JP5147013B2 - 突起部の形成装置、突起部の形成方法、溶接部材、レーザ溶接装置、およびレーザ溶接方法 - Google Patents
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前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材と、
前記少なくとも一方の溶接部材上において前記打ち込み部材が打ち込まれる打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において前記打ち込み部材を保持する保持部材と、
前記打ち込み部材を駆動して溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記少なくとも一方の溶接部材へ打ち込む駆動手段と、
前記駆動手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記駆動手段の動作を制御して、前記基準線に対して傾斜させて前記打ち込み部材を前記少なくとも一方の溶接部材の前記打点位置に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成する、突起部の形成装置である。
前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材と、
前記打ち込み部材を駆動して前記少なくとも一方の溶接部材に打ち込む駆動手段と、
固定型および前記固定型に向けて近接離反移動可能な可動型を備え、少なくとも型の開閉方向に沿って折り曲げられた溶接面を前記少なくとも一方の溶接部材にプレス加工するプレス型と、
前記プレス型に設けられ、前記打ち込み部材を前記溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて保持する保持部と、
前記駆動手段および前記プレス型の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記プレス型を型締めした状態で前記駆動手段の動作を制御して、前記基準線に対して傾斜させて前記打ち込み部材を前記少なくとも一方の溶接部材に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成し、
前記プレス型は、前記突起部が形成される位置より型開き方向の上流側における前記固定型と前記可動型との間に形成され、前記突起部が形成された部位の厚さ寸法より大きな寸法の隙間空間を有する、突起部の形成装置である。
前記少なくとも一方の溶接部材上における打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において保持され、前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材を、前記打ち込み部材を駆動する駆動手段を動作させて、溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記少なくとも一方の溶接部材の前記打点位置に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成する、突起部の形成方法である。
固定型および前記固定型に向けて近接離反移動可能な可動型を備えたプレス型によって、少なくとも型の開閉方向に沿って折り曲げられた溶接面を前記少なくとも一方の溶接部材にプレス加工する工程と、
前記溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記プレス型に設けられた保持部に保持され、前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材を、前記プレス型を型締めした状態で前記打ち込み部材を駆動する駆動手段を動作させて、前記基準線に対して傾斜させて打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成する工程と、を有し、
前記型締めしたとき、前記プレス型は、前記突起部が形成される位置より型開き方向の上流側における前記固定型と前記可動型との間に、前記突起部が形成された部位の厚さ寸法より大きな寸法の隙間空間を形成する、突起部の形成方法である。
前記少なくとも一方の溶接部材上における打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において保持され、前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材が前記打ち込み部材を駆動する駆動手段の動作によって溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記打点位置に打ち込まれることによって、溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りが形成された、溶接部材である。
前記少なくとも一方の溶接部材を載置する受け部と、
前記受け部に載置された前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材と、
前記少なくとも一方の溶接部材上において前記打ち込み部材が打ち込まれる打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において前記打ち込み部材を保持する保持部材と、
前記受け部に載置された前記少なくとも一方の溶接部材上に他方の溶接部材を重ね合わせた状態で前記重ね合わせた溶接部材をクランプするクランプ手段と、
前記打ち込み部材を駆動して溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記少なくとも一方の溶接部材へ打ち込むとともに前記打点位置から前記退避位置に移動させる第1の駆動手段と、
前記クランプ手段を駆動して前記重ね合わせた溶接部材をクランプさせる第2の駆動手段と、
前記溶接部材にレーザを照射するレーザ照射手段と、
前記第1の駆動手段、前記第2の駆動手段、および前記レーザ照射手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1の駆動手段の動作を制御して、前記基準線に対して傾斜させて前記打ち込み部材を前記少なくとも一方の溶接部材の前記打点位置に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成し、前記打ち込み部材を前記打点位置から前記退避位置に移動させて、前記受け部に載置されるとともに前記突起部が形成された前記少なくとも一方の溶接部材上に前記他方の溶接部材を重ね合わせることによって前記隙間部を生じさせて、前記第2の駆動手段の動作を制御して、前記クランプ手段によって前記重ね合わせた溶接部材をクランプし、前記レーザ照射手段の動作を制御してレーザを照射する、レーザ溶接装置である。
前記少なくとも一方の溶接部材上における打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において保持され、受け部に載置された前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材を、前記打ち込み部材を駆動する第1の駆動手段を動作させて、溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記少なくとも一方の溶接部材の前記打点位置に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成する突起部の形成工程と、
前記第1の駆動手段を動作させて、前記打ち込み部材を前記打点位置から前記退避位置に移動して、前記受け部に載置されるとともに前記突起部が形成された前記少なくとも一方の溶接部材上に他方の溶接部材を重ね合わせることによって前記隙間部を生じさせて、クランプ手段を駆動する第2の駆動手段を動作させることによって前記重ね合わせた溶接部材をクランプするクランプ工程と、
レーザ照射手段によって前記重ね合わせた溶接部材に対してレーザを照射する工程と、を有する、レーザ溶接方法である。
に、図面には陥凹部および突起部を誇張して示す。
図1は、本実施形態に係るレーザ溶接装置500を簡略化して示す図である。図2は、打ち込み部材520による突起部342の形成方法を説明するための側面図、図3は、打ち込み部材520およびアーム部530の拡大図、図4は、打ち込み角度の調整方法を説明するための拡大図、図5〜8は、レーザ溶接方法を説明するための側面図、図9は、溶接軌跡を説明するための平面図である。
突起部を形成する鋼板300を載置する受け台510(「受け部」に相当する)と、受け台510に載置された鋼板300上に陥凹部341を形成する打ち込み部材520と、鋼板300上において打ち込み部材520が打ち込まれる打点位置345と打点位置345から退避させた退避位置590との間において打ち込み部材520を保持するアーム部530(「保持部材」に相当する)と、受け台510に載置された鋼板300上に表面処理が施された鋼板310を重ね合わせた状態で重ね合わせた鋼板300、310をクランプするクランプ装置540(「クランプ手段」に相当する)と、打ち込み部材520を駆動して溶接面340と直交する基準線Oに対して傾斜させて鋼板300へ打ち込むとともに打点位置345から退避位置590に移動させる打ち込み用エアシリンダ550(「第1の駆動手段」に相当する)と、クランプ装置540を駆動して重ね合わせた鋼板300、310をクランプさせるクランプ用エアシリンダ560(「第2の駆動手段」に相当する)と、鋼板300、310にレーザを照射するレーザ照射ロボット570(「レーザ照射手段」に相当する)と、打ち込み用エアシリンダ550、クランプ用エアシリンダ560およびレーザ照射ロボット570の動作を制御する制御装置580(「制御手段」に相当する)と、を有している。制御装置580は、打ち込み用エアシリンダ550の動作を制御して、基準線Oに対して傾斜させて打ち込み部材520を鋼板300の打点位置345に打ち込むことによって、鋼板300上に形成される陥凹部341に連続させて突起部342をなす鋼板の盛り上り部343(「鋼板の盛り上り」に相当する)を形成し、打ち込み部材520を打点位置345から退避位置590に移動させる。打ち込み部材520を退避位置590に移動させた状態で受け台510に載置されるとともに突起部342が形成された鋼板300上に表面処理が施された鋼板310を重ね合わせることによって隙間部350を生じさせている。制御装置580は、クランプ用エアシリンダ560の動作を制御して、クランプ装置540によって重ね合わせた鋼板300、310をクランプさせて、レーザ照射ロボット570の動作を制御してレーザを照射する。
図10〜14は、第1の実施形態の変形例に係るレーザ溶接装置500を説明するための図である。図10(A)は、第1〜第3の打ち込み先端部521〜523が形成されたアーム部530の平面図、図10(B)は、図10(A)の矢印10a方向から見た正面図、図11は、第1〜第3の打ち込み先端部521〜523によって同時に複数の突起部342を形成する方法を説明するための側面図、図12は、第1〜第3の打ち込み先端部521〜523によって突起部342を形成する場合のレーザ溶接方法を説明するための側面図、および平面図、図13は、打ち込み先端部の個数をさらに増減させた変形例を説明するための平面図、図14は、図13に示される変形例によって突起部342を形成する場合のレーザ溶接方法を説明するための平面図である。図1〜9に示した部材と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
図15〜18は、第1の実施形態のその他の変形例に係るレーザ溶接装置500を説明するための図である。図15〜図18は、共用化されたエアシリンダ装置650によって打ち込み部材520およびクランプ装置540を駆動させる方法を説明するための側面図、および矢印e方向から見た正面図である。図1〜14に示した部材と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
図19は、本発明の第2の実施形態に係る突起部の形成装置800を簡略化して示す図である。図20は、保持部840を拡大して示す断面図、図21〜24は、突起部の形成装置800によって突起部342を形成する方法を説明するための断面図である。図1〜18に示した部材と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
本実施例にあっては、打ち込み角度θを一定にして、打ち込み部材が打点位置に付与する圧力を変化させて、突起部の高さ寸法を計測した。突起部を形成する鋼板には、厚さ1.0mmの軟鋼板を使用した。
本実施例にあっては、打ち込み部材が打点位置に付与する圧力を一定にして、打ち込み角度θを変化させて、突起部の高さ寸法を計測した。突起部を形成する鋼板には、厚さ1.0mmの軟鋼板を使用した。
本実施例にあっては、鋼板上に形成する突起部の個数を変化させてレーザ溶接を実施し、ポロシティ現象の発生の有無を確認した。突起部を形成する鋼板には、厚さ0.65mmの軟鋼板を使用した。
本実施例は、実施例3と同様にして、鋼板上に形成する突起部の個数を変化させてレーザ溶接を実施し、ポロシティ現象の発生の有無を確認した。ただし、突起部を形成する鋼板には、厚さ1.0mmの高張力鋼板(強度440MPa)を使用した。打ち込み部材が打点位置に付与する圧力を4.8kgf、打ち込み角度θを20°とし、各条件において2回ずつ打ち込みを実施した。
300 突起部を形成する鋼板(少なくとも一方の溶接部材)、
310 表面処理が施された鋼板(他方の溶接部材)、
311 表面処理層、
340 溶接面、
341 陥凹部、
342 突起部、
343 盛り上り部(溶接部材の盛り上り)、
345 打点位置、
350 隙間部、
400 エア供給装置、
410 ポスト部材、
420 受け部材、
430 ベース、
440 リンク機構、
500 レーザ溶接装置、
510 受け台(受け部)、
520 打ち込み部材、
521、522、523、524 複数の打ち込み先端部、
529 ねじ穴、
530 アーム部(保持部材)、
531 ねじ部材、
532 調整穴、
533 角度調整手段、
535 支持構造、
536 支持部、
540 クランプ装置(クランプ手段)、
550 打ち込み用エアシリンダ(第1の駆動手段)、
551、561 エアシリンダ本体部、
552、562 エアシリンダ駆動部、
560 クランプ用エアシリンダ(第2の駆動手段)、
570 レーザ照射ロボット(レーザ照射手段)、
571 加工ヘッド、
572 ロボットアーム、
580 制御装置(制御手段)、
590 退避位置、
610 切り替え手段、
611 連結支持部、
612 切り替えピン、
650 共用化されたエアシリンダ装置(一の駆動手段)、
800 突起部の形成装置、
810 支持用ロボット、
812 ロボットアーム、
820 可動型、
830 固定型、
831 縦壁部、
832 連結壁部、
833 横壁部、
835、836 成形面、
840 保持部、
850 隙間空間、
860 打ち込み用エアシリンダ、
870 プレス型、
S1、S2、S3、S4、S5 動作信号、
h1、h2 突起部の高さ寸法、
θ、θ1、θ2 打ち込み角度、
W 隙間部の寸法、
W1 突起部が形成された部位の厚さ寸法、
W2 隙間空間の厚さ寸法、
L レーザ、
O 基準線。
Claims (17)
- 溶接部材に形成された表面処理層を介して重ね合わせた溶接部材同士をレーザ溶接するときに前記溶接部材同士の間に隙間部を生じさせる突起部を、前記溶接部材の少なくとも一方に形成する突起部の形成装置であって、
前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材と、
前記少なくとも一方の溶接部材上において前記打ち込み部材が打ち込まれる打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において前記打ち込み部材を保持する保持部材と、
前記打ち込み部材を駆動して溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記少なくとも一方の溶接部材へ打ち込む駆動手段と、
前記駆動手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記駆動手段の動作を制御して、前記基準線に対して傾斜させて前記打ち込み部材を前記少なくとも一方の溶接部材の前記打点位置に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成する、突起部の形成装置。 - 前記駆動手段は、前記打ち込み部材が前記溶接部材に付与する圧力を調整自在に構成され、
前記制御手段は、前記駆動手段の動作を制御して、前記打ち込み部材が前記溶接部材に付与する圧力を調整し、前記圧力を増加することによって、前記圧力を増加する前の状態において形成される前記突起部より大きな高さ寸法を有する前記突起部を形成する、請求項1に記載の突起部の形成装置。 - 前記保持部材は、前記基準線と前記打ち込み部材とがなす打ち込み角度を調整する角度調整手段を有し、
前記角度調整手段によって前記打ち込み角度を調整し、前記打ち込み角度を大きくすることによって、前記打ち込み角度を大きくする前の状態において形成される前記突起部より大きな高さ寸法を有する前記突起部を形成する、請求項1または請求項2に記載の突起部の形成装置。 - 前記打ち込み部材は、複数の打ち込み先端部を構成し、一度の打ち込みによって複数の前記突起部を形成する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の突起部の形成装置。
- 溶接部材に形成された表面処理層を介して重ね合わせた溶接部材同士をレーザ溶接するときに前記溶接部材同士の間に隙間部を生じさせる突起部を、前記溶接部材の少なくとも一方に形成する突起部の形成装置であって、
前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材と、
前記打ち込み部材を駆動して前記少なくとも一方の溶接部材に打ち込む駆動手段と、
固定型および前記固定型に向けて近接離反移動可能な可動型を備え、少なくとも型の開閉方向に沿って折り曲げられた溶接面を前記少なくとも一方の溶接部材にプレス加工するプレス型と、
前記プレス型に設けられ、前記打ち込み部材を前記溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて保持する保持部と、
前記駆動手段および前記プレス型の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記プレス型を型締めした状態で前記駆動手段の動作を制御して、前記基準線に対して傾斜させて前記打ち込み部材を前記少なくとも一方の溶接部材に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成し、
前記プレス型は、前記突起部が形成される位置より型開き方向の上流側における前記固定型と前記可動型との間に形成され、前記突起部が形成された部位の厚さ寸法より大きな寸法の隙間空間を有する、突起部の形成装置。 - 前記駆動手段は、前記打ち込み部材が前記溶接部材に付与する圧力を調整自在に構成され、
前記制御手段は、前記駆動手段の動作を制御して、前記打ち込み部材が前記溶接部材に付与する圧力を調整し、前記圧力を増加することによって、前記圧力を増加する前の状態において形成される前記突起部より大きな高さ寸法を有する前記突起部を形成する、請求項5に記載の突起部の形成装置。 - 前記打ち込み部材は、複数の打ち込み先端部を構成し、一度の打ち込みによって複数の前記突起部を形成する、請求項5または請求項6に記載の突起部の形成装置。
- 前記固定型は、型の開閉方向に沿って互いに離間して形成された一対の縦壁部、前記縦壁部の端部同士を連結する連結壁部、および前記縦壁部から互いに離れる方向に延在する横壁部からなる断面ハット形状の成形面を有し、
前記可動型は、前記固定型に合致する断面凹形状の成形面を有し、
前記プレス型は、前記少なくとも一方の溶接部材を断面ハット形状にプレス加工する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の突起部の形成装置。 - 溶接部材に形成された表面処理層を介して重ね合わせた溶接部材同士をレーザ溶接するときに前記溶接部材同士の間に隙間部を生じさせる突起部を、前記溶接部材の少なくとも一方に形成する突起部の形成方法であって、
前記少なくとも一方の溶接部材上における打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において保持され、前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材を、前記打ち込み部材を駆動する駆動手段を動作させて、溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記少なくとも一方の溶接部材の前記打点位置に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成する、突起部の形成方法。 - 溶接部材に形成された表面処理層を介して重ね合わせた溶接部材同士をレーザ溶接するときに前記溶接部材同士の間に隙間部を生じさせる突起部を、前記溶接部材の少なくとも一方に形成する突起部の形成方法であって、
固定型および前記固定型に向けて近接離反移動可能な可動型を備えたプレス型によって、少なくとも型の開閉方向に沿って折り曲げられた溶接面を前記少なくとも一方の溶接部材にプレス加工する工程と、
前記溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記プレス型に設けられた保持部に保持され、前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材を、前記プレス型を型締めした状態で前記打ち込み部材を駆動する駆動手段を動作させて、前記基準線に対して傾斜させて打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成する工程と、を有し、
前記型締めしたとき、前記プレス型は、前記突起部が形成される位置より型開き方向の上流側における前記固定型と前記可動型との間に、前記突起部が形成された部位の厚さ寸法より大きな寸法の隙間空間を形成する、突起部の形成方法。 - 溶接部材に形成された表面処理層を介して重ね合わせた溶接部材同士をレーザ溶接するときに前記溶接部材同士の間に隙間部を生じさせる突起部が形成された前記少なくとも一方の溶接部材であって、
前記少なくとも一方の溶接部材上における打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において保持され、前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材が前記打ち込み部材を駆動する駆動手段の動作によって溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記打点位置に打ち込まれることによって、溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りが形成された、溶接部材。 - 溶接部材に形成された表面処理層を介して重ね合わせた溶接部材同士の少なくとも一方に形成された突起部によって前記溶接部材同士の間に隙間部を生じさせてレーザ溶接するレーザ溶接装置であって、
前記少なくとも一方の溶接部材を載置する受け部と、
前記受け部に載置された前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材と、
前記少なくとも一方の溶接部材上において前記打ち込み部材が打ち込まれる打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において前記打ち込み部材を保持する保持部材と、
前記受け部に載置された前記少なくとも一方の溶接部材上に他方の溶接部材を重ね合わせた状態で前記重ね合わせた溶接部材をクランプするクランプ手段と、
前記打ち込み部材を駆動して溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記少なくとも一方の溶接部材へ打ち込むとともに前記打点位置から前記退避位置に移動させる第1の駆動手段と、
前記クランプ手段を駆動して前記重ね合わせた溶接部材をクランプさせる第2の駆動手段と、
前記溶接部材にレーザを照射するレーザ照射手段と、
前記第1の駆動手段、前記第2の駆動手段、および前記レーザ照射手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1の駆動手段の動作を制御して、前記基準線に対して傾斜させて前記打ち込み部材を前記少なくとも一方の溶接部材の前記打点位置に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成し、前記打ち込み部材を前記打点位置から前記退避位置に移動させて、前記受け部に載置されるとともに前記突起部が形成された前記少なくとも一方の溶接部材上に前記他方の溶接部材を重ね合わせることによって前記隙間部を生じさせて、前記第2の駆動手段の動作を制御して、前記クランプ手段によって前記重ね合わせた溶接部材をクランプし、前記レーザ照射手段の動作を制御してレーザを照射する、レーザ溶接装置。 - 前記第1の駆動手段は、前記打ち込み部材が前記溶接部材に付与する圧力を調整自在に構成され、
前記制御手段は、前記第1の駆動手段の動作を制御して、前記打ち込み部材が前記溶接部材に付与する圧力を調整し、前記圧力を増加することによって、前記圧力を増加する前の状態において形成される前記突起部より大きな高さ寸法を有する前記突起部を形成する、請求項12に記載のレーザ溶接装置。 - 前記保持部材は、前記基準線と前記打ち込み部材とがなす打ち込み角度を調整する角度調整手段を有し、
前記角度調整手段によって前記打ち込み角度を調整し、前記打ち込み角度を大きくすることによって、前記打ち込み角度を大きくする前の状態において形成される前記突起部より大きな高さ寸法を有する前記突起部を形成する、請求項12または請求項13に記載のレーザ溶接装置。 - 前記打ち込み部材は、複数の打ち込み先端部を構成し、一度の打ち込みによって複数の前記突起部を形成する、請求項12〜14のいずれか1つに記載のレーザ溶接装置。
- 前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段として選択的に機能させ、前記打ち込み部材、または前記クランプ手段を選択的に駆動する一の駆動手段と、
前記打ち込み部材と前記一の駆動手段とを連結するとともに、切り替えによって前記クランプ手段と前記一の駆動手段とを連結する切り替え手段と、をさらに有し、
前記切り替え手段によって前記一の駆動手段を共用化する、請求項12〜15のいずれか1つに記載のレーザ溶接装置。 - 溶接部材に形成された表面処理層を介して重ね合わせた溶接部材同士の少なくとも一方に形成された突起部によって前記溶接部材同士の間に隙間部を生じさせてレーザ溶接するレーザ溶接方法であって、
前記少なくとも一方の溶接部材上における打点位置と前記打点位置から退避させた退避位置との間において保持され、受け部に載置された前記少なくとも一方の溶接部材上に陥凹部を形成する打ち込み部材を、前記打ち込み部材を駆動する第1の駆動手段を動作させて、溶接面と直交する基準線に対して傾斜させて前記少なくとも一方の溶接部材の前記打点位置に打ち込むことによって、前記少なくとも一方の溶接部材上に形成される前記陥凹部に連続させて前記突起部をなす溶接部材の盛り上りを形成する突起部の形成工程と、
前記第1の駆動手段を動作させて、前記打ち込み部材を前記打点位置から前記退避位置に移動して、前記受け部に載置されるとともに前記突起部が形成された前記少なくとも一方の溶接部材上に他方の溶接部材を重ね合わせることによって前記隙間部を生じさせて、クランプ手段を駆動する第2の駆動手段を動作させることによって前記重ね合わせた溶接部材をクランプするクランプ工程と、
レーザ照射手段によって前記重ね合わせた溶接部材に対してレーザを照射する工程と、を有する、レーザ溶接方法。
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