以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係る放送番組視聴システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、放送番組視聴システムは、表示装置(図面において、テレビと称する場合も)101、記録再生装置(図面において、レコーダーと称する場合もある)102、およびリモートコントローラ(図面において、リモコンと称する場合もある)114,130を有する。
表示装置101は、アンテナ104を介してデジタル放送番組を受信することができ、当該受信した放送番組を表示することができるデジタルテレビである。また、記録再生装置102は、アンテナ121を介してデジタル放送番組を受信し、当該受信した放送番組を記録再生、および外部機器へと出力することができるデジタルレコード・プレイヤーである。表示装置101は、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)部116を有し、記録再生装置102は、HDMI部132を有している。
そして、両HDMI部116,132間は、HDMIケーブル103により相互に接続されている。したがって、当該HDMI部116,132およびHDMIケーブル103により、表示装置101と記録再生装置102と間におけるデータの送受信を可能とする通信手段を構成されている。また、放送番組視聴システムは、表示装置101を遠隔操作することができるリモートコントローラ(表示装置制御手段と把握できる)114を有する。また、放送番組視聴システムは、表示装置102を遠隔操作することができるリモートコントローラ130を有する。
アンテナ104は、表示装置101の外部に設置されている。表示装置101内には、チューナー部105、復調・誤り訂正部106、デコード部107、入力切換部108、および映像音声表示部(液晶パネルやスピーカー等から構成される)109が配設されている。
さらに、表示装置101内には、表示装置101全体を制御するCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)、CPU110のプログラム等を格納したROM(Read−Only Memory)111、CPU110がワークエリアとして使用するRAM(Random−Access Memory)112、およびCPU110のCPUバス113が配設されている。
さらに、表示装置101内には、リモートコントローラ114から出力された赤外線信号を受信するリモートコントローラ受光部115、HDMIインターフェイス部116、およびCEC(Consumer Electronics Control)ライン117が配設されている。CECライン117は、CPU110と接続され、HDMIインターフェイス部116やHDMIケーブル103を介して、記録再生装置102と通信する。
アンテナ121は、記録再生装置102の外部に設置されている。記録再生装置102内には、チューナー部122、復調・誤り訂正部123、デコード部124、受信した放送番組を記録するための蓄積部125が配設されている。
さらに、記録再生装置102には、記録再生装置102全体を制御するCPU126、CPU126のプログラム等を格納したROM127、CPU126がワークエリアとして使用するRAM128、CPU126のCPUバス129が配設されている。
さらに、記録再生装置102は、リモートコントローラ130から出力された赤外線信号を受信するリモートコントローラ受光部131、記録再生装置102に内蔵されたHDMIインターフェイス部132、CECライン133が配設されている。ここで、CECライン133は、CPU126と接続され、HDMIインターフェイス部132やHDMIケーブル103を介して、表示装置101と通信するCECラインである。
次に、本実施の形態に係る放送番組視聴システムの動作について説明する。
表示装置101は、上述したように、外部に接続されたアンテナ104から入力されたデジタル放送信号を受信して表示するデジタル放送対応テレビである。視聴者であるユーザがリモートコントローラ114を操作して、表示装置101に対して番組を受信して表示するように指示を与える。すると、リモートコントローラ受光部115で受信された赤外線信号は、CPUバス113で接続されたCPU110に伝達される。CPU110は、リモートコントローラ受光部115で受信した赤外線信号を解釈する。そして、CPU110は、CPUバス113を介して接続された、表示装置101内の各ブロックを制御して受信動作を開始する。
以下、表示装置101の番組視聴動作について説明する。
まず、アンテナ104から同軸ケーブル等を介して、デジタル放送信号を含んだRF(Radio Frequency)信号が、チューナー部105に入力される。チューナー部105は入力されたRF信号から必要な信号を抽出して、復調・誤り訂正部106に送る。復調・誤り訂正部106では、受信した信号から放送のデジタル信号を復元し、誤り訂正等の処理を施した後、デコード部107にビットストリームとして送信する。
一般的には、上記ビットストリームは、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2トランスポートストリーム(以下TS)形式である。デコード部107では、受信したTSから必要なデータを抽出して、映像音声信号を復号する。復号された映像音声信号は、入力切換部108を通して液晶パネルやスピーカー等から成る映像音声表示部109で表示される。以上が、表示装置101を使用した番組視聴動作である。
次に、記録再生装置102の動作について説明する。
記録再生装置102は、例えば外部に接続されたアンテナ104から入力されたデジタル放送信号を受信する。そして、記録再生装置102は、内蔵したハードディスクドライブに放送番組を記録する。さらに、記録再生装置102は、記録された番組を再生して表示装置101に出力する。つまり、記録再生装置102は、デジタル放送対応ハードディスクレコーダーである。
ユーザがリモートコントローラ130を操作して、記録再生装置102に対して番組を受信して記録するように指示を与える。すると、リモートコントローラ受光部131で受信された赤外線信号は、CPUバス129で接続されたCPU126に伝達される。CPU126は、リモートコントローラ受光部131で受信した赤外線信号を解釈する。そして、CPU126は、CPUバス129を介して接続された、記録再生装置102内の各ブロックを制御して受信と記録動作を開始する。
以下、記録再生装置102の番組受信動作について説明する。
まず、アンテナ121から同軸ケーブル等を介して、デジタル放送信号を含んだRF信号が、チューナー部122に入力される。チューナー部122は、入力されたRF信号から必要な信号を抽出して、復調・誤り訂正部123に送る。復調・誤り訂正部123では、受信した信号から放送のデジタル信号を復元し、誤り訂正等の処理を施した後、デコード部124にビットストリームとして送信する。一般的には、当該ビットストリームは、上記TS形式である。デコード部124では、受信したTSから必要なデータを抽出して、映像音声信号を復号する。復号された映像音声信号は、HDMIインターフェイス部132を通して表示装置101に送信される。以上が記録再生装置102を使用した番組受信動作である。
引き続き、記録再生装置102の番組記録再生動作について説明する。
また、デコード部124は、受信したビットストリームを、ハードディスクドライブ(以下HDD)等から構成された蓄積部125に記録する。記録された放送番組は、ユーザの指示に従い、蓄積部125から再生されてデコード部124で映像音声信号に復号される。デコード部124と蓄積部125は、ATA(AT Attachment)インターフェイス等の高速インターフェイスで接続されている。現在受信中の放送番組のビットストリームを記録しながら、同時に時分割で蓄積部125に記録された放送番組のビットストリームを再生して映像音声信号を復号することもできる。また、CPU126は、CPUバス129を介してデコード部124を制御し、蓄積部125に記録された放送番組を削除することもできる。以上が、記録再生装置102を使用した番組の記録再生動作である。
従来では、表示装置101と記録再生装置102と間には、双方向でデータ送受信が可能な通信路が用意されていなかった。したがって、ユーザは、表示装置101を操作して現在放送中のデジタル放送番組を視聴する。もしくは、視聴者は、記録再生装置102を操作して放送番組を記録すると共に、記録再生装置102で受信・復号した映像音声信号を、HDMIインターフェイス部132とHDMIケーブル103とを経由して表示装置101に送信し、映像音声表示部109に表示する使用方法が主流であった。
近年、双方向でデータ送受信が可能な通信手段を表示装置101と記録再生装置102と間に用意し、表示装置101側から記録再生装置102に記録開始命令を送信して、任意の放送番組を記録再生装置102で記録することで、ユーザの使い勝手を向上させた製品が登場している。
本実施の形態に係る放送番組視聴システムでは、データ送受信が可能な通信手段として、HDMI規格で規定されたCECインターフェイスを使用する。CECインターフェイスは、CECライン117とHDMIケーブル103及びCECライン133をデータ伝送路として、CPU110とCPU126間で双方向のデータ通信を行うインターフェイスである。CECインターフェイスは、電源オンオフ記録や記録開始等のコマンドを送受信することで、互いに相手を制御することができる。
図1において、例えばユーザが、表示装置101を使用して視聴中に記録再生装置102に蓄積された記録済み放送番組一覧を確認するとする。この場合、リモートコントローラ114の専用キーを操作する(表示装置制御手段が第一の操作が施されたと把握できる)。リモートコントローラ114は、記録済み放送番組一覧表(再生リスト)の表示指示信号(コマンド)を発信する。つまり、当該リモートコントローラ114は、記録再生装置102に蓄積された記録済み放送番組一覧表を表示する指示を、表示装置101に送信する。
記録済み放送番組一覧表の表示指示信号を受信した、前記表示装置は次の動作を行う。具体的に、リモートコントローラ受光部115で受信された赤外線信号(記録済み放送番組一覧表表示指示信号)は、CPUバス113で接続されたCPU110に伝達される。当該信号を受けたCPU110は、CECライン117を制御して、HDMIインターフェイス部116を経由し、HDMIケーブル103を通して最終的に記録再生装置102に記録済み放送番組一覧表表示コマンドを伝達する。
表示装置101から送信された記録済み放送番組一覧表表示コマンドは、記録再生装置102のHDMIインターフェイス部132を経由して、CECライン133を制御し、CPU126に伝達される。CPU126は、CPUバス129を介して、蓄積部125から記録済み放送番組一覧表の表示を開始する。また、CPU126は、デコーダー部124を制御して蓄積部125に記録された指定番組を読み出して、記録済み放送番組一覧表を、表示部の一部領域に表示する。
表示装置101では、映像音声表示部109への映像信号の出力元を、記録再生装置102に自動的に切替える。具体的に、表示装置101のCPU110は、HDMIケーブル103を通して記録再生装置102の記録済み放送番組一覧表を表示(受信)したことを検知する。すると、CPU110は、入力切換部108を制御して、映像音声表示部109に送信する映像音声情報を、デコード部107からの出力信号から、HDMIケーブル103の出力信号へと自動的に切り換える。
これら一連の動作により、映像音声表示部109には、自動的に記録再生装置102で蓄積された記録済み放送番組一覧表が表示される。つまり、上述した通信手段を介して、記録再生装置102で作成された、記録済み放送番組一覧表を表示装置101は表示する。
したがって、ユーザは表示装置101の映像信号の出力元の切換を行うことなく、記録済み放送番組一覧を確認できる。
ユーザは、記録再生装置102に蓄積された記録済み番組一覧表から任意の番組を選択して再生する。この場合、リモートコントローラ114を使用して、任意の番組を再生する指示を表示装置101に送信する。つまり、リモートコントローラ114には、表示されている記録済み放送番組一覧表から選択された、所望の放送番組の再生指示(特定番組選択・再生)のための第二の操作が施される。そして、リモートコントローラ114は、当該所望の放送番組の再生指示信号を発生させ、表示装置101へ送信する。
再生指示信号を受信した表示装置101は、上記通信手段を介して、記録再生装置102に格納されている所望の放送番組の再生指示を行う。具体的に、リモートコントローラ受光部115で受信された赤外線信号(生成指示信号)は、CPUバス113で接続されたCPU110に伝達される。指示を受けたCPU110は、CECライン117を制御して、HDMIインターフェイス部116を経由し、HDMIケーブル103を通して記録再生装置102に小もの放送番組の再生を開始するコマンドを伝達する。
記録再生装置102は、再生指示(または上記再生を開始するコマンド)に従い、所望の放送番組の再生を実施する。具体的に、表示装置101から送信された再生開始コマンドは、記録再生装置102のHDMIインターフェイス部132を経由して、CECライン133を制御し、CPU126に伝達される。CPU126は、CPUバス122を介してデコード部122を制御して再生動作を行い、蓄積部125から上記所望の放送番組の再生を開始する。また、CPU126は、デコーダ部124を制御して、上記所望の放送番組の映像音声情報を再生し、HDMIインターフェイス部132に送信する。HDMIインターフェイス部132は、HDMIケーブル103を通して映像音声情報を送信する。
表示装置101のCPU110は、HDMIケーブル103を通して映像音声情報を受信したことを検知する。すると、映像音声情報を、入力切換部108を経由して映像音声表示部109に送信する。なお、再生映像の表示に際して、表示装置101は、表示装置101への映像信号の出力元、記録再生装置102に自動的に切り替えておく必要がある。
これら一連の動作により、映像音声表示部109には、ユーザが選択した記録済み放送番組の再生映像音声が表示される。従来の記録済み放送番組一覧表示から所望の放送番組を選択再生する動作と異なり、ユーザは記録再生装置102のリモートコントローラ130を操作する必要はない。
所望の放送番組の再生が終了または停止されたときには、表示装置101は、表示装置101(映像音声表示部109)への映像信号の出力元を、記録再生装置102から表示装置101のチューナ部(放送番組受信手段と把握できる)105に自動的に切替える。そして、表示装置101のアンテナ104が受信し、チューナ部105で選局された放送番組を、表示装置101は表示する。
具体的に、記録再生装置102が上記所望の放送番組の再生が終了、または、リモートコントローラ114を使用して上記所望の放送番組の再生が強制的に停止終了させたとする。この場合、表示装置101は、HDMIケーブル113を通じて番組の再生終了を伝達する。表示装置101のCPU110は、HDMIケーブル103を通じて再生中の番組の再生が終了したことを検知する。すると、CPU110は、表示装置101(映像音声表示部109)への映像信号の出力元を、記録再生装置102から表示装置101のチューナ部(放送番組受信手段と把握できる)105に自動的に切替える。したがって、表示装置101のアンテナ104が受信し、チューナー部105で受信・選局された放送番組が入力切換部108を経由して、映像音声表示部(以下、単に表示部と称する)109において出力される。つまり、表示装置101が受信している放送番組を、当該再生終了後、表示装置101は表示する(番組表示再開処理)。
従来、記録済み放送番組の再生終了後に、ユーザがリモートコントローラ114の入力切換キーを押下する。これによりテレビからの映像音声表示状態に変更していた。しかし、当該動作と異なり、上記番組表示再開処理を採用することにより、ユーザは表示装置101のリモートコントローラ114、もしくは、記録再生装置102のリモートコントローラ130を操作する必要は無い。
図2,3は、本実施の形態1における表示装置101と記録再生装置102の連携動作を示す概略フローチャートの例である。図中で左側は、表示装置101の動作を示し、右側は記録再生装置102の動作を示す。さらに、点線は、CECライン117、HDMIインターフェイス部116、HDMIケーブル103、HDMIインターフェイス部132、CECライン133を介して送受信される、表示装置101と記録再生装置102間のデータ通信(以降、CEC通信と呼ぶ)を示している。
なお、図面の都合上、一連のフローを図2,3に分割している。STEP101〜STEP108およびSTEP201〜STEP210は、図2に示す。他方、STEP109〜STEP116およびSTEP211〜STEP218は、図3に示す。
まずユーザは、表示装置101を使用して放送番組の視聴を開始する(STEP101)。表示装置101は、ユーザが、リモートコントローラ114の再生リスト(記録済み放送番組一覧表)キーを押したかどうかを監視している(STEP102)。表示装置101は、ユーザが、リモートコントローラ104の再生リストキーを押したことを検知する(STEP102で「YES」)。すると、表示装装置は、記録再生装置102に対して、CEC通信で記録再生装置状態確認コマンドを送信する(STEP103)。このとき、記録再生装置102には電源が投入されていない状態にあるものとする(STEP201)。
記録再生装置102は、表示装置101から記録再生装置状態確認コマンドが送信されてきたかどうかを監視している(STEP202)。記録再生装置102は、表示装置101からの記録再生装置状態確認コマンドを受信する(STEP202で「YES」)。すると、再度記録再生装置が電源オフ状態であるかを確認する(STEP203)。電源オフ状態であることを確認する(STEP203で「YES」)。すると、記録再生装置102は、表示装置101に対して、CEC通信で記録再生装置の電源オフ応答コマンドを送信する(STEP204)。
表示装置101は、記録再生装置102からの電源オフ応答が送信されてきたかどうかを監視している(STEP104)。STEP104で電源オフ応答コマンドを受信したとする(STEP104で「YES」)。この場合、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で記録再生装置電源オンコマンドを送信する(STEP105)。
図2におけるステップSTEP103からSTEP105までの一連の処理が、表示装置101が、記録再生装置の電源がオフの場合に、記録済み放送番組一覧表の表示前に、記録再生装置の電源をオンにする電源制御信号を、上記通信手段を介して、記録再生装置102に送信する処理である。
記録再生装置102は、表示装置101からの電源オンコマンドが送信されてきたかどうかを監視している(STEP205)。STEP205で電源オンコマンドを受信したとする(STEP205で「YES」)。この場合、当該記録再生装置102は、自機の電源オン処理を行う(STEP206)。そして、当該記録再生装置102は、電源がオンされた際に表示装置101に対して、CEC通信で当該電源オン応答を送信する(STEP207)。
表示装置101は、記録再生装置102からの電源オン応答が送信されてきたかどうかを監視している(STEP106)。STEP106で電源オン応答コマンドを受信したとする(STEP106で「YES」)。この場合、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で再生リストコマンドを送信する(STEP107)。
記録再生装置102は、表示装置101からの再生リストコマンドが送信されてきたかどうかを監視している(STEP208)。記録再生装置102が、再生リストコマンドの受信を確認したとする(STEP208で「YES」)。当該場合には、記録再生装置102は、記録再生装置102内部で作成・記録された放送番組一覧から、記録の新しい順での再生リスト表示(記録済み放送番組一覧表の表示)が可能かを確認する(STEP209)。そして、記録再生装置102が再生リスト表示が可能であると確認した場合には(STEP209で「YES」)、表示装置101に対して、CEC通信で再生リスト表示可能応答コマンドを送信する(STEP210)。また、記録再生装置102は、再生リスト表示可能応答コマンドを送信した後、前記の記録された放送番組一覧から記録の新しい順での再生リスト表示(記録済み放送番組一覧表の表示)を行う(STEP211)。
表示装置101は、記録再生装置102からの再生リスト表示可能コマンドが送信されてきたかどうかを監視している(STEP108)。表示装置101が、再生リスト表示可能コマンドを受信したとする(STEP108で「YES」)。この場合には、表示装置101は、自動的に、表示装置101の入力状態(表示部9への映像信号の出力元)を記録再生装置102の入力映像音声に表示切換する(STEP109)。
記録再生装置102の入力映像音声表示状態なので、表示装置101には、再生リスト(記録済み放送番組一覧表)の表示を行う。
さて、当該再生リスト表示を視聴中に、ユーザが、表示装置101のリモートコントローラ114の上キー、または下キーを押下することによって任意の記録済み放送番組を選択(特定番組選択)し、決定キー押下により再生を行う放送番組を特定したとする(第二の操作と把握できる)。これに対して、表示装置101は、ユーザによるリモートコントローラ114の上記キー操作を監視していて(STEP110)。そして、当該キー操作を行う毎(STEP110で「YES」)に、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で、選択された放送番組の再生指示コマンドを送信する(STEP111)。
記録再生装置102は、表示装置101からの再生指示コマンドを受信したかどうかを監視している(STEP212)。記録再生装置102が、上記再生指示コマンドを受信したとする(STEP212で「YES」)。この場合、記録再生装置102は、再生リスト表示(記録済み放送番組一覧表)の記録済み放送番組から、選択された放送番組を特定し、当該特定した記録済み放送番組の再生を開始する(STEP213)。その後、記録再生装置102は、表示装置101に対して、CEC通信で特定番組の再生開始応答コマンドを送信する(STEP214)。
表示装置101は、記録再生装置102からの特定番組再生開始応答コマンドを受信したかを監視している(STEP112)。特定番組再生開始応答コマンドを受信した場合には(STEP112で「YES」)、表示装置101は、特定番組再生状態に移行していることを認識しておく。
表示装置101は、特定番組再生状態からリモートコントローラ114の停止キー押下により特定番組の再生を停止するかを監視している(STEP113)。そして、特定番組再生停止操作が行われた場合には(STEP113で「YES」)、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で特定番組再生停止コマンドを送信する(STEP114)。
一方、記録再生装置102は、特定番組の再生が最後まで完了したかどうかを監視している(STEP215)。また、表示装置101から特定番組再生停止コマンドを受信したかも監視している(STEP216)。特定番組の再生が最後まで完了した場合、もしくは、特定番組の再生が最後まで完了していないが特定番組再生停止コマンドを受信したとする(STEP215で「YSE」またはSTEP216で「YES」)。当該場合には、記録再生装置102は特定番組の再生を停止し(STEP217)、表示装置101に対して、CEC通信で再生停止応答を送信する(STEP218)。
表示装置101は、記録再生装置102からの再生停止応答コマンドを受信したかを監視している(STEP115)。STEP115で再生停止応答コマンドを受信した場合(STEP115で「YES」)、自動的に、表示装置101の入力状態(表示部109への映像信号の出力元)を表示装置101のチューナー部105で受信・選局した放送番組映像音声に切換する(STEP116)。
上記図2、3を用いた説明では、記録再生装置102は電源オフ状態とした。しかし、記録再生装置102の電源オン状態の場合でも、表示装置101からの電源オンコマンド送信等を省略することにより、図2,3のフローを直接適用できる。
なお、従来では、ユーザが記録済み放送番組一覧表を見ようとした際、記録再生装置の電源がONされていなかった場合、ユーザが記録再生装置の電源を入れてから再度設定をやりなおす処置が必要になっていた。
本実施の形態では、記録再生装置102の電源がOFFの場合、電源を自動的に入れる処理を追加した。このため、電源のON/OFFや記録再生装置102の接続状態によらず、表示装置101からの記録済み放送番組一覧表の表示指示だけで、全体システムが動作する。したがって、ユーザによる煩雑な設定や接続状態の確認等が一切不要にすることができる。
また、本実施の形態では、記録再生装置102の記録済み放送番組一覧表から、表示装置101のリモートコントローラ114の特定キーを用いて、所望の記録済み放送番組を特定(再生)する場合に言及した。しかし、リモートコントローラ114の別キーを用いることにより、所望の記録済み放送番組を特定(再生)してもよい。
従来では、記録再生装置の表示画面にて記録済み放送番組一覧表を見た後は、表示装置の入力画面を元にもどす等の煩雑な処置が必要になっていた。
本実施の形態では、STEP116等にもあるように、ユーザが放送番組の再生終了後もしくは再生の必要がなくなったときに、自動的に表示装置101側の視聴状態に戻すように構成した。これにより、ユーザが表示装置101の視聴状態を維持することができ、また再生終了後使用者の入力切換の作業を行う必要がなく、表示装置101および記録再生装置102の利便性を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態では、ユーザが表示装置101側のリモートコントローラ114を操作するだけで、表示装置101側から記録再生装置102を制御して記録再生装置102内に蓄積された記録済み放送番組一覧表を表示させることができるとともに、記録済み放送番組一覧表の特定の番組を選択すれば、記録再生装置102からの録画映像を再生できる。これにより、記録再生装置102を新たに立ち上げたり設定したりする手間を省くことでユーザの利便性を高めることが可能となる。
<実施の形態2>
図4は、表示装置101(表示部109)に表示される画像の様子の一例を示す模式図である。図4に示すように、表示装置101の右側一部に、記録再生装置102で作成・出力された記録済み放送番組一覧表134が表示されている。なお、表示装置101(表示部109)への映像信号の出力元が表示装置101のチューナー部105である場合には、表示装置101(表示装置109)における当該記録済み放送番組一覧表134が表示されている領域以外の領域には、表示装置101が受信した映像信号に基づく放送番組が表示される。または、表示装置101(表示部109)への映像信号の出力元が記録再生装置102である場合には、表示装置101(表示装置109)における当該記録済み放送番組一覧表134が表示されている領域以外の領域には、記録再生装置102が受信した映像信号に基づく放送番組が表示される。また、表示装置101が記録済み放送番組一覧表の表示指示を受信したとき、映像信号の出力元を記録再生装置102から表示装置101のチューナー部105に自動的に切替え、表示装置101(表示装置109)における当該記録済み放送番組一覧表134が表示されている領域以外の領域には、表示装置101が受信した映像信号に基づく放送番組が表示される。
つまり、図4では、記録済み放送番組一覧表134を、表示装置101が受信している放送番組を表示している画面の一部において表示する。または、記録済み放送番組一覧表を、記録再生装置102が受信している放送番組を表示している画面の一部において、表示する。
なお、本実施の形態に係る放送番組視聴システムの構成は、実施の形態1に係る放送番組視聴システムの構成(図1参照)と同じである。
表示装置101において放送番組を視聴中に、視聴者がリモートコントローラ(表示装置制御手段)114を使用して記録再生装置102に蓄積された記録済み放送番組一覧表を要求したとする(つまり、リモートコントローラ114に第一の操作が施されたとする)。当該場合には、リモートコントローラ114から発信された記録済み放送番組一覧表の表示指示信号は、表示装置101、HDMIケーブル103を介して、記録再生装置102へと送信される。
その後、本実施の形態では、記録再生装置102は、自機で作成した記録済み放送番組一覧表を読み出し、HDMIケーブル103を通じて、当該読み出した記録済み放送番組一覧表を表示装置101に送信する。そして、表示装置101への映像信号の出力元が当該表示装置101のチューナー部105側である状態において、記録再生装置102から送信された記録済み放送番組一覧表を、表示装置101が受信している放送番組を表示している画面(現在視聴中の画面)の一部において表示する(図4参照)。または、本実施の形態では、表示装置101への映像信号の出力元が記録再生装置102側である状態には、表示装置101は、記録済み放送番組一覧表を、記録再生装置が受信している放送番組を表示している画面の一部において表示する(図4参照)。
または、表示装置101への映像信号の出力元が表示装置101のチューナー部105である状態において、表示装置101が、上記記録済み放送番組一覧表の表示指示信号を受信したとする。このとき、本実施の形態では、当該表示装置101は、記録済み放送番組一覧表の表示指示信号を受信する前に、表示装置101が表示している放送番組のチャンネルの情報を、HDMIケーブル103等を経由して、記録再生装置に送信する。ここで、当該表示中の放送番組のチャンネルが「2」であるとする。すると、記録再生装置102は、送信されてきたチャンネル情報と同じチャンネルに、自機のチャンネルを切替える。上記例では、記録再生装置102のチャンネルを「2」チャンネルに設定・変更する。
記録再生装置102のチャンネルの切替え処理後、表示装置101は、表示装置101への映像信号の出力元を、表示装置101から記録再生装置102へと自動的に切替る。なお、記録再生装置102は、自機で作成した記録済み放送番組一覧表を読み出し、HDMIケーブル103を通じて、当該読み出した記録済み放送番組一覧表を表示装置101に送信する。さらに、記録再生装置102は、上記設定されたチャンネルの映像信号をHDMIケーブル103を通じて、表示装置101に送信する。
結果、表示装置101では、当該受信した記録済み放送番組一覧表を、記録再生装置102が受信している放送番組(「2」チャンネル)を表示している画面の一部において表示する(図4参照)。
図5,6は、本発明の実施の形態における表示装置101と記録再生装置102の連携動作を示す概略フローチャートの例である。本フローチャートでは、表示装置101において当該表示装置101が受信している放送番組の視聴中画面に、記録再生装置102の記録済み放送番組一覧表を表示させるものである。なお、図中で左側は、表示装置101の動作を示し、右側は記録再生装置102の動作を示す。さらに、点線は、CECライン117、HDMIインターフェイス部116、HDMIケーブル103、HDMIインターフェイス部132、およびCECライン133を介して送受信される、CEC通信を示している。
なお、図面の都合上、一連のフローを図5,6に分割している。STEP301〜STEP308およびSTEP401〜STEP410は、図5に示す。他方、STEP309〜STEP317およびSTEP411〜STEP417は、図6に示す。
まずユーザは、表示装置101を使用して、放送番組の視聴を開始する(STEP301)。ここで、当該表示装置101において設定されているチャンネルの放送番組を、表示装置101は受信し、表示している。表示装置101は、視聴者がリモートコントローラ114に対して第一の処理を施したか否かを監視している(STEP302)。ここで、第一の処理とは、記録済み放送番組一覧表の表示指示を行う処理である。
表示装置101は、ユーザが、リモートコントローラ104の当該第一の処理を施したと検知する(SREP302で「YES」)。すると、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で記録再送装置状態確認コマンドを送信する(STEP303)。このとき、記録再生装置102には電源が投入されていない状態にあるものとする(STEP401)。
記録再生装置102は、表示装置101から記録再生装置状態確認コマンドが送信されてきたかどうかを監視している(STEP402)。記録再生装置102は、表示装置101からの記録再生装置状態確認コマンドを受信する(STEP402で「YES」)。すると、記録再生装置が電源オフ状態であるかを確認する(STEP403で「YES」)。電源オフ状態であることを確認すると、記録再生装置102は、表示装置101に対して、CEC通信で記録再生装置の電源オフ応答コマンドを送信する(STEP404)。
表示装置101は、記録再生装置102からの電源オフ応答が送信されてきたかどうかを監視している(STEP304)。表示装置101が電源オフ応答コマンドを受信したした場合(STEP304で「YES」)、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で記録再生装置電源オンコマンドを送信する(STEP305)。
記録再生装置102は、表示装置101からの電源オンコマンドが送信されてきたかどうかを監視している(STEP405)。記録再生装置102が電源オンコマンドを受信した場合(STEP405で「YES」)、自機において記録再生装置102の電源オン処理を行う(STEP406)。そして、記録再生装置102は、電源がオンされた際に表示装置101に対して、CEC通信で記録再生装置電源オン応答を送信する(STEP407)。
表示装置101は、記録再生装置102からの電源オン応答が送信されてきたかどうかを監視している(STEP306)。表示装置101が電源オン応答コマンドを受信した場合(STEP306で「YES」)、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で再生リスト(記録済み放送番組一覧表)コマンドを送信する(STEP307)。
記録再生装置102は、表示装置101からの再生リストコマンドが送信されてきたかどうかを監視している(STEP408)。記録再生装置102が再生リストコマンドを受信した場合(STEP408で「YES」)、記録再生装置102内部で記録された放送番組一覧から記録の新しい順での再生リスト(記録済み放送番組一覧表)が送信可能かを、記録再生装置102は確認する(STEP409)。そして、記録再生装置102が送信可能を確認した場合(STEP409で「YES」)、記録再生装置102は、表示装置101に対して、CEC通信で再生リスト情報送信コマンドを送信する(STEP410)。
表示装置101は、記録再生装置102からの再生リスト情報送信コマンドが送信されてきたかどうかを監視している(STEP308)。表示装置101が再生リスト情報送信コマンドを受信した場合(STEP308で「YES」)、表示装置101の上記視聴画面上の一部に、記録再生装置102から送信された記録済み放送番組一覧表を表示する(STEP309)。つまり、映像信号の送信元を自機(表示装置101)のままで、当該表示装置101が受信している放送番組を表示しながら、一部に記録済み放送番組一覧表を表示する。
表示装置101視聴画面上での記録済み放送番組一覧表表示状態(図4)で、ユーザは、表示装置101のリモートコントローラ114の上キー、または下キーを押下する。これにより、所望の記録済み放送番組を選択し、決定キー押下により再生を行う番組を特定する(所望の放送番組の再生指示のための第二の操作と把握できる)。表示装置101は、ユーザのリモートコントローラ114の当該第二の操作を監視していている(STEP310)。そして、再生する放送番組が特定された場合(STEP310で「YES」)、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で特定された番組の再生コマンド(特定番組再生コマンド)を送信する(STEP311)。
記録再生装置102は、表示装置101からの特定番組再生コマンドを受信したかどうかを監視している(STEP411)。そして、記録再生装置102が特定番組再生コマンドを受信した場合(STEP411で「YES」)、記録再生装置102に蓄積された記録済み放送番組一覧から、ユーザが特定した放送番組を選択する(STEP412)そして、記録再生装置102は、表示装置101に対して、CEC通信で特定番組の再生開始応答コマンドを送信する(STEP412)。さらに、記録再生装置102は、STEP412の特定番組の再生開始応答コマンドを送信した後、特定番組の再生を開始する(STEP413)。
表示装置101は、記録再生装置102からの特定番組再生開始応答コマンドを受信したかを監視している(STEP312)。表示装置101が特定番組再生開始応答コマンドを受信した場合、表示装置101での放送番組視聴状態から記録再生装置102の入力映像音声表示に切換する(STEP313)。つまり、表示部109への映像信号の出力元を自機101のチューナー部105から記録再生装置102に自動的に切り替える。
表示装置101は、特定番組再生状態からリモートコントローラ114の停止キー押下により特定番組の再生を停止するかを監視している(STEP314)。特定番組の再生停止操作が行われた場合(STEP314で「YES」)、表示装置101は、記録再生装置102に対して、CEC通信で特定番組再生停止コマンドを送信する(STEP315)。
一方、記録再生装置102は、特定番組の再生が最後まで完了したかどうかを監視している(STEP414)。また、表示装置101から特定番組再生停止コマンドを受信したかも監視している(STEP415)。特定番組の再生が最後まで完了した場合(STEP414で「YES」)、もしくは、特定番組の再生が最後まで完了していないが特定番組再生停止コマンドを受信した場合(STEP415で「YES」)、記録再生装置102は特定番組の再生を停止する(STEP416)。そして、記録再生装置102は、表示装置101に対して、CEC通信で再生停止コマンドを送信する(STEP417)。
表示装置101は、記録再生装置102からの再生停止コマンドを受信したかを監視している(STEP316)。表示装置101が再生停止コマンドを受信した場合(STEP316で「YES」)、自動的に表示装置101の入力状態を表示装置101の放送番組視聴画面に切換する(STEP317)。つまり、表示部109への映像信号の出力元を表示装置101のチューナー部105に戻す。
上記では、記録再生装置102が電源オフ状態である場合に言及した。しかし、電源オン状態の場合でも、表示装置101からの電源オンコマンド送信等を省略することにより、図4のフローを適用できる。
また、本実施の形態では、放送番組の再生処理の場合、記録再生装置102の記録済み放送番組一覧表から、表示装置101のリモートコントローラ114の特定キーを用いて、所望の記録済み放送番組を特定した。しかし、リモートコントローラ114の別キーを用いることにより、再生を希望する所望の記録済み放送番組を特定してもよい。
従来では、ユーザが表示装置側から記録再生装置を制御して記録済み放送番組一覧表を表示する際に、現在視聴中の放送番組の表示を記録再生装置側に切り替えてしまうため、放送番組の視聴を一旦中段する必要がある。
ところで、本実施の形態に係る発明では、表示装置101視聴中画面に記録再生装置102の再生リストを表示させる場合を示した。しかし、表示部109への映像信号の出力元を、表示装置101から記録再生装置102に自動切換えしても良い。
この場合、記録再生装置102が受信している放送番組が表示部109に表示されると共に、その画面の一部に記録済み放送番組一覧表が表示される(図4)。また当該場合、上記のように、図4の表示を行う前に、記録再生装置102のチャンネルを表示装置101の視聴中のチャンネルに設定しても良い。これにより、記録再生装置102が受信している放送番組が表示部109に表示されると共に、その画面の一部に記録済み放送番組一覧表が表示される(図4)。このように、図4の表示に伴い(表示部109への映像信号の出力元の変更に共い)、チャンネルが変更されることを防止できる。つまり、視聴中の放送番組が変更されることを防止できる。
つまり、ユーザが表示装置101における放送番組視聴中であっても、放送番組の視聴を中段させる事なく、放送番組を見ながら記録済み放送番組一覧表を表示させることが可能となる。また、記録再生装置102に搭載された放送受信手段による画面に切り替えて表示させる場合においては、表示装置101のOSDに記録済み放送番組一覧表に必要なコードがあらかじめ入力されておらず、記録再生装置102との接続互換が完全でない場合においても、表示装置101のOSDを用いた場合と同様の効果が得られる。
<実施の形態3>
本実施の形態では、記録再生装置は、所定の条件に則した、記録済み放送番組一覧表を作成する。したがって、表示装置(表示部)では、当該所定の条件に則した、記録済み放送番組一覧表が表示される。
本実施の形態に係る放送番組視聴システムの概略図を図7に示す。具体的に、図7の符号301には、記録再生装置301の構成要素のうち、記録済み放送番組一覧表作成に起因する構成要素のみを図示している。また、図8は、記録再生装置301内に配設されるCPU310内の構成等を示すブロック図である。具体的に、図8は、記録再生装置301におけるEPG(Electronic Program Guide)情報取得機能とEPG情報の解析機能がソフトウェア的に示されている。本EPG情報解析によるジャンルおよび、推奨番組等によるユーザ嗜好の録画履歴一覧の抽出結果に基づき、記録済み放送番組一覧表を、記録再生装置301が作成する。
ここで、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表の作成方法を説明する。
図8に示されるように、CPU310が実行するソフトウェア構成には、EPG部320と、エンコーダ/デコーダ制御部321と、システム制御部322と、録画予約部328と、表示系制御部323と、番組推奨部329とが含まれる。EPG部320は、EPG制御部324と、EPGデータ解析部325と、EPGデータバックアップ部326と、EPGデータベース327とから構成されている。
また、図7において、リモートコントローラ303には、記録済み放送番組一覧表を1アクションで表示させるための専用ボタン328が搭載されている。
エンコーダ/デコーダ制御部321は、MPEGエンコーダ307及びMPEGデコーダ314の制御を行う。システム制御部322は、記録再生装置301に設けられた操作ボタン(図示せず)からの入力、リモートコントローラインターフェース116からの入力、及び記録再生装置301の状態を基にして、当該記録再生装置301の状態制御を行う。
表示系制御部323は、記録再生装置301の状態に応じて、当該記録再生装置301に設けられた表示部(図示せず)における表示、及びOSD(On Screen Display)318を経由して外部の表示装置304における表示を制御する。録画予約部328は、ユーザが設定した録画予約処理を行い、予約が設定されたときに既に予約されている情報と重複が生じてないかチェックを行い、予約内容を不揮発性メモリ319に記録する。
また、過去に録画した放送番組に関する番組情報である録画履歴情報(例えば、放送開始時刻、記録済み放送番組のジャンル、記録済み放送番組の時刻情報、記録済み放送番組のタイトル等)についても不揮発性メモリ319に記録する。つまり、EPGデータ解析部325は、放送番組のEPGデータから上記録画履歴情報を取得し、記録済み放送番組に関するジャンル情報、タイトル、時間情報等を含む、複数の放送番組情報(記録済み放送番組に関する当該放送番組情報は、特に録画履歴情報と称する)を不揮発性メモリ319に記憶する。また、当該不揮発性メモリ319には、記録済み放送番組に関する、録画の時間情報を含む録画履歴情報も格納されている。
EPG制御部324は、EPGの取得やEPGデータの表示等のように、EPGの状態に応じて、EPGデータ解析部325、EPGデータバッファ部326、及びEPGデータベース327の制御を行う。
EPGデータ解析部325は、スライサー309により抽出されたEPGデータの解析処理を行う。番組推奨部329は、過去に録画された番組を統計処理し、その結果を用いて、放送予定番組に関する情報を含むEPGデータから、例えば推奨する番組を決定する。記録再生装置301は、所定数の記録済み放送番組のジャンル情報および時間情報を用いて、ジャンル別および時間別の統計処理を行う。そして、記録再生装置301は、統計処理の結果と予め設定されているポイントテーブルとに基づいて、所定数の記録済み放送番組の各々に、ポイントを決定する。そして、記録再生装置301は、決定されたポイントに基づいて、記録済み放送番組一覧表における、タイトルの表示位置を決定する。番組推奨部329(記録再生装置301)の詳細な動作については後述する。
EPGデータ解析部325は、VBI(Vertical Blanking Interval)内に、パケット化されて伝送されるEPGデータをパケット単位に分割する。そして、パケットの種類ごとに分類を行うパケット解析、暗号化されて送られてくるEPGデータの暗号を解く暗号解読、送信データ容量を抑制するように圧縮されたEPGデータを伸張する伸張処理を行う。これにより、EPGデータ解析部325は、放送番組のEPGデータから、ジャンル情報等を含む放送番組に関する詳細情報を取得することができる。
EPGデータバックアップ部326は、EPGデータ解析部325で解析されたデータを揮発性メモリ313に書き出す。さらに、記録再生装置301の電源が落とされ再度電源が投入されたときに、EPGデータを再取得することなく番組表を表示できるように、EPGデータを不揮発性メモリ319へバックアップする。
EPGデータベース327は、EPGデータ解析部325で解析されたEPGデータに収められている各種・複数の放送番組情報(例えば、番組の開始時刻、終了時刻、放送時間長、チャンネル、タイトル、詳細情報、番組の属するジャンル)を整理する。さらに、EPGを利用する上位モジュールである録画予約部328、システム制御部322、及び表示系制御部323に対しEPGデータを参照及び利用するための各種API(Application Programming Interface)を提供する。
次に、所定の条件に基づいて編集作成された、記録済み放送番組一覧表からの再生動作について説明する。
ユーザは、図7に図示した何れかのリモートコントローラ303(又は、両装置301,304に配設されている図示しない本体の操作部)の操作を行い、HDD312に記録されている記録済み放送番組一覧表を、表示装置304に表示させる。ユーザは、表示された記録済み放送番組一覧表から希望する放送番組を選択し、再生の指示を送る。これらの処理は、例えば、リモートコントローラ303から送信される赤外線又は電波信号をリモートコントローラインターフェース316が受信し、CPU310へその命令内容を送ることによって実行される。
CPU310は、再生を要求された放送番組をHDDコントローラ311経由でHDD312から読み出し、読み出し用バッファ315にビットストリームを蓄える。MPEGデコーダ314は、読み出し用バッファ315に蓄えられたビットストリームを読み出し、MPEGの復号処理を行う。復号処理されたデジタル映像信号は、OSD318でその他の文字表示等と合成される。さらに、D/A変換器317でデジタル映像信号がアナログ映像信号に変換される。そして、外部の表示装置304に出力され、表示装置304に映像が表示される。
次に、記録再生装置301によるEPG情報の取得方法について説明する。ここでは、放送波の特定チャンネルのVBIにEPGのデータが重畳されて送られてくる場合について説明する。
テレビチューナー305が1つのみしか搭載されていない記録再生装置301においては、放送されている番組の録画及び視聴が行われているときはテレビチューナー305が使用されており、EPGが重畳されているチャンネルを受信できないことがある。そのため、記録再生装置301の電源が見かけ上落とされているような、例えば、スタンバイ状態のときに、EPGデータを受信する。なお、EPG受信専用に別途テレビチューナー305を設けたり、複数のテレビチューナー305を適時切り替えたりする方法が採用されている場合は、記録再生装置301に電源が入った状態や動作時においても、EPGデータの受信が可能になる。
ここで、本実施の形態に係る記録再生装置301は、テレビチューナー305を1つのみ搭載しているので、スタンバイ状態でEPGデータを受信する。今、記録再生装置301がスタンバイ状態であり、かつEPGが放送されている時間になったとする。EPGが重畳された放送波はアンテナ302で受信される。テレビチューナー305によってEPGが重畳されたチャンネルに同調され、スライサー309が映像信号のVBIに重畳されたEPGデータを抜き出す処理を行う。
本実施の形態では、EPGデータは、データを細やかなパケットに分割して送信するものであり、また、各パケットにはパケットに入っている情報の種類を示すパケットIDが付されている。また、パケットに入っている情報は、必要に応じて暗号化処理が施されており、容易に内容を閲覧したり、改ざんしたりできないようにしてもよい。さらには、各パケットは、データサイズを圧縮するために圧縮処理も行われている。
EPGデータ解析部320においては、上記処理が行われたEPGデータに対して、パケットの種類ごとにパケットのデータを分類するパケット解析、暗号化されているEPGデータに対して解読を行う暗号解読処理、また、圧縮されたEPGデータに対して伸張し、もとのEPGデータに戻す伸張処理を適時行う。
以上の処理がEPGデータに対してEPGデータ解析部320で行われ、EPGデータ解析部320で取得された各種・複数の放送番組情報は、揮発性メモリ313に記録される。
揮発性メモリ313に記録された当該各種・複数の放送番組情報は、記録再生装置301の電源が切られると消去される。したがって、次回の電源起動後には、揮発性メモリ313に記録していたEPGデータを利用できない。このため、揮発性メモリ313に記録された各種・複数の放送番組情報は、例えば、HDD312又は不揮発性メモリ319にバックアップのための記録が行われる。したがって、HDD312および不揮発性メモリ319は、放送番組のEPGデータから取得した各種・複数の放送番組情報(又は、録画履歴情報)を格納する記憶部と把握できる。
当該バックアップは、EPGデータを取得し、データ解析が終了した後に行う。一方、バックアップしたEPGデータは、次回の電源起動時に揮発性メモリ313に書き戻すリストア処理が行われる。これらEPGデータのバックアップとリストア処理を行うのが、EPGデータバックアップ部326である。
EPGデータバックアップ部326は、HDD312又は不揮発性メモリ319にEPGデータをバックアップする際に、EPGデータのデータサイズを抑制するための圧縮処理やデータの秘匿性を高めるための暗号化処理を行う。また、EPGデータバックアップ部326は、HDD312又は不揮発性メモリ319から揮発性メモリ313へEPGデータを戻すリストア処理として、圧縮されたEPGデータの伸張処理や、暗号化されたEPGデータの復号化を行う。揮発性メモリ313に記録されたEPGデータは、EPGデータベース327によって、さらに利用しやすいデータ形式に展開処理が行われる。
また、EPGデータベース327は、展開したEPGデータを、上位モジュールである録画予約部328、システム制御部322、表示系制御部323、番組推奨部329に対して、APIによってデータ内容を提供する。このAPIにはデータベースの構築APIが含まれ、この構築APIをコールすることによってEPGデータベース327はEPGデータを揮発性メモリ313上に展開する。
次に、記録再生装置301で利用する録画履歴情報について説明する。なお、上記の通り、放送番組のEPGデータから各種・複数の放送番組情報(記録済み放送番組のジャンル、記録済み放送番組の時刻情報、記録済み放送番組のタイトル等)が取得される。そして、これらの各種・複数の放送番組情報は、HDD312等の記録部に記録される。これらの各種・複数の放送番組情報において、特に録画済み(または録画中)放送番組に関するものを、録画履歴情報と称する。
記録再生装置301においては、過去の録画履歴情報をユーザの嗜好を示すデータとして番組の推奨に利用する。録画履歴情報は、過去に録画した番組のタイトル、チャンネル、及び録画(放送)開始時刻、並びに、現在録画している番組の放送開始時刻及び終了時刻、ジャンル、出演者、エンコードパラメータ等の情報を含む。これらの録画履歴情報は、EPGデータ解析部320等により、記録済み放送番組に係るEPGデータから取得できる。
所定の放送番組の録画が開始されると、当該所定の放送番組に関する録画履歴情報は、不揮発性メモリ319に記録される。録画履歴情報に含まれる番組数は、装置が行うデータ処理の都合上、有限とされており、例えば、最新の内容から順に所定個数(例えば、1000個)分保持されているものとする。所定個数を超えた分についての録画番組情報は、古いものから順次削除される。また、録画履歴情報の個数を、録画日時(例えば、1年間)等の他の条件によって制限してもよい。
図9は、本実施の形態に係る記録再生装置301の動作(記録済み放送番組一覧表)を示すフローチャートである。本実施の形態においては、記録済み放送番組一覧表の編集・作成処理は、HDD312にインストールされているソフトウェアに従って、CPU310が実行する。
図9において、記録済み放送番組一覧表の編集・作成は、例えば、EPGの受信及び解析処理後に開始される(STEP701)。記録済み放送番組一覧表の編集・作成においては、最初にユーザの嗜好データである録画履歴情報(記録済み放送番組に関する複数の放送番組情報)の統計処理を行う。具体的に、所定数の記録済み放送番組のジャンル情報および前記時間情報を用いて、ジャンル別および時間別の統計処理を行い、統計処理の結果と予め設定されているポイントテーブルとに基づいて、所定数の記録済み放送番組の各々に、ポイントが付与される。そして、付与されたポイントに基づいて、記録済み放送番組一覧表における、タイトルの表示位置を決定する(当該統計処理、ポイント付与および記録済み放送番組一覧表作成の内容は、以下の図9のフロー説明により、より明白となる)。
そのために、不揮発性メモリ319内に録画履歴情報が存在するか否かをチェックする(STEP702)。録画履歴情報が無ければエラー内容を表示して(STEP719)、記録済み放送番組一覧表の決定処理を終了する(STEP720)。
STEP702において録画履歴情報が存在すれば、録画履歴情報から1番組分の録画履歴情報を抽出し(STEP703)、抽出した放送番組のジャンル解析(STEP704)及び放送開始時間帯解析を実行する(STEP705)。STEP704、STEP705の解析においては、一致した放送開始時間帯及びジャンルについてのカウントを1増加させる。
なお、本実施の形態においては、放送開始時間帯が、「早朝」、「朝」、「昼」、「夕方」、「夜」、及び「深夜」の6種類からなる場合を説明する。ここで、「早朝」は5:00以降8:00より前(時刻を「時:分」で表記する。以下同様に表示する。)、「朝」は8:00以降12:00より前、「昼」は12:00以降16:00より前、「夕方」は16:00以降19:00より前、「夜」は19:00以降23:00より前、「深夜」は23:00以降5:00より前とする。
ある番組の放送開始時刻が20:00であり、ジャンルが「音楽」であれば、放送開始時間帯「夜」のポイント(カウント)を1つ上げ、また、ジャンル「音楽」のポイントを1つ上げる動作を行う。この処理を、録画履歴情報として記録されている番組のすべてに対して行う(STEP703〜705)。ただし、解析処理を、録画履歴情報として記録されている番組の予め決められた範囲(期間)等に対して行うように設定することもできる。
記録済み放送番組の全てについて、上記統計処理結果に基づいたポイント付加処理を行う。そして、当該ポイント付加処理が終了すれば、放送開始時間帯及びジャンル等についての順位付けを行う(STEP706)。例えば、ユーザが過去に録画した放送番組が、図10に示されるもの(録画履歴番号1〜40の40番組)であったとする。当該図10に示す各記録済み放送番組に対して上記ポイント付加処理を行い、順位判定を行う。すると、図11に示される順位判定結果が得られる。
また、図11に示されるように、ジャンルについては、図10の40番組中の14番組の「ドラマ」が第1位、9番組の「バラエティ」が第2位、8番組の「音楽」が第3位、5番組の「映画」の第4位、4番組の「アニメ」が第5位となる。また、図12に示されるように、放送開始時間帯については、図10の40番組中の15番組の「夜」が第1位、13番組の「深夜」が第2位、5番組の「夕方」が第3位、4番組の「昼」が第4位、3番組の「朝」が第5位となる。
ここまでが、所定数の記録済み放送番組のジャンル情報および時間情報を用いた、ジャンル別および時間別の統計処理である。
次に、順位付けされた各評価項目(ここでは、ジャンルと放送開始時間帯)の構成要素に対して、例えば、図13に示される、予め設定しておいたポイントテーブルを用いてポイントを割り当てる。図13において、予め設定しておいた評価項目であるジャンルについては、第1位に50点、第2位に40点、第3位に30点、第4位に20点、第5位に10点を割り当てている。また、図13に示されるように、予め設定しておいた評価項目である放送開始時間帯については、第1位に25点、第2位に20点、第3位に15点、第4位に10点、第5位に5点を割り当てている。
図12に示される評価項目(ジャンルと放送開始時間帯)の構成要素の順位と、図13に示される評価項目(ジャンルと放送開始時間帯)の構成要素の順位に付けられたポイントテーブルとから、図14に示されるような評価項目の構成要素ごとにポイントを付したマッピングされたポイント付与表を得ることができる(STEP707)。
つまり、統計処理の結果と予め設定されているポイントテーブル(図13)とに基づいて、所定数の記録済み放送番組の各々に、ポイントが決定する。
なお、本実施の形態では、番組を推奨するにあたって、ユーザの嗜好は、放送開始時間帯よりジャンルに影響をより強く受けるものとして、ポイント配分及び順位差によるポイントの差を大きくしている。また、本実施の形態では、放送時間情報として、放送開始時間情報を用いているが、放送終了時間情報や、放送時間の中間の時点の時間情報等の他の情報を採用してもよい。
次に、録画履歴情報に含まれる番組がジャンル別(より厳密に言えば、ジャンルの構成要素ごと)にどのような分布を示しているか解析するジャンル別割当解析を実行する(STEP708)。録画履歴情報が図10に示されるものである場合には、「ドラマ」が14番組、「バラエティ」が9番組、「音楽」が8番組、「映画」が5番組、「アニメ」が4番組録画されている。録画履歴番組の合計が40番組なので、図14に示されるように、ジャンルの各構成要素について、「ドラマ」が35%(=14÷40)、「バラエティ」が22.5%(=9÷40)、「音楽」が20%(=8÷40)、「映画」が12.5%(=5÷40)、「アニメ」が10%(=4÷40)の割合が算出される。
また、記録再生装置301が推奨する番組数を10番組に設定すると(例えば、ユーザ設定による)、上記割合に推奨する番組数である10番組を乗じ、小数点以下を切り捨てると、ジャンルの各構成要素に対する割当番組数が決まる。図10の例では、「ドラマ」が3番組(=Int(0.35×10))、「バラエティ」が2番組(=Int(0.225×10))、「音楽」が2番組(=Int(0.2×10))、「映画」が1番組(=Int(0.125×10))、「アニメ」が1番組(=Int(0.1×10))のように決定される。
すなわち、記録履歴情報に含まれる番組の総番組数をNaとし、ジャンルの構成要素ごとの番組数をNm(m=1,2,…)とし、記録済み放送番組一覧表数をNrとしたときに、(Nm/Na)×Nrの小数点以下を切り捨てた整数値を、ジャンルの各構成要素に対する割当番組数として用いる。なお、ここでは録画履歴情報におけるジャンルの各構成要素の割合から推奨する番組のジャンルの各構成要素別の割当番組数を求めるときに、推奨する番組数の合計が10番組を超えないように小数点以下の切り捨てを行い、推奨する番組を9番組選出した。推奨すべき番組数として設定した値は10番組であるので、残り1番組については、「ドラマ」、「バラエティ」、「音楽」、「映画」、「アニメ」のジャンル構成要素以外から選出する方法、予め設定されたジャンルの構成要素から番組を選出する方法、又は、残り1番組を選出しない方法などを選択することができる。
次に、EPG情報から推奨する番組の抽出を開始する。まず、記録再生装置301に放送予定番組のEPG情報が存在することを確認し(STEP709)、EPG情報が無ければエラー表示して(STEP719)、記録済み放送番組一覧表の決定処理を終了する(STEP720)。STEP709において、EPG情報が存在すれば、EPG情報から番組を1つ抽出する(STEP710)。
次に、上記図10〜14を用いて説明した方法により、抽出した番組の評価を行う。番組の評価にはSTEP707で求めた図13に示されるポイントテーブルを用いる。抽出した番組について、まずジャンルの評価を行い、図11のポイントテーブルに一致するジャンルが存在すれば、抽出した番組のポイントとして、一致したジャンルのポイントが加算される(STEP711)。さらに、抽出した番組について、放送開始時間帯についても評価を行い、図13のポイントテーブルに一致する時間帯が存在すれば、抽出した番組のポイントとして、一致した時間帯のポイントが加算される(STEP712)。これらのポイントの合計値が、抽出した番組の総ポイントとなる。
図9におけるSTEP710からSTEP712までの工程を所定数のEPGデータのすべての番組について実行する(所定数の記録済み放送番組において、各記録済み放送番組に関する放送番組情報を用いた統計処理)。そして、終了すれば、獲得したポイントが上位の番組を所定の数だけ抽出するポイント上位番組抽出処理を実行する(STEP713)。
上記の通り、統計処理の結果と予め設定されているポイントテーブル(図13)とに基づいた、所定数の記録済み放送番組の各々にポイントを付与する処理である。
次に、抽出した上位番組に対して、ジャンルの構成要素毎に割当てられた割当番組数を越えた番組が存在する場合、割当番組数を超えたジャンルの構成要素の下位の抽出番組を記録済み放送番組一覧表候補から削除するジャンル別割当番組数制限処理を行う(STEP714)。例えば、ジャンル別割当解析(STEP708)で説明すると、ジャンルの構成要素「ドラマ」については3番組を越えないように、「バラエティ」については2番組を越えないように、「音楽」については2番組を越えないように、「映画」については1番組を越えないように、「アニメ」については1番組を越えないように、記録済み放送番組一覧表の数をジャンルの構成要素毎に制限する処理を行う。
上記ジャンル別割当番組数制限処理(STEP714)によって選出する番組数が削減され、それによって記録済み放送番組一覧表数として規定していた番組数、ここでは10番組より不足する場合(STEP715)は、再度ポイント上位番組抽出処理(STEP713)に戻り、目的とする記録済み放送番組一覧表数から不足する数の番組を追加する。
以上のSTEP713からSTEP715までの処理を繰り返し、抽出した番組を不揮発性メモリ319に記録済み放送番組一覧表として保存し(STEP718)、記録済み放送番組一覧表の決定処理を終了する(STEP720)。すなわち、上記決定(付与)されたポイントに基づいて、各録画済み番組放送のタイトル表示位置が決定された、記録済み放送番組一覧表を作成する。
なお、HDMIケーブル等により表示装置とリンク接続した場合の、上記記録再生装置301の動作について、図15,16,17を用いて説明する。ここで、図面の都合上、一連のフローを図15〜17に分割している。STEP501〜STEP507およびSTEP601〜STEP608は、図15に示す。STEP508〜STEP515およびSTEP609〜STEP613は、図16に示す。さらに、STEP516〜STEP522およびSTEP614〜STEP620は、図17に示す。
図15〜17のフローにおいて、左側が表示装置、右側が記録再生装置の動作フローを示す。ここで両方のフローは点線のコマンド授受によってシステムとして連携動作するように構成されている。また、記録再生装置の電源が当初OFFの状態であるが、再生リストコマンドキー押下(STEP502)により表示装置側からのコマンド指示によって電源がONされる点については実施の形態1および2の説明と同じである。
実施の形態1および2で説明したように、記録再生装置301で作成された記録済み放送番組一覧表を一旦表示装置304に表示する。その後、ユーザから、よりユーザ嗜好に記録済み放送番組一覧表を編集・作成(STEP511)することができる記録再生装置301に、ジャンル/ユーザ別表示コマンドが送信(STEP512)される。これは、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表の再表示操作である第一の操作が、たとえば表示装置304側のリモートコントローラ303に施されたと把握できる。
STEP512で送信されるコマンドには、1:現在視聴中のCH情報、2:ユーザ識別情報、3:再生リストの種類(3-1:視聴中番組と同ジャンル、3-2:録画履歴の新しい順、3-3:記録済み放送番組一覧表Pointの高い順、3-4:過去の再生回数の多い順、(3-1は3-2、3-3、3-4との組合せも可))の情報も含まれる。これにより、当該コマンドを受信した記録再生装置301は、図9から図14にて示した記録再生装置301の動作に従い、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を編集・作成する。そして、記録再生装置301は、当該ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を表示装置304に送信し、表示装置304では、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を再表示(STEP514)する。
なお、当該ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を表示装置304に表示する際、OSD画面にて、当該ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を表示しても良い。
なお、上記では、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を編集・作成する方法として、図10〜14を用いて説明した統計処理に基づいた方法を採用した。しかしながら、次の方法により、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を作成することもできる。すなわち、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表の表示を要求する操作が、表示装置304側のリモートコントローラ303に施されたとする(第一の操作が施されたとする)。すると、当該第一の操作時において、表示装置304にて表示されている放送番組のチャンネル情報を、HDMIケーブル等の通信手段を経由して記録再生装置301に送信する。
すると、記録再生装置301は、受信した前記チャンネル情報に関するジャンル情報を取得する。具体的に、記録再生装置301は、EPG解析部325を用いて、受信したチャンネル情報にて特定されるチャンネルにより表示される放送番組のジャンル情報を取得する。さらに、記録再生装置301は、当該取得したジャンル情報と同じジャンル情報である、記録済み放送番組のタイトル名を、記憶部312等から抽出する。そして、記録再生装置301は、当該抽出したタイトル名のみが表示されるように、当該タイトル名を用いて、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を作成する。
つまり、過去に録画した放送番組のうち、第一の操作時に表示装置304に表示されている放送番組のジャンルと同じジャンルの放送番組をピックアップする。そして、当該ピックアップした放送番組に基づいて、ユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を編集・作成する。なお、現在テレビで視聴中の放送番組と同じジャンルの過去の記録済み放送番組を、視聴履歴の新しい順番に表示させても良い。ユーザがサッカー等の番組を視聴中のケースでは、過去の録画履歴の中からサッカーに関する記録済み放送番組一覧表が視聴履歴の新しい順に、表示装置304においてOSD表示で表示される。
なお、表示された記録済み放送番組一覧表の中から所定の放送番組を選択する。これにより、当該所定の放送番組の再生を記録再生装置301に指示することができる。また、当然録画再生終了時点においては、元のテレビ番組のチャンネル視聴状態(上記ではサッカー)に自動復帰(STEP522)するものである。
なお、同一ジャンルに限らず、次の方法によりユーザ嗜好の記録済み放送番組一覧表を編集・作成してもよい。すなわち、記録再生装置は、HDD312などの記憶部から録画履歴情報を抽出する。そして、当該録画時間情報に基づいて録画済み番組放送名の表示位置が決定された、記録済み放送番組一覧表を作成する。つまり、記録再生装置301は、HDD312から記録済み放送番組のタイトル名と当該記録済み放送番組の時間情報とを抽出する。そして、記録再生装置301は、当該抽出した時間情報に基づいて、記録済み放送番組一覧表における、各タイトル名の表示位置を決定する。具体的に、記録日時が新しい記録済み放送番組のタイトル名ほど、当該一覧表の先頭に位置させる。
なお、図10〜14に基づく方法により作成され、かつ、ジャンル情報および次感受応報をも考慮して作成された記録済み放送番組一覧表の一例を、図18に示す。
なお、元々EPGデータには番組名の情報以外に、出演者、ストーリのあらまし等の詳細情報が付随されている事が多い。そこで、次に示すように、記録済み放送番組一覧表から、一の放送番組(所定の記録済み放送番組)を選択し、当該所定の記録済み放送番組の詳細情報を、表示装置304に表示させても良い(図19,20,21)。
記録再生装置301のEPG解析部325は、放送番組のEPGデータから放送番組に関する詳細情報を取得することができる。そして、HDD312等の詳細情報記録部では、各放送番組に対応して、当該取得した詳細情報を記録することができる。記録済み放送番組一覧表に列記されている、所定の記録済み放送番組の詳細情報の表示を求める第二の操作が施された、表示装置304側のリモートコントローラ303は、詳細情報要求信号を発信する。当該詳細情報要求信号を受信した表示装置304は、HDMIケーブル等の通信手段を通じ、当該詳細情報要求信号を記録再生装置301に送信する(図20のSTEP524)。
上記詳細情報要求信号を受信した記録再生装置301は、受信した詳細情報要求信号に応じて、所定の記録済み放送番組に関する詳細情報を、上記詳細情報記録部から抽出する。その後、記録再生装置は、当該抽出した所定の記録済み放送番組に関する詳細情報を、通信手段を経由して表示装置304に送信する(図20のSTEP622)。
その後、詳細情報を受信した表示装置304は、所定の記録済み放送番組に関する詳細情報を表示する(STEP525)。例えばユーザは、当該表示された詳細情報を確認した後、視聴したい場合はそのまま視聴する(STEP527)ことができる。なお、図19〜21の詳細情報の表示指示から詳細情報表示までの工程以外の工程は、図15〜17の場合と同じである。
なお、上記図15〜17および図19〜21の例では、HDMI等によりリンク接続されたデータ情報によって、(ユーザ嗜好の)記録済み放送番組一覧表あるいは番組の詳細情報を、記録再生装置301から表示装置304に送信する。そして、表示装置304は、記録再生装置301から送信されたコンテンツを、OSDによって現在視聴中の放送番組における画面上の一部領域に重ねて表示させる。
また、本実施の形態では、表示装置304側のOSDを用いて、上記録画番組リストをOSD表示させた。しかし、記録再生装置301側のEE画面を表示し、記録再生装置側のOSDにより上記記録済み放送番組一覧表や詳細情報を表示させても良い。特に、記録再生装置301から表示装置304へのデータ情報送付がメーカ違いや、新旧の機種が異なる事によって、データ互換性が無い場合も多い。その場合は、現在視聴中のチャンネル情報や、ユーザが特定される場合の使用ユーザの情報、上記記録済み放送番組一覧表や詳細情報の表示指示は、記録再生装置301に送信し、記録再生装置301側は搭載された放送受信部(テレビチューナー)305のチャンネルを、表示装置304における視聴中のチャンネルにあわせる。さらに、記録再生装置301に搭載されたOSDを用いて、上記記録済み放送番組一覧表や詳細情報の表示を行うとともに、表示装置304の表示入力切替画面を記録再生装置301側に切換える。これにより、表示装置304側のOSDを用いた場合と同様の効果を得る事ができる。
ただし、この場合は、表示切換時にタイムラグが発生する。このため、記録再生装置301のOSD表示が完了した後、表示装置304側は、記録再生装置301からの表示完了もしくはスタンバイ完了情報を受け、表示装置304の表示切換を行う事が望ましい。また、上記記録済み放送番組一覧表や詳細情報の表示や、これら表示に基づく録画した番組の再生が完了した際には、表示装置304の設定を元の状態に戻す事で、ユーザの煩雑な動作を省略させる事ができることは言うまでも無い。
ユーザは、表示装置304で記録済み放送番組一覧表の一覧を見て、記録済み放送番組一覧表を知ることができる。また、ユーザは、表示装置304で記録済み放送番組一覧表の一覧を見ながら、記録済み放送番組一覧表の一覧上にハイライトを移動させる等の操作を行い、決定ボタンを押す等の操作によって、録画予約や視聴予約ができるように装置を構成することもできる。さらに、記録再生装置304は、ユーザの嗜好、ジャンル情報、放送番組の記録日時等に基づいて、記録済み放送番組一覧表を編集・再作成することもできる。
従来では、ユーザが表示装置側から記録再生装置を制御して記録済み放送番組一覧を表示する際に、現在視聴中の放送番組に関連した記録済み放送番組一覧や、ユーザの嗜好に合わせた記録済み放送番組一覧を表示させる事ができなかった。
しかし、本実施の形態では、記録済み放送番組一覧において、ユーザが最近の録画履歴から選択したい場合は録画が新しい順番になる記録済み放送番組一覧により選択する事ができる他、現在視聴中の番組と同一ジャンルにおける記録済み放送番組一覧を選択したい場合は視聴中の番組と同一ジャンルの一覧から選択でき、特段に一覧表示方法に関する要求がない場合記録再生装置が自動的に算出したユーザの嗜好ポイントの高い順による記録済み放送番組一覧から選択できるような効果が得られる。
また、従来では、表示装置からの操作において、ユーザが記録済み放送番組一覧における放送番組の詳細情報を見ることができなかった。
本実施の形態では、記録済み放送番組一覧から録画した番組の詳細情報も表示させる事ができる。したがって、記録済み放送番組一覧自体の利便性や有用性の非常に高いものを表示提供できる。
一方、図22に示すように、複数の記録再生装置341,342,343が表示装置340に接続されている構成を想定する。この場合でも、表示装置側リモートコントローラ(図示せず)から記録済み放送番組一覧表の表示指示信号を受信した表示装置340は、まず表示装置340は、HDMIケーブル等の通信手段を介した、各記録再生装置341〜343との情報やりとりを行う。これにより、表示装置340は、複数の記録再生装置341〜343の電源のON/OFF状況を確認し、電源がON状態である記録再生装置341〜343を選ぶ。また、表示装置340には、記録再生装置341〜343に関する優先度情報が設定されている。
次に、表示装置340は、上記優先度情報の優先度に基づいて決定された、一の記録再生装置341〜343で作成された、記録済み放送番組一覧表を表示する。つまり、予め設定されている優先順位に従い、表示装置340は、優先順位の高い記録再生装置341〜343から記録済み放送番組一覧表を取り出す。ここで、上記において、表示装置340は、電源がONである記録再生装置341〜343を認識している。したがって、表示装置340は、電源がONである記録再生装置341〜343の中から、上記優先度情報の優先度に基づいて、優先順位の高い一の記録再生装置341〜343を決定し、当該決定した一の記録再生装置で作成された記録済み放送番組一覧表を表示するようにしても良い。
たとえば、図22において、記録再生装置341が電源がOFFであり、記録再生装置342,343が電源ONであるとする。そして、表示装置340には、記録再生装置341の優先順位が最も高く、次いで記録再生装置342の優先順位が高く、記録再生装置343の優先順位が最も低い、優先情報が予め設定されているとする。この場合、表示装置340は、優先度が最も高い記録再生装置341の電源がOFFであるので、次に優先度が高く、電源がONである記録再生装置342を選択する。そして、表示装置340は、当該記録再生装置342から記録済み放送番組一覧表を取り出し、当該取り出した記録済み放送番組一覧表を表示する。
従来では、複数の記録再生装置が接続されていた場合、ユーザが所定の記録再生装置を毎回指定する必要があった点にあったが、表示装置が上記優先情報を有している場合、その必要性が無くなる。
また、上記各形態において、本発明に係る放送番組視聴システムを利用するユーザが複数いる場合には、記録再生装置は、ユーザ毎に記録済み放送番組を管理することができる。表示装置側リモートコントローラに対して、ユーザ選択操作が施されたとする(第二の操作の実施)。すると、当該表示装置は、当該第二の操作により特定されるユーザ識別情報信号をHDMIケーブル等の通信手段を経由して、記録再生装置に送信する。当該ユーザ識別情報信号を受信した記録再生装置は、当該ユーザ識別情報信号により特定される所定のユーザに関する、記録済み放送番組一覧表を作成する。表示装置は、記録再生装置から、当該所定のユーザに関する記録済み放送番組一覧表を抽出し、これを表示する。
たとえば、図23に示すように、表示装置の表示部344の一部には、記録済み放送番組一覧表345が表示されている。ここで、当該表示されている記録済み放送番組一覧表345の上部には、特定ユーザに対応した識別マークMoが選択可能に表示されている。大量の放送番組を保管できる記録再生装置においては、家族で1台の記録再生装置を利用するケースが多い。この場合、当該1台の記録再生装置には、保管番組や録画履歴・予約情報等を、「パパ」「ママ」「**チャン」「**君」といった特定ユーザの識別フラグにより分けて管理されている。
上記複数のユーザの記録済み放送番組を管理している記録再生装置を備える放送番組視聴システム、表示装置側リモートコントローラを用いて、ユーザの選択を行う。たとえば、図23の記録済み放送番組一覧表345上部には、矢印の左右方向マークが表示されており、当該リモートコントローラの左右キーを操作して、上記識別マークMoを変化させる。そして、所定のユーザに関する識別マークMoが表示された場合は、当該リモートコントローラを用いて、決定処理を行う(当該、識別マークMo変更および決定処理が上記第二の処理と把握できる)。すると、表示装置は、第二の処理により生成されたユーザ識別情報信号を、HDMIケーブル等を介し記録再生装置に送信する。
上記ユーザ識別情報信号を受信した記録再生装置は、上記で選択された所定のユーザに限定した記録済み放送番組一覧表を編集・作成する。そして、記録再生装置は、当該作成された記録済み放送番組一覧表を、HDMIケーブル等を介して表示装置へ送信する。結果として、表示装置には、所定のユーザに限定した記録済み放送番組一覧表が表示される。
従来では、複数のユーザが放送番組視聴システムを利用している場合において、特定のユーザが録画した、当該特定のユーザ限定の記録済み放送番組一覧を表示させる事ができなかった。
しかし、上記により、複数のユーザが放送番組視聴システムを利用する場合における、表示装置を使用中のユーザに限定された範囲での記録済み放送番組一覧も表示できる。なお、上記と同様に、記録済み放送番組一覧から録画した番組の詳細情報も表示させる事ができる。したがって、記録済み放送番組一覧自体の利便性や有用性の非常に高いものを表示提供できる。
なお、本発明では、記録するためのドライブとしてハードディスクドライブ(HDD)について言及していが、光ディスクドライブであっても、メモリカードであっても良い事は言うまでもない。また、HDDがATAPI(ATAパケットインターフェイス)等を介して、記録再生装置から分離されていても良い。
また、本発明では、記録再生装置と表示装置が別々の筐体に分かれた形態で示されている。しかし、これら二つの装置が1つの筐体内に配設されても良い。この場合、両装置を結ぶ情報通信手段も一の筐体内に配設される。一の記録再生装置と一の表示装置とが一の筐体内に配設され、当該一の記録再生装置と他の表示装置との間を、HDMIケーブル等の通信手段でリンク接続しても良い。
なお、本発明は、たとえば、デジタル放送を受信表示するデジタル放送対応液晶テレビと、HDMI等の双方向でデータ送受信可能なインターフェイスで相互に接続されたHDD内蔵DVD(Digital Versatile Disk)レコーダーに適用できる。
101,304,340,344 表示装置、102,301,343 記録再生装置、103 HDMIケーブル、104,121 アンテナ、105,122 チューナー部、106,123 復調・誤り訂正部、107 デコード部、108 入力切換部、109 映像音声表示部、110,126,310 CPU、111,127 ROM、112,128 RAM、113,129 CPUバス、114,130,303 リモートコントローラ、115,131 リモートコントローラ受光部、116,132 HDMIインターフェイス部、117,133 CECライン、124 デコード部、125 蓄積部、134,345 記録済み放送番組一覧表、320 EPG部、321 エンコーダ/デコーダ制御部、322 システム制御部、328 録画予約部、323 表示系制御部、329 番組推奨部、324 EPG制御部、325 EPGデータ解析部、326 EPGデータバックアップ部、327 EPGデータベース。