JP5141865B2 - 環状炭酸エステル化合物の製造方法 - Google Patents

環状炭酸エステル化合物の製造方法 Download PDF

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本発明は、環状炭酸エステル化合物の新規製造方法に関する。本発明の方法により得られる環状炭酸エステル化合物は、医薬品などの生理活性化合物の合成中間体または原体、有機溶剤またはポリカーボネート樹脂製造の原料モノマーとして有用である。
環状炭酸エステル化合物は、様々な医薬品などの生理活性化合物の合成中間体または原体、有機溶剤やポリカーボネート樹脂製造の原料モノマーとして有用な化合物であり、安価な製造方法が求められている。プロパルギルアルコールに対する二酸化炭素の挿入反応は、これらの化合物を安価かつ効率的に製造する有力な方法である。
プロパルギルアルコールに対する二酸化炭素の挿入反応は古くから知られており、これまでに、銅(例えば、非特許文献1参照。)、コバルト(例えば、非特許文献2参照。)、パラジウム(例えば、非特許文献3参照。)あるいはホスフィン(例えば、非特許文献4参照。)を触媒とする反応が報告されている。また、ホスフィンを触媒として超臨界二酸化炭素中で反応させる方法も報告されている(例えば、非特許文献5参照。)。
Y. Gu, F. Shi, Y. Deng, J. Org. Chem. 2004, 69, 391-394. Y. Inoue, J. Ishikawa, M. Taniguchi, H. Hashimoto, Bull. Chem. Soc. Jpn. 1986, 60, 1204-1206. K. Uemura, T. Kawaguchi, H. Takayama, A. Nakamura, Y. Inoue, J. Mol. Cata. A: Chem. 1999, 139, 1-9. J. Fournier, C. Bruneau, P. H. Dixneuf, Tetrahedron Lett. 1990, 31, 1721-1722. Y. Kayaki, M. Yamamoto, T. Ikariya, J. Org. Chem. 2007, 72, 647-649.しかしながら、それらの方法では、高温・高圧の反応条件を必要とし、また一部の例外を除いて末端アルキンとの反応への適用に限定されている。
本発明の目的は、医薬品などの生理活性化合物の合成中間体または原体、有機溶剤やポリカーボネート樹脂製造の原料モノマーとして有用である環状炭酸エステル化合物を製造する簡便かつ安価な方法を提供することである。
そこで本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、種々のケトン類と種々のアセチレン化合物から容易に製造可能な、3−置換プロパルギルアルコールを含む種々のプロパルギルアルコールと二酸化炭素の反応が、アミン類の存在下、触媒量の金属化合物により、従来技術に比べ低温で速やかに進行し、対応する種々の環状炭酸エステル化合物を高収率で与えることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は:
1.
式(1):
(式中、R及びRは、同一あるいは異なって、水素原子、C1−6アルキル基、(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表すか、またはRとRが互いに結合して3から8員環を表し、Rは、水素原子、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表す。)で表されるプロパルギルアルコール化合物を、二酸化炭素、アミン類及び式(2):
AgX (2)
(式中Agは銀原子を、Xは塩を形成し得る陰イオン対を表す。)で表される金属化合物の存在下で反応させることによる、式(3):

(式中、R、R及びRは上記と同義であり、Rの幾何異性はE体、Z体、又はE体とZ体の混合物である。)
で表される環状炭酸エステル化合物の製造方法。
2.
及びRが、同一あるいは異なって、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはC6−12アリール基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)またはフェニル基(該フェニル基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表すか、またはRとRが互いに結合してC3−8シクロアルキルを表す1.記載の製造方法。
3.
が、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはフェニル基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)またはフェニル基(該フェニル基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表す1.または2.記載の製造方法。
4.
及びRが、同一あるいは異なって、C1−6アルキル基またはフェニル基を表すか、またはRとRが互いに結合してC5−6シクロアルキルを表す2.または3.記載の製造方法。
5.
が、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはフェニル基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)またはフェニル基を表す2.から4.記載のいずれか1項に記載の製造方法。
6.
用いるアミン類が環状有機強塩基類である1.から5.のいずれか1項に記載の製造方法。
7.
用いる環状有機強塩基類が1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセンである6.記載の製造方法。
8.
反応温度が0℃から30℃である1.から7.のいずれか1項に記載の製造方法を提供するものである。
本発明の方法によれば、安価な二酸化炭素とプロパルギルアルコールを用いて高純度の環状炭酸エステル化合物を簡便に製造することができる。環状炭酸エステル化合物は、医薬品などの生理活性化合物の合成中間体または原体、有機溶剤やポリカーボネート樹脂製造の原料モノマーとして有用である。
以下、本発明について、詳細に説明する。
なお本発明において、「n」はノルマルを、「i」または「iso」はイソを、「s」又は「sec」はセカンダリーを、「t」又は「tert」はターシャリーを、「c」はシクロを、「o」はオルトを、「m」はメタを、「p」はパラを、「Ts」はp−メチルフェニルスルホニル基を、「Tf」はトリフルオロメタンスルホニル基を、「Ms」はメタンスルホニル基を、「Ac」はアセチル基を、「Ph」はフェニル基を、「Me」はメチル基を、「Et」はエチル基を、「THP」はテトラヒドロピラニル基を意味する。
本発明において原料として用いられるプロパルギルアルコール化合物は、式(1)

で表され、
式中、R及びRは、同一あるいは異なって、水素原子、C1−6アルキル基、(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表すか、またはRとRが互いに結合して3から8員環を表し、Rは、水素原子、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表す。
、R、RにおけるC1−6アルキル基とは炭素数1から6の直鎖状、分岐鎖状または環状のアルキル基であり、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、c-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、c-ブチル、1-メチル-c-プロピル、2-メチル-c-プロピル、n-ペンチル、1-メチル-n-ブチル、2-メチル-n-ブチル、3-メチル-n-ブチル、1,1-ジメチル-n-プロピル、1,2-ジメチル-n-プロピル、2,2-ジメチル-n-プロピル、1-エチル-n-プロピル、c-ペンチル、1-メチル-c-ブチル、2-メチル-c-ブチル、3-メチル-c-ブチル、1,2-ジメチル-c-プロピル、2,3-ジメチル-c-プロピル、1-エチル-c-プロピル、2-エチル-c-プロピル、n-ヘキシル、1-メチル-n-ペンチル、2-メチル-n-ペンチル、3-メチル-n-ペンチル、4-メチル-n-ペンチル、1,1-ジメチル-n-ブチル、1,2-ジメチル-n-ブチル、1,3-ジメチル-n-ブチル、2,2-ジメチル-n-ブチル、2,3-ジメチル-n-ブチル、3,3-ジメチル-n-ブチル、1-エチル-n-ブチル、2-エチル-n-ブチル、1,1,2-トリメチル-n-プロピル、1,2,2-トリメチル-n-プロピル、1-エチル-1-メチル-n-プロピル、1-エチル-2-メチル-n-プロピル、c-ヘキシル、1-メチル-c-ペンチル、2-メチル-c-ペンチル、3-メチル-c-ペンチル、1-エチル-c-ブチル、2-エチル-c-ブチル、3-エチル-c-ブチル、1,2-ジメチル-c-ブチル、1,3-ジメチル-c-ブチル、2,2-ジメチル-c-ブチル、2,3-ジメチル-c-ブチル、2,4-ジメチル-c-ブチル、3,3-ジメチル-c-ブチル、1-n-プロピル-c-プロピル、2-n-プロピル-c-プロピル、1-i-プロピル-c-プロピル、2-i-プロピル-c-プロピル、1,2,2-トリメチル-c-プロピル、1,2,3-トリメチル-c-プロピル、2,2,3-トリメチル-c-プロピル、1-エチル-2-メチル-c-プロピル、2-エチル-1-メチル-c-プロピル、2-エチル-2-メチル-c-プロピル及び2-エチル-3-メチル-c-プロピル等の基が代表的である。本発明における好ましいアルキル基は、C1−3アルキル基であり、さらに好ましくはメチル基およびエチル基である。
また、RとRとが互いに結合して3−8員環を形成してもよい。このような環構造の例としては、例えばシクロペンタン環、シクロヘキサン環、ピロリジン環、ピペリジン環等が挙げられる。これらの環は置換基を有していてもよく。置換基としては、例えば、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、スルホニル基等の前記と同様の基が挙げられる。本発明におけるRとRが形成する好ましい環構造は、C3−8シクロアルキルであり、具体的はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルが挙げられる。さらに好ましい構造はC5−6シクロアルキルであり、具体的はシクロペンチル、シクロヘキシルである。
、R、RにおけるC6−12アリール基とは、炭素数6から12の芳香族基であり、例えばフェニル基、インデニル基、ナフチル基、テトラヒドロナフチル基等の置換又は非置換の芳香族基が代表的である。本発明における好ましいC6−12アリール基としてはフェニル基が挙げられる。
、R、RにおけるC1−6アルコキシ基とは炭素数1から6の直鎖状、分岐鎖状または環状のアルコキシ基であり、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、i-プロポキシ、c-プロポキシ、n-ブトキシ、i-ブトキシ、s-ブトキシ、t-ブトキシ、c-ブトキシ、1-メチル-c-プロポキシ、2-メチル-c-プロポキシ、n-ペンチルオキシ、1-メチル-n-ブトキシ、2-メチル-n-ブトキシ、3-メチル-n-ブトキシ、1,1-ジメチル-n-プロポキシ、1,2-ジメチル-n-プロポキシ、2,2-ジメチル-n-プロポキシ、1-エチル-n-プロポキシ、c-ペンチルオキシ、1-メチル-c-ブトキシ、2-メチル-c-ブトキシ、3-メチル-c-ブトキシ、1,2-ジメチル-c-プロポキシ、2,3-ジメチル-c-プロポキシ、1-エチル-c-プロポキシ、2-エチル-c-プロポキシ、n-ヘキシルオキシ、1-メチル-n-ペンチルオキシ、2-メチル-n-ペンチルオキシ、3-メチル-n-ペンチルオキシ、4-メチル-n-ペンチルオキシ、1,1-ジメチル-n-ブトキシ、1,2-ジメチル-n-ブトキシ、1,3-ジメチル-n-ブトキシ、2,2-ジメチル-n-ブトキシ、2,3-ジメチル-n-ブトキシ、3,3-ジメチル-n-ブトキシ、1-エチル-n-ブトキシ、2-エチル-n-ブトキシ、1,1,2-トリメチル-n-プロポキシ、1,2,2-トリメチル-n-プロポキシ、1-エチル-1-メチル-n-プロポキシ、1-エチル-2-メチル-n-プロポキシ、c-ヘキシルオキシ、1-メチル-c-ペンチルオキシ、2-メチル-c-ペンチルオキシ、3-メチル-c-ペンチルオキシ、1-エチル-c-ブトキシ、2-エチル-c-ブトキシ、3-エチル-c-ブトキシ、1,2-ジメチル-c-ブトキシ、1,3-ジメチル-c-ブトキシ、2,2-ジメチル-c-ブトキシ、2,3-ジメチル-c-ブトキシ、2,4-ジメチル-c-ブトキシ、3,3-ジメチル-c-ブトキシ、1-n-プロピル-c-プロポキシ、2-n-プロピル-c-プロポキシ、1-i-プロピル-c-プロポキシ、2-i-プロピル-c-プロポキシ、1,2,2-トリメチル-c-プロポキシ、1,2,3-トリメチル-c-プロポキシ、2,2,3-トリメチル-c-プロポキシ、1-エチル-2-メチル-c-プロポキシ、2-エチル-1-メチル-c-プロポキシ、2-エチル-2-メチル-c-プロポキシ及び2-エチル-3-メチル-c-プロポキシ等の基が挙げられる。本発明における好ましいアルコキシ基は、C1−3アルコキシ基であり、さらに好ましくはメトキシ基である。
、R、Rにおける保護基としては、C1-4アルコキシメチル基(例えばMOM(メトキシメチル)基、MEM(2−メトキシエトキシメチル)基、エトキシメチル基、n-プロポキシメチル基、i-プロポキシメチル基、n-ブトキシメチル基、iBM(イソブチルオキシメチル)基、BUM(t-ブトキシメチル)基、POM(ピバロイルオキシメチル)基及びSEM(トリメチルシリルエトキシメチル)基等が挙げられ、好ましくはMOM(メトキシメチル)基、MEM(2-メトキシエトキシメチル)基、POM(ピバロイルオキシメチル)基等が挙げられる)、アリールオキシメチル基(例えばBOM(ベンジルオキシメチル)基、PMBM(p-メトキシベンジルオキシメチル)基及びp-AOM(p-アニシルオキシメチル)基等が挙げられ、好ましくはベンジルオキシメチル基等が挙げられる)、C1-4アルキルアミノメチル基(例えばジメチルアミノメチル基等が挙げられる)、置換アセタミドメチル基(例えばAcm(アセタミドメチル)基及びTacm(トリメチルアセタミドメチル)基等が挙げられる)、置換チオメチル基(例えばMTM(メチルチオメチル)基、PTM(フェニルチオメチル)基、Btm(ベンジルチオメチル)基等が挙げられる)、カルボキシル基、C1-7アシル基(例えばホルミル基、アセチル基、フルオロアセチル基、ジフルオロアセチル基、トリフルオロアセチル基、クロロアセチル基、ジクロロアセチル基、トリクロロアセチル基、プロピオニル基、Pv(ピバロイル)基及びチグロイル基等が挙げられる)、アリールカルボニル基(例えばベンゾイル基、p-ブロモベンゾイル基、p-ニトロベンゾイル、2,4-ジニトロベンゾイル基、ベンゾイルホルミル基、ベンゾイルプロピオニル基、3-フェニルプロピオニル基等が挙げられる)、C1-4アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n-プロポキシカルボニル基、i-プロポキシカルボニル基、n-ブトキシカルボニル基、i-ブトキシカルボニル基、BOC(t-ブトキシカルボニル)基、AOC(t-アミルオキシカルボニル)基、VOC(ビニルオキシカルボニル)基、AOC(アリルオキシカルボニル)基、Teoc(2-(トリメチルシリル)エトキシカルボニル)基、Troc(2,2,2-トリクロロエトキシカルボニル)基等が挙げられ、好ましくはBOC基等が挙げられる)、アリールオキシカルボニル基(例えばZ(ベンジルオキシカルボニル)基、p-ニトロベンジルオキシカルボニル基、MOZ(p-メトキシベンジルオキシカルボニル)基等が挙げられる)、C1-4アルキルアミノカルボニル基(例えばメチルカルバモイル基、Ec(エチルカルバモイル)基、n-プロピルカルバモイル基等が挙げられる)、アリールアミノカルボニル基(例えばフェニルカルバモイル基等が挙げられる)、トリアルキルシリル基(例えばTMS(トリメチルシリル)基、TES(トリエチルシリル)基、TIPS(トリイソプロピルシリル)基、DEIPS(ジエチルイソプロピルシリル)基、DMIPS(ジメチルイソプロピルシリル)基、DTBMS(ジ-t-ブチルメチルシリル)基、IPDMS(イソプロピルジメチルシリル)基、TBDMS(t-ブチルジメチルシリル)基、TDS(テキシルジメチルシリル)基等が挙げられ、好ましくはTBDMS(t-ブチルジメチルシリル)基等が挙げられる)、トリアルキルアリールシリル基(例えばDPMS(ジフェニルメチルシリル)基、TBDPS(t-ブチルジフェニルシリル)基、TBMPS(t-ブチルジメトキシフェニルシリル)基、TPS(トリフェニルシリル)基、ジメチルフェニルシリル等が挙げられる)、アルキルスルホニル基(例えばMs(メタンスルホニル)基、エタンスルホニル基、ベンジルスルホニル基等が挙げられる)及びアリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、Ts(p-トルエンスルホニル)基、p-クロロベンゼンスルホニル基、MBS(p-メトキシベンゼンスルホニル)基、m-ニトロベンゼンスルホニル基、iMds(2,6-ジメトキシ-4-メチルベンゼンスルホニル)基、Mds(2,6-ジメチル-4-メトキシベンゼンスルホニル)基、Mtb(2,4,6-トリメトキシベンゼンスルホニル)基、Mte(2,3,5,6-テトラメチル-4-メトキシベンゼンスルホニル)基、Mtr(2,3,6-トリメチル-4-メトキシベンゼンスルホニル)基、Mts(2,4,6-トリメチルベンゼンスルホニル)基、Pme(ペンタメチルベンゼンスルホニル)基等が挙げられる)等が挙げられる。
また、その他に、1-メチル-1-メトキシエチル基、1-エトキシエチル基、2,2,2-トリクロロエチル基、2-トリメチルシリルエトキシ基、t-ブチル基、アリル基、ベンジル基、p-メトキシベンジル基、2,4-ジニトロフェニル基、p-クロロフェニル基、p-メトキシフェニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基等が挙げられる。好ましい保護基としては、トリアルキルシリル基、トリアルキルアリールシリル基又はテトラヒドロピラニル基が挙げられ、さらに好ましくは、ジメチルフェニルシリル又はテトラヒドロピラニル基である。
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子である。
本発明において使用される金属化合物としては、式(2)
AgX (2)
で表される金属塩が用いられる。
ここで、前記式(2)において、Agは銀原子を、Xは塩を形成し得る陰イオン対を表す。
上記式(2)におけるXとしては、F、Cl、Br、I、OH、CHCO 、p−CHSO 、CFSO 、PF 、BF 、BPh 、SbF 、ClO などが代表的である。
前記式(2)で表される金属化合物の具体例としては、シアン化銀(I)、トリフルオロメタンスルホン酸銀(I)、炭酸銀(I)、テトラフルオロホウ酸銀(I)、フッ化銀(I)、ヘキサフルオロリン酸銀(I)、ヘキサフルオロアンチモン酸銀(I)、過塩素酸銀(I)、メタンスルホン酸銀(I)、酢酸銀(I)、p−トルエンスルホン銀(I)等が挙げられる。
本発明において用いられる前記式(2)で表される金属化合物の使用量は、通常式(1)の化合物1モルに対して0.01から100モル%であり、好ましくは0.1から20モル%、更に好ましくは0.5から10モル%である。
本発明において用いられるアミン類として、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、エチルメチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、エチルジメチルアミン、ジエチルメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、N−メチルピロリジン、N−エチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン等のアルキルアミン類、N−トリメチルシリルジメチルアミン、N−トリエチルシリルジメチルアミン、N−tert−ブチルメチルシリルジメチルアミン、N−トリメチルシリルジエチルアミン、N−トリエチルシリルジエチルアミン、N−tert−ブチルジメチルシリルジエチルアミン、N−トリメチルシリル−n−プロピルアミン、N−トリエチルシリルジ−n−プロピルアミン、N−tert−ブチルジメチルシリルジ−n−プロピルアミン、N−トリメチルシリルジイソプロピルアミン、N−トリエチルシリルジイソプロピルアミン、N−tert−ブチルジメチルシリルジイソプロピルアミン等のアルキルシリルアミン類、トリメチルアミン−N−オキシド、トリエチルアミン−N−オキシド、トリ−n−プロピルアミン−N−オキシド、トリイソプロピルアミン−N−オキシド等のアルキルアミン−N−オキシド類、アニリン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、N−n−プロピルアニリン、N−イソプロピルアニリン、ジメチルフェニルアミン、エチルメチルフェニルアミン、ジエチルフェニルアミン、ジフェニルアミン、ジフェニルメチルアミン、ジフェニルエチルアミン、n−プロピルジフェニルアミン、イソプロピルジフェニルアミン、トリフェニルアミン等のアリールアミン類、N−トリメチルシリルジフェニルアミン、N−トリエチルシリルジフェニルアミン、N−tert−ブチルジメチルシリルジフェニルアミン等のアリールシリルアミン類、ジメチルフェニルアミン−N−オキシド、エチルメチルフェニルアミン−N−オキシド、ジエチルフェニルアミン−N−オキシド、ジフェニルメチルアミン−N−オキシド、ジフェニルエチルアミン−N−オキシド、n−プロピルジフェニルアミン−N−オキシド、イソプロピルジフェニルアミン−N−オキシド、トリフェニルアミン−N−オキシド等のアリールアミン−N−オキシド類、ピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン、2−エチルピリジン、3−エチルピリジン、4−エチルピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、4−メトキシピリジン、4−シアノピリジン等のピリジン類、ピリジン−N−オキシド、2−メチルピリジン−N−オキシド、3−メチルピリジン−N−オキシド、4−メチルピリジン−N−オキシド、2−エチルピリジン−N−オキシド、3−エチルピリジン−N−オキシド、4−エチルピリジン−N−オキシド、4−ジメチルアミノピリジン−N−オキシド、4−メトキシピリジン−N−オキシド、4−シアノピリジン−N−オキシド等のピリジン−N−オキシド類、ピロール、2−メチルピロール、3−メチルピロール、N−メチルピロール、2−エチルピロール、3−エチルピロール、N−エチルピロール、N−トリメチルシリルピロール、N−トリエチルシリルピロール、N−tert−ブチルジメチルシリルピロール等のピロール類、イミダゾール、N−メチルイミダゾール、1、2−ジメチルイミダゾール、1、4−ジメチルイミダゾール、1、5−ジメチルイミダゾール、N−エチルイミダゾール、N−n−プロピルイミダゾール、N−イソプロピルイミダゾール、N−n−ブチルイミダゾール、N−トリメチルシリルイミダゾール、N−トリエチルシリルイミダゾール、N−tert−ブチルジメチルシリルイミダゾール等のイミダゾール類、トリアゾール、N−メチルトリアゾール、1、3−ジメチルトリアゾール、1、5−ジメチルトリアゾール、N−エチルトリアゾール、N−n−プロピルトリアゾール、N−イソプロピルトリアゾール、N−トリメチルシリルトリアゾール、N−トリエチルシリルトリアゾール、N−tert−ブチルジメチルシリルトリアゾール等のトリアゾール類、テトラゾール、N−メチルテトラゾール、1、5−ジメチルテトラゾール、N−エチルテトラゾール、N−n−プロピルテトラゾール、N−イソプロピルテトラゾール、N−トリメチルシリルテトラゾール、N−トリエチルシリルテトラゾール、N−tert−ブチルジメチルシリルテトラゾール等のテトラゾール類、オキサゾール、2−メチルオキサゾール、4−メチルオキサゾール、5−メチルオキサゾール、2、4−ジメチルオキサゾール、2、5−ジメチルオキサゾール、2、4、5−トリメチルオキサゾール、2−エチルオキサゾール、4−エチルオキサゾール、5−エチルオキサゾール等のオキサゾール類、イソオキサゾール、3−メチルイソオキサゾール、4−メチルイソオキサゾール、5−メチルイソオキサゾール、3、4−ジメチルイソオキサゾール、3、5−ジメチルイソオキサゾール、3、4、5−トリメチルイソオキサゾール、3−エチルイソオキサゾール、4−エチルイソオキサゾール、5−エチルイソオキサゾール等のイソオキサゾール類、モルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−n−プロピルモルホリン、N−イソプロピルモルホリン、N−n−ブチルモルホリン、N−sec−ブチルモルホリン、N−tert−ブチルモルホリン等のモルホリン類、N−トリメチルシリルモルホリン、N−トリエチルシリルモルホリン、N−tert−ブチルジメチルシリルモルホリン等のN−シリルモルホリン類、N−メチルモルホリン−N−オキシド、N−エチルモルホリン−N−オキシド等のモルホリン−N−オキシド類、1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1、5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン等の環状有機強塩基類等が挙げられる。好ましくはアミン類としては、1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1、5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン等の超強塩基類が挙げられ、さらに好ましくは、1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセンである。
本発明において用いるアミン類の使用量は、通常式(1)の化合物1モルに対して1から200モル%であり、好ましくは50から150モル%、更に好ましくは90から120モル%である。
本発明において用いる二酸化炭素の使用量に特に制限はないが、通常二酸化炭素雰囲気下、もしくは二酸化炭素加圧条件下で反応を行う。このうち、好ましい二酸化炭素圧は0.1MPaから10MPa、更に好ましくは0.1MPaから2MPaの範囲である。また、窒素やアルゴン等の反応に顕著な影響を与えない不活性ガスと二酸化炭素との混合ガス下で反応を行うこともできる。
反応温度は、通常−40℃から50℃が好ましく、更には0℃から30℃が好ましい。
反応時間は、反応条件により異なるが、通常1から100時間である。
また、本発明においては、必要に応じて溶媒を使用することができる。用いられる溶媒としては、使用されるプロパルギルアルコール化合物、二酸化炭素及びアミン類と反応しないものであれば特に制限はなく、例えば炭化水素類、エーテル類、エステル類、ケトン類、ハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。具体的には、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1、4−ジオキサン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、クロロホルム、ジクロロエタン、トリクロロエタン、クロロベンゼン等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上混合して用いてもかまわない。これらのうち、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素溶媒またはトルエンなどの芳香族系炭化水素溶媒が好ましく、更にはトルエンが好ましい。溶媒の使用量としては、原料であるプロパルギルアルコール化合物に対して質量比で0.5から100、好ましくは1から50の範囲で添加することができる。
上記の方法にしたがって、プロパルギルアルコール化合物(1)と、二酸化炭素と、アミン類と、金属触媒(2)とを反応させることにより、式(3)で表される環状炭酸エステルを得ることができる。反応後に得られる式(3)で表される環状炭酸エステル化合物は、公知の方法、例えばカラムクロマトグラフィー等により精製、単離することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
トルエン1.0mLに2−メチル−6−フェニル−3−ヘキシン−2−オール(47.0mg、0.25 mmol)を溶解させ、10mol%の酢酸銀(3mg)、1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU(登録商標))(38.0mg、0.25 mmol)を加え、1.0MPaの二酸化炭素雰囲気下室温で5時間撹拌する。反応終了後、混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると環状炭酸エステル4−(3−フェニルプロピリデン)−5、5−ジメチル−1、3−ジオキソラン−2−オンが収率95%(69.0mg)で得られた。
(実施例2から3)
使用する金属塩を変更し、2−メチル−4−フェニル−3−ブチン−2−オールに対して実施例1と同様に反応を行った。結果を表1に示す。
(実施例4から13)
使用する金属塩の対アニオンを変更した以外は実施例1と同様に反応を行った。結果を表2に示す。
(実施例14から18)
反応溶媒を変更した以外は実施例1と同様に反応を行った。結果を表3に示す。
(実施例20から33)
プロパルギルアルコールを変更した以外は実施例1と同様に反応を行った。結果を表4に示す。
本発明によって得られる環状炭酸エステルは、医薬品などの生理活性化合物の合成中間体または原体、有機溶剤またはポリカーボネート樹脂製造の原料モノマーとして有用である。

Claims (6)

  1. 式(1)

    (式中、R及びRは、同一あるいは異なって、水素原子、C1−6アルキル基、(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表すか、またはRとRが互いに結合して3から8員環を表し、Rは、水素原子、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)、またはC6−12アリール基(該C6−12アリール基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表す。)
    で表されるプロパルギルアルコール化合物を、二酸化炭素、1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン及び式(2):
    AgX (2)
    (式中Agは銀原子を、Xは塩を形成し得る陰イオン対を表す。)で表される金属化合物の存在下で反応させることによる、式(3):

    (式中、R、R及びRは上記と同義であり、Rの幾何異性はE体、Z体、又はE体とZ体の混合物である。)
    で表される環状炭酸エステル化合物の製造方法。
  2. 及びRが、同一あるいは異なって、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはC6−12アリール基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)またはフェニル基(該フェニル基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表すか、またはRとRが互いに結合してC3−8シクロアルキルを表す請求項1記載の製造方法。
  3. が、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはフェニル基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)またはフェニル基(該フェニル基は、無置換であるか、又はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)を表す請求項1または2記載の製造方法。
  4. 及びRが、同一あるいは異なって、C1−6アルキル基またはフェニル基を表すか、またはRとRが互いに結合してC5−6シクロアルキルを表す請求項2または3記載の製造方法。
  5. が、C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、無置換であるか、またはフェニル基、C1−6アルコキシ基、あるいは保護された水酸基で置換されている。)またはフェニル基を表す請求項2から4記載のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 反応温度が0℃から30℃である請求項1からのいずれか1項に記載の製造方法。
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