JP5150842B2 - タッチパネル用部材およびタッチパネル - Google Patents
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Description
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xと反応し得る官能基Zを有するエポキシ架橋剤(C)とを、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤(C)中の官能基Zの当量比(X:Z)が1:0.01〜1:0.4となるような量で用いて架橋して得られた粘着シートが、その粘着剤層を前記金属回路に当接するようにして貼着されていることを特徴としている。
上部電極板と下部電極板とを備えた抵抗膜方式のタッチパネルにおいて、
上部電極板と下部電極板とを接合している粘着剤層が、
アルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、カルボキシル基含有モノマーが1重量%以上3重量%未満の量で共重合してなり、かつ実質的に水酸基含有モノマーが共重合されていないアクリル系共重合体(A)100重量部に対して、ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)が1〜10重量部の量で含まれてなる粘着剤組成物と、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xと反応し得る官能基Zを有するエポキシ架橋剤(C)とを、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤(C)中の官能基Zの当量比(X:Z)が1:0.01〜1:0.4となるような量で用いて架橋して得られたものであることを特徴としている。
また、本発明のタッチパネルは、前記粘着剤層が、両面粘着テープ用芯材の両面に設けられた粘着剤層であることが好ましい。
また、本発明のタッチパネルは、上部電極板と下部電極板とを備えた抵抗膜方式のタッチパネルの、上部電極板と下部電極板との接合に上記粘着剤が用いられることが好ましい。
なお、本発明のタッチパネルでは、前記粘着剤層は、両面粘着テープ用芯材の両面に設けられた粘着剤層であることが好ましい。
<金属貼着用粘着シート、金属蒸着フィルム用粘着シートおよびタッチパネル用粘着シート>
本発明で使用する金属貼着用粘着シート、金属蒸着フィルム用粘着シートまたはタッチパネル用粘着シートはそれぞれ、
アルキル(メタ)アクリレートを主モノマー成分とし、カルボキシル基含有モノマーが1重量%以上3重量%未満の量で共重合してなり、かつ実質的に水酸基含有モノマーが共重合されていないアクリル系共重合体(A)100重量部に対して、ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)が1〜10重量部の量で含まれてなる粘着剤組成物と、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xと反応し得る官能基Zを有するエポキシ架橋剤(C)とを、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤(C)中の官能基Zの当量比(X:Z)が1:0.01〜1:0.4となるような量で用いて架橋して得られる粘着剤層が、支持体の少なくとも片面に形成されていることを特徴としている。
本発明に用いられるアクリル系共重合体(A)は、アルキル(メタ)アクリレートを主モノマー成分とし、カルボキシル基含有モノマーが1重量%以上3重量%未満の量で共重合してなり、かつ実質的に水酸基含有モノマーが共重合されていない重合体である。
上記の重合反応の反応温度は通常は50〜90℃、反応時間は通常は2〜20時間、好ましくは4〜12時間である。
本発明に用いられるベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)としては、ベンゾトリアゾール、4−メチルベンゾトリアゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、5−クロルベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、トリルトリアゾールのK塩、3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾールのいずれかである。これらは、単独であるいは組み合わせて使用することができるが、これらのうちでは、取り扱いの容易さや金属腐食防止効果の点からベンゾトリアゾールが好ましい。
上述した範囲内の量で該ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)を用いると、最終的に得られる粘着剤層における該(B)成分の含有量が、金属腐食防止能を有効に発揮するのに充分な量となる。
前記アクリル系共重合体(A)と前記ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)とを上述した範囲内の量で含んでなる粘着剤組成物に、前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xと反応し得る官能基Zを有するエポキシ架橋剤(C)を、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤(C)中の官能基Zの当量比(X:Z)が特定の比となるような量で添加し、成膜後あるいは成膜しながら架橋することにより、最終的な粘着剤層を得ることができる。
また、該粘着剤組成物にエポキシ架橋剤(C)を添加、混合する手法および架橋の条件は、公知の添加、混合手法および架橋条件から適宜選択することができ、特に限定されない。
上記のような金属貼着用粘着シート、金属蒸着フィルム用粘着シートまたはタッチパネル用粘着シートはそれぞれ、上記のようにして得られる粘着剤層が、支持体の少なくとも片面に形成されていることを特徴としている。
なお、該支持体は、通常、4〜100μmの厚さを有しており、該粘着剤層は、通常、5〜100μm、好ましくは10〜50μmの厚さを有している。
次に、金属蒸着フィルムラベルについて説明する。
本発明で言う金属蒸着フィルムラベルは、基材の片面に金属蒸着層を有してなる金属蒸着フィルムの金属蒸着層上に、前記金属蒸着フィルム用粘着シートがその粘着剤層を前記金属蒸着層に当接するようにして貼着されていることを特徴としている。
図1に示すように、金属蒸着フィルムラベル1は、基材9の片面に金属蒸着層7を有してなる金属蒸着フィルム8の金属蒸着層7上に、支持体(剥離材)3の片面に粘着剤層5が形成されてなる金属蒸着フィルム用粘着シート4が、その粘着剤層5を金属蒸着層7に当接するようにして貼着されている。
次に、本発明のタッチパネル用部材について説明する。
本発明のタッチパネル用部材は、基板の片面に金属回路を備えてなる電極板に、前記タッチパネル用粘着シートがその粘着剤層を前記金属回路に当接するようにして貼着されていることを特徴としている。
次に本発明のタッチパネルについて説明する。
本発明のタッチパネルは、上部電極板と下部電極板とを備えた抵抗膜方式のタッチパネルにおいて、上部電極板と下部電極板とを接合している粘着剤層が、
アルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、カルボキシル基含有モノマーが1重量%以上3重量%未満の量で共重合してなり、かつ実質的に水酸基含有モノマーが共重合されていないアクリル系共重合体(A)100重量部に対して、ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)が1〜10重量部の量で含まれてなる粘着剤組成物と、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xと反応し得る官能基Zを有するエポキシ架橋剤(C)とを、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤(C)中の官能基Zの当量比(X:Z)が1:0.01〜1:0.4となるような量で用いて架橋して得られたものであることを特徴としている。
また、アクリル系共重合体溶液の不揮発分および粘度、アクリル系共重合体の重量平均分子量は下記の方法で求めた。
精秤したブリキシャーレ(n1)にアクリル系共重合体溶液を1g程度入れ、合計重量(n2)を精秤した後、105℃で3時間加熱した。その後、このブリキシャーレを室温のデシケータ内に1時間静置し、次いで再度精秤し加熱後の合計重量(n3)を測定した。
得られた重量測定値(n1〜n3)を用いて下記式から不揮発分を算出した。
Viscometer model BM(東機産業(株)製)を使用して、室温にて測定した。
<アクリル系共重合体の分子量測定>
HLC-8120(東ソー(株)製)を用いて、ポリスチレンを標準物質として、下記の条件で重量平均分子量を測定した。
使用カラム;G7000HXL×1本、GMHXL×2本、G2000HXL×1本、溶媒;THF、流速;1.0ml/min、測定温度;40℃。
<アクリル系共重合体の重合>
窒素置換可能な4つ口フラスコにアクリル酸ブチルエステル(以下、BAと略す。)98.5部、アクリル酸(以下、AAと略す)1.5部、酢酸エチル150部を入れ、窒素置換下で68℃まで加熱し、アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBNと略す。)0.15部を添加し、重合を開始した。重合開始後2、4、5時間後にそれぞれAIBN0.15部を添加し、さらに重合開始後6時間30分で酢酸エチル150部を追加して重合を終了させた。
得られたアクリル系共重合体溶液の不揮発分100部に対して、金属不活性剤BTZM(共同薬品(株)製)を5部、エポキシ架橋剤としてエポキシ系硬化剤テトラッドX(三菱ガス化学(株)製)を0.05部混合し、塗剤を調製し(アクリル系共重合体中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤中の官能基Zの当量比(X:Z)は、1:0.026)、剥離ポリエチレンテレフタレートフィルムPET3811(リンテック(株)製)の剥離処理面にドクターブレードで乾燥後の膜厚が25μmとなるように該塗剤を塗工して乾燥することにより粘着剤層を形成し、金属蒸着フィルム用粘着シートAを得た。その後、25μm厚アルミ蒸着PET(東レ(株))製のアルミ蒸着面に該金属蒸着フィルム用粘着シートAの粘着剤層が当接するようにして貼合し、室温で1週間熟成を行い、金属蒸着フィルムラベルAを作成した。
上記金属蒸着フィルムラベルAを幅50mm×長さ120mmに裁断し、PET3811を剥がした後、露出した粘着剤層を介して、幅70mm×長さ150mm×厚さ2mmのガラス板に貼合し、50℃×5kg/cm2×20分オートクレーブ処理を行い、60℃、相対湿度95%の環境に500時間静置した。その後、外観の変化を目視により観察したところ、表1に示したように外観の変化は見られず、良好な反射性と遮光性を示した。
表1の配合割合に従い、BAを97.7部、AAを2.3部に変更したほかは製造例1と同様にしてアクリル系共重合体溶液を得た。該アクリル系共重合体溶液の不揮発分は24.9%、粘度は4Pa・sであった。また、アクリル系共重合体(不揮発分)のポリスチレン換算重量平均分子量は、82万であった。
製造例2で調製したアクリル系共重合体溶液の不揮発分100部に対して、金属不活性剤BTZM(共同薬品(株)製)を1.5部、エポキシ架橋剤としてエポキシ系硬化剤テトラッドX(三菱ガス化学(株)製)を0.05部混合し、塗剤を調製(アクリル系共重合体中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤中の官能基Zの当量比(X:Z)は、1:0.017)したほかは、製造例1と同様の方法で金属蒸着フィルム用粘着シートCおよび金属蒸着フィルムラベルCを作成した。
製造例1で調製したアクリル系共重合体溶液の不揮発分100部に対して、金属不活性剤BTZM(共同薬品(株)製)を5部、エポキシ架橋剤としてエポキシ系硬化剤テトラッドX(三菱ガス化学(株)製)を0.7部混合し、塗剤を調製(アクリル系共重合体中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤中の官能基Zの当量比(X:Z)は、1:0.37)したほかは、製造例1と同様の方法で金属蒸着フィルム用粘着シートDおよび金属蒸着フィルムラベルDを作成した。
製造例1で調製したアクリル系共重合体溶液の不揮発分100部に対して、金属不活性剤BTZM(共同薬品(株)製)を10部、エポキシ架橋剤としてエポキシ系硬化剤テトラッドX(三菱ガス化学(株)製)を0.7部混合し、塗剤を調製(アクリル系共重合体中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤中の官能基Zの当量比(X:Z)は、1:0.37)したほかは、製造例1と同様の方法で金属蒸着フィルム用粘着シートEおよび金属蒸着フィルムラベルEを作成した。
表1の配合割合に従い、AA2.3部の代わりにアクリル酸2−ヒドロキシエチル(以下、HEAと略す。)2.3部を使用したほかは製造例2と同様にしてアクリル系共重合体溶液を得た。該アクリル系共重合体溶液の不揮発分は24.8%、粘度は3.5Pa・sであった。また、アクリル系共重合体(不揮発分)のポリスチレン換算重量平均分子量は、85万であった。
表1の配合割合に従い、BAを98.5部から93部に変更し、AA1.5部を7部に変更したほかは製造例1と同様にしてアクリル系共重合体溶液を得た。該アクリル系共重合体溶液の不揮発分は24.8%、粘度は6.0Pa・sであった。また、アクリル系共重合体(不揮発分)のポリスチレン換算重量平均分子量は、82万であった。
比較製造例2で調製したアクリル系共重合体溶液の不揮発分100部に対して、金属不活性剤BTZM(共同薬品(株)製)を3.0部、エポキシ系硬化剤テトラッドX(三菱ガス化学(株)製)を8.65部混合し、塗剤を調製(アクリル系共重合体中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤中の官能基Zの当量比(X:Z)は、1:0.991)したほかは、製造例1と同様の方法で金属蒸着フィルム用粘着シートHおよび金属蒸着フィルムラベルHを作成した。
<タッチパネル用粘着シートの作成>
製造例1〜5および製造比較例1〜3と同様にして、それぞれ塗剤を調製し、これらの塗剤を用いて、剥離ポリエチレンテレフタレートフィルムPET3811(リンテック(株)製)の剥離処理面にドクターブレードで乾燥後の膜厚が25μmとなるように該塗剤を塗工して乾燥することにより第1の粘着剤層を形成した後、該粘着剤層上に、25μm厚PETフィルム(東レ(株)製、商品名;ルミラー)を積層し粘着シートを作成した。
幅50mm×長さ100mmの188μm厚PETフィルム(東レ(株)製、商品名;ルミラー)の片面上に、Ag紛フィラー入り導電性ペースト(東洋紡績(株)製、商品名;DW−259H−5)を、乾燥、熱硬化後の導電層の膜厚が5μm、幅2mm×長さ100mmとなるように塗工を行い、試料aを作成した。
188μm厚PETフィルム(東レ(株)製、商品名;ルミラー)の片面上にアンチグレアハードコート用樹脂溶液a(日本化薬(株)製、KAYANOVA FOP-1100)およびb(日本化薬(株)製、KAYANOVA FOP-200A)を固形分重量比50/50で混合して調製した塗剤を、乾燥、UV硬化後のアンチグレアハードコート層の膜厚が5μmとなるように塗工を行い、幅70mm×長さ150mmに裁断し、試料bを作成した。
なお、タッチパネル用粘着シートB〜Hについても、上記と同様にして外観の変化を観察した。
結果を表2にまとめて示す。
3:支持体(剥離材)
4:金属蒸着フィルム用粘着シート
5:粘着剤層
7:金属蒸着層
8:金属蒸着フィルム
9:基材
11:タッチパネル
12:上部基板
13:上部電極板
15:配線部
17:絶縁層
19:両面粘着テープ(粘着剤層)
20:下部基板
21:下部電極板
23:異方導電性接着剤層
25:FRP
27:透明導電膜層
Claims (10)
- 基板の片面に金属回路を備えてなる電極板に、アルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、カルボキシル基含有モノマーが1重量%以上3重量%未満の量で共重合してなり、かつ実質的に水酸基含有モノマーが共重合されていないアクリル系共重合体(A)100重量部に対して、ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)が1〜10重量部の量で含まれてなる粘着剤組成物と、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xと反応し得る官能基Zを有するエポキシ架橋剤(C)とを、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤(C)中の官能基Zの当量比(X:Z)が1:0.01〜1:0.4となるような量で用いて架橋して得られた粘着シートが、その粘着剤層を前記金属回路に当接するようにして貼着されていることを特徴とするタッチパネル用部材。 - 上記ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)が、ベンゾトリアゾール、4−メチルベンゾトリアゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、5−クロルベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、トリルトリアゾールのK塩および3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾールよりなる群から選ばれる少なくとも一種類のベンゾトリアゾール並びに/またはその誘導体(B)であることを特徴とする請求項第1項記載のタッチパネル用部材。
- 上記タッチパネル用部材が、カルボキシル基Xをエポキシ架橋剤(C)との架橋反応で全て使い果たさずに、架橋反応後のアクリル系共重合体中に少量のカルボキシル基が残存し、残余の少量のカルボキシル基は、湿熱環境下でH+と−COO-−とに解離し、該残余の少量のH+とはベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)によって安定化された粘着剤層が、支持体の少なくとも片面に形成されていることを特徴とする請求項第1項記載のタッチパネル用部材。
- 上部電極板と下部電極板とを備えた抵抗膜方式のタッチパネルにおいて、
上部電極板と下部電極板とを接合している粘着剤層が、
アルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、カルボキシル基含有モノマーが1重量%以上3重量%未満の量で共重合してなり、かつ実質的に水酸基含有モノマーが共重合されていないアクリル系共重合体(A)100重量部に対して、ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)が1〜10重量部の量で含まれてなる粘着剤組成物と、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xと反応し得る官能基Zを有するエポキシ架橋剤(C)とを、
前記アクリル系共重合体(A)中のカルボキシル基Xに対する前記エポキシ架橋剤(C)中の官能基Zの当量比(X:Z)が1:0.01〜1:0.4となるような量で用いて架橋して得られたものであることを特徴とするタッチパネル。 - 上記ベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)が、ベンゾトリアゾール、4−メチルベンゾトリアゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、5−クロルベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、トリルトリアゾールのK塩および3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾールよりなる群から選ばれる少なくとも一種類のベンゾトリアゾール並びに/またはその誘導体(B)であることを特徴とする請求項第4項記載のタッチパネル。
- 上記タッチパネルが、カルボキシル基Xをエポキシ架橋剤(C)との架橋反応で全て使い果たさずに、架橋反応後のアクリル系共重合体中に少量のカルボキシル基が残存し、残余の少量のカルボキシル基は、湿熱環境下でH+と−COO-−とに解離し、該残余の少量のH+とはベンゾトリアゾールおよび/またはその誘導体(B)によって安定化された粘着剤層が、支持体の少なくとも片面に形成されていることを特徴とする請求項第4項記載のタッチパネル。
- 上記金属回路が銀を用いて形成されてなることを特徴とする請求項第4項記載のタッチパネル。
- 前記粘着剤層が、両面粘着テープ用芯材の両面に設けられた粘着剤層であることを特徴とする請求項第4項記載のタッチパネル。
- 基板の片面に金属回路を備えてなる電極板に、粘着剤層が前記金属回路に当接するようにして貼着されていることを特徴とする請求項第4項記載のタッチパネル。
- 上部電極板と下部電極板とを備えた抵抗膜方式のタッチパネルの、上部電極板と下部電極板との接合に用いられることを特徴とする請求項第4項記載のタッチパネル。
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