JP5151855B2 - ラベル印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベルに印刷データを印刷するラベル印刷装置に関する。
従来、ラベルに印刷データを印刷するラベル印刷装置が各種提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の発明では、剥離紙にセンサマークが設けられており、定形領域からなるラベルはそのセンサマークが一部隠蔽されるように、剥離紙に粘着している。したがって、ラベルが剥離紙から剥がされた場合には、センサマークが全部露出することになる。そして、ラベル印刷装置は、センサマークが一部隠蔽されているか、全部露出しているかを検出することができ、センサマークが一部隠蔽されているときのみ、印刷を実行している。こうすることによって、当初はラベルが粘着されており、そのラベルが剥がされた場合に、誤ってそのラベルがあった位置に印刷をしてしまうことを防止できる。
特開2007−237536号公報
ところで、ラベルには、定形領域と定形領域以外の定形外領域とからなるものがある。このようなラベルにおいては、通常、剥離紙に粘着されたラベルの定形領域に印刷データを印刷し、その後、その定形領域が剥離紙から剥がされる。そして、従来、定形領域に印刷するか否かはユーザが設定していた。したがって、誤って印刷済みの定形領域に重ねて印刷され、又は、印刷後に定形領域が剥がされて、その領域に誤って印刷がされてしまうという問題点があった。特許文献1の方法では、上述したように各定形領域にセンサマークを設けることによって誤印刷を防止できるものの、どの定形領域が印刷済みか否かを判断するためにはラベル全体を読み取って各センサマークを検出する必要がある。したがって、ラベル全体を読み取るのに時間がかかり、それに伴い各定形領域が印刷済みか否かを判断するのに時間がかかってしまうという問題点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、定形領域と定形領域以外の定形外領域とからなるラベルに印刷データを印刷するラベル印刷装置において、各定形領域が印刷済みか否かを迅速に判断できるラベル印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1のラベル印刷装置は、1つ以上の定形領域及びその定型領域以外の領域である定形外領域とからなるラベルの前記定形領域の少なくとも1つに印刷データを印刷する印刷手段を備えるラベル印刷装置において、前記ラベルは、前記定形外領域の一部に各定形領域に対応したマーク領域を備え前記印刷手段は、前記定形領域が印刷されていることを示す定形印刷済マークを、前記マーク領域に、前記定形領域に印刷データを印刷するのと同時に印刷し、前記定形印刷済マークを検出する検出手段をさらに備え、前記印刷手段は、前記検出手段によって前記定形印刷済マークが検出された場合には、その定形印刷済マークに対応する前記定形領域に印刷データを印刷せず、前記定形外領域のうちの前記マーク領域以外の領域が前記印刷手段により印刷データを印刷可能な余白領域であって、前記印刷手段は、前記検出手段によって、全ての前記定形領域に対応する前記定形印刷済マークが検出された場合には、前記余白領域に印刷データを印刷することを特徴とする。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項に記載の発明の構成に加え、前記印刷手段は、前記マーク領域に、前記余白領域が印刷されていることを示す余白印刷済マークを、前記余白領域への印刷データの印刷と同時に印刷することを特徴とする。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項に記載の発明の構成に加え、前記印刷手段は、前記余白領域を複数に分割した分割領域ごとに印刷データを印刷するとともに、前記余白印刷済マークを前記各分割領域に対応させて印刷することを特徴とする。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項に記載の発明の構成に加え、前記印刷手段は、前記分割領域に印刷データを印刷するときには、その印刷データの印刷レイアウトの枠線も併せて印刷することを特徴とする。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項又はに記載の発明の構成に加え、前記検出手段は、前記余白印刷済マークを検出可能であって、前記印刷手段は、前記検出手段によって、前記余白印刷済マークが検出された場合には、その余白印刷済マークに対応する前記分割領域には印刷データを印刷しないことを特徴とする。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ラベルは、前記ラベルにおける前記定形領域の位置及び前記分割領域の位置を示す位置情報が異なる複数の種類があり、前記ラベルの種類を示すラベル種類情報に対応付けて、前記位置情報を記憶する記憶手段と、印刷データを印刷しようとする前記ラベル種類情報を取得する取得手段とをさらに備え、前記印刷手段は、前記取得手段によって取得された前記ラベル種類情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されている前記位置情報を参照して、その位置情報で示される位置にある前記定形領域又は前記分割領域に印刷データを印刷することを特徴とする。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記検出手段によって前記定形印刷済マークが検出されていない前記定形領域、又は、前記余白印刷済マークが検出されていない前記分割領域の中から、前記印刷手段が印刷データを印刷する領域を設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項1のラベル印刷装置によれば、ラベルは、定形外領域の一部に各定形領域に対応したマーク領域を備えている。そして、印刷手段は、そのマーク領域に、前記定形領域が印刷されていることを示す定形印刷済マークを、前記定形領域に印刷データを印刷するのと同時に印刷する。したがって、次回、印刷するときに、定形外領域の一部であるマーク領域を読み取って、定形印刷済マークの有無を判断することによって、各定形領域が印刷済みか否かを迅速に判断できる。そして、その定形印刷済マークをセンサーで検出することによって、誤って印刷済みの定形領域に重ねて印刷され、又は、印刷後に定形領域が剥がされて、その領域に誤って印刷がされてしまうのを防止できる。
また、定形領域が複数ある場合であっても、各定形領域に対応させて定形印刷済マークが印刷されるので、次回、印刷するときに、どの定形領域が印刷済みなのかを判断できる。なお、定形印刷済マークはマーク領域に印刷されるので、定形領域が無駄になることはない。さらに、定形印刷済マークは、定形領域に印刷データを印刷するのと同時に印刷されるので、時間が無駄に費やされることがない。
また、誤って印刷済みの定形領域に重ねて印刷され、又は、印刷後に定形領域が剥がされて、その領域に誤って印刷がされてしまうのを防止できる。
また、定形領域が全部印刷されているときには、余白領域に印刷データが印刷されるので、ラベルを経済的に用いることができる。また、マーク領域には印刷データが印刷されないので、検出手段は、定形印刷済マークが印刷されているか否かを確実に検出できる。
また、請求項のラベル印刷装置によれば、余白領域が印刷されたときには、余白領域が印刷されていることを示す余白印刷済マークも印刷される。したがって、請求項に記載の発明の効果に加え、次回、印刷するときに、その余白印刷済マークをセンサーで検出することによって、誤って印刷済みの余白領域に重ねて印刷され、又は、印刷後に余白領域が剥がされて、その領域に誤って印刷がされてしまうのを防止できる。また、余白印刷済マークは、マーク領域に印刷されるので、センサーは定形印刷済マークと余白印刷済マークとを略同時に検出できる。したがって、迅速に、余白領域が印刷済みか否かを判断できる。また、余白印刷済マークは、マーク領域に印刷されるので、印刷データを印刷可能な余白領域が減ってしまうことがない。さらに、余白印刷済マークは、余白領域への印刷データの印刷と同時に印刷されるので、時間が無駄に費やされることがない。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項に記載の発明の効果に加え、余白領域が複数に分割された分割領域ごとに印刷データが印刷されるので、余白領域を無駄無く利用することができる。また、余白印刷済マークは、各分割領域と対応されて印刷されるので、次回、印刷するときに、その余白印刷済マークをセンサーで検出することによって、誤って印刷済みの分割領域が印刷され、又は、印刷後に分割領域が剥がされて、その領域に誤って印刷がされてしまうのを防止できる。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項に記載の発明の効果に加え、印刷済みの分割領域をラベルから分離しやすくなる。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項又はに記載の発明の効果に加え、誤って印刷済みの分割領域が印刷され、又は、印刷後に分割領域が剥がされて、その領域に誤って印刷がされてしまうのを防止できる。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項のいずれかに記載の発明の効果に加え、ラベルにおける定形領域の位置及び分割領域の位置を示す位置情報が異なる複数の種類のラベルに印刷することができるので、使い勝手が良い。この際、取得手段によって取得されたラベル種類情報に対応されて記憶手段に記憶されている位置情報が参照されて、その位置情報で示される位置にある定形領域又は分割領域に印刷データを印刷するので、誤った位置に印刷データが印刷されてしまうことがない。
また、請求項のラベル印刷装置は、請求項のいずれかに記載の発明の効果に加え、ユーザはどの定形領域又は分割領域に印刷データを印刷するのかを設定できる。また、設定できる定形領域又は分割領域は、未印刷なので、誤って印刷済みの定形領域又は分割領域が印刷されてしまうのを防止できる。
以下、本発明に係るラベル印刷装置の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態のラベル印刷装置10の印刷対象物は、1つ以上の定形領域及びその定型領域以外の領域である定形外領域とからなるラベルである。また、本実施形態では、ラベルは、定形外領域の端部に各定形領域に対応した各マーク領域を含む全マーク領域を備えている。そして、定形外領域のうちの全マーク領域以外の領域が余白領域としている。
先ず、ラベル印刷装置10の構成を図1〜図3を参照して説明する。図1は本実施形態のラベル印刷装置10の機械的構成の概略を示した平面図であり、図2はラベル印刷装置10の機械的構成の概略を示した側面図である。また、図3は、ラベル印刷装置10の電気的構成の概略を示したブロック図である。図1〜図3に示すように、ラベル印刷装置10は、載置台11、CCDイメージセンサ12、印字ヘッド13、キャリッジ14、ガイド部材15、記憶装置16、入力装置17、表示装置18、制御回路19及びキャリッジモータ20を備えている。
載置台11は、直方体形状をしており、ラベルに印刷データを印刷する際に、そのラベルを載置するための台である。載置台11の表面である載置面11aには、ラベルを載置するための位置決めマーク11bが記されている。そして、ユーザは、ラベルの四隅を位置決めマーク11bに合わせることによって、ラベルを載置台11に載置する。
CCDイメージセンサ12は、図1に示す載置台11の幅方向全体に延設された矩形状のセンサであり、端部がキャリッジ14に連結されている。そのCCDイメージセンサ12は、後述するラベルのマーク領域に、定形領域が印刷されていることを示す定形印刷済マーク及び余白領域が印刷されていることを示す余白印刷済マークが印刷されているか否かを検出するために、制御回路19からの信号に基づいて、マーク領域を撮像するものである。マーク領域を確実に撮像するために、図2に示すように、CCDイメージセンサ12は、載置面11aと対向し且つ近接した位置に設置されている。なお、CCDイメージセンサ12に代えて、CMOSイメージセンサ等、マーク領域を撮像できるセンサーであるならば、どの種類のセンサーを用いても良い。
印字ヘッド13は、図1に示す載置台11の幅方向全体に延設された矩形状のインクジェット式の印字ヘッドであり、端部がキャリッジ14に連結されている。その印字ヘッド13は、インクを吐出して、制御回路19から送信される印刷データをラベルに印刷するとともに、定形印刷済マーク又は余白印刷済マークをマーク領域に印刷するものである。印字ヘッド13から吐出されたインクがラベルの正しい位置に滴下されるように、図2に示すように、印字ヘッド13は、載置面11aと対向し且つ近接した位置に設置されている。キャリッジ14は、キャリッジモータ20と機械的に連結されている。また、ガイド部材15は、図1に示す載置台11の長さ方向に延設されている。そして、キャリッジ14は、そのガイド部材15に嵌め込まれている。また、キャリッジモータ20は、キャリッジ14がガイド部材15に沿って図2に示す載置台11の長さ方向に可動するように、制御回路19からの可動信号を受けて回転するモータである。上述したように、CCDイメージセンサ12及び印字ヘッド13は、キャリッジ14に連結されているので、キャリッジ14の可動にともなって、載置台11の長さ方向に可動することになる。
記憶装置16には、ラベルの種類を示すラベル種類情報に対応付けて、ラベルにおける定形領域の位置及び余白領域を分割した分割領域の位置を示す位置情報が記憶されている。また、記憶装置16には、ラベル種類情報に対応付けて、各定形領域に対応したマーク領域の位置、及び、各分割領域に対応したマーク領域の位置が記憶されている。このラベル種類情報は、例えば、「000」〜「999」までの3つの数字の組み合わせからなる。その他、「A社製のラベル」、「B社製のラベル」・・・というように、ラベルの製造会社をラベル種類情報としてもよい。
入力装置17は、キーボード、マウス等である。ユーザはこの入力装置17を用いて、制御回路19に様々な信号を入力することができる。表示装置18は、ブラウン管や液晶ディスプレイなどであり、制御回路19からの指示に基づいたデータを表示する。
制御回路19は、内部にCPU191、ROM192、RAM193が図示しないバスを介して相互に接続されている。そして、CPU191は、ROM192に記憶されているプログラムにしたがってラベルに印刷データを印刷する印刷処理を実行する。なお、RAM193は印刷処理の過程でデータを一時的に記憶する役割を担う。
次に、ラベル印刷装置10の印刷対象物となるラベルについて説明する。図4は、複数あるラベルの種類のうちの一種類のラベル1aを示した図である。図4に示すように、ラベル1aは、3つの定形領域2a〜2cと、定形外領域3とからなる。また、定形外領域3の端部には全マーク領域5を備えている。その全マーク領域5の最上部(図4の上方向)には、ラベル種類情報を示した二次元バーコード6が記されている。また、全マーク領域5は、後述する印刷処理において、定形印刷済マーク及び余白印刷済マークが印刷される各マーク領域が連なった領域である。また、定形外領域3のうち全マーク領域5以外の領域を余白領域4とする。図4に示すように、定形領域2aに対応したマーク領域7aは、全マーク領域5の最下部に位置している。また、定形領域2bに対応したマーク領域7bは、マーク領域7aに隣接して位置している。また、定形領域2cに対応したマーク領域7cは、マーク領域7bに隣接して位置している。また、分割領域4aに対応したマーク領域9aは、マーク領域7cに隣接して位置している。また、分割領域4bに対応したマーク領域9bは、マーク領域9aに隣接して位置している。また、分割領域4cに対応したマーク領域9cは、マーク領域9bに隣接して位置している。また、分割領域4dに対応したマーク領域9dは、マーク領域9cに隣接して位置している。また、分割領域4eに対応したマーク領域9eは、マーク領域9dに隣接して位置している。また、分割領域4fに対応したマーク領域9fは、マーク領域9eに隣接して位置している。また、分割領域4gに対応したマーク領域9gは、マーク領域9fに隣接して位置している。また、分割領域4hに対応したマーク領域9hは、マーク領域9gに隣接して位置している。また、分割領域4iに対応したマーク領域9iは、マーク領域9hに隣接して位置している。また、分割領域4jに対応したマーク領域9jは、マーク領域9iに隣接して位置している。また、分割領域4kに対応したマーク領域9kは、マーク領域9jに隣接して位置している。また、分割領域4lに対応したマーク領域9lは、マーク領域9kに隣接して位置している。また、分割領域4mに対応したマーク領域9mは、マーク領域9lに隣接して位置している。
そして、記憶装置16には、ラベル1aについて、定形領域2a〜2cの位置及び図3の波線で示す13個の分割領域4a〜4mの位置を示す位置情報が記憶されている。さらに、記憶装置16には、定形領域2a〜2c及び分割領域4a〜4mに対応した各マーク領域7a〜7c、9a〜9mの位置が記憶されている。
続いて、制御回路19が実行する印刷処理について図面を参照して説明する。なお、ここでは、図4に示すラベル1aを印刷する場合について説明する。また、載置面11aにラベル1aが位置決めマーク11bに合わせて載置されているとする。図5は印刷処理のメインルーチンを示したフローチャートである。なお、このメインルーチンは入力装置17によって印刷処理の開始を指示する信号が入力されたときに開始される。
先ず、キャリッジモータ20に可動信号を出力して、CCDイメージセンサ12が全マーク領域5の上にくるまで、キャリッジ14を可動させる。その後、CCDイメージセンサ12でマーク領域5を撮像する(S11)。
次いで、S11にて撮像した画像から、二次元バーコード6に相当する画像を抽出して、その二次元バーコード6で示されるラベル種類情報を特定する(S12)。なお、S11及びS12の処理を実行するCPU191は、本発明の「取得手段」に相当する。S12の処理によって、印刷しようとするラベルが、図4に示すラベル1aであると特定できる。ずなわち、ラベル1aには、3つの定形領域2a〜2cと13個の分割領域4a〜4mがあることが特定でき、各領域2a〜2c、9a〜9mの位置も特定できる。さらに、定形領域2a〜2cに対応したマーク領域7a〜7cの位置と、分割領域4a〜4mに対応したマーク領域9a〜9mの位置も特定できる。
次いで、S11にて撮像した画像から、各マーク領域に相当する画像に基づいて、各マーク領域に対して定形印刷済マーク又は余白印刷済マークの有無を判定し、その結果をRAM193に記憶する(S13)。図4に示す例では、マーク領域7a〜7cに対する定形印刷済マークの有無、及び、マーク領域9a〜9mに対する余白印刷済マークの有無を記憶することになる。なお、S11及びS13の処理を実行するCPU191は、本発明の「検出手段」に相当する。
次いで、RAM193を参照して、定形印刷済マークが印刷されていないマーク領域があるか否かを判定する(S14)。なお、図4に示す例では、マーク領域7a〜7cに定形印刷済マークが印刷されているか否かを判定することになる。定形印刷済マークが印刷されていないマーク領域があると判定した場合は(S14:YES)、定形領域に印刷データを印刷する定形領域印刷処理を実行する(S15)。具体的には、図6のフローチャートに示すサブルーチンを実行する。以下、このサブルーチンについて説明する。先ず、S12にて特定したラベル種類情報に対応した上記位置情報を記憶装置16から読み出して、その位置情報に基づいて、印刷しようとするラベルを表示装置18に表示する(S151)。この際、各定形領域を識別するために、各定形領域に識別文字を表示するとともに、その識別文字を各定形領域に対応したマーク領域にも表示する。さらに、RAM193を参照して、定形印刷済マークが印刷されているマーク領域には、定形印刷済マークに相当する画像を表示する。こうすることによって、どの定形領域が印刷済みなのかをユーザは容易に把握できる。
図7は、図4に示すラベル1aを表示装置18に表示したときの画面である。図7に示すように、定形領域2a及びマーク領域7aに識別文字「A」が表示され、定形領域2b及びマーク領域7bに識別文字「B」が表示され、定形領域2c及びマーク領域7cに識別文字「C」が表示されている。また、マーク領域7a〜7cには、定形印刷済マークに相当する画像が表示されていないので、定形領域2a〜2cは未印刷である。
また、S151において、図7に示すように、定形領域に印刷するデータを編集するための編集ボタン32〜34を表示する。具体的には、定形領域に文字を入力できる文字ボタン32、定形領域の背景を選択する背景ボタン33、定形領域に入力する文字の色や背景の色を選択する色ボタン34を表示する。さらに、図7の示すように、印刷の実行を指示するための印刷ボタン30及び印刷の実行の中止を指示するためのキャンセルボタン31を表示する。ユーザは、入力装置17を用いて、キャンセルボタン31を操作して、印刷の実行の中止を指示する中止信号を制御回路19に入力することができる。また、ユーザは、入力装置17を用いて、印刷ボタン30を操作して、印刷の実行を指示する印刷信号を制御回路19に入力することができる。
次いで、入力装置17からの入力内容に基づいて、印刷する定形領域を設定する(S152)。具体的には、表示装置18に表示された定形領域に相当する画像をユーザにマウスで指定させる。そして、指定された定形領域を設定する。この際、定形印刷済マークが印刷されている定形領域はユーザが指定できないようにする。すなわち、本ステップでは、定形印刷済マークが印刷されていない定形領域を設定することになる。なお、S152の処理を実行するCPU191は、本発明の「設定手段」に相当する。
次いで、入力装置17からの入力内容に基づいて、印刷データの作成を行う(S153)。具体的には、図7に示す編集ボタン32〜34をユーザにマウスで操作させて、定形領域に印刷する印刷データを作成する。例えば、ユーザが「ラベル」という赤い文字を印刷させたいと思った場合には、ユーザに、文字ボタン32をマウスで指定させて、文字入力画面を表示する。そして、ユーザにキーボードで「ラベル」と入力させる。また、ユーザに、色ボタン34をマウスで指定させて、色選択画面を表示する。そして、ユーザにマウスで「赤」を選択させる。こうすることで、「ラベル」という赤い文字を示した印刷データを作成できる。また、S152にて設定した定形領域における印刷データの配置をユーザに指定させる。具体的には、印刷データを配置する位置をマウスでユーザに指定させる。
次いで、入力装置17から中止信号が入力されたかによって、キャンセルボタン31が操作されたか否かを判定する(S154)。中止信号が入力されてキャンセルボタン31が操作された場合には(S154:YES)、定形領域に印刷しないで、このサブルーチンを終了する。一方、中止信号が入力されずキャンセルボタン31が操作されていない場合には(S154:NO)、入力装置17から印刷信号が入力されたかによって、印刷ボタン30が操作されたか否かを判定する(S155)。印刷信号が入力されて印刷ボタン30が操作された場合には(S155:YES)、処理をS156へ移行し、印刷信号が入力されず印刷ボタン30が操作されていない場合は(S155:NO)、未だデータの作成が終了していないとして処理をS153に戻る。
S156は、本発明の「印刷手段」に相当する処理であり、S152にて設定した定形領域に、S153にて作成した印刷データを印刷するとともに、その定形領域に対応したマーク領域に定形印刷済マークを印刷する。具体的には、キャリッジモータ20に可動信号を出力して、印刷する定形領域の上に印字ヘッド13がくるようにキャリッジ14を可動させつつ、印字ヘッド13に印刷データを出力して、印字ヘッド13で定形領域に印刷データを印刷する。また、キャリッジモータ20に可動信号を出力して、印字ヘッド13が全マーク領域5の上にくるようにキャリッジ14を可動させつつ、印刷する定形領域に対応したマーク領域に定形印刷済マークを印字ヘッド13で印刷する。なお、S156の処理を実行した後、このサブルーチンを終了する。
説明を図5に示すメインルーチンに戻り、S15の処理を実行した後、このメインルーチンを終了する。したがって、図4に示すラベル1aに印刷データを印刷する場合には、S16〜S18は実行されないことになる。そこで、S16〜S18を別のラベルを例にとって説明するが、その前に、図8に示すラベル1bに印刷データを印刷する場合について説明する。このラベル1bは、図4に示すラベル1aと同じ種類のラベルであるが、定形領域2bが印刷済みである。したがって、定形領域2bに対応するマーク領域7bには、定形印刷済マーク8aが印刷されている。
この場合、上述したS11〜S14の処理を経て、S15の定形領域印刷処理が実行される。そして、図6に示すサブルーチンにおいて、図9に示す画像が表示装置18に表示される(S151)。図9に示すように、定形領域2bは塗りつぶされているとともに、マーク領域7bには定形印刷済マーク8aに相当する画像8bが表示されている。したがって、ユーザは、定形領域2bが印刷されていることを容易に把握できる。
次いで、印刷する定形領域を設定する(S152)。この際、定形領域2bをユーザが指定できないようにする。すなわち、定形領域2bは設定しないで、定形領域2a及び/又は定形領域2cを設定する。このように、定形領域2bをユーザが指定できないようにすることによって、誤って定形領域2bに印刷データを印刷してしまうことを防止できる。その後、上述したように、S153〜S156の処理を経て、定形領域2a及び/又は定形領域2cに印刷データが印刷される。
続いて、S16〜S18を説明するが、ここでは、図10に示すラベル1cに印刷データを印刷する場合について説明する。このラベル1cは、図4に示すラベル1aと同じ種類のラベルであるが、すべての定形領域2a〜2cが印刷済みである。したがって、定形領域2a〜2cに対応したマーク領域7a〜7cには定形印刷済マーク8aが印刷されている。また、分割領域4a〜4mは未印刷である。したがって、分割領域4a〜4mに対応したマーク領域9a〜9mには余白印刷済マークは印刷されていない。
この場合、上述したS11〜S13の処理を経て、S14の処理が実行される。そして、マーク領域7a〜7cには定形印刷済マーク8aが印刷されているので、S14の判定がNOとなり、処理はS16に移行する。
そして、RAM193を参照して、余白印刷済マークが印刷されていないマーク領域があるか否かを判定する(S16)。なお、図10に示す例では、マーク領域9a〜9mに余白印刷済マークが印刷されているか否かを判定することになる。ここで、余白印刷済マークが印刷されていないマーク領域がある場合は(S16:YES)、処理をS17に移行する一方、各分割領域に対応するマーク領域のすべてに余白印刷済マークが印刷されている場合は(S16:NO)、処理をS18に移行する。図10に示す例の場合、マーク領域9a〜9mには余白印刷済マークが印刷されていないので、S17に移行することになる。そして、余白領域に印刷データを印刷する余白領域印刷処理を実行する(S17)。具体的には、図11に示すサブルーチンを実行する。以下、このサブルーチンについて説明する。
先ず、S12にて特定したラベル種類情報に対応した上記位置情報を記憶装置16から読み出して、その位置情報に基づいて、印刷しようとするラベルを表示装置18に表示する(S171)。この際、各分割領域を識別するために、各分割領域に識別文字を表示するとともに、その識別文字を各分割領域に対応したマーク領域にも表示する。さらに、RAM193を参照して、余白印刷済マークが印刷されているマーク領域には、余白印刷済マークに相当する画像を表示する。こうすることによって、どの分割領域が印刷済みなのかをユーザは容易に把握できる。なお、定形領域は印刷済みであるので、定形領域には印刷済みであることを示す画像を表示するとともに、定形領域に対応したマーク領域には定形印刷済マークに相当する画像を表示する。
図12は、図10に示すラベル1cを表示装置18に表示したときの画面である。図12に示すように、分割領域4a及びマーク領域9aに識別文字「1」が表示され、分割領域4b及びマーク領域9bに識別文字「2」が表示され、分割領域4c及びマーク領域9cに識別文字「3」が表示されている。また、分割領域4d及びマーク領域9dに識別文字「4」が表示され、分割領域4e及びマーク領域9eに識別文字「5」が表示され、分割領域4f及びマーク領域9fに識別文字「6」が表示されている。また、分割領域4g及びマーク領域9gに識別文字「7」が表示され、分割領域4h及びマーク領域9hに識別文字「8」が表示され、分割領域4i及びマーク領域9iに識別文字「9」が表示されている。また、分割領域4j及びマーク領域9jに識別文字「10」が表示され、分割領域4k及びマーク領域9kに識別文字「11」が表示され、分割領域4l及びマーク領域9lに識別文字「12」が表示され、分割領域4m及びマーク領域9mに識別文字「13」が表示されている。また、マーク領域9a〜9cには、余白印刷済マークに相当する画像が表示されていないので、分割領域4a〜4mは未印刷である。
なお、図12において、定形領域2a〜2cは塗りつぶされているとともに、マーク領域7a〜7cには定形印刷済マーク8aに相当する画像8bが表示されている。したがって、定形領域2a〜2cは印刷済みであることを、ユーザは容易に把握できる。また、S171において、S151と同様に編集ボタン32〜34、印刷ボタン30及びキャンセルボタン31を表示する。
次いで、入力装置17からの入力内容に基づいて、印刷する分割領域を設定する(S172)。具体的には、表示装置18に表示された分割領域に相当する画像をユーザにマウスで指定させる。そして、指定された分割領域を設定する。この際、余白印刷済マークが印刷されている分割領域はユーザが指定できないようにする。すなわち、S172では、余白印刷済マークが印刷されていない分割領域を設定することになる。なお、S172の処理を実行するCPU191は、本発明の「設定手段」に相当する。
次いで、入力装置17からの入力内容に基づいて、印刷データの作成を行う(S173)。具体的には、図12に示す編集ボタン32〜34をユーザにマウスで操作させて、上述したS153と同様にして、分割領域に印刷する印刷データを作成する。
次いで、入力装置17から中止信号が入力されたかによって、キャンセルボタン31が操作されたか否かを判定する(S174)。ここで、中止信号が入力されてキャンセルボタン31が操作された場合には(S174:YES)、分割領域に印刷しないで、このサブルーチンを終了する。一方、中止信号が入力されずキャンセルボタン31が操作されていない場合には(S174:NO)、入力装置17から印刷信号が入力されたかによって、印刷ボタン30が操作されたか否かを判定する(S175)。印刷信号が入力されて印刷ボタン30が操作された場合には(S175:YES)、処理をS176に移行する一方、印刷信号が入力されず印刷ボタン30が操作されていない場合は(S175:NO)、未だ印刷データの作成が終了していないとして処理をS173に戻る。
S176は、印刷データの印刷に併せて印刷レイアウトの枠線も印刷するか否かを判定する。具体的には、表示装置18に「枠有り印刷」及び「枠無し印刷」と表示して、入力装置17でどちらかをユーザに選択させる。ここで、枠線は印刷しないと判定した場合には(S176:NO)、S172にて設定した分割領域に、S173にて作成した印刷データを印刷するとともに、その分割領域に対応したマーク領域に余白印刷済マークを印刷する(S177)。一方、S176で枠線を印刷すると判定した場合は、S177の処理に加えて、枠線も印刷する(S178)。このように、枠線を印刷することによって、分割領域をラベルから分離しやすくできる。なお、S177又はS178の処理を実行した後、このサブルーチンを終了する。また、S177とS178は、本発明の「印刷手段」に相当する処理である。
説明を図5に示すメインルーチンに戻り、S17の処理を実行した後、このメインルーチンを終了する。したがって、図10に示すラベル1cに印刷データを印刷する場合には、S18は実行されないことになる。
一方、S16で、各分割領域に対応するマーク領域のすべてに余白印刷済マークが印刷されていると判定した場合は(S16:NO)、ラベルに印刷データを印刷する領域がないことになるので、その旨を表示装置18で通知し(S18)、メインルーチンを終了する。
ここで、印刷済みとなっている分割領域がある場合、すなわち、余白印刷済マークが印刷されているラベルを例にとって、印刷処理を説明する。具体的には、図13に示すラベル1dに印刷データを印刷する場合について説明する。このラベル1dは図4に示すラベル1aと同じ種類のラベルであるが、定形領域2a〜2cが印刷済みであり、さらに、分割領域4a、4e及び4gが印刷済みである。したがって、マーク領域7a〜7cには定形印刷済マーク8aが印刷されており、マーク領域9a、9e、9gには余白印刷済マーク8cが印刷されている。
この場合、上述したS11〜S16の処理を経て、余白領域印刷処理が実行される(S17)。そして、図11に示すサブルーチンにおいて、図14に示す画像が表示装置18に表示される(S171)。同図に示すように、定形領域2a〜2c及び分割領域4a、4e、4gは塗りつぶされている。さらに、マーク領域7a〜7cには定形印刷済マーク8aに相当する画像8bが表示されており、マーク領域9a、9e、9gには余白印刷済マーク8cに相当する画像8dが表示されている。したがって、ユーザは、定形領域2a〜2c及び分割領域4a、4e、4gが印刷されていることを容易に把握できる。
次いで、印刷する分割領域を設定する(S172)。この際、分割領域4a、4e、4gをユーザが指定できないようにする。すなわち、分割領域4b、4c、4d、4f、4h、4i、4j、4k、4l、4mの少なくとも1つを設定する。このように、分割領域4a、4e、4gをユーザが指定できないようにすることによって、誤って分割領域4a、4e、4gに印刷データを印刷してしまうことを防止できる。その後、上述したように、S173〜S178の処理を経て、分割領域4b、4c、4d、4f、4h、4i、4j、4k、4l、4mの少なくとも1つに印刷データが印刷される。
以上、本実施形態によれば、1つ以上の定形領域及びその定型領域以外の領域である定形外領域とからなるラベルにおいて、定形外領域の一部に各定形領域に対応したマーク領域を備える。ラベル印刷装置10は、定形領域に印刷データを印刷するのと同時に、定形領域が印刷されていることを示す定形印刷済マークをマーク領域に印刷する(図6 S156)。また、ラベル印刷装置10は、定形印刷済マークの有無を判定して(図5 S13)、印刷をする定形領域として、定形印刷済マークが印刷された定形領域以外の定形領域を設定する(図6 S152)。そして、その設定した定形領域に印刷データを印刷する(図6 S156)。ずなわち、定形印刷済マークが印刷された定形領域には印刷データを印刷しない。
これにより、次回、印刷するときに、定形外領域の一部であるマーク領域を読み取って、定形印刷済マークの有無を判断することによって、各定形領域が印刷済みか否かを迅速に判断できる。そして、その定形印刷済マークを検出することによって、誤って印刷済みの定形領域に重ねて印刷され、又は、印刷後に定形領域が剥がされて、その領域に誤って印刷がされてしまうのを防止できる。また、定形領域が複数ある場合であっても、各定形領域に対応させて定形印刷済マークが印刷されるので、次回、印刷するときに、どの定形領域が印刷済みなのかを判断できる。なお、定形印刷済マークはマーク領域に印刷されるので、定形領域が無駄になることはない。さらに、定形印刷済マークは、定形領域に印刷データを印刷するのと同時に印刷されるので、時間が無駄に費やされることがない。
また、ラベル印刷装置10は、全ての定形領域に対応する定形印刷済マークが印刷されており(図5 S14:NO)、且つ、分割領域に対応するマーク領域のすべてに余白印刷済マークが印刷されていないときには(図5 S16:YES)、未印刷の余白領域に印刷データが印刷される(図5 S17)。したがって、ラベルを経済的に用いることができる。
また、マーク領域には印刷データが印刷されないので、S13において、定形印刷済マーク及び余白印刷済みマークが印刷されているか否かを確実に判定できる。
また、ラベル印刷装置10は、分割領域に印刷データを印刷したときには、その分割領域に対応するマーク領域に、その分割領域が印刷されたことを示す余白印刷済マークを、分割領域への印刷データの印刷と同時に印刷する。そして、ラベル印刷装置10は、印刷をする分割領域として、余白印刷済マークが印刷された分割領域以外の分割領域を設定する(図11 S172)。そして、その設定した分割領域に印刷データを印刷する(図11 S177、S178)。ずなわち、余白印刷済マークが印刷された分割領域には印刷データを印刷しない。
これにより、誤って印刷済みの分割領域に重ねて印刷され、又は、印刷後に分割領域が剥がされて、その領域に誤って印刷がされてしまうのを防止できる。また、余白印刷済マークは、全マーク領域に印刷されるので、CCDイメージセンサ12で定形印刷済マークと余白印刷済マークとを同時に撮像できる(図5 S12)。その結果、その撮像画像から、定形印刷済マーク及び余白印刷済マークが印刷されているか否かを略同時に判定できる(図5 S13)。したがって、迅速に、分割領域が印刷済みか否かを判断できる。また、余白印刷済マークは、定形外領域の端部の全マーク領域に印刷されるので、印刷データを印刷可能な余白領域が減ってしまうことがない。さらに、余白印刷済マークは、余白領域への印刷データの印刷と同時に印刷されるので、時間が無駄に費やされることがない。
また、ラベル印刷装置10は、余白領域が複数に分割された分割領域ごとに印刷データを印刷するので、余白領域を無駄無く利用することができる。
また、ラベル印刷装置10は、印刷レイアウトの枠線も印刷可能であるので(図11 S178)、枠線が印刷された場合には印刷済みの分割領域をラベルから分離しやすくなる。
ラベル印刷装置10は、ラベルにおける定形領域の位置及び分割領域の位置を示す位置情報をラベルの種類を示すラベル種類情報に対応付けて記憶装置16に記憶する。そして、ラベル種類情報を示す二次元バーコードが印刷されている全マーク領域をCCDイメージセンサ12で撮像し(図5 S11)、撮像した画像から、二次元バーコードに相当する画像を抽出して、その二次元バーコードで示されるラベル種類情報を特定する(図5 S12)。そして、そのラベル種類情報に基づいた定形領域又は分割領域に印刷データを印刷する(図5 S13〜S18)。すなわち、異なる複数の種類のラベルに印刷することができるので、使い勝手が良い。
また、ラベルにラベル種類情報を示す二次元バーコードを印刷しておくことにより、ラベル印刷装置10は、迅速にラベル種類情報を取得することができる。また、二次元バーコードを用いることにより、より多くのラベル種類情報を二次元バーコード化することができる。その結果、より多くの種類のラベルに印刷することができる。
なお、本発明に係るラベル印刷装置は、上記実施形態に限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変形してもよい。例えば、上記実施形態のラベル印刷装置10は、載置台11にラベルを載置して、印字ヘッド13を可動させることにより、そのラベルに印刷データを印刷していたが、反対に印字ヘッド13を固定して、ラベルを印字ヘッド13の方向に可動させることで、ラベルに印刷データを印刷してもよい。
また、上記実施形態では、ラベル印刷装置10がラベル種類情報を取得するために、ラベルにラベル種類情報を示す二次元バーコードを印刷していた。しかし、これに限定されず、例えば、ラベル種類情報を示す1次元バーコードをラベルに印刷してもよい。また、入力装置17でユーザにラベル種類情報を入力させて、ラベル種類情報を取得してもよい。
ラベル印刷装置10の機械的構成の概略を示した平面図である。 ラベル印刷装置10の機械的構成の概略を示した側面図である。 ラベル印刷装置10の電気的構成を示したブロック図である。 ラベル1aを示した図である。 印刷処理のメインルーチンを示したブロック図である。 定形領域印刷処理を示したフローチャートである。 ラベル1aに印刷する印刷データを作成するために、ラベル1aを表示装置18に表示したときの画面である。 ラベル1bを示した図である。 ラベル1bに印刷する印刷データを作成するために、ラベル1bを表示装置18に表示したときの画面である。 ラベル1cを示した図である。 余白領域印刷処理を示したフローチャートである。 ラベル1cに印刷する印刷データを作成するために、ラベル1cを表示装置18に表示したときの画面である。 ラベル1dを示した図である。 ラベル1dに印刷する印刷データを作成するために、ラベル1dを表示装置18に表示したときの画面である。
10 ラベル印刷装置
11 載置台
12 CCDイメージセンサ
13 印字ヘッド
14 キャリッジ
15 ガイド部材
16 記憶装置
17 入力装置
18 表示装置
19 制御回路
20 キャリッジモータ
1a〜1d ラベル
2a〜2c 定形領域
3 定形外領域
4 余白領域
5 全マーク領域
6 2次元バーコード
7a〜7c、9a〜9m マーク領域
8a 定形印刷済マーク
8c 余白印刷済マーク
S11、S13 検出手段
S11、S12 取得手段
S152、S172 設定手段
S156、S177、S178 印刷手段

Claims (7)

  1. 1つ以上の定形領域及びその定型領域以外の領域である定形外領域とからなるラベルの前記定形領域の少なくとも1つに印刷データを印刷する印刷手段を備えるラベル印刷装置において、
    前記ラベルは、前記定形外領域の一部に各定形領域に対応したマーク領域を備え、
    前記印刷手段は、前記定形領域が印刷されていることを示す定形印刷済マークを、前記マーク領域に、前記定形領域に印刷データを印刷するのと同時に印刷し、
    前記定形印刷済マークを検出する検出手段をさらに備え、
    前記印刷手段は、前記検出手段によって前記定形印刷済マークが検出された場合には、その定形印刷済マークに対応する前記定形領域に印刷データを印刷せず、
    前記定形外領域のうちの前記マーク領域以外の領域が前記印刷手段により印刷データを印刷可能な余白領域であって、
    前記印刷手段は、前記検出手段によって、全ての前記定形領域に対応する前記定形印刷済マークが検出された場合には、前記余白領域に印刷データを印刷することを特徴とするラベル印刷装置。
  2. 前記印刷手段は、前記マーク領域に、前記余白領域が印刷されていることを示す余白印刷済マークを、前記余白領域への印刷データの印刷と同時に印刷することを特徴とする請求項に記載のラベル印刷装置。
  3. 前記印刷手段は、前記余白領域を複数に分割した分割領域ごとに印刷データを印刷するとともに、前記余白印刷済マークを前記各分割領域に対応させて印刷することを特徴とする請求項に記載のラベル印刷装置。
  4. 前記印刷手段は、前記分割領域に印刷データを印刷するときには、その印刷データの印刷レイアウトの枠線も併せて印刷することを特徴とする請求項に記載のラベル印刷装置。
  5. 前記検出手段は、前記余白印刷済マークを検出可能であって、
    前記印刷手段は、前記検出手段によって、前記余白印刷済マークが検出された場合には、その余白印刷済マークに対応する前記分割領域には印刷データを印刷しないことを特徴とする請求項又はに記載のラベル印刷装置。
  6. 前記ラベルは、前記ラベルにおける前記定形領域の位置及び前記分割領域の位置を示す位置情報が異なる複数の種類があり、
    前記ラベルの種類を示すラベル種類情報に対応付けて、前記位置情報を記憶する記憶手段と、
    印刷データを印刷しようとする前記ラベル種類情報を取得する取得手段とをさらに備え、
    前記印刷手段は、前記取得手段によって取得された前記ラベル種類情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されている前記位置情報を参照して、その位置情報で示される位置にある前記定形領域又は前記分割領域に印刷データを印刷することを特徴とする請求項のいずれかに記載のラベル印刷装置。
  7. 前記検出手段によって前記定形印刷済マークが検出されていない前記定形領域、又は、前記余白印刷済マークが検出されていない前記分割領域の中から、前記印刷手段が印刷データを印刷する領域を設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項のいずれかに記載のラベル印刷装置。
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