込み固定され、上部が土台5を貫通して上方に突出している。左右の柱2,3を土台5へほぞ結合などで載置し位置決めした後、下結合金物14,15に下引寄せボルト14’,15’の上端部をこれらに螺合させたナット19,20を利用して係合し、その下部と結合用のアンカーボルト17とを長ナット21,22を用いて連結する。
下結合金物14,15に係合させた下引寄せボルト14’,15’のナット19,20をねじ込むことによって、柱2,3を土台5側に引寄せて取り付けている。この取り付け構造は、梁4の場合と同様に、柱2,3の下部と土台5との接合を剛に結合するものではなく、土台5に対して柱2,3の下端がある程度相対的に移動できる、すなわち、架構1に対して水平方向にせん断力が作用すると柱2,3が傾斜できる構造となっている。
柱2,3の内面中間部には中間結合金物23,24が固定されている。これら上結合金物6,7、下結合金物14,15及び中間結合金物23,24は、上下方向に比較的長尺(350〜500mm)であり、横断面において内側に開口したコ字形をし、両側壁に貫通した取付け孔25と両側壁をつなぐ背壁に柱2,3の内面へ取り付けるためのビス用孔(見えていない)がそれぞれ複数個ずつ形成されている。
左右の柱2,3の内面に開口を対向させて取り付けられた上結合金物6,7、下結合金物14,15及び中間結合金物23,24には上下に長い長方形(2000×350mm)の構造用合板からなる左右の伝達板26,27(支持部材)がそれぞれ柱側の端縁で多数のビスにより緩みのないように確実に固定される。伝達板26,27の上縁は取り付けられた状態で梁4の下面と充分な間隙(425mm)があり、下縁は土台5の上面と充分な間隙(425mm)がある。また、左右の伝達板26,27間にも間隙(85mm)がある。
なお、これらの間隙は、本来はできる限り小さくするのが好ましい。しかし、床や天井を取り除かない既存住宅の改修施工では前記程度の間隙は止むを得ない。
そして、左右の伝達板26,27に渡って粘弾性ダンパー28,29(制振部材)が上下に間隔を取って配置固定されていると共に、伝達板26,27の上縁と下縁に渡って変位検出スケール30,31が取り付けられている。上方の粘弾性ダンパー28の中心位置は土台5の上面から1825mm、下方の粘弾性ダンパー29の中心位置は土台5の上面から1025mmである。
粘弾性ダンパー28と同29は同じ構造であり、図2に示すように鋼板(厚さ1.6mm 400×205mm)の第1プレート32と第2プレート33(400×215)の平行間隔箇所に粘弾性材34(イソブチレンSD476)を6.9mmの厚さの層として溶着してある。粘弾性ダンパー28,29は第1プレート32を左の伝達板26に固定し、第2プレート33を右の伝達板27に固定することで、両伝達板26,27にわたらせて固定してある。
粘弾性ダンパー28,29のこの構成と規模は、柱2,3の傾斜が1/30rad.(柱傾斜の安全限界)に達してもダンパー自体をその損傷限界変位以下に維持できるものである。すなわち、柱頂部での水平方向せん断力がこの頂部を2850×1/30≒90mm程度に変位させるものであるとしても、図示の実施例において、まず、粘弾性ダンパー28,29の位置が架構1の高さ(柱の長さ)の約1/3であるところから前記の変位は粘弾性ダンパー28,29の位置では30mmとなり、さらに、実際にはこれに架構1の構造自体の撓みや接合部分のすべりが入るので、ダンパーに伝達される変位はさらに1/2程度となり、結果として15mm程度となる。
変位検出スケール30と同31は、同じ構造であり(図3)、両側の側壁35,36と上下2段とされた上天板部37、下天板部38を備え、全体として断面コ字形の部材である。変位検出スケール30、31は、伝達板26,27の対向間隔を跨いで両伝達板に掛け渡せる長さである。両側の側壁35,36の間隔は、伝達板26,27の厚さよりわずかに大きく、側壁35,36の基部(下天板部38側)にビス止め用の孔39が2個形成されている。
上天板部37と下天板部38との段差tは粘弾性ダンパー28,29の損傷限界変位に対応したものであり、この実施例において20.7mmである。すなわち、左右の伝達板26,27の上縁の上下位置が相対的に20.7mmを超えて変位すると粘弾性ダンパー28,29における第1プレート32と第2プレート33の相対変位も20.7mmを超過し、損傷限界変位を超えたと判断できる設定になっている。下天板部38は基準位置を定め、上天板部37は検出位置を定めているといえる。なお、下天板部38は製造上の都合から、符合38aで示す部分と同38bで示す部分に分離して形成され、両方の側壁35,36の上部を折り曲げて形成されている。
変位検出スケール30は、伝達板26,27の上部に配置し、基部を左の伝達板26の上部にビス止め用の孔39にビスを通して固定する。このとき、下天板部38を設定値に関する基準として(通常は、左伝達板26の上縁に当接させて)固定する。上天板部37の部分は両側壁35,36で右伝達板の上縁部を挟み込んだ単なる嵌合状態とされる(図4(イ))。上天板部37と右伝達板27の上縁との間には設定値に対応した寸法tの間隔があり、結局、右の伝達板27は、変位検出スケール30に対して上下、左右、すなわち、伝達板27の面方向では自由に移動できる。ただし、前後には両側の側壁35,36で規制され、伝達板26,27が相対移動するときに面方向でぶれてしまい、粘弾性ダンパー28,29に座屈の傾向が生じるなどの悪影響が出るのを防止することができる。
もう一つの変位検出スケール31は、伝達板26,27の下部に配置し、基部を右の伝達板27の下部にビス止め用の孔39にビスを通して固定する。伝達板26,27との位置関係は先の変位検出スケール30の場合と点対の関係になる以外は同じである。

以上の構造であって、架構1は、伝達板26,27及び粘弾性ダンパー28,29を備えて制振機能を備えた制振架構に構成されている。この制振架構に水平方向のせん断力が作用すると、柱2,3の傾斜が伝達板26,27を介して粘弾性ダンパー28,29に伝達され、ダンパーがせん断変形を受けることで建物に生じる振動が低減される。柱2,3が傾斜することにより、これらに固定された左右の伝達板26,27の上縁は相対的に上下に移動し、変位する。変位が変位検出スケール30,31の設定値tを超過すると、例えば、上方の変位検出スケール30では、右の伝達板27の上縁が変位検出スケール30の上天板部37に衝突してこれを突き上げるので、変位検出スケール30は、伝達板26側に固定された基部のビス止め部分を中心に上方へ折れ曲がるように変形する(図4(ロ))。この変形は不可逆であり、その後に伝達板26,27の相対移動が解消されても、変形した状態が維持される。
したがって、大きな地震後に粘弾性ダンパー28,29を点検した際に、変位検出スケール30が変形しているか否かで、この制振架構1の粘弾性ダンパー28,29が損傷限界変位以上の変位を受けたか否かを目視で簡単、かつ、確実に確認することができる。交換の必要があるか否かは、このような変位を何回受けたかの経歴データに基づくことになる。
下方の変位検出スケール31も同様に機能する。
架構1に作用する水平方向のせん断力はプラス方向とマイナス方向とで異なることがあり、変位検出スケールは、両伝達板26,27の上縁箇所と下縁箇所の2箇所に配置しておくことが好ましい。また、地震に対する家屋の安全からすれば、地震波の進行方向に対して平行となる配置の架構と直交する方向に配置された架構の双方にこの変位検出スケール30,31を取り付けておくことが好ましい。
以上、一つの実施例を示したが、制振架構における粘弾性ダンパー28,29の構成は実施例のものに限らない。また、変位検出スケール30,31は、実施例のように、両伝達板26,27の間に配置する他、粘弾性ダンパー28,29の第1プレート32と第2プレート33の間に配置したり、あるいは、架構1の柱2,3の傾斜によって相対的に変位する部材間(建物躯体の部材間)に配置することもある。要するに、粘弾性ダンパー28,29における第1プレート32と第2プレート33の面方向のずれと相応する変位が生じる部材間に渡り配置することができる。
設定値tは、安全限界変位に相応した値とすることもある。
変位検出スケール30,31は、粘弾性ダンパー28,29の第1プレート32と第2プレート33間に設定値t以上の面方向ずれに対応した状態を不可逆に記録できるものであれば良い。図5、図6はその他の例である。
図5の例は、変位の大きさを破断によって不可逆に記録するものであり、図5イのように、アクリルなどの脆い硬質合成樹脂のほぼ矩形をした板材である。変位検出スケール30,31は、垂直な取付部40と上部の水平方向に屈曲された検出部41とからなる。取付部40の左右方向寸法は伝達板26,27の対向間隔を跨いで両伝達板に掛け渡せる長さであり、両端箇所にそれぞれ複数のビス孔42を有する。取付部40にはまた変位検出の基準位置となるべき箇所に直線の目印43を入れ、目印43から寸法tだけ上方に検出部41が位置するようにされている。
この変位検出スケール30,31は、目印43を目安にして取付部40の一端側を架構1において水平方向のせん断力を受けた際に相対移動する部材の一方にビス孔42を利用して固定し、取付部40の他端側を相対移動する部材の他方に沿わせ、他方の部材が一方の部材に対して設定値t以上の変位を生じたとき、検出部41に当接する配置とする。この変位検出スケール30,31は一枚だけで使用することができる。また、両端箇所にそれぞれ複数のビス孔42を有するので、検出部41を向い合わせ、2枚を対向させた状態で使用することもできる。2枚を使用するときは、例えば、前記の伝達板26,27を挟むようにして取り付けることで、伝達板26,27を同一面内に維持する機能があり、架構1の変位時に粘弾性ダンパー28,29が座屈する傾向となるのを防止することができる。
そして、変位検出スケール30,31の位置で、設定値t以上の変位があると、硬く固定された取付部40の他端側上部の検出部41が他方の部材によって押し上げられて取付部40のビス止めされた箇所あるいは検出部41が破断(破壊)される。
このため、大きな地震後に内壁材を除去して点検すれば、目視にて簡単に粘弾性ダンパー28,29の交換が必要か否かを客観的に判断することができる。
図6の例は、変位をマーキングにより記録する変位検出スケール30,31である。この例ではバネ性板材44の先端部に黒鉛などのマーキング材45を取り付けてある。
水平方向のせん断力を受けて相対移動する建物躯体の部材、たとえば柱3と梁4の一方にバネ性板材44の基部を確実にビス止めし、先端のマーキング材45を他方の部材の表面に板材44のバネ性を利用して押圧しておく。
地震による柱の振動(傾斜)の程度は他方の部材の表面に円弧状にマーキング46されるので(図6(ロ))、その規模を測定することで傾斜の大きさ、すなわち、粘弾性ダンパー28,29の変位の大きさを知ることができる。
マーキング材45は鋭い金属製の爪などでもよく、他の部材の表面を引っかくことによってマーキングをしてもよい。
建物躯体における制振架構の正面図。 粘弾性ダンパーの断面図。 変位検出スケールの第2の例。 (イ)は、変位検出スケール(第2の例)の取り付け状態、(ロ)は、その検出状態の模式図。 (イ)は、変位検出スケールの第3の例、(ロ)は、その検出状態の模式図。 (イ)は、変位検出スケールの第4の例、(ロ)は、その検出状態の模式図。
符号の説明
1 架構
2 柱(左)
3 柱(右)
4 梁
5 土台
6 上結合金物(左)
7 上結合金物(右)
8 係合金物(左)
9 係合金物(右)
10 上引寄せボルト(左)
11 上引寄せボルト(右)
12 上ナット(左)
13 上ナット(右)
14 下結合金物(左)
15 下結合金物(右)
14’ 下引寄せボルト(左)
15’ 下引寄せボルト(右)
16 基礎
17 結合用のアンカーボルト(左)
18 結合用のアンカーボルト(右)
19 ナット(左)
20 ナット(右)
21 長ナット(左)
22 長ナット(右)
23 中間結合金物(左)
24 中間結合金物(右)
25 取付け孔
26 伝達板(左)
27 伝達板(右)
28 粘弾性ダンパー(上)
29 粘弾性ダンパー(下)
30 変位検出スケール(上)
31 変位検出スケール(下)
32 第1プレート
33 第2プレート
34 粘弾性材
35 側壁(前)
36 側壁(後)
37 上天板部
38 下天板部
39 ビス止め用の孔
40 取付部
41 検出部
42 ビス孔
43 基準線の目印
44 バネ性板材
45 マーキング材
46 マーキング

Claims (2)

  1. 建物躯体に一対の板状の支持部材が対向して設けられ、この一対の支持部材は建物躯体の振動によって、上下又は左右に変位するように構成されていて、この一対の支持部材に制振部材とその制振部材の変位が設定値以上のせん断変形を生じたことを目視で確認できる変位検出スケールを備えており、
    前記変位検出スケールは、対向する側壁と、上下2段とされた上天板部、下天板部を備えた、断面コ字形の部材であり、
    前記上天板部と、前記下天板部との段差は前記制振部材の損傷限界変位であり、
    前記変位検出スケールは、前記下天板部を一方の前記支持部材の端部に当接し、前記一対の支持部材に掛け渡して配置して、下天板部側の前記支持部材に固定することを特徴とした制振架構。
  2. 請求項1に記載の制振架構において、
    前記変位検出スケールは、前記支持部材の上端および下端に、点対称に配置することを特徴とした制振架構。
JP2007321922A 2007-12-13 2007-12-13 制振架構 Expired - Fee Related JP5156357B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321922A JP5156357B2 (ja) 2007-12-13 2007-12-13 制振架構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321922A JP5156357B2 (ja) 2007-12-13 2007-12-13 制振架構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009144383A JP2009144383A (ja) 2009-07-02
JP5156357B2 true JP5156357B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=40915305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007321922A Expired - Fee Related JP5156357B2 (ja) 2007-12-13 2007-12-13 制振架構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5156357B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5530129B2 (ja) * 2009-08-04 2014-06-25 株式会社住宅構造研究所 建物の制振機構に用いる制振ダンパー
JP5701577B2 (ja) * 2010-11-12 2015-04-15 トヨタホーム株式会社 制振システムを有する住宅
JP7220627B2 (ja) * 2019-06-19 2023-02-10 三井住友建設株式会社 建物の制振構造及びその構築方法
CN113123481B (zh) * 2021-04-16 2022-07-26 福建磊鑫(集团)有限公司 基于消能减震的混凝土结构及加固方法
CN113107105B (zh) * 2021-04-18 2022-06-10 无锡太湖学院 带消能减震的混凝土结构的阻尼器及其布置与使用方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10122912A (ja) * 1996-10-16 1998-05-15 Tomoe Corp 変形記録装置付き架構
JP3671347B2 (ja) * 2001-01-17 2005-07-13 Jfeスチール株式会社 地震被災度判定装置
JP2003166581A (ja) * 2001-12-03 2003-06-13 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 制振ダンパー装置
JP4878142B2 (ja) * 2005-10-13 2012-02-15 ミサワホーム株式会社 制振壁構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009144383A (ja) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5156357B2 (ja) 制振架構
JP2008298704A (ja) 建物の被災診断システム
JP6227869B2 (ja) 骨組構造、及び骨組構造の補強方法
US20070107338A1 (en) Hold-down connector
JP2019196634A (ja) 木枠架構補強材
JP3159615U (ja) 橋梁設備の変位制限構造体
JP4624288B2 (ja) 既設alc縦壁パネルの補強構造の組立方法
JP2009024435A (ja) 制振補強された壁フレーム構造
JP2006214135A (ja) 木造建築物の補強方法、木造建築物の補強構造及び木造建築物の補強用接合具
JP2009046923A (ja) 制振部材と制振補強された壁フレーム
CN211369119U (zh) 一种剪切型金属阻尼器
JP4373937B2 (ja) 制振壁パネルおよび壁構造
JP2005325637A (ja) 耐力壁フレーム
TWI689654B (zh) 制震壁
JP4129682B2 (ja) 変位センサー、制震ダンパー及び制震構造
JP5957639B2 (ja) パネル用架台
CN110748024A (zh) 一种剪切型金属阻尼器
JP5142575B2 (ja) 木造建築物及び木造建築物の耐震補強方法
JPH10292845A (ja) 弾塑性ダンパー
JP7082099B2 (ja) 建物構造
JP7503428B2 (ja) 制振装置
JP3515537B2 (ja) 補強金具
JP6067438B2 (ja) 壁パネルの取付構造
JP2018204200A (ja) 制震装置および建物
JP2013060803A (ja) 耐震金物、及びこれを用いた耐震構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120323

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5156357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees