JP5143264B2 - 溶液収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DNA,蛋白質などの試料を電気泳動により分離及び分析するキャピラリ電気泳動装置に関し、特に、試料溶液,バッファ溶液,試薬溶液,洗浄液、等の溶液を収容する溶液収納装置に関する。
キャピラリ電気泳動装置にて用いられる試料,試薬,バッファ,洗浄液等の溶液は、蒸発防止膜によって密閉された容器に収容されている。キャピラリは、蒸発防止膜に開けられた孔を通って容器内の液体と接触する。
蒸発防止膜は弾性材料からなる。キャピラリが蒸発防止膜の孔に貫通している時、孔は弾性力によって収縮し、蒸発防止膜はキャピラリの周囲を密閉する。キャピラリを蒸発防止膜の孔に通す時、キャピラリと孔の間の摩擦力に抗して、キャピラリを孔に押し込むための駆動力が必要となる。また、キャピラリを蒸発防止膜の孔から引き抜く時も、摩擦力に抗してキャピラリを引き抜くための駆動力が必要となる。キャピラリを蒸発防止膜の孔から引き抜く時、キャピラリと孔の間の摩擦力によって、蒸発防止膜は容器から持ち上げられる。この摩擦力が大きい場合には、蒸発防止膜ばかりでなく容器が持ち上げられることがある。
従来、この問題を解決するために、特許文献1などではストリッパが用いられ、蒸発防止膜をストリッパで下方に押さえつけることにより、蒸発防止膜からキャピラリを引き抜くときに、蒸発防止膜や容器が持ち上がらないようにしている。
また、特許文献2に記載されたキャピラリ電気泳動装置では、キャピラリの抜き差しを行っても、試料が入っているマイクロタイタープレートやバッファ容器等の各種容器が容器収納部から外れないように、ガイドが配置されている。
再公表特許(A1)WO2002/079773号公報 再公表特許(A1)WO2002/090968号公報
特許文献1に記載されたキャピラリ電気泳動装置では、ストリッパがオートサンプラに接触している間は常に下方向への力がストリッパからオートサンプラへ加わっている。オートサンプラは、例えばステッピングモータ等によって駆動するが、ステッピングモータが励磁されている間は、ステッピングモータの静止トルクによってオートサンプラが動くことはない。しかし、電気泳動装置の電源等が切られ、ステッピングモータが励磁されておらず、静止トルクが働いていない状態では、オートサンプラがストリッパに押され下に動いてしまう可能性がある。
また、特許文献2に記載されたキャピラリ電気泳動装置では、ガイドがあるために、キャピラリの抜き差し方向からは容器を取り付けることができず、キャピラリの抜き差し方向に対して垂直な方向である容器収納部の側面から容器を取り付ける。従って、容器の配置方向は限られ、取り扱いが不便である。
本発明の目的は、キャピラリを蒸発防止膜から引き抜くときに、キャピラリが蒸発防止膜から外れ易いキャピラリ電気泳動装置を提供することにある。
本発明はDNA,蛋白質などの試料を電気泳動により分離及び分析するキャピラリ電気泳動装置及びその溶液収納装置に関する。溶液収納装置は、キャピラリが貫通するためのキャピラリ孔を有する蒸発防止膜と、溶液を収納する容器と、容器を収納するための容器収納部と、を有する。蒸発防止膜に形成された係合部と容器に形成された係合部が係合することにより、蒸発防止膜は容器を覆うように保持される。
また、上下方向から容器を容器収納部に入れるため、任意の位置に任意の順序で容器を配置可能できる。
本発明によると、キャピラリを引き抜くときに、蒸発防止膜が外れることがない。また、任意の順番で容器を取り出すことができる。
実施例におけるキャピラリ電気泳動装置の概要を示す図である。 実施例におけるキャピラリ電気泳動装置のキャピラリアレイの構成を示す図である。 実施例におけるキャピラリ電気泳動装置の溶液収納装置の分解図である。 実施例におけるキャピラリ電気泳動装置の溶液収納装置の使用状態を示す図である。 実施例におけるキャピラリ電気泳動装置の溶液収納装置の組立方法を示す図である。 実施例におけるキャピラリ電気泳動装置の溶液収納装置の容器と蒸発防止膜の係合部の例を示す図である。
図1は本実施例のキャピラリ電気泳動装置の概要を示す。本例のキャピラリ電気泳動装置は、単数又は複数本のキャピラリ101を含むキャピラリアレイ102,キャピラリ101をポリマーに注入するためのポンプ機構103,キャピラリ101内のサンプルに光を照射し、サンプルの蛍光を検出するための光学系104,キャピラリ101に高電圧を加えるための高圧電源105,キャピラリ101を恒温に保つためのオーブン106,試料,溶液等が入った容器を搬送するためのオートサンプラ107を有する。
キャピラリ101は交換可能な部材であり、測定手法を変更する場合や、キャピラリ101に破損や品質の劣化がみられたときに、交換する。キャピラリ101は、内径が数十から数百ミクロン、外径が数百ミクロンのガラス管で構成され、表面はポリイミドでコーティングされている。キャピラリ101の内部は、電気泳動時に泳動速度差を与えるための分離媒体が充填される。分離媒体は流動性と、非流動性の双方が存在するが、本実施例では流動性のポリマーを用いる。
キャピラリ101の一端にはキャピラリヘッド205が設けられ、他端にはキャピラリ陰極端206が形成されている。キャピラリヘッド205は、キャピラリ101の端部を束ねたものであり、ポンプ機構103とキャピラリ101を接続させる機能を有する。キャピラリ陰極端206は、試料,溶液等に接触する。キャピラリ陰極端側では、キャピラリ101はロードヘッダ203によって固定されている。ロードヘッダ203には陰極電極114が設けられている。
光学系104は、照射系と検出系からなる。光学系104は、キャピラリ101のポリイミド被膜が除去されている部分、即ち、検出部に励起光を照射する機能を有する。検出系は、キャピラリ101の検出部内のサンプルからの蛍光を検出する機能を有する。検出系によって検出された光によって試料を分析する。
ポンプ機構103は、シリンジ108,ブロック109,逆支弁110,ポリマー容器111及び陽極バッファ容器112を有する。キャピラリヘッド205をブロック109に接続することで、キャピラリ101とブロック109内の流路が接続される。シリンジ108の操作により、ポリマー容器111内のポリマーがブロック109内の流路を経由してキャピラリ101に充填され又は詰め替えられる。キャピラリ101中のポリマーの詰め替えは測定の性能を向上するために測定毎に実施される。
陽極バッファ容器112には陽極電極113が配置されている。高圧電源105は、陽極電極113と陰極電極114の間に高圧電圧を印加する。
オーブン106は、断熱材とヒータが取り付けられた温度制御板より、キャピラリアレイ102を平面状に挟み込んで、キャピラリの温度を一定に保つ。温度制御板にはフィードバック用の温度センサが取り付けられている。また、キャピラリアレイのロードヘッダ203をオーブンに固定することで、キャピラリヘッド205の先端を所望の位置に固定することができる。
オートサンプラ107は、移動ステージを移動させるための3つの電動モータとリニアガイドを備えており、移動ステージを上下,左右、および奥行きの3軸方向に移動可能である。移動ステージは、バッファ容器,洗浄容器,廃液容器およびサンプルプレートを必要に応じてキャピラリ陰極端206まで搬送できる。
図2は、図1のキャピラリ電気泳動装置のキャピラリアレイ102の詳細を示す。キャピラリ101の一端には、キャピラリヘッド205が設けられ、他端には、キャピラリ陰極端206が形成されている。ロードヘッダ203には金属製の中空電極が装着されている。キャピラリ陰極端206は中空電極と貫通し、その先から突出している。キャピラリ101はシート207上に固定されている。シート207はロードヘッダ203により保持されている。光学系104は、コーンレンズ208、及び、基準ベース204を有する。キャピラリ101の検出部は基準ベース204上に保持される。光源からの励起光はコーンレンズ208を経由してキャピラリ101の検出部に照射される。
図3を参照して本発明のキャピラリ電気泳動装置によって用いられる溶液収納装置の例を説明する。図3(a)に示すように、本例の溶液収納装置は、容器300,容器収納部310、及び、蒸発防止膜320を有する。
容器300は、試料溶液,バッファ溶液,試薬溶液,洗浄液、等の溶液を収納するリザーバ部301,リザーバ部301の上面に設けられた1対の第1の係合部302,リザーバ部301の側面に形成された1対の第2の係合部303を有する。第2の係合部303は、溝303b、及び、この溝内に形成された凸部303aを有する。
容器収納部310は、容器300を保持するための保持部311と、保持部の上面より突出した1対の係合部313を有する。この係合部313は、突起部313bと、この突起部の先端に形成された爪部313aを有する。保持部311には切り欠き部312が形成されている。
蒸発防止膜320は、キャピラリが貫通するためのキャピラリ孔321と、第1の係合部302が係合するための係合部を有する。この係合部は、貫通孔322を有する。蒸発防止膜320は弾性材料からなり、例えば、ゴム,樹脂等からなる。
図3(b)は、本例の溶液収納装置が組み立てられた状態を示す。容器収納部310に容器300が保持され、容器300の上面を密閉するように蒸発防止膜320が装着されている。図3では、容器収納部310に1個の容器300が収納されているが、複数の容器300を並べて収納することもできる。例えば、3個の容器300を収納する場合には、3個の容器300を収納することができるように、容器収納部310の内部の寸法を設定すればよい。
次に、キャピラリの抜き差し方向と、容器300を容器収納部310に入れる方向について説明する。本例のキャピラリ電気泳動装置では、キャピラリの抜き差し方向は、蒸発防止膜320に直交する方向、即ち、容器収納部310の深さ方向に沿った方向である。
一方、容器300を容器収納部310に入れる方向は、キャピラリの抜き差し方向と同一の方向である。本例では、容器収納部310の上側から容器300を入れる。従って、容器300を入れる方向は、キャピラリの抜き差し方向と同一である。
図4は本実施例の溶液収納装置の使用状態を示す。蒸発防止膜320の孔322に容器300の第1の係合部302が貫通しており、容器300の凸部303aに容器収納部310は爪部313aが係合している。図示にように、リザーバ部301にバッファ溶液,試薬溶液,洗浄液,洗浄廃液等の溶液401が収納されている。
蒸発防止膜320のキャピラリ孔321は、円筒状の凹部321aと円錐状の底部321bと底部の下端に形成された貫通孔321cを含む。貫通孔321cは、一文字が切られた薄い膜によって構成されてよい。凹部321a及び底部321bは、蒸発防止膜320の下面より突出するように形成されている。
キャピラリ陰極端206を蒸発防止膜320のキャピラリ孔321に挿入するとき、キャピラリ陰極端206と貫通孔321cの間の摩擦力によって、蒸発防止膜320は、下方に働く力を受ける。しかしながら、蒸発防止膜320の縁は、容器300の上面によって支持されており、蒸発防止膜320が下方に移動することはない。
キャピラリ陰極端206を蒸発防止膜320のキャピラリ孔321から引き抜くとき、キャピラリ陰極端206と貫通孔321cの間の摩擦力によって、蒸発防止膜320は、上方に働く力を受ける。しかしながら、蒸発防止膜320の孔322と容器300の第1の係合部302は互いに係合しているため、蒸発防止膜320が容器300より離れて上方に移動することはない。キャピラリ陰極端206を蒸発防止膜320のキャピラリ孔321から引き抜くとき、キャピラリ陰極端206と貫通孔321cの間の摩擦力によって、容器300も、上方に働く力を受ける。しかしながら、容器300の凸部303aと容器収納部310の爪部313aは互いに係合しているため、容器300が容器収納部310より離れて上方に移動することはない。
こうして本実施例によると、キャピラリ陰極端206を蒸発防止膜320のキャピラリ孔321に挿入するときも、キャピラリ陰極端206を蒸発防止膜320のキャピラリ孔321から引き抜くときも、蒸発防止膜320及び容器300は、移動することがない。
蒸発防止膜320は、ゴムのような弾性材からなる。従って、キャピラリ陰極端206が蒸発防止膜320のキャピラリ孔321に挿入されていないとき、キャピラリ孔321は弾性力によって収縮し、閉じた状態となる。キャピラリ陰極端206が蒸発防止膜320のキャピラリ孔321に挿入されているとき、孔321は弾性力によって収縮し、孔321とキャピラリ陰極端206の間は密閉状態となる。従って、容器300の内部は常に密閉された状態となる。
本実施例では、蒸発防止膜320の下面から突出するように凹部321a及び底部321bを形成し、この底部321bに貫通孔321cを形成している。従って、貫通孔321cの拡大及び縮小が容易になる利点を有する。
図5を参照して、容器300,容器収納部310、及び、蒸発防止膜320を組み立てる方法を説明する。容器300の第1の係合部302は頭部302aと括れ部302bを有する。頭部302a及び括れ部302bは円形断面を有し、頭部302aの外径は括れ部302bの外径より大きい。図5(a)に示すように、蒸発防止膜320の孔322が容器300の第1の係合部302の頭部302aに係合するように、蒸発防止膜320を容器300の上面に配置する。蒸発防止膜320を容器300上に押し込むと、蒸発防止膜320の孔322の内径は、弾性変形して、大きくなる。更に、蒸発防止膜320を容器300上に押し込むと、蒸発防止膜320の孔322の内径は、頭部302aを通過することができるまで拡大する。蒸発防止膜320の孔322は、容器300の第1の係合部302の頭部302aを通過すると、元の寸法に戻る。図5(b)に示すように、蒸発防止膜320の孔322は、容器300の第1の係合部302の括れ部302bに係合している。
容器300を容器収納部310内に挿入すると、図5(c)に示すように、容器300の凸部303aに容器収納部310は爪部313aが当接する。更に容器300を容器収納部310内に挿入すると、容器収納部310は爪部313aが弾性変形し、容器300の凸部303aが容器収納部310の爪部313aを乗り越えることができる。図5(d)に示すように、容器300の凸部303aが容器収納部310の爪部313aを乗り越えると、容器収納部310は爪部313aは元の状態に戻る。こうして容器300の第2の係合部303は容器収納部310の係合部313に係合する。この状態のとき、容器300を容器収納部310から引き離すように持ち上げても、容器300の凸部303aが容器収納部310の爪部313aに係合しており、容器300を容器収納部310から引き離すことはできない。
本発明のキャピラリ電気泳動装置の溶液収納装置では、キャピラリを蒸発防止膜から引き抜くとき、蒸発防止膜320の孔322と容器300の第1の係合部302は互いに係合しているため、蒸発防止膜が容器から外れること及び容器が容器収納部から外れることを確実に防ぐことができる。
本実施例のキャピラリ電気泳動装置の溶液収納装置では、蒸発防止膜320の孔322は蒸発防止膜320の下面より突出するように形成されているため、孔322の弾性変形量は僅かである。従って、蒸発防止膜320の孔322と容器300の第1の係合部302を係合させるために、最低限の外力を作用させればよい。また、キャピラリを抜き差しするとき、キャピラリと蒸発防止膜の孔の間の摩擦力は小さく、キャピラリを抜き差しするために必要な力が少ない。
本実施例のキャピラリ電気泳動装置の溶液収納装置では、キャピラリ抜き差し方向に沿って、蒸発防止膜を容器に装着し、キャピラリ抜き差し方向に沿って、容器を容器収納部に挿入する。従って、複数の容器を容器収納部に収納することができるように構成されている場合、任意の容器を任意の順番で出し入れすることができる。そのため、溶液収納装置の操作性が向上する。
図6を参照して、本実施例によるキャピラリ電気泳動装置の溶液収納装置の容器と蒸発防止膜の係合部の例を説明する。本例の溶液収納装置は、容器300,容器収納部310、及び、蒸発防止膜320を有する。蒸発防止膜320は、キャピラリが貫通するためのキャピラリ孔321が設けられている。容器300を容器収納部310に挿入する方法は図5の例と同様である。
図6(a)に示す例では、容器300の上端の鍔部304に孔305が設けられ、蒸発防止膜320に、係合部325が設けられている。係合部325は頭部325aと括れ部325bを有する突起部である。この突起部は、蒸発防止膜320より下方に、即ち、重力方向に延びている。係合部325の括れ部325bが容器300の孔305に係合し、係合部325の頭部325aが容器300の孔305より突出する。蒸発防止膜320の係合部325が容器300に孔305に係合することにより、蒸発防止膜320は容器300に保持される。
図6(b)に示す例では、蒸発防止膜320の端部に掴み部326が形成されている。
容器300の上端の鍔部304に蒸発防止膜320の掴み部326が係合することにより、蒸発防止膜320は容器300に保持される。図6(c)に示す例では、容器300の上端に掴み部307が形成されている。蒸発防止膜320の端部が容器300に掴み部307に係合することにより、蒸発防止膜320は容器300に保持される。
図6(d)に示す構造は、図6(a)の例と図5の例を組み合わせたものであり、左右非対称な構造である。即ち、一方の端部では、蒸発防止膜320に、頭部325aと括れ部325bを有する突起部からなる係合部325が設けられている。容器300の鍔部304に、孔305が設けられている。容器300の孔305に、蒸発防止膜320の係合部325が係合する。他方の端部では、容器300の上端に、頭部302aと括れ部302bを有する突起部である係合部302が設けられている。蒸発防止膜320に、孔322が設けられている。蒸発防止膜320の孔322に、容器300の係合部302の頭部302aが係合する。
図6に示した容器と蒸発防止膜の係合部の例では、キャピラリを蒸発防止膜から引き抜くとき、蒸発防止膜320と容器300は互いに係合しているため、蒸発防止膜が容器から外れること及び容器が容器収納部から外れることを確実に防ぐことができる。更に、蒸発防止膜320のキャピラリ孔321が変形しないため、キャピラリ孔321とキャピラリの間に発生する摩擦を最小にすることができる。従って、キャピラリを蒸発防止膜から容易に引き抜くことができる。
キャピラリを蒸発防止膜から引き抜くときばかりでなく、キャピラリを蒸発防止膜に挿入する場合も同様である。即ち、キャピラリを蒸発防止膜に挿入するとき、蒸発防止膜320のキャピラリ孔321が変形しないため、キャピラリ孔321とキャピラリの間に発生する摩擦を最小にすることができる。従って、キャピラリを蒸発防止膜に容易に挿入することができる。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者に容易に理解されよう。
101 キャピラリ
102 キャピラリアレイ
103 ポンプ機構
104 光学系
105 高圧電源
106 オーブン
107 オートサンプラ
108 シリンジ
109 ブロック
110 逆支弁
111 ポリマー容器
112 陽極バッファ容器
113 陽極電極
114 陰極電極
203 ロードヘッダ
204 基準ベース
205 キャピラリヘッド
206 キャピラリ陰極端
207 シート
208 コーンレンズ
300 容器
301 リザーバ部
302,303,313,325 係合部
302a,325a 頭部
302b,325b 括れ部
303a 凸部
303b 溝
304 鍔部
305,321,322 孔
307,326 掴み部
310 容器収納部
311 保持部
312 切り欠き部
313a 爪部
313b 突起部
320 蒸発防止膜
321a 凹部
321b 底部
321c 貫通孔
401 溶液

Claims (7)

  1. キャピラリが貫通するためのキャピラリ孔を有する蒸発防止膜と、溶液を収納する容器と、該容器を収納するための容器収納部と、を有し、上記蒸発防止膜に上記キャピラリ孔とは別に形成された係合孔と上記容器の上端に形成された突起が係合することにより、上記蒸発防止膜は上記容器を覆うように保持され、
    上記容器の突起は頭部と括れ部を有し、上記容器の突起が上記蒸発防止膜の上記係合孔に係合するとき、上記容器の上記括れ部が上記蒸発防止膜の上記係合孔に係合し、上記頭部が上記蒸発防止膜の上記係合孔より突出しており、
    上記突起の突出方向は、上記キャピラリが上記キャピラリ孔に貫通する貫通方向と同一であることを特徴とする溶液収納装置。
  2. 請求項1記載の溶液収納装置において、キャピラリを上記キャピラリ孔に抜き差しする方向と、上記容器を上記容器収納部に出し入れする方向は同一であることを特徴とする溶液収納装置。
  3. 請求項1記載の溶液収納装置において、キャピラリを上記キャピラリ孔に抜き差しする方向は重力方向であることを特徴とする溶液収納装置。
  4. 請求項1記載の溶液収納装置において、上記キャピラリ孔は、上記蒸発防止膜に形成された円筒状の凹部と円錐状の底部と該底部の先端に形成された貫通孔によって形成され、上記蒸発防止膜の下面より突出していることを特徴とする溶液収納装置。
  5. 請求項記載の溶液収納装置において、上記貫通孔は一文字が切られた膜によって構成されていることを特徴とする溶液収納装置。
  6. 請求項1記載の溶液収納装置において、上記蒸発防止膜は弾性材によって形成されていることを特徴とする溶液収納装置。
  7. 請求項1記載の溶液収納装置において、上記蒸発防止膜のキャピラリ孔は、キャピラリが貫通していないとき弾性力によって閉じていることを特徴とする溶液収納装置。
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