JP5148303B2 - 刈払ヘッド - Google Patents

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この発明は、コード式刈払機用の刈払ヘッドに関し、特にヘッド本体の外周に突出されたコードにより刈払いを行うようにした刈払ヘッドに関するものである。
従来、この種の刈払ヘッドとしては、例えば特許文献1に開示されるような構成が提案されている。この従来構成においては、回転軸に取り付けられる円板状のヘッド本体上に、円形の凹部が形成されている。凹部を形成する周壁には半径方向に延びる複数のテーパ状挿通孔が所定間隔おきに形成され、各テーパ状挿通孔には縮径可能なクランプ用のスリーブが圧入されている。ヘッド本体の凹部内には可撓性を有する刈払用コードがその長さ方向の中間部にて収容掛止され、そのコードの中間部から両端寄りの部分が各スリーブに挿通されてヘッド本体の外周に突出されている。そして、スリーブがテーパ状挿通孔に圧入されて縮径されることにより、コードがこのスリーブに挿通された状態にクランプされている。この状態で、ヘッド本体が回転されることにより、コードの突出端部にて刈払いが実行される。
特開平8−37872号公報
ところで、この種の刈払ヘッドにおいて、ヘッド本体に2本の刈払用コードを装着するとともに、それらのコードの両端部をヘッド本体の外周から突出させて、4本のコード突出端部で刈払いを行うようにすると、ヘッド本体が1回転する間に、草に対して4本のコード突出端部が打ち当たることになる。このため、刈払い効率を高めることができるとともに、太い草を円滑に刈ることができ、しかもコードの磨耗を半減させることができるという効果がある。
これに対して、4本のコード突出端部で刈払いを行う場合には、空気や草の抵抗が増大するため、回転数が低下するおそれがある。従って、刈払ヘッドを回転させるためのエンジンや電動モータ等の駆動源にかかる負荷が大きくなり、駆動源の駆動力が小さい場合は、刈払い能力が低下する。
一方、前記特許文献1に記載の従来構成では、1本の刈払用コードの両端部がスリーブに対する挿通状態でクランプされて、ヘッド本体の外周に突出されるようになっている。このため、2本の刈払用コードを用いて、4本のコード突出端部で刈払いを行うようにした場合、ヘッド本体に4つのクランプ用のスリーブを装備する必要がある。よって、ヘッド本体の重量が大きくなって、電動モータ等のように駆動力の小さい駆動源を備えたコード式刈払機では、刈払い効率の低下を招くという問題があった。しかも、2本の刈払用コード用のスリーブ等が必要になって、構造が複雑化する問題もある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、構造が簡単でヘッド本体の重量が増加することを抑制することができるとともに、必要に応じてコードの端部の突出状態を4本と2本の状態に容易に切替えて使用することができる刈払ヘッドを提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、回転軸に取り付けられるヘッド本体に、その外周から突出するように可撓性のコードを支持し、ヘッド本体の回転により前記コードにて刈払いが実行されるようにした刈払ヘッドにおいて、前記ヘッド本体には、受け部と、その受け部よりも回転中心側において受け部に対して接近離間可能な押さえ部材と、その押さえ部材を前記受け部と接近する方向に付勢する付勢手段とを設け、前記受け部と押さえ部材との間にはコードを把持するための把持部を、前記回転中心を中心とした円周方向の両側が開放されるように形成し、その把持部の両側には、把持部に把持されたコードをヘッド本体の外周に向かって案内するための案内部を形成し、前記把持部は、前記受け部の回転中心側で円周方向へ間隔をおいて前記ヘッド本体の内周に向かって突出する一対の係合部と、その係合部間において係合部より外径側に位置するように受け部側に設けられた受け面と、その受け面に対してコードを押圧するように押さえ部材側に設けられた押圧部とから構成されていることを特徴としている。
従って、ヘッド本体に受け部と押さえ部材と付勢手段とよりなるコードクランプ構造を2組設けておけば、必要に応じてコードの端部の突出状態を4本の状態と2本の状態とに切替えて使用することができる。すなわち、コードの中間部を把持部にて把持するとともに、両端部を各案内部を介してヘッド本体の外周に突出させれば、コードの突出端部を4本にして使用することができる。これに対して、コードの一端部を把持部にて把持するとともに、他端部を一方の案内部を介してヘッド本体の外周に突出させれば、コードの突出端部を2本にした使用することができる。
しかも、コードの突出端部を4本の状態にして使用する場合、コードクランプ構造を4組分設ける必要がないため、構造が簡単でヘッド本体の重量増加を抑制することができる。よって、コードの突出端部が4本の使用状態において、ヘッド本体の大重量化により、刈払い効率の低下を招くようなおそれを防止することができる。
また、コードを把持部において円周方向の3点で把持することができる。よって、把持部によりコードの中間部を把持する使用状態と、把持部によりコードの一端部を把持する使用状態とのいずれにおいても、コードを把持部にて強固に把持することができる。
以上のように、この発明によれば、構造が簡単で、必要に応じてコードの端部の突出状態を4本と2本の状態に切替えて使用することができるという効果を発揮する。
(第1実施形態)
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図11に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態のコード式刈払機においては、操作桿21の中間部に操作ハンドル22が突設されている。操作桿21の上端部には、エンジンよりなる駆動源23が装着されている。操作桿21の下端部にはギヤ伝達装置24が装着され、そのギヤ伝達装置24の下部には図4及び図5に示す回転軸25が突設されている。回転軸25には、全体として点対称形状をなす刈払ヘッド26のヘッド本体27がそのヘッド本体27の中心孔を挿通するとともに、回転軸25の中心の雌ネジ(図示しない)に螺入されるボルト28により取り付けられている。ヘッド本体27には可撓性を有する刈払用のコード29が挿通支持され、そのコード29の端部29aがヘッド本体27の外周に突出されている。そして、駆動源23により操作桿21内の図示しない駆動軸及びギヤ伝達装置24を介して刈払ヘッド26が回転されて、コード29の端部29aにより刈払いが実行される。なお、駆動源が電動モータの場合、その電動モータは操作桿21の下端に支持される。
図2〜図7に示すように、前記刈払ヘッド26のヘッド本体27は、ほぼ円板状に形成されている。ヘッド本体27の中央上面には、回転軸25に取り付けるためのボス部30が形成されている。ヘッド本体27の上面両側部には、半径方向に延びる一対の取付凹部31が180度隔てて形成されている。各取付凹部31の上部を覆うように、ヘッド本体27の上面には一対の扇形状のカバー32が各一対のネジ33により取り付けられている。
図4、図6及び図9に示すように、前記各カバー32の下面には、受け部34が取付凹部31内に向かって突出形成されている。各受け部34の内側面には、コード29に係合可能な一対の係合部34aがヘッド本体27の円周方向へ間隔をおいて形成されている。各受け部34の係合部34a間には、円弧凹状の受け面34bが係合部34aより外径側に位置するように形成されている。
図2〜図4、図6及び図7に示すように、前記ヘッド本体27の各取付凹部31内には、押さえ部材35が径方向に移動可能に収容支持されている。各押さえ部材35には、前記カバー32の受け部34よりもヘッド本体27の回転中心側において、受け部34の受け面34bに対して接近離間可能に対応する山形状の押圧部35aが形成されている。各押さえ部材35の外端部で、かつ前記受け部34の外径側には、押さえ部材35を取付凹部31に沿ってヘッド本体27の回転中心側に移動操作するための操作部35bが形成されている。この操作部35bは、ヘッド本体27の外周面より内径側に位置していて、ヘッド本体27の回転時に地面の縁石等に当たらないようになっている。各押さえ部材35と取付凹部31の内端部との間には、押さえ部材35をその押圧部35aが受け部34の受け面34bと接近する方向,すなわち外径側へ向かって付勢するための付勢手段としてのバネ36が介装されている。
そして、図6、図7及び図9に示すように、前記受け部34側の一対の係合部34a及び受け面34bと、押さえ部材35側の押圧部35aとにより、前記コード29を把持するための把持部37が構成されている。この把持部37は、ヘッド本体27の回転中心を中心とした円周方向の両側が開放されるように形成されている。把持部37の両側に位置するように、ヘッド本体27の上面には把持部37に把持されたコード29をヘッド本体27の外周に向かって案内するための円弧溝状の各一対の案内部38が形成されている。前記カバー32は、対をなす案内部38の部分を覆うことができる幅を有している。
そして、図6に示すように、コード29が把持部37及び両案内部38に挿通された状態で、コード29の外周面が受け部34の両係合部34aに係合されるとともに、押さえ部材35の押圧部35aによりコード29が受け部34の受け面34bに対して押圧される。このため、コード29が把持部37において、ヘッド本体27の円周方向の3点で把持される。
この場合、図6に示すように、コード29の中間部を把持部37にて把持するとともに、コード29の両端部を各案内部38からヘッド本体27の外周に突出させると、図2に示すように、コード29の突出端部29aを4本にした状態で使用することができる。これに対して、図9に示すように、コード29の一端部をヘッド本体27の外周に突出させることなく、把持部37にて把持するとともに、コード29の他端部を一方の案内部38を介してヘッド本体27の外周に突出させると、図11に示すように、コード29の突出端部29aを2本にした状態で使用することができる。
図3〜図7に示すように、前記ヘッド本体27の下面中心部には、合成樹脂製の底面ガード39が同じく合成樹脂製の取付リング40によりヘッド本体27に対してヘッド本体27の回転軸線を中心に相対回転可能及び着脱可能に取り付けられている。取付リング40の上部には、ヘッド本体27の掛止部41に係合して取付リング40を取付状態に掛止保持するための一対の掛止爪42が突設されている。取付リング40の上部には、ヘッド本体27の係合孔43に係合して取付リング40の回転を規制するための複数の規制部44が突設されている。底面ガード39の下面には、球面状の接触面39aが形成されている。そして、コード式刈払機の使用時に、この底面ガード39の接触面39aが地面と接触することにより、ヘッド本体27の地面に対する接触が防止されるとともに、ヘッド本体27の傾動操作が許容される。このとき、底面ガード39が単独でフリーに回転できるため、作業者はこのコード式刈払機を地面に沿って無理なく移動できるとともに、底面ガード39の地面等との接触による底面ガード39の磨耗を抑制できる。
次に、前記のような構成の刈払ヘッドを備えたコード式刈払機の作用を説明する。
さて、図2に示す使用状態では、ヘッド本体27に2本のコード29が取り付けられて、それらのコード29の両端部29aがヘッド本体27の外周に合計4本突出されている。すなわち、この状態においては、図6に示すように、各コード29の中間部がヘッド本体27内の把持部37に把持されるとともに、そのコード29の両端部が把持部37の両側の各案内部38を介してヘッド本体27の外周に突出されている。
この使用状態で、コード式刈払機を運転すると、駆動源23により刈払ヘッド26が回転される。この回転により、コード29の端部29aが旋回されて、刈払いが実行される。この場合、ヘッド本体27の外周にコード29の端部29aが4本突出されているため、ヘッド本体27が1回転する間に、草に対して4本のコード突出端部29aが打ち当たる。よって、刈払い効率を高めることができるとともに、太い草を刈ることができ、しかもコード29の磨耗を半減させることができる。
また、この刈払い運転時には、コード29の中間部が把持部37において、受け部34の両係合部34aとの係合、及び押さえ部材35の押圧部35aと受け部34の受け面34bとの間の挟持により、円周方向の3点で把持された状態にある。さらに、刈払い運転時には、ヘッド本体27の回転に伴い、コード29を把持する押さえ部材35に対して、バネ36の付勢方向と同一方向の外周側への遠心力が作用する。よって、把持部37におけるコード29の把持力が増大されて、コード29を把持部37にて強固に把持することができる。
このように、刈払い運転を繰り返し行うことにより、コード29が磨耗した場合には、そのコード29を新しいものと交換する必要がある。このコード29の交換時には、図8及び図9に示すように、押さえ部材35をバネ36の付勢力に抗してヘッド本体27の回転中心側に押圧移動させる。すると、押さえ部材35の押圧部35aが受け部34の受け面34bから離間されて、コード29が押圧部35aと受け面34bとによる挟持状態から解放されるとともに、受け部34の両係合部34aに対する係合状態から解放される。この解放により、把持部37におけるコード29の把持が解除される。従って、この状態でコード29の一方の突出端部29aを持ってヘッド本体27の外方に引けば、そのコード29を把持部37から抜く取ることができる。
続いて、図9及び図10に示すように、押さえ部材35の押圧操作により把持部37を開放させた状態で、新しいコード29を把持部37の一側の案内部38から把持部37内に挿入する。そして、コード29の端部29aが把持部37の他側の案内部38からヘッド本体27の外周に突出された後、図10に鎖線で示すように、そのコード29の突出端部29a側を引っ張って、コード29の中間部を把持部37に位置させる。その後、押さえ部材35の押圧操作を解放すると、その押さえ部材35がバネ36の付勢力により受け部34側に移動されて、受け部34と押さえ部材35との間の把持部37において、コード29の中間部が把持される。従って、コード29の脱着交換作業を容易に行うことができる。
一方、コード式刈払機の駆動源23が駆動力の小さい電動モータにより構成されている場合等においては、図11に示すように、ヘッド本体27の外周からコード29の端部29aが2本突出した状態で、刈払いを行うことができる。この場合には、図9に鎖線で示すように、ヘッド本体27に2本のコード29を取り付けて、それらのコード29の一端部をヘッド本体27の外周から突出しないように把持部37にて把持するとともに、コード29の他端部を一方の案内部38を介してヘッド本体27の外周に突出させる。この2本のコード突出端部29aの使用状態では、前述した4本のコード突出端部29aの使用状態に比較して、空気や草の抵抗が減少する。よって、駆動源23の駆動力が小さくても、刈払ヘッド26の回転数が低下することを抑制することができて、刈払い作業を効率よく行うことができる。
また、この2本のコード突出端部29aの使用時においても、前述した4本のコード突出端部29aの使用時と同様に、コード29が把持部37において、両係合部34aとの係合箇所及び押圧部35aと受け面34bとによる挟持箇所の3点で把持された状態にある。その上に、刈払い運転時には、ヘッド本体27の回転に伴い、押さえ部材35に対してバネ36の付勢方向と同一方向への遠心力が作用して、把持部37におけるコード29の把持力が増大される。よって、把持部37においてコード29が一端部にて片持ち式で把持されていても、強い把持力を確保することができる。
以上の実施形態から理解されるように、この実施形態の刈払ヘッドにおいては、以下の効果がある。
(1) ヘッド本体27に受け部34と押さえ部材35とバネ36とよりなる円周方向の両側を開放したコードクランプ構造が2組設けられている。このため、必要に応じてコード29の端部29aの突出状態を、4本の状態と2本の状態とに切替えて使用することができる。また、コード29の突出端部29aを4本の状態にして使用する場合、コードクランプ構造を4組分装備する必要がないため、構造が簡単でヘッド本体27の重量増加を抑制することができる。よって、コード29の突出端部29aが4本の使用状態において、ヘッド本体27の大重量化により、刈払い効率の低下を招くおそれ等を防止することができる。
(2) さらに、この実施形態の刈払ヘッドにおいては、把持部37が、受け部34側に設けられた一対の係合部34a及びその係合部34a間の受け面34bと、その受け面34bに対応して押さえ部材35側に設けられた押圧部35aとから構成されている。このため、コード29を把持部37において、円周方向の3点で把持することができる。よって、把持部37によりコード29の中間部を把持する4本のコード突出端部の使用状態と、把持部37によりコード29の一端部を把持する2本のコード突出端部の使用状態とのいずれにおいても、コード29を把持部37にて強固に把持することができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、この第2実施形態の各実施形態及び変更例においては、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第2実施形態においては、図12に示すように、押さえ部材35の押圧部35aの頂部に、横方向へ延びる滑り止め用の凹凸部47が上下方向に複数形成されている。そして、この凹凸部47がコード29の外周面に圧接されることにより、コード29が把持部37において滑りを生じることなく把持されるようになっている。
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果と同様な効果を得ることができる。また、この第2実施形態では、以下の効果を得ることができる。
(3) 押さえ部材35の押圧部35aに凹凸部47が形成されているため、把持部37におけるコード29の把持力を高めることができる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を説明する。
この第3実施形態においては、図13に示すように、押さえ部材35の押圧部35aに、縦方向へ延びる滑り止め用の凹凸部48が斜面に沿って複数形成されている。そして、この凹凸部48がコード29の外周面に圧接されることにより、コード29が把持部37において滑りを生じることなく把持されるようになっている。
従って、この第3実施形態においても、前記第2実施形態に記載の効果と同様な効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を説明する。
この第4実施形態においては、図14及び図15に示すように、押さえ部材35の押圧部35aの頂部に、縦方向へ延びるとともに、その頂部を開放したネジ孔49が形成されている。ネジ孔49にはネジ50が螺合され、そのネジ50のネジ山50aが押圧部35aの頂部から外方に露出されている。そして、このネジ50のネジ山50aがコード29の外周面に圧接されることにより、コード29が把持部37において滑りを生じることなく把持されるようになっている。
従って、この第4実施形態においても、前記第2実施形態に記載の効果と同様な効果を得ることができる。さらに、この第4実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
(4) コード29を金属製のネジ50によって押さえ込むことができるため、押さえ部材35の耐久性を向上できる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態においては、受け部34がカバー32の下面に突出形成されているが、この受け部34はヘッド本体27の取付凹部31の内面に突出形成してもよい。
・ 底面ガード39を金属により構成すること。
・ 前記実施形態においては、図4に示すように、刈払ヘッド26を回転軸25に対してヘッド本体27がそのヘッド本体27の中心孔を挿通するボルト28により固定した。この構成に代えて、前記中心孔の内周面に雌ネジを刻設して、その雌ネジに回転軸25の中心に突出形成した雄ネジを螺合したり、前記中心孔を設けることなく、ヘッド本体27の中心に雄ネジを突出形成して、その雄ネジに回転軸25の中心に形成した雌ネジを螺合したりしてもよい。なお、これらの場合、刈払ヘッド26の回転がネジの締め付け方向となるようにする必要がある。
・ 前記実施形態では、把持部37を2箇所に設けて、2本のコード29を装着するように構成したが、前記実施形態と同様な構成の把持部37を、等間隔をおいて3箇所,4箇所あるいは5箇所以上に設けること。このようにすれば、3本,4本,あるいは5本以上のコード29を使用できる。従って、3本及び6本,4本及び8本あるいは5本及び10本以上の端部29aにより刈り払いすることが可能となる。
・ 前記実施形態では、コード29を受ける係合部34aをカバー32の受け部34の両端に形成したが、この係合部をヘッド本体27の案内部38側に形成したり、案内部38及び受け部34に跨って形成したりしてもよい。
(他の技術的思想)
前記実施形態から把握され、請求項に記載されていない技術的思想は以下の通りである。
(A) 回転軸に取り付けられるヘッド本体に、その外周から突出するように可撓性のコードを支持し、ヘッド本体の回転により前記コードにて刈払いが実行されるようにしたコード式刈払機用の刈払ヘッドにおいて、ヘッド本体の下面中心部に底面ガードをヘッド本体に対してヘッド本体の回転軸線を中心に相対回転可能に取り付けたことを特徴とするコード式刈払機用の刈払ヘッド。
(B) 前記底面ガードはヘッド本体に着脱可能に取り付けられた取付リングを介してヘッド本体に支持されたことを特徴とする前記(A)項に記載のコード式刈払機用の刈払ヘッド。
(C) 押さえ部材を外径方向へ向かって付勢する付勢手段(実施形態におけるバネ36)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコード式刈払機用の刈払ヘッド。
(D) 押さえ部材には、それを移動操作するための操作部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のコード式刈払機用の刈払ヘッド。
第1実施形態の刈払ヘッドを備えたコード式刈払機を示す正面図。 図1のコード式刈払機の刈払ヘッド部分を拡大して示す斜視図。 図2の刈払ヘッドを拡大して示す平面図。 図3の4−4線における断面図。 図4の5−5線において一部を断面にして示す側面図。 図4の6−6線における部分断面図。 図2の刈払ヘッドを分解して示す斜視図。 図2の刈払ヘッドにおいてコードを交換する場合の操作状態を示す斜視図。 同じくコード交換時の操作状態を示す部分断面図。 図8に続くコード交換時の操作状態を示す斜視図。 図2の刈払ヘッドの異なった使用状態を示す斜視図。 第2実施形態の刈払ヘッドの押さえ部材を示す斜視図。 第3実施形態の刈払ヘッドの押さえ部材を示す斜視図。 第4実施形態の刈払ヘッドの押さえ部材を示す斜視図。 図14の押さえ部材の分解斜視図。
符号の説明
23…駆動源、25…回転軸、26…刈払ヘッド、27…ヘッド本体、29…刈払用のコード、29a…端部、32…カバー、34…受け部、34a…係合部、34b…受け面、35…押さえ部材、35a…押圧部、36…付勢手段としてのバネ、37…把持部、38…案内部。

Claims (1)

  1. 回転軸に取り付けられるヘッド本体に、その外周から突出するように可撓性のコードを支持し、ヘッド本体の回転により前記コードにて刈払いが実行されるようにしたコード式刈払機用の刈払ヘッドにおいて、
    前記ヘッド本体には、受け部と、その受け部よりも回転中心側において受け部に対して接近離間可能な押さえ部材と、その押さえ部材を前記受け部と接近する方向に付勢する付勢手段とを設け
    前記受け部と押さえ部材との間にはコードを把持するための把持部を、前記回転中心を中心とした円周方向の両側が開放されるように形成し、その把持部の両側には、把持部に把持されたコードをヘッド本体の外周に向かって案内するための案内部を形成し、
    前記把持部は、前記受け部の回転中心側で円周方向への間隔をおいて前記ヘッド本体の内周に向かって突出する一対の係合部と、その係合部間において係合部より外径側に位置するように受け部側に設けられた受け面と、その受け面に対してコードを押圧するように押さえ部材側に設けられた押圧部とから構成されていることを特徴とするコード式刈払機用の刈払ヘッド。
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