JP4229194B2 - 推奨番組抽出装置、及び推奨番組抽出方法 - Google Patents

推奨番組抽出装置、及び推奨番組抽出方法 Download PDF

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Description

本発明は、放送番組に関する番組情報を用いて放送予定の放送番組の中から推奨番組(例えば、録画推奨番組や視聴推奨番組等)を抽出する推奨番組抽出装置及び推奨番組抽出方法に関するものである。
放送番組の録画方法には、過去に録画した番組の録画履歴の中から番組情報を読み出し、この読み出した番組情報と同じ情報を持つ番組を放送予定情報の中から検索し、この検索結果に基づいて予約録画するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、他の録画方法には、ユーザーの操作履歴からユーザーの嗜好を把握し、ユーザーの嗜好に適合する番組を検索し、この検索結果に基づいて予約録画するものがある(例えば、特許文献2参照)。さらに他の録画方法には、ユーザーが録画予約を希望する番組の条件を予め指定し、放送予定情報を定期的に検索し、条件に当てはまる番組を自動的に録画する方法もある(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−257974号公報(段落0029−0031、図1) 特開2001−86420号公報(段落0056−0057、図1、図12) 特開平7−121935号公報(段落0014−0016、図1)
しかしながら、上記した従来の方法では、過去の記録・再生履歴、過去の操作履歴、又は予約手段からユーザーにより入力された内容に基づいて録画する番組が推奨されるに過ぎず、ユーザーの嗜好や興味に応じた番組又は録画価値のある番組が推奨されることが少ないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザーの嗜好や興味に応じて又は放送番組自体の価値に応じて放送予定の放送番組の中から推奨する放送番組を自動抽出できる推奨番組抽出装置及び推奨番組抽出方法を提供することである。
本発明に係る推奨番組抽出装置は、入力された放送信号を所定の記録媒体に記録する記録手段と、放送番組に関する番組情報を取得する番組情報取得手段と、ポイントテーブルを記憶する記憶手段と、前記ポイントテーブルを用いて、放送予定の放送番組毎にポイントの合計値を算出し、前記算出されたポイントの合計値に基づいて、前記放送番組に関する番組情報から、推奨する放送番組を抽出する制御手段と、を備える推奨番組抽出装置であって、前記ポイントテーブルは、前記放送予定の放送番組毎の番組情報と前記推奨番組抽出装置に予め設定されたポイント付与基準情報とに基づいて、前記放送予定の放送番組毎にポイントを与える評価項目を有し、前記評価項目は、前記放送予定の放送番組の放送時間長、及び/又は前記放送予定の放送番組の詳細情報の文字数であることとしたものである。
本発明に係る推奨番組抽出方法は、入力された放送信号を所定の記録媒体に記録する記録ステップと、放送番組に関する番組情報を取得する番組情報取得ステップと、ポイントテーブルを記憶する記憶ステップと、前記ポイントテーブルを用いて、放送予定の放送番組毎にポイントの合計値を算出し、前記算出されたポイントの合計値に基づいて、前記放送番組に関する番組情報から、推奨する放送番組を抽出する制御ステップとを備える推奨番組抽出方法であって、前記ポイントテーブルは、前記放送予定の放送番組毎の番組情報と前記推奨番組抽出方法において予め設定されたポイント付与基準情報とに基づいて、前記放送予定の放送番組毎にポイントを与える評価項目を有し、前記評価項目は、前記放送予定の放送番組の放送時間長、及び/又は前記放送予定の放送番組の詳細情報の文字数であることとしたものである。
本発明に係る推奨番組抽出装置または推奨番組抽出方法によれば、放送予定の放送番組毎の番組情報と予め設定されたポイント付与基準情報とに基づいて、放送予定の放送番組毎にポイントを与える評価項目を有し、評価項目を放送予定の放送番組の放送時間長、及び/又は放送予定の放送番組の詳細情報の文字数としているので、録画価値の低い番組を強制的に推奨しない、もしくは、録画価値の高い番組を強制的に推奨することができるという効果が得られる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による推奨番組抽出装置1(又は実施の形態1による推奨番組抽出方法を実施できる装置)の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、推奨番組抽出装置1は、外部のアンテナ2に接続されたTV(テレビ)チューナ5と、A/D(アナログ/デジタル)変換器6と、MPEG(Moving Picture Experts Group)エンコーダ7と、記録用バッファ8と、電子番組情報(EPG(Electric Program Guide)情報)を抽出するスライサー9と、CPU10と、HDD(ハードディスクドライブ)コントローラ11と、HDD12と、リモコン(遠隔操作装置)3からの信号を受信するリモコンI/F(インターフェース)16と、不揮発性メモリ19とを有している。また、推奨番組抽出装置1は、読み出し用バッファ15と、MPEGデコーダ14と、OSD(On−Screen Display)18と、モニター4にアナログ映像信号を出力するD/A(デジタル/アナログ)変換器17と、揮発性メモリ13とを有している。図1に示されるように、実施の形態1においては、推奨番組抽出装置1が、ハードディスク記録再生装置である場合を説明しているが、推奨番組抽出装置1は、DVD等の他の情報記録媒体を用いた記録装置、又は、パーソナルコンピュータ等のような他の装置であってもよい。また、推奨番組抽出装置1がパーソナルコンピュータである場合には、実施の形態1の推奨番組抽出方法を実行可能にするためのソフトウェアプログラムを記録した情報記録媒体を用いて、又は、通信回線を介してのダウンロードにより、パーソナルコンピュータにソフトウェアをインストールすることによって、本発明の推奨番組抽出方法を実行可能にすることができる。
図1において、TVチューナ5は、アンテナ2を介して放送番組(放送信号)を受信する。TVチューナ5は、指定されたチャンネルに同調する機能を有し、同調したチャンネルの映像信号及び音声信号をA/D変換器6へ出力する。A/D変換器6は、TVチューナ5からのアナログ映像信号及び音声信号をデジタル信号へ変換する。MPEGエンコーダ7は、デジタル化されたデジタル映像信号に対しMPEGによる圧縮処理を行い、圧縮されたデータであるビットストリームを出力する。HDD12は、MPEGエンコーダ7が出力するビットストリームの蓄積を行う。HDDコントローラ11は、HDD12を制御するためのコントローラであって、ビットストリームの書き込み及び読み出しを制御する。記録用バッファ8は、ビットストリームをHDD12に書き込む際に、MPEGエンコーダ7が出力するビットストリームが欠けることなく記録できるように設けられたバッファである。
MPEGデコーダ14は、MPEG圧縮されたビットストリームの復号化を行い、非圧縮なデジタル映像信号に変換する。読み出し用バッファ15は、MPEGデコーダ14が必要とするビットストリームを予め先読みし蓄えておくことで復号処理におけるデータのアンダーフローの発生を抑制する。OSD18は、MPEGデコードされたデジタル映像信号に文字や画像データを重畳させるための描画デバイスである。D/A変換器17は、デジタル映像信号をモニター4が表示可能なアナログ映像信号に変換する。
スライサー9は、放送波のVBI(Vertical Blanking Interval)に重畳されたEPGの抽出を行う。リモコンI/F16は、リモコン3からの制御信号を受け、CPU10に伝える。CPU10は、実施の形態1の推奨番組抽出装置1の制御を行うと共に、各種データの変換処理等も行う。また、CPU10には、電源供給状態で情報を記録しておくことのできる揮発性メモリ13と、電源が落とされた状態でも情報を記録しておくことができ、次回の起動時に記録しておいた情報を読み出すことが可能な不揮発性メモリ19が接続されている。不揮発性メモリ19には、受信したEPGデータや、番組推奨部29(後述する図2に示す)で抽出された推奨番組や、過去に録画された番組の放送開始時刻やジャンル等の情報を録画履歴として記録する。
図2は、実施の形態1のCPU10で動作するソフトウェアの構成を示すブロック図である。図2に示されるように、CPU10が実行するソフトウェア構成には、EPG部20と、エンコーダ/デコーダ制御部21と、システム制御部22と、録画予約部28と、表示系制御部23と、番組推奨部29とが含まれる。EPG部20は、EPG制御部24と、EPGデータ解析部25と、EPGデータバックアップ部26と、EPGデータベース27とから構成されている。
エンコーダ/デコーダ制御部21は、MPEGエンコーダ7及びMPEGデコーダ14の制御を行う。システム制御部22は、本体に設けられた操作ボタン(図示せず)からの入力やリモコンI/F16からの入力、及び、推奨番組抽出装置1の状態を基にして、推奨番組抽出装置1の状態制御を行う。表示系制御部23は、推奨番組抽出装置1の状態に応じて本体に設けられた表示部(図示せず)及びOSD18を経由して外部のモニター4に状態等の表示を行う。録画予約部28は、ユーザーが設定した録画予約処理を行い、予約が設定されたときに既に予約されている情報と重複が生じてないかチェックを行い、予約内容を不揮発性メモリ19に記録する。
また、過去に録画した放送番組に関する番組情報である録画履歴情報(例えば、放送開始時刻、ジャンル等)についても不揮発性メモリ19に記録する。EPG制御部24は、EPGの取得やEPGデータの表示等のように、EPGの状態に応じてEPGデータ解析部25、EPGデータバックアップ部26、及びEPGデータベース27の制御を行う。
EPGデータ解析部25は、スライサー9により抽出されたEPGデータの解析処理を行う。番組推奨部29は、過去に録画された番組を統計処理し、その結果を用いて、放送予定番組に関する情報を含むEPGデータから、推奨する番組を決定する。番組推奨部29の詳細な動作については後述する。
EPGデータ解析部25は、VBI内にパケット化されて伝送されるEPGデータをパケット単位に分割し、パケットの種類ごとに分類を行うパケット解析、暗号化されて送られてくるEPGデータの暗号を解く暗号解読、送信データ容量を抑制するように圧縮されたEPGデータを伸張する伸張処理を行う。EPGデータバックアップ部26は、EPGデータ解析部25で解析されたデータを揮発性メモリ13に書き出すと共に、推奨番組抽出装置1の電源が落とされ再度電源が投入されたときにEPGデータを再取得することなく番組表を表示できるようにEPGデータを不揮発性メモリ19へバックアップする。EPGデータベース27は、EPGデータ解析部25で解析されたEPGデータに収められている各種情報(例えば、番組の開始時刻、終了時刻、放送時間長、チャンネル、タイトル、詳細情報、番組の属するジャンル)を整理すると共に、EPGを利用する上位モジュールである録画予約部28、システム制御部22、及び表示系制御部23に対しEPGデータを参照及び利用するための各種API(Application Programming Interface)を提供する。
次に、推奨番組抽出装置1の動作について説明する。まず、推奨番組抽出装置1により番組を録画する場合について説明する。録画する番組に関する予約情報は、既に設定され不揮発性メモリ19に記録されているものとする。通常、待機状態の推奨番組抽出装置1において、予約番組の録画開始時刻が近づくと(例えば、録画開始時刻の3分前等になると)予めタイマー起動するように設定されたシステム制御部22が起動し、さらに各種モジュール(エンコーダ/デコーダ制御部21、録画予約部28、表示系制御部23等のすべてのモジュール)や各構成要素(MPEGエンコーダ7、MPEGデコーダ14、HDD12等の推奨番組抽出装置1内のすべての要素)に対して起動するように指示を送り、さらにエンコーダ/デコーダ制御部21に対してMPEGエンコーダ7を録画待機状態にするように指示を行う。録画開始時刻になると、アンテナ2で受信された放送波はTVチューナ5で予約番組のチャンネルに同調され、映像及び音声情報が取り出される。さらに、A/D変換器6はアナログ映像信号を、例えば、Rec656規格等に対応したデジタル映像信号に変換する。MPEGエンコーダ7は、デジタル映像信号に対してMPEG圧縮を行う。MPEGエンコーダ7から出力されるビットストリームは、一旦記録用バッファ8に蓄えられ、蓄えられた順にHDDコントローラ11が制御するHDD12に書き込まれる。
次に、推奨番組抽出装置1の再生動作について説明する。ユーザーは、リモコン3(又は、図示しない本体の操作部)の操作を行い、HDD12に記録されている番組の一覧を、例えば、モニター4に表示させる。ユーザーは、表示された番組一覧から希望する番組を選択し、再生の指示を送る。これらの処理は、例えば、リモコン3から送信される赤外線又は電波信号をリモコンI/F16が受信し、CPU10へその命令内容を送ることによって実行される。CPU10は、再生を要求された番組をHDDコントローラ11経由でHDD12から読み出し、読み出し用バッファ15にビットストリームを蓄える。MPEGデコーダ14は、読み出し用バッファ15に蓄えられたビットストリームを読み出し、MPEGの復号処理を行う。復号処理されたデジタル映像信号は、OSD18でその他の文字表示等と合成され、さらにD/A変換器17でデジタル映像信号がアナログ映像信号に変換され、外部のモニター4に出力され、モニター4に映像が表示される。
次に、推奨番組抽出装置1によるEPG情報の取得方法について説明する。ここでは、放送波の特定チャンネルのVBIにEPGのデータが重畳されて送られてくる場合について説明する。TVチューナ5が1つのみしか搭載されていない推奨番組抽出装置1においては、放送されている番組の録画及び視聴が行われているときはTVチューナ5が使用されており、EPGが重畳されているチャンネルを受信できないことがある。そのため、推奨番組抽出装置1の電源が見かけ上落とされているような、例えば、スタンバイ状態のときに、EPG情報を受信する。なお、EPG受信専用に別途TVチューナ5を設けておいたり、複数のTVチューナ5を適時切り替えたりする方法が採用されている場合は、推奨番組抽出装置1に電源が入った状態や動作時においても、EPGデータの受信が可能になる。
実施の形態1の推奨番組抽出装置1は、TVチューナ5を1つのみ搭載しているので、スタンバイ状態でEPGデータを受信する。今、推奨番組抽出装置1がスタンバイ状態であり、かつEPGが放送される時間になったとする。EPGが重畳された放送波はアンテナ2で受信され、TVチューナ5によってEPGが重畳されたチャンネルに同調され、スライサー9が映像信号のVBIに重畳されたEPGデータを抜き出す処理を行う。実施の形態1におけるEPGデータは、データを細かなパケットに分割して送信するものであり、また、各パケットにはパケットに入っている情報の種類を示すパケットIDが付されている。また、パケットに入っている情報は、必要に応じて暗号化処理が施されており、容易に内容を閲覧したり、改ざんしたりできないようにしてもよい。さらには、各パケットは、データサイズを圧縮するために圧縮処理も行われている。EPGデータ解析部20においては、上記処理が行われたEPGデータに対して、パケットの種類ごとにパケットのデータを分類するパケット解析、暗号化されているEPGデータに対して解読を行う暗号解読処理、また、圧縮されたEPGデータに対して伸張し、もとのEPGデータに戻す伸張処理を適時行う。以上の処理がEPGデータに対してEPGデータ解析部20で行われ、揮発性メモリ13に記録される。
揮発性メモリ13に記録されたEPGデータは、推奨番組抽出装置1の電源が切られると消去され、次回の電源起動時に揮発性メモリ13に記録していたEPGデータを利用できない。このため、揮発性メモリ13に記録されたEPGデータは、例えば、HDD12又は不揮発性メモリ19にバックアップのための記録が行われる。バックアップは、EPGデータを取得し、データ解析が終了した後に行う。一方、バックアップしたEPGデータは、次回の電源起動時に揮発性メモリ13に書き戻すリストア処理が行われる。これらEPGデータのバックアップとリストア処理を行うのがEPGデータバックアップ部26である。EPGデータバックアップ部26は、HDD12又は不揮発性メモリ19にEPGデータをバックアップする際に、EPGデータのデータサイズを抑制するための圧縮処理やデータの秘匿性を高めるための暗号化処理を行う。また、EPGデータバックアップ部26は、HDD12又は不揮発性メモリ19から揮発性メモリ13へEPGデータを戻すリストア処理として圧縮されたEPGデータの伸張処理や、暗号化されたEPGデータの復号化を行う。揮発性メモリ13に記録されたEPGデータは、EPGデータベース27によって、さらに利用しやすいデータ形式に展開処理が行われる。また、EPGデータベース27は、展開したEPGデータを、上位モジュールである録画予約部28、システム制御部22、表示系制御部23、番組推奨部29に対して、APIによってデータ内容を提供する。このAPIにはデータベースの構築APIが含まれ、この構築APIをコールすることによってEPGデータベース27はEPGデータを揮発性メモリ13上に展開する。
次に、推奨番組抽出装置1で利用する録画履歴情報について説明する。推奨番組抽出装置1においては、過去の録画履歴をユーザーの嗜好を示すデータとして番組の推奨に利用する。録画履歴情報は、過去に録画した番組のタイトル、チャンネル、録画開始時刻、録画している番組の開始時刻及び終了時刻、ジャンル、出演者、エンコードパラメータ等の情報であり、番組の録画が開始されると、上記内容を不揮発性メモリ19に記録する。録画履歴情報は処理の都合上記録される個数を有限とし、例えば、最新の内容から順に所定個数(例えば、1000個)分保持されているものとする。所定個数を超えた分についての録画番組情報は、古いものから順次削除される。また、録画履歴情報の個数を、録画日時(例えば、1年間)等の他の条件によって制限してもよい。
図3は、実施の形態1による推奨番組抽出装置1の動作(又は、実施の形態1による推奨番組抽出方法)を示すフローチャートである。実施の形態1においては、推奨すべき番組の決定処理を、ソフトウェアによって実行している。図3に示されるように、推奨番組の抽出は、例えば、EPGの受信及び解析処理後に開始される(ステップS101)。推奨番組の抽出においては、最初にユーザーの嗜好データである録画履歴情報の統計処理を行う。そのために、まず録画履歴情報が存在するか否かをチェックする(ステップS102)。録画履歴情報が無ければエラー内容を表示して(ステップS118)、推奨すべき番組の決定処理を終了する(ステップS119)。録画履歴情報が存在すれば、録画履歴情報から1番組分の情報を抽出し(ステップS103)、抽出できれば抽出した番組のジャンル解析(ステップS104)及び放送開始時間帯解析を実行する(ステップS105)。この解析においては、一致した放送開始時間帯及びジャンルに対してカウントを1増加させる。例えば、ある番組の開始時刻が、20:00(時刻を「時:分」で表記する。
以下同様に表示する。)であり、ジャンルが「音楽」であれば、時間帯「20:00〜21:00」のカウント(ポイント)を1つ上げ、また、ジャンル「音楽」のカウントについても1つ上げる動作を行う。この解析作業を録画履歴情報として記録されている番組のすべてに対して行う。録画履歴情報にあるすべての番組について統計処理が終了すれば、時間帯及びジャンルについての順位付けを行う(ステップS106)。例えば、図4のポイントテーブルに示されるように、統計処理の結果、録画された番組のジャンルの頻度の順位を第1位「ドラマ」、第2位「クイズ」、第3位「野球」、第4位「映画」、及び第5位「音楽」と決定したとすると、それらに予め与えられているポイントの分布、すなわち、第1位について50点、第2位について40点、第3位について30点、第4位について20点、第5位について10点が割り当てられる。また、放送時間帯についても同様に統計処理で求められた第1位「21:00〜22:00」、第2位「22:00〜23:00」、第3位「23:00〜24:00」、第4位「20:00〜21:00」、及び第5位「8:00〜9:00」の各時間帯に対して、予め与えられたポイントの分布、すなわち、第1位について25点、第2位について20点、第3位について15点、第4位について10点、第5位について5点がそれぞれ割り当てられる。実施の形態1においては、番組を推奨するにあたって、ユーザーの嗜好は、放送時間帯よりもジャンルによって大きな影響を受けるものとして、ジャンルに対するポイント配分及びジャンルにおける順位毎のポイントの差を大きくしている。また、放送時間帯情報として、放送開始時間帯情報を用いているが、放送終了時間帯情報や、放送時間の中間の時点の時間帯情報等の他の情報を採用してもよい。
次に、EPG情報から推奨する番組の抽出を開始する。まず、推奨番組抽出装置1に放送予定番組のEPG情報が存在することを確認し(ステップS108)、EPG情報が無ければエラー表示して(ステップS118)、推奨すべき番組の決定処理を終了する(ステップS119)。ステップS108においてEPG情報が存在すれば、EPG情報から番組を1つ抽出する(ステップS109)。抽出した番組についてジャンルを確認し(ステップS110)、有意なジャンルに分類されていなければ(例えば、ジャンルが「その他」や「該当なし」等の所定の内容である場合)、番組情報のタイトルや詳細情報に対してキーワード解析を実行する(ステップS111)。ステップS111で行うキーワード解析においては、図5に示すようなジャンルとキーワードの対応表に示されたキーワードについてキーワード解析を行い、対応するジャンルがあれば(ステップS112)、ジャンル変更を行う。例えば、番組詳細情報にキーワード「大リーグ」が存在すれば、「その他」に分類されていたジャンルを「野球」に変更する。また、キーワード解析において、キーワードが検出できなかった場合は、ジャンル変更は実行しない。
次に、抽出した番組の評価を行う。番組の評価には図4に示されるポイントテーブルを用いる。抽出した番組について、まずジャンルの評価を行い、図4のポイントテーブルに一致するジャンルが存在すれば、抽出した番組のポイントとして、一致したジャンルのポイントが加算される(ステップS114)。さらに、抽出した番組について、時間帯についても評価を行い、図4のポイントテーブルに一致する時間帯が存在すれば、抽出した番組のポイントとして、一致した時間帯のポイントが加算される(ステップS115)。これらポイントの総和が、抽出した番組の総ポイントとなる。
図3におけるステップS109からステップS115までの工程をEPGデータのすべての番組について終了すれば、獲得したポイントが上位の番組を任意の数だけ抽出し(ステップS116)、不揮発性メモリ19に抽出した番組を推奨番組として保存し(ステップS117)、推奨すべき番組の決定処理を終了する(ステップS119)。
上記動作により抽出された推奨番組は、例えば、ユーザーがリモコン3を操作して「番組推奨」ボタンを押すと、リモコン3からリモコンI/F16を経由してCPU10に信号が伝わり、不揮発性メモリ19に記録されている推奨番組の一覧が読み出され、その情報が表示系制御部23で図形化されOSD18を経由してモニター4に表示される。ユーザーは、モニター4で推奨番組の一覧を見て、推奨番組を知ることができる。また、ユーザーは、モニター4で推奨番組の一覧を見ながら、推奨番組の一覧上にハイライトを移動させる等の操作を行い、決定ボタンを押す等の操作によって、録画予約や視聴予約ができるように装置を構成することもできる。さらに、推奨番組の一覧情報に基づいて、ポイントの上位の決められた数の番組や、所定のポイント以上の番組を、自動的に録画予約や視聴予約するように装置を構成してもよい。
次に、具体的な番組を例示してジャンルが変更される場合を説明する。図6にEPGから抽出した複数の番組情報を示す。図6において、上から3つの番組「プロ野球」、「金曜ドラマ」、及び「大自然紀行」については既に有意なジャンル「野球」、「ドラマ」、及び「ドキュメント」に分類されているので、ジャンルの変更は行わない(図3のステップS110における判定がYesである)。一方、図6において、番組「チャンス」についてはジャンルが「なし」であるので、EPGの中の詳細情報に対してキーワード検索を実行する(図3のステップS111)。図6の例においては、詳細情報の中で、図5に示すジャンル「クイズ」のキーワード「クイズ」が一致するので、この番組「チャンス」はジャンル「クイズ」に分類されるものと判定し(図3のステップS112)、EPGデータ内のこの番組「チャンス」のジャンルを「クイズ」に変更する(図3のステップS113)。また、番組「事件です」についてもジャンルが「なし」であるので、EPGの中の詳細情報に対してキーワード検索を実行する(図3のステップS111)。図6の例においては、詳細情報の中で、図5に示すジャンル「ドラマ」のキーワード「脚本」が一致するので、この番組「事件です」はジャンル「ドラマ」に分類されるものと判定し(図3のステップS112)、EPGデータ内のこの番組「事件です」のジャンルを「ドラマ」に変更する(図3のステップS113)。
このようにジャンルを変更し、変更したジャンルを用いて行った評価結果を図7(a)に示す。また、ジャンル変更を行わない比較例の評価結果を図7(b)に示す。図7(a)と図7(b)の比較から理解できるように、図7(b)においてはジャンルが「なし」に分類されているものは番組の内容がいかなるものであっても順位が低くなるという問題がある。これに対し、ジャンルを変更した図7(a)においては、ジャンルが元々「なし」であった番組である「事件です」や「チャンス」についても、キーワード検索によりユーザーの嗜好に一致したジャンルとみなされ、結果として推奨する番組の順位が高くなる。
以上のように構成された推奨番組抽出装置1においては、ユーザーの録画履歴情報を統計的に処理し、ユーザーの嗜好にあった番組ほど強く推奨するので、ユーザーの嗜好にあった番組が推奨される。
また、ユーザーの録画履歴情報と番組情報から自動的に番組を推奨するので、ユーザーに操作上の負担を与えない。
さらに、キーワード検索を利用し有意なジャンルに分類されていない番組を、有意なジャンルに分類し直すことによって、番組がEPG提供者によって有意なジャンルに分類されていないという理由(すなわち、ユーザーの嗜好ではない理由)によって、推奨番組候補になり難くなることを防ぎ、ユーザーの嗜好にあった番組を推奨することができる。
なお、上記説明においては、推奨番組抽出装置1がテレビ放送を記録する録画装置である場合と説明したが、推奨番組抽出装置1は番組情報を伴うラジオ放送を受信し記録する録音装置であってもよい。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2による推奨番組抽出装置の動作(又は、実施の形態2による推奨番組抽出方法)を示すフローチャートである。また、図9は、実施の形態2において番組を推奨するときに使用するポイントテーブルを示す図である。実施の形態2の推奨番組抽出装置のハードウェア構成及びソフトウェア構成は、実施の形態1において説明した図1及び図2の構成とほぼ同じである。したがって、実施の形態2においては、図1及び図2をも参照する。実施の形態2による推奨番組抽出装置は、ポイントの算出方法が、上記実施の形態1による推奨番組抽出装置のポイントの算出方法と相違する。より具体的に言えば、実施の形態2においてはEPG情報から抽出した番組のカテゴリについて変更する機能を省略していること、番組のより詳細な評価を行うために番組に関する情報量、例えば、詳細情報の文字数について評価すること、さらには番組の放送時間の時間長について評価を行うことが追加されている点が、上記実施の形態1の場合と相違する。
図8に示されるステップS201からステップS208までの処理は、実施の形態1の説明に用いた図3に示されるステップS101からステップS108までの処理と同じである。図8のステップS208で推奨番組抽出装置にEPG情報が存在すれば、EPG情報から番組を1つ抽出する(ステップS209)。抽出した番組に対してジャンルの評価を行い(ステップS210)、抽出した番組についてのポイントとして、ジャンルによるポイントを加算する。次に、抽出した番組に対して時間帯についての評価を行い(ステップS211)、抽出した番組についてのポイントとして、時間帯についてのポイントを取得する。さらに、抽出した番組に対して番組の詳細情報の文字数を情報量として評価を行い(ステップS212)、抽出した番組についてのポイントとして、情報量についてのポイントを加算する。さらにまた、抽出した番組に対して番組の放送時間長について評価を行い(ステップS213)、抽出した番組についてのポイントとして、放送時間長についてのポイントを加算する。
以上、ステップS209からステップS213までの工程をEPGデータのすべての番組について終了すれば、獲得したポイントの合計値が上位の番組を任意の数抽出し(ステップS214)、不揮発性メモリ19に抽出した番組を推奨番組として保存し(ステップS215)、推奨番組の決定処理を終了する(ステップS217)。
図9のジャンル、時間帯のポイントは予め設定された値であり、ジャンルの要素及び時間帯の要素についてはステップS203からステップS206までの録画履歴情報の統計処理によって順位付けられたものである。実施の形態2においては、番組を推奨するにあたってユーザーの嗜好はジャンルに最も影響を受けるものとして、ジャンルに対するポイント配分及びジャンルにおける順位毎のポイントの差を大きくしている。また、放送される時間についても、時間帯によって放送される番組の人気や質が違ったり、視聴者の利用もある程度偏りが生じるため、ポイントの配分及び順位差に差を設けている。「時間長」や「情報量」については、「ジャンル」や「時間帯」よりも重要度が低いとみなし、ポイントが低く抑えられている。図9において、「ジャンル」や「時間帯」のポイントは、記録履歴情報に基づいて番組属性にポイントを対応させたものであり、「ジャンル」や「時間帯」のポイントのポイントテーブルを「第2のポイントテーブル」とも言う。また、図9において、「時間長」や「情報量」のポイントは、予め決められたポイントであり、「時間長」や「情報量」のポイントテーブルを「第1のポイントテーブル」とも言う。図9においては、「ジャンル」や「時間帯」に関する第2のポイントテーブルのポイントの最小値を、「時間長」や「情報量」に関する第1のポイントテーブルのポイントの最大値よりも大きくしている。
図10は、実施の形態2による推奨番組抽出装置においてEPGから抽出された番組情報を示す図である。ここで、図10の情報量は番組のタイトル及び解説などが記載されたEPGの詳細情報の文字数をカウントしたものである。図11(a)は、実施の形態2における推奨番組を示す図であり、図10の各番組に対して図9のポイントテーブルを用いて評価した結果が示されている。図11(b)は、実施の形態2の比較例による推奨番組を示す図であり、「時間長」や「情報量」による評価を行わなかった場合を示している。
図11(b)に比較例として示されるように、この3つの番組の評価において「時間長」及び「情報量」について評価を行わなかった場合には、3番組とも150点の同得点になり、これら3番組にポイント上の優劣がつかない。そのため、番組を検索した順序やチャンネルの順序等、本来の評価項目でないものの順番によって順位付けがなされる可能性がある。しかしながら、図11(a)に示されるように、「時間長」及び「情報量」の評価項目を追加することによって、3つの番組についてポイント上の優劣が付き、結果推奨する順位を明確にすることができる。
「時間長」によって評価することの意義は、以下のとおりである。第1に、一般的に、時間の長い番組ほど特別に製作された番組であることが多く、製作にコストのかかった番組であることが多いため録画して保存される場合が多い。第2に、ユーザーの録画装置としての使用においても、長時間番組は視聴者を拘束する時間が長いために、生放送で見ることが困難で、そのためタイムシフト的に視聴するため録画される場合が多い。第3に、5分や10分程度の短い放送時間長を持つ番組は、ニュースや天気予報や簡単な番組紹介などのように一般的に録画してまで視聴されることは少ない。これらの理由から、「時間長」による評価は番組を推奨する評価項目として十分意義を持つものである。
また、EPGの詳細情報の「情報量」については、主に番組の解説などが含まれる番組の詳細情報の文字数を指し、この詳細情報の文字量が多いということは、ユーザーに訴求したい内容がある番組である可能性が高いと判断する。また、番組の解説を作成するにも費用が発生することから、番組の解説にも費用をかけた録画すべき価値の高い番組と評価することができる。このように、「情報量」の項目についても、番組を推奨する評価項目として利用することについての価値は十分あると判断する。
一方、図9で示すように、「時間長」及び「情報量」の項目によって加点されるポイントは最大で8点であり、ジャンルや時間帯によって評価されるポイントより少なくしている(図9の例では1桁少なくしている)。これは、ユーザーが番組を選択するときには、「時間長」や「情報量」よりも「ジャンル」や「時間帯」によって番組を選択することのほうが一般的であるためであり、そのため番組の推奨において「時間長」や「情報量」の項目による影響を少なくしようとしているものである。よって、「時間長」及び「情報量」によって番組の優劣がつくのはジャンルや時間帯によって番組に優劣が付かないような場合に作用するようになっている。ただし、ユーザーの嗜好等により「時間長」や「情報量」によって加点されるポイントを大きくしたり、配分を変えたりすることが可能なように装置を構成してもよい。
以上のように構成された実施の形態2の推奨番組装置においては、番組の放送時間長を番組の録画推奨の順位付けに利用することによって、録画価値のある番組を推奨することができる。
また、番組の情報量を番組の録画推奨の順位付けに利用することによって、録画価値の高い番組を推奨することができる。
さらに、番組の放送時間長を番組の録画推奨の順位付けに利用することによって、長い放送時間を持つことが多い特別番組を録画価値のある番組として優先的に推奨することができる。また、番組の放送時間長を番組の録画推奨の順位付けに利用することによって、短い放送時間を持つことが多い番組を録画価値の低い番組として推奨しないようにすることができる。また、番組の放送時間長を評価するので、特定の時間長を持つ番組を優先的に推奨することも可能である。
さらにまた、番組の情報量を評価することにより、タイトルの文字数が多いものを優先的に推奨することも可能である。
また、番組の放送時間長若しくは番組の情報量によって得られるポイントの最大値を「ジャンル」や「時間帯」等のような一般的な評価項目の順位差による得点差以下にすることによって、一般的な評価を主評価に利用し、番組の放送時間長や情報量を副評価に利用するといった段階的な評価に利用することができる。つまり「ジャンル」及び「時間帯」が同じ番組に対して、時間長や情報量で番組の推奨度を判定することができる。
さらにまた、実施の形態2の推奨番組抽出方法を、実施の形態1の推奨番組抽出装置又は方法に組み合わせてもよい。
なお、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3による推奨番組抽出装置の動作(又は、実施の形態3による推奨番組抽出方法)を示すフローチャートである。また、図13は、実施の形態3による推奨番組抽出装置において用いられるポイントテーブルを示す図である。実施の形態3の推奨番組抽出装置のハードウェア構成及びソフトウェア構成は、実施の形態1において説明した図1及び図2の構成とほぼ同じである。したがって、実施の形態3においては、図1及び図2をも参照する。また、実施の形態3による推奨番組抽出装置は、ポイントの算出方法が、上記実施の形態2による推奨番組抽出装置の場合と相違する。具体的に言えば、実施の形態3においては、番組の評価項目の「時間帯」にさらに副評価項目として「ジャンル」が設けられており、「時間帯」がさらに「ドラマ」、「サッカー」、及び「その他(のジャンル)」に細分化されている点が、上記実施の形態2と相違する。
次に、図12のフローチャートを参照しながら、実施の形態3による推奨番組抽出装置の動作を説明する。ポイントテーブルの作成工程において、図12のステップS301〜S304は、実施の形態2の説明に用いた図8のステップS201〜S204と同じであり、図12のステップS301〜S304,S306,S307はそれぞれ、実施の形態2の説明に用いた図8のステップS201〜S204,S206,S207と同じである。実施の形態3のポイントテーブルの作成工程は、時間帯解析を副評価項目ごと(ジャンル単位)に行うステップS305の処理内容が、実施の形態2のステップS206の処理内容と相違する。例えば、録画履歴情報から抽出した番組が「ドラマ」であれば、「ドラマ」単位で時間帯についての統計処理が、また、EPG情報から抽出した番組が「サッカー」であれば「サッカー」単位で時間帯についての統計処理が行われる。
また、推奨番組抽出のための工程を含む残りの工程に関しては、図12のステップS308〜S310は、実施の形態2の説明に用いた図8のステップS208〜S210と同じであり、図12のステップS312〜S317はそれぞれ、実施の形態2の説明に用いた図8のステップS212〜S217と同じである。実施の形態3の推奨番組抽出のための工程は、時間帯ポイント加算を副評価項目ごと(ジャンル単位)に行うステップS311の処理内容が、実施の形態2のステップS211の処理内容と相違する。例えば、時間帯ポイント加算(ステップS311)においては、図13に示すように副評価項目であるジャンルの「ドラマ」や「サッカー」単位で時間帯のポイント加算を行う。
次に、抽出した番組を例にとって、実施の形態3における動作を説明する。図14は、実施の形態3による推奨番組抽出装置においてEPGから抽出された番組情報を示す図である。図15(a)は、実施の形態3における推奨番組を示す図であり、図14の各番組に対して図13のポイントテーブルを用いて評価したものである。図15(b)は、実施の形態3の比較例による推奨番組を示す図であり、副評価項目を設けずに評価を行った結果である。なお、副評価項目を設けないで行った場合とは、図15(a)において副評価項目を「その他」に統一したものと等しい。
図15(b)の比較例の副評価項目を設けない方法ではジャンルの順位で第2位である「サッカー」に分類されている番組の「Jサッカー」及び「スペインサッカー」は時間帯における獲得ポイントが低いためトータルでも低いポイントになっている。一方、「お笑い道場」はジャンルで順位が第4位と「サッカー」より低いにもかかわらず、「時間帯」で高いポイントを獲得しているため、結果として「Jサッカー」や「スペインサッカー」よりも高いポイントになっている。一方、図15(a)に示す副評価項目を設けた場合においては、「Jサッカー」及び「スペインサッカー」は時間帯の評価においても高いポイントを獲得することができ、結果としてトータルでも高いポイントを獲得することができている。これはジャンルによって主に放送される時間帯が違うためであり、ジャンルごとに時間帯の順位を持つことにより、番組の属するジャンルごとに時間帯の評価を正しく行うことができる。これは別の意味では、一般傾向としてよく録画する時間帯であっても番組の属するジャンルにおいてあまり録画する時間帯でなければ獲得するポイントを低く抑えることができることを意味し、ジャンルと時間帯の両方が一致しないと高いポイントを獲得できないことを示している。
また、一方で「ドラマA」と「推理サスペンス」との比較では、副評価項目を設けないで行った場合、21:00開始の「推理サスペンス」が高いポイントを獲得し、「ドラマA」と9点の差が開いてしまっている(図15(b))。しかし、副評価項目を設けた場合、「ドラマ」の「時間帯」の評価では第1位と第2位は同じポイントが与えられることになっているため、トータルでほぼ同じポイントを獲得できている(図15(a))。これは、一般的に、ドラマのメインとなる放送開始時刻は21:00から22:00までであり、21:00開始番組と22:00開始番組について有意な差がないという現実に一致している。一方で、この時間帯以外でのドラマが放送されることは比較的少なく、それに応じて録画の機会や推奨すべき根拠も少なくすべきであると意図から、第3位以下の時間帯についてはポイントが低くなっている。
実施の形態3においては評価項目と副評価項目の例として「時間帯」と「ジャンル」を例にとったが、評価項目と副評価項目の組み合わせについてはこれに限定されるものでなく、装置で扱える情報形態であれば他の評価項目であってもよい。
以上のように構成された実施の形態3の録画支障番組装置においては、評価項目を副評価項目で細分化することによって番組の評価がより細分化して行うことができるので、ユーザーの嗜好や興味をより適切に反映した番組を推奨することができる。
また、副評価項目ごとにポイントの配分を変えることができるので副評価項目単位で順位差に意味を持たすことができ、番組の推奨順位の差を明確にすることができるので、ユーザーの嗜好や興味をより反映した番組を推奨することができる。
さらに、評価項目と副評価項目の2項目からポイントを決めるため、一方が高いような番組が推奨されてしまうという不都合を防ぐことができる。
さらにまた、実施の形態3の推奨番組抽出方法を、実施の形態1の推奨番組抽出装置又は方法に組み合わせてもよい。
なお、実施の形態3において、上記以外の点は、上記実施の形態1又は2の場合と同じである。
本発明の推奨番組抽出装置及び推奨番組抽出方法によれば、番組属性と所定のキーワードとの対応情報と放送番組に関する番組情報とを用いて、放送番組の番組属性を変更した後に、録画履歴情報に基づいて作成されたポイントテーブルを用いて、放送予定の放送番組毎に、番組属性に対応するポイントの合計値を算出し、算出されたポイントの合計値に基づいて推奨する放送番組を抽出するので、ユーザーの嗜好や興味を反映した放送番組を推奨することができる。
また、本発明の他の推奨番組抽出装置及び推奨番組抽出方法によれば、放送予定の放送番組の番組情報の情報量及び/又は放送予定の放送番組の放送時間長にポイントを対応させた第1のポイントテーブルを用いて、放送予定の放送番組毎に、番組属性に対応するポイントの合計値を算出し、算出されたポイントの合計値に基づいて推奨する放送番組を抽出するので、録画価値のある番組を推奨することができる。
本発明の実施の形態1乃至3による推奨番組抽出装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1乃至3による推奨番組抽出装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による推奨番組抽出装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による推奨番組抽出装置において用いられるポイントテーブルを示す図である。 実施の形態1による推奨番組抽出装置において用いられるジャンルとキーワードの対応表を示す図である。 実施の形態1による推奨番組抽出装置においてEPGから抽出された番組情報を示す図である。 (a)は、実施の形態1における推奨番組を示す図であり、(b)は、比較例における推奨番組を示す図である。 本発明の実施の形態2による推奨番組抽出装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による推奨番組抽出装置において用いられるポイントテーブルを示す図である。 実施の形態2による推奨番組抽出装置においてEPGから抽出された番組情報を示す図である。 (a)は、実施の形態2における推奨番組を示す図であり、(b)は、比較例における推奨番組を示す図である。 本発明の実施の形態3による推奨番組抽出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3による推奨番組抽出装置において用いられるポイントテーブルを示す図である。 実施の形態3による推奨番組抽出装置においてEPGから抽出された番組情報を示す図である。 (a)は、実施の形態3における推奨番組を示す図であり、(b)は、比較例における推奨番組を示す図である。
符号の説明
1 推奨番組抽出装置、 2 アンテナ、 3 リモコン、 4 モニター、 5 TVチューナ、 6 A/D変換器、 7 MPEGエンコーダ、 8 記録用バッファ、 9 スライサー、 10 CPU、 11 HDDコントローラ、 12 HDD、 13 揮発性メモリ、 14 MPEGデコーダ、 15 読み出し用バッファ、 16 リモコンI/F、 17 D/A変換器、 18 OSD、 19 不揮発性メモリ、 20 EPG部、 21 エンコーダ/デコーダ制御部、 22 システム制御部、 23 表示系制御部、 24 EPG制御部、 25 EPGデータ解析部、 26 EPGデータバックアップ部、 27 EPGデータベース、 28 録画予約部、 29 番組推奨部。

Claims (6)

  1. 入力された放送信号を所定の記録媒体に記録する記録手段と、
    放送番組に関する番組情報を取得する番組情報取得手段と、
    ポイントテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記ポイントテーブルを用いて、放送予定の放送番組毎にポイントの合計値を算出し、前記算出されたポイントの合計値に基づいて、前記放送番組に関する番組情報から、推奨する放送番組を抽出する制御手段と、
    を備える推奨番組抽出装置であって、
    前記ポイントテーブルは、
    前記放送予定の放送番組毎の番組情報と前記推奨番組抽出装置に予め設定されたポイント付与基準情報とに基づいて、前記放送予定の放送番組毎にポイントを与える評価項目を有し、
    前記評価項目は、前記放送予定の放送番組の放送時間長、及び/又は前記放送予定の放送番組の詳細情報の文字数であること
    を特徴とする推奨番組抽出装置。
  2. 前記放送予定の放送番組に対する前記評価項目の値が大きい場合には、当該放送番組を優先して推奨すること
    を特徴とする請求項1に記載の推奨番組抽出装置。
  3. 前記放送予定の放送番組対する前記評価項目の値が小さい場合には、当該放送番組を推奨しないこと
    を特徴とする請求項1に記載の推奨番組抽出装置。
  4. 入力された放送信号を所定の記録媒体に記録する記録ステップと、
    放送番組に関する番組情報を取得する番組情報取得ステップと、
    ポイントテーブルを記憶する記憶ステップと、
    前記ポイントテーブルを用いて、放送予定の放送番組毎にポイントの合計値を算出し、前記算出されたポイントの合計値に基づいて、前記放送番組に関する番組情報から、推奨する放送番組を抽出する制御ステップとを備える推奨番組抽出方法であって、
    前記ポイントテーブルは、前記放送予定の放送番組毎の番組情報と前記推奨番組抽出方法において予め設定されたポイント付与基準情報とに基づいて、前記放送予定の放送番組毎にポイントを与える評価項目を有し、
    前記評価項目は、前記放送予定の放送番組の放送時間長、及び/又は前記放送予定の放送番組の詳細情報の文字数であること
    を特徴とする推奨番組抽出方法。
  5. 前記放送予定の放送番組に対する前記評価項目の値が大きい場合には、当該放送番組を優先して推奨すること
    を特徴とする請求項4に記載の推奨番組抽出方法。
  6. 前記放送予定の放送番組に対する前記評価項目の値が小さい場合には、当該放送番組を推奨しないこと
    を特徴とする請求項4に記載の推奨番組抽出方法。
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