JP5147548B2 - 駐車場操作盤 - Google Patents

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Description

本発明は、機械式駐車場に設置され利用者により操作される操作盤に関するものである。
従来、機械式の立体駐車場には、入出庫操作をするための操作盤が設けられている。その操作盤は、立体駐車場の入出庫口の側方などの決まった場所に固定して設置されている。
例えば、管理人がいない無人の立体駐車場では、車両を駐車する場合に、利用者が車両から降車して操作盤の設置位置まで行き操作盤を操作している(例えば、特許文献1参照)。
このような無人の立体駐車場では、管理人がいないために操作盤の操作が利用者にとって分かりづらい場合があるので、音声による操作ガイドなどにより支援することが行われている。
特開平4−97078号公報
しかしながら、上述した無人の立体駐車場は、初めて駐車場を利用する利用者には、操作盤の位置が分かり難くく、利用者が操作盤を見つけて入出庫操作を開始するまでに手間と時間がかかってしまう問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、利用者が入出庫操作をスムーズに開始することができる駐車場操作盤を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、機械式駐車場の入出庫口扉周辺の所定位置に配置され、上記機械式駐車場の入出庫操作を行うための操作盤において、上記機械式駐車場の利用者により操作される操作部が設けられた筐体と、上記筐体に設けられ該筐体を走行させるための走行手段と、上記利用者が上記入出庫口扉に近接したときに、上記利用者の位置を検出するための人検出手段と、上記人検出手段の検出位置を基に上記走行手段を制御して上記筐体を上記所定位置から上記利用者の近傍まで移動させ、かつ上記利用者による上記操作部の操作終了後に、上記筐体を上記利用者の近傍から上記所定位置まで戻す制御手段とを備えたものである。
好ましくは、上記筐体に設けられ、該筐体が上記利用者の近傍に達したときに上記利用者に入出庫操作を案内するガイド手段を備えたものである。
好ましくは、上記所定位置に充電器が設置され、上記筐体に、バッテリーと、そのバッテリーを上記充電器に接続するための接続器とが設けられたものである。
好ましくは、上記筐体に、上記機械式駐車場に設けられた駐車場制御装置と無線で通信するための通信手段が設けられ、上記制御手段が、上記筐体に設けられると共に、上記駐車場制御装置と通信すべく上記通信手段に接続されたものである。
好ましくは、上記制御手段は、上記利用者による上記操作部の操作終了後に、上記入出庫口扉を閉めるように、上記通信手段を介して上記駐車場制御装置に指示するものである。
好ましくは、上記筐体に、セキュリティ上の不都合を感知するためのセキュリティ装置と、そのセキュリティ装置が上記不都合を感知したときに、管理室に無線で連絡すると共に、警報音を出力する防犯装置とが各々設けられたものである。
本発明によれば、利用者が入出庫操作をスムーズに開始することができるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態の駐車場操作盤は、管理人がいない無人の機械式立体駐車場に適用される。適用される機械式駐車場としては、エレベータパーキングやタワーパーキングなど様々なものが考えられる。
本実施形態の機械式駐車場は、例えば、車(車両)をパレットに載置して、そのパレットごと車を搬送するものであり、車を入庫するときには、車が載置されたパレットを、建屋内に設けられた格納棚に搬入し、他方、出庫するときには、出庫すべき車が載置されたパレットを格納棚から搬出するようにしている。
図1に基づき、機械式駐車場の入出庫口周りの概略構造を説明する。
図1に示すように機械式駐車場2の建屋21内には、車Vをパレット(図示せず)に乗降させるための入出庫室22が形成される。その入出庫室22には、車Vが出入りするための入出庫口23が形成され、入出庫口23には、入出庫口扉(駐車場扉)3が設けられる。
その入出庫口扉3の前方には、車Vの入庫時などに車Vを一時停車させるためのスペースが確保され、入出庫口扉3周辺には、利用者(図例では、ドライバー)4が所定の入出庫操作を行うための駐車場操作盤(以下、移動操作盤という)1が配置される。
本実施形態の移動操作盤1は、管理人のいない駐車場に置かれ従来は固定の操作盤であった無人の料金精算機を、移動可能なロボット型としたものである。詳しくは後述するが、移動操作盤1は、ロボット機能で料金精算を行うものであり、車が到着するとドライバー4の近くまで移動し人を検知後、操作方法を音声で知らせ入庫処理を支援し駐車券を発行し、出庫の場合には、人検知後、利用者4の近くまで移動し料金精算を音声で知らせ処理を支援する。
図例では、入出庫口扉3の脇(側方)の建屋21の壁面25に、移動操作盤1を収容するための凹部24が形成され、その凹部24内の所定位置(以下、待機位置という)に移動操作盤1が配置される。詳しくは後述するが、凹部24には、移動操作盤1を充電するための充電器11(例えば、充電用コンセント)が設置される。
図2から図5に示すように、移動操作盤1は、機械式駐車場2を利用するドライバー4により操作される操作部(操作盤面)5が設けられた筐体6と、筐体6に設けられ筐体6を走行させるための走行手段7と、ドライバー4が入出庫口扉3に近接したときに、ドライバー4の位置を検出するための人検出手段8と、その人検出手段8の検出位置を基に走行手段7を制御する制御手段9(図5参照)と、筐体6に設けられ筐体6が上記ドライバー4の近傍に達したときにドライバー4に入出庫操作を音声で案内するガイド手段10と、機械式駐車場2に設けられた駐車場制御装置14と無線で通信するための通信手段15とを備える。
図2に示すように、筐体6は、上下に長いほぼ直方体状に形成され、かつ上部が球面状に形成される(デザイン上は球面体とするが、四角形でもよい)。
筐体6の前面には、操作部5と人検出手段8の後述するセンサ類81−83とが設けられる。本実施形態の筐体6では、筐体6の前面が開閉可能な扉をなし、前面の一側(図2では右側)に鍵付きのロック機構61が設けられる。筐体6の下面には、走行手段7の後述するホイール(車輪)71が設けられる。ホイール71は、筐体6の下面のほぼ四隅に各々配置され、各ホイール71は、左右方向に延びる軸周りに回転可能に支持される。
筐体6内には、料金精算時に集金したコイン・紙幣のための金庫(図示せず)や、制御手段9などの電気機器類73、74、84、91、92や、それら電気機器類に電力を供給するためのバッテリー12(図5参照)などが設けられる。
筐体6の背面には、バッテリー12を充電器11に電気的に接続するための接続器13が設けられる。接続器13は、筐体6の背面から突出し充電器11に着脱自在に形成される。後述するように、本実施形態では、走行手段7が、移動のための駆動装置である電気モータ72を有し、移動操作盤1は、常時は待機位置に置かれてバッテリー12を充電する。
また、本実施形態では、筐体6に、セキュリティ上の不都合を感知するためのセキュリティ装置(図示せず)と、そのセキュリティ装置が上記不都合を感知したときに、管理室に無線で連絡すると共に、警報音を出力する防犯装置(図示せず)とが各々内蔵され、移動操作盤1は防犯も考慮したシステムとなっている。
ここで、セキュリティ装置が感知するセキュリティ(防犯)上の不都合としては、様々なものが考えられる。例えば、セキュリティ装置は、筐体の前面に設けられた扉センサ(図示せず)や筐体の転倒を検出する転倒センサ(図示せず)などで構成され、不正な扉の開放や筐体の転倒などを感知する。
防犯装置には、セキュリティ装置が接続され、セキュリティ装置が感知した不都合に関するセキュリティ情報が入力される。具体的には、防犯装置は、セキュリティ情報が入力されたときに、そのセキュリティ情報を管理室に連絡する無線システムと、警報音を鳴動する(発する)警報システムとを有する。無線システムは、例えば、後述する通信手段15と電話回線とを組み合わせて構成され、警備会社の管理室や複数の無人駐車場を一括管理するための集中管理室などに連絡可能に構成される。
図5に示すように、走行手段7は、上述した複数(図例では四つ)のホイール71と、それらホイール71を回転駆動する電動のインホイールモータ72(電気モータ)と、そのインホイールモータ72をインバータ駆動するインバータ73と、インホイールモータ72(ホイール71)の回転数を検出するためのエンコーダ74とを有する。図例では、4つのホイール71のうちの前方(または後方)の2つのホイール71が駆動ホイールをなし、それら駆動ホイールごとに、インホイールモータ72、インバータ73およびエンコーダ74が各々設けられる。
インバータ73は、後述するロボット用PLC91に接続され、そのロボット用PLC91からの駆動信号により、ホイール71の回転数や回転方向が制御される。エンコーダ74は、ロボット用PLC91に接続され、そのロボット用PLC91にホイール71の回転数を出力する。
人検出手段8は、ドライバー4の近接を感知(検知)すると共に、位置を検出するものであり、筐体6の前方の半径数mの半円からなる検知範囲D(図1参照)内にて、近接感知および位置検出を行う。
より具体的には、人検出手段8は、赤外線センサ81と、2つのCCD(CCDイメージセンサ)82、82と、マイクロ波センサ83と、それら赤外線センサ81、マイクロ波センサ83およびCCD82、82からの情報を基に人検知を行い、人の位置を概略算出する処理装置84とを有する。処理装置84は、ロボット用PLC91に接続され、そのロボット用PLC91に人の検出位置(人のいる方向および人との距離)を出力する。
操作部5は、押釦類56−62と、文字および数字を表示するための表示器52と、料金精算のための各種機器類53−55、63、64とを有する。
操作部5の一例を、図6に示す。なお、必要な場合は、イメージを表示するためのディスプレイ51を設けてもよい(図6では省略、図5参照)。
図6において、52は表示器、53は返却レバー、54はコイン投入口、55は紙幣投入口、56は入庫釦、57は出庫釦、58は車種を普通車、ハイルーフ車およびミドルルーフ車のなかから選択するための車種選択釦、59は数字を入力するためのテンキー、60は領収書発行釦、61は入出庫口扉3を閉じるための扉閉釦、62は入出庫口扉3の閉じ動作を停止するための停止釦、63はコインおよび紙幣を返却するための返却口、64は駐車券および領収書の発券機(取出口)である。
図5に戻り、制御手段9は、操作部5に接続され利用者のための各種処理(料金精算など)を行うための操作盤用PLC92と、走行手段7および人検出手段8に接続され移動操作盤1を移動させるためのロボット用PLC91とを有する。
本実施形態では、ロボット用PLC91と操作盤用PLC92とが筐体6内に収容され、それら操作盤用PLC92とロボット用PLC91とは相互に通信可能に接続される。例えば、操作盤用PLC92に、ロボット用PLC91から、筐体6が走行しているか否かやドライバー4の検出位置などが入力される。
操作盤用PLC92は、機械式駐車場2に設けられた駐車場制御装置14に通信すべく、通信手段15(図例ではアンテナのみ示す)に接続される。操作盤用PLC92は、例えば、通信手段15を介して押釦類56−62からの入力などを送信する。
駐車場制御装置14は、機械式駐車場2を制御するものであり、入出庫口扉3の開閉や、パレットの移動、棚(車収容棚)管理などの処理を行う。本実施形態の駐車場制御装置14は、移動操作盤1側の通信手段15と通信可能な通信手段141(図例ではアンテナのみ示す)を有する。
ガイド手段10は、予めメモリに記憶された複数の音声情報をスピーカーから出力するものであり、操作盤用PLC92に接続されて制御される。詳しくは後述するが、ガイド手段10は、操作部5の表示器52の表示などと連動して、ドライバー4に対して対話式で音声ガイドを行う。
ロボット用PLC91は、移動操作盤1をドライバー4に近づける動作を行うべく、位置制御とステアリング制御とを行う。
具体的には、ロボット用PLC91は、筐体6の移動中に走行手段7のエンコーダ74の回転数から筐体6(移動操作盤1)の現在位置を算出する。ロボット用PLC91は、人検出手段8の処理装置84からの検出位置を基に、移動方向や移動速度などを決定する。
また、ロボット用PLC91は、筐体6を前進、後進、または旋回させるべく、走行手段7の2つインホイールモータ72の回転数や回転方向を連動してまたは個別に制御する。
本実施形態のロボット用PLC91は、入庫時には、人検出手段8の処理装置84から入力された検出位置を基に、走行手段7のインバータ73(インホイールモータ72)を駆動制御して、筐体6を待機位置からドライバー4の近傍まで移動させる。ここで、近傍とは、ドライバー4が筐体6(移動操作盤1)の存在を視覚や聴覚などにより認識できる範囲であり、例えば、ロボット用PLC91は、筐体6を、ドライバー4から約1mの位置まで近づけて、停止させる。
他方、出庫時には、ロボット用PLC91は、ドライバー4による出庫操作終了後に、筐体6をドライバー4の近傍から待機位置まで戻す。筐体6を待機位置に戻すために、ロボット用PLC91には、待機位置の位置情報が予め記憶される。
次に、図1、図7および図8に基づき、本実施形態の移動操作盤1による入出庫方法を説明する。
まず、入庫方法について説明する。
車Vが来場する前、移動操作盤1は待機位置にて待機しており、人検出手段8の処理装置84が赤外線センサ81、CCD82、マイクロ波センサ83により、入出庫口扉3の前のスペースにて人の検知を行っている。
図1に示すように、車Vが来場して入出庫口扉3の前のスペースに停車し、その車Vからドライバー4が降車すると、そのドライバー4を赤外線センサ81、CCD82、マイクロ波センサ83により処理装置84が検知する。
ドライバー4を検知した処理装置84は、さらに、赤外線センサ81、CCD82、マイクロ波センサ83の出力から、ドライバー4の位置と、ドライバー4と筐体6との距離とを算出し、それら算出した位置(検出位置)および距離(検出距離)を、ロボット用PLC91に出力する。
そのロボット用PLC91は、処理装置84から入力される検出位置および検出距離を基に、走行手段7のインホイールモータ72を駆動制御して、筐体6をドライバー4の近傍まで移動させる。
例えば、ロボット用PLC91は、検出位置から筐体6の目標進行方向を算出してその目標進行方向に筐体6を向けて前進させると共に、検出距離が所定の距離以下か否かを判断することでドライバー4の近傍に達したか否かを判断する。
検出距離が所定距離以下となると、ロボット用PLC91は、インホイールモータ72の駆動を中止し、筐体6を停止させる。
このように、移動操作盤1の筐体6がドライバー4の近くまで近づくと、操作盤用PLC92が、ガイド手段10(スピーカー)からの音声による操作ガイダンスを行い、ドライバー4は、移動操作盤1からの音声ガイドにしたがって一連の入庫操作を行う。
図7に基づき、入庫操作の一例を説明する。図例では、入庫操作が対話方式で行われる。
ステップS1では、まず、操作盤用PLC92が、入庫釦56および出庫釦57によりドライバー4に入庫か出庫かを選択させる。
ステップS1で、ドライバー4により入庫が選択される(入庫釦56が押される)と、ステップS2で、操作盤用PLC92は、車種選択釦58によりドライバー4に車種を選択させて、その選択された車種を駐車場制御装置14に通信手段141を介して無線で出力する。駐車場制御装置14は、車種に応じて格納棚を決定し、その格納棚のパレットを入出庫室22に搬送する。
ステップS3では、操作盤用PLC92は、テンキー59によりドライバー4に暗証番号を入力させて、その入力された暗証番号を駐車場制御装置14に通信手段141を介して無線で出力する。駐車場制御装置14は、暗証番号を決定した格納棚に対応づけて記憶すると共に、入出庫口扉3を開く。
ステップS4では、操作盤用PLC92は、ドライバー4に車Vを入出庫室22内に移動するように(パレット上に乗せるように)指示する。このとき、筐体6の位置が、車Vの移動の支障となる場合には、ロボット用PLC91は、筐体6を待避させる。
ステップS5では、操作盤用PLC92は、ドライバー4により扉閉釦61が押されるまで待機し、扉閉釦61が押されたら、駐車場制御装置14に通信手段141を介して無線で入出庫口扉3の閉鎖を命令する。
ステップS6では、操作盤用PLC92が、格納棚に対応した駐車ナンバーなどが記載された駐車券を取出口64から発行し、ステップS7で、入庫操作が終了する。
以上の入庫操作が終了すると、ロボット用PLC91は、筐体6を待機位置まで移動させる。例えば、ロボット用PLC91は、筐体6の移動中にエンコーダ74の出力から筐体6の現在位置を求めておき、入庫操作終了後に、エンコーダ74による現在位置が、ロボット用PLC91内に予め記憶された待機位置に一致するように、インホイールモータ72を駆動制御する。筐体6が待機位置に戻ると、筐体6の接続器13が外部の充電器11に接続されてバッテリー12が充電される。
次に、出庫方法について説明する。
出庫時も、入庫時と同様に、移動操作盤1が待機位置にて待機して赤外線センサ81、CCD82、マイクロ波センサ83により人の検知を行っている。
ドライバー4が車を出庫すべく来場すると、移動操作盤1がドライバー4の近くまで近づき、スピーカーからの音声による操作ガイダンスを行い、ドライバー4は、移動操作盤1の音声ガイダンスにしたがって一連の出庫操作を行う。
図8に基づき、出庫操作の一例を説明する。出庫操作は、入庫操作と同様に、対話方式で行われる。
ステップS11で、ドライバー4により出庫が選択される(出庫釦57が押される)と、ステップS12で操作盤用PLC92は、テンキー59によりドライバー4に駐車ナンバーを入力させて、その入力された駐車ナンバーを駐車場制御装置14に出力する。
ステップS13では、操作盤用PLC92は、テンキー59によりドライバー4に暗証番号を入力させて、その入力された暗証番号を駐車場制御装置14に出力する。駐車場制御装置14は、入力された暗証番号が、駐車ナンバーに対応する格納棚のものか否か判断する。暗証番号が格納棚に対応するものである場合、駐車場制御装置14は、駐車ナンバーに対応する格納棚のパレットを車ごと入出庫室22に搬送する。
ステップS14では、操作盤用PLC92で駐車料金を算出し、表示器52に駐車料金を表示して、ドライバー4に入金させる。ステップS15では、操作盤用PLC92は、ドライバー4に領収書の発行が必要か否かを尋ね、必要な場合に領収書を取出口64から発行する。
ステップS16では、操作盤用PLC92は、駐車場制御装置14により入出庫口扉3の開放を命令する。さらに、操作盤用PLC92は、ドライバー4に車Vを入出庫室22内から外部に移動するように指示する。このとき、筐体6の位置が、車Vの移動の支障となる場合には、ロボット用PLC91は、筐体6を待避させる。
ステップS17では、操作盤用PLC92は、ドライバー4に入出庫室22内の安全を確認させると共に扉閉釦61が押されるまで待機し、扉閉釦61が押されたら、操作盤用PLC92は、駐車場制御装置14により入出庫口扉3の閉鎖を命令する。ステップS18にて、出庫操作が終了する。
以上の出庫操作が終了すると、入庫時と同様に、ロボット用PLC91は、筐体6を待機位置まで移動させる。
このように、本実施形態によれば、利用者4が入庫または出庫のために来場したときに、その利用者4の近傍まで移動操作盤1が移動するので、利用者4が入出庫操作をスムーズに開始することができる。
また、移動操作盤1は、入出庫操作後に待機位置に移動するので、車の来場時などに、車の通行を妨げることがない。
また、本実施形態では、年寄りから子供までの様々な利用者4に対して操作支援を行うことが可能となり、移動操作盤1は、人にやさしい操作盤であるばかりでなく、少子高齢化社会の中で人の支援を行うことによる、使いやすい機械式立体駐車場を実現することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
例えば、上述の実施形態では、人検出手段8と制御手段9とを筐体6に設けたが、これに限定されず、人検出手段8と制御手段9とのいずれか一方、または両方を駐車場側に設け、それらを筐体6と無線で通信させるようにしてもよい。
また、人検出手段8のセンサは、上述のものに限定されず、人を検知できる様々なものが考えられ、特に規定しないが、レーザセンサなどの精度のよいものとする。
例えば、人検出手段8は、車を検知する対物センサと対人センサとを組み合わせたものでもよく、その場合、制御手段9は、機械式駐車場2に来場した車Vを対物センサで検知すると共に、対人センサにより運転席のドライバー4の位置を検出し、その車Vが停車したときに筐体6を運転席のドライバー4に接近させるようにしてもよい。これによれば、ドライバー4が降車することなく入庫操作を行うことができる。
また、移動操作盤1の待機位置は、入出庫口扉3の側方に限定されず、様々な位置が考えられる。
また、移動操作盤1を、マンションの駐車場など特定の利用者4により利用される駐車場などに適用してもよく、その場合には、移動操作盤1から駐車券の発券や料金精算のための機器類を省略して、利用者を識別するためのICカードリーダを設けるようにしてもよい。
次に、本実施形態の変形例を説明する。
変形例では、利用者4が扉閉釦61を押して入出庫口扉3を閉鎖する代わりに、移動操作盤1が入出庫口扉3を自動的に閉鎖する。
すなわち、制御手段9は、利用者4による操作部5の操作終了後に、入出庫口扉3を閉めるように、通信手段15を介して駐車場制御装置14に指示し、さらに、制御手段9は、入出庫口扉3を閉める際に、移動操作盤1が走行手段7により入出庫室22内まで移動して、人検出手段8により入出庫室22内の安全を確認し、その後に、入出庫室22の外に移動して、入出庫口扉3を閉める(駐車場制御装置14に指示する)。
より具体的には、移動操作盤1は、入庫の際に、駐車券を発行した後、入出庫室22内に移動し入出庫室22内を自動チェック後扉閉めをドライバー4に代わって行い、他方、出庫の際に、料金精算後に扉閉を行うことなく車がそのまま出ていった後、入出庫室22内をチェックし扉閉めを行う。
このように、入出庫処理終了後に、移動操作盤1自身でロボット機能を働かせ入出庫室22を庫内チェックし、ドライバー4の代わりに「扉閉」操作を行うことで、ドライバー4にとって煩わしい操作を軽減することができる。
すなわち、従来の無人の機械式立体駐車場では、入庫後または出庫後の扉閉め操作は必ずドライバーが行わなければならず、煩わしさがあり、入出庫処理後の扉閉め操作を忘れる場合が多く、特に、出庫時には、入出庫室22内で車に乗りそのまま出ていく可能性があった。
これに対して本実施形態の変形例では、ドライバー4が入出庫口扉3の扉閉め操作を行う必要がないので、閉め忘れにより入出庫口扉3が開いたままとなることがなく、入出庫口扉3を確実に閉めることができる。
図1は、本発明に係る一実施形態による駐車場操作盤が適用される機械式駐車場の概念的な平面図であり、入出庫口扉の周辺を示す。 図2は、本実施形態の駐車場操作盤の概念的な斜視図である。 図3は、図2のIII方向矢視図である。 図4は、図2のIV方向矢視図である。 図5は、本実施形態の駐車場操作盤の制御構成図である。 図6は、本実施形態に係る駐車場操作盤による操作部の一例を示す機能イメージ図である。 図7は、本実施形態の駐車場操作盤による入庫操作の一例を説明するための図である。 図8は、本実施形態の駐車場操作盤による出庫操作の一例を説明するための図である。
符号の説明
1 移動操作盤(駐車場操作盤)
2 機械式駐車場
3 入出庫口扉
4 ドライバー(利用者)
5 操作部
6 筐体
7 走行手段
8 人検出手段
9 制御手段
10 ガイド手段
11 充電器
12 バッテリー
13 接続器
14 駐車場制御装置
15 通信手段

Claims (6)

  1. 機械式駐車場の入出庫口扉周辺の所定位置に配置され、上記機械式駐車場の入出庫操作を行うための操作盤において、
    上記機械式駐車場の利用者により操作される操作部が設けられた筐体と、
    上記筐体に設けられ該筐体を走行させるための走行手段と、
    上記利用者が上記入出庫口扉に近接したときに、上記利用者の位置を検出するための人検出手段と、
    上記人検出手段の検出位置を基に上記走行手段を制御して上記筐体を上記所定位置から上記利用者の近傍まで移動させ、かつ上記利用者による上記操作部の操作終了後に、上記筐体を上記利用者の近傍から上記所定位置まで戻す制御手段とを備えたことを特徴とする駐車場操作盤。
  2. 上記筐体に設けられ、該筐体が上記利用者の近傍に達したときに上記利用者に入出庫操作を案内するガイド手段を備えた請求項1記載の駐車場操作盤。
  3. 上記所定位置に充電器が設置され、
    上記筐体に、バッテリーと、そのバッテリーを上記充電器に接続するための接続器とが設けられた請求項1または2記載の駐車場操作盤。
  4. 上記筐体に、上記機械式駐車場に設けられた駐車場制御装置と無線で通信するための通信手段が設けられ、
    上記制御手段が、上記筐体に設けられると共に、上記駐車場制御装置と通信すべく上記通信手段に接続された請求項1から3いずれかに記載の駐車場操作盤。
  5. 上記制御手段は、上記利用者による上記操作部の操作終了後に、上記入出庫口扉を閉めるように、上記通信手段を介して上記駐車場制御装置に指示する請求項4記載の駐車場操作盤。
  6. 上記筐体に、セキュリティ上の不都合を感知するためのセキュリティ装置と、そのセキュリティ装置が上記不都合を感知したときに、管理室に無線で連絡すると共に、警報音を出力する防犯装置とが各々設けられた請求項1から5いずれかに記載の駐車場操作盤。
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