JP5153593B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、特に、綴じ原稿の画像の歪みを補正する画像処理処置および画像処理方法に関する。
近年、例えばデジタルカメラや携帯電話等に搭載されているカメラなどを構成する2次元イメージセンサは、高画質化、高性能化および低価格化が進んでいる。この2次元イメージセンサは、通常写真撮影用に用いられるが、近年の高画質化および高性能化により、例えば、紙文書、新聞紙、雑誌などの原稿のドキュメント画像を撮像し、ドキュメント画像の文字情報をドキュメント画像データとして保存しておくことも考えられる。
また、2次元イメージセンサにより、ドキュメント画像を撮像することによって生成された複数の画素データから構成されるドキュメント画像データは、撮影対象物である原稿の文字情報が読みやすいことが望ましい。しかしながら、2次元イメージセンサ等により構成されるカメラは、例えば、使用者の位置、照明環境、撮像対象物の原稿の歪み具合などの条件を予め設定して使用されるものではないため、生成されたドキュメント画像データが必ず読みやすいものであるとは限られない。
そこで、撮影対象物の原稿の歪み具合を測定し補正する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の画像読取り装置は、1点止め原稿の読取り品質を高め、用途の拡大を図るため、原稿台に置かれた原稿が、1つの隅で綴じられた用紙が捲られた見開き1点止め原稿であるか否かを判別し、この見開き1点止め原稿における用紙の上面である原稿面の湾曲状態を、光学系機構の撮像ユニット等を用いて上方から撮影された画像および側面から撮影された画像から測定し、測定された湾曲状態に応じて原稿面の読取り画像を補正している。
また、特許文献2に記載の画像読取り装置は、見開き1点止め原稿の読取りに際して、原稿面の一部が隠れることによる読取り画像の乱れを補正し、読取り品質を高めるため、原稿台に置かれた原稿の原稿面の主走査方向及び副走査方向の高さ分布を、光学系機構の撮像ユニット等を用いて上方から撮影された画像および側面から撮影された画像から測定することによって取得される当該原稿面における各方向の湾曲状態に基づいて、原稿台に置かれた原稿が1つの隅で綴じられた用紙が、捲られた見開き1点止め原稿であるか否かを判別し、この見開き1点止め原稿における用紙の上面である原稿面のうち、用紙が重なった領域を、当該原稿面の主走査方向及び副走査方向の高さ分布に基づいて検出し、原稿面の読取り画像のうち、領域に対応した部分を消去する補正を行っている。また、特許文献2に記載の画像読取装置は、光学系機構のAF機構等を用いて、原稿面の高さ分布に応じてスキャンニングの際に撮影のピント調整を行うことにより、高さを補間している。
また、特許文献3に記載の原稿読み取り装置は、行曲がりを補正するため、上向きに載置された原稿を上方から読み取り、光学系機構のIR発光素子と受光素子を備えた曲がり検知ボード等を用いて三角測距方式により原稿の形状を測定し、形状測定された出力に応じて読取られた原稿の出力の行方向の曲がりを補正している。
特開平10−150532号公報 特許第3433624号公報 特許第3175250号公報
しかしながら、従来技術(特許文献1〜3等)においては、光学系機構を用いて撮影対象物の原稿の歪み具合を測定し補正しているものの、原稿の種類の判別や原稿の歪み具合の測定の際に上方から撮影された画像や側面から撮影された画像を必要とするため、画像処理にかかる負荷が大きくなってしまいという効率性において問題点を有していた。また、従来技術(特許文献1〜3等)においては、測定された原稿の歪み具合を正確に測定できたか検証していないため補正精度において問題点を有していた。また、従来技術(特許文献1〜3等)においては、歪み具合の測定には固定された部材や機器を必要とするため、装置が大型化してしまうという携帯性および汎用性において問題点を有していた。
具体的には、特許文献1および2に記載の画像読取り装置においては、光学系機構(例えば、撮像ユニット等)を用いて、原稿台に置かれた原稿を上方から撮影した画像の他に、原稿台の後方側の端縁に沿って延びる投影板および原稿台の右半領域内で前後方向に延びる投影板に投影された、側面から撮影された原稿の画像に基づいて、原稿の種類の判別や原稿の歪み具合の測定を行っている。そのため、例えば、上方から撮影した画像内にステープルの像が有るか否かを検出する処理や、側面から撮影された画像から得られた湾曲状態(高さ分布)によってブック原稿かシート原稿であるかを判別する処理や、側面から撮影された画像から得られた高さ分布に基づいて高さを一定とするよう画像歪みを補正する処理等といった各種処理が必要となり、画像処理にかかる負荷が大きくなってしまうという問題点を有していた。また、補正前に、測定された原稿の高さ分布を検証して補正精度を高めることが考慮されていないという問題点を有していた。また、固定された部材(例えば、原稿台や投影板等)や機器(例えば、撮像ユニットやAF機構等)が必要となるため、装置が大型化してしまうという問題点を有していた。
また、特許文献3に記載の原稿読み取り装置においては、光学系機構(例えば、曲がり検知ボード等)を用いて、IR発光素子から発して原稿の面で反射した反射光を受光素子で受けて測距する三角測距方式等を用いて原稿の面の高さを測定し、この高さの測定値に基づいて補間処理した形状データに従って原稿の行曲がりを補正している。そのため、上方から撮影した画像のみに基づいて補正処理を行うことができるものの、補正前に、原稿の形状を測定することにより得られた原稿の行曲がりを検証して補正精度を高めることが考慮されていないという問題点を有していた。また、固定された部材(例えば、原稿台やフォトセンサを並べたボード等)や機器(例えば、曲がり検知ボート、IR発光素子、受光素子等を含む読み取り部など)が必要となるため、装置が大型化してしまうという問題点を有していた。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、光学系機構を用いることなく情報処理により撮影対象の歪み補正を高精度で効率的に行える携帯性および汎用性の優れた画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、画像撮影部と制御部とを少なくとも備えた画像処理装置であって、上記制御部は、上記画像撮影部にて撮影された少なくとも原稿を含む原稿画像を取得する原稿画像取得手段と、上記原稿画像取得手段にて取得された上記原稿画像から輝度値に基づいて上記原稿の輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段と、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の中心から上記輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を上記原稿の歪み位置として検知する歪み位置検知手段と、上記歪み位置検知手段にて検知された上記歪み位置に基づいて決定された補正基準線まで、上記輪郭線を延長するよう上記原稿画像に対して幾何補正を行うことにより、当該原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する補正画像生成手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、上記記載の画像処理装置において、上記歪み位置検知手段は、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線を囲んだ上記最小面積の上記矩形を形成する矩形形成手段と、上記矩形形成手段にて形成された上記矩形を4つの象限に分割し、各象限において上記輪郭線上の直線部分を検出し、当該直線部分のうち上記矩形の相隣辺と交わる上記輪郭直線を検出する輪郭直線検出手段と、上記輪郭直線検出手段にて上記各象限において検出された上記輪郭直線と、上記矩形の対角線との第1の交点を検出する対角線交点検出手段と、上記対角線交点検出手段にて上記各象限において検出された上記第1の交点の座標と、上記矩形の上記中心の座標とに基づいて、当該中心から上記第1の交点まで距離を算出する距離算出手段と、上記距離算出手段にて算出された上記距離が全象限において最小となる距離直線を選択する距離直線選択手段と、を更に備え、上記歪み位置検知手段は、上記距離直線選択手段にて選択された上記距離直線と上記第1の交点にて交わる上記輪郭直線を上記原稿の上記歪み位置として検知することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、上記記載の画像処理装置において、上記補正画像生成手段は、上記歪み位置検知手段にて上記歪み位置として検知された上記輪郭直線と、当該輪郭直線に隣接する上記輪郭線上の輪郭曲線との2つの交点を検出する輪郭曲線交点検出手段と、上記輪郭曲線交点検出手段にて検出された上記2つの交点のうち第2の交点および第3の交点に基づいて、当該第2の交点と同じY座標にて上記矩形の第1の辺上に位置決めされた第1の補正基準点、および、当該第3の交点と同じX座標にて上記矩形の第2の辺上に位置決めされた第2の補正基準点を決定する補正基準点決定手段と、上記補正基準点決定手段にて決定された上記第1の補正基準点と上記第2の補正基準点とを結ぶ第3の辺と、当該第3の辺により隔たられた上記矩形の角部分以外の当該矩形の各辺とからなる上記補正基準線を決定する補正基準線決定手段と、上記補正基準線決定手段にて決定された上記補正基準線の座標、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線の座標、および、上記補正基準線の上記座標に基づいて推定された上記補正画像の各画素の座標に基づいて、当該輪郭線に囲まれた原稿部分の歪んだ経線および緯線を推定する経線緯線推定手段と、上記経線緯線推定手段にて推定された歪んだ上記経線および上記緯線の上記座標、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線の上記座標、上記補正基準線決定手段にて決定された上記補正基準線の上記座標、ならびに、当該補正基準線の当該座標に基づいて推定された上記補正画像の各画素の上記座標に基づいて、当該補正画像の各画素の上記座標に対応する上記原稿画像の各画素の座標を取得する原稿画像画素座標取得手段と、上記原稿画像画素座標取得手段にて取得された上記原稿画像の各画素の上記座標を補間することにより、上記経線、上記緯線、および、上記輪郭線を上記補正基準線へ寄せて直線化した状態の上記補正画像の各画素の上記座標を決定する補正画像画素座標決定手段と、
を更に備え、上記補正画像生成手段は、上記補正画像画素座標決定手段にて決定された上記補正画像の各画素の上記座標を用いて、上記原稿画像の上記歪みを補正した上記補正画像を生成することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、上記記載の画像処理装置において、上記制御部は、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線上から少なくとも3つの代表ポイントを抽出し、当該代表ポイントを用いてスプライン補間を行い、当該代表ポイント以外のポイントを算出することにより近似輪郭線を形成する近似輪郭線形成手段と、上記近似輪郭線形成手段にて形成された上記近似輪郭線と、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線との差が所定の閾値を超えるか判定することにより、当該輪郭線が上記輪郭線抽出手段にて正確に抽出されたか検証する輪郭線検証手段と、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、上記記載の画像処理装置において、上記歪み位置検知手段は、上記輪郭線検証手段にて上記差が上記所定の上記閾値未満であると判定され、上記輪郭線が上記輪郭線抽出手段にて正確に抽出されたと検証された場合、検証された上記輪郭線を囲んだ上記最小面積の矩形の中心から上記輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の上記輪郭直線を上記原稿の上記歪み位置として検知することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、上記記載の画像処理装置において、上記歪み位置は、上記原稿を綴じ具で綴じた場合の綴じ位置を含むことを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、画像撮影部と制御部とを少なくとも備えた画像処理装置において実行される画像処理方法であって、上記制御部において実行される、上記画像撮影部にて撮影された少なくとも原稿を含む原稿画像を取得する原稿画像取得ステップと、上記原稿画像取得ステップにて取得された上記原稿画像から輝度値に基づいて上記原稿の輪郭線を抽出する輪郭線抽出ステップと、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の中心から上記輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を上記原稿の歪み位置として検知する歪み位置検知ステップと、上記歪み位置検知ステップにて検知された上記歪み位置に基づいて決定された補正基準線まで、上記輪郭線を延長するよう上記原稿画像に対して幾何補正を行うことにより、当該原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する補正画像生成ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、上記記載の画像処理方法において、上記歪み位置検知ステップにおいて、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線を囲んだ上記最小面積の上記矩形を形成する矩形形成ステップと、上記矩形形成ステップにて形成された上記矩形を4つの象限に分割し、各象限において上記輪郭線上の直線部分を検出し、当該直線部分のうち上記矩形の相隣辺と交わる上記輪郭直線を検出する輪郭直線検出ステップと、上記輪郭直線検出ステップにて上記各象限において検出された上記輪郭直線と、上記矩形の対角線との第1の交点を検出する対角線交点検出ステップと、上記対角線交点検出ステップにて上記各象限において検出された上記第1の交点の座標と、上記矩形の上記中心の座標とに基づいて、当該中心から上記第1の交点まで距離を算出する距離算出ステップと、上記距離算出ステップにて算出された上記距離が全象限において最小となる距離直線を選択する距離直線選択ステップと、を更に含み、上記歪み位置検知ステップにおいて、上記距離直線選択ステップにて選択された上記距離直線と上記第1の交点にて交わる上記輪郭直線を上記原稿の上記歪み位置として検知することを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、上記記載の画像処理方法において、上記補正画像生成ステップにおいて、上記歪み位置検知ステップにて上記歪み位置として検知された上記輪郭直線と、当該輪郭直線に隣接する上記輪郭線上の輪郭曲線との2つの交点を検出する輪郭曲線交点検出ステップと、上記輪郭曲線交点検出ステップにて検出された上記2つの交点のうち第2の交点および第3の交点に基づいて、当該第2の交点と同じY座標にて上記矩形の第1の辺上に位置決めされた第1の補正基準点、および、当該第3の交点と同じX座標にて上記矩形の第2の辺上に位置決めされた第2の補正基準点を決定する補正基準点決定ステップと、上記補正基準点決定ステップにて決定された上記第1の補正基準点と上記第2の補正基準点とを結ぶ第3の辺と、当該第3の辺により隔たられた上記矩形の角部分以外の当該矩形の各辺とからなる上記補正基準線を決定する補正基準線決定ステップと、上記補正基準線決定ステップにて決定された上記補正基準線の座標、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線の座標、および、上記補正基準線の上記座標に基づいて推定された上記補正画像の各画素の座標に基づいて、当該輪郭線に囲まれた原稿部分の歪んだ経線および緯線を推定する経線緯線推定ステップと、上記経線緯線推定ステップにて推定された歪んだ上記経線および上記緯線の上記座標、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線の上記座標、上記補正基準線決定ステップにて決定された上記補正基準線の上記座標、ならびに、当該補正基準線の当該座標に基づいて推定された上記補正画像の各画素の上記座標に基づいて、当該補正画像の各画素の上記座標に対応する上記原稿画像の各画素の座標を取得する原稿画像画素座標取得ステップと、上記原稿画像画素座標取得ステップにて取得された上記原稿画像の各画素の上記座標を補間することにより、上記経線、上記緯線、および、上記輪郭線を上記補正基準線へ寄せて直線化した状態の上記補正画像の各画素の上記座標を決定する補正画像画素座標決定ステップと、を更に含み、上記補正画像生成ステップにおいて、上記補正画像画素座標決定ステップにて決定された上記補正画像の各画素の上記座標を用いて、上記原稿画像の上記歪みを補正した上記補正画像を生成することを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、上記記載の画像処理方法において、上記制御部において実行される、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線上から少なくとも3つの代表ポイントを抽出し、当該代表ポイントを用いてスプライン補間を行い、当該代表ポイント以外のポイントを算出することにより近似輪郭線を形成する近似輪郭線形成ステップと、上記近似輪郭線形成ステップにて形成された上記近似輪郭線と、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線との差が所定の閾値を超えるか判定することにより、当該輪郭線が上記輪郭線抽出ステップにて正確に抽出されたか検証する輪郭線検証ステップと、を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、上記記載の画像処理方法において、上記歪み位置検知ステップにおいて、上記輪郭線検証ステップにて上記差が上記所定の上記閾値未満であると判定され、上記輪郭線が上記輪郭線抽出ステップにて正確に抽出されたと検証された場合、検証された上記輪郭線を囲んだ上記最小面積の矩形の中心から上記輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の上記輪郭直線を上記原稿の上記歪み位置として検知することを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、上記記載の画像処理方法において、上記歪み位置は、上記原稿を綴じ具で綴じた場合の綴じ位置を含むことを特徴とする。
この発明によれば、本発明の画像処理装置は、画像撮影部にて撮影された少なくとも原稿を含む原稿画像を取得し、取得された原稿画像から輝度値に基づいて原稿の輪郭線を抽出し、抽出された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の中心から輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を原稿の歪み位置として検知し、検知された歪み位置に基づいて決定された補正基準線まで、輪郭線を延長するよう原稿画像に対して幾何補正を行うことにより、当該原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成するので、従来よりも撮影対象の歪み補正を効率的に行うことができ、また、携帯性および汎用性を向上させることができるという効果を奏する。具体的には、従来は上方から撮影された画像および側面から撮影された画像の両方に対して画像処理を行わなければならなかったが、本発明では、上方から撮影された画像に対してのみ画像処理を行うことで歪みを補正した補正画像を生成できるので、従来よりも負荷が少なく効率的に歪み補正を行うことができるという効果を奏する。また、従来は光学系機構である固定機器(例えば、撮像ユニット、AF機構、曲がり検知ボートなど)を用いて、原稿の高さ分布や曲がり具合を測定し、原稿の歪みを補正した補正画像を生成していたため、装置が大型化していたが、本発明では、携帯可能でかつ小型な画像撮影部(例えば、2次元イメージセンサにより構成される携帯電話搭載カメラなど)を用いて撮影された画像に対し、光学系機構を用いることなく情報処理により歪んだ画像の補正することができるため、従来技術よりも携帯性および汎用性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、綴じ位置の検知において、歪み位置の検知において、抽出された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形を形成し、形成された矩形を4つの象限に分割し、各象限において輪郭線上の直線部分を検出し、当該直線部分のうち矩形の相隣辺と交わる輪郭直線を検出し、各象限において検出された輪郭直線と、矩形の対角線との第1の交点を検出し、各象限において検出された第1の交点の座標と、矩形の中心の座標とに基づいて、当該中心から第1の交点まで距離を算出し、算出された距離が全象限において最小となる距離直線を選択し、選択された距離直線と第1の交点にて交わる輪郭直線を原稿の歪み位置として検知するので、歪み位置検知処理の効率化および高速化を図ることができるという効果を奏する。具体的には、輪郭線を囲んだ最小面積の矩形を更に4つの象限に分割して歪み位置の検知範囲を狭めることができ、また、歪み位置の候補となる輪郭線上の直線部分が多数ある場合であっても当該直線部分のうち矩形の相隣辺と交わる輪郭直線を検出して候補を絞り、更に絞られた候補から、第1の交点と中心との距離が最小となる位置にある輪郭直線を歪み位置として特定することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、補正画像の生成において、歪み位置として検知された輪郭直線と、当該輪郭直線に隣接する輪郭線上の輪郭曲線との2つの交点を検出し、検出された2つの交点のうち第2の交点および第3の交点に基づいて、当該第2の交点と同じY座標にて矩形の第1の辺上に位置決めされた第1の補正基準点、および、当該第3の交点と同じX座標にて矩形の第2の辺上に位置決めされた第2の補正基準点を決定し、決定された第1の補正基準点と第2の補正基準点とを結ぶ第3の辺と、当該第3の辺により隔たられた矩形の角部分以外の当該矩形の各辺とからなる補正基準線を決定し、決定された補正基準線の座標、抽出された輪郭線の座標、および、補正基準線の座標に基づいて推定された補正画像の各画素の座標に基づいて、当該輪郭線に囲まれた原稿部分の歪んだ経線および緯線を推定し、推定された歪んだ経線および緯線の座標、抽出された輪郭線の座標、決定された補正基準線の座標、ならびに、当該補正基準線の当該座標に基づいて推定された補正画像の各画素の座標に基づいて、当該補正画像の各画素の座標に対応する原稿画像の各画素の座標を取得し、取得された原稿画像の各画素の座標を補間することにより、経線、緯線、および、輪郭線を補正基準線へ寄せて直線化した状態の補正画像の各画素の座標を決定し、決定された補正画像の各画素の座標を用いて、原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成するので、歪み位置に基づいて効率的に補正基準線を決定することができ、この補正基準線に寄せて歪みを直線化した補正画像を生成することができるという効果を奏する。具体的には、歪み位置検知処理により検知された歪み位置の輪郭直線の座標に基づいて簡易に補正基準点を決定することができ、また、決定された補正基準点に基づいて、歪んだ原稿画像の補正基準となる補正基準線を決定することができ、そして、輪郭線に囲まれた歪んだ原稿部分内の各画素の座標(経線および緯線)を推定して原稿の歪み具合を考慮した上で歪んだ原稿画像を平面に展開した画像にできるという効果を奏する。
また、本発明によれば、抽出された輪郭線上から少なくとも3つの代表ポイントを抽出し、当該代表ポイントを用いてスプライン補間を行い、当該代表ポイント以外のポイントを算出することにより近似輪郭線を形成し、形成された近似輪郭線と、抽出された輪郭線との差が所定の閾値を超えるか判定することにより、当該輪郭線が正確に抽出されたか検証するので、輪郭線が正確に抽出できたか確認した上で、この輪郭線に基づいて補正処理を進めることができ、従来よりも歪み画像の補正精度を高めることができるという効果を奏する。具体的には、例えば、原稿画像取得の際の輝度値の乱れ等により輪郭線が正確に抽出されなかった場合であっても、抽出された輪郭線上に3つ以上の代表ポイントを設定して3次スプライン補間法等により近似輪郭線を形成することができ、そして、この近似輪郭線と抽出された輪郭線とを比べて大きなズレがある場合は、手動で代表ポイントの位置を修正して、この修正された代表ポイントから形成した近似輪郭線を用いて補正処理を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、歪み位置は、原稿を綴じ具で綴じた場合の綴じ位置を含むので、例えば、ホチキス等の綴じ具で綴じたホチキス位置を、上方から撮影された画像に対してのみ画像処理を行うことで効率的に検知することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる画像処理装置および画像処理方法並びにプログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。以下、本発明の構成および処理等について詳細に説明する。
[画像処理装置1の構成]
まず、本画像処理装置1の構成について説明する。図1は、本発明が適用される本画像処理装置1の構成の一例を示すブロック図である。また、図2は、本発明が適用される本画像処理装置1の画像処理部5の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1および図2において、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。本画像処理装置1は、図1および図2に示すように、概略的に、画像撮影部(2次元イメージセンサ)2、A/D変換部3、画像メモリ部4、画像処理部5、CPU6、表示パネル7、外部記憶装置8、および、外部インターフェース部9を備えて構成される。なお、本発明において、A/D変換部3、画像処理部5、および、CPU6は、画像処理装置1の制御部として機能する。また、画像メモリ部4および外部記憶装置8は、画像処理装置1の記憶部として機能する。
図1において、画像撮影部2は、撮像対象物である原稿、風景、人物などを撮像する撮像センサである。画像撮影部2は、複数の撮像素子が縦方向(y方向)および横方向(x方向)に配列されることで構成されている。複数の撮像素子には、RGBのいずれかのフィルタが設けられている。画像撮影部2は、1回の撮像、すなわち1回露光することで、撮像素子に対応し、かつRGB各色に対するアナログ値を出力する。
図1において、A/D変換部3は、画像撮影部2の撮像により画像データを生成するものである。A/D変換部3は、画像撮影部2と接続されており、画像撮影部2から出力された画像データのアナログ値をデジタル値に変換するものである。すなわち、A/D変換部3は、画像撮影部2により例えば原稿が撮像されると、画像撮影部2から出力されたアナログ値をデジタル値に変換し、ドキュメント画像データを構成する複数の画素データを生成し、原稿を含むドキュメント画像に基づいたドキュメント画像データを生成する。ここで、生成された各画素データは、RGB値からなり、ドキュメント画像データがカラー画像データとなる。
図1において、画像メモリ部4は、画像データを保存するものである。画像メモリ部4は、A/D変換部3と接続されており、A/D変換部3によりデジタル値に変換された画像データを保存するものである。つまり、画像メモリ部4は、A/D変換部3によりデジタル値に変換されたドキュメント画像データを保存することができる。また、画像メモリ部4は、画像処理部5により処理された画像データを保存するものでもある。すなわち、画像メモリ部4は、画像処理部5により処理されたドキュメント画像データを保存することができる。
図1において、画像処理部5は、画像データを処理するものである。画像処理部5は、画像メモリ部4と接続されており、画像メモリ部4に保存されている画像データを処理するものである。すなわち、画像処理部5は、画像メモリ部4に保存されているドキュメント画像データを処理することができる。また、画像処理部5は、CPU6と接続されており、CPU6により制御される。
ここで、図2に示すように、画像処理部5は、画像メモリ部4とCPU6に接続されており、原稿画像取得部5a、輪郭線抽出部5b、歪み位置検知部5c、補正画像生成部5i、近似輪郭線形成部5q、および、輪郭線検証部5rとしての機能を有するものである。ここで、歪み位置検知部5cは、矩形形成部5d、輪郭直線検出部5e、対角線交点検出部5f、距離算出部5g、および、距離直線選択部5hを更に備える。また、補正画像生成部5iは、輪郭曲線交点検出部5j、補正基準点決定部5k、補正基準線決定部5m、経線緯線推定部5n、原稿画像画素座標取得部5o、および、補正画像画素座標決定部5pを更に備える。また、近似輪郭線形成部5q、および、輪郭線検証部5rは、輪郭線抽出部5bにて正確に輪郭線が抽出されたかを検証するためのものである。
このうち、原稿画像取得部5aは、画像撮影部2にて撮影された少なくとも原稿を含む原稿画像を取得する原稿画像取得手段である。
また、輪郭線抽出部5bは、原稿画像取得部5aにて取得された原稿画像から輝度値に基づいて原稿の輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段である。
また、歪み位置検知部5cは、輪郭線抽出部5bにて抽出された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の中心から輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を原稿の歪み位置として検知する歪み位置検知手段である。また、歪み位置検知部5cは、後述の輪郭線検証部5rにて差が所定の閾値未満であると判定され、輪郭線が輪郭線抽出部5bにて正確に抽出されたと検証された場合、検証された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の中心から輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を原稿の歪み位置として検知してもよい。また、歪み位置は、原稿を綴じ具で綴じた場合の綴じ位置を含んでもよい。
ここで、歪み位置検知部5cは、矩形形成部5d、輪郭直線検出部5e、対角線交点検出部5f、距離算出部5g、および、距離直線選択部5hを更に備えている。歪み位置検知部5cは、後述する距離直線選択部5hにて選択された距離直線と第1の交点にて交わる輪郭直線を原稿の歪み位置として検知する。
このうち、矩形形成部5dは、輪郭線抽出部5bにて抽出された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形を形成する矩形形成手段である。
また、輪郭直線検出部5eは、矩形形成部5dにて形成された矩形を4つの象限に分割し、各象限において輪郭線上の直線部分を検出し、当該直線部分のうち矩形の相隣辺と交わる輪郭直線を検出する輪郭直線検出手段である。
また、対角線交点検出部5fは、輪郭直線検出部5eにて各象限において検出された輪郭直線と、矩形の対角線との第1の交点を検出する対角線交点検出手段である。
また、距離算出部5gは、対角線交点検出部5fにて各象限において検出された第1の交点の座標と、矩形の中心の座標とに基づいて、当該中心から第1の交点まで距離を算出する距離算出手段である。
また、距離直線選択部5hは、距離算出部5gにて算出された距離が全象限において最小となる距離直線を選択する距離直線選択手段である。
また、補正画像生成部5iは、歪み位置検知部5cにて検知された歪み位置に基づいて決定された補正基準線まで、輪郭線を延長するよう原稿画像に対して幾何補正を行うことにより、当該原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する補正画像生成手段である。
ここで、補正画像生成部5iは、輪郭曲線交点検出部5j、補正基準点決定部5k、補正基準線決定部5m、経線緯線推定部5n、原稿画像画素座標取得部5o、および、補正画像画素座標決定部5pを更に備えている。補正画像生成部5iは、補正画像画素座標決定部5oにて決定された補正画像の各画素の座標を用いて、原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する。
このうち、輪郭曲線交点検出部5jは、歪み位置検知部5cにて歪み位置として検知された輪郭直線と、当該輪郭直線に隣接する輪郭線上の輪郭曲線との2つの交点を検出する輪郭曲線交点検出手段である。
また、補正基準点決定部5kは、輪郭曲線交点検出部5jにて検出された2つの交点のうち第2の交点および第3の交点に基づいて、当該第2の交点と同じY座標にて矩形の第1の辺上に位置決めされた第1の補正基準点、および、当該第3の交点と同じX座標にて矩形の第2の辺上に位置決めされた第2の補正基準点を決定する補正基準点決定手段である。
また、補正基準線決定部5mは、補正基準点決定部5kにて決定された第1の補正基準点と第2の補正基準点とを結ぶ第3の辺と、当該第3の辺により隔たられた矩形の角部分以外の当該矩形の各辺とからなる補正基準線を決定する補正基準線決定手段である。
また、経線緯線推定部5nは、補正基準線決定部5mにて決定された補正基準線の座標、輪郭線抽出部5bにて抽出された輪郭線の座標、および、補正基準線の座標に基づいて推定された補正画像の各画素の座標に基づいて、当該輪郭線に囲まれた原稿部分の歪んだ経線および緯線を推定する経線緯線推定手段である。
また、原稿画像画素座標取得部5oは、経線緯線推定部5nにて推定された歪んだ経線および緯線の座標、輪郭線抽出部5bにて抽出された輪郭線の座標、補正基準線決定部5mにて決定された補正基準線の座標、ならびに、当該補正基準線の当該座標に基づいて推定された補正画像の各画素の座標に基づいて、当該補正画像の各画素の座標に対応する原稿画像の各画素の座標を取得する原稿画像画素座標取得手段である。
また、補正画像画素座標決定部5pは、原稿画像画素座標取得部5oにて取得された原稿画像の各画素の座標を補間することにより、経線、緯線、および、輪郭線を補正基準線へ寄せて直線化した状態の補正画像の各画素の座標を決定する補正画像画素座標決定手段である。
また、近似輪郭線形成部5qは、輪郭線抽出部5bにて抽出された輪郭線上から少なくとも3つの代表ポイントを抽出し、当該代表ポイントを用いてスプライン補間を行い、当該代表ポイント以外のポイントを算出することにより近似輪郭線を形成する近似輪郭線形成手段である。
また、輪郭線検証部5rは、近似輪郭線形成部5qにて形成された近似輪郭線と、輪郭線抽出部5bにて抽出された輪郭線との差が所定の閾値を超えるか判定することにより、当該輪郭線が輪郭線抽出部5bにて正確に抽出されたか検証する輪郭線検証手段である。
図1に戻り、CPU6は、画像処理装置1の制御を行うものである。CPU6は、画像メモリ部4、画像処理部5、表示パネル7、外部記憶装置8、外部インターフェース部9などと接続されている。CPU6は、画像メモリ部4の制御、画像処理部5によるドキュメント画像データを含む画像データの画像処理の制御、表示パネル7による表示制御、外部記憶装置8とのデータの送受信制御、外部インターフェース部9を介した図示しない外部機器とのデータの送受信制御などを行うものである。
図1において、表示パネル7は、データを表示するものである。表示パネル7は、上記画像メモリ部4に保存されているドキュメント画像データを含む画像データを表示することができる。表示パネル7は、CPU6と接続されており、CPU6により制御される。
図1において、外部記憶装置8は、例えば、携帯可能なストレージ手段である。外部記憶装置8は、画像処理装置1の画像メモリ部4に保存されているドキュメント画像データを含む画像データをCPU6を介して保存することができる。ここで、画像メモリ部4は、外部記憶装置8に保存されているドキュメント画像データを含む画像データをCPU6を介して保存することができる。外部記憶装置8は、CPU6と接続されており、CPU6により制御される。
図1において、外部インターフェース部9は、画像処理装置1の外部に構成されている図示しない外部機器と画像処理装置1とを電気的に接続するものである。外部インターフェース部9は、例えば画像処理装置1の画像メモリ部4に保存されているドキュメント画像データを含む画像データを電気的に接続されている外部機器にCPU6を介して保存することができる。ここで、画像メモリ部4は、外部機器に保存されているドキュメント画像データを含む画像データをCPU6を介して保存することができる。外部インターフェース部9は、CPU6と接続されており、CPU6により制御される。
以上で、画像処理装置1の構成の説明を終える。
[画像処理装置1の処理]
続いて、このように構成された本実施の形態における本画像処理装置1の処理の一例について、以下に図3〜図6を参照して詳細に説明する。ここで、図3は、本実施形態における基本処理の一例を示すフローチャートである。図4は、本実施形態における歪み位置検知処理の一例を示すフローチャートである。また、図5は、本実施形態における補正画像生成処理の一例を示すフローチャートである。また、図6は、本実施形態における輪郭線検証処理の一例を示すフローチャートである。
[基本処理]
まず、本画像処理装置1の基本処理の一例について、図3を参照して以下に詳細に説明する。
図3に示すように、原稿画像取得部5aは、画像撮影部2にて撮影された少なくとも原稿を含む原稿画像を取得する(ステップSA−1)。
そして、輪郭線抽出部5bは、原稿画像取得部5aの処理により取得された原稿画像から輝度値に基づいて原稿の輪郭線を抽出する(ステップSA−2)。
ここで、ステップSA−3の前に、輪郭線検証部5rは、輪郭線抽出部5bの処理により輪郭線が正確に抽出されたか検証してもよい。なお、この輪郭線検証処理の詳細については、後述する。
そして、歪み位置検知部5cは、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の中心から輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を原稿の歪み位置として検知する(ステップSA−3)。なお、ステップSA−3の処理の詳細については、後述する。
そして、補正画像生成部5iは、歪み位置検知部5cの処理により検知された歪み位置に基づいて決定された補正基準線まで、輪郭線を延長するよう原稿画像に対して幾何補正を行うことにより、当該原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する(ステップSA−4)。なお、ステップSA−4の処理の詳細については、後述する。
このように、本発明の画像処理装置1は、例えば、ホチキス等で綴じた原稿を2次元イメージセンサ等の画像撮影部にて撮影する場合、ホチキス等の綴じ具付近で原稿の紙面が浮き上がっている状態となっているため、撮影画像は綴じ具付近で歪みが生じるが、ホチキス等で綴じた浮き上り原稿を撮影した撮影画像の歪みを補正することができる。これにより、本発明は、撮影画像の文字情報の読みやすさや撮影画像に対するOCR認識率を向上できるよう歪み画像を平面に展開した補正画像を生成することができる。
以上で、基本処理の一例についての説明を終える。
[歪み位置検知処理]
次に、上記図3のステップSA−3において行われる歪み位置検知部5cによる歪み位置検知処理の一例について、図4を参照して以下に詳細に説明する。
図4に示すように、矩形形成部5dは、図3のステップSA−2において輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形を形成する(ステップSB−1)。
そして、輪郭直線検出部5eは、形成された矩形を4つの象限(第I象限〜第IV象限)に分割し、各象限において輪郭線上の直線部分(図4において、直線部分1〜直線部分4に対応)を検出し、当該直線部分のうち矩形の相隣辺と交わる輪郭直線(図4において、直線部分1(輪郭直線1)および直線部分2(輪郭直線2)に対応)を検出する(ステップSB−2)。
そして、対角線交点検出部5fは、輪郭直線検出部5eの処理により検出された輪郭直線(図4において、輪郭直線1および輪郭直線2に対応)と、矩形の対角線との第1の交点(図4において、第1の交点1および第1の交点2に対応)を検出する(ステップSB−3)。
そして、距離算出部5gは、対角線交点検出部5fの処理により、各象限において検出された第1の交点の座標と、矩形の中心の座標とに基づいて、当該中心から第1の交点まで距離(図4において、距離1および距離2に対応)を算出する(ステップSB−4)。
そして、距離直線選択部5hは、距離算出部5gの処理により算出された距離が全象限において最小となる距離直線(図4において、第II象限における距離1に対応)を選択する(ステップSB−5)。
そして、歪み位置検知部5cは、距離直線選択部5hの処理により選択された距離直線(図4において、第II象限における最小の距離直線に対応)と第1の交点(図4において、第1の交点1に対応)にて交わる輪郭直線を原稿の歪み位置として検知する。
また、歪み位置検知部5cは、例えば上述の歪み位置検知処理の前に行われる、後述する輪郭線検証処理おいて、差が所定の閾値未満であると判定され、輪郭線抽出部5bの処理により輪郭線が正確に抽出されたと検証された場合、輪郭線検証処理において検証された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の中心から輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を原稿の歪み位置として検知してもよい。また、歪み位置は、原稿を綴じ具(ホチキス等)で綴じた場合の綴じ位置(ホチキス綴じ位置等)を含んでもよい。
以上で、歪み位置検知処理の一例についての説明を終える。
[補正画像生成処理]
次に、上記図3のステップSA−4において行われる補正画像生成部5iによる補正画像生成処理の一例について、図5を参照して以下に詳細に説明する。
図5に示すように、輪郭曲線交点検出部5jは、図3のステップSA−3において歪み位置検知部5cの処理により歪み位置として検知された輪郭直線と、当該輪郭直線に隣接する輪郭線上の輪郭曲線との2つの交点を検出する(ステップSC−1)。
そして、補正基準点決定部5kは、輪郭曲線交点検出部5jの処理により検出された2つの交点のうち第2の交点および第3の交点に基づいて、当該第2の交点と同じY座標にて矩形の第1の辺上に位置決めされた第1の補正基準点、および、当該第3の交点と同じX座標にて矩形の第2の辺上に位置決めされた第2の補正基準点を決定する(ステップSC−2)。
そして、補正基準線決定部5mは、補正基準点決定部5kの処理により決定された第1の補正基準点と第2の補正基準点とを結ぶ第3の辺と、当該第3の辺により隔たられた矩形の角部分以外の当該矩形の各辺とからなる補正基準線を決定する(ステップSC−3)。
そして、経線緯線推定部5nは、補正基準線決定部5mの処理により決定された補正基準線の座標、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線の座標、および、補正基準線の座標に基づいて推定された補正画像の各画素の座標に基づいて、当該輪郭線に囲まれた原稿部分の歪んだ経線および緯線を推定する(ステップSC−4)。
そして、原稿画像画素座標取得部5oは、経線緯線推定部5nの処理により推定された歪んだ経線および緯線の座標、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線の座標、補正基準線決定部5mの処理により決定された補正基準線の座標、ならびに、当該補正基準線の当該座標に基づいて推定された補正画像の各画素の座標に基づいて、当該補正画像の各画素の座標に対応する原稿画像の各画素の座標を取得する(ステップSC−5)。
そして、補正画像画素座標決定部5pは、原稿画像画素座標取得部5oの処理により取得された原稿画像の各画素の座標を補間することにより、経線、緯線、および、輪郭線を補正基準線へ寄せて直線化した状態の補正画像の各画素の座標を決定する(ステップSC−6)。
そして、補正画像生成部5iは、補正画像画素座標決定部5oの処理により決定された補正画像の各画素の座標を用いて、原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する。
以上で、補正画像生成処理の一例についての説明を終える。
[輪郭線検証処理]
次に、例えば上記歪み位置検知処理の前(図3のステップSA−3、および、図4のステップSB−1〜SB−5の前)において行われる、補正画像生成部5iによる補正画像生成処理の一例について、図5を参照して以下に詳細に説明する。
図6に示すように、近似輪郭線形成部5qは、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線上から少なくとも3つの代表ポイントを抽出し、当該代表ポイントを用いてスプライン補間を行い、当該代表ポイント以外のポイントを算出することにより近似輪郭線(図6において、点線部分に対応)を形成する(ステップSD−1)。
そして、輪郭線検証部5rは、近似輪郭線形成部5qの処理により形成された近似輪郭線と、抽出された輪郭線(図6において、実線部分に対応)との差が所定の閾値を超えるか判定することにより、当該輪郭線が正確に抽出されたか検証する(ステップSD−2)。
以上で、輪郭線検証処理の一例の説明を終える。
これにて、本画像処理装置1の処理の一例についての説明を終える。
続いて、本画像処理装置1の画像処理の実施例について、以下に図7〜図16を参照して詳細に説明する。ここで、図7は、本画像処理装置1の画像処理の実施例を示すフローチャートである。また、図8は、本実施例における輪郭線抽出結果の一例を示す図である。また、図9は、本実施例における歪み位置検知の一例の詳細を示す図である。また、図10は、本実施例における輪郭線検証の一例の詳細を示す図である。また、図11は、本実施例における補正基準線決定の一例の詳細を示す図である。また、図12は、本実施例における経線緯線推定の一例の詳細を示す図である。また、図13は、本実施例における幾何補正の一例の詳細を示す図である。また、図14は、本実施例における幾何補正の別の一例の詳細を示す図である。また、図15は、本実施例における各画素の座標値を示す図である。また、図16は、本実施例における補正画像生成結果の一例を示す図である。
以下、一例として、綴じ具(例えば、ホチキス)の綴じ位置(例えば、ホチキス辺)を含む原稿画像に対する画像処理の実施例を、図7のステップSE〜1〜SE−11の処理の流れに沿って、適宜図8〜図16を参照して説明する。
図7に示すように、原稿画像取得部5aは、画像撮影部2にて撮影された少なくとも原稿(例えば、ホチキスで左隅を綴じられておりページが捲られた状態の原稿)を含む原稿画像を取得することにより、画像入力を行う(ステップSE−1)。
そして、輪郭線抽出部5bは、原稿画像取得部5aの処理により取得された原稿画像の輝度値に基づいて、当該原稿画像を輝度画像に変換する(ステップSE−2)。
そして、輪郭線抽出部5bは、図8に示すように、変換された輝度画像から、原稿の輪郭線(図8において、白線部分に対応)を抽出する(ステップSE−3)。
そして、歪み位置検知部5cの矩形形成部5dは、図9に示すように、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線を囲んだ最小面積の矩形Rを形成する。ここで、最小面積の矩形Rは、下記の式1により表される。
Figure 0005153593
そして、歪み位置検知部5cの輪郭直線検出部5eは、図9に示すように、矩形形成部5dの処理により形成された矩形Rを4つの象限(図9において、第I象限〜第IV象限に対応)に分割し、各象限において輪郭線上の直線部分を検出し、当該直線部分のうち矩形Rの相隣辺と交わる直線部分の集合を求めることにより、輪郭直線Lを検出する。そして、歪み位置検知部5cの対角線交点検出部5fは、図9に示すように、輪郭直線検出部5eの処理により各象限において検出された輪郭直線Lと、矩形Rの対角線との第1の交点Lpciを検出する。そして、歪み位置検知部5cの距離算出部5gは、図9に示すように、対角線交点検出部5fの処理により各象限において検出された第1の交点Lpciの座標と、矩形の中心Cの座標とに基づいて、当該中心Cから第1の交点Lpciまで距離dを、下記の式2を用いて算出する。
Figure 0005153593
そして、歪み位置検知部5cの距離直線選択部5hは、図9に示すように、距離算出部5gの処理により算出された距離dが全象限において最小となる距離直線(図9において、第II象限の距離dの長さの対角線に対応)を選択する。そして、歪み位置検知部5cは、図9に示すように、距離直線選択部5hの処理により選択された距離直線と第1の交点Lpciにて交わる輪郭直線Lを原稿の歪み位置(例えば、ホチキス辺)として検知する(ステップSE−4)。
そして、近似輪郭線形成部5qは、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線上の座標は整数なのでより高精度に補正するため、第II象限を一例とした図10に示すように、輪郭線上で幾つかの代表的なポイントを抽出し、この代表ポイントの座標より3次スプライン補間で他のポイントの座標を求める(ステップSE−5)。
具体的には、ステップSE−5において、近似輪郭線形成部5qは、図10に示すように、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線上(図10において、太実線部分に対応)から少なくとも3つの代表ポイント(丸印で示した、上側の代表ポイント{P,Px1,・・・,Pxm}や、左側の代表ポイント{P,Py1,・・・,Pyh})を抽出する。ここで、代表ポイントの{m,h}の点数は、少なくとも3点以上(例えば、5,6点)が望ましい。そして、近似輪郭線形成部5qは、抽出された当該代表ポイントを用いてスプライン補間(例えば、3次スプライン補間)を行い、当該代表ポイント以外の他のポイント(各代表ポイント間に2,3個のバツ印で示したポイント)の座標SやSを算出することにより、近似輪郭線(図10において、細実線部分に対応)を形成する。
そして、輪郭線検証部5rは、図10に示すように、近似輪郭線形成部5qの処理により形成された近似輪郭線の座標(例えば、S(i)およびS(j))と、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線(例えば、P(i)およびP(j))との差が所定の閾値(例えば、σ)を超えるか判定(例えば、|S(i)−P(i)|>σ または、|S(j)−P(j)|>σの場合、輪郭抽出は異常と判定)することにより、実際の輪郭線(図10において、点線部分に対応)のように、当該輪郭線が輪郭線抽出部5bにて正確に抽出されたか検証する(ステップSE−6)。
このように、輪郭線検証部5rは、歪み画像の補正において原稿の輪郭線が正しく抽出されていない場合は正確な補正を行うことができないため、輪郭線抽出部5bの処理により輪郭線が正確に抽出されたかを検証する。すなわち、輪郭線検証部5rは、原稿の歪みを反映させたとしても輪郭線の激しい歪み具合は現実的ではないとし、輪郭線上の代表ポイントの座標(例えば、P(i)およびP(j)))を、近似輪郭線形成部5qの処理により形成された近似輪郭線上の対応するポイントの座標(例えば、S(i)およびS(j))と比較することにより、ある程度差がある場合(例えば、所定の閾値σを超える、|S(i)−P(i)|>σ または、|S(j)−P(j)|>σの場合)は、輪郭線抽出部5bにて正確に輪郭線を抽出してこなかったものを判断する。
そして、ステップSE−6において輪郭線検証部5rの処理により、差が所定の閾値未満である(例えば、|S(i)−P(i)|≦σ または、|S(j)−P(j)|≦σである)と判定され、輪郭線が輪郭線抽出部5bにて正確に抽出されたことが検証された場合(ステップSE−6:Yes)、次のステップSE−8の処理に進む。
一方、ステップSE−6において輪郭線検証部5rの処理により、差が所定の閾値を超える(例えば、|S(i)−P(i)|>σ または、|S(j)−P(j)|>σである)と判定され、輪郭線が輪郭線抽出部5bの処理により正確に抽出されなかったことが検証された場合(ステップSE−6:No)、輪郭線上に位置決めされた代表ポイント(図10において、{P,Px1,・・・,Pxm}や{P,Py1,・・・,Pyh}に対応)を、ユーザが入力部を介して手動で修正し(ステップSE−7)、修正された代表ポイントの座標に従って、次のステップSE−8の処理に進む。
そして、補正画像生成部5iの輪郭曲線交点検出部5jは、第II象限を一例とした図11に示すように、歪み位置検知部5cの処理により歪み位置(綴じ位置を含む)として検知された輪郭直線(図11において、PとPを結ぶ直線に対応)と、当該輪郭直線に隣接する輪郭線上の輪郭曲線(図11において、PとCosyを結ぶ曲線、および、PとCosxを結ぶ曲線に対応)との2つの交点(図11において、PとP)を検出する。そして、補正画像生成部5iの補正基準点決定部5kは、図11に示すように、輪郭曲線交点検出部5jの処理により検出された2つの交点のうち第2の交点(図11において、Pに対応)および第3の交点(図11において、Pに対応)に基づいて、当該第2の交点と同じY座標にて矩形の第1の辺上(図11において、PとCoyを結ぶ辺に対応)に位置決めされた第1の補正基準点(図11において、P’に対応)、および、当該第3の交点と同じX座標にて矩形の第2の辺上(図11において、PとCoxを結ぶ辺に対応)に位置決めされた第2の補正基準点(図11において、P’に対応))を決定する。ここで、P’とPのX座標、P’とPのY座標は同じである。そして、補正画像生成部5iの補正基準線決定部5mは、図11に示すように、補正基準点決定部5kの処理により決定された第1の補正基準点と第2の補正基準点とを結ぶ第3の辺(図11において、P’とP’を結ぶ辺に対応)と、当該第3の辺により隔たられた矩形の角部分以外の当該矩形の各辺(図11において、P’とCoyを結ぶ辺や、P’とCoxを結ぶ辺などに対応)とからなる補正基準線(図11において、CoyP’P’oxの辺に対応)を決定する(ステップSE−8)。
なお、本発明において、補正基準点決定部5kの処理により決定された補正基準線は、後述する幾何補正部5oの処理により、歪みが発生した原稿画像をこの補正基準線に寄せて平面に展開した画像に補正する際に用いられる。すなわち、図11に示すように、補正基準点決定部5kの処理により決定された補正基準線は、Posx辺をP’oxに、P辺をP’P’辺に、Posy辺をP’oyに寄せて補正する際に用いられる。具体的には、図11において、X方向への補正基準線をP’P’oyとすると、対応する輪郭線はPosyとなり、同様にY方向への補正基準線をP’P’oxとすると、対応する輪郭線はPosxとなる。ここで、補正基準線のP’P’oyのX座標はP、輪郭線のPosyのX座標はS、補正基準線のP’P’oxのY座標はP、輪郭線のPosxのX座標はSで表される。
そして、補正画像生成部5iの経線緯線推定部5nは、本発明の補正のメカニズムが、輪郭線より経線と緯線の歪みを推定し、推定した歪み経線と緯線を直線になるように補正することで平面に展開した画像を得るものであるため、図12に示すように、補正基準線決定部5mの処理により決定された補正基準線の座標(PおよびP)、および、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線の座標(SおよびS)、および、補正基準線の座標に基づいて推定された補正画像の各画素の座標(xdstおよびydst)に基づいて、当該輪郭線に囲まれた原稿部分の歪んだ経線および緯線を推定することにより、湾曲線の座標(すなわち、歪んだ経線および緯線を構成する各画素の座標(x,y))を算出して、原稿画像の歪み具合を推定する(ステップSE−9)。
具体的には、経線緯線推定部5nは、下記の式3および式4を用いて歪んだ経線および緯線の座標(x,y)を算出する。ここで、画素I(i,j)について推定された補正画像の座標を(xdst,ydst)とする。また、図13において、Cは画像撮影部2のカメラの中心を表し、綴じ位置であるホチキス辺は輪郭直線Pで表し、その相隣の輪郭曲線の座標をS,Sで表す。また、補正する基準辺をP,Pで表す。以下、yの計算とxの計算に分けて説明する。
(yの計算)
を計算する場合、経線緯線推定部5nは、図13に示すように、歪んだ輪郭曲線Sの長さLy0を画素Iが所在の列の補正基準線まで延長し、その長さをL(i)とする。なお、本実施例において、Lの表記は線の長さを示すものである。例えば、式3において、それぞれ、長さ「Ly0」は「Co.y−P1.y」、長さ「L(i)」は「Co.y−P(xdst)」、長さ「L(xdst)」は「Co.y−ydst」に等しい。そして、経線緯線推定部5nは、歪んだ輪郭曲線Sの始点をPとして、画素Iの元Y座標値(y)を、下記の式3を用いて算出する。これは歪み輪郭曲線Sに基づいて、画素Iが所在の列に関する歪み具合を推定するものである。
Figure 0005153593
(xの計算)
を計算する場合、経線緯線推定部5nは、図13に示すように、歪んだ輪郭曲線Sの長さLx0を画素Iが所在の行の補正基準線まで延長し、その長さをL(j)とする。例えば、式4において、それぞれ、長さ「Lx0」は「Co.x−P2.x」、長さ「L(j)」は「Co.x−P(ydst)」、長さ「L(ydst)」は「Co.x−xdst」に等しい。そして、経線緯線推定部5nは、歪んだ輪郭曲線Sの始点をPとして、画素Iの元X座標値(x)を、下記の式4を用いて算出する。これは歪み輪郭曲線Sに基づいて、画素Iが所在の行に関する歪み具合を推定するものである。
Figure 0005153593
そして、補正画像生成部5iの原稿画像画素座標取得部5oは、経線緯線推定部5nの処理により推定された歪んだ経線および緯線の座標(x,y)、輪郭線抽出部5bの処理により抽出された輪郭線の座標(SおよびS)、補正基準線決定部5mにて決定された補正基準線の座標(PおよびP)、ならびに、補正基準線の当該座標に基づいて推定された補正画像の各画素の座標(xdstおよびydst)に基づいて、当該補正画像の各画素の座標に対応する原稿画像の各画素の座標(xsrc,ysrc)を取得する。そして、補正画像生成部5iの補正画像画素座標決定部5pは、原稿画像画素座標取得部5oの処理により取得された原稿画像の各画素の座標(xsrc,ysrc)を補間することにより、経線、緯線、および、輪郭線を補正基準線へ寄せて直線化した状態の補正画像の各画素の座標(I)を決定する(ステップSE−10)。
具体的には、原稿画像画素座標取得部5oは、下記の式5および式6を用いて、原稿画像の各画素の座標(xsrc,ysrc)を取得する。以下、xsrcの計算とysrcの計算に分けて説明する。
(xsrcの計算)
srcを計算する場合、原稿画像画素座標取得部5oは、下記の式5を用いて各座標を算出する。例えば、式5において、それぞれ、長さ「LS(y)」は「Co.x−S(y)」、長さ「L」は「Co.x−P0.x」、長さ「L(xdst)」は「Co.x−xdst」に等しい。
Figure 0005153593
(ysrcの計算)
srcを計算する場合は、原稿画像画素座標取得部5oは、下記の式6を用いて各座標を算出する。例えば、式6において、それぞれ、長さ「LS(x)」は「Co.y−S(x)」、長さ「L」は「Co.y−P0.y」、長さ「L(ydst)」は「Co.y−ydst」に等しい。
Figure 0005153593
ここで、綴じ位置のホチキス辺が所在する以外象限(本実施例において、第I象限等)における補正について、図14を参照して以下に説明する。
図14に示すように、画像処理部5は、歪んだ輪郭曲線SとSに基づいて、当該SとSとの交点Cを求める。そして、画像処置部5は、歪んだ輪郭曲線Sを最小面積の矩形の辺Pに寄せ、また、歪んだ輪郭曲線Sを最小面積の矩形の辺P辺に寄せて、湾曲線(輪郭曲線SとS等)が直線になるように各画素Iの座標値を算出する。すなわち、画像処理部5は、交点Cを補正後の交点Pまで延長させる。
具体的には、経線緯線推定部5nが、下記の式7および式8を用いて歪んだ経線および緯線の座標(x,y)を算出する。ここで、図14において、Cは画像撮影部2のカメラの中心を表し、輪郭曲線の座標をS,Sで表す。また、補正する基準辺をP,Pで表す。以下、yの計算とxの計算に分けて説明する。
(yの計算)
を計算する場合、経線緯線推定部5nは、図14に示すように、歪んだ輪郭曲線Sの長さLy0を補正基準線まで延長し、その長さをLとする。例えば、式7において、長さ「L」は「Co.y−P0.y」、長さ「Ly0」は「Co.y−Cs.y」、長さ「L(ydst)」は「Co.y−ydst」に等しい。そして、経線緯線推定部5nは、歪んだ輪郭曲線Sの始点をCとして、画素Iの元Y座標値(y)を、下記の式7を用いて算出する。
Figure 0005153593
(xの計算)
を計算する場合、経線緯線推定部5nは、図14に示すように、歪んだ輪郭曲線Sの長さLx0を補正基準線まで延長し、その長さをLとする。例えば、式8において、長さ「L」は「P0.x−Co.x」、長さ「Lx0」は「Cs.x−Co.s」、長さ「L(xdst)」は「xdst−Co.x」に等しい。そして、経線緯線推定部5nは、歪んだ輪郭曲線Sの始点をPsyとして、画素Iの元X座標値(x)を、下記の式8を用いて算出する。
Figure 0005153593
そして、原稿画像画素座標取得部5oは、下記の式9および式10を用いて原稿画像の各画素の座標(xsrc,ysrc)を取得する。以下、xsrcの計算とysrcの計算に分けて説明する。
(xsrcの計算)
srcを計算する場合、原稿画像画素座標取得部5oは、下記の式9を用いて各座標を算出する。例えば、式9において、それぞれ、長さ「LS(y)」は「S(y)−Co.x」、長さ「L」は「P0.x−Co.x」、長さ「L(xdst)」は「xdst−Co.x」に等しい。
Figure 0005153593
(ysrcの計算)
srcを計算する場合は、原稿画像画素座標取得部5oは、下記の式10を用いて各座標を算出する。例えば、式10において、それぞれ、長さ「LS(x)」は「Co.y−S(x)」、長さ「L」は「Co.y−P0.y」、長さ「L(ydst)」は「Co.y−ydst」に等しい。
Figure 0005153593
そして、上述の原稿画像画素座標取得部5oの処理の後、補正画像生成部5iの補正画像画素座標決定部5pは、原稿画像画素座標取得部5oの処理により取得された原稿画像の各画素の座標(すなわち、元画像の座標値)(xsrc,ysrc)が小数であるため、下記の式11を用いて補間することにより、経線、緯線、および、輪郭線を補正基準線へ寄せて直線化した状態の補正画像の各画素の座標(I)を決定する。
Figure 0005153593
すなわち、補正画像画素座標決定部5pは、図15左図に示す推定された補正画像(補正後の画像)の各画素の座標(xdstおよびydst)に対応する、図15右図に示す原稿画像(元画像)の画素の座標(xsrc,ysrc)を決定する。ここで、図15において、xdstおよびydstは、補正した画像の各画素の座標値(すなわち、最終生成した補正画像の各画素の座標値)を表す。一般には補正画像と元画像のサイズは同じであるので、xdstおよびydstは、それぞれ、1,2,3等のWIDTHと、1,2,3等のHEIGHTの整数値を取得する。また、図15において、xsrcおよびysrcは、元画像におけるxdstおよびydstに対応する画素の座標値(すなわち、歪み画像を補正した前の座標)を表す。
そして、補正画像生成部5iは、補正画像の各画素の輝度値を算出して(ステップSE−11)、補正画像画素座標決定部5pの処理により決定された補正画像の各画素の座標(I)を用いて、図16に示すような原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する。その後、処理を終了する。
これにて、本画像処理装置1の画像処理の実施例についての説明を終える。
[他の実施の形態]
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
例えば、画像処理装置1がスタンドアローンの形態で処理を行う場合を一例に説明したが、画像処理装置1とは別筐体で構成されるクライアント端末からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当該クライアント端末に返却するように構成してもよい。
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、画像処理装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、画像処理装置1の各装置が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU6(Central Processing Unit)および当該CPU6にて解釈実行されるプログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現することも可能である。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて画像処理装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDなどの記憶部などは、OS(Operating System)として協働してCPU6に命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPU6と協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、画像処理装置1に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代表されるネットワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブルやデータベースやファイル等を格納する。
また、画像処理装置1は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置を接続し、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、光学系機構を用いることなく情報処理により撮影対象の歪み補正を高精度で効率的に行える携帯性および汎用性の優れた画像処理装置および画像処理方法を提供することができるので、例えば、画像撮影部(2次元イメージセンサ)により撮影された歪んだ原稿の画像に対して行う画像処理を支援する、情報処機器および情報処理分野などの様々な分野において極めて有用である。
本発明が適用される本画像処理装置1の構成の一例を示すブロック図である。 本発明が適用される本画像処理装置1の画像処理部5の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態における基本処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における歪み位置検知処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における補正画像生成処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における輪郭線検証処理の一例を示すフローチャートである。 本画像処理装置1の画像処理の実施例を示すフローチャートである。 本実施例における輪郭線抽出結果の一例を示す図である。 本実施例における歪み位置検知の一例の詳細を示す図である。 本実施例における輪郭線検証の一例の詳細を示す図である。 本実施例における補正基準線決定の一例の詳細を示す図である。 本実施例における経線緯線推定の一例の詳細を示す図である。 本実施例における幾何補正の一例の詳細を示す図である。 本実施例における幾何補正の別の一例の詳細を示す図である。 本実施例における各画素の座標値を示す図である。 本実施例における補正画像生成結果の一例を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 画像撮影部(2次元イメージセンサ)
3 A/D変換部
4 画像メモリ部
5 画像処理部
5a 原稿画像取得部
5b 輪郭線抽出部
5c 歪み位置検知部
5d 矩形形成部
5e 輪郭直線検出部
5f 対角線交点検出部
5g 距離算出部
5h 距離直線選択部
5i 補正画像生成部
5j 輪郭曲線交点検出部
5k 補正基準点決定部
5m 補正基準線決定部
5n 経線緯線推定部
5o 原稿画像画素座標取得部
5p 補正画像画素座標決定部
5q 近似輪郭線形成部
5r 輪郭線検証部
6 CPU
7 表示パネル
8 外部記憶装置
9 外部インターフェース部

Claims (12)

  1. 画像撮影部と制御部とを少なくとも備えた画像処理装置であって、
    上記制御部は、
    上記画像撮影部にて撮影された少なくとも原稿を含む原稿画像を取得する原稿画像取得手段と、
    上記原稿画像取得手段にて取得された上記原稿画像から輝度値に基づいて上記原稿の輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段と、
    上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の対角線上において、当該矩形の中心から上記輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を上記原稿の歪み位置として検知する歪み位置検知手段と、
    上記歪み位置検知手段にて検知された上記歪み位置に基づいて決定された補正基準線まで、上記輪郭線を延長するよう上記原稿画像に対して幾何補正を行うことにより、当該原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する補正画像生成手段と、
    を備えたことを特徴とする、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    上記歪み位置検知手段は、
    上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線を囲んだ上記最小面積の上記矩形を形成する矩形形成手段と、
    上記矩形形成手段にて形成された上記矩形を4つの象限に分割し、各象限において上記輪郭線上の直線部分を検出し、当該直線部分のうち上記矩形の相隣辺と交わる上記輪郭直線を検出する輪郭直線検出手段と、
    上記輪郭直線検出手段にて上記各象限において検出された上記輪郭直線と、上記矩形の対角線との第1の交点を検出する対角線交点検出手段と、
    上記対角線交点検出手段にて上記各象限において検出された上記第1の交点の座標と、上記矩形の上記中心の座標とに基づいて、当該中心から上記第1の交点まで距離を算出する距離算出手段と、
    上記距離算出手段にて算出された上記距離が全象限において最小となる距離直線を選択する距離直線選択手段と、
    を更に備え、
    上記歪み位置検知手段は、
    上記距離直線選択手段にて選択された上記距離直線と上記第1の交点にて交わる上記輪郭直線を上記原稿の上記歪み位置として検知することを特徴とする、画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
    上記補正画像生成手段は、
    上記歪み位置検知手段にて上記歪み位置として検知された上記輪郭直線と、当該輪郭直線に隣接する上記輪郭線上の輪郭曲線との2つの交点を検出する輪郭曲線交点検出手段と、
    上記輪郭曲線交点検出手段にて検出された上記2つの交点のうち第2の交点および第3の交点に基づいて、当該第2の交点と同じY座標にて上記矩形の第1の辺上に位置決めされた第1の補正基準点、および、当該第3の交点と同じX座標にて上記矩形の第2の辺上に位置決めされた第2の補正基準点を決定する補正基準点決定手段と、
    上記補正基準点決定手段にて決定された上記第1の補正基準点と上記第2の補正基準点とを結ぶ第3の辺と、当該第3の辺により隔たられた上記矩形の角部分以外の当該矩形の各辺とからなる上記補正基準線を決定する補正基準線決定手段と、
    上記補正基準線決定手段にて決定された上記補正基準線の座標、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線の座標、および、上記補正基準線の上記座標に基づいて推定された上記補正画像の各画素の座標に基づいて、当該輪郭線に囲まれた原稿部分の歪んだ経線および緯線を推定する経線緯線推定手段と、
    上記経線緯線推定手段にて推定された歪んだ上記経線および上記緯線の上記座標、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線の上記座標、上記補正基準線決定手段にて決定された上記補正基準線の上記座標、ならびに、当該補正基準線の当該座標に基づいて推定された上記補正画像の各画素の上記座標に基づいて、当該補正画像の各画素の上記座標に対応する上記原稿画像の各画素の座標を取得する原稿画像画素座標取得手段と、
    上記原稿画像画素座標取得手段にて取得された上記原稿画像の各画素の上記座標を補間することにより、上記経線、上記緯線、および、上記輪郭線を上記補正基準線へ寄せて直線化した状態の上記補正画像の各画素の上記座標を決定する補正画像画素座標決定手段と、
    を更に備え、
    上記補正画像生成手段は、
    上記補正画像画素座標決定手段にて決定された上記補正画像の各画素の上記座標を用いて、上記原稿画像の上記歪みを補正した上記補正画像を生成することを特徴とする、画像処理装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の画像処理装置において、
    上記制御部は、
    上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線上から少なくとも3つの代表ポイントを抽出し、当該代表ポイントを用いてスプライン補間を行い、当該代表ポイント以外のポイントを算出することにより近似輪郭線を形成する近似輪郭線形成手段と、
    上記近似輪郭線形成手段にて形成された上記近似輪郭線と、上記輪郭線抽出手段にて抽出された上記輪郭線との差が所定の閾値を超えるか判定することにより、当該輪郭線が上記輪郭線抽出手段にて正確に抽出されたか検証する輪郭線検証手段と、
    を更に備えたことを特徴とする、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において
    上記歪み位置検知手段は、
    上記輪郭線検証手段にて上記差が上記所定の上記閾値未満であると判定され、上記輪郭線が上記輪郭線抽出手段にて正確に抽出されたと検証された場合、検証された上記輪郭線を囲んだ上記最小面積の矩形の中心から上記輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の上記輪郭直線を上記原稿の上記歪み位置として検知することを特徴とする、画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    上記歪み位置は、上記原稿を綴じ具で綴じた場合の綴じ位置を含むことを特徴とする、画像処理装置。
  7. 画像撮影部と制御部とを少なくとも備えた画像処理装置において実行される画像処理方法であって、
    上記制御部において実行される、
    上記画像撮影部にて撮影された少なくとも原稿を含む原稿画像を取得する原稿画像取得ステップと、
    上記原稿画像取得ステップにて取得された上記原稿画像から輝度値に基づいて上記原稿の輪郭線を抽出する輪郭線抽出ステップと、
    上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線を囲んだ最小面積の矩形の対角線上において、当該矩形の中心から上記輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の輪郭直線を上記原稿の歪み位置として検知する歪み位置検知ステップと、
    上記歪み位置検知ステップにて検知された上記歪み位置に基づいて決定された補正基準線まで、上記輪郭線を延長するよう上記原稿画像に対して幾何補正を行うことにより、当該原稿画像の歪みを補正した補正画像を生成する補正画像生成ステップと、
    を含むことを特徴とする、画像処理方法。
  8. 請求項7に記載の画像処理方法において、
    上記歪み位置検知ステップにおいて、
    上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線を囲んだ上記最小面積の上記矩形を形成する矩形形成ステップと、
    上記矩形形成ステップにて形成された上記矩形を4つの象限に分割し、各象限において上記輪郭線上の直線部分を検出し、当該直線部分のうち上記矩形の相隣辺と交わる上記輪郭直線を検出する輪郭直線検出ステップと、
    上記輪郭直線検出ステップにて上記各象限において検出された上記輪郭直線と、上記矩形の対角線との第1の交点を検出する対角線交点検出ステップと、
    上記対角線交点検出ステップにて上記各象限において検出された上記第1の交点の座標と、上記矩形の上記中心の座標とに基づいて、当該中心から上記第1の交点まで距離を算出する距離算出ステップと、
    上記距離算出ステップにて算出された上記距離が全象限において最小となる距離直線を選択する距離直線選択ステップと、
    を更に含み、
    上記歪み位置検知ステップにおいて、
    上記距離直線選択ステップにて選択された上記距離直線と上記第1の交点にて交わる上記輪郭直線を上記原稿の上記歪み位置として検知することを特徴とする、画像処理方法。
  9. 請求項7または8に記載の画像処理方法において、
    上記補正画像生成ステップにおいて、
    上記歪み位置検知ステップにて上記歪み位置として検知された上記輪郭直線と、当該輪郭直線に隣接する上記輪郭線上の輪郭曲線との2つの交点を検出する輪郭曲線交点検出ステップと、
    上記輪郭曲線交点検出ステップにて検出された上記2つの交点のうち第2の交点および第3の交点に基づいて、当該第2の交点と同じY座標にて上記矩形の第1の辺上に位置決めされた第1の補正基準点、および、当該第3の交点と同じX座標にて上記矩形の第2の辺上に位置決めされた第2の補正基準点を決定する補正基準点決定ステップと、
    上記補正基準点決定ステップにて決定された上記第1の補正基準点と上記第2の補正基準点とを結ぶ第3の辺と、当該第3の辺により隔たられた上記矩形の角部分以外の当該矩形の各辺とからなる上記補正基準線を決定する補正基準線決定ステップと、
    上記補正基準線決定ステップにて決定された上記補正基準線の座標、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線の座標、および、上記補正基準線の上記座標に基づいて推定された上記補正画像の各画素の座標に基づいて、当該輪郭線に囲まれた原稿部分の歪んだ経線および緯線を推定する経線緯線推定ステップと、
    上記経線緯線推定ステップにて推定された歪んだ上記経線および上記緯線の上記座標、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線の上記座標、上記補正基準線決定ステップにて決定された上記補正基準線の上記座標、ならびに、当該補正基準線の当該座標に基づいて推定された上記補正画像の各画素の上記座標に基づいて、当該補正画像の各画素の上記座標に対応する上記原稿画像の各画素の座標を取得する原稿画像画素座標取得ステップと、
    上記原稿画像画素座標取得ステップにて取得された上記原稿画像の各画素の上記座標を補間することにより、上記経線、上記緯線、および、上記輪郭線を上記補正基準線へ寄せて直線化した状態の上記補正画像の各画素の上記座標を決定する補正画像画素座標決定ステップと、
    を更に含み、
    上記補正画像生成ステップにおいて、
    上記補正画像画素座標決定ステップにて決定された上記補正画像の各画素の上記座標を用いて、上記原稿画像の上記歪みを補正した上記補正画像を生成することを特徴とする、画像処理方法。
  10. 請求項7〜9のうちいずれか1つに記載の画像処理方法において、
    上記制御部において実行される、
    上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線上から少なくとも3つの代表ポイントを抽出し、当該代表ポイントを用いてスプライン補間を行い、当該代表ポイント以外のポイントを算出することにより近似輪郭線を形成する近似輪郭線形成ステップと、
    上記近似輪郭線形成ステップにて形成された上記近似輪郭線と、上記輪郭線抽出ステップにて抽出された上記輪郭線との差が所定の閾値を超えるか判定することにより、当該輪郭線が上記輪郭線抽出ステップにて正確に抽出されたか検証する輪郭線検証ステップと、
    を更に含むことを特徴とする、画像処理方法。
  11. 請求項10に記載の画像処理方法において
    上記歪み位置検知ステップにおいて、
    上記輪郭線検証ステップにて上記差が上記所定の上記閾値未満であると判定され、上記輪郭線が上記輪郭線抽出ステップにて正確に抽出されたと検証された場合、検証された上記輪郭線を囲んだ上記最小面積の矩形の中心から上記輪郭線までの距離が最小となる位置にある当該輪郭線上の上記輪郭直線を上記原稿の上記歪み位置として検知することを特徴とする、画像処理方法。
  12. 請求項11に記載の画像処理方法において、
    上記歪み位置は、上記原稿を綴じ具で綴じた場合の綴じ位置を含むことを特徴とする、画像処理方法。
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