JP5148956B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、基台に照明手段を取り付けた遊技機用電飾装置を備え、該遊技機用電飾装置の照明手段による照明で機前を装飾する遊技機に関する。
基台に照明手段を取り付けてなる電飾装置を備えた遊技機が、例えば特許文献1に記載されている。
この遊技機の電飾装置は、複数の湾曲状の反射面を上下に揺動させて反射光を上下に揺動させるようにしたものである。
特開2007−547号公報
遊技機前側に装備される遊技機用電飾装置は、機前の遊技者向けに大当り状態やリーチ状態を演出したり、或いは周囲の遊技者に遊技の大当り等をアピールするためのものであり、それゆえ照明部分は大きくて目立ちやすいことが望まれている。
しかし、遊技機用電飾装置は、設置場所の関係で横幅、高さ、奥行き、などの各寸法に制約があり、加えて、特許文献1のように光に動きを与えるものでは駆動装置を設置するスペースも必要であるため、相対的に照明部分を小さくせざるを得ないのが実情である。
本発明は上記に鑑みなされたもので、その目的は、規格化された限られた寸法の中で、照明領域の前面を広く設定することが可能な遊技機を提供することにある。
請求項1に記載したように、基台に照明手段を取り付けた遊技機用電飾装置を備え、該遊技機用電飾装置の照明手段による照明で機前を装飾するようにした遊技機であって、
前記遊技機用電飾装置の基台は、前面壁を、遊技者に向けて先細る平面視山型の山部と、遊技者から遠ざかる向きにすぼむ平面視谷型の谷部とを交互に連続させた略ジグザグ状に形成し、前記谷部の遊技者側たる前面側を照明領域に設定すると共に前記山部の反遊技者側たる後面側を駆動領域に設定し、さらに照明領域の上方又は下方に遊技者側に向けて迫り出す駆動支持部を形成し、
一方、前記遊技機用電飾装置の照明手段は、光源と、前記駆動支持部の下面又は上面に支持されて前記照明領域で動作可能な光演出実働部材と、前記駆動領域に設置した駆動部材と、その駆動部材の動力を前記駆動支持部を通って光演出実働部材に伝える伝動部材とで形成されており、
さらに前記遊技機用電飾装置の光演出実働部材は、中心に透光部を有し円形の外周部分が回転可能に支承される回転円板と、その回転円板の縁寄りの下面に垂設した反射体とを有し、駆動支持部側に固定した光源から前記透光部を通って照射される光の一部を前記反射体で横向きに反射させると共に透光部を通って照射される残りの光で照明領域を照らし得るものである遊技機を提供する。
また、請求項に記載したように、前記谷部の遊技者側に向かう傾斜面を反射構造にした請求項1記載の遊技機を提供する。
基台の幅を増加させずとも、基台の谷部と谷部の間隔、すなわち山部の先端の幅を狭くすることにより照明領域の前面を広くすることができる。これにより山部の先端の幅は狭くなるが、その奥には三角のスペースが広がっている。本発明の遊技機の遊技機用電飾装置は、その三角スペースを駆動領域として利用したため、照明領域の前面を前記のように拡張しながら、基台の高さや奥行きを増すことなく駆動部材が設置できる。
また、遊技機用電飾装置の光演出実働部材は、回転円板の外周部分を回転可能に支承して中心部分に回転軸を設けず、その中心部分に透光部を設けてそこから光を照射させ、その光で周辺領域を照らすと共にその光の一部を前記反射体で横向きに反射させるようにしたため、最も近くに居る機前の遊技者と、離れた場所に居る他の遊技者の遠近双方の遊技者にアピールすることができる。
また、請求項に記載したように、谷部の遊技者に向かう傾斜面を反射構造にした場合には、谷部の形状を反射体として積極的に利用することができる。
以下、本発明の実施の形態を遊技機の1種であるパチンコ機を例に図面を参照しつつ説明する。なお、図1は電飾装置の分解斜視図、図2はパチンコ機の正面図、図3は外枠より後方に突出する裏構成を省略したパチンコ機の平面図、図4−1はパチンコ機要部の側断面図、図4−2は光演出実働部材が反転した状態を示すパチンコ機要部の側断面図、図5は電飾装置の平断面図、図6は照明手段の分解斜視図、図7は光演出実働部材の分解斜視図、図8は外枠より後方に突出する裏構成を省略したパチンコ機の概略の側面図である。
[パチンコ機]
パチンコ機1は、外枠2の前面に球タンク9等を設けた本体枠8が開閉自在に軸着され、この本体枠8の前面に扉枠3が開閉自在に軸着されている。そして、この扉枠3の前面に、遊技球を入れる球受皿4、遊技球の発射操作及び調節をする操作ハンドル5、上方を装飾する遊技機用電飾装置14、等を設けると共に、扉枠3の後面に、額縁状のフレーム11にガラスや合成樹脂製の透明板12,12を装着してなる透明ユニット6が装着されている。なお、説明の全体を通じて遊技者に向かう側を前面とし、反対側を後面とする。
前記本体枠8は、図4−1,図4−2に示したように前面側に遊技板セット用の大きな収納空間10を有し、その収納空間10に遊技板7が前面側から着脱可能に装着されている。この遊技板7の正面には遊技領域が形成されており、その遊技領域が前記扉枠3の透明ユニット6でカバーされる。
[遊技機用電飾装置]
遊技機用電飾装置(以下、単に「電飾装置」という。)14は、ベースとなる基台15に複数セットの照明手段16を取り付けて、全体として一つの電飾具として構成されている。
[電飾装置−基台]
基台15は、図1,図5に示したように、前面壁17と、左右の側壁18,18と、上部の上面壁19と、下部の下面壁20と、後面を覆う裏蓋21により、全体が平面横長の鋸刃形状に成形される。前記前面壁17は、遊技者に向けて先細る平面視山型の4個の山部22と、遊技者から遠ざかる向きにすぼむ平面視谷型の3個の谷部23とを交互に連続させた略ジグザグ状に形成され、前記谷部23の前面を照明領域に設定すると共に前記山部22の後面を駆動領域に設定し、さらに各照明領域の上方に遊技者側に向けて庇(ひさし)状に迫り出す駆動支持部24を別体成形して組み付けてなる。
なお、駆動支持部24の照明領域に向かう面(下面)には金属薄膜層による反射面が形成されている。
また、各駆動支持部24には透明な箱形の前カバー25が被せられており、該前カバー25によって照明領域が覆われている。
また、実施形態の谷部23は、傾斜面に金属薄膜層が形成されていて反射構造になっている。さらにまた、谷部23の中心には、図5に示したように、奥端に断面台形状の凸面部26が形成されており、この凸面部26による凹凸で光が複雑に反射する。
[電飾装置−照明手段]
前記照明手段16は、光源27と、前記駆動支持部24の下面に吊り下げられて前記照明領域で回転動作可能な光演出実働部材28と、該光演出実働部材28を回転させるモータ等の駆動部材29と、その駆動部材29の動力を光演出実働部材28に伝える伝動部材30とで構成され、それらが図6に示したように、ユニットケース31を介して1セットずつユニット化されている。従って、実施形態では照明手段16のユニットが3セットある。
なお、ユニットケース31は、下側の台ケース31aと上側の蓋ケース31bで構成され、前記伝動部材30を収容した状態で一体に結合される。また、光演出実働部材28は、後述する組立手順の関係上、その一部である支承円板33a(詳細は後述する。)のみがユニットケース31に収容される。
[電飾装置−照明手段−光源]
光源27は、例えば発光体たるLEDをシリコーン樹脂で固めた低指向性タイプのチップLEDであって、前記ユニットケース31の蓋ケース31bに突設したボス32,32にチップ基板27aをビス止めして取り付けられている。なお、光源27は、LEDに限定されず、また、形状も限定されない。また、光源27は、物理的に単体である必要はなく、複数の発光体を集合させて構成してもよい。
[電飾装置−照明手段−光演出実働部材]
光演出実働部材28は、図6,図7に示したように、自己の中心を通る回転軸線を中心に回転し得る回転円板33と、その回転円板33の縁寄りの下面に垂設した反射体34と、該反射体34を覆う透明なカップ形の拡散カバー35で形成される。もちろん反射体34と拡散カバー35は、前記光源27の光が投射される側にある。また、実施形態では、回転円板33の回転軸線と光源27の光軸がほぼ一致する。
[電飾装置−照明手段−光演出実働部材−回転円板]
回転円板33は、前記ユニットケース31の中に収められるドーナツ円板型の支承円板33aと、中心に透光部33bを有する円板部33cと、前記反射体34を有する環状部33dと、に分けて成形し、その三者を一体に結合したものである。この三者の結合は、円板部33cと環状部33dを接着剤等で固着し、それらに対し支承円板33aを着脱自在にした態様になっている。すなわち、環状部33dの上面中心に上向きの円筒部33d−1を突設し、一方、支承円板33aに受孔部33a−1を形成し、その両者をやや強めの力加減で抜き差し可能な程度の締め代で嵌合させ、さらに、円板部33cと環状部33dに前記拡散カバー35を含めたユニット側の透孔33gから支承円板33aにビス33hを通して締め付け、そうして支承円板33aと環状部33d以下のユニットとが着脱できるようになっている。かかる構成により、環状部33d以下のユニットを外して光源27の交換等が簡単に行える。
なお、上記のように環状部33dを別体にすることにより反射体34を鏡面にするメッキが行い易く、また、円板部33cを別体にすることにより透明樹脂で成形できるから前記透光部33bの後述する拡散板33b−2が作り易い。
前記支承円板33aは、上面に歯車33eを一体成形し、さらに全周に吊り下げ用のフランジ部33fを形成してなり、図4−1,図4−2に示したように、該フランジ部33fをユニットケース31の台ケース31aに形成した円形のリング部31cに係合させることにより、リング部31cに嵌まった状態のまま自由に回転し得るようになっている。
前記円板部33cは、透明な合成樹脂製であって、前記環状部33dの下面にあてがった状態で一体に接合される。この円板部33cの中心に設けた透光部33bは、光源27のチップLEDが収まり得る円孔の半分を貫通孔状又は透明な平板状の非拡散透過部33b−1とし、残りの半分を、成形金型に細かなシボ加工を施す等して形成した拡散板33b−2でカバーしたものであり、光源27の光の一部であるほぼ半分を非拡散透過部33b−1から直接拡散カバー35内に通過させ、光源27の光の残り半分を拡散板33b−2を介して拡散カバー35内に通過させる。
前記環状部33dは、前記のように支承円板33aの下面に着脱可能な状態に接合され、図4−1,図4−2に示したように、その周縁部と支承円板33aのフランジ部33fとの間でユニットケース31の台ケース31aのリング部31cを挟む。従って、回転円板33は、リング部31cに嵌まった状態で上下方向に殆ど移動することなく、回転軸線、つまり実施形態では光源27の光軸を中心に水平回転し得る。
[電飾装置−照明手段−光演出実働部材−反射体]
環状部33dと一体の反射体34は、メッキを施した略スプーン形態の凹面鏡であり、前記透光部33bの非拡散透過部33b−1から照射される光源27の光を集めて横方向(実施形態では水平方向)に反射するものである。反射体34は、例えばサーチライトの反射体に採用されているような放物面又は球面を有し、その反射体34の焦点位置に光源27が配設されている。そうすることにより焦点から照射された光源27の光が、図4−1矢示,図8矢示のように、反射体34の凹面に当たってほぼ平行な光線の束になる。反射体34は、先端が前記回転軸線とほぼ交差する位置か又はそれを越えないように設定されており、従って透光部33bから投射される光源27の光のほぼ半分程度か又はそれ以下が反射体34で反射される。もっとも、実施形態の反射体34は、環状部33d側の付け根部Sの肩をえぐった略スプーン形態にしてあって、その肩のえぐれによる隙間から反射体34の裏側の空間にも光源27の光が差し込むようになっている。
[電飾装置−照明手段−光演出実働部材−拡散カバー]
前記拡散カバー35は、水平断面略八角形の有底カップ形態であり、断面蒲鉾形の凸条35a,35a…が外周の全面に筋状に形成されていて、前記透光部33bの拡散板33b−2を通った光源27の光を周囲に向けてさらに拡散する。 拡散カバー35は、前記のように水平断面略八角形を好適例とする多角形の有底カップ形態であるため、回転円板33と一体に回転して面単位で異なる方向に光を反射する。よって、回転により光のキラキラ感を演出することができる。
また、拡散カバー35には、図4−1のように前記反射体34の真正面に光開口部35bが形成されており、そこから反射体34の反射光が殆ど拡散することなく外部に素通りするようになっている。なお、光開口部35bは、実施形態のような切欠構造に限定されず、真正面から受けた光を殆ど拡散させずに透過させる例えば板ガラスのような透明平板構造であってもよい。
以上のように本実施形態の光演出実働部材28は、光源27の光を拡散カバー35内に投射することによって拡散カバー35の全体を提灯のように照らし、さらに、光源27の光の一部を非拡散透過部33b−1を通して反射体34に投射することによって遠くを照らすに適した強い光線を発するようにしたものであり、遠近にいる複数の遊技者に同時にアピールできる特徴がある。
[電飾装置−照明手段−駆動部材]
前記駆動部材29は正逆回転可能なモータであり、図6に示したように、ユニットケース31の台ケース31aの下面に固着され、出力軸29aが台ケース31aの孔31a−1を突き抜けてユニットケース31の内部に突出している。この駆動部材29は、前記基台15の山部22の後面である駆動領域に収まるようになっている。
[電飾装置−照明手段−伝動部材]
伝動部材30は、前記駆動部材29の動力を光演出実働部材28に伝えるもので、実施形態では、図6に示したように4つの歯車30a,30b,30c,30dで構成される。この4つのうち、歯車30aが駆動部材29の出力軸29aに固着され、歯車30dが光演出実働部材28の前記支承円板33aに突設した歯車33eに噛合しており、従って、駆動部材29の動力が、歯車30a,30b,30c,30dを介して支承円板33a、すなわち光演出実働部材28に伝達される。
[電飾装置の組み立て]
上記のように照明手段16は、光源27と、光演出実働部材28の支承円板33aと、伝動部材30と、をユニットケース31に収め、これにさらに駆動部材29を加えてユニット化してある。このユニット化した照明手段16を裏蓋21を外した基台15の後面側から差し込み、支承円板33aを収めたユニットケース31の円形部分を駆動支持部24内にセットして固定する。そうすると照明手段16の支承円板33aが駆動支持部24の下面に臨むから、その支承円板33aに光演出実働部材28の環状部33d等を前記の要領で結合する。これにより光演出実働部材28は、駆動支持部24の下面に回転自在に吊り下げられた状態になり、谷部23の照明領域で回転し得る。一方、照明手段16の駆動部材29は、ユニットケース31を基台15に組み込んだ状態で山部22の後面の駆動領域に収まるから、基台15の後面を裏蓋21で塞ぐ。そしてさらに基台15の駆動支持部24に前カバー25を被せれば電飾装置14が出来上がる。
実施形態では、この電飾装置14が、パチンコ機1の扉枠3の上辺部分に組み込まれている。具体的には、図2,図5に示したように、扉枠3の上部に電飾装置14の基台15に整合する横長凹形状の設置部3aを形成し、該設置部3aに扉枠3の裏面を補強する金属製の補強板3bを露出させ、その補強板3bに電飾装置14の基台15の裏蓋21を当接させてビス等の着脱可能な取付手段で取り付ける。図示しないが、前記補強板3b(補強板3bがない場合は扉枠3の裏面を構成する樹脂板)には配線用の透孔が形成されており、その透孔から電飾装置14の配線用ハーネスが後側に引き出される。補強板3bの後面と本体枠8の前面との間には配線用の空間8aが設けられており、該空間8aを通って前記配線用ハーネスが扉枠3のヒンジ部側に配線され、そこから配線用ハーネスが本体枠8の後面に抜けて中継基板等に接続される。従って扉枠3の開閉に配線用ハーネスが障害になるおそれがない。
なお、実施形態の電飾装置14は、照明手段16を3セット使用するが、これらの照明手段16のうち、図2,図5のように、右端に位置する1つの照明手段16のみが大型になっている。言うまでもなく照明手段16は、大型であるほど遠方へのアピール力が強い。従って、複数の照明手段16の全てを同じ大きさに揃えて平均化するより、複数の照明手段16の1つを集中的に大型化して他を平均化する方が、遠くへのアピール力向上に効果がある。
[電飾装置の制御例]
上記の構成である本発明の電飾装置14は、遊技の進行に合わせて、例えば次のように制御する。
〔通常遊技状態のとき〕
(a)光源27を、透明ユニット6の他の電飾36の光源と一緒に点灯又は点滅させる。
(b)光演出実働部材28を、拡散カバー35の光開口部35bを遊技者側に向かわせた状態のまま停止させておく。
(c)これにより、電飾装置14は、扉枠3に装着された他の電飾36(図8参照)と調和する。
〔特定のリーチ状態のとき〕
(a)光源27を点灯させる。
(b)照明手段16の駆動部材29を短い周期で正逆回転させ、光演出実働部材28を首振りさせる。
(c)これにより、拡散カバー35の全体が明るく照らされると共に反射体34による強い反射光が左右に振れる。この光の変化により、主として機前に居る遊技者自身に特定のリーチ状態であることがアピールできる。なお、図8に示したように、反射光は、扉枠13の高所で水平方向に照射されるため、遊技者Mの眼に強い光が直接入ることはない。よって遊技者Mは、反射光の直撃を受けることなく、拡散カバー35を介して光の動作を認識する。
〔大当り状態のとき〕
(a)光源27を点灯させる。
(b)光演出実働部材28を連続回転させる。
(c)これにより、回転しながら放たれる拡散カバー35の拡散光で周囲が明るく照らされると共に反射体34による強い反射光がサーチライト状に旋回し、また、図4−2のように、反射光が谷部23を横切るとき、谷部23の反射面でさらに反射するから、谷部23の全体が明るく輝く。この光の変化により、機前の遊技者自身はもちろん、遊技場に居る他の遊技者、特に隣の遊技者に大当り状態であることがアピールできる。
以上、本発明を実施の形態について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態のパチンコ機1は、電飾装置14の基台15を独立した成形品として形成したが、基台15をパチンコ機1の扉枠3などの樹脂成形品と一体成形するようにしてもよい。
また、実施形態では、1つの基台15に照明手段16を3セット使用したが、照明手段16の数は、限定されない。
また、実施形態では、伝動部材30の動力伝達機構として歯車を使用したが、例えば巻掛けベルトを使用するなど、動力伝達可能な機構であればどのようなものでもよい。また、1つの駆動部材29を複数セットの照明手段16,16…で共用し、駆動部材29と各照明手段16,16…を巻掛けベルト(好ましくはタイミングベルト)で連結するようにしてもよい。
また、実施形態では、光源27を蓋ケース31bに固定して実質的に駆動支持部24側に固定するようにしたが、光源27を光演出実働部材28側に固定して光演出実働部材28と一緒に回転させるようにしてもよい。
また、実施形態の光演出実働部材28の各構造は、基台15と組み合わせずとも、単独で使用可能な技術的価値がある。
また、実施形態では駆動支持部24を照明領域の上方に設けて庇状にしたが、駆動支持部24を照明領域の下方に設けて受台状にしてもよい。この場合の実施形態は、上記実施形態の上下を入れ替えればよい。もちろん、このように駆動支持部24を照明領域の下方に設けて受台状に形成した場合でも、本発明の利益は十分に享受できるが、駆動支持部24を照明領域の上方に設ける場合と、下方に設ける場合を比較した場合には、回転機構により光演出実働部材28の下側が暗くなる後者に比べて、光演出実働部材28の下側が明るくなる前者の方が、遊技者へのアピール力が高い点で有利である。
また、実施形態では遊技機としてパチンコ機を例示したが、本発明は、コインを使用する図柄組み合わせ式遊技機たるスロットマシンや、パチンコ球を使用する図柄組み合わせ式遊技機たる通称パロット又はパチロット等にも適用できる。
[実施形態に内在する他の技術的思想]
上記実施形態は、次のような技術的思想の実施形態でもある。
[A] 照明手段を有する遊技機用電飾装置を備え、該遊技機用電飾装置の照明手段による照明で機前を装飾するようにした遊技機であって、
前記遊技機用電飾装置の照明手段は、光源と、回転動作可能な光演出実働部材と、該光演出実働部材を回転させる駆動部材と、を備えてなり、
さらに前記光演出実働部材は、
自己の中心を通る回転軸線を中心に回転する回転円板と、
該回転円板の前記光源の光が投射される側に設けた拡散カバーと、
該拡散カバー内に設置され、前記回転円板の縁寄りの位置を基点とし、先端が前記回転円板の回転軸線とほぼ交差する位置か又はそれを越えない位置になるよう設定した凹面鏡の反射体と、を有し、
さらに前記拡散カバーの前記反射体と対向する部位に、該反射体の反射光を非拡散状態にて外部に透過させ得る光開口部を設けたものであることを特徴とする遊技機。
[B] 前記回転円板の前記光源と対向する部位に透光部を形成し、その透光部の前記反射体寄りの一部を光を透過させる非拡散透過部にすると共に残りの透光部を光を拡散させる拡散板で覆うようにしたことを特徴とする前記[A]記載の遊技機。
[C] 前記反射体の凹面鏡を、焦点を有する球面又は放物面で形成すると共に前記光源を反射体の焦点位置に配置したものであることを特徴とする前記[A]又は[B]記載の遊技機用電飾装置。
なお、前記[A]〜[C]の技術的思想は、前記特許文献1を含む従来技術に存する次のような解決課題に対応するものであり、次のような効果がある。
[上記A〜Cの発明に対応する解決課題]
遊技機前側に装備される特許文献1の遊技機用電飾装置は、主として機前の遊技者向けに大当り状態やリーチ状態を演出するためのものであり、周囲の遊技者へのアピール力が弱い。これに対し、周囲の遊技者へのアピール力を重視した遊技機用電飾装置も存在するが、そのようなものでは逆に機前の遊技者には見えにくい。
従って従来は、機前の遊技者向けと、周囲の遊技者向けの何れか一方にウェイトを置くか、或いは大きな設置スペースを割いて両タイプの電飾装置を無理矢理装着するようにしていた。
上記[A]〜[C]の発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的は、機前の遊技者と、周囲の遊技者の何れに対しても強くアピールすることができ、しかも大きな設置スペースを要しない遊技機用電飾装置を備えた遊技機の提供にある。
[上記A〜Cの発明の効果]
遊技機用電飾装置の光源から拡散カバー内に投射された光の一部は、反射体に当たって横方向に反射し、拡散カバーの光開口部を通って拡散することなく外部に抜ける。この反射光が強力な光線となって遠方にまで届く。一方、光源から拡散カバー内に投射されたもののうち反射体に当たらない残りの光は、拡散カバーを通って全体に拡散されるから、周囲を柔らかく照らす。よって本発明の遊技機の遊技機用電飾装置は、機前の遊技者と周囲の遊技者の何れに対しても強くアピールすることができる。しかも、光源の光を拡散カバー内で遠近用に分配するものであるため、コンパクト化が可能であり、大きな設置スペースを要しない。
また、[B]の発明によれば、回転円板の透光部の前記反射体寄りの一部を非拡散透過部となし、残りの透光部を光を拡散させる拡散板で覆うようにしたため、反射体に対して光源の光がストレートに照射されるから反射光がより強力になり、一方、拡散カバーに対して拡散板で拡散された光が照射されるから周囲への拡散性がさらに向上する。
また、[C]の発明のように、前記反射体の凹面鏡を、焦点を有する球面又は放物面で形成すると共に前記光源を反射体の焦点位置に配置するようにすれば、光源の光が反射体に当たって平行な光線の束になるため、遠方への到達度を高めることができる。
[その他の電飾装置]
遊技機の上方を装飾する電飾装置として、上記した以外にも次のような照明手段を備えたものがある。
図9,図10(a),(b)に記載した電飾装置14は、上記実施形態と同じく基台15に照明手段37を取り付けたものである。照明手段37は、異なるタイプの照明38a,38bを軸方向に且つ互いに逆向きに並べて合体させたものであり、例えば実施形態では、光の点滅や色の変化はしても光自体は動かないタイプの照明38aが前面側に、一方、光源や反射体が回転するなどして光自体が動くタイプの照明38bが後面側に設けられている。この照明手段37は、反転して前後が入れ替わり得るように基台15に軸着されており、さらに基台15内に組み込んだ駆動部材(図示せず)の動力で照明手段37を反転或いは揺動させることができる。
この電飾装置14は、例えば、通常遊技状態のとき、照明38aを前面に向けて点滅させ、リーチ状態のとき照明手段37を上下に揺らして照明38aを揺動させ、さらに大当り状態のとき照明手段37を反転させて照明38bを前面に向け、その状態で照明38bの光を回転させ、これにさらに照明手段37を上下に揺らす動作を加えるように制御する。
この電飾装置14は、図9の横並び状態を縦並び状態に変換して扉枠3の側部に設置するようにしてもよい。
図11,図12に示した別の電飾装置14は、実施形態と同じく基台15に照明手段39を取り付けたものである。照明手段39は、基台15のシリンダ部40に対し前後方向に進退可能に取り付けられており、例えば大当り状態のときなど、所定のタイミングで図12に示したように基台15のシリンダ部40から照明部分41が突出し、或いは所定の周期で出没するようになっている。なお、照明手段39の照明部分41は、光源や反射体34が回転するなどして光自体が動くようになっており、突出させた状態で光自体を動かすことにより、減り張りのある照明が行える。
なお、電飾装置14は、図11の縦並び状態を横並び状態に変換して扉枠3の上部に設置するようにしてもよい。
電飾装置の分解斜視図である。 パチンコ機の正面図である。 外枠より後方に突出する裏構成を省略したパチンコ機の平面図である。 パチンコ機要部の側断面図である。 光演出実働部材が反転した状態を示すパチンコ機要部の側断面図である。 電飾装置の平断面図である。 照明手段の分解斜視図である。 光演出実働部材の分解斜視図である。 外枠より後方に突出する裏構成を省略したパチンコ機の概略側面図である。 他の電飾装置を示す扉枠の要部の斜視図である。 (a),(b)は、図9の電飾装置を示す要部の断面図である。 他の電飾装置を示す扉枠の要部の斜視図である。 図11の状態から照明手段が突出した状態を示す扉枠の要部の斜視図である。
1 …パチンコ機(遊技機)
14 …遊技機用電飾装置
15 …基台
16 …照明手段
17 …前面壁
22 …山部
23 …谷部
24 …駆動支持部
27 …光源
28 …光演出実働部材
29 …駆動部材
30 …伝動部材
33 …回転円板
33b…透光部
34 …反射体

Claims (2)

  1. 基台に照明手段を取り付けた遊技機用電飾装置を備え、該遊技機用電飾装置の照明手段による照明で機前を装飾するようにした遊技機であって、
    前記遊技機用電飾装置の基台は、前面壁を、遊技者に向けて先細る平面視山型の山部と、遊技者から遠ざかる向きにすぼむ平面視谷型の谷部とを交互に連続させた略ジグザグ状に形成し、前記谷部の遊技者側たる前面側を照明領域に設定すると共に前記山部の反遊技者側たる後面側を駆動領域に設定し、さらに照明領域の上方又は下方に遊技者側に向けて迫り出す駆動支持部を形成し、
    一方、前記遊技機用電飾装置の照明手段は、光源と、前記駆動支持部の下面又は上面に支持されて前記照明領域で動作可能な光演出実働部材と、前記駆動領域に設置した駆動部材と、その駆動部材の動力を前記駆動支持部を通って光演出実働部材に伝える伝動部材とで形成されており、
    さらに前記遊技機用電飾装置の光演出実働部材は、中心に透光部を有し円形の外周部分が回転可能に支承される回転円板と、その回転円板の縁寄りの下面に垂設した反射体とを有し、駆動支持部側に固定した光源から前記透光部を通って照射される光の一部を前記反射体で横向きに反射させると共に透光部を通って照射される残りの光で照明領域を照らし得るものであることを特徴とする遊技機。
  2. 前記谷部の遊技者側に向かう傾斜面を反射構造にしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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