JP5146081B2 - 燃費管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ニュートラル制御手段、エコラン制御手段(エンジン停止手段、エンジン停止機能)その他の車両の燃費向上を図るための燃費向上手段(燃費制御機能、燃費向上制御機能)を管理する燃費管理装置に関するものである。
停止維持手段(車両停止維持機能、停止時制動力保持機構)は、信号待ち時や渋滞時にブレーキ油圧を自動で保持することにより車両の停止状態を自動で維持し、ドライバのアクセル操作時(ACC(Adaptive Cruise Control:車間自動制御システム)の場合はレバー操作時)にブレーキ油圧を解除することにより車両の停止状態を解除して車両を発進させる。
一方、ニュートラル制御手段やエコラン制御手段などの燃費向上手段は、ドライバがブレーキを緩めてからアクセルを踏むまでの時間にエンジンの始動やクラッチの係合を行う。このように、ブレーキを緩めてからアクセルを踏むまでの時間を有効に利用して、車両発進時のドライバビリティ(操縦性、運転のし易さ、運転の快適性)の悪化を抑えている。
ところで、停止維持手段の作動終了条件(解除条件)はアクセル操作又はレバー操作といったドライバが突然行う操作であるため、仮に停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させようとすると、エンジンの始動やクラッチの係合を行う時間を確保することが基本的に困難となる。ゆえに、燃費向上手段の復帰が間に合わず、車両の発進がもたついてドライバビリティが悪化する虞がある。
そこで、停止維持手段および燃費向上手段を持つ車両においては、現状では、発進性の良さを確保するために、停止維持手段が作動している時には燃費向上手段を作動させないようにしている。
ここで、特許文献1には、ブレーキ操作があったときにニュートラル制御を実行する技術が開示されている。特許文献2には、ニュートラル制御の実行を許可するブレーキ圧の閾値を路面の勾配に応じて変化させる技術が開示されている。特許文献3には、アイドリングストップが行われている場合には制動力保持を維持する技術が開示されている。特許文献4には、ニュートラル制御の実行条件が成立した場合、路面勾配および出力軸トルクをパラメータとするマップに従って入力クラッチの伝達トルクが減少する過程におけるブレーキ力を増大するプログラムを実行する技術が開示されている。
特開平5−87236号公報 特開2007−205452号公報 特開2001−301587号公報 特開2006−312378号公報
しかしながら、停止維持手段が作動している時には燃費向上手段を作動させないようにしていることが燃費の悪化を招く一つの要因となっているという問題点があった。また、停止維持手段が作動している時であっても燃費向上のために燃費向上手段を作動させたいという要望があった。
本発明は、上記問題点および上記要望に鑑みてなされたものであって、停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させても、ドライバビリティを悪化させずに燃費の悪化を抑えることができる燃費管理装置を提供することを目的とする。
本発明者は、停止維持手段が作動している時であってもエンジンの始動やクラッチの係合を行う時間を確保することができる場面、すなわち停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させてもドライバビリティが悪化しない場面が存在することを見いだし、本発明を完成させるに至った。すなわち、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる燃費管理装置は、車両が停止している状態を維持するための停止維持手段が作動しているか否かを確認する確認手段と、前記確認手段での確認結果が、前記停止維持手段が作動しているというものであった場合、路面の勾配を検知する検知手段と、前記検知手段で検知した前記勾配に基づいて、ニュートラル制御手段およびエコラン制御手段を少なくとも含む前記車両の燃費向上を図るための複数の燃費向上手段の中から作動対象とするものを選択する選択手段と、前記選択手段で選択した前記燃費向上手段を作動する作動手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる燃費管理装置は、前記に記載の燃費管理装置において、前記選択手段は、前記勾配が所定値以上であった場合には前記ニュートラル制御手段を選択し、前記勾配が前記所定値以下であった場合には前記エコラン制御手段を選択することを特徴とする。
本発明によれば、車両が停止している状態を維持するための停止維持手段が作動しているか否かを確認し、その確認結果が、停止維持手段が作動しているというものであった場合、路面の勾配を検知し、検知した勾配に基づいて、ニュートラル制御手段およびエコラン制御手段を少なくとも含む車両の燃費向上を図るための複数の燃費向上手段の中から作動対象とするものを選択し、選択した燃費向上手段を作動する。これにより、停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させても、ドライバビリティを悪化させずに燃費の悪化を抑えることができるという効果を奏する。換言すると、停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させても、ドライバビリティの悪化抑制と燃費の悪化抑制とを両立することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、停止維持手段を作動させつつ、停止している場所からの車両の発進を妨げずに、ドライバビリティと燃費との双方の視点で最適な燃費向上手段の実行を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、勾配が所定値以上であった場合にはニュートラル制御手段を選択し、勾配が所定値以下であった場合にはエコラン制御手段を選択する。これにより、上り勾配の場合には、車両のドライバの自然な感覚にあうよう、車両発進時に多少のもたつきを与えることができるという効果を奏する。また、下り勾配の場合には、車重を利用して、車両発進時のもたつきを軽減することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる燃費管理装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態により本発明が限定されるものではない。
[1.本実施の形態の概要]
ここでは、本実施の形態にかかる燃費管理装置の概要について、図1を参照して詳細に説明する。図1は本実施の形態の概要を示す図である。
本実施の形態では、図1に示すように、例えば信号待ち、渋滞および坂道時ならびにPCS(プリクラッシュセーフティーシステム)作動時およびACC(アダプティブクルーズコントロール)作動時などに車両の停止を自動で維持し、アクセル操作時(ACCの場合はレバー操作時)に当該停止を解除する停止維持手段ならびに例えばエコラン制御手段やニュートラル制御手段、モータ制御手段、オルタネータ制御手段などの各種の燃費向上手段を持つ車両において、これらの燃費向上手段を管理する燃費制御マネージャ(本発明にかかる燃費管理装置に相当)を配置した。そして、燃費制御マネージャは、停止維持手段と燃費向上手段とを協調的に制御する協調制御手段であり、停止維持手段が作動している時に、ドライバビリティおよび燃費の双方から見て最適な燃費向上手段を割当て、割当てた燃費向上手段を作動する。具体的には、燃費制御マネージャは、停止維持手段が作動しているか否かを確認し、その確認結果が、停止維持手段が作動しているというものであった場合、路面の勾配を検知し、検知した勾配に基づいて、複数の燃費向上手段の中から作動対象とするものを選択し、選択した燃費向上手段を作動する。
これにより、停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させても、ドライバビリティを悪化させずに燃費の悪化を抑えることができる。換言すると、停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させても、ドライバビリティの悪化抑制と燃費の悪化抑制とを両立することができる。また、本実施の形態によれば、停止維持手段を作動させつつ、停止している場所からの車両の発進を妨げずに、ドライバビリティと燃費との双方の視点で最適な燃費向上手段の実行を図ることができる。
なお、本実施の形態では、燃費制御マネージャは、勾配が所定値以上であった場合にはニュートラル制御手段を選択し、勾配が所定値以下であった場合にはエコラン制御手段を選択してもよい。これにより、上り勾配の場合には、車両のドライバの自然な感覚にあうよう車両発進時に多少のもたつきを与えることができる。また、下り勾配の場合には、車重を利用して車両発進時のもたつきを軽減することができる。ここで、本実施の形態では、燃費制御マネージャは、燃費向上手段の1つであるニュートラル制御手段と停止維持手段とが作動(実行)している状態において車両発進の指示があった場合には、クラッチを係合させた後に当該停止維持手段の作動を解除してもよい。これにより、上り勾配において、車両の後退を防ぎつつ、ドライバの自然なフィーリングにあうような多少のもたつきを車両発進時に与えることができる。
また、本実施の形態では、燃費制御マネージャは、各種の燃費向上手段の中から、例えば故障箇所のある燃費向上手段や開始条件(例えばブレーキ負圧量など)に満たない燃費向上手段を除外することによりその時点で制御可能な燃費向上手段を抽出し、抽出した燃費向上手段の中から、検知した勾配に基づいて作動対象とするものを選択してもよい。これにより、選択対象とする燃費向上手段を制御可能なもののみに絞り込むことができる。
また、本実施の形態では、燃費制御マネージャは、作動対象として選択した燃費向上手段を作動させようとしたその時点で当該燃費向上手段が制御可能でなかった場合には、制御可能な別の燃費向上手段であって例えば燃費向上が大きいものを選択し、選択した当該別の燃費向上手段を作動させてもよい。これにより、例えば燃費向上手段の不意な故障等があったとしても、停止維持手段の作動中に燃費向上手段を作動させることができ、ゆえにドライバビリティの悪化抑制と燃費の悪化抑制とを両立することができる。
[2.本実施の形態の構成]
つぎに、本実施の形態にかかる燃費管理装置を搭載する車両100の構成について、図2を参照して説明する。図2は車両100の構成の一例を示すブロック図である。
車両100は、ブレーキペダル102と、レバー104と、ACT(Actuator)106と、ECU(Electronic Control Unit)108と、エンジン110と、T/M(Transmission)112と、ECU(Electronic Control Unit)114と、CAN(Controller Area Network)116と、を少なくとも備える。
ブレーキペダル102は、車両100の減速や停止を行うために当該車両100のドライバが操作する操作部材である。レバー104は、ACC作動時における停止維持手段の作動を解除するために車両100のドライバが操作する操作部材である。
ACT106は、作動装置であり、具体的にはECU108からの制御に因りブレーキ油圧(油圧1系統および油圧2系統)を調節する。ECU108は、電子制御ユニットであり、具体的には電気信号でACT106の動作を制御する。ECU108は停止維持手段を備える。ECU108は、停止維持手段が作動しているか否かを確認する確認部108aと、確認部108aでの確認結果が、停止維持手段が作動しているというものであった場合、路面の勾配を検知する検知部108bとを備える。
エンジン110は、発動機であり、具体的には燃料と空気との混合気をシリンダの燃焼室内で燃焼させてシリンダ内のピストンを押し下げクランクシャフトを回転させることにより車両100を走行させるための動力(駆動力、制動力)を発生可能な内燃機関である。T/M112は、変速機であり、動力伝達と変速を行い、トルクを駆動系に伝える。
ECU114は、電子制御ユニットであり、具体的には電気信号でエンジン110の動作を制御する。ECU114は、車両の燃費向上を図るための燃費向上手段(例えばニュートラル制御手段やエコラン制御手段、モータ制御手段、オルタネータ制御手段など)を複数備える。ECU114は、検知部108bで検知した勾配に基づいて、複数の燃費向上手段の中から作動対象とするものを選択する選択部114aと、選択部114aで選択した燃費向上手段を作動する作動部114bとを備える。なお、選択部114aは、勾配が所定値以上であった場合には燃費向上手段の1つであるニュートラル制御手段を選択し、勾配が所定値以下であった場合には燃費向上手段の1つであるエコラン制御手段を選択してもよい。
CAN116は、相互に接続されたECU108とECU114間のデータ転送を媒介する。
[3.本実施の形態の処理]
つぎに、車両100で行われる燃費管理処理の一例を、図3を参照して説明する。図3は燃費管理処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ECU114は選択部114aに指令を出し、その指令を受けた選択部114aは、現時点で制御可能な燃費向上手段を抽出する(ステップSA−1)。ここで、選択部114aは、例えば故障箇所のある燃費向上手段や開始条件(例えばブレーキ負圧量など)に満たない燃費向上手段を除外することにより残された燃費向上手段を、制御可能な燃費向上手段として抽出してもよい。
つぎに、ECU114は、ステップSA−1で抽出した燃費向上手段を、燃費向上が大きい順に順位付けする(ステップSA−2)。ここで、例えばステップSA−1でエコラン制御手段、ニュートラル制御手段、オルタネータ制御手段などを抽出した場合、ECU114は、燃費向上が大きい順に、第1位:エコラン制御手段、第2位:ニュートラル制御手段、第3位:オルタネータ制御手段、・・・というように順位付けをしてもよい。
つぎに、ECU114からCAN116を介して指令を受けたECU108は確認部108aに指令を出し、その指令を受けた確認部108aは、停止維持手段が作動しているか否かを確認する(ステップSA−3)。具体的には、確認部108aは、車両100が停止しているか否か、具体的には車両100の車速が0km/hであるか否かを確認する。
つぎに、ECU108は、ステップSA−3での確認結果が、停止維持手段が作動中であるというものでなかった場合(ステップSA−4:No)には、ステップSA−2での順位付けが最も良い(燃費向上が最も大きい)燃費向上手段を作動するようCAN116を介してECU114に指令を出し、その指令を受けたECU114は当該燃費向上手段を作動するよう作動部114bに指令を出す。そして、その指令を受けた作動部114bは当該燃費向上手段をブレーキOFFになるまで作動する(ステップSA−5、ステップSA−6:No)。そして、ECU114は、ブレーキOFFになると(ステップSA−6:Yes)、エンジン110を始動又はクラッチを係合する(ステップSA−7)。
一方、ECU108は、ステップSA−3での確認結果が、停止維持手段が作動中であるというものであった場合(ステップSA−4:Yes)には、検知部108bに指令を出し、その指令を受けた検知部108bは、車両100が停止している路面の勾配を演算する(ステップSA−8)。
つぎに、ECU108は、ステップSA−8で演算した勾配に基づいて燃費向上手段を選択するようCAN116を介してECU114に指令を出し、その指令を受けたECU114は選択部114aに指令を出す。
つぎに、その指令を受けた選択部114aは、ステップSA−8で演算した勾配が所定値α以下であった(具体的には下り勾配であった)場合(ステップSA−9:Yes)には、エコラン制御手段を作動対象として選択する。そして、ECU114は、選択部114aで選択したエコラン制御手段がその時点で制御可能な場合(ステップSA−10:Yes)には作動部114bに指令を出し、その指令を受けた作動部114bは、エコラン制御手段を作動して、ステップSA−11からステップSA−14までの処理を実行させる。そして、エコラン制御手段は、エンジン110をアクセルONになるまで停止し(ステップSA−11、ステップSA−12:No)、アクセルONになると(ステップSA−12:Yes)ブレーキを解除し(ステップSA−13)、下り坂を走行している途中で車両100の車重を利用してエンジン110を押しがけする(ステップSA−14)。
一方、選択部114aは、ステップSA−8で演算した勾配が所定値α以下でなかった(具体的には上り勾配であった)場合(ステップSA−9:No)には、ニュートラル制御手段を作動対象として選択する。そして、ECU114は、選択部114aで選択したニュートラル制御手段がその時点で制御可能な場合(ステップSA−15:Yes)には作動部114bに指令を出し、その指令を受けた作動部114bは、ニュートラル制御手段を作動して、ステップSA−16からステップSA−19までの処理を実行させる。そして、ニュートラル制御手段は、クラッチをアクセルONになるまで解放し(ステップSA−16、ステップSA−17:No)、アクセルONになると(ステップSA−17:Yes)クラッチを係合し(ステップSA−18)、ブレーキを解除する(ステップSA−19)。
ここで、ECU114は、選択部114aで選択したエコラン制御手段が現時点で制御可能でなかった場合(ステップSA−10:No)には、ニュートラル制御手段を選択するよう選択部114aに指令を出し、その指令を受けた選択部114aは、ニュートラル制御手段を作動対象として選択する。また、ECU114は、選択部114aで選択したニュートラル制御手段が現時点で制御可能でなかった場合(ステップSA−15:No)には、エコラン制御手段およびニュートラル制御手段以外の他の燃費向上手段であって例えば燃費向上が大きいものを選択するよう選択部114aに指令を出し、その指令を受けた選択部114aは、ステップSA−2での順位付けの結果に基づいて当該他の燃費向上手段を作動対象として選択する。そして、ECU114は、選択部114aで選択した当該他の燃費向上手段が現時点で制御可能な場合には作動部114bに指令を出し、その指令を受けた作動部114bは当該他の燃費向上手段を作動する。
そして、ECU108およびECU114は、以上で説明したステップSA−1からステップSA−19までの処理を、通電している間(通電が切れるまで)繰り返し実行する。
[4.本実施の形態のまとめ及びその他の実施の形態]
以上、詳細に説明したように、本実施の形態によれば、停止維持手段が作動している時に、ドライバビリティおよび燃費の双方から見て最適な燃費向上手段を割当て、割当てた燃費向上手段を作動する。具体的には、確認部108aは、停止維持手段が作動しているか否かを確認し、検知部108bは、確認部108aでの確認結果が、停止維持手段が作動しているというものであった場合、路面の勾配を検知する。そして、選択部114aは、検知部108bで検知した勾配が所定値以下であった場合にはエコラン制御手段を選択し、当該勾配が所定値以下でなかった場合にはニュートラル制御手段を選択し、作動部114bは、選択部114aで選択したエコラン制御手段、ニュートラル制御手段などの燃費向上手段を作動する。これにより、停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させても、ドライバビリティを悪化させずに燃費の悪化を抑えることができる。換言すると、停止維持手段が作動している時に燃費向上手段を作動させても、ドライバビリティの悪化抑制と燃費の悪化抑制とを両立することができる。また、本実施の形態によれば、停止維持手段を作動させつつ、停止している場所からの車両の発進を妨げずに、ドライバビリティと燃費との双方の視点で最適な燃費向上手段の実行を図ることができる。また、上り勾配の場合には、車両のドライバの自然な感覚にあうよう車両発進時に多少のもたつきを与えることができる。また、下り勾配の場合には、車重を利用して車両発進時のもたつきを軽減することができる。
また、本実施の形態によれば、ニュートラル制御手段と停止維持手段とを実行している状態でアクセルONになると、クラッチを係合させてからブレーキを解除する。これにより、上り勾配において、車両の後退を防ぎつつ、ドライバにとって自然なフィーリングにあうような多少のもたつきを車両発進時に与えることができる。
また、本実施の形態によれば、例えば故障箇所のある燃費向上手段や開始条件に満たない燃費向上手段を除外することにより残された燃費向上手段を制御可能なものとして抽出する。これにより、選択対象とする燃費向上手段を制御可能なもののみに絞り込むことができる。
また、本実施の形態によれば、作動対象として選択した燃費向上手段を作動させようとしたその時点で当該燃費向上手段が制御可能でなかった場合には、制御可能な別の燃費向上手段であって例えば燃費向上が大きいものを選択し、選択した当該別の燃費向上手段を作動する。これにより、例えば燃費向上手段の不意な故障等があったとしても、停止維持手段の作動中に燃費向上手段を作動させることができ、ゆえにドライバビリティの悪化抑制と燃費の悪化抑制とを両立することができる。
最後に、本発明にかかる燃費管理装置は、本実施の形態以外にも、特許請求の範囲の書類に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる形態で実施されてよいものである。例えば、本実施の形態で説明した各処理のうち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、手動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。また、本明細書中や図面中で示した処理手順・具体的名称・各種の情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、ECU108およびECU114に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。また、ECU108およびECU114の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて又は機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明にかかる燃費管理装置は、特に自動車製造産業で好適に実施することができ、極めて有用である。
本実施の形態の概要を示す図である。 車両100の構成の一例を示すブロック図である。 燃費管理処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 車両
102 ブレーキペダル
104 レバー
106 ACT
108 ECU
110 エンジン
112 T/M
114 ECU
116 CAN

Claims (1)

  1. 車両が停止している状態を維持するための停止維持手段が作動しているか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段での確認結果が、前記停止維持手段が作動しているというものであった場合、路面の勾配を検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知した前記勾配に基づいて、ニュートラル制御手段エコラン制御手段およびオルタネータ制御手段を少なくとも含む前記車両の燃費向上を図るための複数の燃費向上手段の中から作動対象とするものを選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択した前記燃費向上手段を作動する作動手段と、
    を備え、
    前記選択手段は、前記勾配が所定値以上であった場合には前記ニュートラル制御手段を選択し、前記勾配が前記所定値以下であった場合には前記エコラン制御手段を選択し、
    前記選択手段で選択した前記エコラン制御手段が制御可能でなかった場合には、前記選択手段は、前記ニュートラル制御手段を選択し、前記選択手段で選択した前記ニュートラル制御手段が制御可能でなかった場合には、前記選択手段は、前記オルタネータ制御手段を選択し、前記選択手段で選択した前記オルタネータ制御手段が制御可能でなかった場合には、前記選択手段は、前記エコラン制御手段、前記ニュートラル制御手段および前記オルタネータ制御手段を除外した残りの前記燃費向上手段の中から、燃費向上が大きいものを選択すること
    を特徴とする燃費管理装置。
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