JP5141575B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクに光を照射し情報を記録する又は再生する光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置に関するものである。
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−Ray Disc)等の光ディスクを記録媒体として用いる光ディスク装置では、光ピックアップより出射されたレーザ光を光ディスクの記録面に集光させて照射することでデータの記録を行い、及び(又は)前記記録面に照射され反射してきたレーザ光を検出して、情報の再生を行っている。
従来の光ディスク装置について図面を参照して説明する。図9は従来の光ディスク装置を上方から見た概略構成図である。図9に示すように光ディスク装置Cは、枠体であるメインシャーシ91と、光ディスクが載置されメインシャーシ91に出し入れ可能に配置されたディスクトレイ92と、メインシャーシ91に取り付けられディスクトレイ92に対して昇降可能な昇降シャーシ93と、昇降シャーシ93に取り付けられたディスク駆動部94と、ディスク駆動部94に対して接近/離反するように昇降シャーシ93に取り付けられた光ピックアップ95とを備えている。
昇降シャーシ93は平面視矩形状であり、長手方向の一方の端部をメインシャーシ91に取り付けられている。昇降シャーシ93はディスクトレイ92が所定の位置に移動したとき、ディスクトレイ92に向けて上昇する。昇降シャーシ93は上面にディスク駆動部94を備えている。ディスク駆動部94はモータ941と、モータ941の出力軸に固定され、光ディスクを載置するためのターンテーブル942を備えている。光ディスクが所定の位置まで搬入されたとき、昇降シャーシ93が光ディスクに向かって上昇し、ターンテーブル942で光ディスクを保持する。ターンテーブル942は中央に凸部を備えており、その凸部が光ディスクの中心に形成されている孔を貫通する。
また、昇降シャーシ93は光ピックアップ95が配置された矩形状の配置孔930が形成されており、配置孔930は昇降シャーシ93の長手方向に伸びる長辺を有しており、光ピックアップ95はこの配置孔930の内部をディスク駆動部94に対して接近/離反する。また昇降シャーシ93はこの配置孔930を長手方向に横断するように配置された一対のガイドシャフト933を備えている。一対のガイドシャフト933は互いに平行となるように配置されており、光ピックアップ95の移動をガイドする。また、昇降シャーシ93には、光ピックアップ95を移動させるための駆動機構96が備えられている。
光ピックアップ95は駆動機構96からの駆動力が伝達される駆動力伝達部951と、ガイドシャフト933にガイドされるガイド部952とを備えている。一対のガイドシャフト933、933は駆動力伝達部951及びガイド部952を貫通しており、光ピックアップ95は一対のガイドシャフト933にガイドされて直線往復移動し、ディスク駆動部94に対して接近離反する。これにより、光ピックアップ95は再生/記録用のレーザ光を光ディスクの径方向に走査している(特開2007−149244号公報、特開2006−179070号公報等参照)。
駆動機構96は光ピックアップ95が配置された配置孔930に配置されている。駆動機構96は駆動力を発生するためのステッピングモータ961と、ステッピングモータ961の回転軸に接続され、表面に螺旋溝が形成されたリードスクリュー962と、ステッピングモータ961を保持するとともに、リードスクリュー962をたわまないように回動可能に支持するホルダ部960とを備えている。
光ピックアップ95の駆動力伝達部951は、外部に向けて突出して形成された伝達歯部954を備えており、伝達歯部954の先端がリードスクリュー962のらせん状の溝と係合している。伝達歯部954をリードスクリュー962の螺旋溝に係合させた状態でステッピングモータ961を駆動し、リードスクリュー962を回転させることで伝達歯部954が螺旋溝に押され、回転を直線運動に変換し、直線運動に変換された力が光ピックアップ95に伝達される。これにより、光ピックアップ95は一対のガイドシャフト933に沿って直線移動する。
光ピックアップ95は通常、配置孔930の内部を直線上に往復するように配置されているが、誤作動等によって、光ピックアップ95の駆動力伝達部951が配置孔930の縁部と接触してしまうことがある。光ピックアップ95の光学系は衝撃に弱く、また、光ピックアップ95の本体が配置孔930の縁部と接触するのもよくない。
そこで、図9に示す光ディスク装置Cでは、光ピックアップ95は配置孔930の辺縁部と衝突するとき、駆動力伝達部951が最初に辺縁部と接触するように形成されている。そして、駆動力伝達部951の最初に辺縁部と接触する部分に弾性変形可能な形状(図9に示すように、薄板を折り曲げた樹脂ばね形状)の緩衝部953が形成されている。
このように、駆動力伝達部951の配置孔930の辺縁部と接触する部分に緩衝部953を形成することで、光ピックアップ95が配置孔930の辺縁部に衝突したとき、緩衝部953が弾性変形し衝撃を吸収することができ、光ピックアップ95の光学系に衝撃が加わるのを抑制することが可能である。
近年、光ディスク装置は小型化する傾向にあり、光ディスク装置に配置される部材も小型化、集密化されてきている。図9に示すように光ディスク装置Cにおいても、伝達歯部954がリードスクリュー962とステッピングモータ961との連結部に来たとき、光ピックアップ95が配置孔930のストッパ部9301と接触するように形成されている。これにより、リードスクリュー962を短くし、光ディスク装置Cを小型化することができる。また、リードスクリュー962が短くなることで、リードスクリュー962のねじれ量を小さくすることができ、光ピックアップ95を精度良く移動させることが可能である。
特開2007−149244号公報 特開2006−179070号公報
光ディスク装置Cを落下させてしまったり、光ディスク装置Cの外部に物体が衝突したりして、緩衝部953で吸収しきれない大きな衝撃が光ピックアップ95に作用する場合がある。所定の大きさの衝撃は緩衝部953が変形し、吸収して、光ピックアップ95の緩衝部953以外の部分に大きな衝撃が伝播されることはない。
しかしながら、設計時に想定されているよりも大きな衝撃が作用した場合、緩衝部953では衝撃を吸収しきれない場合がある。図9に示す光ピックアップ95では、緩衝部953が貫通孔の辺縁部と接触した状態のとき、伝達歯部954がホルダ部960と隙間がほとんどない状態であり、大きな衝撃が作用し、緩衝部953で吸収し切れなかった場合、伝達歯部954とホルダ部960とが接触し、ホルダ部960から伝達歯部954は大きな衝撃(力)を受ける。
図9に示すように、伝達歯部954は駆動力伝達部951より突出した形状を有するものであり、伝達歯部954と駆動力伝達部951との接続部に応力が集中し、伝達歯部954が変形し、光ピックアップ95の駆動の精度が低下してしまう不具合生じる場合がある。
さらに大きな衝撃が作用すると、伝達歯部954が破壊されて、リードスクリュー962からの駆動力を光ピックアップ95に伝達できなくなり、光ピックアップ95を駆動できなくなる不具合が発生する場合がある。
そこで本発明は、衝撃や振動を受けた後でも、情報の記録/再生を正確に行うことができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、側部に設けられ、シャーシに取り付けられた回転自在のリードスクリューの溝に嵌合し、前記リードスクリューの回転を直線運動に変換する伝達歯部と、直線移動の先端部に設けられた緩衝部とを備え、回転している光ディスクに光を照射し情報の記録/再生を行う光ピックアップであって、前記緩衝部は前記シャーシに形成されたストッパ部と接触する平板状の接触部と、前記接触部と前記先端部とを連結する連結部とを備えており、前記連結部は前記光ピックアップの移動の中心線よりも、前記リードスクリュー側に配置されており、前記先端部と連結する側の端部が前記リードスクリューから離れる方向に曲がるように形成されていることを特徴とする。
この構成によると、外部からの衝撃によって光ピックアップが前記シャーシに衝突した場合であっても、光ピックアップに駆動力を伝達する伝達歯部が前記シャーシ又は前記シャーシに取り付けられている部材と衝突するのを抑制することができる。また、衝突したとしても、衝撃を小さくすることが可能である。
このことにより、光ピックアップに衝撃が作用しても、前記伝達歯部が変形したり、破損したりする不具合が発生するのを抑制することができるので、衝撃が作用した後、伝達歯部はリードスクリューの回転を直線運動に精度良く変換することが可能である。これにより、光ピックアップは衝撃が作用した後でも、駆動に不具合を生じることがなく、光ディスクへの情報の記録又は光ディスクからの情報の再生を正確に行うことが可能である。
上記構成において、前記光ピックアップは前記シャーシに設けられたガイドシャフトと係合し、前記リードスクリューからの動力が伝達される駆動力伝達部を備えており、前記先端部、前記緩衝部及び前記伝達歯部が前記駆動力伝達部に備えられていてもよい。
この構成によると、少なくとも駆動力伝達部は光ピックアップの重心よりも、前記リードスクリュー側に配置されており、その先端部に緩衝部が形成されているので、前記連結部の曲げ方向のみ考慮すればよく、容易に光ピックアップを作製することが可能である。
上記構成において、前記連結部として前記駆動力伝達部の移動方向の中心線よりもリードスクリュー側にずれた位置に設けられているものをあげることができる。
上記構成において、前記接触部は矩形状の平板部材であり、前記連結部は少なくとも前記接触部の前記伝達歯部が設けられている側の縁部と前記先端部とを連結しているものであってもよい。
上記構成において、前記連結部は前記光ピックアップの移動方向と直交する面で切断した断面がL字形状のものであってもよい。
本発明によると、衝撃や振動を受けた後でも、情報の記録/再生を正確に行うことができる光ディスク装置を提供することができる。
光ディスクを用いて情報の記録/再生を行う光ディスク装置の一例であるBD(ブルーレイ)レコーダの斜視図である。 本発明にかかる光ピックアップ装置を用いた光ディスク装置の概略配置図である。 図2に示す光ディスク装置の昇降シャーシを拡大した図である。 本発明にかかる光ピックアップの緩衝部を拡大した図である。 本発明にかかる光ピックアップがストッパ部に向かって移動しているときの緩衝部の拡大図である。 図5に示す緩衝部が変形した状態を示す拡大図である。 緩衝部がストッパ部に衝突したときの光ピックアップの駆動力伝達部の拡大図である。 本発明にかかる光ピックアップの他の例の緩衝部を拡大した斜視図である。 従来の光ディスク装置を上方から見た概略構成図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は光ディスクを用いて情報の記録/再生を行う光ディスク装置の一例であるBD(ブルーレイ)レコーダの斜視図である。図1に示すように、BDレコーダRdは、筐体Ohの内部に光ディスク装置Aが配置されており、筐体Ohの正面に配置されたフロントパネルFpに形成された開口Stより突出した光ディスク装置Aの後述するディスクトレイ2に光ディスクを載せて、光ディスク装置Aの内部に搬送するものである。
図2は本発明にかかる光ピックアップを用いた光ディスク装置の概略配置図であり、図3は図2に示す光ディスク装置の昇降シャーシを拡大した図である。光ディスク装置Aは、光ディスクに光(レーザ光)を照射することで情報を記録及び(又は)再生するものである。図2に示すように光ディスク装置Aは枠体であるメインシャーシ1と、メインシャーシ1に摺動可能に配置されたディスクトレイ2と、メインシャーシ1に支持されディスクトレイ2に対して昇降する昇降シャーシ3とを備えている。なお、以下、説明の便宜上、図2に示す光ディスクDsを載置したディスクトレイ2の移動方向に合わせて、ディスクトレイ2が挿入される方向を後方向R、ディスクトレイ2が排出される方向を前方向Fとする。
ディスクトレイ2は光ディスクDsを載置し、メインシャーシ1の内部に挿入又はメインシャーシ1の内部から外部に排出されるトレイである。ディスクトレイ2は平面長方形状の部材であり、上面に光ディスクDsを適切な位置に配置するための円形の凹部が形成されている。光ディスクDsを凹部に配置することで、ディスクトレイ2がメインシャーシ1の内部に収容されたとき、光ディスクDsを昇降シャーシ3に対して適切な位置に配置することが可能である。
昇降シャーシ3は平面視長方形状の部材であり、長手方向一方の端部に取り付け孔31が形成されている。この取り付け孔31をメインシャーシ1に形成されているボス10が貫通している。ボス10と取り付け孔21との間には隙間が形成されており、その隙間にはフローティングゴム(ダンパー)100が配置されている。これにより、昇降シャーシ3は取り付け孔31を中心に回動可能となっている。
そして、昇降シャーシ3のF側にはディスク駆動部4が配置されている。ディスク駆動部4は駆動力が出力されるモータ41と、モータ41の出力軸に固定されたターンテーブル42とを備えている。
メインシャーシ1にはディスクトレイ2の移動方向と直交する方向に移動するスライダ11が備えられている。ディスクトレイ2が所定の位置に移動したときに、スライダ11はディスクトレイ2から力を受けて移動する。また、スライダ11にはカム溝が形成されており、そのカム溝には昇降シャーシ3の長手方向他方の端部より突出したスライダボス32が摺動可能に挿入されている。スライダ11の移動によって、スライダボス32がカム溝に押され、昇降シャーシ3は昇降する。
昇降シャーシ3は光ディスクDsを載置したディスクトレイ2がメインシャーシ1の所定の位置に挿入されたとき駆動され、昇降シャーシ3のF側がディスクトレイ2に対して上昇する。ディスク駆動部3のF側に配置されているディスク駆動部4はディスクトレイ2に形成されている貫通孔を通過する。昇降シャーシ3のF側がさらに上昇すると、ディスク駆動部4のターンテーブル42によって光ディスクDsがディスクトレイ2より持ち上げられる。
このとき、ターンテーブル42の中央に凸部が形成されており、その凸部が光ディスクDsの中央に形成されている貫通孔を貫通する。さらに、ターンテーブル42が光ディスクDsを持ち上げたとき、ディスク駆動部4の中心と光ディスクDsの中心とが一致する。メインシャーシ1にはターンテーブル42と対向し、回動可能に配置されたクランパ(不図示)を備えており、ターンテーブル42とクランパで光ディスクDsを挟着する。
昇降シャーシ3には、光ディスクDsに情報の再生/記録のための光を照射させる光ピックアップ5と、光ピックアップ5を移動させる駆動機構6とが備えられている。昇降シャーシ3には、光ピックアップ5を摺動可能に配置するための配置孔30が形成されている。さらに、昇降シャーシ3は配置孔30を横切り、互いに平行に配置された一対のガイドシャフト33を備えている。光ピックアップ5はガイドシャフト33にガイドされ、ディスク駆動部4に対して接近/離反するように直線的に移動する。ガイドシャフト33は両端部がばね等の弾性部材を介して変位可能に取り付けられている。
ガイドシャフト33が昇降シャーシに弾性部材を介して取り付けられているので、昇降シャーシ3からガイドシャフト33へ入力される衝撃、振動等が緩衝され、光ピックアップ5へ入力される衝撃、振動を低減することが可能である。そして、光ピックアップ5が駆動するときの振動やぶれも弾性部材で吸収することができるので、光ピックアップ5の動作を安定させることができる。
光ピックアップ5は、本体部50と、一方のガイドシャフト33が挿入され、駆動機構6からの駆動力が伝達される駆動力伝達部51と、駆動力伝達部51と反対側に形成され、他方のガイドシャフト33が挿入されるガイド部52とを備えている。本体部50、駆動力伝達部51及びガイド部52とは、樹脂の一体成形で形成された部材である。本体部50は駆動力伝達部51と、ガイド部52との間に配置されており、光ディスクDsと対向する面には、光ディスクDsの種類(CD、DVD、BD)に対応した波長のレーザ光を出射するレーザ光学系501が配置されている。駆動力伝達部51の詳細については後述する。
駆動機構6は光ピックアップ5に並んで配置されている。駆動機構6は駆動力を発生するためのステッピングモータ61と、ステッピングモータ61の回転軸に接続され、表面に螺旋溝が形成されたリードスクリュー62と、ステッピングモータ61を保持するとともに、リードスクリュー62をたわまないように回動可能に支持するホルダ部60とを備えている。なお、リードスクリュー62はステッピングモータ61の回転軸と一体に形成されているものでも良く、回転軸に強固に固定されているものであってもよい。
駆動機構6のホルダ部60は、リードスクリュー62の先端部を保持するスクリューホルダ601と、ステッピングモータ61を保持するモータホルダ602とを備えている。昇降シャーシ3の配置孔30に固定されており、リードスクリュー62とガイドシャフト33とが平行となっている。駆動機構6は一対のガイドシャフト33で挟まれた部分の外側に配置されている。
駆動力伝達部51はリードスクリュー62の螺旋溝と係合する伝達歯部511を備えている。リードスクリュー62が回転することで、伝達歯部511が螺旋溝に押されてリードスクリュー62の軸方向(すなわち、光ディスクDsの径方向)に直線移動する。配置孔30には、光ピックアップ5がディスク駆動部4の反対側に可動範囲をこえて駆動された場合、光ピックアップ5の駆動力伝達部51が接触するストッパ部301が形成されている。また、駆動力伝達部51には、配置孔30のストッパ部301と接触し、衝撃を緩和させるための緩衝部53が備えられている。
伝達歯部511は光ピックアップ5がディスク駆動部4側に移動したとき、リードスクリュー62の先端側と係合しており、スクリューホルダ601と近接又は接触している。また、ディスク駆動部4と離れた側に移動したとき、リードスクリュー62のステッピングモータ61との連結部側の端部と係合しており、モータホルダ602と近接あるいは接触している。
光ピックアップ5がその移動範囲の両端部に移動したとき、係合歯部511がスクリューホルダ601及びモータホルダ602と近接あるいは接触するように駆動機構6を形成することで、リードスクリュー62の長さを短くすることができる。これにより、駆動機構6は配置場所の制約を受けにくい。さらに、リードスクリュー62が短いことで、ねじれ量が小さくなり、光ピックアップ5の移動の精度を高めることが可能である。
本発明にかかる光ピックアップの緩衝部の詳細について図面を参照して説明する。図4は本発明にかかる光ピックアップの緩衝部を拡大した図である。図4に示すように、緩衝部53は配置孔30のストッパ部301と接触する矩形板状の接触部531と、接触部531とガイド部52の先端との間に介在される連結部532とを備えている。接触部531及び連結部532は駆動力伝達部51の先端と一体に形成されている。図4に示すように、緩衝部53は樹脂ばね形状となっている。
駆動力伝達部51の先端部は駆動力伝達部51の移動方向に垂直な平面で形成されていおり、接触部531は駆動力伝達部51の先端面と平行に形成されている。連結部532は接触部531の4個の辺縁部のうち駆動力伝達部6側の辺縁部と連結されている。
なお、光ピックアップ5が通常駆動しているときに、誤作動等で駆動機構6からの駆動力によって緩衝部53がストッパ部301と接触することがある。光ピックアップ5は駆動機構6から伝達される駆動力にて移動しているので、衝突の衝撃は小さい。この場合、緩衝部53で衝撃が吸収されるので、駆動力伝達部51の伝達歯部511とモータホルダ602とが衝突するときの衝撃は緩和されており、伝達歯部511にダメージが発生しにくい。
光ディスク装置AをR方向に落下させて緩衝部53に大きな衝撃が作用した場合について図面を参照して説明する。図5は本発明にかかる光ピックアップがストッパ部に向かって移動しているときの緩衝部の拡大図であり、図6は図5に示す緩衝部が変形した状態を示す拡大図であり、図7は緩衝部がストッパ部に衝突したときの光ピックアップの駆動力伝達部の拡大図である。なお、本実施形態では、落下による大きな衝撃が光ピックアップに作用した場合を例に説明しているが、それに限定されるものではない。また、図6及び図7の緩衝部は理解を容易にするために、変形量を実際の光ピックアップよりも大きく表示している。
光ディスク装置Aが高所からR方向を下に向けて床面に落下したとき、光ピックアップ5も慣性力でガイドシャフト33に沿ってR方向に摺動し、駆動力伝達部51の先端に形成されている緩衝部53が配置孔30のストッパ部301と衝突する(図5参照)。
図5に示すように、駆動力伝達部51の先端部は連結部532との連結している部分で支持された片持ち梁様になっている。衝突によって駆動力伝達部51には移動方向に衝撃荷重が作用し、片持ち梁様に形成された駆動力伝達部5の移動方向に分布荷重として作用し、曲げモーメントが発生する。この曲げモーメントによって連結部532は駆動機構6と反対側に曲がる(図6参照)。また、連結部532には光ピックアップ5の移動方向、すなわち、圧縮方向にも衝撃力が作用する。これにより、連結部532は弾性的に曲げ、圧縮の力が作用し、緩衝部53が弾性ばねとして衝撃を吸収する働きも備えている。
光ピックアップ5に衝撃が作用し、緩衝部53の連結部532が変形することで、駆動力伝達部51及び伝達歯部511は駆動機構6(リードスクリュー62)と反対側に向かって移動する。駆動力伝達部51はガイドシャフト33と係合しており、ガイドシャフト33の変位量を上限として、駆動機構6から離れるように移動することができる。
図7に示すように、連結部532が衝撃によって変形することで、駆動力伝達部51および伝達歯部511に押され、ガイドシャフト33も駆動機構6から離れる方向に移動する。光ピックアップ5は連結部532と接触部531との接続部を中心に回転するので、駆動力伝達部51より突出して配置された伝達歯部511はホルダ部60のモータホルダ602から離れる方向に移動する。これにより、伝達歯部511とモータホルダ602との衝突を回避することができる、或いは衝突したとしても伝達歯部511に加えられる衝撃を小さくすることができる。
このことにより、光ピックアップ5がストッパ部301に強い勢いで衝突しても、伝達歯部511のモータホルダ602と衝突によって、伝達歯部511が破損/変形してしまったり、伝達歯部511が駆動力伝達部51から分離してしまったりするのを抑制することができ、光ピックアップ5が駆動しなくなってしまう不具合を抑制することが可能である。なお、緩衝部53の弾性定数(ばね定数)は連結部532の断面積と、断面係数で異なる。本願においては、衝撃によって破損せず、且つ、伝達歯部511がモータホルダ602と接触しないように変形できるものを広く採用することが可能である。
本発明にかかる光ピックアップの他の例について図面を参照して説明する。図8は本発明にかかる光ピックアップの他の例の緩衝部を拡大した斜視図である。図8に示すように光ピックアップ5bの緩衝部53bの連結部532bは光ピックアップ5bの摺動方向と直交する面で切断した断面形状がL字状に形成されており、接触部531bの4個の辺縁部のうち隣り合う2個の辺縁部と連結されている。接触部531bの連結部532bが連結される辺縁部のひとつは、光ディスクDsから遠い辺縁部であり、もうひとつは駆動機構6に近い辺縁部である。
このように、断面L字形状の連結部532bを備えている場合、図4に示されている、ひとつの辺で連結されるものに比べて、連結部532bの断面を大きくでき、ばね定数を上げることが可能である。これにより、光ピックアップ5bは光ピックアップ5に比べて大きな衝撃力が作用した場合でも耐えることが可能である。また、駆動機構6と反対側には連結部532bが形成されていないので、光ピックアップ5bは衝突によって、接触部531bの対角線の連結部532bの角が形成されている側から反対側に向かう方向(図8の矢印ar1)に回動するので、伝達歯部がホルダと接触するのも抑制することが可能である。
なお、本実施形態では、光ディスクDsと反対側に連結部532bの一部が形成されているものを例に説明しているが、反対側でもよい。このように形成することで、光ディスクDsが挿入されているときに、落下させてしまった場合に、光ピックアップ5bの移動によって、光ピックアップ5bが光ディスクDsと接触して、光ピックアップ5bのレーザ光学系及び(又は)光ディスクDsが破損してしまうのを抑制することが可能である。なお、落下は多くの場合運搬中に起こることが多く、光ディスクDsが内部に挿入されていることは少なく、図8に示すように連結部532bを形成していても、光ピックアップ5bと光ディスクDsが接触することは少ない。
なお、上記実施例では光ピックアップの駆動力伝達部のR側の先端側に緩衝部が形成されているものを例に説明しているが、それに限定されるものではなく、F側の先端側に形成されているものであっても良く、両方の先端側に形成されていても良い。また、連結部が接触部の辺縁部と連結しているもので説明しているが、これには限定されず、緩衝部がストッパ部と接触したときに、駆動力伝達部が駆動機構から遠ざかるように回動するように配置されているものを広く採用することができる。
上記実施形態において、駆動力伝達部の先端に形成されている緩衝部を有する光ディスク装置を例に説明しているが、それに限定されるものではなく、緩衝部が配置される部分として、光ピックアップが配置孔の辺縁部と最初に接触する部分を採用することができる。このとき、係合歯部がリードスクリューから離れるように連結部を変形させるために、光ピックアップの衝突時に、係合歯部がリードスクリューから離れる方向のモーメントを連結部に作用させればよい。そのため、連結部は光ピックアップの重心が通る線よりも、リードスクリュー側に形成されているものをあげることができる。これにより、光ピックアップが衝突したときに、連結部には係合歯部がリードスクリューから離れる方向にモーメントが作用する。
上記実施形態において、光ディスク装置として、光ディスクをディスクトレイに載置して、光ディスク装置に対して挿入/排出するトレイローディング方式の光ディスク装置で説明しているが、光ディスクをそのまま光ディスク装置に挿入するスロットインタイプの光ディスク装置にも採用可能である。
上記実施形態の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明は、光ディスクに光を照射することで情報の記録/再生を行う光ディスク装置であって、衝撃を受けた直後でも、動作が不安定になりにくく、正確に情報の記録又は再生を行うことができる光ディスク装置に利用することができる。
A 光ディスク装置
1 メインシャーシ
10 ボス
100 フローティングゴム
11 スライダ
2 ディスクトレイ
3 昇降シャーシ
30 配置孔
301 ストッパ部
31 取り付け孔
32 スライダボス
33 ガイドシャフト
4 ディスク駆動部
41 駆動モータ
42 ターンテーブル
5 光ピックアップ
50 本体
501 レーザ光学系
51 駆動力伝達部
511 係合歯部
52 ガイド部
53 緩衝部
531 接触部
532 連結部
6 駆動機構
60 ホルダ部
601 スクリューホルダ
602 モータホルダ
61 ステッピングモータ
62 リードスクリュー
Ds 光ディスク

Claims (5)

  1. 側部に設けられ、シャーシに取り付けられた回転自在のリードスクリューの溝に嵌合し、前記リードスクリューの回転を直線運動に変換する伝達歯部と、
    直線移動の先端部に設けられた緩衝部とを備え、回転している光ディスクに光を照射し情報の記録/再生を行う光ピックアップであって、
    前記緩衝部は前記シャーシに形成されたストッパ部と接触する平板状の接触部と、前記接触部と前記先端部とを連結する連結部とを備えており、
    前記連結部は前記光ピックアップの重心が移動する線よりも、前記リードスクリュー側に配置されており、前記先端部と連結する側の端部が前記リードスクリューから離れる方向に曲がるように形成されていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記光ピックアップは前記シャーシに設けられたガイドシャフトと係合し、前記リードスクリューからの動力が伝達される駆動力伝達部を備えており、
    前記先端部、前記緩衝部及び前記伝達歯部が前記駆動力伝達部に備えられている請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 前記連結部は前記駆動力伝達部の移動方向の中心線よりもリードスクリュー側にずれた位置に設けられている請求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 前記接触部は矩形状の平板部材であり、前記連結部は少なくとも前記接触部の前記伝達歯部が設けられている側の縁部と前記先端部とを連結している請求項2又は3に記載の光ピックアップ。
  5. 前記連結部は前記光ピックアップの移動方向と直交する面で切断した断面がL字形状である請求項1から請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ。
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