JP5144914B2 - フルオロスコピィにおいて器具を追跡する方法及びシステム - Google Patents

フルオロスコピィにおいて器具を追跡する方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は一般的には、計算機式断層写真法(CT)撮像に関し、さらに具体的には、侵襲型CTフルオロスコピィ時に器具を追跡することに関する。
少なくとも一つの公知のCTイメージング・システム構成においては、X線源がファン(扇形)形状のビームを投射し、このビームは、デカルト座標系のXY平面であって一般に「イメージング(撮像)平面」と呼ばれる平面内に位置するようにコリメートされる。X線ビームは、患者のような撮像対象を透過する。ビームは対象によって減弱された後に放射線検出器のアレイに入射する。検出器アレイで受光される減弱したビーム放射線の強度は、対象によるX線ビームの減弱量に依存している。アレイ内の各々の検出器素子が、検出器の位置でのビーム減弱の測定値である別個の電気信号を発生する。全ての検出器からの減弱測定値を別個に取得して透過プロファイルを生成する。
公知の第三世代CTシステムでは、X線源及び検出器アレイは、X線ビームが撮像対象と交差する角度が定常的に変化するように撮像平面内で撮像対象の周りをガントリと共に回転する。一つのガントリ角度での検出器アレイからの一群のX線減弱測定値すなわち投影データを「ビュー」と呼ぶ。対象の「走査(スキャン)」は、X線源及び検出器が一回転する間に様々なガントリ角度すなわちビュー角度において形成される一組のビューを含んでいる。アキシャル・スキャン(軸方向走査)では、投影データを処理して、対象を通して得られる二次元スライスに対応する画像を構築する。一組の投影データから画像を再構成する一方法に、当業界でフィルタ補正逆投影法と呼ばれるものがある。この方法は、走査からの減弱測定値を「CT数」又は「ハンスフィールド単位」と呼ばれる整数へ変換し、これらの整数を用いて表示器上の対応するピクセルの輝度を制御する。
全走査時間を短縮するために、「ヘリカル」・スキャン(螺旋走査)を行なうこともできる。「ヘリカル」・スキャンを行なうためには、患者を移動させながら所定の数のスライスのデータを取得する。かかるシステムは、1回のファン・ビーム・ヘリカル・スキャンから単一の螺旋を生成する。ファン・ビームによって悉く写像された螺旋から投影データが得られ、投影データから各々の所定のスライスにおける画像を再構成することができる。
ヘリカル・スキャンのための再構成アルゴリズムは典型的には、収集されたデータにビュー角度及び検出器チャネル番号の関数として加重する螺旋加重アルゴリズム(「HW」)を用いる。明確に述べると、フィルタ補正逆投影法の前に、ビュー角度及び検出器角度の両方の関数である螺旋加重ファクタに従ってデータに加重する。アンダースキャン加重の場合と同様に、HWアルゴリズムでも投影データをフィルタ処理し、加重し、逆投影して各々の画像を形成する。
マルチ・スライスCTフルオロスコピィでは、X線のファン・ビームは、Z軸方向に沿って検出器素子の複数の横列を含む検出器に向けて投射される。検出器素子の各々の横列を用いて、X線ビーム源と検出器との間に位置する目標物の画像を再構成する。任意数の画像を結合して、目標物の容積画像を形成することができ、且つ/又は例えば針を患者の体内の所望の位置まで案内するのを支援する画像の連続フレームを形成することができる。フレームは、ビューと同様に、撮像対象を通して得られる二次元スライスに対応する。具体的には、投影データを所定のフレーム・レートで処理して対象の画像フレームを構築する。
米国特許第6055449号
CTフルオロ・システムでは、画像の劣化を最小限に抑えつつフレーム・レートを高めることが一般に有利である。フレーム・レートを高めると、例えば操作者である医師に、例えば生検針の位置に関するさらに適時の(すなわち現在にさらに近い)情報を提供する等の利点が得られる。しかしながら、フレーム・レートを高めると、一般に画像劣化を最小限に抑えることに対する悪影響がある。例えば、投影データをフィルタ処理し、加重して逆投影する頻度が増大すると、フレーム・レートを低下させる傾向がある。このように、フレーム・レートは、CTフルオロ・システムの計算能力に制限される。マルチ・スライスCTシステムにおいて提供されるガントリ回転当たり取得されるスライスの数が増大すると、利用者は入手可能な全ての情報を用いることができなくなる。さらに明確に述べると、侵襲型CT処置において、秒当たり約10フレームをしばしば超えるフレーム・レートで多数の画像を表示することが可能なマルチ・スライス・スキャナを監視しようとするときには、利用者にとって不足が生ずる。マルチ・スライスCTフルオロ・システムの場合には、入手可能な比較的薄いアキシャル・スライスの1枚〜3枚の厚いスライスへの加算を加算画像として提示することができるが、かかる加算は、薄いスライス撮像によって実現され得る潜在的な分解能向上を活用しない。結果として、かかる加算は、マルチ・スライス・スキャナによって実現され得る可能な改善された針配置精度を提供することができない。
加えて、侵襲的処置(生検、ドレナージ等)時の針挿入の軌跡はアキシャル平面とは異なる場合があるが、従来のCTシングル・スライス型の侵襲的処置では、針挿入は一般に、画像平面のみに限定されており、あらゆるZ方向針位置変化は適当な方向への患者テーブル移動を必要とする。この移動の正確な大きさ及び方向に関する判断には経験が必要とされ、しばしば「試行錯誤」的アプローチを必然的に伴う。さらに、患者の身体に針を挿入したまま処置中にガントリ開口の内外に患者テーブル及び患者を出し入れする危険性が加わる。
一実施形態では、関心領域内に器具を表示するイメージング・システムを提供する。このイメージング・システムは、マルチ・スライス検出器、このマルチ・スライス検出器に結合されているプロセッサ、及び再構成画像を表示するように構成されている表示器を含んでいる。プロセッサは、複数のマルチ・スライス走査データを受け取り、これら複数のマルチ・スライス走査データの少なくとも1枚のスライスにおいて器具の少なくとも一部を識別し、識別された器具の部分を上述の少なくとも1枚のスライスに関連付けされた指標によって表示するように構成されている。
もう一つの実施形態では、コンピュータ・システムを提供する。このコンピュータ・システムは、複数のマルチ・スライス走査データを受け取り、マルチ・スライス走査データの少なくとも1枚のスライスに配置されている針様器具の少なくとも一部を当該スライスに関連した指標によって識別するように構成されている。
さらにもう一つの実施形態では、関心領域内に器具を表示する方法を提供する。この方法は、関心領域のマルチ・スライス画像の各々のスライスに色、濃淡及びパターンの少なくとも一つを含む指標を関連付けするステップと、少なくとも1枚のスライスにおいて器具の少なくとも一部を識別するステップと、上述のスライスに関連付けされた指標を当該スライスにおいて識別された器具の部分に適用するステップとを含んでいる。
さらにもう一つの実施形態では、撮像スキャナを提供する。この撮像スキャナは、被検体から撮像データを取得するように構成されているデータ取得装置と、取得された撮像データから再構成される画像を表示するように構成されているモニタと、コンピュータとを含んでおり、コンピュータは、体内装置(intracorporeal device)を内部に配置させた被検体から撮像データの多数のスライスを取得し、多数の撮像データのスライスからマルチ・スライス画像を再構成し、観察者による観察のために、多数の撮像データのスライスに含まれる体内装置の位置の情報を保存しつつ、実時間フレーム・レートでマルチ・スライス画像を表示することをモニタに行なわせるようにプログラムされている。
もう一つの実施形態では、可動式患者テーブル及びマルチ・スライス検出器アレイを含んでおり、マルチ・スライス検出器アレイのZ方向撮像区域内でイメージング・システムの走査平面を自動的に移動させるイメージング・システムを用いて、侵襲器具を目標物に対して追跡する方法を提供する。この方法は、器具の体内軌跡を決定するステップと、複数の隣接するスライスの少なくとも1枚において器具の先端を表示するステップと、器具の先端を表示するステップと、先端がZ方向撮像区域の実質的な範囲に達したときに患者テーブルを平行移動させるステップとを含んでいる。
本書で用いる場合には、単数形で記載されており単数不定冠詞を冠した要素またはステップという用語は、排除を明記していない限りかかる要素又はステップを複数備えることを排除しないものと理解されたい。さらに、本発明の「一実施形態」に対する参照は、所載の特徴を同様に組み入れている追加の実施形態の存在を排除しないものと解釈されたい。
また、本書で用いられる「画像を再構成する」という表現は、画像を表わすデータが生成されるが可視画像は形成されないような本発明の実施形態を排除するものではない。従って、本書で用いられる「画像」との用語は、可視画像及び可視画像を表わすデータの両方を広く指すものとする。但し、多くの実施形態は少なくとも1枚の可視画像を形成する(か又は形成するように構成されている)。加えて、CT医療環境で詳細な説明を行なうが、本発明の利点は、例えば超音波、磁気共鳴撮像(MRI)、電子ビームCT(EBCT)、陽電子放出断層写真法(PET)、単光子放出計算機式断層写真法(SPECT)を含めた全ての撮像モダリティについて、医療環境でも、産業環境又は例えば限定しないが空港若しくは他の輸送拠点のための手荷物走査CTシステムのような輸送環境等の非医療環境でも、享受されるものと思量される。
図1は、CTイメージング・システム10の見取り図である。図2は、図1に示すシステム10のブロック模式図である。この実施形態の例では、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が、「第三世代」CTイメージング・システムに典型的なガントリ12を含むものとして示されている。ガントリ12は放射線源14を有しており、放射線源14は、X線のコーン・ビーム16をガントリ12の反対側に設けられている検出器アレイ18に向かって投射する。
検出器アレイ18は、複数の検出器素子20を含む複数の検出器横列(図示されていない)によって形成されており、検出器素子20は一括で、患者22のような対象を透過した投射X線ビームを感知する。各々の検出器素子20は、入射放射線ビームの強度を表わし従って対象又は患者22を透過する際のビームの減弱を表わす電気信号を発生する。マルチ・スライス検出器18を有するイメージング・システム10は、対象22の容積を表わす複数の画像を形成することが可能である。これら複数の画像の各々の画像は、容積の別個の「スライス」に対応している。スライスの「厚み」又は開口(アパーチャ)は、検出器横列の厚みに依存する。
放射線投影データを取得するための1回の走査の間に、ガントリ12及びガントリ12に装着されている構成部品は回転中心24の周りを回転する。図2は、検出器素子20の単一の横列(すなわち検出器横列1列)のみを示している。しかしながら、マルチ・スライス検出器アレイ18は、1回の走査中に複数の準並行スライス又は平行スライスに対応する投影データが同時に取得され得るように検出器素子20の複数の平行な検出器横列を含んでいる。
ガントリ12上の構成要素の回転及び放射線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御される。制御機構26は、放射線制御器28とガントリ・モータ制御器30とを含んでおり、放射線制御器28は放射線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御器30はガントリ12の回転速度及び位置を制御する。制御機構26内に設けられているデータ取得システム(DAS)32が検出器素子20からのアナログ・データをサンプリングして、後続の処理のためにこのデータをディジタル信号へ変換する。画像再構成器34が、サンプリングされてディジタル化された放射線データをDAS32から受け取って高速画像再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36への入力として印加され、コンピュータ36は大容量記憶装置38に画像を記憶させる。
コンピュータ36はまた、キーボードを有するコンソール40を介して操作者から指令及び走査用パラメータを受け取る。付設されている表示器42例えばモニタによって、操作者は、再構成された画像及びコンピュータ36からのその他のデータを観察することができる。操作者が供給した指令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32、放射線制御器28及びガントリ・モータ制御器30に制御信号及び情報を供給する。加えて、コンピュータ36は、電動式テーブル46を制御するテーブル・モータ制御器44を動作させて、患者22をガントリ12内で配置する。具体的には、テーブル46は患者22の各部分をガントリ開口48を通して移動させる。
一実施形態では、コンピュータ36は、フレキシブル・ディスク又はCD−ROMのようなコンピュータ読み取り可能な媒体52からの命令及び/又はデータを読み取る装置50、例えばフレキシブル・ディスク・ドライブ又はCD−ROMドライブを含んでいる。他の実施形態では、コンピュータ36はファームウェア(図示されていない)に記憶されている命令を実行する。一般的には、図2に示すDAS32、再構成器34及びコンピュータ36の少なくとも一つに設けられたプロセッサが、後述する工程を実行するようにプログラムされる。言うまでもなく、本発明の方法はCTシステム10での実施に限定されておらず、他の多くの形式及び変形のイメージング・システムと共に用いることができる。一実施形態では、コンピュータ36は、本書に記載する作用を果たすようにプログラムされており、従って、本書で用いられるコンピュータという用語は当技術分野でコンピュータと呼ばれている集積回路のみに限らず、コンピュータ、プロセッサ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブル論理コントローラ、特定応用向け集積回路、及び他のプログラム可能な回路を広範に指すものとする。
図3は、関心領域内に医療器具のような体内装置を表示する例示的な方法300の流れ図である。この方法は、複数のマルチ・スライス走査データを取得するステップ302を含んでいる。マルチ・スライス走査の各々のスライスは解析されて、各々のスライスに含まれる器具の部分が識別される。識別は、多くの手法の任意のものによって自動的に行なわれ、例えば限定しないが、器具例えば金属針の相対的に高いCT値に基づく画像閾値検出、並びに/又は予め指定された入口位置及び目標物位置に基づく画像解析若しくは前処理されたサイノグラム・データ解析のような手法によって自動的に行なわれる。かかる解析を用いて、関心領域の内部でマルチ・スライス走査データの各々のスライスについて器具の位置を決定する(ブロック304)。
この実施形態の例では、nスライス型のマルチ・スライス・スキャナの各々の薄いスライスに対し、n色の色の自然な連続体がn列の検出器横列に対応するようにして選択された色、濃淡、パターン又はテクスチャのような特定の指標を指定する。選択される連続体は、例えば熱スペクトル、虹又は他の色列であってよい。同様に、濃淡、パターン又はテクスチャの連続体を各々の検出器横列に関連付けしてもよい。連続体の要素の関連付けはスライス毎に行なわれ、1枚のスライスに現われる器具の切片又は部分は、選択された連続体についての適当な要素を割り当てられる。一実施形態では、例えば生検針器具用の色指標の連続体として虹スペクトルを選択する。虹スペクトルでは、色は赤から橙、黄、緑、青、藍及び紫へと移行する。これらの色は、離散的な色の帯ではなく紫から赤まで連続的に移行する。6枚のスライスを用いて関心領域の画像を再構成する場合に、各々のスライスは、選択された連続体に基づいて一つの色を割り当てられる。虹スペクトルの例では、関心領域の一方の端部に位置する第一のスライスには赤を割り当て、隣接するスライスには橙色、次の隣接するスライスには黄色を割り当て、関心領域の他方の端部まで以下同様とする。各々のスライスに位置する生検針の部分にも、スライスに割り当てた色と同じ色を彩色する。従って、色、濃淡、パターン又はテクスチャが、器具の各々の部分及びこの部分が位置していたスライスに割り当てられる(ブロック306)。
この実施形態の例では、関心領域の画像は、マルチ・スライス走査データからの複数の画像スライスを用いて再構成される。器具の画像は、器具の部分が位置していた各々のスライスに関連付けされた色で彩色されて再構成される。次いで、関心領域の多数のスライスとこれらのスライスに関連付けされた器具の部分との合成画像が表示される(ブロック308)。
図4は、関心領域402を含むCTフルオロスコピィ走査画像域400の例である。生検針404のような医療器具が、処置時に関心領域402の内部に配置される。関心領域402の断面の複数の画像スライスが針404の部分を含んでいる。この実施形態の例では、関心領域402の第一の端部に位置するスライス406が、針404の基部408を含んでおり、スライス410及びスライス412が各々のスライスを通過する針404の部分を含んでおり、関心領域402の中心の近傍に位置するスライス416が針404の先端部分418を含んでいる。スライス420、422及び424は、針404のいずれの部分も含んでいない。この実施形態の例では、各々のスライスが、選択自在の色スペクトル連続体426の異なる色に関連付けされる。例えば、スライス406には赤が関連付けされ、スライス410には赤橙が、スライス412には橙が、スライス416には黄が、スライス420には淡緑が、スライス422には緑が、及びスライス424には青が関連付けされる。本発明の様々な実施形態では、他の選択されたスペクトル及び/又は指標によって、異なる色、濃淡、パターン又はテクスチャをスライス406、410、412、416、420、422及び424の各々に関連付けする。
スライス406に関連付けされた走査データから再構成された画像428は、針404の画像部分430を含んでいる。部分430は、この部分が位置するスライスに関連付けされた色である赤に彩色されている。スライス410に関連付けされた走査データから再構成された画像432は、針404の画像部分434を含んでいる。部分434は、この部分が位置するスライスに関連付けされた色である赤橙に彩色されている。画像436〜画像444も同様に、関心領域402のスライスの走査データに関連付けされた走査データから再構成される。画像436〜画像444の各々は、各スライスの内部に配置されている針404の部分のみを含む。例えば、画像436は針404の画像部分437を含み、画像438は針404の先端418を示す画像部分439を含む。針404が、針404のいずれの部分もスライス内に位置するように配置されていない場合には、このスライスに対応する画像は、画像内に針404の部分を含まない。例えば、画像440、442、444では、針404は、針404の部分が画像440、442、444に対応するスライス内に位置するように配置されていないので、これらの画像は、針404の位置を示す対応する部分を含まない。
図5は、図4に示す関心領域402を含むCTフルオロスコピィ走査画像域500のもう一つの例を示す。生検針404は、処置時に関心領域402の内部に配置される。この実施形態の例では、針404は、先端418が図4に示すようなスライス416の内部に位置するように配置されるが、針404が図4に示した位置とは異なる位置から関心領域402に進入している点が異なる。関心領域402の断面の複数の画像スライスが針404の部分を含んでいる。この実施形態の例では、関心領域402の第二の端部に位置するスライス424が針404の基部408を含んでおり、スライス422及びスライス420が各々のスライスを通過する針404の部分を含んでおり、関心領域402の中心の近傍に位置するスライス416が針404の先端部分418を含んでいる。スライス412、410及び406は針404のいずれの部分も含んでいない。この実施形態の例では、各々のスライスが、図4に関して上で示したもののような選択自在の色スペクトル連続体426の異なる色に関連付けされる。スライス406には赤が関連付けされ、スライス410には赤橙が、スライス412には橙が、スライス416には黄が、スライス420には淡緑が、スライス422には緑が、及びスライス424には青が関連付けされる。
スライス424に関連付けされた走査データから再構成された画像444は、針404の画像部分502を含んでいる。部分502は、この部分が位置するスライスに関連付けされた色である青に彩色されている。スライス422に関連付けされた走査データから再構成された画像442は、針404の画像部分504を含んでいる。部分504は、この部分が位置するスライスに関連付けされた色である緑に彩色されている。画像428〜画像440も同様に、関心領域402のスライスの走査データに関連付けされた走査データから再構成される。画像428〜画像440の各々は、各スライスの内部に配置されている針404の部分のみを含む。例えば、画像440は針404の画像部分506を含み、画像438針404の先端418を示す画像部分508を含む。針404が、針404のいずれの部分もスライス内に位置するように配置されていない場合には、このスライスに対応する画像は、画像内に針404の部分を含まない。従って、画像436、432及び428では、針404が画像436、432及び428に対応するスライス内に配置されていないので、これらの画像は、針404の位置を示す対応する部分を含まない。
図6は、表示器42(図2に示す)を介して出力され得る表示例600である。マルチ・スライスの相対的に厚い画像602が、複数のスライスで構成される画像を含んでいる。針404の複合ビュー604が適正な色符号と共に針切片として表示されており、針切片は、単一の多色針のシャフト(隣接するスライスを通過している場合)として結合されて、シャフトの配向が瞬時に把握され得る。例えば、図4に示すように、赤−橙−黄−緑−青を頭尾方向スライスに割り当てた場合には、青になっている針先端は針軌跡が足の方に向かっていることを示し、赤い先端は針404が頭の方に向かって配置されていることを示す。黄の針先端は、先端が関心領域402の実質的に中間に位置していることを示す。
観察者に対して、単一の複合的な厚いスライス画像602を含む第一の表示域606が表示されており、このスライス画像602は、多色の複合的な針切片を重ねて表示した取得されたn枚の薄いスライスの加算のような結合で構成されている。この実施形態の例では、この単一の複合スライスは観察者による観察のために高フレーム・レートで更新される。
薄いスライス画像、例えば針先端を示す画像438を、結合された厚いスライス画像602と共に含む第二の表示域608を表示することにより、改善された配置情報を得ることができる。第二の表示域608は、観察者に対し、針先端配置の確認のために詳細な薄いスライスの高分解能画像を提供する。自動的な針先端識別及び追跡は、以上に記載した手法と類似の態様で達成され得る。
もう一つの実施形態では、第三の表示域(図示されていない)が、目標物の解剖学的構造の平面に位置するように選択された第二の薄いスライス画像を表示する。これにより、観察者は針404が目標物に達したことをさらに確認することができる。
凡例610が、複合的な厚いスライス画像602に用いられている各々の色、テクスチャ又はパターンに関連付けされた各スライスの相対的な位置を示している。第二の表示域608において選択された薄いスライス画像と共に表示されているもう一つの凡例612が、選択されたスライスに関連する針404の部分の相対的な位置を示しており、当該スライスに関連付けされた色、テクスチャ又はパターンの針部分を表示して、関心領域402の任意の部分での針404の位置の確認を容易にする。
図7は、イメージング・システム10(図1に示す)と共に用いることのできる患者テーブル46の一実施形態の側面模式図である。この実施形態の例では、患者22は、配置モータ702を含む患者テーブル46に横臥しており、配置モータ702は、針先端418及び関心領域402がシステム10の中央スライスに又はその近傍に常に位置するようにテーブル46を自動的に配置するテーブル・モータ制御器44に結合されて通信する。針先端418の識別は、多くの手法の任意のものによって自動的に行なわれ、例えば限定しないが、針の相対的に高いCT値に基づく画像閾値検出、並びに/又は予め指定された入口位置及び目標物位置に基づく画像解析若しくは前処理されたサイノグラム・データ解析のような手法によって自動的に行なわれる。針先端418が識別されたら、テーブル移動制御器44に命令を送って、針先端418が表示器42の中央部に整列するようにテーブル46を再配置する。かかる針追跡は、針挿入がアキシャル平面に対して有意に曲がっている場合に特に適し、従って、かかる方法は、利用者の手をX線ビームの実質的に外部に保ちながらの針挿入を潜在的に可能にする。
図8は、針先端に追随するのに患者テーブルを移動させるのではなくマルチ・スライス検出器アレイのZ方向撮像範囲内で走査平面を自動的に移動させる追跡アルゴリズムの例示的な方法800の流れ図である。図9は、図8の方法800に記載されている関心領域を含むCTフルオロスコピィ走査画像域900の例である。取得されたデータは、1又は複数の再構成画像、未処理データ及び/又は前処理されたデータからの減弱情報を用いて解析されて、正確な針位置を実質的に決定する。針先端を表示する再構成画像は、針先端移動に従って自動的にスライドして、上部ビーム・コリメータは、患者及び操作者の被爆線量を低減するためにZ方向での針先端移動を自動的に追跡する。この実施形態の例では、関心領域は、検出器横列901〜916のような16枚の画像によって表わされており、各々の画像が16スライスの検出器の各スライスに対応している。
予め実行されている容積走査に基づいて、利用者は、針先端進入点及び目標物の各々に表示カーソルを配置する(ブロック802)。これら2個の点は、異なるテーブル位置(画像)に配置されて、計画的な針軌跡を決定することができる。
システムは、表示カーソル位置に基づく計算を用いて、針先端が所定の画像、例えば画像918に現われるように患者テーブルを移動させる(ブロック804)。この実施形態の例では、針の初期進入方向(3D角度)が、ガイド(すなわちレーザ、カリパス、光等)を用いて利用者によって調節される。代替的な実施形態では、初期進入角度の調節は、患者への挿入の直前に行なわれる患者の体外の針の極く低線量での連続走査又は「タップ」走査の取得に基づく。計算は、1よりも多い検出器横列によって取得されるデータに基づく少なくとも2枚の画像に基づく。
針のXY角度は、画像920からの情報に基づいて間断なく確認される(ブロック806)。Z軸に対する角度は、画像918及び画像920からの情報に基づいて間断なく確認される。
針移動方向は、実際の(現在の)画像と以前の画像918とを間断なく減算することにより画像918について算出される(ブロック808)。針移動が低速でフレーム・レートが高速である場合には、画像918についての減算は比較的長い時間間隔で行なわれる。
初期進入方向(3D角度)、算出された針移動方向及びスライス厚に基づいて、画像922について期待される針先端の出現区域924が予測される(ブロック810)。針が1枚のみの画像に完全に含まれている場合には、各々の隣接する画像、例えば画像920及び画像922が、予測される区域において両方とも監視される(ブロック812)。これらの区域は画像918での針先端位置に隣接して位置する。
画像922において予測される出現点に対応する区域は、以前に取得された参照画像922から実際の(現在の)画像922を減算することにより間断なく確認される(ブロック814)。針先端が画像922に達したという確認は、予測される出現区域の範囲内での急激な密度変化を観察することにより、及び/又は数枚の連続した再構成画像についての密度変化の確認により、確認される。針が剛体で、直線的であって相対的に小さい角度(z軸に対して)を有しているという特定的な場合には、針配置及び予測される区域918を監視するためには2枚の隣接する画像920及び922で十分である。彎曲した侵襲的なツールでは、比較的薄いスライス厚を用いて、予測される出現区域918を拡大して計算を行なうことができる。
確認の後に、システムは、横列906、907、908及び909の代わりに、横列907、908、909及び910から画像を形成し(ブロック816)、針先端は表示されている画像907に以前と同じく表示されており、上部ビーム・コリメータは対応する量及び方向でZ方向に平行移動する(ブロック818)。
システムは、実時間でオン・ラインで、針が予め決められた軌跡に沿って走行していることを確認する(ブロック820)。針が、予め決められた軌跡から選択自在の位置閾値を超えて実質的に逸脱した場合には、利用者に警告を指示する。かかる警告は、針軌跡と目標物区域とが同じ撮像平面に位置していないような手順について有利である。
例えばアレイの最後のスライスから出ることにより、針先端がマルチ・スライス検出器アレイのZ方向撮像範囲の限界に達したら(ブロック822)、利用者は、システムの表示能力の範囲内に針先端を保つために患者テーブルの移動が手動又は自動のいずれでも必要であるとの警告を与えられる。
針が1よりも多いスライス平面を横断することができる(すなわち針はスキャナのアキシャル平面に対して傾けられる)ので、例えばガントリを傾斜させることにより、かなりの利用者被爆線量の節減を達成することができる。システムは、用いられている特定の侵襲的処置について推奨される最適なガントリ傾斜角度を決定する(ブロック824)ようにプログラムされている。
以上に述べたイメージング・システムの実施形態は、医療器具挿入の精度のために薄いスライスによる詳細な撮像を保ちつつ広い走査範囲での撮像を表示する経費対効果が高く信頼性の高い手段を提供する。さらに明確に述べると、針の色符号化は、薄いスライスによる針配置を依然として示しつつ単一の厚いスライス画像を提供し、マルチ・スライスCTの両方の観点による利益を同時に享受することを容易にする。結果として、本発明の所載の実施形態は、経費対効果が高く信頼性の高い態様で患者を撮像することを容易にする。
以上、イメージング・システム、方法及び装置の例示的な実施形態について詳細に説明した。イメージング・システムの構成要素は、本書に記載した特定の実施形態に限定されておらず、各々のイメージング・システムの構成要素を、本書に記載した他の構成要素とは独立且つ別個に用いてもよい。例えば、上に記載したイメージング・システムの構成要素を異なるイメージング・システムと組み合わせて用いてもよい。本書に記載したシステム及び方法の様々な実施形態の技術的効果は、器具配置精度を高めた画像によって患者を撮像することを容易にするという少なくとも一つの効果を含んでいる。
本発明を様々な特定の実施形態について記載したが、当業者であれば、特許請求の範囲の要旨及び範囲内にある改変を施して本発明を実施し得ることを認められよう。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
マルチ・スライス容積CTイメージング・システムの見取り図である。 図1に示すマルチ・スライス容積CTイメージング・システムのブロック模式図である。 関心領域内に器具を表示する例示的な方法の流れ図である。 関心領域を含むCTフルオロスコピィ走査画像の例を示す図である。 図4に示す関心領域を含むCTフルオロスコピィ走査画像のもう一つの例を示す図である。 図2に示す表示器を介して出力することのできる表示例を示す図である。 図1に示すイメージング・システムと共に用いることのできる患者テーブルの一実施形態の側面模式図である。 マルチ・スライス検出器アレイのZ方向撮像範囲内で走査平面を自動的に移動させるための追跡アルゴリズムの例示的な方法の流れ図である。 図8の方法に記載されている関心領域を含むCTフルオロスコピィ走査画像域の例を示す図である。
符号の説明
10 CTイメージング・システム
12 ガントリ
14 放射線源
16 コーン・ビーム
18 検出器アレイ
20 検出器素子
22 対象又は患者
24 回転中心
26 制御機構
28 放射線制御器
30 ガントリモータ制御器
32 DAS
34 画像再構成器
36 コンピュータ
38 大容量記憶装置
40 コンソール
42 表示器
44 テーブル・モータ制御器
46 電動式テーブル
48 ガントリ開口
50 装置
52 媒体
300 例示的な方法
302 取得するステップ
304 決定するステップ
306 関連付けするステップ
308 表示するステップ
400 フルオロスコピィ走査画像域
402 関心領域
404 針
406 スライス
408 基部
410 赤スライス
412 橙スライス
416 橙スライス
418 針先端
420 黄スライス
422 淡緑スライス
424 緑スライス
426 スペクトル連続体
428 画像
430 画像部分
432 画像
434 画像部分
436 画像
437 画像部分
438 画像
439 画像部分
440 画像
442 画像
444 画像
500 フルオロスコピィ走査画像域
502 画像部分
504 画像部分
506 画像部分
508 画像部分
600 表示例
602 複合的な厚いスライス画像
604 複合ビュー
606 第一の表示域
608 第二の表示域
610 凡例
612 凡例
702 モータ
800 例示的な方法
802 配置するステップ
804 移動させるステップ
806 確認するステップ
808 移動方向を算出するステップ
810 予測するステップ
812 監視するステップ
814 確認するステップ
816 形成するステップ
818 平行移動させるステップ
820 確認するステップ
822 達するステップ
824 決定するステップ
900 フルオロスコピィ走査画像域
901 検出器横列
906 横列
907 横列
908 横列
909 横列
910 横列
916 検出器横列
918 画像
920 画像
922 画像
924 針先端出現区域

Claims (9)

  1. マルチ・スライス検出器、該マルチ・スライス検出器に結合されているプロセッサ、及び再構成画像を表示するように構成されている表示器(42)を備えたイメージング・システム(10)であって、前記プロセッサは、
    複数のマルチ・スライス走査データを受け取り、
    該マルチ・スライス走査データの複数のスライス(402)において器具の少なくとも一部を識別し、
    該識別された器具の部分を、前記複数のスライス(406)のそれぞれに関連付けされた異なる指標であって、前記指標が色、濃淡及び模様の少なくとも一つである、異なる指標により表示する(308)
    ように構成されている、イメージング・システム(10)。
  2. 前記指標は、色又は濃淡であり、前記色又は濃淡が、前記複数のスライスに渡って連続的に変化する、請求項1に記載のイメージング・システム(10)。
  3. 前記器具は針様器具又は生検針(404)であり、
    前記プロセッサは、侵襲型CTフルオロスコピィ時に器具を追跡するように構成される、請求項1又は2に記載のイメージング・システム(10)。
  4. 前記プロセッサはさらに、
    前記マルチ・スライス走査データの多数のスライス(406)を1枚の相対的に厚いスライスの画像(602)として結合させて用いて関心領域(402)の画像を表示し、
    前記複数のマルチ・スライス走査データの各々のスライスを用いて前記画像に同時に前記器具を表示する
    ようにプログラムされている、請求項1乃至のいずれかに記載のイメージング・システム(10)。
  5. 前記プロセッサはさらに、
    前記マルチ・スライス走査データの多数のスライス(406)を1枚の相対的に厚いスライスの画像(602)として結合させて用いて第一の表示域(606)に関心領域(402)の画像を表示し、
    前記複数のマルチ・スライス走査データの各々のスライスを用いて前記画像に同時に前記器具を表示し、それぞれのスライスに配置されている前記器具の各々の部分が、当該スライスに関連する指標を用いて表示されるようにし、
    前記第一の表示域の前記表示と同時に、前記マルチ・スライス走査データの単一のスライスを用いて第二の表示域(608)に前記関心領域を表示し、
    前記複数のマルチ・スライス走査データの各々のスライスを用いて前記第二の表示域に前記器具を表示し、それぞれのスライスに配置されている前記器具の各々の部分が、当該スライスに関連する指標を用いて表示されるようにする、
    ようにプログラムされている、請求項1乃至のいずれかに記載のイメージング・システム(10)。
  6. 前記プロセッサはさらに、前記第二の表示域(608)において前記マルチ・スライス走査データの選択されたスライス(406)をスクロールするようにプログラムされている、請求項に記載のイメージング・システム(10)。
  7. 前記プロセッサはさらに、選択されたスライスを指示する利用者からの入力を受け取って前記第二の表示域に表示するようにプログラムされている、請求項に記載のイメージング・システム。
  8. 複数のマルチ・スライス走査データを受け取り、
    該マルチ・スライス走査データの複数のスライス(406)に表示されている針様器具の少なくとも一部を、前記複数のスライスのそれぞれに関連付けされた異なる指標であって、前記指標が色、濃淡及び模様の少なくとも一つである、異なる指標により識別する
    ように構成されているコンピュータ・システム。
  9. 観察者による観察のために、前記多数の撮像データのスライス(406)に含まれる前記針様器具の位置の情報を保存しつつ、実時間フレーム・レートで前記スライスの画像を表示することをモニタに行なわせる
    ようにプログラムされている、
    請求項に記載のコンピュータ・システム。
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