JP5145197B2 - 孔の打抜き方法 - Google Patents
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Description
したがって、上記センサー孔などを形成する場合には、金型による成形時には当該孔を形成せずに、必要となった場合にのみ、例えば特許文献1,2に記載の自動化装置によって別途孔の形成を行うようにしている。これは、複数の打抜き孔を精度よく形成するという点で好ましい。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、三次元形状をなすワークに複数の孔を打抜いて形成するための孔の打抜き方法において、各孔の高い打抜き精度を低コストで実現可能とすることを目的とする。
このとき、最初の孔の打抜き作業に用いたパンチを前記孔に挿通したままとし、この状態で他の孔の打抜き作業を順次行い、最後の孔の打抜き作業の後に前記パンチをワークから抜き取ることで、前記パンチをワークの位置決めピンとしても効果的に利用することができる。
図11(A)を併せて参照し、打抜き装置6にセットされるワークWとしてのリヤバンパーは、該リヤバンパーの下面視(当該装置6の前面視(図7)参照)及び側面視(当該装置6の側面視(図2)参照)で車両後方に凸の湾曲状(膨出状)をなす外殻部材である。
図11(B)を参照し、各孔29は、平面視円形の基準円部29aと、該基準円部29aの外周の一部を平面視半円状に切り欠いてなる小凹部29bとを有してなる。前記小凹部29bは、当該孔29に嵌合装着される円柱状のセンサーに対し、その外周に突設される回り止め用の凸部を係合させるものである。
図6(A),(B)を参照し、パンチ9の切り刃は、前記孔29の基準円部29a及び小凹部29bと略同一の断面形状を形成するべく、円柱状部9aの外周の一部にビード状の小凸部9bを有してなる。このパンチ9の先端部が、下刃10の上端開口10a内に整合するようにその上方から挿入される。
まず、前記台車機構1を用いて当該装置6を工場内の所定場所に移動させる。当該装置6の設置は、各キャスター1bに並設された伸縮可能な固定脚1c(図2参照)を用いて固定的に行う。なお、図中符号1dは台車機構1の一側に設けられた移動用の取っ手を示す。
まず、左端の打抜き機構5に前方から向かい合った作業者が、その左手で前記操作ハンドル17を把持してこれを下方へ押し下げ、押圧部材19をワークWの孔開け箇所30の周囲の表面に当接させてこれを下刃10側に押圧する(図7参照)。これにより、押圧部材19及び下刃10でワークWの孔開け箇所30の周囲を挟持し、孔29の打抜き作業時におけるワークWのズレを予め防止する。
なお、左から二番目及び三番目の打抜き機構5で上記打抜き作業を行った後に、左端の打抜き機構5と同様にパンチ9をワークWに摩擦係合させたままとしてもよいが、全ての孔29を打抜いた後の操作レバー16の戻し作業の煩雑さを無くすために、打抜き作業毎に操作レバー16を戻してパンチ9をワークWから強制的に引き抜くことが望ましい。
そして、パンチ9の外周と孔29の内周とが互いに摩擦係合することから、パンチ9による打抜き作業後に該パンチ9を抜き取らずに前記孔29に挿通したままとすることで、該パンチ9をワークWの位置決めピンとしても有効利用できる。この状態で順次打抜き作業を行うことで、大型で撓み易いワークWであっても、打抜き作業時における撓みを効果的に抑制でき、各孔29の打抜き精度を低コストで高めることができる。
この構成によれば、操作レバー16の非操作時には該操作レバー16が前記錘11の作用により操作前状態に保たれるため、ワークWのセット時や取り出し時等に各操作レバー16を戻す手間が省かれ、孔29の打抜き作業の工数削減を図ることができる。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、リヤバンパー以外のワークの孔開けにも適用できることはもちろん、部品構成の構造、形状、大きさ、数及び配置等を含め、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
2 基台
3 基板
5 打抜き機構
7 載置台
8 位置決めピン
9 パンチ
10 下刃
11 錘
16 操作レバー
19 押圧部材
29 孔
30 孔開け箇所
W ワーク
Claims (3)
- 三次元形状をなすワークに複数の孔を打抜いて形成するための孔の打抜き方法であって、
移動自在な台車機構の基台上に所定の作業位置に対して出し入れ自在に設けられた基板と、
該基板上に設けられて前記ワークの裏面を当接支持するように該ワークを載置する載置台と、
該載置台上にワークを載置した際に該ワークの所定箇所を貫通する位置決めピンと、
前記基台及び基板に跨って構成される複数の打抜き機構と、
を備え、
前記各打抜き機構は、
前記載置台上に載置されたワークにおける複数の孔開け箇所の裏面に対向するように前記基板上に配設される複数の下刃と、
該各下刃に対向するように前記基台上に配設されて前記各孔開け箇所の表面に対して近接離反可能に設けられると共に前記各孔開け箇所の周囲の表面に当接して下刃側に押圧する複数の押圧部材と、
前記各下刃に対向するように前記基台上に配設されて前記各孔開け箇所の表面に対して近接離反可能に設けられると共に前記各下刃と協働して前記各孔開け箇所に所定の孔を打抜く複数のパンチと、
を有してなり、
前記各打抜き機構の一つを用いて前記ワークへの最初の孔の打抜き作業を行い、該孔の内周と前記パンチの外周との摩擦係合を利用して該パンチを前記孔に挿通したままとし、この状態で他の打抜き機構を用いて順次打抜き作業を行い、最後の孔の打抜き作業の後に最初の孔の打抜き作業を行った打抜き機構のパンチをワークから抜き取ることを特徴とする孔の打抜き方法。 - 前記各押圧部材は、前記ワークから離反する側に付勢され、対応する打抜き機構による打抜き作業時にのみ、前記孔開け箇所の周囲を押圧することを特徴とする請求項1に記載の孔の打抜き方法。
- 前記各打抜き機構は、前記ワークの長手方向で並ぶように配設され、その並び方向一端側に位置する打抜き機構により最初の孔の打抜き作業を行うと共に、並び方向他端側に位置する打抜き機構により最後の孔の打抜き作業を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の孔の打抜き方法。
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