図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、静止画像撮影モード、連続撮影モードおよび動画像撮影モード、という3つの撮影モードを備えている。このうち、静止画像撮影モードは、シャッタボタン12が押下される度に被写体の静止画像を1枚ずつ記録するモードであり、連続撮影モードは、1回のシャッタボタン12の押下につき被写体の静止画像を所定枚数連続して記録するモードである。そして、動画像撮影モードは、シャッタボタン12の押下に応答して被写体の動画像を記録するモードである。
なお、この実施例のディジタルカメラ10は、シャッタボタン12以外に、後述するモード選択ダイヤル14,メインスイッチ16,モードキー18,セットキー20,十字キー22およびジャンプキー24というそれぞれ独立した操作部品を備えている。これらの部品の各々は、図2に示すようにディジタルカメラ10の背面26または上面28に設けられている。なお、十字キー22は、上下左右の4つの接点を有している。また、ディジタルカメラ10の背面26には、後述する液晶モニタ30も設けられている。
ここで、今、静止画像撮影モードが選択される、具体的にはメインスイッチ16によって撮影モードが選択され、かつモード選択ダイヤル14によって静止画像モードが選択されると、CPU32は、TG(Timing Generator)34に対してプリ露光および間引き読み出しの繰り返しを命令する。TG34は、この命令に対応するタイミング信号をイメージセンサ36に供給し、イメージセンサ36は、供給されたタイミング信号に従って、フォーカスレンズ38を通して入射される被写体の光学像を露光するとともに、当該露光によって蓄積された電荷の一部を次の1フレーム期間に出力する。つまり、静止画像撮影モードが選択された当初は、低解像度の生画像信号が1フレーム期間毎にイメージセンサ36から出力される。
イメージセンサ36から出力された各フレームの生画像信号は、CDS(Correlated Double Sampling)/AGC(Automatic Gain Control)回路40に入力され、ここで相関二重サンプリング処理およびゲイン調整処理を施された後、A/D変換回路42に入力される。A/D変換回路42は、入力された生画像信号をディジタル信号である生画像データに変換し、変換後の生画像データを信号処理回路44に入力する。
信号処理回路44は、入力された生画像データに色分離,白バランス調整,ガンマ補正,YUV変換などの一連の処理を施す。この信号処理回路44による処理後の画像データ(YUVデータ)は、メモリ制御回路46によって、一旦、メインメモリとしてのSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)48の画像データ記憶領域48aに記憶された後、バッファメモリ50に転送される。
バッファメモリ50に転送された画像データは、混合回路52に入力され、ここで、後述するOSDメモリ54から入力されるOSDデータと混合される。ただし、この時点では、OSDメモリ54からOSDデータが入力されないので、混合回路52は、バッファメモリ50から入力される画像データをそのまま出力する。混合回路52から出力された画像データは、ビデオエンコーダ56に入力され、ここでNTSC方式の複合画像信号に変換される。そして、変換後の複合画像信号は、上述した液晶モニタ30に入力され、これによって液晶モニタ30に被写体のリアルタイム動画像、いわゆるスルー画像が表示される。
この状態で、シャッタボタン12が押下されると、CPU32は、静止画像記録動作に入る。すなわち、CPU32は、TG34に対して1フレーム分の本露光および全画素読み出しを命令する。TG34は、CPU32からの命令に対応するタイミング信号をイメージセンサ36に供給する。これによって、イメージセンサ36による本露光が行われ、この本露光によって蓄積された全電荷、つまり1フレーム分の高解像度生画像信号がイメージセンサ36から出力される。
イメージセンサ36から出力された生画像信号は、CDS/AGC回路40による処理を経て、A/D変換回路42に入力され、ここで生画像データに変換される。この変換後の生画像データは、信号処理回路44に入力され、ここで上述した一連の処理を施された後、メモリ制御回路46によって、SDRAM48内の画像データ記憶領域48aに記憶される。さらに、信号処理回路44は、CPU32による制御に従って、入力された生画像データからサムネイルデータを生成する。このサムネイルデータは、メモリ制御回路46によって、SDRAM48内のサムネイルデータ記憶領域48bに記憶される。
このサムネイルデータの記憶後、メモリ制御回路46は、CPU32による制御に従って、画像データ記憶領域48aに記憶された高解像度の画像データを読み出し、読み出した画像データを圧縮伸長回路58に入力する。圧縮伸長回路58には、CPU32から圧縮命令が与えられており、圧縮伸長回路58は、この圧縮命令に応答して、入力された画像データにJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式に従う圧縮処理を施し、JPEG圧縮画像ファイルを生成する。生成されたJPEG圧縮画像ファイルは、メモリ制御回路46によって、一旦、SDRAM48内の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶される。
メモリ制御回路46はまた、サムネイルデータ記憶領域48bに記憶されたサムネイルデータを読み出し、読み出したサムネイルデータを圧縮伸長回路58に入力する。圧縮伸長回路58は、このサムネイルデータに対してもJPEG方式に従う圧縮処理を施す。この圧縮処理によって生成されたJPEG圧縮サムネイルファイルは、メモリ制御回路46によって、上述の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶されたJPEG圧縮画像ファイルのオプション・マーカであるアプリケーション・マーカ・セグメント(APPn)に埋め込まれる。このようにしてJPEG圧縮サムネイルファイルが埋め込まれたJPEG圧縮画像ファイル、いわゆるExif(EXchange Image File format)ファイルは、メモリ制御回路46によって読み出され、メモリインタフェース回路60を介してメモリカード62に入力される。
メモリカード62内においては、周知のDCF(Design rule for Camera File System)規格に従って、図3に示すようにルート(ROOT)ディレクトリの下に“DCIM”というフォルダ64が形成されている。CPU32は、メモリカード62に入力されたJPEG圧縮画像ファイル(Exifファイル)に対して“STILXXXX.jpg(XXXXは撮影順を表すシリアル番号)”というファイル名を付し、これを当該DCIMフォルダ内に記録する。
一方、連続撮影モードが選択された場合、具体的にはメインスイッチ16によって撮影モードが選択され、かつモード選択ダイヤル14によって連写モードが選択された場合も、上述の静止画像撮影モードが選択された場合と同様に、液晶モニタ30にスルー画像が表示される。そして、この連続撮影モードが選択された状態でシャッタボタン12が押下されると、CPU32は、連写画像記録動作に入る。
すなわち、CPU32は、TG34に対して本露光および全画素読み出しを一定間隔(数フレーム間隔)で所定回数命令する。TG34は、CPU32からの命令に対応するタイミング信号をイメージセンサ36に供給する。これによって、イメージセンサ36による本露光が所定回数行われ、それぞれの本露光によって蓄積された全電荷、つまり当該所定回数に応じたフレーム数の高解像度生画像信号が、イメージセンサ36から順次出力される。なお、イメージセンサ36による本露光の回数(所定回数)は、ここでは詳しく説明しないが、オペレータによって任意に設定できる。
イメージセンサ36から出力された生画像信号は、1フレーム毎にCDS/AGC回路40による処理を経て、A/D変換回路42に入力され、ここで生画像データに変換される。そして、この生画像データは、信号処理回路44に入力され、ここで上述した一連の処理を施された後、メモリ制御回路46によって、SDRAM48内の画像データ記憶領域48aに記憶される。信号処理回路44はまた、入力された生画像データからサムネイルデータを生成し、生成されたサムネイルデータは、メモリ制御回路46によって、SDRAM48内のサムネイルデータ記憶領域48bに記憶される。
このサムネイルデータの記憶後、メモリ制御回路46は、CPU32による制御に従って、画像データ記憶領域48aに記憶された高解像度の画像データを1フレーム毎に読み出し、読み出した画像データを圧縮伸長回路58に入力する。圧縮伸長回路58は、CPU32から与えられる圧縮命令に応答して、入力された画像データにJPEG方式に従う圧縮処理を施し、JPEG圧縮画像ファイルを生成する。生成されたJPEG圧縮画像ファイルは、メモリ制御回路46によって、一旦、SDRAM48内の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶される。
メモリ制御回路はまた、当該JPEG圧縮画像ファイルに対応するサムネイルデータをサムネイルデータ記憶領域48bから読み出し、読み出したサムネイルデータを圧縮伸長回路58に入力する。圧縮伸長回路58は、入力されたサムネイルデータに対してJPEG方式に従う圧縮処理を施す。この圧縮処理によって生成されたJPEG圧縮サムネイルファイルは、メモリ制御回路46によって、上述の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶されたJPEG圧縮画像ファイルのアプリケーション・マーカ・セグメントに埋め込まれる。
このようにしてJPEG圧縮画像ファイルを生成するとともに、このJPEG圧縮画像ファイルのアプリケーション・マーカ・セグメントにJPEG圧縮サムネイルファイルを埋め込むという処理は、イメージセンサ36の本露光毎に得られる全ての画像データに対して行われる。そして、これらJPEG圧縮サムネイルファイルが埋め込まれた複数のJPEG圧縮画像ファイル(Exifファイル)は、メモリ制御回路46によって読み出され、メモリインタフェース回路60を介してメモリカード62に入力される。
CPU32は、1回の連写画像記録動作毎に、図3に示すように上述したDCIMフォルダ64の下に“SEQTYYYY(YYYYはフォルダの形成順を表すシリアル番号)”というフォルダを形成する。そして、CPU32は、メモリカード62に入力された複数のJPEG圧縮画像ファイルに対して“SEQTXXXX.jpg(XXXXは連続画像記録動作毎の撮影順を表すシリアル番号)”というファイル名を付し、これを当該SEQTYYYYフォルダ内に記録する。
また、この連続撮影モードにおける特殊撮影機能として、露出を自動的に変化させながら複数枚の静止画像を記録するというAE(Automatic Exposure)シフト連続撮影機能がある。この機能を有効化するための手順については、ここでは詳しく説明しないが、当該機能が有効化された場合、CPU32は、TG36に対して本露光および全画素読み出しを所定回数命令する際に当該本露光に掛かる時間を徐々に変化させる。したがって、このAEシフト連続撮影機能が有効化されているときには、互いに露光期間の異なる複数のJPEG圧縮画像ファイルが上述と同様の手順で1つのSEQTYYYYフォルダ内に記録される。
さらに、動画像撮影モードが選択された場合、具体的にはメインスイッチ16によって撮影モードが選択され、かつモード選択ダイヤル14によって動画像モードが選択された場合は、次のような動作となる。すなわち、静止画像撮影モードまたは連続撮影モードが選択された場合と同様に、液晶モニタ30にスルー画像が表示される。そして、この動画像撮影モードが選択された状態で、シャッタボタン12が押下されると、CPU32は、動画像記録動作に入る。
動画像記録動作に入ると、CPU32は、TG34に対して本露光および予め設定された解像度に従う間引き読み出しの繰り返しを命令する。TG34は、この命令に対応するタイミング信号をイメージセンサ36に供給し、これによって、イメージセンサ36から予め設定された解像度に従う生画像信号が1フレーム期間毎に順次出力される。
イメージセンサ36から出力された各フレームの生画像信号は、CDS/AGC回路40による処理を経て、A/D変換回路42に入力され、ここで生画像データに変換される。そして、この生画像データは、信号処理回路44に入力され、ここで上述した一連の処理を施された後、メモリ制御回路46によって、SDRAM38内の画像データ記憶領域48aに記憶される。信号処理回路44はまた、入力された生画像データからサムネイルデータを生成する。生成されたサムネイルデータは、メモリ制御回路46によって、SDRAM48内のサムネイルデータ記憶領域48bに記憶される。
サムネイルデータの記憶後、メモリ制御回路46は、CPU32による制御に従って、画像データ記憶領域48aに記憶された高解像度の画像データを1フレーム毎に順次読み出し、読み出した画像データを圧縮伸長回路58に入力する。圧縮伸長回路58は、CPU32から与えられる圧縮命令に応答して、入力された画像データに対しクイック・タイム・ムービ方式に従う圧縮処理を施し、単一フォークのムービファイル(動画クリップファイル)を生成する。生成されたムービファイルは、メモリ制御回路46によって、一旦、SDRAM48内の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶される。
さらに、メモリ制御回路46は、サムネイルデータ記憶領域48bから各画像データのサムネイルデータを順次読み出し、読み出したサムネイルデータを圧縮伸長回路58に入力する。圧縮伸長回路58は、このサムネイルデータに対してJPEG方式に従う圧縮処理を施す。この圧縮処理によって生成されたJPEG圧縮サムネイルファイルは、メモリ制御回路46によって、上述の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶されたムービファイルの先頭にある後述するプレビューアトムに格納される。
このようにして1フレーム毎に画像データを圧縮するとともに、各画像データに対応するJPEG圧縮サムネイルファイルを付加するという処理は、再度シャッタボタン12が押下されるまで続けられる。つまり、最初にシャッタボタン12が押下されてから再度シャッタボタン12が押下されるまでの間、動画像の撮影が行われる。そして、この一連の動画像撮影によって得られたムービファイルは、メモリ制御回路46によって読み出され、メモリインタフェース回路60を介してメモリカード62に入力される。
CPU32は、図3に示すように上述したDCIMフォルダ64の下に“VCLP”というフォルダを形成する。そして、CPU32は、メモリカード62に入力されたムービファイルに対して“VCLPXXXX.jpg(XXXXは撮影順を表すシリアル番号)”というファイル名を付し、これを当該VCLPフォルダ内に記録する。
なお、図には示さないが、この実施例のディジタルカメラ10は、内蔵マイクを有しており、動画像記録動作においては、当該内蔵マイクで収音された音声も同時に記録される。この動画像記録動作における音声データは、圧縮された動画像のデータとともにムービファイル内の後述するムービデータアトムに格納される。
また、この実施例のディジタルカメラ10では、上述の内蔵マイクまたは図示しないマイク入力端子に接続される外部マイクを用いて、撮影を伴わない音声のみの録音も可能である。この音声の録音手順については、ここでは詳しく説明しないが、収音された音声のデータは、WAVE形式で記録される。このWAVE形式の音声データには、“SUNDXXXX.wav(XXXXは録音順を表すシリアル番号)”というファイル名が付され、当該音声データは、図3に示すようにDCIMフォルダの下に形成された“SUND”というフォルダ内に記録される。
各撮影モードで記録された画像は、当該各撮影モードに対応する再生モードによって再生することができる。たとえば、静止画像撮影モードで記録された静止画像は、静止画像再生モードで再生することができる。そして、連続撮影モードで記録された複数の静止画像から成る連写画像は、連写画像再生モードで再生することができ、動画像撮影モードで記録された動画像は、動画像再生モードで再生することができる。
さらに、この実施例のディジタルカメラ10では、オペレータが気に入った画像を容易に再生することができるよう工夫が施されている。具体的には、オペレータは、自分の気に入った画像をお気に入り画像として任意に登録することができる。そして、お気に入り画像については、容易に再生できるよう工夫されている。
このお気に入り画像の登録手順については、後で詳しく説明するが、たとえば静止画像については、図4に示すように個々の静止画像毎にお気に入り画像として登録することができる。なお、図4は、斜線模様が付された“STIL0002.jpg”および“STIL0004.jpg”というファイルで表される静止画像が、お気に入り画像として登録されている状態を示す。このようにお気に入り画像として登録された静止画像のファイルには、お気に入り画像であることを表す識別子としての符号、言わば“お気に入り符号”が付加される。具体的には、図5に示すように、上述したJPEG圧縮画像ファイルのアプリケーション・マーカ・セグメントに、当該お気に入り符号が埋め込まれる。なお、このアプリケーション・マーカ・セグメントには、上述したようにJPEG圧縮サムネイルファイルも埋め込まれる。
また、連写画像については、図6に示すように当該連写画像を構成する個々の静止画像毎にお気に入り画像として登録することができる。なお、図6は、“SEQT0001”フォルダ内の“SEQT0001.jpg”および“SEQT0007.jpg”というファイルで表される静止画像がお気に入り画像として登録されている状態を示す。このお気に入り画像として登録された静止画像のファイルにも、上述の5に示す静止画像ファイルと同様にお気に入り符号が付加される。
そして、動画像については、図7に示すように当該動画像を構成するフレーム画像毎にお気に入り画像として登録することができる。なお、図7は、“VCLP0001.mov”というムービファイル内の“3”フレーム目の画像と“N”フレーム目(最後尾フレーム)の画像とがお気に入り画像として登録されている状態を示す。このようにお気に入り画像を含むムービファイルにも、お気に入り符号が付加される。すなわち、周知の通り、ムービファイルは、図8に示すように上述したプレビューアトム,ムービデータアトム,ムービアトムおよびユーザ定義データアトムが、この順番で連続した構造を持つ。このうちのプレビューアトムに、JPEG圧縮サムネイルファイルが格納される。そして、ムービデータアトムに、動画像の圧縮データおよび音声データが格納され、ムービアトムに、当該ムービデータアトムに格納されている動画像データおよび音声データに関する各種情報(データの記録日時などの情報)が格納される。ユーザ定義データアトムには、任意のデータを格納することができ、このユーザ定義データアトムに、お気に入り符号が付加され、厳密には何フレーム目の画像がお気に入り画像として登録されているのかを表すデータが格納される。
さらに、メモリカード62内においては、図3に示すようにルートディレクトリの下にDCIMフォルダ64と並んで“お気に入りファイル”というファイル66が形成され、このお気に入りファイル66には、図9に示すように、お気に入り画像として登録された画像のファイルの一覧情報が記録される。なお、ムービファイルについては、注記(NOTE)としてお気に入り画像のフレーム番号の情報も記録される。
また、この実施例のディジタルカメラ10は、撮影した画像に任意の文字(テキスト)を入力するという文字入力機能をも備えている。この文字入力機能によれば、周知のASCII(American Standard Code for Information Interchange)コードに従う文字の他に、ひらがな,カタカナ,漢字などをも入力することができる。この文字入力機能による文字の入力手順については、ここでは詳しく説明しないが、入力された文字のデータ(テキストデータ)は、図3に示すようにルートディレクトリの下にDCIMフォルダ64およびお気に入りファイル66と並んで形成された“入力文字ファイル”というファイル68に記録される。具体的には、この入力文字ファイル68には、図10に示すように、文字が入力された画像ファイルの一覧と、これらの画像ファイルに入力された文字の一覧とが、互いに対応付けられた状態で記録される。
なお、静止画像については、個々の静止画像毎に任意の文字を入力することができるが、連写画像については、1つのフォルダ(SEQTXXXX)に格納された複数の静止画像の全てに共通の文字が入力され、換言すれば当該1つのフォルダにつき1種類の文字列が入力可能である。また、動画像については、個々の動画像を構成する全ての画像に対して共通の文字が入力され、換言すれば1つのムービファイルに対して1種類の文字列が入力可能である。
さらに、メモリカード62内のルートディレクトリの下には、図3に示すようにDCIMフォルダ64,お気に入りファイル66および入力文字ファイル68と並んで、“管理リストファイル”というファイル70が形成される。この管理リストファイル70には、図11に示すように、メモリカード62に記憶されている全ての画像ファイル(JPEG圧縮画像ファイルおよびムービファイル)および音声ファイルの一覧情報が、それぞれの記録日時の情報とともに、記録順に格納されている。そして、それぞれの画像ファイルについては、お気に入り符号が付加されているか否か、および文字入力機能による文字が入力されているか否かの情報も、記録されている。なお、図11においては、“MARK”の欄に“○”印が付されている画像ファイルに対してお気に入り符号が付加されていることを表す。また、“MEMO”の欄に“○”印が付されている画像ファイルに対して文字入力機能による文字が入力されていることを表す。
さて、今、複数の静止画像,連写画像および動画像の各ファイルがメモリカード62に記録されており、そのうちのいくつかにお気に入り符号が付加され、または文字入力機能による文字が入力されているとする。このような状態で、静止画像再生モードが選択される、具体的にはメインスイッチ16によって再生モードが選択され、かつモード選択ダイヤル14によって静止画像モードが選択されると、CPU32は、まず、上述の管理リストファイル70を参照し、静止画像撮影モードによって最後に記録されたJPEG圧縮画像ファイルを特定する。そして、CPU32は、メモリ制御回路46に対して、特定されたJPEG圧縮画像ファイルの読み出しを命令する。
メモリ制御回路46は、CPU32からの読み出し命令に応答して、メモリインタフェース回路60を介してメモリカード62から上述の特定された(最後に記録された)JPEG圧縮画像ファイルを読み出し、読み出したJPEG圧縮画像ファイルを、一旦、SDRAM48内の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶する。そして、メモリ制御回路46は、圧縮画像ファイル記憶領域48cから当該JPEG圧縮画像ファイルを読み出し、読み出したJPEG圧縮画像ファイルを圧縮伸長回路58に入力する。
圧縮伸長回路58には、CPU32から伸長命令が与えられており、圧縮伸長回路58は、この伸長命令に応答して、入力されたJPEG圧縮画像ファイルを伸長し、元の静止画像のデータを再現する。再現された画像データは、メモリ制御回路46によって、一旦、SDRAM48の画像データ記憶領域48aに記憶された後、バッファメモリ50を介して混合回路52に入力される。
混合回路52に入力された画像データは、さらにビデオエンコーダ56に入力される。ビデオエンコーダ56は、入力された画像データを複合画像信号に変換し、変換後の複合画像信号を液晶モニタ30に入力する。これによって、液晶モニタ30には、図12に示すように、メモリカード61から読み出されたJPEG圧縮画像ファイルに従う静止画像が表示される。
CPU32はまた、上述の管理リストファイル70を参照することで、メモリカード62から読み出されたJPEG圧縮画像ファイルに文字入力機能による文字が入力されているか否かを判断する。ここで、この文字が入力されているとき、CPU32は、上述した入力文字ファイル68を参照し、当該文字の内容を認識する。そして、認識した文字をOSD表示するための上述したOSDデータを生成し、生成したOSDデータをOSDメモリ54に入力する。このOSDメモリ54に入力されたOSDデータは、混合回路52に入力され、ここでバッファメモリ50から当該混合回路52に入力された画像データと混合された後、ビデオエンコーダ56に入力される。したがって、再生対象となるJPEG圧縮画像ファイルに文字入力機能による文字が入力されているときは、液晶モニタ30に表示されている静止画像上に、当該文字がOSD表示される。なお、この文字は、図12に点線の矩形図形100で示すように、液晶モニタ30の画面の下側部分に横書きで表示
される。
このように液晶モニタ30に任意の静止画像が表示されている、つまり再生されている状態で、たとえば十字キー22の右ボタンが押下されたとする。すると、CPU32は、管理リストファイル70を参照して、現在再生されている静止画像の次に撮影された静止画像、換言すれば現在再生されている静止画像の次に撮影日時が古い静止画像のJPEG圧縮画像ファイルを特定する。なお、当該次に撮影された静止画像が存在しない場合、つまり現在再生されている静止画像が最後に撮影された静止画像である場合には、CPU32は、最初に撮影された(記録日時が最も古い)静止画像のJPEG圧縮画像ファイルを特定する。そして、CPU32は、上述と同様の手順に従って、当該特定されたJPEG圧縮画像ファイルに従う静止画像を液晶モニタ30に表示させるとともに、このJPEG圧縮画像ファイルに文字が入力されている場合にはその文字をOSD表示させる。これによって、液晶モニタ30の画面表示は、図13(a)に示すように任意の静止画像が表示されている状態から、図13(b)に示すように次の静止画像(または最初の静止画像)が表示された状態に遷移する。
一方、図13(a)に示すように任意の静止画像が再生されている状態で、十字キー22の左ボタンが押下されると、CPU32は、管理リストファイル70を参照して、現在再生されている静止画像の前に撮影された静止画像、換言すれば現在再生されている静止画像の次に撮影日時が新しい静止画像のJPEG圧縮画像ファイルを特定する。なお、当該前に撮影された静止画像が存在しない場合、つまり現在再生されている静止画像が最初に撮影された静止画像である場合には、CPU32は、最後に撮影された(記録日時が最も新しい)静止画像のJPEG圧縮画像ファイルを特定する。そして、CPU32は、上述と同様の手順に従って、当該特定されたJPEG圧縮画像ファイルに従う静止画像を液晶モニタ30に表示させるとともに、このJPEG圧縮画像ファイルに文字が入力されている場合にはその文字をOSD表示させる。これによって、液晶モニタ30の画面表示は、図13(a)に示すように任意の静止画像が表示されている状態から、図13(c)に示すように1つ前の静止画像(または最後の静止画像)が表示された状態に遷移する。
さらに、図13(a)の状態で上述したモードキー18が押下されると、CPU32は、図13(d)に示すような再生設定画面を液晶モニタ30にOSD表示させるためのOSDデータを生成し、OSDメモリ54に入力する。これによって、液晶モニタ30の画面上においては、図13(a)における入力文字100のOSD表示が解除され、代わりに、図13(d)に示すように、現在再生されている静止画像の撮影日時を表す文字列102と、当該静止画像のJPEG圧縮画像ファイルに付されたシリアル番号を表す文字列104とが、画面の下側部分に上下2段にOSD表示される。また、JPEG圧縮画像ファイルに上述したお気に入り符号が付されている場合には、その旨を表す“*”印106が、文字列(シリアル番号)104の右側にOSD表示される。
なお、図13(d)は、“西暦2002年7月15日11時35分”に撮影(厳密にはメモリカード62に記録)され、かつ“0123”番というシリアル番号が付されたJPEG圧縮画像ファイルに従う静止画像が表示されている状態を示す。また、この図13(d)において“*”印106が表示されていることから、当該JPEG圧縮画像ファイルにお気に入り符号が付されていることが判る。なお、これらの撮影日時(文字列102),シリアル番号(文字列104)および“*”印106の表示に当り、CPU32は、JPEG圧縮画像ファイルのヘッダ情報から当該撮影日時を認識し、JPEG圧縮画像ファイルのファイル名からシリアル番号を認識し、JPEG圧縮画像ファイルのアプリケーション・マーカ・セグメントからお気に入り符号の有無を判断する。これら撮影日時,シリアル番号およびお気に入り符号の有無は、上述した管理リストファイル70を参照することによっても認識できる。
さらに、図13(d)の再生設定画面においては、当該画面の左側に4つのアイコン108〜114が縦1列にOSD表示されるとともに、一番上のアイコンを囲むように矩形のカーソル116がOSD表示される。なお、カーソル116は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って、任意のアイコン108,110,112または114を囲むように上下方向に移動する。
この再生設定画面が表示されている状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図13(a)の状態に戻る。一方、一番上のアイコン108がカーソル116で囲まれた状態、つまり選択された状態で、セットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図14(a)に示すような状態に遷移する。
すなわち、液晶モニタ30の画面には、セットキー20が押下される直前に(図13(d)の状態で)再生されていた静止画像を先頭に、この先頭の静止画像の後に順番に撮影された8つの静止画像を含む合計9つの静止画像のサムネイル118,118,・・・が、縦3行×横3列のマトリクス状にマルチ表示される。そして、それぞれのサムネイル118の右下隅には、それぞれに対応する静止画像に割り当てられたシリアル番号を表す文字列120が表示される。さらに、お気に入り画像のサムネイル118には、その周囲を囲むように矩形のマーク122が付され、当該サムネイル118の左上隅には、対応する静止画像の撮影日を表す文字列124が表示される。さらに、左上隅に表示されたサムネイル118を指示するように、指差印のポインタ126が表示される。このポインタ126は、十字キー22の操作に応じて任意のサムネイル118を指示するように上下左右に移動する。
なお、図14(a)は、“0123”番〜“0131”番までのシリアル番号が割り当てられた各静止画像に対応するサムネイル118,118,・・・が表示されており、このうちの“0123”番,“0127”番,“0128”番および“0130”番の各シリアル番号が割り当てられた静止画像がお気に入り画像として登録されている状態を示す。
この図14(a)に示すようないわゆるマルチ画面を表示させるために、上述の図13(d)に示す再生設定画面においてカーソル116によって言わばマルチ表示アイコン108が選択された状態でセットキー20が押下されると、CPU32は、管理リストファイル70を参照する。そして、CPU32は、当該セットキー20が押下される直前に再生されていた静止画像と、この静止画像よりも後に撮影された静止画像のうち撮影日時の古い8つの静止画像との、合計9つの静止画像のJPEG圧縮画像ファイルを特定する。そして、これら特定された9つのJPEG圧縮画像ファイルの読み出しを、メモリ制御回路46に命令する。
メモリ制御回路46は、CPU32からの読み出し命令に応答して、メモリインタフェース回路60を介してメモリカード62から特定された9つのJPEG圧縮画像ファイルを順次読み出し、読み出したJPEG圧縮画像ファイルを、順次SDRAM48内の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶する。そして、メモリ制御回路46は、圧縮画像ファイル記憶領域48cから当該9つのJPEG圧縮画像ファイルを順次読み出し、読み出したJPEG圧縮画像ファイルを順次圧縮伸長回路58に入力する。
圧縮伸長回路58には、CPU32からサムネイル伸長命令が与えられており、圧縮伸長回路58は、この伸長命令に応答して、入力されたJPEG圧縮画像ファイルのアプリケーション・マーカ・セグメントに埋め込まれたJPEG圧縮サムネイルファイルを伸長し、それぞれのサムネイルデータを再現する。再現されたサムネイルデータは、メモリ制御回路46によって、一旦、SDRAM48の画像データ記憶領域48aに記憶され、ここでマルチ表示に対応するべく並べ替えを行われ、さらに1つの画像データとして纏められた後、バッファメモリ50を介して混合回路52に入力される。
CPU32はまた、メモリカード62から読み出された各JPEG圧縮画像ファイルのファイル名から、当該各JPEG圧縮画像ファイルに割り当てられたシリアル番号を認識する。さらに、CPU32は、それぞれのJPEG圧縮画像ファイルに対してお気に入り符号が付加されているか否かを判断する。そして、CPU32は、認識したシリアル番号に基づいて図14(a)における文字列120,120,・・・をOSD表示するとともに、お気に入り符号の有無に基づいて上述したマーク122および文字列124をOSD表示し、さらに上述したポインタ126をOSD表示するためのためのOSDデータを生成する。このOSDデータは、混合回路52に入力される。
混合回路52は、バッファメモリ50から入力される画像データと、OSDメモリ54から入力されるOSDデータとを混合し、混合後のデータをビデオエンコーダ56に入力する。ビデオエンコーダ56は、混合回路52から入力されるデータを複合画像信号に変換し、変換後の複合画像信号を液晶モニタ30に入力する。これによって、液晶モニタ30に、図14(a)に示すマルチ画面が表示される。
この図14(a)に示すマルチ画面において、任意のサムネイル118上にポインタ126が置かれた状態でセットキー20が押下される、つまり当該任意のサムネイル118が選択されると、上述の図12に示す静止画像を再生するときと同様の手順に従って、当該選択されたサムネイル118に対応する静止画像が再生される。これによって、液晶モニタ30には、図14(b)に示すように選択されたサムネイル118に対応する静止画像がいわゆるフルサイズで表示され、この静止画像に文字入力機能による文字が入力されている場合には、点線の矩形図形100で示すように当該文字がOSD表示される。
また、図14(a)に示すようにポインタ126が最上段のサムネイル118上に置かれている状態で、さらに十字キー22の上ボタンが押下されると、図には示さないが、当該マルチ画面がスクロールダウンする。具体的には、現在表示されているサムネイル118,118,・・・のうち最下段に表示されている3つの(図14(a)において“0129”番,“0130”番および“0131”番の各シリアル番号が付された)サムネイル118,118,118が画面から消去される。その代わりに、現在表示されているサムネイル118,118,・・・に対応する静止画像よりも前に撮影された静止画像のうち、撮影日時の新しい3つの静止画像のサムネイル118,118,118が、画面の最上段に新たに表示される。このように図14(a)に示すマルチ画面がスクロールダウンするときも、CPU32やメモリ制御回路46などの各回路は、当該図14(a)に示すマルチ画面を表示させるときと同様の動作を行う。また、図14(a)に示すようにポインタ126が左上隅のサムネイル118に置かれている状態で十字キー22の左ボタンが押下された場合にも、画面は同様にスクロールダウンする。
一方、図には示さないが、ポインタ126が最下段のサムネイル118上に置かれている状態で、さらに十字キー22の下ボタンが押下されると、画面はスクロールアップする。具体的には、現在表示されているサムネイル118,118,・・・のうち最上段に表示されている3つの(図14(a)において“0123”番,“0124”番および“0125”番の各シリアル番号が付された)サムネイル118,118,118が画面から消去される。その代わりに、現在表示されているサムネイル118,118,・・・に対応する静止画像よりも後に撮影された静止画像のうち、撮影日時の古い3つの静止画像のサムネイル118,118,118が、画面の最下段に新たに表示される。このように図14(a)に示すマルチ画面がスクロールアップするときも、CPU32やメモリ制御回路46などの各回路は、当該図14(a)に示すマルチ画面を表示させるときと同様の動作を行う。また、ポインタ126が右下隅のサムネイル118に置かれている状態で十字キー22の右ボタンが押下された場合にも、画面は同様にスクロールアップする。
さらに、図14(a)に示す状態で、十字キー22の上ボタンと上述したジャンプキー24とが同時に押下されると(厳密には先に十字キー22の上ボタンが押下された状態でジャンプキー24が押下されると)、液晶モニタ30の画面表示が、図14(c)に示す状態に遷移する。すなわち、十字キー22の上ボタンとジャンプキー24とが押下される直前に表示されていた全てのサムネイル118,118,・・・が画面から消去され、代わりに当該サムネイル118,118,・・・に対応する静止画像よりも前に撮影された静止画像のうち、撮影日時の新しい9つの静止画像のサムネイル118,118,118が新たにマルチ表示される。このように全てのサムネイル118,118,・・・が更新されるときも、CPU32やメモリ制御回路46などの各回路は、図14(a)に示すマルチ画面を表示させるときと同様の動作を行う。
なお、図14(c)は、図14(a)の状態から全てのサムネイル118,118,・・・が更新されて、“0114”番〜“0122”番までのシリアル番号が割り当てられた9つの静止画像に対応するサムネイル118,118,・・・が新たに表示された状態を示す。そして、“0118”番および“0122”番の各シリアル番号が割り当てられた静止画像がお気に入り画像として登録されている状態を示す。
一方、図14(a)に示す状態で、十字キー22の下ボタンと上述したジャンプキー24とが同時に押下されると(厳密には先に十字キー22の下ボタンが押下された状態でジャンプキー24が押下されると)、液晶モニタ30の画面表示は、図14(d)に示す状態に遷移する。すなわち、十字キー22の下ボタンとジャンプキー24とが押下される直前に表示されていた全てのサムネイル118,118,・・・が画面から消去され、代わりに当該サムネイル118,118,・・・に対応する静止画像よりも後に撮影された静止画像のうち、撮影日時の古い9つの静止画像のサムネイル118,118,118が新たにマルチ表示される。この場合も、CPU32やメモリ制御回路46などの各回路は、図14(a)に示すマルチ画面を表示させるときと同様の動作を行う。
なお、図14(d)は、図14(a)の状態から全てのサムネイル118,118,・・・が更新されて、“0132”番〜“0140”番までのシリアル番号が割り当てられた9つの静止画像に対応するサムネイル118,118,・・・が新たに表示された状態を示す。そして、“0138”番のシリアル番号が割り当てられた静止画像がお気に入り画像として登録されている状態を示す。
このようにマルチ画面が表示されている状態で、モードキー30が押下されると、液晶モニタ30には、図14(e)に示すように、当該マルチ画面が表示される前に再生されていた静止画像が再度表示される。つまり、液晶モニタ30の画面表示は、上述した図13(a)に示す状態に戻る。
次に、図13(d)に示す再生設定画面において、カーソル116によって上から2番目のアイコン110が選択された状態でセットキー20が押下されたとする。すると、液晶モニタ32に、当該再生設定画面がOSD表示されるときと同様の手順に従って、図15(a)に示すようなジャンプ再生設定画面がOSD表示される。
すなわち、図13(d)に示す画面からアイコン108〜114およびカーソル116が消去され、代わりに、画面の略中央に“ジャンプ再生”という横書きの文字列128がOSD表示される。そして、この文字列128の下方に、“設定”という横書きの文字列130と“戻る”という横書きの文字列132とが、上下2段に表示される。さらに、これら2つの文字列130および132の一方を囲むように、細長い矩形のカーソル134が表示される。このカーソル134は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って、上下方向に移動する。なお、図13(d)において画面の下側に表示されていた撮影日時を表す文字列102およびシリアル番号を表す文字列104については、この図15(a)のジャンプ再生設定画面においても継続して表示される。また、“*”印106が表示されている場合には、この表示も当該ジャンプ再生設定画面に引き継がれる。
図15(a)のジャンプ再生設定画面において、モードキー18が押下されると、液晶モニタ30の表示は、図15(b)に示すように当該ジャンプ再生設定画面が表示される前の画面、つまり再生設定画面に戻る。このことは、図15(a)のジャンプ再生設定画面において、カーソル134によって文字列132(戻る)が選択された状態でセットキー20が押下された場合も、同様である。
一方、図15(a)のジャンプ再生設定画面において、カーソル134によって文字列130(設定)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図15(c)に示すようなメッセージ画面に遷移する。すなわち、図15(a)における文字列128〜132およびカーソル134の表示に代えて、“ジャンプ再生を設定しました”という横書きの文字列(メッセージ)135が画面の略中央に表示される。これと同時に、CPU32に対して、後述するジャンプ再生モードという特殊な再生モードが設定される。そして、図15(c)のメッセージ画面が表示されてから一定時間(数秒程度)が経過すると、液晶モニタ30の画面表示は、図15(d)に示すように再生設定画面に遷移する。なお、CPU32に対して上述のジャンプ再生モードが設定された場合は、再生設定画面における上から2番目のアイコン62内の文字が“ALL”から“JMP”に変化する。
このようにしてジャンプ再生モードが設定されると、静止画像再生モードにおいて再生対象となる静止画像が、お気に入り画像に限定される。たとえば、図16(a)に示すように任意のお気に入り静止画像が再生されている状態で、十字キー22の右ボタンが押下されると、次のお気に入り静止画像、詳しくは図16(a)の状態で再生されているお気に入り静止画像の次に撮影日時の古いお気に入り静止画像が、再生される。なお、当該次のお気に入り静止画像が存在しない場合には、記録日時が最も古いお気に入り静止画像が再生される。
一方、図16(a)の状態で十字キー22の左ボタンが押下されると、1つ前のお気に入り静止画像、詳しくは図16(a)の状態で再生されているお気に入り静止画像の次に撮影日時の新しいお気に入り静止画像が、再生される。なお、当該1つ前のお気に入り静止画像が存在しない場合には、記録日時が最も新しいお気に入り静止画像が再生される。
さらに、図16(a)の状態でモードキー18が押下されると、図16(d)に示すように、液晶モニタ30の画面表示が再生設定画面に遷移する。この再生設定画面が表示されている状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図16(a)の状態に戻る。一方、再生設定画面においてカーソル116によってマルチ表示アイコン108が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図16(e)に示すような状態に遷移する。
すなわち、図16(e)に示すように、お気に入り画像として登録された静止画像のみのサムネイル118,118,・・・がマルチ表示される。したがって、これら全てのサムネイル118,118,・・・に対して、それぞれに対応する静止画像のシリアル番号を表す文字列120,120,・・・が表示されることは勿論のこと、当該各静止画像の撮影日を表す文字列124,124,・・・も表示される。そして、全てのサムネイル118,118,・・・の周囲にマーク122が付される。このマルチ画面表示においては、サムネイル118の表示対象がお気に入り静止画像に対応するものに限定される。このようにお気に入り静止画像のみに対応するサムネイル118,118,・・・が表示されるマルチ画面においても、ポインタ126の位置によっては十字キー22の操作によって当該マルチ画面がスクロールし、または十字キー22およびジャンプキー24の操作によってサムネイル118,118,・・・が一括して更新される。
なお、ジャンプ再生モードを解除する場合には、図16(d)に示す再生設定画面において“JMP”と記された上から2番目のアイコン10がカーソル116によって選択された状態で、セットキー20を押下する。すると、液晶モニタ32の画面表示が、図17(a)に示すようなジャンプ再生解除画面に遷移する。
このジャンプ再生解除画面においては、画面の略中央に“ジャンプ再生”という横書きの文字列136が表示される。そして、この文字列136の下方に、“解除”という横書きの文字列138と“戻る”という横書きの文字列140とが、上下2段に表示される。さらに、これら2つの文字列138および140の一方を囲むように、細長い矩形のカーソル142が表示される。このカーソル142は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って上下方向に移動する。なお、上述の図16(d)において画面の下側に表示されている撮影日時を表す文字列102およびシリアル番号を表す文字列104については、この図17(a)のジャンプ再生解除画面においても引き続き表示される。また、“*”印106が表示されている場合には、この表示も当該ジャンプ再生解除画面に引き継がれる。
図17(a)のジャンプ再生解除画面において、モードキー18が押下されると、液晶モニタ30の表示は、図17(b)に示すように再生設定画面に戻る。このことは、当該ジャンプ再生解除画面において、カーソル142によって文字列140(戻る)が選択された状態でセットキー20が押下された場合も、同様である。
一方、図17(a)のジャンプ再生解除画面において、カーソル142によって文字列138(解除)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図17(c)に示すようなメッセージ画面に遷移する。すなわち、図17(a)における文字列136〜140およびカーソル142の表示に代えて、“ジャンプ再生を解除しました”という横書きの文字列(メッセージ)144が画面の略中央に表示される。これと同時に、CPU32に設定されていたジャンプ再生モードが解除される。そして、図17(c)のメッセージ画面が表示されてから一定時間(数秒程度)が経過すると、液晶モニタ30の画面表示は、図17(d)に示すように再生設定画面に遷移する。このようにジャンプ再生モードが解除された場合は、再生設定画面における上から2番目のアイコン62内の文字が“JMP”から“ALL”に戻る。
さらに、図13(d)に示す再生設定画面において(図15(b)や図16(d),図17(d)に示す再生設定画面においても同様)、カーソル116によって上から3番目のアイコン112が選択された状態でセットキー20が押下されると、CPU32は、上述した管理リストファイル70を参照する。そして、その参照結果に基づいて、液晶モニタ30に図18(a)に示すようなファイルリスト画面をOSD表示させる。このファイルリスト画面においては、メモリカード62に記録されている全ての画像ファイルおよび音声ファイルの概要が一覧表示される。
すなわち、画面の上方に“記録日”,“モード”,“No.”および“テキスト”という横書きの4つの文字列146〜152が横1列に表示される。そして、文字列146(記録日)の下方に各ファイルが記録された年月日(年/月/日)を表す横書きの文字列154が縦1列に表示され、文字列148(モード)の下方に当該各記録日に記録されたファイルの種類(静止画像,連写画像,動画像および音声)を表す横書きの文字列156が縦1列に表示される。そして、文字列150(No.)の下方に、当該ファイルの種類別にいくつのファイルが記録されているのか(ファイル数)を表す横書きの文字列(数字)158が縦1列に表示される。さらに、それぞれのファイルの種類において、最初に記録されたファイルに上述した文字入力機能による文字が入力されている場合には、その文字を表す横書きの文字列160が、文字列152(テキスト)の下方に表示される。また、記録日(撮影日)を表す複数の文字列154,154,・・・のいずれかを囲むように、細長い矩形のカーソル161が表示される。このカーソル161は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って上下方向に移動する。
なお、文字列160を表示するに当り、CPU32は、上述した入力文字ファイル68を参照して、入力された文字を認識する。また、液晶モニタ30の画面に全てのファイルの内容が一度に表示されない場合には、上述の十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従ってカーソル161が画面(文字列154〜160が表示されている部分)の上端または下端に移動したときに、当該画面の表示が上下方向にスクロールする。このファイルリスト画面の背景は青一色とされ、いわゆるブルーバックとされている。
かかるファイルリスト画面において、任意の記録日を表す文字列154がカーソル161によって選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、上述したジャンプ再生モードが設定されているか否かに応じて、上述の図14(a)または図16(e)と同様のマルチ画面表示に遷移する。たとえば、ジャンプ再生モードが設定されていない場合には、図18(b)に示すようなマルチ画面が表示される。
この図18(b)に示すマルチ画面では、選択された記録日(ここでは西暦2002年7月1日)において最も早い(古い)時刻に記録された静止画像を先頭に、この先頭の静止画像以降順番に記録された合計9つの静止画像のサムネイル118,118,・・・が、図14(a)と同じ要領でマルチ表示される。そして、この図18(b)に示すマルチ画面が表示されている状態でモードキー18,セットキー20,十字キー22の上ボタンまたは下ボタン(ジャンプキー24との併用を含む)が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図14(a)に示すマルチ画面が表示されている状態でこれらのキーが押下されたときと同じ要領で遷移する。
なお、図18(a)のファイルリスト画面において選択された記録日に記録された静止画像が存在しない場合には、当該選択された記録日よりも後に記録された静止画像のうち最も記録日時の古い静止画像が、先頭とされる。また、当該選択された記録日以降に記録された静止画像が存在しない場合には、全ての静止画像のうち最も記録日時の古い静止画像が、先頭とされる。
一方、ジャンプ再生モードが設定されている場合、図18(a)のファイルリスト画面が表示されている状態でセットキー20が押下されると、図には示さないが、お気に入り静止画像のみのサムネイルが、図16(e)と同じ要領でマルチ表示される。すなわち、図18(a)のファイルリスト画面で選択された記録日において記録時刻の最も古いお気に入り静止画像が、先頭とされる。そして、この先頭のお気に入り静止画像以降に記録された静止画像のうち記録日時の古い9つのお気に入り静止画像のサムネイルが、マルチ表示される。
このようにお気に入り静止画像のみのサムネイルがマルチ表示されている状態でモードキー18,セットキー20,十字キー22の上ボタンまたは下ボタン(ジャンプキー24との併用を含む)が押下された場合も、液晶モニタ30の画面表示は、図16(e)のマルチ画面が表示されている状態でこれらのキーが押下されたときと同じ要領で遷移する。また、図18(a)のファイルリスト画面で選択された記録日に記録された静止画像が存在しない場合には、当該選択された記録日よりも後に記録された静止画像のうち最も記録日時の古いお気に入り静止画像が、先頭とされる。また、当該選択された記録日以降に記録された静止画像にお気に入り画像として登録された静止画像が存在しない場合、或いは当該選択された記録日以降に記録された静止画像が存在しない場合には、全てのお気に入り静止画像のうち最も記録日時の古いお気に入り静止画像が、先頭とされる。
図18(a)のファイルリスト画面が表示されている状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図18(c)に示すように、再生設定画面に戻る。
そして、図13(d)の再生設定画面において(図18(c)などに示す再生設定画面においても同様)、カーソル116によって一番下のアイコン114が選択された状態でセットキー20が押下されると、CPU32は、液晶モニタ30に図19(a)に示すような消去方法選択画面をOSD表示させる。
この消去方法選択画面では、画面の中央付近に“全て消去”,“グループ消去”,“1枚消去”および“戻る”という4つの横書きの文字列162〜168が縦1列に表示される。そして、文字列168(戻る)を囲むように、細長い矩形のカーソル170が表示される。このカーソル170は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って任意の文字列162,164,166または168を囲むように上下方向に移動する。なお、画面の下側には、現在表示されている静止画像の撮影日時およびシリアル番号を表す文字列102および104が、図13(d)と同様に、上下2段に表示される。そして、当該静止画像がお気に入り画像である場合には、文字列104の右側に“*”印106が表示される。
この図19(a)に示す消去方法選択画面において、モードキー18が押下されると、液晶モニタ30の表示は、図19(b)に示すように再生設定画面に戻る。このことは、当該消去方法選択画面において、カーソル170によって文字列168(戻る)が選択された状態でセットキー20が押下された場合も、同様である。
一方、この消去方法選択画面において、カーソル170によって文字列162(全て消去)または文字列164(グループ消去)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30には当該消去方法選択画面に代えて図19(c)に示すお気に入り消去確認画面がOSD表示される。
このお気に入り消去確認画面では、画面の中央付近に“お気に入り画像を消去しますか?”という横書きの文字列172が2行にわたって表示される。そして、この文字列172の下方に、“YES”および“NO”という2つの横書きの文字列174および176が上下2段に表示される。さらに、これら2つの文字列174および176の一方を囲むように、細長い矩形のカーソル178が表示される。このカーソル178は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って、上下方向に移動する。なお、画面の下側に表示された文字列102および104(または106)の表示は、図19(a)の消去方法選択画面から引き継がれる。そして、このお気に入り消去確認画面が表示されている状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30には当該お気に入り消去確認画面に代えて図19(d)に示す消去開始確認画面がOSD表示される。
この消去開始確認画面では、画面の中央付近に“消去開始?”という横書きの文字列180が表示され、この文字列180の下方に、“YES”および“NO”という2つの横書きの文字列182および184が上下2段に表示される。さらに、文字列182および184の一方を囲むように、細長い矩形のカーソル186が表示される。このカーソル186は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って上下方向に移動する。なお、画面の下側に表示された文字列102および104(または106)の表示は、この消去開始確認画面が表示される前のものがそのまま引き継がれる。また、図19(a)の消去方法選択画面において、カーソル170によって文字列166(1枚消去)が選択された状態でセットキー20が押下された場合は、液晶モニタ30の画面表示は、図19(c)のお気に入り消去確認画面の表示を経ずに、直接、この消去開始確認画面に遷移する。
この消去開始確認画面において、カーソル186によって文字列184(NO)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図19(a)の消去方法選択画面に戻る。一方、カーソル186によって文字列182が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図19(e)に示すメッセージ画面に遷移する。
すなわち、このメッセージ画面では、図19(d)の消去開始確認画面における文字列180〜184およびカーソル186の表示に代えて、“画像消去中”という横書きの文字列(メッセージ)188が画面の略中央にOSD表示される。ここで、上述の図19(a)の消去方法選択画面においてカーソル170によって文字列162が選択された状態でセットキー20が押下され(つまり“全て消去”が選択され)、かつ図19(c)のお気に入り消去確認画面においてカーソル178によって文字列174が選択された状態でセットキー20が押下された(つまり“YES”が選択された)場合、CPU32は、メモリカード62に記録されている全ての画像ファイルおよび音声ファイルを消去する。一方、図19(a)の消去方法選択画面において“全て消去”が選択され、かつ図19(c)のお気に入り消去確認画面において“NO”が選択された場合、CPU32は、メモリカード62に記録されている画像ファイルのうちお気に入り画像のみを残して、それ以外の画像ファイルおよび音声ファイルの全てを消去する。
また、図19(a)の消去方法選択画面において“グループ消去”が選択され、かつ図19(c)のお気に入り消去確認画面において“YES”が選択された場合、CPU32は、図19(e)のメッセージ画面の表示と並行して、静止画像撮影モードで記録された全ての画像ファイル(JPEG圧縮画像ファイル)をメモリカード62から消去する。一方、図19(a)の消去方法選択画面において“グループ消去”が選択され、かつ図19(c)のお気に入り消去確認画面において“NO”が選択された場合、CPU32は、静止画像撮影モードで記録された画像ファイルのうちお気に入り画像のみを残して、それ以外の静止画像モードで記録された画像ファイルをメモリカード62から全て消去する。
さらに、図19(a)の消去方法選択画面において“1枚消去”が選択された場合、CPU32は、図19(e)のメッセージ画面の表示と並行して、現在再生されている静止画像をメモリカード62から消去する。
このようにして図19(a)の消去方法選択画面および図19(c)のお気に入り消去確認画面における各選択状況に応じてファイルの消去を行った後、CPU32は、この消去後のメモリカード62内におけるファイルの記録状況に応じてお気に入りファイル66,入力文字ファイル68および管理リストファイル70の各内容を更新する。そして、更新後の管理リストファイル70を参照して、メモリカード62内に静止画像撮影モードで記録された画像ファイルが残っているか否かを判断する。
ここで、メモリカード62内に静止画像撮影モードで記録された画像ファイルが残っていない場合、CPU32は、図19(f)に示すように“ファイルがありません”という横書きの文字列(メッセージ)190を、画面の略中央にブルーバックでOSD表示する。この場合、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されるまで、当該図19(f)のメッセージ画面は表示され続ける。なお、このメッセージ画面は、静止画像再生モードが選択された直後に、メモリカード62内に静止画像撮影モードで記録された画像ファイルが存在しない場合も表示される。
一方、メモリカード62内に静止画像撮影モードで記録された画像ファイルが残っている場合、CPU32は、図19(g)に示すように、再度、消去方法選択画面をOSD表示する。これと併せて、CPU32は、今回消去された静止画像の次に撮影日時の古い静止画像を再生する。なお、当該次に撮影日時の古い静止画像が存在しない場合には、CPU32は、撮影日時の最も古い静止画像を再生する。図19(g)は、“0123”番というシリアル番号が付された静止画像が消去され、その次の“0124”番というシリアル番号が付された静止画像が再生されている状態を示す。そして、この図19(g)では、図19(a)のように“*”印106が表示されていないので、このことから“0124”番のシリアル番号が付された静止画像はお気に入り画像ではないことが判る。
そして、この図19(g)に示す消去方法選択画面において、モードキー18が押下されるか、若しくはカーソル170によって文字列168(戻る)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の表示は、上述の図19(a)から図19(b)に遷移するのと同様に、図19(h)に示す再生設定画面に戻る。
ところで、未だお気に入り画像として登録されていない静止画像をお気に入り画像として登録するには、次の手順による。
すなわち、図20(a)に示すように、お気に入り画像として登録されていない任意の静止画像が再生されている状態で、ジャンプキー24が押下されると、CPU32は、液晶モニタ30に図20(b)に示すようなお気に入り登録設定画面をOSD表示させる。
このお気に入り登録設定画面では、画面の中央付近に“お気に入り登録”という横書きの文字列192が表示され、この文字列192の下方に“設定”および“戻る”という2つの横書きの文字列194および196が上下2段に表示される。そして、これら2つの文字列194および196のいずれか一方を囲むように、細長い矩形のカーソル198が表示される。このカーソル198は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って上下方向に移動する。さらに、画面の下側には、上述した再生設定画面と同様、現在再生されている静止画像の撮影日時およびシリアル番号を表す文字列102および104が、上下2段に表示される。なお、この図20(b)は、“0124”番というシリアル番号が付された静止画像が表示されている状態を示す。この時点では、当該静止画像は未だお気に入り画像として登録されていないので、上述した“*”印106は表示されていない。
この図20(b)に示すお気に入り登録設定画面において、再度ジャンプキー24が押下されると、液晶モニタ30の表示は、当該お気に入り登録設定画面が表示される前の状態に戻る。このことは、お気に入り登録設定画面図において、カーソル198によって文字列196(戻る)が選択された状態でセットキー20が押下された場合も、同様である。
一方、このお気に入り登録設定画面において、カーソル198によって文字列194(設定)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図20(c)に示すようなメッセージ画面に遷移する。すなわち、図20(b)における文字列192〜196およびカーソル198の表示に代えて、“お気に入りに登録しました”という横書きの文字列(メッセージ)200が画面の略中央に表示される。これと同時に、CPU32は、現在再生されている静止画像をお気に入りに登録し、具体的には当該静止画像のJPEG圧縮画像ファイルのアプリケーション・マーカ・セグメントに上述したお気に入り符号を埋め込むとともに、当該JPEG圧縮画像ファイルをお気に入りファイル66に追加する。このように現在再生されている静止画像がお気に入り画像として登録されることで、文字列104の右側に“*”印106が新たに表示される。なお、CPU32は、上述のお気に入りファイル66の更新に合わせて、管理リストファイル70の内容をも更新する。
そして、図20(c)のメッセージ画面が表示されてから一定時間(数秒程度)が経過すると、液晶モニタ30の画面表示は、図20(d)に示すように、図20(a)と同様の元の画像に戻る。
このお気に入り画像の登録は、図21(a)に示すように上述したマルチ画面が表示されている状態からも可能である。なお、このマルチ画面を表示させる手順については、図14を参照して説明した通りである。
すなわち、図21(a)に示すように、未だお気に入り画像として登録されていない静止画像のサムネイル118を含むマルチ画面において、お気に入り画像として登録されていない任意の静止画像のサムネイル118上にポインタ126が置かれた状態でジャンプキー24が押下されると、CPU32は、当該ポインタ126が置かれたサムネイル118に対応する静止画像を再生する。そして、CPU32は、図21(b)に示すように、当該再生された静止画像上に、お気に入り登録設定画面をOSD表示させる。
この図21(b)に示すお気に入り登録設定画面は、上述した図20(b)に示すお気に入り登録設定画面と同様の画面であり、カーソル198によって文字列194(設定)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図21(c)に示すメッセージ画面に遷移する。この図21(c)に示すメッセージ画面もまた、図20(c)に示すメッセージ画面と同様の画面であり、このメッセージ画面の表示とともに、CPU32は、現在再生されている静止画像をお気に入り画像に登録する。
そして、図21(c)のメッセージ画面が表示されてから一定時間(数秒程度)が経過すると、液晶モニタ30の画面表示は、図21(d)に示すように、図21(a)と同様のマルチ画面表示に戻る。ただし、図21(d)においては、お気に入り画像として今回新たに登録された静止画像に対応するサムネイル(図21(d)においては“0124”番のシリアル番号が付されたサムネイル)118に対して、新たにマーク122が付されるとともに、当該静止画像の撮影日を表す文字列124が表示される。
一方、既にお気に入り画像として登録されている静止画像の当該登録を解除するにするには、次の手順による。
すなわち、図22(a)に示すように、既にお気に入り画像として登録されている任意の静止画像が再生されている状態で、ジャンプキー24が押下されると、CPU32は、液晶モニタ30に図22(b)に示すようなお気に入り登録解除画面をOSD表示させる。
このお気に入り登録解除画面では、画面の中央付近に“お気に入り登録”という横書きの文字列202が表示され、この文字列202の下方に“解除”および“戻る”という2つの横書きの文字列204および206が上下2段に表示される。そして、これら2つの文字列204および206のいずれか一方を囲むように、細長い矩形のカーソル208が表示される。このカーソル208は、十字キー22の上ボタンまたは下ボタンの押下に従って上下方向に移動する。さらに、画面の下側には、上述した再生設定画面と同様、現在再生されている静止画像の撮影日時およびシリアル番号を表す文字列102および104が、上下2段に表示される。なお、この図22(b)は、“0123”番というシリアル番号が付された静止画像が表示されている状態を示す。また、この時点では、当該静止画像はお気に入り画像として登録されている状態にあるので、その旨を表す“*”印106が文字列104の右側に表示される。
この図22(b)に示すお気に入り登録解除画面において、再度ジャンプキー24が押下されると、液晶モニタ30の表示は、当該お気に入り登録解除画面が表示される前の状態に戻る。このことは、お気に入り登録解除画面図において、カーソル208によって文字列206(戻る)が選択された状態でセットキー20が押下された場合も、同様である。
一方、このお気に入り登録解除画面において、カーソル208によって文字列204(解除)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図22(c)に示すようなメッセージ画面に遷移する。すなわち、図22(b)における文字列202〜206およびカーソル208の表示に代えて、“お気に入りを解除しました”という横書きの文字列(メッセージ)210が画面の略中央に表示される。これと同時に、CPU32は、現在再生されている静止画像についてのお気に入り登録を解除し、具体的には当該静止画像のJPEG圧縮画像ファイルのアプリケーション・マーカ・セグメントに埋め込まれているお気に入り符号を削除するとともに、当該JPEG圧縮画像ファイルをお気に入りファイル66から削除する。このように現在再生されている静止画像のお気に入り登録が解除されることで、文字列104の右側に表示されていた“*”印106が画面から消去される。なお、CPU32は、上述のお気に入りファイル66の更新に合わせて、管理リストファイル70の内容をも更新する。
そして、図22(c)のメッセージ画面が表示されてから一定時間(数秒程度)が経過すると、液晶モニタ30の画面表示は、図22(d)に示すように、図22(a)と同様の元の画像に戻る。
このお気に入り画像の登録の解除は、図23(a)に示すように上述したマルチ画面が表示されている状態からも可能である。なお、このマルチ画面を表示させる手順については、図14を参照して説明した通りである。
すなわち、図23(a)に示すように、既にお気に入り画像として登録されている静止画像のサムネイル118を含むマルチ画面において、お気に入り画像として登録されている任意の静止画像のサムネイル118上にポインタ126が置かれた状態でジャンプキー24が押下されると、CPU32は、当該ポインタ126が置かれたサムネイル118に対応する静止画像を再生する。そして、CPU32は、図23(b)に示すように、当該再生された静止画像上に、お気に入り登録解除画面をOSD表示させる。
この図23(b)に示すお気に入り登録解除画面は、上述した図22(b)に示すお気に入り登録解除画面と同様の画面であり、カーソル208によって文字列204(設定)が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図23(c)に示すメッセージ画面に遷移する。この図23(c)に示すメッセージ画面もまた、図22(c)に示すメッセージ画面と同様の画面であり、このメッセージ画面の表示とともに、CPU32は、現在再生されている静止画像についてのお気に入り登録を解除する。
そして、図23(c)のメッセージ画面が表示されてから一定時間(数秒程度)が経過すると、液晶モニタ30の画面表示は、図23(d)に示すように、図23(a)と同様のマルチ画面表示に戻る。ただし、図23(d)においては、今回お気に入り登録が解除された静止画像に対応するサムネイル(図23(d)においては“0123”番のシリアル番号が付されたサムネイル)118の周囲からマーク122の表示が消える。
次に、連写画像再生モードが選択される、具体的にはメインスイッチ16によって再生モードが選択され、かつモード選択ダイヤル14によって連写画像モードが選択されると、液晶モニタ30に、図24(a)に示すようなマルチ画面が表示される。
このマルチ画面では、連写画像撮影モードで撮影された複数の静止画像のうちサンプル画像として特定された静止画像のサムネイル118,118,・・・が、縦3行×横3列のマトリクス状にマルチ表示され、特に連写画像再生モードが選択された直後は、当該サンプル画像のうち撮影日時の最も新しいものから順に9つのサンプル画像のサムネイル118,118,・・・がマルチ表示される。ここで、サンプル画像とは、上述した各SEQTYYYYフォルダに記憶されている各JPEG圧縮画像ファイルのうち、当該各SEQTYYYYフォルダ内において最も記録日時の古いJPEG圧縮画像ファイル(SEQT0001.jpg)、若しくはお気に入り符号が付加されたJPEG圧縮画像ファイルによって表される静止画像のことを言う。
そして、この図24(a)のマルチ画面においては、上述した図14(a)に示す静止画像再生モードにおけるマルチ画面と同様に、各サムネイル118,118,・・・の右下隅に、それぞれに対応する静止画像のシリアル番号を表す文字列120,120,・・・が表示される。ただし、この連写画像再生モードにおけるマルチ画面においては、当該文字列120,120,・・・で表されるシリアル番号として、各静止画像が含まれるSEQTYYYYフォルダのシリアル番号が表示される。そして、お気に入り画像のサムネイル118については、その周囲を囲むように矩形のマーク122が付され、当該サムネイル118の左上隅には、対応する静止画像の撮影日を表す文字列124が表示される。そして、左上隅に表示されたサムネイル118を指示するように、ポインタ126が表示される。このポインタ126は、十字キー22の操作に応じて任意のサムネイル118を指示するように上下左右に移動する。
この図24(a)に示すマルチ画面を表示させるために、連写画像再生モードが選択されると、CPU32は、まず、管理リストファイル70を参照し、この管理ファイルリストから上述のサンプル画像を特定する。そして、CPU32は、特定されたサンプル画像に関する情報、たとえばファイル名や記録日時などの情報を、自身に内蔵されたレジスタRdに一時記憶する。さらに、CPU32は、サンプル画像のうち、撮影日時の新しいものから順に9つのサンプル画像を特定し、特定された9つのJPEG圧縮画像ファイルの読み出しを、メモリ制御回路46に命令する。これ以降は、図14を参照して説明したのと同様の手順によって、図24(a)のマルチ画面が表示される。
なお、図24(a)は、“0050”番〜“0055”番というシリアル番号が付された6つのSEQTYYYYフォルダにおいてそれぞれ“0001”番というシリアル番号(図24(a)においてかっこ書きで表された番号)が付された6つの静止画像,“0050”番というシリアル番号が付されたSEQTYYYYフォルダにおいて“0003”番および“0006”番という各シリアル番号が付された2つの静止画像,および“0053”番というSEQTYYYYフォルダにおいて“0004”番というシリアル番号が付された静止画像の各サムネイル118,118,・・・がマルチ表示されている状態を示す。そして、シリアル番号“0050”番のSEQTYYYYフォルダにおけるシリアル番号“0003”番および“0006”番という2つの静止画像,シリアル番号“0052”番のSEQTYYYYフォルダにおけるシリアル番号“0001”番の静止画像,およびシリアル番号“0053”番のSEQTYYYYフォルダにおけるシリアル番号“0004”番の静止画像が、お気に入り画像として登録されている状態を示す。
この図24(a)に示すマルチ画面においても、上述した図14(a)に示すマルチ画面と同様に、ポインタ126によって任意のサムネイル118が選択された状態でセットキー20が押下されると、図24(b)に示すように、当該選択されたサムネイル118に対応する静止画像が再生される。また、選択されたサムネイル118に対応する静止画像に文字入力機能による文字が入力されている場合には、点線の矩形図形100で示すように当該文字がOSD表示される。
また、図24(a)に示す状態で、十字キー22の上ボタンとジャンプキー24とが同時に押下されると、図24(c)に示すように、全てのサムネイル118,118,・・・が、言わば前方に更新される。一方、図24(a)に示す状態で、十字キー22の下ボタンとジャンプキー24とが同時に押下された場合は、図24(d)に示すように、全てのサムネイル118,118,・・・が、言わば後方に更新される。さらに、図には示さないが、ポインタ126の位置および十字キー22の操作によっては、静止画像再生モードにおけるマルチ画面と同様、当該マルチ画面が上下方向にスクロールして、サムネイル118,118,・・・が3つずつ更新される。
そして、上述の図24(b)に示す画面を表示させるのと同様の手順によって、図25(a)に示すように任意のSEQTYYYYフォルダ内の任意の静止画像が再生されているときに十字キー22の右ボタンが押下されると、図25(b)に示すように同一フォルダ内の次の(撮影日時が次に古い)静止画像が再生される。なお、当該次の静止画像が存在しない場合には、同一フォルダ内において撮影日時が最も古い静止画像が再生される。
一方、図25(a)の状態で十字キー22の左ボタンが押下されると、図25(c)に示すように同一フォルダ内の一つ前(撮影日時が次に新しい)静止画像が再生される。なお、当該一つ前の静止画像が存在しない場合には、同一フォルダ内において撮影日時が最も新しい静止画像が再生される。
さらに、図25(a)の状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面には、図25(d)に示すように、上述の図13(d)に示したのと同様の再生設定画面がOSD表示される。なお、この連写画像再生モードにおける再生設定画面においては、当該画面の下側に表示される文字列104によって、現在再生されている静止画像のファイルが記録されているSEQTYYYYフォルダのシリアル番号と、当該静止画像のシリアル番号とが、ハイフン(−)を挟んで表される。また、現在再生されている静止画像がお気に入り画像であるときには、文字列104の右側に“*”印が表示される。
なお、図25(d)は、“0050”番というシリアル番号が割り当てられたSEQTYYYYフォルダ内の“0003”番というシリアル番号が付された静止画像が表示されている状態を示す。そして、この静止画像は、文字列102の内容から、“西暦2002年7月30日8時10分”に撮影(厳密にはメモリカード62に記録)された画像であることが判る。また、“*”印106が表示されていることから、当該静止画像はお気に入り画像であることが判る。
この図25(d)に示す再生設定画面が表示されている状態において、モードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、当該再生設定画面が表示される前の状態に戻る。
一方、図25(d)の再生設定画面において、カーソル116によって一番上にあるマルチ表示アイコン108が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、上述の図24(a)に示すマルチ画面表示に遷移する。
また、カーソル116によって上から2番目の言わばジャンプ再生設定アイコン110が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、上述の図15(a)に示すジャンプ再生設定画面または図17(a)に示すジャンプ再生解除画面に遷移する。これらジャンプ再生設定画面またはジャンプ再生解除画面において、上述の手順と同様にジャンプ再生モードを設定しまたは当該設定を解除することができる。
なお、当該ジャンプ再生モードが設定された場合、お気に入り静止画像のみが再生対象となる。たとえば、図26(a)に示すように任意のSEQTYYYYフォルダ内の任意のお気に入り静止画像が表示されている状態で十字キー22の右ボタンが押下されると、次のお気に入り静止画像、詳しくは図26(a)で再生されているお気に入り静止画像の次に撮影日時の古いお気に入り静止画像が、再生される。このとき、再生対象となるお気に入り静止画像は、図26(a)で再生されているお気に入り静止画像と同一のフォルダに記録されているものに限定されない。つまり、SEQTYYYYフォルダの違いに関係なく、連写画像撮影モードで記録され、かつお気に入り画像として登録された全てのお気に入り静止画像が、再生対象となる。なお、次のお気に入り静止画像が存在しない場合には、記録日時が最も古いお気に入り静止画像が再生される。
一方、図26(a)の状態で十字キー22の左ボタンが押下されると、1つ前のお気に入り静止画像、詳しくは図26(a)の状態で再生されているお気に入り静止画像の次に撮影日時の新しいお気に入り静止画像が、再生される。このときも、再生対象となるお気に入り静止画像は、図26(a)で再生されているお気に入り静止画像と同一のフォルダに記録されているものに限定されない。なお、1つ前のお気に入り静止画像が存在しない場合には、記録日時が最も新しいお気に入り静止画像が再生される。
さらに、図26(a)の状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示が、図26(d)に示すように再生設定画面に遷移する。この再生設定画面が表示されている状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図26(a)の状態に戻る。一方、図26(d)の再生設定画面においてカーソル116によってマルチ表示アイコン108が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図26(e)に示すような状態に遷移する。
すなわち、図26(e)に示すように、お気に入り画像として登録された静止画像のサムネイル118,118,・・・のみがマルチ表示される。したがって、これら全てのサムネイル118,118,・・・に対して、それぞれに対応するSEQTYYYYフォルダのシリアル番号を表す文字列120,120,・・・が表示されることは勿論のこと、それぞれに対応する静止画像の撮影日を表す文字列124,124,・・・も表示される。そして、全てのサムネイル118,118,・・・の周囲にマーク122が付される。なお、この図26(e)に示すマルチ画面においても、上述の図24(a)に示すマルチ画面と同様に、ポインタ126の位置および十字キー22の操作によっては画面がスクロールし、またジャンプキー24および十字キー22の同時操作によってサムネイル118,118,・・・が更新される。
また、図25(d)の再生設定画面において(図26(d)においても同様)、カーソル116によって上から3番目の言わばリスト表示アイコン112が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30に、上述した図18(a)に示すファイルリストが表示される。このファイルリストが表示された状態でモードキー18またはセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は図25(d)の再生設定画面に戻る。
そして、図25(d)の再生設定画面において、カーソル116によって一番下の言わば消去アイコン114が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、上述の図19(a)に示す消去方法選択画面に遷移する。これによって、メモリカード62に記憶されている任意のファイルを上述したのと同様の手順で消去することができる。
なお、この連写画像再生モードにおいて図19(a)の消去方法選択画面が表示された場合であって、当該消去方法選択画面で“グループ消去”が選択され、かつ図19(c)のお気に入り消去確認画面において“YES”が選択され、しかも図19(d)の消去開始確認画面において“YES”が選択された場合は、その時点で再生されている静止画像が記録されているSEQTYYYYフォルダが、当該フォルダ内の全てのファイル(JPEG圧縮画像ファイル)とともに消去される。また、図19(a)の消去方法選択画面において“グループ消去”が選択され、かつ図19(b)のお気に入り消去確認画面において“NO”が選択され、しかも図19(c)の消去開始確認画面において“YES”が選択された場合は、その時点で再生されている静止画像が記録されているSEQTYYYYフォルダ内のお気に入り画像を除く全ての静止画像のファイルが消去される。
次に、動画像再生モードが選択される、具体的にはメインスイッチ16によって再生モードが選択され、かつモード選択ダイヤル14によって動画像モードが選択されると、液晶モニタ30に、図27(a)に示すようなマルチ画面が表示される。
このマルチ画面では、動画像撮影モードで撮影された動画像を構成する複数のフレーム画像のうちサンプル画像として特定されたフレーム画像のサムネイル118,118,・・・が、縦3行×横3列のマトリクス状にマルチ表示され、特に動画像再生モードが選択された直後は、当該サンプル画像のうち撮影日時の最も新しいものから順に9つのサンプル画像のサムネイル118,118,・・・がマルチ表示される。ここで、サンプル画像とは、各ムービファイルで表される各動画像の最初のフレーム画像(1コマ)、若しくはお気に入り画像として登録されたフレーム画像のことを言う。
そして、この図27(a)のマルチ画面においては、上述した図14(a)または図24(a)に示すマルチ画面と同様に、各サムネイル118,118,・・・の右下隅に、それぞれに対応する動画像のシリアル番号を表す文字列120,120,・・・が表示される。そして、お気に入り画像のサムネイル118については、その周囲を囲むように矩形のマーク122が付され、当該サムネイル118の左上隅には、対応する動画像の撮影日を表す文字列124が表示される。そして、左上隅に表示されたサムネイル118を指示するように、ポインタ126が表示される。このポインタ126は、十字キー22の操作に応じて任意のサムネイル118を指示するように上下左右に移動する。
この図27(a)に示すマルチ画面を表示させるために、動画像再生モードが選択されると、CPU32は、まず、管理リストファイル70を参照し、この管理ファイルリストから上述のサンプル画像を特定する。そして、CPU32は、特定されたサンプル画像に関する情報、たとえばファイル名や記録日時などの情報を、レジスタRdに一時記憶する。さらに、CPU32は、サンプル画像のうち、撮影日時の新しいものから順に9つのサンプル画像を特定し、特定された9つのサンプル画像を含むムービファイルの読み出しを、メモリ制御回路46に命令する。
メモリ制御回路46は、CPU32からの読み出し命令に応答して、メモリインタフェース回路60を介してメモリカード62から指定されたムービファイルを順次読み出し、読み出したムービファイルを、順次SDRAM48内の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶する。そして、メモリ制御回路46は、圧縮画像ファイル記憶領域48cから当該ムービファイルを順次読み出し、読み出したムービファイルを順次圧縮伸長回路58に入力する。
圧縮伸長回路58には、CPU32からサムネイル伸長命令が与えられており、圧縮伸長回路58は、この伸長命令に応答して、入力されたムービファイルのプレビューに埋め込まれたJPEG圧縮サムネイルファイルのうち上述のサンプル画像に対応するものを伸長し、当該サンプル画像に対応するサムネイルデータを順次再現する。再現されたサムネイルデータは、メモリ制御回路46によって、一旦、SDRAM48の画像データ記憶領域48aに記憶され、ここでマルチ画面表示に対応するべく並べ替えを行われ、さらに1つの画像データとして纏められた後、バッファメモリ50を介して混合回路52に入力される。
CPU32はまた、メモリカード62から読み出されたムービファイルのファイル名から、当該ムービファイルに割り当てられたシリアル番号を認識する。さらに、CPU32は、当該ムービファイルのユーザ定義データアトムに格納されている情報からそれぞれのサンプル画像がお気に入り画像として登録されているか否かを判断する。そして、CPU32は、認識したシリアル番号に基づいて図27(a)における文字列120,120,・・・をOSD表示するとともに、それぞれのサンプル画像がお気に入り画像として登録されているか否かの判断結果に基づいて上述したマーク122および文字列124をOSD表示し、さらに上述したポインタ126をOSD表示するためのOSDデータを生成する。このOSDデータは、混合回路52に入力される。
混合回路52は、バッファメモリ50から入力される画像データと、OSDメモリ54から入力されるOSDデータとを混合し、混合後のデータをビデオエンコーダ56に入力する。ビデオエンコーダ56は、混合回路52から入力されるデータを複合画像信号に変換し、変換後の複合画像信号を液晶モニタ30に入力する。これによって、液晶モニタ30に、図27(a)に示すマルチ画面が表示される。
なお、図27(a)は、“0031”番というシリアル番号が割り当てられた動画像を構成する“1”フレーム目および“10”フレーム目〜“13”フレーム目までの各画像,“0032”番のシリアル番号が割り当てられた動画像の“1”フレーム目の画像,および“0033”番のシリアル番号が割り当てられた動画像を構成する“1”フレーム目〜“3”フレーム目までの各画像のサムネイル118,118,・・・がマルチ表示されている状態を示す。そして、シリアル番号“0031”番の動画像を構成する“10”フレーム目〜“13”フレーム目までの画像,およびシリアル番号“0033”番の動画像を構成する“1”フレーム目〜“3”フレーム目までの画像が、お気に入り画像として登録されている状態を示す。
この図27(a)において、ポインタ126によって任意のサムネイル118が選択された状態でセットキー20が押下されると、図27(b)に示すように、当該選択されたサムネイル118に対応するフレーム画像がフルサイズで表示される。そして、画面の下側には、当該フルサイズで表示されたフレーム画像の撮影日時を表す文字列102と、フレーム画像を含む動画像に割り当てられたシリアル番号を表す文字列104とが、上下2段にOSD表示される。また、フルサイズで表示されているフレーム画像がお気に入り画像として登録されている場合には、文字列104の右側に“*”印106がOSD表示される。
なお、図27(b)は、“0031”番というシリアル番号が割り当てられた動画像の“10”フレーム目のフレーム画像が表示されている状態を示す。このフレーム画像は、文字列102の内容から“西暦2002年7月21日15時31分”に撮影(厳密にはメモリカード62に記録)された画像であることが判る。また、“*”印106が表示されていることから、当該フレーム画像はお気に入り画像として登録されていることが判る。
また、図27(a)に示す状態で、十字キー22の上ボタンとジャンプキー24とが同時に押下されると、図27(c)に示すように、全てのサムネイル118,118,・・・が、言わば前方に更新される。一方、図27(a)に示す状態で、十字キー22の下ボタンとジャンプキー24とが同時に押下された場合は、図27(d)に示すように、全てのサムネイル118,118,・・・が、言わば後方に更新される。さらに、図には示さないが、ポインタ126の位置および十字キー22の操作によってはマルチ表示されているサムネイル118,118,・・・が上下方向にスクロールし、当該サムネイル118,118,・・・が3つずつ更新される。
そして、上述の図27(b)に示す画面を表示させるのと同様の手順によって、図28(a)に示すように任意の動画像を構成する任意のフレーム画像が再生されているときに十字キー22の右ボタンが押下されると、図28(b)に示すように同一の動画像を構成する次のフレーム画像がフルサイズで表示される。なお、当該次のフレーム画像が存在しない場合には、同一動画像の先頭フレームの画像が再生される。
一方、図28(a)の状態で十字キー22の左ボタンが押下されると、図28(c)に示すように同一の動画像を構成する一つ前のフレーム画像が再生される。なお、当該一つ前のフレーム画像が存在しない場合には、同一動画像の最後尾フレームが再生される。
そして、これら図28(a),図28(b)または図28(c)に示す状態でセットキー20が押下されると、図28(d)に示すように、現在表示されているフレーム画像から動画像の再生が開始される。ここで、再生対象となる動画像に上述した文字入力機能による文字が入力されている場合には、図28(d)に点線の矩形図形100で示すように、液晶モニタ30の画面の下側部分に当該文字が横書きで表示される。この文字100は、動画像が再生されている間、継続して表示される。
この動画像の再生中に再びセットキー20が押下されると、図28(e)に示すように当該動画像の再生が停止される。これによって、図28(d)における文字100の表示に代えて、文字列102および文字列104が再度画面の下側に表示される。なお、図28(e)に示す状態は、文字列104の内容から、“0031”番というシリアル番号が割り当てられた動画像の“38”フレーム目の画像が表示されている最中に動画像の再生が停止された状態であることが判る。また、このフレーム画像は、文字列102の内容から“西暦2002年7月21日15時31分”に撮影(厳密にはメモリカード62に記録)された画像であることが判る。さらに、文字列104の右側に“*”印106が表示されていないことから、当該フレーム画像はお気に入り画像ではないことが判る。
そして、この図28(e)に示す状態でセットキー20が押下されると、図28(f)に示すように、現在表示されているフレーム画像から動画像の再生が再開される。そして、現在再生されている動画像の最後尾フレーム画像が表示されると、図28(g)に示すように、当該最後尾フレーム画像が表示された状態で、動画像の再生が自動的に停止される。このように最後尾のフレーム画像が表示されて動画像の再生が自動的に停止された場合も、画面の下側に文字列102および104が表示され、当該最後尾フレーム画像がお気に入り画像である場合には、“*”印106が表示される。なお、図28(g)においては、“*”印106が表示されていないので、この図28(g)に示す最後尾フレーム画像はお気に入り画像でないことが判る。
この図28(g)に示す状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30には、図28(h)に示すように、上述した図13(d)または図25(d)に示したのと同様の再生設定画面がOSD表示される。このことは、動画像再生が行われていない図28(a),図28(b),図28(c)および図28(e)に示す状態でモードキー18が押下された場合も同様である。
このように図28の各図に示される画像表示を実現するために、上述の図27(a)に示す状態においてポインタ126によって任意のサムネイル118が選択された状態でセットキー20が押下されると、CPU32は、この押下に応答して、当該選択されたサムネイル118のデータ(JPEG圧縮サムネイルファイル)を含むムービファイルの読み出しをメモリ制御回路46に命令する。
メモリ制御回路46は、CPU32からの読み出し命令に応答して、メモリインタフェース回路60を介してメモリカード62から指定のムービファイルを読み出し、読み出したムービファイルを、一旦、SDRAM48内の圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶する。そして、メモリ制御回路46は、圧縮画像ファイル記憶領域48cに記憶したムービファイルを読み出し、読み出したムービファイルを圧縮伸長回路58に入力する。
圧縮伸長回路58には、CPU32から伸長命令が与えられており、圧縮伸長回路58は、この伸長命令に応答して、入力されたムービファイルのうち上述の選択されたサムネイル118に対応する画像データを伸長し、元の画像データを再現する。再現された画像データは、メモリ制御回路46によって、一旦、SDRAM48の画像データ記憶領域48aに記憶された後、バッファメモリ50を介して混合回路52に入力される。
CPU32はまた、メモリカード62から読み出されたムービファイルのムービアトムを参照することで、伸長された画像データの記録日時およびフレーム番号を認識する。そして、この認識に基づいて図27(b)における文字列102および104をOSD表示するためのOSDデータを生成する。さらに、CPU32は、メモリカード62から読み出されたムービファイルのユーザ定義データアトムを参照することで、伸長された画像データがお気に入り画像のデータであるか否かを判断する。伸長された画像がお気に入り画像のデータである場合には、“*”印106をOSD表示するためのOSDデータをも生成する。そして、CPU32は、生成したOSDデータをOSDメモリ54に入力する。
OSDメモリ54に入力されたOSDデータは、混合回路52に入力され、ここでバッファメモリ50から当該混合回路52に入力された画像データと混合された後、ビデオエンコーダ56に入力される。ビデオエンコーダ56は、入力されたデータを複合画像信号に変換し、変換後の複合画像信号を液晶モニタ30に入力する。これによって、液晶モニタ30に、図27(b)に示すような画面が表示される。つまり、図27(a)に示す画面上で選択されたサムネイル118に対応するフレーム画像が表示されるとともに、このフレーム画像の下側に文字列102および104がOSD表示され、さらに当該フレーム画像がお気に入り画像である場合には文字列104の右側に“*”印106がOSD表示される。
このように液晶モニタ30に任意の動画像を構成する任意のフレーム画像が表示されている状態、たとえば図28(a)の状態で、十字キー22の右ボタンが押下されると、CPU32は、現在表示されているフレーム画像の次のフレーム画像を特定する。なお、次のフレーム画像が存在しない場合には、同じ動画像中の先頭フレームの画像を特定する。そして、特定されたフレーム画像の画像データを伸長するように、圧縮伸長回路58に対して伸長命令を与える。なお、圧縮伸長回路58には、メモリ制御回路46によってSDRAM48の圧縮画像ファイル記憶領域48cから読み出されたムービファイルが、入力される。
圧縮伸長回路58には、CPU32から与えられる伸長命令に従って、入力されたムービファイルのうち上述の特定されたフレーム画像に対応する画像データを伸長し、元の画像データを再現する。これ以降は、上述の図27(b)に示す画像が表示されるときと同様の手順が繰り返され、これによって図28(b)に示すように当該特定されたフレーム画像(次のフレーム画像または先頭フレームの画像)が液晶モニタ30に表示されるとともに、当該フレーム画像に対応する内容の文字列102および104がOSD表示される。
一方、図28(a)に示すように液晶モニタ30に任意の動画像を構成する任意のフレーム画像が表示されている状態で、十字キー22の左ボタンが押下されると、CPU32は、現在表示されているフレーム画像の1つ前のフレーム画像を特定する。なお、1つ前のフレーム画像が存在しない場合には、同じ動画像中の最後尾フレームの画像を特定する。これ以降は、上述の十字キー22の右ボタンが押下された場合と同様の手順が繰り返され、これによって図28(c)に示すように当該特定されたフレーム画像(1つ前のフレーム画像または最後尾フレーム画像)が液晶モニタ30に表示されるとともに、当該フレーム画像に対応する内容の文字列102および104がOSD表示される。
さらに、図28(a),図28(b)または図28(c)に示すように任意の動画像を構成する任意のフレーム画像が液晶モニタ30に表示されている状態で、セットキー20が押下されると、CPU32は、このセットキー20の押下に応答して、動画像再生動作に入る。すなわち、CPU32は、現在表示されているフレーム画像の次のフレーム画像から順次伸長するように、圧縮伸長回路58に対して連続伸長命令を与える。なお、圧縮伸長回路58には、メモリ制御回路46によってSDRAM48の圧縮画像ファイル記憶領域48cから読み出されたムービファイルが、入力される。
圧縮伸長回路58は、CPU32から与えられる連続伸長命令に応答して、入力されたムービファイルのうち現在表示されているフレーム画像の次のフレーム画像から順次1フレームずつ伸長し、元の画像データを順次再現する。再現された画像データは、メモリ制御回路46によって、一旦、SDRAM48の画像データ記憶領域48aに記憶された後、バッファメモリ50を介して順次混合回路52に入力される。
CPU32はまた、上述した管理リストファイル70を参照することで、再生対象となるムービファイルに文字入力機能による文字が入力されているか否かを判断する。ここで、文字が入力されている場合、CPU32は、入力文字ファイル68を参照して当該入力されている文字を認識し、その認識結果に基づいて当該文字をOSD表示するためのOSDデータを生成する。生成されたOSDデータは、OSDメモリ54に入力される。
OSDメモリ54に入力されたOSDデータは、混合回路52に入力され、ここでバッファメモリ50から当該混合回路52に順次入力される画像データと混合された後、ビデオエンコーダ56に入力される。ビデオエンコーダ56は、入力されたデータを複合画像信号に変換し、変換後の複合画像信号を液晶モニタ30に入力する。これによって、図28(d)に示すように動画像の再生が開始されるとともに、当該動画像に文字入力機能による文字が入力されている場合には、その文字100がOSD表示される。
そして、この動画像の再生中にセットキー20が押下されると、CPU32は、このセットキー20の押下に応答して、メモリ制御回路46に対して再生停止命令を与える。これによって、バッファメモリ50に蓄積されている画像データの更新が停止される、当該動画像の再生が停止される。CPU32はまた、現在表示されているフレーム画像に対応する文字列102および104を表示するためのOSDデータを生成し、生成したOSDデータをOSDメモリ54に入力する。これによって、液晶モニタ30には、図28(e)に示すようにセットキー20の押下タイミングに応じた途中のフレーム画像と、このフレーム画像に対応する内容の文字列102および104とが表示される。
このように動画像の再生が停止されている状態で、再びセットキー20が押下されると、CPU32は、このセットキー20の押下に応答して、メモリ制御回路46に対して再生開始命令を与える。これによって、バッファメモリ50に蓄積される画像データの更新が再開され、動画像の再生が再開される。
そして、動画像の最後尾フレームが表示されると、CPU32は、メモリ制御回路46に対して読み出し停止命令を与えるとともに、圧縮伸長回路58に対して圧縮停止命令を与える。これによって、一連の動画像再生動作が終了し、液晶モニタ30の表示画面が図28(g)に示すような状態となる。
そして、この図28(g)に示す状態、または図28(a),図28(b),図28(c)および図28(e)のいずれかに示す状態でモードキー18が押下されると、CPU32は、図28(h)に示すような再生設定画面をOSD表示するためのOSDデータを生成し、生成されたOSDデータをOSDメモリ54に入力する。これによって、液晶モニタ30に図28(h)に示す再生設定画面がOSD表示される。
この図28(h)に示す再生設定画面が表示されている状態において、モードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、当該再生設定画面が表示される前の状態に戻る。
一方、この再生設定画面において、カーソル116によって一番上にあるマルチ表示アイコン108が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、上述の図27(a)に示すマルチ画面表示に遷移する。
また、カーソル116によって上から2番目にあるジャンプ再生設定アイコン110が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、上述の図15(a)に示すジャンプ再生設定画面または図17(a)に示すジャンプ再生解除画面に遷移する。これらジャンプ再生設定画面またはジャンプ再生解除画面において、上述の手順と同様にジャンプ再生モードを設定しまたは当該設定を解除することができる。
なお、当該ジャンプ再生モードが設定された場合、液晶モニタ30の画面表示は次のように遷移する。たとえば、図29(a)に示すように任意の動画像を構成する任意のお気に入りフレーム画像が表示されている状態で十字キー22の右ボタンが押下されると、液晶モニタ30には、図29(b)に示すように同じ動画像内の次のお気に入りフレーム画像が表示される。なお、当該次のお気に入りフレーム画像が存在しない場合には、同じ動画像内の先頭フレーム画像が表示される。
一方、図29(a)の状態で十字キー22の左ボタンが押下されると、液晶モニタ30には、図29(c)に示すように同じ動画像内の1つ前のお気に入りフレーム画像が表示される。なお、当該1つ前のお気に入りフレーム画像が存在しない場合には、同じ動画像内の最後尾フレーム画像が表示される。
そして、これら図29(a),図29(b)または図29(c)に示す状態でセットキー20が押下されると、上述した図28(d)に示すように、現在表示されているフレーム画像から動画像の再生が開始される。この場合、お気に入り画像として登録されているフレーム画像のみならず、当該現在表示されているフレーム画像以降の全てのフレーム画像が再生(表示)対象となる。この動画像の再生は、上述のジャンプ再生モードが設定されていない場合と同様に、セットキー20の押下によって一時停止または再開され、最後のフレーム画像が表示された時点で自動的に停止される。
さらに、図29(a)の状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示が、図29(d)に示すように再生設定画面に遷移する。この再生設定画面が表示されている状態でモードキー18が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図29(a)の状態に戻る。一方、この再生設定画面においてカーソル116によってマルチ表示アイコン108が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、図29(e)に示すような状態に遷移する。
すなわち、図29(e)に示すように、お気に入り画像として登録されたフレーム画像のサムネイル118,118,・・・のみがマルチ表示される。したがって、これら全てのサムネイル118,118,・・・に対して、それぞれに対応する動画像のシリアル番号を表す文字列120,120,・・・が表示されることは勿論のこと、それぞれに対応するフレーム画像の撮影日を表す文字列124,124,・・・も表示される。そして、全てのサムネイル118,118,・・・の周囲にマーク122が付される。なお、この図26(e)に示すマルチ画面においても、上述の図24(a)に示すマルチ画面と同様に、ポインタ126の位置および十字キー22の操作によっては画面がスクロールし、またジャンプキー24および十字キー22の同時操作によってサムネイル118,118,・・・が更新される。
また、図28(h)の再生設定画面において(図29(e)においても同様)、カーソル116によって上から3番目のリスト表示アイコン112が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30に、上述した図18(a)に示すファイルリストが表示される。そして、このファイルリストが表示された状態でモードキー18またはセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は図28(h)の再生設定画面に戻る。
そして、図28(h)の再生設定画面において、カーソル116によって一番下の消去アイコン114が選択された状態でセットキー20が押下されると、液晶モニタ30の画面表示は、上述の図19(a)に示す消去方法選択画面に遷移する。これによって、メモリカード62に記憶されている任意のファイルを上述と同様の手順で消去することができる。
さて、上述の静止画像再生モードにおいては、CPU32は、ROM72に記憶されている制御プログラムに従って、図30〜図45のフロー図で示される各処理を実行する。
すなわち、静止画像再生モードが選択されると、CPU32は、図30のステップS1に進み、メモリカード62内に静止画像撮影モードで記録された画像ファイルが存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照して行われる。
ここで、メモリカード62内に静止画像撮影モードで記録された画像ファイルが存在しない場合、CPU32は、ステップS1からステップS3に進み、液晶モニタ30に、上述した図19(f)に示すメッセージ画面をOSD表示させる。そして、CPU32は、ステップS5に進み、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されるのを待つ。
ステップS5においてモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されると、CPU32は、ステップS7に進む。そして、CPU32は、このステップS7において、現在、液晶モニタ30に表示されている画面の内容を全てクリアして、静止画像再生モードを抜ける。
一方、ステップS1において、静止画像撮影モードで記録された画像ファイルがメモリカード62内にあると判断した場合、CPU32は、ステップS9に進む。CPU32は、このステップS9において、初期設定を行い、具体的には後述するフラグFaに“0”を設定するとともに、フラグFb,FcおよびFgの各々に“1”を設定する。
このステップS9の処理後、CPU32は、ステップS11に進み、静止画像撮影モードによって最後に記録された静止画像、換言すれば撮影日時が最も新しい静止画像を再生する。そして、CPU32は、ステップS13に進み、現在再生されている静止画像を特定するための情報、ここではファイル名を、自身に内蔵されたレジスタRaに記憶する。
そして、CPU32は、ステップS15に進み、上述の管理リストファイル70の参照結果からレジスタRaに記録された(厳密にはファイル名が記録された)静止画像に文字入力機能による文字が入力されているか否かを判断する。ここで、文字が入力されていると判断すると、CPU32は、ステップS17に進み、当該文字入力の有無の指標となるフラグFdに“1”を設定した後、ステップS19に進む。そして、このステップS19において入力文字ファイル68を参照して当該文字の内容を認識した後、ステップS21に進み、当該認識した文字をOSD表示する。これによって、液晶モニタ30に図12(または図13(a))に示すような画面が表示される。このステップS21の処理後、CPU32は、ステップS23に進む。
一方、ステップS15において文字が入力されていないと判断した場合、CPU32は、ステップS25に進む。そして、CPU32は、このステップS25において、上述のフラグFdに“0”を設定した後、ステップS23に進む。この場合、図12における文字100は表示されない。
ステップS23において、CPU32は、何らかの操作が成されるのを待つ。そして、何らかの操作が成されると、ステップS27に進み、当該操作の内容を判別する。ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS7を経て、この静止画像再生モードを抜ける。
一方、ステップS27において、十字キー22の右ボタンが押下された場合、CPU32は、図31のステップS29に進む。このステップS29において、CPU32は、上述のフラグFdに“1”が設定されているか否か、つまり液晶モニタ30に文字100がOSD表示されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されている場合、つまり液晶モニタ30に文字100が表示されている場合、CPU32は、ステップS31に進み、当該文字100のOSD表示を解除して、ステップS33に進む。一方、フラグFdに“1”が設定されていない場合、つまり文字100がOSD表示されていない場合は、CPU32は、ステップS31をスキップして直接ステップS33に進む。
ステップS33において、CPU32は、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。このフラグFaは、上述したジャンプ再生モードが設定されているか否かを表す指標で、当該フラグFaが“1”の場合、ジャンプ再生モードが設定されていることを表し、当該フラグFaが“0”の場合、ジャンプ再生モードが設定されていないことを表す。
このステップS33において、フラグFaに“1”が設定されていない場合、つまりジャンプ再生モードが設定されていない場合、CPU32は、ステップS35に進み、メモリカード62内に次の静止画像が存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照することで行われる。ここで、次の静止画像が存在する場合、CPU32は、ステップS37に進み、当該次の静止画像を再生した後、図30のステップS13に戻る。一方、次の静止画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS35からステップS39に進む。そして、このステップS39において、撮影日時が最も古い静止画像を再生した後、図30のステップS13に戻る。
また、ステップS33においてフラグFaに“1”が設定されている場合、つまりジャンプ再生モードが設定されている場合、CPU32は、ステップS41に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS43に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から次のお気に入り静止画像が存在するか否かを判断する。このように、お気に入り静止画像の有無については、お気に入りファイル66を参照することで、たとえば全てのファイルに関する情報が格納された管理ファイルリストを参照する場合に比べて、当該お気に入り静止画像の有無を早期に判断できる。ここで、次のお気に入り静止画像が存在する場合、CPU32は、ステップS45に進み、当該次のお気に入り静止画像を再生した後、図30のステップS13に戻る。一方、次のお気に入り静止画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS43からステップS47に進む。そして、このステップS47において、撮影日時が最も古いお気に入り静止画像を再生した後、図30のステップS13に戻る。
図30のステップS27において、十字キー22の左ボタンが押下された場合、CPU32は、図32のステップS49に進む。このステップS49において、CPU32は、フラグFdに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されている場合、つまり液晶モニタ30に文字100が表示されている場合、CPU32は、ステップS51に進み、当該文字100のOSD表示を解除した後、ステップS53に進む。一方、フラグFdに“1”が設定されていない場合は、CPU32は、ステップS51をスキップして直接ステップS53に進む。
ステップS53において、CPU32は、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS55に進み、メモリカード62内に1つ前の静止画像が存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照することで行われる。ここで、1つ前の静止画像が存在する場合、CPU32は、ステップS57に進み、当該1つ前の静止画像を再生した後、図30のステップS13に戻る。一方、1つ前の静止画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS55からステップS59に進む。そして、このステップS59において、撮影日時が最も新しい静止画像を再生した後、図30のステップS13に戻る。
また、ステップS53においてフラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS61に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS63に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から1つ前のお気に入り静止画像が存在するか否かを判断する。ここで、1つ前のお気に入り静止画像が存在する場合、CPU32は、ステップS65に進み、当該1つ前のお気に入り静止画像を再生した後、図30のステップS13に戻る。一方、1つ前のお気に入り静止画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS63からステップS67に進む。そして、このステップS67において、撮影日時が最も新しいお気に入り静止画像を再生した後、図30のステップS13に戻る。
さらに、図30のステップS27において、ジャンプキー24が押下された場合、CPU32は、ステップS69のお気に入り登録処理に進む。そして、CPU32は、このステップS69において、お気に入り静止画像の登録または当該登録の解除を行う。このステップS69における処理の内容については、後で詳しく説明する。
CPU32は、ステップS69の処理後、ステップS71に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。このフラグFbは、各処理の途中でモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されたか否かを表す指標であり、当該フラグFbに“1”が設定されている場合は、モード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていないことを表す。一方、このフラグFbに“0”が設定されている場合には、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されたことが表される。
フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS69の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、ステップS71でYESと判断し、ステップS13に戻る。一方、フラグFbに“1”が設定されていない場合、つまりステップS69の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS7を経てこの静止画像再生モードを抜ける。
また、モードキー18が押下された場合、CPU32は、ステップS27から図33のステップS73に進む。このステップS73において、CPU32は、フラグFdに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されている場合、つまり液晶モニタ30に文字100が表示されている場合、CPU32は、ステップS75に進み、当該文字100のOSD表示を解除して、ステップS77に進む。一方、フラグFdに“1”が設定されていない場合は、CPU32は、ステップS75をスキップして直接ステップS77に進む。
ステップS77において、CPU32は、液晶モニタ30に上述の図13(d)(図15(b)なども同様)に示す再生設定画面をOSD表示させる(厳密にはこのOSD表示を実現するためのOSDデータを生成する)。そして、このステップS77の処理後、CPU32は、ステップS79に進み、何らかの操作が成されるのを待つ。何らかの操作が成されると、CPU32は、ステップS81に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図30のステップS7を経て、この静止画像再生モードを抜ける。
一方、モードキー18が押下された場合、CPU32は、ステップS81からステップS83に進む。そして、このステップS83において、再生設定画面のOSD表示を解除した後、図30のステップS13に戻る。
さらに、ステップS81において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS85に進む。そして、このステップS85において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答して再生設定画面上のカーソル116を上下方向に移動させた後、ステップS79に戻る。
そして、ステップS81においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、図34のステップS86に進む。そして、このステップS86において再生設定画面のOSD表示を解除した後、ステップS87に進み、セットキー20が押下されたときに当該再生設定画面上でカーソル116によって選択されていたアイコン108,110,112または114を判別する。
ここで、マルチ表示アイコン108が選択された場合、CPU32は、ステップS89のマルチ表示処理に進む。このようにCPU32がステップS89を処理したとき、液晶モニタ30に上述の図14(a)に示すマルチ画面が表示される。このステップS89における処理の内容については、後で詳しく説明する。
CPU32は、ステップS89の処理後、ステップS91に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、このフラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS89の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、図30のステップS13に戻る。一方、フラグFbに“0”が設定されている場合、つまりステップS89の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図30のステップS7を経てこの静止画像再生モードを抜ける。
ステップS87において、ジャンプ再生設定アイコン110が選択された場合、CPU32は、ステップS93のジャンプ再生設定処理に進む。そして、CPU32は、このステップS93において、ジャンプ再生モードの設定または当該設定の解除を行う。このステップS93における処理の内容については、後で詳しく説明する。
CPU32は、ステップS93の処理後、ステップS95に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“0”が設定されている場合、つまりステップS93の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図30のステップS7を経てこの静止画像再生モードを抜ける。一方、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS93の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、ステップS95からステップS96に進む。
ステップS96において、CPU32は、上述したフラグFgに“1”が設定されているか否かを判断する。このフラグFgは、図18(a)のファイルリスト画面が表示されたときにモードキー18およびセットキー20のいずれが押下されたのかを表す指標であり、当該フラグFgに“1”が設定されている場合は、モードキー18が押下されたことを表す。一方、フラグFgに“0”が設定されている場合には、セットキー20が押下されたことが表される。ここで、このフラグFgに“1”が設定されている場合、つまり図18(a)のファイルリスト画面が表示されている状態でモードキー18が押下された場合、CPU32は、図18(c)に示す再生設定画面を液晶モニタ30に表示させるべく、図33のステップS77に戻る。これに対して、フラグFgに“0”が設定されている場合、つまり図18(a)のファイルリスト画面が表示されている状態でセットキー20が押下された場合は、CPU32は、図18(b)に示すマルチ画面を表示させるべく、ステップS89のマルチ表示処理を実行する。
上述のステップS87において、リスト表示アイコン112が選択された場合、CPU32は、ステップS97のリスト表示処理に進む。このようにCPU32がステップS97を処理したとき、液晶モニタ30に上述の図18(a)に示すファイルリスト画面が表示される。このステップS97における処理の内容についても、後で詳しく説明する。このステップS97の処理後、CPU32は、上述のステップS95に進む。
また、ステップS87において、消去アイコン114が選択された場合、CPU32は、ステップS99の消去処理に進む。そして、CPU32は、このステップS99において、メモリカード62から任意の画像ファイル(または音声ファイル)を消去する。このステップS99における処理の内容については、後で詳しく説明する。
CPU32は、ステップS99の処理後、ステップS101に進み、上述したフラグFcに“0”が設定されているか否かを判断する。このフラグFcは、現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルがメモリカード62内に存在するか否かを表す指標であり、当該フラグFcに“1”が設定されている場合は、現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルが存在することを表す。一方、このフラグFcに“0”が設定されている場合には、現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルがメモリカード62内に無いことを表す。
ステップS101において、フラグFcに“1”が設定されている場合、つまりステップS99の処理後も現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルが残っている場合、CPU32は、上述のステップS95に進む。一方、フラグFcに“0”が設定されている場合、つまりステップS99の処理によって現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルが全て消去された場合、CPU32は、図30のステップS3に進む。これによって、液晶モニタ30に上述の図19(f)に示すメッセージ画面が表示される。
さて、図30におけるステップS69のお気に入り登録処理においては、CPU32は、次のような動作をする。
すなわち、図35を参照して、CPU32は、まず、ステップS111において、上述したレジスタRaに記録されている静止画像はお気に入り画像であるか否かを判断する。ここで、お気に入り画像である場合、CPU32は、ステップS113に進み、液晶モニタ30に上述の図22(b)(または図23(b))に示すお気に入り登録解除画面をOSD表示させる。そして、CPU32は、ステップS115に進み、何らかの操作が成されるのを待ち、何らかの操作が成されると、ステップS117に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS119に進む。そして、このステップS119において、上述したフラグFbに“0”を設定し、このお気に入り登録処理を終了する。
一方、ステップS117においてジャンプキー24が押下されたと判断した場合、CPU32は、ステップS121に進む。そして、このステップS121において、お気に入り登録解除画面のOSD表示を解除し、このお気に入り登録処理を終了する。
また、ステップS117において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS123に進む。そして、このステップS123において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答してお気に入り登録解除画面上のカーソル208を上下方向に移動させた後、ステップS115に戻る。
そして、ステップS117においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS125に進む。そして、このステップS125において、当該セットキー20が押下されたとき上述のカーソル208によって“解除”(文字列204)が選択されたのか、それとも“戻る”(文字列206)が選択されたのかを判断する。ここで、“戻る”が選択されたとき、CPU32は、上述のステップS121に進み、お気に入り登録解除画面のOSD表示を解除し、このお気に入り登録処理を終了する。
一方、ステップS125において“解除”が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS127に進む。そして、CPU32は、このステップS127において、レジスタRaに記憶されている静止画像のお気に入り登録を解除した後、ステップS129において、お気に入りファイル66の内容を更新し、さらにステップS131において、管理リストファイル70の内容を更新する。
そして、CPU32は、ステップS133において、お気に入り登録解除画面のOSD表示を解除した後、ステップS135において、上述の図22(c)(または図23(c))に示すメッセージ画面をOSD表示する。そして、ステップS137において、一定時間(数秒程度)が経過するのを待つ。これによって、図22(c)のメッセージ画面が当該一定時間にわたって表示される。この一定時間の経過後、CPU32は、ステップS139に進み、当該メッセージ画面のOSD表示を解除する。そして、CPU32は、ステップS141において、レジスタRaの記憶内容に従って静止画像を再描画して、一連のお気に入り登録処理を終了する。また、上述のステップS111において、レジスタRaに記憶されている静止画像がお気に入り画像でない場合、CPU32は、図36のステップS143に進む。このステップS143において、CPU32は、液晶モニタ30に上述の図20(b)(または図21(b))に示すお気に入り登録設定画面をOSD表示させ、その後、ステップS145に進み、何らかの操作が成されるのを待ち、何らかの操作が成されると、ステップS147に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS149に進む。そして、このステップS149において、フラグFbに“0”を設定し、このお気に入り登録処理を終了する。
一方、ステップS147においてジャンプキー24が押下されたと判断した場合、CPU32は、ステップS151に進む。そして、このステップS151において、お気に入り登録設定画面のOSD表示を解除し、このお気に入り登録処理を終了する。
また、ステップS147において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS153に進む。そして、このステップS153において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答してお気に入り登録設定画面上のカーソル198を移動させた後、ステップS145に戻る。
そして、ステップS147においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS155に進む。そして、このステップS155において、当該セットキー20が押下されたとき上述のカーソル198によって“設定”(文字列194)が選択されたのか、“戻る”(文字列196)が選択されたのかを判断する。ここで、“戻る”が選択されたとき、CPU32は、上述のステップS151に進み、お気に入り登録設定画面のOSD表示を解除し、お気に入り登録処理を終了する。
一方、ステップS155において“設定”が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS157に進む。そして、CPU32は、このステップS157において、レジスタRaに記憶されている静止画像をお気に入り画像として登録した後、ステップS159において、お気に入りファイル66の内容を更新し、さらにステップS161において、管理リストファイル70の内容を更新する。
そして、CPU32は、ステップS163において、お気に入り登録設定画面のOSD表示を解除した後、ステップS165において、上述の図20(c)(または図21(c))に示すメッセージ画面をOSD表示する。そして、ステップS167において、一定時間(数秒程度)が経過するのを待つ。これによって、図20(c)のメッセージ画面が当該一定時間にわたって表示される。この一定時間の経過後、CPU32は、ステップS169に進み、当該メッセージ画面のOSD表示を解除する。そして、CPU32は、ステップS171において、レジスタRaの記憶内容に従って静止画像を再描画して、一連のお気に入り登録処理を終了する、上述の図34におけるステップS89のマルチ表示処理においては、CPU32は、次のような動作をする。
すなわち、図37を参照して、CPU32は、まず、ステップS180において、上述したフラグFgに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFgに“1”が設定されている場合、つまり図18(a)のファイルリスト画面が表示されている状態でモードキー18が押下された場合、CPU32は、ステップS181に進む。そして、このステップS181において、現在再生されている静止画像のファイル名をレジスタRaに記憶するとともに、別のレジスタRbにも当該ファイル名を記憶する。その後、CPU32は、ステップS182に進み、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。
一方、上述のフラグFgに“0”が設定されている場合には、CPU32は、ステップS180からステップS183に進む。そして、このステップS183において当該フラグFgに“1”を設定し直した後、ステップS182に進む。
ステップS182においてフラグFaに“1”が設定されていない場合、つまりジャンプ再生モードが設定されていない場合、CPU32は、ステップS185に進み、レジスタRbに記憶されている静止画像以降に撮影された9画面分の静止画像のサムネイル118,118,・・・を、上述の図14(a)に示すようにマルチ表示する。なお、これら9画面分の静止画像は、管理リストファイル70を参照することで特定される。このステップS185の処理後、CPU32は、ステップS187に進む。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、つまりジャンプ再生モードが設定されている場合、CPU32は、ステップS182からステップS189に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、ステップS191に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているお気に入り静止画像以降に撮影された9画面分のお気に入り静止画像を特定し、特定されたお気に入り静止画像のサムネイルを、上述の図16(e)に示すようにマルチ表示する。このステップS191の処理後、CPU32は、ステップS187に進む。
ステップS187において、CPU32は、何らかの操作が成されるのを待ち、何らかの操作が成されると、ステップS193に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS195に進む。そして、このステップS195において、上述したフラグFbに“0”を設定し、このマルチ表示処理を終了する。
一方、ステップS193において十字キー22が操作(上下左右のいずれかのボタンが押下)されたと判断すると、CPU32は、ステップS197に進む。そして、このステップS197において、当該十字キー22の操作に応じてマルチ画面上のポインタ126を移動させることができるか否か、換言すればマルチ画面をスクロールさせる必要があるか否かを判断する。ここで、ポインタ126を移動させることができる場合には、CPU32は、ステップS199に進み、十字キー22の操作に応じてポインタ126を移動させた後、ステップS187に戻る。
一方、ステップS197においてポインタ126を移動させることが不可能であると判断した場合には、CPU32は、ステップS201に進む。そして、このステップS201において、ポインタ126を前方(マルチ画面において上方)および後方(マルチ画面において下方)のいずれに移動させることができないのかを判断する。ここで、ポインタ126を前方に向けて移動させることができない場合、CPU32は、マルチ画面表示をスクロールダウンさせるべく、図38のステップS203に進む。
このステップS203において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、当該フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS205に進み、レジスタRbに記憶されている静止画像の3つ前の静止画像を特定する。この特定は、管理リストファイル70を参照することで行われる。そして、このステップS205の処理後、CPU32は、ステップS207に進み、特定された静止画像をレジスタRbに記憶した後、つまり当該レジスタRbの内容を更新した後、図37のステップS182に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS203からステップS209に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS211に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されている静止画像の3つ前のお気に入り静止画像を特定する。そして、このステップS211の処理後、CPU32は、ステップS207を経て図37のステップS182に戻る。
また、図37のステップS201においてポインタ126を後方に向けて移動させることができないと判断した場合、CPU32は、マルチ画面表示をスクロールアップさせるべく、図38のステップS213に進む。このステップS213において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS215に進み、レジスタRbに記憶されている静止画像の3つ後ろの静止画像を特定する。この特定は、管理リストファイル70を参照することで行われる。そして、このステップS215の処理後、CPU32は、ステップS207を経て図37のステップS182に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS213からステップS217に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS219に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されている静止画像の3つ後ろのお気に入り静止画像を特定する。そして、このステップS219の処理後、CPU32は、ステップS207を経て図37のステップS182に戻る。
さらに、ステップS193において十字キー22の上ボタンとジャンプキー24とが同時に押下されたと判断すると、CPU32は、マルチ表示されている全てのサムネイル118,118,・・・を前方に向けて更新させるべく図38のステップS221に進む。このステップS221において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS223に進み、管理リストファイル70を参照して、レジスタRbに記憶されている静止画像の9つ前の静止画像を特定する。そして、このステップS223の処理後、CPU32は、ステップS207を経て図37のステップS182に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS221からステップS225に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS227に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されている静止画像の9つ前のお気に入り静止画像を特定する。そして、このステップS227の処理後、CPU32は、ステップS207を経て図37のステップS182に戻る。
また、ステップS193において十字キー22の下ボタンとジャンプキー24とが同時に押下されたと判断すると、CPU32は、マルチ表示されている全てのサムネイル118,118,・・・を後方に向けて更新させるべく図38のステップS229に進む。このステップS229において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS231に進み、管理リストファイル70を参照して、レジスタRbに記憶されている静止画像の9つ後ろの静止画像を特定する。そして、このステップS231の処理後、CPU32は、ステップS207を経て図37のステップS182に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS229からステップS233に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS235に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されている静止画像の9つ後ろのお気に入り静止画像を特定する。そして、このステップS235の処理後、CPU32は、ステップS207を経て図37のステップS182に戻る。
そして、ステップS193においてセットキー20が押下されたと判断した場合、CPU32は、ステップS237に進み、マルチ画面表示を解除する。そして、CPU32は、ステップS239に進み、マルチ画面上のポインタ126によって選択されたサムネイル118に対応する静止画像を再生(フルサイズで表示)し、一連のマルチ表示処理を終了する。
また、ステップS193においてモードキー18が押下されたと判断した場合、CPU32は、ステップS241に進み、マルチ画面表示を解除する。そして、CPU32は、ステップS243に進み、レジスタRaの記憶内容に従う静止画像を再生(フルサイズで表示)して、一連のマルチ表示処理を終了する。
さらに、ステップS193においてジャンプキー24が押下されたと判断すると、CPU32は、お気に入り登録の設定または解除をするべく、図39のステップS245に進む。このステップS245において、CPU32は、マルチ画面上のポインタ126によって選択されたサムネイル118に対応する静止画像を再生(フルサイズで表示)する。そして、CPU32は、ステップS247に進み、現在再生されている静止画像をレジスタRaに記憶する。つまり、当該レジスタRaの記憶内容を更新する。このステップS247の処理後、CPU32は、ステップS249に進む。
ステップS249においては、CPU32は、図30におけるステップS69と同様の処理、つまり図35および図36の各フロー図で示される処理を実行する。そして、このステップS249の処理後、CPU32は、ステップS251に進み、フラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS249の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、図37のステップS182に戻る。一方、フラグFbに“1”が設定されていない場合、つまりステップS249の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、この一連のマルチ表示処理を終了する。
図34におけるステップS93のジャンプ再生設定処理においては、CPU32は、次のような動作をする。
すなわち、図40を参照して、CPU32は、まず、ステップS261において、上述したフラグFaに“0”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaが“0”の場合、つまりジャンプ再生モードが設定されていない場合、CPU32は、ステップS263に進み、液晶モニタ30に上述の図15(a)に示すジャンプ再生設定画面をOSD表示させる。そして、CPU32は、ステップS265に進み、何らかの操作が成されるのを待ち、何らかの操作が成されると、ステップS267に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS269に進む。そして、このステップS269において、上述したフラグFbに“0”を設定し、このジャンプ再生設定処理を終了する。
一方、ステップS267においてモードキー18が押下されたと判断した場合、CPU32は、ステップS271に進む。そして、このステップS271において、ジャンプ再生設定画面のOSD表示を解除し、このジャンプ再生設定処理を終了する。
また、ステップS267において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS273に進む。そして、このステップS273において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答してジャンプ再生設定画面上のカーソル134を上下方向に移動させた後、ステップS265に戻る。
そして、ステップS267においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS275に進む。そして、このステップS275において、当該セットキー20が押下されたとき上述のカーソル134によって“設定”(文字列130)が選択されたのか、それとも“戻る”(文字列132)が選択されたのかを判断する。ここで、“戻る”が選択されたとき、CPU32は、上述のステップS271に進み、ジャンプ再生設定画面のOSD表示を解除し、この一連のジャンプ設定処理を終了する。
一方、ステップS275において“設定”が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS277に進む。そして、CPU32は、このステップS277において、フラグFaに“1”を設定した後、ステップS279において、ジャンプ再生設定画面のOSD表示を解除する。
さらに、CPU32は、ステップS281に進み、上述の図15(c)に示すメッセージ画面をOSD表示する。このステップS281の処理後、CPU32は、ステップS283において、一定時間(数秒程度)が経過するのを待つ。これによって、図15(c)のメッセージ画面が当該一定時間にわたって表示される。この一定時間の経過後、CPU32は、ステップS285に進み、当該メッセージ画面のOSD表示を解除する。
ステップS285の処理後、CPU32は、ステップS287において、レジスタRaに記憶されている静止画像はお気に入り画像であるか否かを判断する。ここで、当該静止画像がお気に入り画像である場合には、CPU32は、この一連のジャンプ再生設定処理を終了する、一方、レジスタRaに記憶されている静止画像がお気に入り画像でない場合、CPU32は、ステップS289に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS291に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRaに記憶されている静止画像、換言すれば現在再生されている静止画像と、撮影日時の近いお気に入り静止画像を特定する。ここでは、レジスタRaに記憶されている静止画像の次に撮影日時の古いお気に入り静止画像を特定する。なお、当該次に撮影日時の古いお気に入り静止画像が存在しない場合には、撮影日時の最も古いお気に入り静止画像を特定する。そして、CPU32は、特定されたお気に入り静止画像を再生(フルサイズで表示)して、この一連のジャンプ再生設定処理を終了する。
また、上述のステップS261においてフラグFaに“0”が設定されていない場合、つまりジャンプ再生モードが設定されている場合、CPU32は、図41のステップS293に進む。このステップS293において、CPU32は、液晶モニタ30に上述の図17(a)に示すジャンプ再生解除画面をOSD表示させる。そして、CPU32は、ステップS295に進み、何らかの操作が成されるのを待ち、何らかの操作が成されると、ステップS297に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS299に進む。そして、このステップS299において、上述したフラグFbに“0”を設定し、一連のジャンプ再生設定処理を終了する。
一方、ステップS297においてモードキー18が押下されたと判断した場合、CPU32は、ステップS301に進む。そして、このステップS301において、ジャンプ再生設定画面のOSD表示を解除し、一連のジャンプ再生設定処理を終了する。
また、ステップS297において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS303に進む。そして、このステップS303において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答してジャンプ再生解除画面上のカーソル142を上下方向に移動させた後、ステップS295に戻る。
そして、ステップS297においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS305に進む。そして、このステップS305において、当該セットキー20が押下されたとき上述のカーソル142によって“解除”(文字列138)が選択されたのか、それとも“戻る”(文字列140)が選択されたのかを判断する。ここで、“戻る”が選択されたとき、CPU32は、上述のステップS301に進み、ジャンプ再生解除画面のOSD表示を解除し、一連のジャンプ設定処理を終了する。
一方、ステップS305において“解除”が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS307に進む。そして、CPU32は、このステップS307において、フラグFaに“0”を設定した後、ステップS309において、ジャンプ再生解除画面のOSD表示を解除する。
さらに、CPU32は、ステップS311に進み、上述の図17(c)に示すメッセージ画面をOSD表示する。このステップS311の処理後、CPU32は、ステップS313において、一定時間(数秒程度)が経過するのを待つ。これによって、図17(c)のメッセージ画面が当該一定時間にわたって表示される。この一定時間の経過後、CPU32は、ステップS315に進み、当該メッセージ画面のOSD表示を解除し、一連のジャンプ再生設定処理を終了する、図34におけるステップS97のリスト表示処理においては、CPU32は、次のような動作をする。
すなわち、図42を参照して、CPU32は、まず、ステップS321において、現在の液晶モニタ30の画面表示をクリアする。そして、CPU32は、ステップS323において、管理リストファイル70を参照し、この参照結果に基づいて、ステップS325において、上述の図18(a)に示すファイルリスト画面をOSD表示する。
ステップS325の処理後、CPU32は、ステップS327に進み、何らかの操作が成されるのを待つ。そして、何らかの操作が成されると、CPU32は、ステップS329に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS330に進む。そして、このステップS330において、フラグFbに“0”を設定し、このリスト表示処理を終了する。
一方、ステップS329において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS331に進む。そして、このステップS331において、当該十字キー22の操作に応じてファイルリスト画面上のカーソル161を移動させることができるか否か、換言すればファイルリスト画面の表示内容をスクロールさせる必要があるか否かを判断する。ここで、カーソル161を移動させることができる場合には、CPU32は、ステップS332に進み、十字キー22の操作に応じてカーソル161を移動させた後、ステップS327に戻る。カーソル161を移動させることができない場合は、CPU32は、ステップS331からステップS333に進む。そして、このステップS333において、十字キー22の操作に応じてファイルリスト画面の表示内容を上下方向にスクロールさせた後、ステップS327に戻る。
ステップS329においてモードキー18が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS335に進む。そして、このステップS335において、図18(a)のファイルリスト画面のOSD表示を解除した後、ステップS337に進む。このステップS337において、CPU32は、レジスタRaの記憶内容に従う静止画像を再生(フルサイズで表示)し、この一連のリスト表示処理を終了する。
さらに、ステップS329においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS338に進む。そして、このステップS338において、上述のファイルリスト画面上でカーソル161によって選択された文字列154に対応する記録日を認識するとともに、認識した記録日(厳密には当該記録日を表す情報)を自身に内蔵されたレジスタReに記憶する。そして、この記憶後、CPU32はステップS339に進む。
ステップS339において、CPU32は、レジスタRaに記憶されている画像と同じ撮影モード、つまり現在設定されている撮影モードと同じモードで撮影された画像が、記録日Reに記録(撮影)されているか否かを判断する。かかる画像が存在する場合、CPU32は、ステップS340に進み、その記録日Reにおいて最も記録時間の古い(早い)画像を上述したレジスタRaおよびRbに記憶する。そして、ステップS341で上述したフラグFgに“0”を設定した後、この図42で示されるリスト表示処理を終了する。
一方、ステップS339において現在の撮影モードと同じモードで撮影された画像が記憶日Reに記録されていないと判断すると、CPU32は、ステップS342に進む。そして、このステップS342において、記録日Reの次の記録日、つまり記録日Re以降に何らかの画像が記録された日が存在するか否かを判断する。ここで、当該次の記録日が存在する場合、CPU32は、ステップS343に進み、その日を新たにレジスタReに記憶する。そして、この新たな記録日Reの記憶後、CPU32は、ステップS339に戻る。
ステップS342において記録日Reの次の記録日が存在しない場合は、CPU32は、ステップS344に進む。そして、このステップS344において、最も古い記録日、換言すればメモリカード62に記録されている全ての画像のうち最も撮影日時の古い画像が記録された日を、新たにレジスタReに記憶した後、ステップS339に戻る。
上述の図34におけるステップS99の消去登録処理においては、CPU32は、次のような動作をする。
すなわち、図43を参照して、CPU32は、まず、ステップS351において、液晶モニタ30に上述の図19(a)に示す消去方法選択画面をOSD表示させる。そして、CPU32は、ステップS353に進み、何らかの操作が成されるのを待つ。何らかの操作が成されると、CPU32は、ステップS355に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS357に進む。そして、このステップS357において、フラグFbに“0”を設定し、この消去処理を終了する。
一方、ステップS355においてモードキー18が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS359に進む。そして、このステップS359において、消去方法選択画面のOSD表示を解除し、この消去処理を終了する。
また、ステップS355において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS361に進む。そして、このステップS361において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答して消去方法選択画面上のカーソル170を上下方向に移動させた後、ステップS353に戻る。
ステップS355においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS363に進む。そして、このステップS363において、当該セットキー20が押下されたとき上述のカーソル170によって“全て消去”(文字列162),“グループ消去”(文字列164),“1枚消去”(文字列166)および“戻る”(文字列168)のいずれが選択されたのかを判断する。
ここで、“戻る”が選択されたとき、CPU32は、上述のステップS359に進む。そして、このステップS359において、消去方法選択画面のOSD表示を解除し、一連の消去処理を終了する。
一方、ステップS363において“全て消去”が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS365に進む。そして、CPU32は、このステップS365において、自身に内蔵されたレジスタRcに“0”という数値を記憶した後、ステップS367に進み、消去方法選択画面のOSD表示を解除する。
また、ステップS363において“グループ消去”が選択されると、CPU32は、ステップS369に進む。そして、このステップS369において、上述のレジスタRcに“1”という数値を記憶した後、CPU32は、ステップS367に進み、消去方法選択画面のOSD表示を解除する。
ステップS367の処理後、図44のステップS371に進む。そして、このステップS371において、液晶モニタ30に上述の図19(c)に示すお気に入り消去確認画面をOSD表示させる。そして、CPU32は、ステップS373に進み、何らかの操作が成されるのを待ち、何らかの操作が成されると、ステップS375に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、ステップS377に進む。そして、このステップS377において、フラグFbに“0”を設定し、この消去処理を終了する。
一方、ステップS375において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS379に進む。そして、このステップS379において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答してお気に入り消去確認画面上のカーソル178を上下方向に移動させた後、ステップS373に戻る。
そして、ステップS375においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS381に進む。このステップS381において、CPU32は、当該セットキー20が押下されたとき上述のカーソル178によって“YES”(文字列174)および“NO”(文字列176)のいずれが選択されたのかを判断する。
ここで、“YES”が選択されたとき、CPU32は、ステップS383に進み、お気に入り画像を消去するか否かの指標となるフラグFeに“1”を設定する。このステップS383の処理後、CPU32は、ステップS385に進み、お気に入り消去確認画面のOSD表示を解除する。
一方、ステップS381において、“NO”が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS387に進み、上述のフラグFeに“0”を設定する。そして、このステップS387の処理後、CPU32は、ステップS385に進み、お気に入り消去確認画面のOSD表示を解除する。
ステップS385の処理後、CPU32は、ステップS389に進み、液晶モニタ30に上述の図19(d)に示す消去開始確認画面をOSD表示する。そして、CPU32は、ステップS391に進み、何らかの操作が成されるのを待ち、何らかの操作が成されると、ステップS393に進み、当該操作の内容を判別する。
なお、図43のステップS363において“1枚消去”が選択されたと判断した場合、CPU32は、ステップS395に進み、上述したレジスタRcに“2”という数値を記憶する。そして、CPU32は、ステップS397において、消去方法選択画面のOSD表示を解除した後、図44のステップS389に進む。
図44のステップS393において、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されたと判断すると、CPU32は、上述したステップS377に進む。そして、このステップS377において、フラグFbに“0”を設定して、一連の消去処理を終了する。
一方、ステップS393において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS399に進む。そして、このステップS399において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答して消去開始確認画面上のカーソル186を上下方向に移動させた後、ステップS391に戻る。
そして、ステップS393においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS401に進む。このステップS401において、CPU32は、当該セットキー20が押下されたとき上述のカーソル186によって“YES”(文字列182)および“NO”(文字列184)のいずれが選択されたのかを判断する。
ここで、“NO”が選択されたとき、CPU32は、ステップS403に進み、消去開始確認画面のOSD表示を解除する。そして、このステップS403の処理後、CPU32は、図43のステップS351に戻る。
一方、ステップS401において、“YES”が選択されたと判断すると、CPU32は、図45のステップS405に進む。そして、このステップS405において消去開始確認画面のOSD表示を解除した後、CPU32は、ステップS407に進み、液晶モニタ30に上述の図19(e)に示すメッセージ画面をOSD表示させる。
ステップS407の処理後、CPU32は、ステップS409に進む。そして、このステップS409において、上述したレジスタRcに記憶されている数値が“0”であるか否かを判断する。ここで、レジスタRcに“0”という数値が記憶されている場合、つまり図19(a)の消去方法選択画面において“全て消去”が選択された場合、CPU32は、ステップS411に進む。そして、このステップS411において、上述したフラグFeに“1”が設定されているか否かを判断する。
このステップS411においてフラグFeに“1”が設定されていると判断した場合、つまり図19(c)のお気に入り消去確認画面において“YES”が選択された場合、CPU32は、ステップS413に進む。そして、このステップS413において、メモリカード62内に記録されている全ての画像ファイルを消去した後、ステップS415に進む。
一方、ステップS411においてフラグFeに“1”が設定されていないと判断した場合、つまり図19(c)のお気に入り消去確認画面において“NO”が選択された場合、CPU32は、ステップS417に進む。そして、このステップS417において、メモリカード62内に記録されている画像ファイルのうちお気に入り画像のみを残し、それ以外の画像ファイルを全て消去する。このステップS417の処理後、CPU32は、ステップS415に進む。
なお、上述のステップS409においてレジスタRcに記憶されている数値が“0”でない場合、つまり図19(a)の消去方法選択画面において“全て消去”が選択されなかった場合、CPU32は、さらにステップS419に進む。そして、このステップS419において、当該レジスタRcに記憶されている数値が“1”であるか否かを判断する。
ここで、レジスタRcに“1”という数値が記憶されている場合、つまり図19(a)の消去方法選択画面において“グループ消去”が選択された場合、CPU32は、ステップS421に進む。そして、このステップS421において、フラグFeに“1”が設定されているか否かを判断する。
このステップS421においてフラグFeに“1”が設定されていると判断した場合、CPU32は、ステップS423に進む。そして、このステップS423において、メモリカード62内に記録されている画像ファイルのうち、レジスタRaに記憶されている画像と同一のフォルダ内に記録され、かつ当該レジスタRaに記憶されている画像と同じ撮影モードで記録された画像を、全て消去する。このステップS423の処理後、CPU32は、ステップS415に進む。
一方、ステップS421においてフラグFeに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS425に進む。そして、このステップS425において、メモリカード62内に記録されている画像ファイルのうち、お気に入り画像については無条件に残し、それ以外の画像ファイルでレジスタRaに記憶されている画像と同一のフォルダ内に記録され、かつ当該レジスタRaに記憶されている画像と同じ撮影モードで記録された画像を、全て消去する。このステップS425の処理後、CPU32は、ステップS415に進む。
また、上述のステップS419においてレジスタRcに記憶されている数値が“1”でない場合、つまり図19(a)の消去方法選択画面において“1枚消去”が選択された場合、CPU32は、ステップS427に進む。そして、このステップS427において、レジスタRaに記憶されている画像のファイルをメモリカード62から消去した後、ステップS415に進む。
ステップS415において、CPU32は、ファイル消去後の状況に応じてお気に入りファイル66の内容を更新する。そして、CPU32は、ステップS429において、入力文字ファイル68の内容を更新し、さらにステップS431において、管理リストファイル70の内容を更新する。そして、ステップS435において、レジスタRaに記憶されている画像と同じ撮影モードで記録された画像ファイルがメモリカード62内に残っているか否かを判断する。この判断は、ステップS431による更新後の管理リストファイル70を参照することで行われる。
ここで、レジスタRaに記憶されている画像と同じ撮影モードで記録された画像ファイルがメモリカード62内に残っている場合、CPU32は、ステップS437に進む。そして、CPU32は、このステップS437において、レジスタRaに記憶されている画像の次の画像をフルサイズで表示し、さらにステップS439において、現在表示されている画像(ファイル名)をレジスタRaに記憶した後、図43のステップS351に戻る。
一方、ステップS435において、レジスタRaに記憶されている画像と同じ撮影モードで記録された画像ファイルがメモリカード62内に残っていないと判断した場合、CPU32は、ステップS441に進む。そして、このステップS441において、上述したフラグFcに“0”を設定して、一連の消去処理を終了する。
次に、上述の連写画像再生モードにおけるCPU32の動作について説明する。この連写画像再生モードにおいては、CPU32は、上述した制御プログラムに従って、図46〜図53のフロー図で示される各処理を実行する。
すなわち、連写画像再生モードが選択されると、CPU32は、図46のステップS501に進み、メモリカード62内に連写画像撮影モードで記録された画像ファイルが存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照して行われる。
ここで、メモリカード62内に連写画像撮影モードで記録された画像ファイルが存在しない場合、CPU32は、ステップS501からステップS503に進み、液晶モニタ30に、上述した図19(f)に示すメッセージ画面をOSD表示させる。そして、CPU32は、ステップS505に進み、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されるのを待つ。
ステップS505においてモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されると、CPU32は、ステップS507に進む。そして、このステップS507において、CPU32は、現在、液晶モニタ30に表示されている画面の内容を全てクリアして、この連写画像再生モードを抜ける。
一方、ステップS501において、連写画像撮影モードで記録された画像ファイルがメモリカード62内にあると判断した場合、CPU32は、ステップS509に進む。このステップS509において、CPU32は、初期設定を行い、具体的には上述したフラグFaに“0”を設定するとともに、フラグFbおよびFcの各々に“1”を設定する。
ステップS509の処理後、CPU32は、ステップS511に進み、上述したサンプル画像を抽出し、抽出されたサンプル画像のファイル名を、レジスタRdに記憶する。なお、サンプル画像の特定は、管理リストファイル70を参照することで行われる。
ステップS511の処理後、CPU32は、ステップS515に進む。そして、このステップS515において、CPU32は、上述のレジスタRdに(ファイル名が)記憶されたサンプル画像のうち、撮影日時が後ろから9番目のサンプル画像を特定する。そして、CPU32は、ステップS515に進み、当該特定されたサンプル画像をレジスタRbに記憶する。
ステップS515の処理後、CPU32は、ステップS517に進み、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、つまりジャンプ再生モードが設定されていない場合、CPU32は、ステップS519に進み、レジスタRbに記憶されている画像以降に連続撮影モードで撮影された9画面分の画像のサムネイル118,118,・・・を、上述の図24(a)に示すようにマルチ表示する。なお、これら9画面分の画像は、管理リストファイル70を参照することで特定される。このステップS519の処理後、CPU32は、図47のステップS521に進む。
一方、図46のステップS517においてフラグFaに“1”が設定されている場合、つまりジャンプ再生モードが設定されている場合、CPU32は、ステップS523に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS525に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果に基づいて、レジスタRbに記憶されているお気に入り画像からそれ以降に連続撮影モードで撮影された9画面分のお気に入り画像を特定し、特定されたお気に入り画像のサムネイルを、上述の図26(e)に示すようにマルチ表示する。このステップS525の処理後、CPU32は、図47のステップS521に進む。
このステップS521において、CPU32は、何らかの操作が成されるのを待つ。そして、何らかの操作が成されると、ステップS527に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図46のステップS507に進む。そして、このステップS507において、液晶モニタ30の画面表示をクリアして、連写画像再生モードを抜ける。
一方、ステップS527において十字キー22が操作(上下左右のいずれかのボタンが押下)されたと判断すると、CPU32は、ステップS529に進む。そして、このステップS529において、当該十字キー22の操作に応じてマルチ画面上のポインタ126を移動させることができるか否か、換言すればマルチ画面をスクロールさせる必要があるか否かを判断する。ここで、ポインタ126を移動させることができる場合、CPU32は、ステップS531に進み、十字キー22の操作に応じてポインタ126を移動させた後、ステップS521に戻る。
これに対し、ステップS529においてポインタ126を移動させることが不可能であると判断した場合には、CPU32は、ステップS533に進む。そして、このステップS533において、ポインタ126を前方(マルチ画面において上方)および後方(マルチ画面において下方)のいずれに移動させることができないのかを判断する。ここで、ポインタ126を前方に向けて移動させることができない場合、CPU32は、マルチ画面表示をスクロールダウンさせるべく、図48のステップS535に進む。
このステップS535において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS537に進み、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の3つ前のサンプル画像を特定する。この特定は、管理リストファイル70を参照することで行われる。そして、このステップS537の処理後、CPU32は、ステップS539に進み、特定されたサンプル画像をレジスタRbに記憶した後、つまり当該レジスタRbの内容を更新した後、図46のステップS517に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS535からステップS541に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS543に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の3つ前のお気に入りサンプル画像を特定する。そして、このステップS543の処理後、CPU32は、ステップS539を経て図46のステップS517に戻る。
また、図47のステップS533においてポインタ126を後方に向けて移動させることができないと判断した場合、CPU32は、マルチ画面表示をスクロールアップさせるべく、図48のステップS545に進む。このステップS545において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS547に進み、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の3つ後ろのサンプル画像を特定する。この特定は、管理リストファイル70を参照することで行われる。そして、このステップS547の処理後、CPU32は、ステップS539を経て図46のステップS517に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS545からステップS549に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS551に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の3つ後ろのお気に入りサンプル画像を特定する。そして、このステップS551の処理後、CPU32は、ステップS539を経て図46のステップS517に戻る。
さらに、図47のステップS527において十字キー22の上ボタンとジャンプキー24とが同時に押下されたと判断すると、CPU32は、マルチ表示されている全てのサムネイル118,118,・・・を前方に向けて更新させるべく図48のステップS553に進む。このステップS553において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS555に進み、管理リストファイル70を参照して、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の9つ前のサンプル画像を特定する。そして、このステップS555の処理後、CPU32は、ステップS539を経て図46のステップS517に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS553からステップS557に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS559に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の9つ前のお気に入りサンプル画像を特定する。そして、このステップS559の処理後、CPU32は、ステップS539を経て図46のステップS517に戻る。
また、図47のステップS527において十字キー22の下ボタンとジャンプキー24とが同時に押下されたと判断すると、CPU32は、マルチ表示されている全てのサムネイル118,118,・・・を後方に向けて更新させるべく図48のステップS561に進む。このステップS561において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS563に進み、管理リストファイル70を参照して、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の9つ後ろのサンプル画像を特定する。そして、このステップS563の処理後、CPU32は、ステップS539を経て図46のステップS517に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS561からステップS565に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS567に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の9つ後ろのお気に入りサンプル画像を特定する。そして、このステップS567の処理後、CPU32は、ステップS539を経て図46のステップS517に戻る。
さらに、図47のステップS527においてモードキー18またはセットキー20が押下されたと判断した場合、CPU32は、ステップS569に進み、マルチ画面表示を解除する。そして、CPU32は、ステップS571に進み、マルチ画面上のポインタ126によって選択されたサムネイル118に対応する画像を再生(フルサイズで表示)した後、図49のステップS573に進む。
このステップS573において、CPU32は、現在表示されている画像のファイル名をレジスタRaに記憶する。そして、CPU32は、ステップS575に進み、当該レジスタRaに記録された(厳密にはファイル名が記録された)画像に文字入力機能による文字が入力されているか否かを判断する。ここで、文字が入力されていると判断すると、CPU32は、ステップS577に進み、上述したフラグFdに“1”を設定した後、ステップS579に進む。
ステップS579において、CPU32は、入力文字ファイル68を参照し、入力された文字の内容を認識する。そして、CPU32は、ステップS581に進み、当該認識した文字をOSD表示する。これによって、液晶モニタ30に図24(b)に示すような画面が表示される。このステップS581の処理後、CPU32は、ステップS583に進む。
なお、ステップS575において文字が入力されていないと判断した場合、CPU32は、ステップS585に進む。そして、このステップS585において、上述のフラグFdに“0”を設定した後、CPU32は、ステップS583に進む。この場合、図24(b)における文字100は表示されない。
ステップS583において、CPU32は、何らかの操作が成されるのを待つ。そして、何らかの操作が成されると、CPU32は、ステップS587に進み、当該操作の内容を判別する。ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図46のステップS507に進み、ここで液晶モニタ30の画面表示をクリアし、この連写画像再生モードを抜ける。
一方、ステップS587において、十字キー22の右ボタンが押下された場合、CPU32は、図50のステップS589に進む。このステップS589において、CPU32は、上述のフラグFdに“1”が設定されているか否か、つまり液晶モニタ30に文字100がOSD表示されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されている場合、つまり液晶モニタ30に文字100が表示されている場合、CPU32は、ステップS591に進み、当該文字100のOSD表示を解除して、ステップS593に進む。一方、フラグFdに“1”が設定されていない場合、つまり文字100がOSD表示されていない場合は、CPU32は、ステップS591をスキップして直接ステップS593に進む。
ステップS593において、CPU32は、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、つまりジャンプ再生モードが設定されていない場合、CPU32は、ステップS595に進み、レジスタRaに記憶されている画像と同じフォルダ内に次の画像が存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照することで行われる。ここで、次の静止画像が存在する場合、CPU32は、ステップS597に進み、当該次の画像をフルサイズで表示した後、図49のステップS573に戻る。一方、次の静止画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS595からステップS599に進む。そして、このステップS599において、レジスタRaに記憶されている画像と同じフォルダ内で撮影日時が最も古い画像をフルサイズで表示した後、図49のステップS573に戻る。
また、ステップS593においてフラグFaに“1”が設定されている場合、つまりジャンプ再生モードが設定されている場合、CPU32は、ステップS601に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS602に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、連続撮影モードで記録された次のお気に入り画像が存在するか否かを判断する。ここで、次のお気に入り画像が存在する場合、CPU32は、ステップS603に進み、当該次のお気に入り画像をフルサイズで表示した後、図49のステップS573に戻る。一方、次のお気に入り画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS602からステップS604に進む。そして、このステップS604において、連続撮影モードで記録された画像のうち撮影日時が最も古いお気に入り画像をフルサイズで表示した後、図49のステップS573に戻る。
図49のステップS587において、十字キー22の左ボタンが押下されたと判断した場合、CPU32は、図51のステップS605に進む。このステップS605において、CPU32は、フラグFdに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されている場合、つまり液晶モニタ30に文字100が表示されている場合、CPU32は、ステップS606に進み、当該文字100のOSD表示を解除した後、ステップS607に進む。一方、フラグFdに“1”が設定されていない場合は、CPU32は、ステップS606をスキップしてステップS607に直接進む。
ステップS607において、CPU32は、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS608に進み、レジスタRaに記憶されている画像と同じフォルダ内に1つ前の画像が存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照することで行われる。ここで、1つ前の画像が存在する場合、CPU32は、ステップS609に進み、当該1つ前の画像をフルサイズで表示した後、図49のステップS573に戻る。一方、1つ前の画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS608からステップS610に進む。そして、このステップS610において、レジスタRaに記憶されている画像と同一フォルダ内で撮影日時が最も新しい画像を表示した後、図49のステップS573に戻る。
また、ステップS603においてフラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS611に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS613に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から連続撮影モードで記録された1つ前のお気に入り画像が存在するか否かを判断する。ここで、1つ前のお気に入り画像が存在する場合、CPU32は、ステップS615に進み、当該1つ前のお気に入り画像をフルサイズで再生した後、図49のステップS573に戻る。一方、1つ前のお気に入り静止画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS613からステップS617に進む。そして、このステップS617において、連続撮影モードで記録された画像のうち撮影日時が最も新しいお気に入り画像をフルサイズで表示した後、図49のステップS573に戻る。
さらに、図49のステップS587において、ジャンプキー24が押下された場合、CPU32は、ステップS619のお気に入り登録処理に進む。このステップS619において、CPU32は、連続撮影モードで撮影された各画像についてお気に入り画像としての登録または当該登録の解除を行う。このステップS619における処理の内容については、上述の図30におけるステップS69(図35および図36の各フロー図で示される処理)と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
CPU32は、ステップS619の処理後、ステップS621に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS619の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、ステップS575に戻る。一方、フラグFbに“1”が設定されていない場合、つまりステップS619の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図46のステップS507に進む。そして、このステップS507において液晶モニタ30の画面表示をクリアし、連写画像再生モードを抜ける。
また、ステップS587において、モードキー18が押下された場合、CPU32は、図52のステップS623に進む。このステップS623において、CPU32は、フラグFdに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されている場合、つまり液晶モニタ30に文字100が表示されている場合、CPU32は、ステップS625に進み、当該文字100のOSD表示を解除して、ステップS627に進む。一方、フラグFdに“1”が設定されていない場合は、CPU32は、ステップS625をスキップして直接ステップS627に進む。
ステップS627において、CPU32は、液晶モニタ30に上述の図25(d)(または図26(d))に示す再生設定画面をOSD表示させる。そして、このステップS627の処理後、CPU32は、ステップS629に進み、何らかの操作が成されるのを待つ。何らかの操作が成されると、CPU32は、ステップS631に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図46のステップS507を経て、この連写画像再生モードを抜ける。
一方、モードキー18が押下された場合、CPU32は、ステップS631からステップS633に進む。そして、このステップS633において、再生設定画面のOSD表示を解除した後、図49のステップS573に戻る。
さらに、ステップS631において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS635に進む。そして、このステップS635において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答して再生設定画面上のカーソル116を上下方向に移動させた後、ステップS629に戻る。
そして、ステップS631においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、図53のステップS637に進む。そして、このステップS637において再生設定画面のOSD表示を解除した後、ステップS639に進み、セットキー20が押下されたときに当該再生設定画面上でカーソル116によって選択されていたアイコン108,110,112または114を判別する。
ここで、マルチ表示アイコン108が選択された場合、CPU32は、図46のステップS517に戻る。
一方、ステップS639においてジャンプ再生設定アイコン110が選択された場合、CPU32は、ステップS641のジャンプ再生設定処理に進む。このステップS641において、CPU32は、ジャンプ再生モードの設定または当該設定の解除を行う。このステップS641における処理の内容については、上述の図34におけるステップS93(図40および図41の各フロー図で示される処理)と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
CPU32は、ステップS641の処理後、ステップS643に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS641の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、図52のステップS627に戻る。一方、フラグFbに“0”が設定されている場合、つまりステップS641の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図46のステップS507を経てこの連写画像再生モードを抜ける。
そして、ステップS639において、リスト表示アイコン112が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS645のリスト表示処理に進む。CPU32がこのステップS645を処理することによって、液晶モニタ30に上述の図18(a)に示すファイルリストが表示される。このステップS645における処理の内容については、上述の図34におけるステップS97(図42のフロー図で示される処理)と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。このステップS645の処理後、CPU32は、上述のステップS643に進む。
また、ステップS639において、消去アイコン114が選択されたと判断した場合、CPU32は、ステップS647の消去処理に進む。このステップS647において、CPU32は、メモリカード62に記録されている任意の画像ファイル(または音声ファイル)を消去する。このステップS647における処理の内容については、上述のステップS99(図43〜図45の各フロー図で示される処理)と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。後で詳しく説明する。
CPU32は、ステップS647の処理後、ステップS649に進み、上述したフラグFcに“0”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFcに“1”が設定されている場合、つまりステップS647の処理後も現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルが残っている場合、CPU32は、上述のステップS643に進む。一方、フラグFcに“0”が設定されている場合、つまりステップS647の処理によって現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルが全て消去された場合、CPU32は、図46のステップS503に進む。これによって、液晶モニタ30に上述の図19(f)に示すメッセージ画面が表示される。
なお、図47のステップS527において、ジャンプキー24が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS651に進む。そして、このステップS651において、マルチ画面表示を解除した後、ステップS653に進む。そして、CPU32は、このステップS653において、マルチ画面上でポインタ126によって選択されたサムネイル118に対応する画像を、液晶モニタ30にフルサイズで表示する。そして、CPU32は、ステップS655に進み、現在表示されている画像をレジスタRaに記憶する。
ステップS655の処理後、CPU32は、ステップS657のお気に入り登録処理に進む。このステップS657において、CPU32は、連続撮影モードで撮影された各画像についてお気に入り画像としての登録または当該登録の解除を行う。このステップS657における処理の内容は、上述のステップS619と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
そして、CPU32は、ステップS657の処理後、ステップS659に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS657の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、図46のステップS517に戻る。一方、フラグFbに“0”が設定されている場合、つまりステップS657の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図46のステップS507を経てこの連写画像再生モードを抜ける。
次に、動画像再生モードにおけるCPU32の動作について説明する。この動画像再生モードにおいては、CPU32は、上述した制御プログラムに従って、図54〜図62のフロー図で示される各処理を実行する。
すなわち、動画像再生モードが選択されると、CPU32は、図54のステップS701に進み、メモリカード62内に動画像撮影モードで記録された画像ファイルが存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照して行われる。
ここで、メモリカード62内に動画像撮影モードで記録された画像ファイルが存在しない場合、CPU32は、ステップS701からステップS703に進み、液晶モニタ30に、上述した図19(f)に示すメッセージ画面をOSD表示させる。そして、CPU32は、ステップS705に進み、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されるのを待つ。
ステップS705においてモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されると、CPU32は、ステップS707に進む。そして、このステップS707において、CPU32は、現在、液晶モニタ30に表示されている画面の内容を全てクリアして、この動画像再生モードを抜ける。
一方、ステップS701において、動画像撮影モードで記録された画像ファイルがメモリカード62内にあると判断した場合、CPU32は、ステップS709に進む。このステップS709において、CPU32は、初期設定を行い、具体的には上述したフラグFaに“0”を設定するとともに、フラグFbおよびFcの各々に“1”を設定する。
ステップS709の処理後、CPU32は、ステップS711に進み、上述したサンプル画像を抽出し、抽出されたサンプル画像のファイル名を、レジスタRdに記憶する。なお、サンプル画像の特定は、管理リストファイル70を参照することで行われる。
ステップS711の処理後、CPU32は、ステップS715に進む。そして、このステップS715において、CPU32は、上述のレジスタRdに(ファイル名が)記憶されたサンプル画像のうち、撮影日時が後ろから9番目のサンプル画像を特定する。そして、CPU32は、ステップS715に進み、当該特定されたサンプル画像をレジスタRbに記憶する。
ステップS715の処理後、CPU32は、ステップS717に進み、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、つまりジャンプ再生モードが設定されていない場合、CPU32は、ステップS719に進み、レジスタRbに記憶されている画像以降に動画像撮影モードで撮影された9フレーム(コマ)分の画像のサムネイル118,118,・・・を、上述の図27(a)に示すようにマルチ表示する。なお、これら9フレーム分の画像は、管理リストファイル70を参照することで特定される。このステップS719の処理後、CPU32は、図55のステップS721に進む。
一方、図54のステップS717においてフラグFaに“1”が設定されている場合、つまりジャンプ再生モードが設定されている場合、CPU32は、ステップS723に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS725に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているお気に入り画像以降に動画像撮影モードで撮影された9フレーム分のお気に入り画像を特定し、特定されたお気に入り画像のサムネイルを、上述の図29(e)に示すようにマルチ表示する。このステップS725の処理後、CPU32は、図55のステップS721に進む。
このステップS721において、CPU32は、何らかの操作が成されるのを待つ。そして、何らかの操作が成されると、ステップS727に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図54のステップS707に進む。そして、このステップS707において、液晶モニタ30の画面表示をクリアして、動画像再生モードを抜ける。
一方、ステップS727において十字キー22が操作(上下左右のいずれかのボタンが押下)されたと判断すると、CPU32は、ステップS729に進む。そして、このステップS729において、当該十字キー22の操作に応じてマルチ画面上のポインタ126を移動させることができるか否か、換言すればマルチ画面をスクロールさせる必要があるか否かを判断する。ここで、ポインタ126を移動させることができる場合、CPU32は、ステップS731に進み、十字キー22の操作に応じてポインタ126を移動させた後、ステップS721に戻る。
これに対し、ステップS729においてポインタ126を移動させることが不可能であると判断した場合には、CPU32は、ステップS733に進む。そして、このステップS733において、ポインタ126を前方(マルチ画面において上方)および後方(マルチ画面において下方)のいずれに移動させることができないのかを判断する。ここで、ポインタ126を前方に向けて移動させることができない場合、CPU32は、マルチ画面表示をスクロールダウンさせるべく、図56のステップS735に進む。
このステップS735において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS737に進み、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の3つ前のサンプル画像を特定する。この特定は、管理リストファイル70を参照することで行われる。そして、このステップS737の処理後、CPU32は、ステップS739に進み、特定されたサンプル画像をレジスタRbに記憶した後、つまり当該レジスタRbの内容を更新した後、図54のステップS717に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS735からステップS741に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS743に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の3つ前のお気に入りサンプル画像を特定する。そして、このステップS743の処理後、CPU32は、ステップS739を経て図54のステップS717に戻る。
また、図55のステップS733においてポインタ126を後方に向けて移動させることができないと判断した場合、CPU32は、マルチ画面表示をスクロールアップさせるべく、図56のステップS745に進む。このステップS745において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS747に進み、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の3つ後ろのサンプル画像を特定する。この特定は、管理リストファイル70を参照することで行われる。そして、このステップS747の処理後、CPU32は、ステップS739を経て図54のステップS717に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS745からステップS749に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS751に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の3つ後ろのお気に入りサンプル画像を特定する。そして、このステップS751の処理後、CPU32は、ステップS739を経て図54のステップS717に戻る。
さらに、図45のステップS727において十字キー22の上ボタンとジャンプキー24とが同時に押下されたと判断すると、CPU32は、マルチ表示されている全てのサムネイル118,118,・・・を前方に向けて更新させるべく図56のステップS753に進む。このステップS753において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS755に進み、管理リストファイル70を参照して、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の9つ前のサンプル画像を特定する。そして、このステップS755の処理後、CPU32は、ステップS739を経て図54のステップS717に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS753からステップS757に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS759に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の9つ前のお気に入りサンプル画像を特定する。そして、このステップS759の処理後、CPU32は、ステップS739を経て図54のステップS717に戻る。
また、図55のステップS727において十字キー22の下ボタンとジャンプキー24とが同時に押下されたと判断すると、CPU32は、マルチ表示されている全てのサムネイル118,118,・・・を後方に向けて更新させるべく図56のステップS761に進む。このステップS761において、CPU32は、フラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS763に進み、管理リストファイル70を参照して、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の9つ後ろのサンプル画像を特定する。そして、このステップS763の処理後、CPU32は、ステップS739を経て図54のステップS717に戻る。
一方、フラグFaに“1”が設定されている場合、CPU32は、ステップS761からステップS765に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS767に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRbに記憶されているサンプル画像の9つ後ろのお気に入りサンプル画像を特定する。そして、このステップS767の処理後、CPU32は、ステップS739を経て図54のステップS717に戻る。
さらに、図55のステップS727においてモードキー18またはセットキー20が押下されたと判断した場合、CPU32は、ステップS769に進み、マルチ画面表示を解除する。そして、CPU32は、ステップS771に進み、マルチ画面上のポインタ126によって選択されたサムネイル118に対応する画像を再生(フルサイズで表示)した後、図57のステップS773に進む。
このステップS773において、CPU32は、現在表示されている画像のファイル名をレジスタRaに記憶する。そして、CPU32は、ステップS775に進み、当該レジスタRaに記録された(厳密にはファイル名が記録された)画像の情報、具体的には撮影日時およびシリアル番号を表す各文字列102および104をOSD表示する。また、当該画像がお気に入り画像である場合には、“*”印をOSD表示する。これによって、液晶モニタ30に図27(b)に示すような画面が表示される。
このステップS775の処理後、CPU32は、ステップS777に進み、何らかの操作が成されるのを待つ。そして、何らかの操作が成されると、CPU32は、ステップS779に進み、当該操作の内容を判別する。ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図54のステップS707を経て動画像再生モードを抜ける。
一方、ステップS779において、十字キー22の右ボタンが押下された場合、CPU32は、図58のステップS781に進む。このステップS781において、CPU32は、上述の撮影日時やシリアル番号などの画像情報のOSD表示を解除する。そして、CPU32は、ステップS783に進み、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。
ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、つまりジャンプ再生モードが設定されていない場合、CPU32は、ステップS785に進み、レジスタRaに記憶されている画像と同じ動画像(動画クリップ)内に次のフレーム画像が存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照することで行われる。ここで、次のフレーム画像が存在する場合、CPU32は、ステップS787に進み、当該次のフレーム画像をフルサイズで表示した後、図57のステップS773に戻る。
一方、次のフレーム画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS785からステップS789に進む。そして、このステップS789において、レジスタRaに記憶されているフレーム画像と同じ動画像内の先頭フレームの画像をフルサイズで表示した後、図57のステップS773に戻る。
また、ステップS783においてフラグFaに“1”が設定されている場合、つまりジャンプ再生モードが設定されている場合、CPU32は、ステップS791に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS793に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRaに記憶されている画像と同じ動画像内に次のお気に入り画像が存在するか否かを判断する。ここで、次のお気に入り画像が存在する場合、CPU32は、ステップS795に進み、当該次のお気に入り画像をフルサイズで表示し、図57のステップS773に戻る。
一方、次のお気に入り画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS793からステップS797に進む。そして、このステップS797において、レジスタRaに記憶されているフレーム画像と同じ動画像に含まれるお気に入り画像のうち先頭のお気に入り画像をフルサイズで表示し、図57のステップS773に戻る。
図57のステップS779において、十字キー22の左ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、図59のステップS799に進む。このステップS799において、CPU32は、上述の撮影日時やシリアル番号などの画像情報のOSD表示を解除する。そして、CPU32は、ステップS801に進み、上述したフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断する。
ここで、フラグFaに“1”が設定されていない場合、つまりジャンプ再生モードが設定されていない場合、CPU32は、ステップS803に進み、レジスタRaに記憶されている画像と同じ動画像内に1つ前のフレーム画像が存在するか否かを判断する。この判断は、管理リストファイル70を参照することで行われる。ここで、1つ前のフレーム画像が存在する場合、CPU32は、ステップS805に進み、当該1つ前のフレーム画像をフルサイズで表示した後、図57のステップS773に戻る。
一方、1つ前のフレーム画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS803からステップS807に進む。そして、このステップS807において、レジスタRaに記憶されているフレーム画像と同じ動画像内の最後尾フレームの画像をフルサイズで表示した後、図57のステップS773に戻る。
また、ステップS801においてフラグFaに“1”が設定されている場合、つまりジャンプ再生モードが設定されている場合、CPU32は、ステップS809に進み、お気に入りファイル66を参照する。そして、CPU32は、ステップS811に進み、当該お気に入りファイル66の参照結果から、レジスタRaに記憶されている画像と同じ動画像内に1つ前のお気に入り画像が存在するか否かを判断する。ここで、1つ前のお気に入り画像が存在する場合、CPU32は、ステップS813に進み、当該1つ前のお気に入り画像をフルサイズで表示し、図57のステップS773に戻る。
一方、1つ前のお気に入り画像が存在しない場合、CPU32は、ステップS811からステップS815に進む。そして、このステップS815において、レジスタRaに記憶されているフレーム画像と同じ動画像に含まれるお気に入り画像のうち最後尾のお気に入り画像をフルサイズで表示し、図57のステップS773に戻る。
さらに、図57のステップS779において、ジャンプキー24が押下された場合、CPU32は、ステップS817のお気に入り登録処理に進む。このステップS817において、CPU32は、動画像を構成する個々のフレーム画像についてお気に入り画像として登録または当該登録の解除を行う。このステップS817における処理の内容については、上述の図30におけるステップS69(図35および図36の各フロー図で示される処理)と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
CPU32は、ステップS817の処理後、ステップS819に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS817の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、ステップS775に戻る。一方、フラグFbに“1”が設定されていない場合、つまりステップS817の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図54のステップS707を経て、動画像再生モードを抜ける。
また、ステップS779において、モードキー18が押下された場合、CPU32は、図60のステップS821に進む。このステップS821において、CPU32は、液晶モニタ30に上述の図29(d)(または図28(h))に示す再生設定画面をOSD表示させる。そして、このステップS821の処理後、CPU32は、ステップS823に進み、何らかの操作が成されるのを待つ。何らかの操作が成されると、CPU32は、ステップS825に進み、当該操作の内容を判別する。
ここで、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図54のステップS507を経て、この動画像再生モードを抜ける。
一方、モードキー18が押下された場合、CPU32は、ステップS825からステップS827に進む。そして、このステップS827において、再生設定画面のOSD表示を解除した後、図57のステップS773に戻る。
さらに、ステップS825において十字キー22の上ボタンまたは下ボタンが押下されたと判断すると、CPU32は、ステップS829に進む。そして、このステップS829において、当該上ボタンまたは下ボタンの押下に応答して再生設定画面上のカーソル116を上下方向に移動させた後、ステップS823に戻る。
そして、ステップS825においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、図61のステップS831に進む。そして、このステップS831において再生設定画面のOSD表示を解除した後、ステップS833に進み、セットキー20が押下されたときに当該再生設定画面上でカーソル116によって選択されていたアイコン108,110,112または114を判別する。
ここで、マルチ表示アイコン108が選択された場合、CPU32は、図54のステップS717に戻る。
一方、ステップS833においてジャンプ再生設定アイコン110が選択されたと判断した場合、CPU32は、ステップS835のジャンプ再生設定処理に進む。このステップS835において、CPU32は、ジャンプ再生モードの設定または当該設定の解除を行う。このステップS835における処理の内容については、上述の図34におけるステップS93(図40および図41の各フロー図で示される処理)と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
CPU32は、ステップS835の処理後、ステップS837に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS835の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、図60のステップS821に戻る。一方、フラグFbに“0”が設定されている場合、つまりステップS835の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図54のステップS707を経てこの動画像再生モードを抜ける。
そして、ステップS833において、リスト表示アイコン112が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS839のリスト表示処理に進む。CPU32がこのステップS839を処理することによって、液晶モニタ30に上述の図18(a)に示すファイルリストが表示される。このステップS839における処理の内容については、上述の図34におけるステップS97(図42のフロー図で示される処理)と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。このステップS839の処理後、CPU32は、上述のステップS837に進む。
また、ステップS833において、消去アイコン114が選択されたと判断した場合、CPU32は、ステップS841の消去処理に進む。このステップS841において、CPU32は、メモリカード62に記録されている任意の画像ファイル(または音声ファイル)を消去する。このステップS841における処理の内容については、上述の図34におけるステップS99(図43〜図45の各フロー図で示される処理)と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。後で詳しく説明する。
CPU32は、ステップS841の処理後、ステップS843に進み、上述したフラグFcに“0”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFcに“1”が設定されている場合、つまりステップS841の処理後も現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルが残っている場合、CPU32は、上述のステップS837に進む。一方、フラグFcに“0”が設定されている場合、つまりステップS841の処理によって現在選択されている再生モードで再生可能な画像ファイルが全て消去された場合、CPU32は、図54のステップS703に進む。これによって、液晶モニタ30に上述の図19(f)に示すメッセージ画面が表示される。
さらに、図57のステップS779においてセットキー20が押下されたと判断すると、CPU32は、図62のステップS845に進む。このステップS845において、CPU32は、レジスタRaに記録されている画像(動画像)に文字入力機能による文字が入力されているか否かを判断する。ここで、文字が入力されていると判断すると、CPU32は、ステップS847に進み、上述したフラグFdに“1”を設定した後、ステップS849に進む。
ステップS849において、CPU32は、入力文字ファイル68を参照し、入力された文字の内容を認識する。そして、CPU32は、ステップS851に進み、当該認識した文字をOSD表示する。これによって、液晶モニタ30に上述の図28(d)(または図28(f))に示すような画面が表示される。このステップS851の処理後、CPU32は、ステップS853に進む。
なお、ステップS845において文字が入力されていないと判断した場合、CPU32は、ステップS855に進む。そして、このステップS855において、上述のフラグFdに“0”を設定した後、CPU32は、ステップS853に進む。この場合、図28(d)における文字100は表示されない。
ステップS853において、CPU32は、レジスタRaに記憶されているフレーム画像から動画像の再生を開始する。そして、このステップS853の処理後、CPU32は、ステップS857に進み、セットキー20が押下されたか否かを判断する。ここで、セットキー20が押下されていないとき、CPU32は、さらにステップS859に進み、動画像の再生が終了したか否か、換言すれば最後尾フレームが表示されたか否かを判断する。このステップS859において動画像の再生が終了していないと判断すると、CPU32は、さらにステップS861に進み、モード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作されたか否かを判断する。ここで、これらモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、ステップS857に戻る。
一方、ステップS857においてセットキー20が押下されたと判断するか、若しくはステップS859において動画像の再生が終了したと判断すると、CPU32は、ステップS863に進む。そして、このステップS863において、CPU32は、動画像の再生を停止させる。
そして、CPU32は、ステップS865に進み、フラグFdに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されている場合、つまり文字100がOSD表示されている場合、CPU32は、ステップS867において、当該文字100のOSD表示を解除した後、図57のステップS773に戻る。一方、フラグFdに“1”が設定されていない場合、CPU32は、ステップS867をスキップして、図57のステップS773に戻る。
また、上述のステップS861においてモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれかが操作された場合、CPU32は、図54のステップS707に進む。そして、このステップS707において、液晶モニタ30の画面表示をクリアして、この動画像再生モードを抜ける。
なお、図55のステップS727において、ジャンプキー24が選択されたと判断すると、CPU32は、ステップS869に進む。そして、このステップS869において、マルチ画面表示を解除した後、ステップS871に進む。そして、CPU32は、このステップS871において、マルチ画面上でポインタ126によって選択されたサムネイル118に対応する画像を、液晶モニタ30にフルサイズで表示する。そして、CPU32は、ステップS873に進み、現在表示されている画像をレジスタRaに記憶する。
ステップS873の処理後、CPU32は、ステップS875のお気に入り登録処理に進む。このステップS875において、CPU32は、動画像を構成するフレーム画像毎にお気に入り画像としての登録または当該登録の解除を行う。このステップS875における処理の内容は、上述のステップS817と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップS875の処理後、CPU32は、ステップS877に進み、上述したフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりステップS875の処理中にモード選択ダイヤル14およびメインスイッチ16のいずれも操作されていない場合、CPU32は、図54のステップS717に戻る。一方、フラグFbに“0”が設定されている場合、つまりステップS875の処理中にモード選択ダイヤル14またはメインスイッチ16が操作された場合、CPU32は、図54のステップS707を経てこの動画像再生モードを抜ける。
以上の説明から判るように、この実施例のディジタルカメラ10によれば、静止画像再生モード,連写画像再生モードおよび動画像再生モードのいずれの再生モードにおいても、ジャンプ再生モードが設定されたとき、お気に入り画像として登録された画像のみが再生対象となる。したがって、オペレータは、自分の気に入った画像を予めお気に入り画像として登録しておけば、当該お気に入り画像を容易に再生することができ、希望の画像を検索するのに要する時間が短縮される。
なお、この実施例では、静止画像撮影モードおよび連続撮影モードで撮影された画像についてはJPEG方式に従って圧縮し、動画像撮影モードで撮影された画像についてはクイック・タイム・ムービ方式に従って圧縮したが、これ以外の圧縮方式を採用してもよい。
また、それぞれの画像に入力された文字を入力文字ファイル68に格納するようにしたが、これに限らない。たとえば、静止画像撮影モードおよび連続撮影モードで撮影される画像については、JPEG圧縮画像ファイルのアプリケーション・マーカ・セグメントに当該文字のデータを埋め込んでもよい。さらに、動画像撮影モードで撮影される動画像については、ムービファイルのユーザ定義データアトムに当該文字のデータを格納してもよい。
そして、マルチ画像表示においては、9つのサムネイル118,118,・・・が表示されるようにしたが、これ以外の数のサムネイル118,118,・・・が表示されるようにしてもよい。また、当該マルチ画面表示がスクロールする際に更新されるサムネイル118,118,・・・の数は、3に限らない。