JP5141482B2 - 流量センサ - Google Patents

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Description

この発明は、半導体基板の薄肉部上にセンシング部が形成された流量センサに関し、たとえば、内燃機関のインテークマニホールドに配置される流量センサなど、固体粒子などの異物が衝突しやすい環境で用いられる流量センサに適用することができる。
従来、この種の流量センサとして、熱式の流量センサが知られている。この流量センサは、シリコン基板と、このシリコン基板の表裏面を貫通する空洞部と、この空洞部の基板表面側開口部を覆うメンブレン(ダイアフラムともいう)と、このメンブレン上に配置されたセンシング部とを備える。センシング部は、膜状のヒータと、このヒータの温度を測定する測温抵抗とを備える。そして、ヒータを一定温度に加熱し、ヒータを一定温度にするためにヒータに流す電流量に基づいて、センシング部を通過する気体の流量を測定する。
ところで、上記の流量センサのように、半導体基板のメンブレン上にセンシング部を有するものは、メンブレンの厚さが薄いほど検出感度が良くなる。このため、メンブレンの厚さを薄く設定する必要があるが、厚さが薄くなるとメンブレンが割れやすくなる。そこで、メンブレンの厚さを厚くすることなく、いかにメンブレンの破壊耐圧を向上させるかが課題となっている。
なお、従来、メンブレンの耐久性向上を目的として、たとえば、特許文献1に記載のものが提案されている。このものは、メンブレン(ダイアフラム)と半導体基板(シリコン基板)との境界部分に白金製の保護部を形成することにより、メンブレンに集中した熱応力を吸収しようとするものである。
特開2002−14070号公報(第42段落、図2)。
そこでこの発明は、厚さが薄く、破壊耐圧の高いメンブレンを有する流量センサの実現を目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、基板裏面に凹部(41)が形成されており、基板表面に配線パターン(80)が形成された半導体基板(31,40)を備えており、前記凹部の底部(33)が薄肉に形成されており、前記配線パターンのうち、センシング部(32)が前記底部の基板表面に形成されてなる流量センサにおいて、前記底部の前記表面側から見た平面形状が8角形に形成されており、前記底部の基板表面に形成された配線パターンのうち、前記底部の縁(43a〜43j)と平行な部分(83)が、前記縁から内側に50μmを超えて配置され、前記底部の角部以外の縁を通る部分が、その縁と略垂直に交差してなり、前記半導体基板は、シリコン製の支持基板と、前記支持基板の表面に形成されたシリコン酸化膜と、前記シリコン酸化膜の表面に形成されたシリコン層とからなるSOI基板であり、前記凹部は前記支持基板の裏面側に形成されており、前記底部は前記シリコン酸化膜からなり、前記配線パターンは前記シリコン層から形成されてなり、前記支持基板およびシリコン層の厚さ方向の結晶面方位が異なることを特徴とする流量センサ(30)という技術的手段を用いる。
この出願の発明者が行った実験によれば、底部(メンブレン)上の配線パターンのうち、凹部の底部の縁と平行な部分を縁から内側に50μmを超えて配置することにより、厚さが薄く破壊耐圧の高い底部(メンブレン)を有する流量センサを実現できることが分かった。
この出願の発明者が行った実験によれば、表面側から見た平面形状が8角形となるように底部(メンブレン)を形成し、底部の角部以外の縁とは略垂直に交差するように配線パターンを形成することにより、厚さが薄く破壊耐圧の高い底部(メンブレン)を有する流量センサを実現できることが分かった。
SOI(Silicon on Insulator)基板を用いれば、底部が薄肉の凹部と、配線パターンと、センシング部とを比較的容易に形成することができる。つまり、シリコン製の支持基板の裏面からエッチングを行い、支持基板の裏面から表面に貫通する空洞部を形成すれば、その空洞部のうち表面側の開口部に露出する絶縁膜を凹部の底部に設定することができる。また、シリコン層の表面に対してマスキングおよびフォトエッチングを行うことにより、シリコンからなる配線パターンを形成することができる。
そして、支持基板およびシリコン層の厚さ方向の結晶面方位が異なるため、支持基板に形成する凹部の底部の配置方向と、底部の基板表面におけるシリコン層に形成する配線パターンの配置方向とを異ならせることができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の流量センサ(30)において、前記支持基板(40)の厚さ方向の結晶面方位が(100)面であるという技術的手段を用いる。
支持基板の厚さ方向の結晶面方位が(100)面であるため、支持基板を裏面から異方性エッチングすることにより、支持基板の表面に矩形の開口部を形成することができるため、その開口部を覆う底部(メンブレン)を矩形にすることができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の流量センサ(30)において、前記支持基板(40)の厚さ方向の結晶面方位が(110)面であるという技術的手段を用いる。
支持基板の厚さ方向の結晶面方位が(110)面であるため、支持基板を裏面から異方性エッチングすることにより、支持基板の表面に8角形の開口部を形成することができるため、その開口部を覆う底部(メンブレン)を8角形にすることができる。
請求項に記載の発明では、請求項ないし請求項のいずれか1つに記載の流量センサ(30)において、前記シリコン層の厚さ方向の結晶面方位が(100)面であるという技術的手段を用いる。
シリコン層の厚さ方向の結晶面方位が(100)面であるため、凹部の底部に応力が印加された際のピエゾ抵抗効果やホットキャリア現象に起因したセンシング部の抵抗変化を小さくすることができるので、検出精度を高めることができる。
請求項に記載の発明では、請求項ないし請求項のいずれか1つに記載の流量センサ(30)において、前記シリコン層は単結晶シリコンにより形成されてなるという技術的手段を用いる。
単結晶シリコンに不純物をドーピングすることで抵抗体、たとえば、請求項に記載するヒータおよび測温抵抗を形成することができる。
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の流量センサ(30)において、前記底部において、前記配線パターンの形成されている部分と形成されていない部分との間に段差が形成されてなるという技術的手段を用いる。
底部において、前記配線パターンの形成されている部分と形成されていない部分との間に段差が形成されてなる流量センサでは、底部に作用した応力が、その段差の部分に集中し、段差の部分から割れるおそれがある。
特に、請求項に記載したように、シリコン層が単結晶シリコンにより形成されたSOI基板を用いて流量センサを製造する場合は、請求項に記載するように、シリコン層の厚さが0.7μm以上になるため、シリコン層が存在する部分と存在しない部分、つまりセンシング部の形成されている部分と形成されていない部分との間に形成される段差が大きくなる。
しかし、そのような段差を有する構造であっても、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の発明を用いることにより、上記の段差に集中する応力を分散することができるため、厚さが薄く破壊耐圧の高い底部(メンブレン)を有する流量センサを実現できる。
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の流量センサにおいて、前記センシング部は、ヒータと、前記ヒータの温度を測定するための測温抵抗とを備え、気体の流量に対応した信号を出力するものであるという技術的手段を用いる。
センシング部が、ヒータと、ヒータの温度を測定するための測温抵抗とを備え、気体の流量に対応した信号を出力する流量センサなどの場合は、気体中の固体粒子などの異物がセンシング部に衝突しやすい環境で用いられる。このため、凹部の底部が割れにくいことが要求される。その一方、検出精度および検出速度を向上させるためには、底部が薄肉であることが要求される。
つまり、薄肉でありながら破壊耐圧の高い底部を有することが要求されるが、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の発明を用いれば、その要求を満たすことができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。また、「略垂直」とは、完全に垂直な状態の他に略垂直な状態を含む意味である。
<第1実施形態>
この発明の第1実施形態について説明する。
[従来技術の検証]
この出願の発明者は、特許文献1に記載の流量センサのように、メンブレンに保護部を設けた構造と保護部を設けていない構造とについて、耐久性を比較した。
(メンブレンの構造)
メンブレンの一般的な構造について説明する。図1は流量センサの一部をメンブレンの部分で切断した場合の断面を示す斜視説明図である。図2は図1に示す流量センサのメンブレンの部分を拡大して示す断面説明図である。なお、図2では構造を分かりやすくするために符号31で示す部分を実際の寸法よりも大きく描いてある。
この実施形態では、流量センサ30は、SOI基板を用いて製造される。図2に示すように、流量センサ30は、シリコン基板40と、シリコン基板40の表面に形成されたシリコン酸化膜50と、シリコン酸化膜50の表面に形成された単結晶シリコン層から形成された配線パターン80と、配線パターン80を覆うシリコン酸化膜60と、シリコン酸化膜60の表面に形成されたシリコン窒化膜70とを備える。
シリコン基板40の基板面には空洞部41が貫通形成されており、空洞部41の基板表面側の開口部43(図1)は、シリコン酸化膜50,60、配線パターン80およびシリコン窒化膜70からなるメンブレン33によって覆われている。つまり、空洞部41の底部42はメンブレン33により形成されている。
この実施形態では、シリコン基板40は、厚さ方向の面方位が(100)である。また、シリコン基板40の厚さは500μmであり、配線パターン80(単結晶シリコン層)の厚さは1μmである。メンブレン33のうち、配線パターン80が形成されている部分の厚さは約3μmであり、形成されていない部分の厚さは約2μmである。つまり、メンブレン33には、配線パターン80が形成されている部分と形成されていない部分との間に約1μmの段差が形成されている。
空洞部41は、シリコン窒化膜をマスクとしてシリコン基板40の裏面を露出部分から、たとえば、KOHなどのエッチング液を用いてシリコン酸化膜50が露出するまで異方性エッチングを行うことで形成する。このとき、シリコン基板40の厚さ方向の面方位が(100)であるため、図1に示すように、四方がテーパ面で囲まれ、基板表面側の開口面が矩形の空洞部41が形成される。
(保護部を有さないセンシング部の構造)
次に、メンブレンに保護部を有さないセンシング部の構造について説明する。図3は、メンブレンに保護部を有さないセンシング部の平面図である。
メンブレン33には、メンブレン33の表面を流れる気体の流量を検出するためのセンシング部32が形成されている。センシング部32は、ヒータ81と、このヒータ81の両側に形成された傍熱抵抗82,82と、各傍熱抵抗82の両側に形成された測温抵抗83,83と、各測温抵抗83の中点出力部84とを備える。各傍熱抵抗82は、ヒータ81の温度制御に用いられる。ヒータ81から発生した熱によってヒータ81の周囲の温度が上昇し、その温度分布の変化を各測温抵抗83によって検出し、その検出結果に基づいて気体の流量を測定する。
配線パターン80は、単結晶シリコン層からなり、薄膜状に形成されている。ヒータ81、傍熱抵抗82および測温抵抗83は、それぞれ配線パターン80の一部であり、単結晶シリコン層に不純物をドーピングすることにより形成されている。開口部43は、長方形に形成されており、相対向する開口縁43aおよび開口縁43bを有する。ヒータ81および傍熱抵抗82は、開口部43の略中心に配置されている。
各測温抵抗83は、それぞれ二重のコ字状に形成されており、開口縁43aに平行に配置されている。また、各測温抵抗83は、それぞれ面積の大きい配線部83aに導通している。各配線部83aは、開口縁43aと交差しており、開口縁43aと平行な配線側部83bを開口縁43aの外側に有する。図中、ハッチングが施されていない領域は、配線パターン80が形成された領域(単結晶シリコン層、シリコン酸化膜50,60およびシリコン窒化膜70からなる領域)であり、ハッチングが施された領域は、配線パターン80が形成されていない領域(シリコン酸化膜50,60およびシリコン窒化膜70からなる領域)である。
(保護部を有するセンシング部の構造)
次に、メンブレンに保護部を有するセンシング部の構造について説明する。図4は、メンブレンに保護部を有するセンシング部の平面図である。
各測温抵抗83に導通する各配線部83aは、図3に示したものと比較して、その面積がそれぞれ拡大されている。各配線部83aの各配線側部83bは、それぞれ開口縁43aを跨ぎ、開口部43の内側まで形成されている。また、各配線側部83bは、それぞれ開口縁43aに平行に形成されている。つまり、図中で一点鎖線で囲む部分が、メンブレン33の破壊耐圧を高める目的で形成された補強部83cになっている。
(従来技術の検証)
次に、従来技術の検証について説明する。図5は、この検証に使用した装置の説明図であり、(a)はその平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
検証に使用した基板90には、複数の空洞部41が形成されており、各空洞部41の開口部43には、メンブレン33がそれぞれ形成されている。基板90の内部には、各空洞部41に連通する空間91が形成されている。基板90の側面には、油を空間91に充填するための充填口92が開口形成されている。
まず、保護部を有さない複数のメンブレン33が表面に形成された基板90を用意した。そして、充填口92から空間91に油を充填し、空間91内部の油圧を上昇させ、いずれかのメンブレン33が破壊されたときのメンブレン1つ当たりに掛かった圧力を破壊耐圧として評価した。その結果、破壊耐圧は0.8MPaであった。
次に、保護部を有する複数のメンブレン33が表面に形成された基板90を用意し、上記と同様の評価を行った。その結果、破壊耐圧は0.8MPaであった。
つまり、保護部を有するか否かに関係なく、メンブレン33の破壊耐圧は同じであった。したがって、配線パターン80のうち、測温抵抗83の配線部83aを開口部43の内側まで延出させて面積を拡大してもメンブレン33の破壊耐圧を高めることができないことが分かった。
[検証1]
そこで、発明者は、メンブレン33の構造自体がメンブレン33の破壊耐圧に関係しているのではないかと推測し、新たな検証を行った。図6は、段差の形成されたメンブレンの複数の測定ポイントと、各測定ポイントにおける応力値との関係を示す説明図である。図7は、段差の形成されていないメンブレンの測定ポイントと、測定ポイントにおける応力値との関係を示す説明図である。
図6に示すように、メンブレン33の表面には、配線パターン80が形成されている形成部33aと、形成されていない非形成部33bとの間に段差33cが存在する。段差33cは、シリコン基板40の開口縁43aに近い箇所に形成された段差33cから、開口縁43aから離れた箇所に形成された段差33cまで複数存在する。
そこで、各段差33cを測定ポイントA〜Gに設定し、メンブレン33の表面の中心を裏面方向へ押圧したときの各測定ポイントにおける応力値を2次元解析のシミュレーションによって求めた。
その結果、図6に示すように、測定ポイントA〜Gにおける各応力値は、順に3973MPa、8207MPa、12736MPa、9307MPa、5957MPa、4813MPa、3709MPaであった。つまり、各段差33cに掛かる応力値は、開口縁43aに近いほど大きく、開口部43から遠いほど小さいことが分かった。
一方、図7に示すように、段差の形成されていないメンブレン33では、開口縁43aに対応する測定ポイントにおける応力値は、4230MPaであった。つまり、段差33cの形成されたメンブレン33の測定ポイントCにおける応力値12736MPaよりも小さいことが分かった。
以上より、メンブレン33に掛かる応力は、シリコン基板40の開口縁43aに近い段差33cに集中することが分かった。
したがって、段差33cを開口縁43aから極力内側に離すことにより、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができる可能性のあることが分かった。
[検証2]
次に、この出願の発明者は、メンブレン33に形成された配線パターン80および開口部43の配置関係と、メンブレン33の破壊耐圧との関係について検証した。図8および9は、応力が最大となった領域を示す説明図である。
図8に示すメンブレン33は、幅Wが450μmで長さLが700μmの長方形に形成されている。メンブレン33の破壊耐圧は0.8Mpaである。メンブレン33の表面の中心を裏面方向に押圧した結果、メンブレン33のうち測温抵抗83が形成されている領域83dに掛かる応力の値が最大となった。つまり、メンブレン33のうち、開口部43の長い方の縁である開口縁43aの中央に最も近く、かつ、開口縁43aと平行な配線パターンが形成されている領域83dに掛かる応力の値が最大となった。
図9に示すメンブレン33は、幅Wが450μmで長さLが500μmの略正方形に形成されている。メンブレン33の破壊耐圧は0.1Mpaである。メンブレン33の表面の中心を裏面方向に押圧した結果、メンブレン33のうち測温抵抗83の中点出力部84が形成されている領域83eに掛かる応力の値が最大となった。つまり、メンブレン33のうち、開口部43の短い方の縁である開口縁43bの中央に最も近く、かつ、開口縁43bと平行な配線パターンが形成されている領域83eに掛かる応力の値が最大となった。
以上より、メンブレン33に掛かる応力は、シリコン基板40の開口部43の開口縁43a,43bの中央に平行な配線パターンが形成された領域83d,83eに集中することが分かった。
したがって、開口縁43a,43bの中央に平行な配線パターンを開口縁から極力内側に離すことにより、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができるという結論を得た。
[検証3]
次に、この出願の発明者は、メンブレン33に形成された段差33cの開口部43からの距離と、段差33cに作用する応力との関係について検証した。図10は、メンブレンの段差と開口縁との配置関係を示す説明図である。図11は、段差33cの開口部43からの距離と、段差33cに作用する応力との関係を示すグラフである。
この検証で使用したメンブレン33は、幅Wが700μmで長さLが700μmの正方形である。また、開口部43の各開口縁に平行な段差33cが四方に形成されたメンブレン33を使用した。そして、メンブレン33の四方に形成された段差33cと開口部43との距離が0μmの場合、8μmの場合および50μmの場合のそれぞれについて検証を行った。また、メンブレン33の表面の中心を0.5MPaの力で裏面方向へ押圧したときのメンブレン上の各測定点における応力を測定した。測定ポイントは、相対向する段差間において開口部43と平行な区間に設定した。各測定ポイント間の距離は、0.1mmである。
検証の結果、図11に示すように、各測定ポイントにおける応力は、メンブレン33の段差33cと開口部43との距離Dが0μmのときが最も大きく、距離Dが50μmのときが最も小さかった。
以上より、メンブレン33の段差33cのうち、開口部43と平行な段差33cが開口部43に近付くほど段差33cに応力が集中することが分かった。
したがって、開口部43と平行な配線パターンを極力減らすことにより、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができるという結論を得た。
[検証4]
次に、発明者は、開口部43と略垂直に交差する配線パターンの幅と、その配線パターンの段差における応力との関係について検証した。また、その配線パターンが開口部43と略垂直に交差する位置と段差における応力との関係についても同時に検証した。図12は、配線パターンと開口縁との配置関係を示す説明図である。図13は、開口部43と略垂直に交差する配線パターンの幅および開口部43と略垂直に交差する位置と、段差33cに作用する応力との関係を示すグラフである。
この検証で使用したメンブレン33は、幅Wが700μmで長さLが700μmの正方形である。また、開口部43の相対向する開口縁43c,43cとそれぞれ略垂直に交差する配線パターン85が形成されたメンブレン33を使用した。そして、配線パターン85の線幅ΔWが8μmで、かつ、縁43cの中心Pからのオフセット量W1が0μmの場合と、線幅ΔWが8μmで、かつ、オフセット量W1が46μmの場合と、線幅ΔWが100μmで、かつ、オフセット量W1が0μmの場合とについて検証を行った。
また、メンブレン33の表面の中心を0.5MPaの力で裏面方向へ押圧したときのメンブレン上の各測定点における応力を測定した。測定ポイントは、メンブレン33の中心を通り、開口縁43cと平行な区間に設定した。各測定ポイント間の距離は、0.1mmである。
検証の結果、図13に示すように、配線パターン85の線幅ΔWが太いほど、配線パターン85の段差に発生する応力が小さくなることが分かった。また、オフセット量W1が変化しても段差に発生する応力には大差のないことが分かった。
以上より、開口部43と略垂直に交差する配線パターン85の線幅ΔWは8μmを超える幅にすることにより、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができるという結論を得た。
[検証5]
次に、この出願の発明者は、開口部43と斜めに交差する配線パターンと、その配線パターンの段差における応力との関係について検証した。また、その配線パターンが開口部43と斜めに交差する位置と段差における応力との関係についても同時に検証した。図14は、配線パターンと開口部との配置関係を示す説明図である。図15は、検証の結果を示すグラフである。
この検証で使用したメンブレン33は、幅Wが700μmで長さLが700μmの正方形である。また、開口部43の相対向する開口縁43c,43cとそれぞれ斜めに交差する配線パターン86が形成されたメンブレン33を使用した。そして、配線パターン86の線幅ΔWが8μmで、かつ、開口縁43cの中心Pからのオフセット量が0μmの場合と、線幅ΔWが8μmで、かつ、オフセット量が196μmの場合とについて検証を行った。
また、メンブレン33の表面の中心を0.5MPaの力で裏面方向へ押圧したときのメンブレン上の各測定点における応力を測定した。測定ポイントは、メンブレン33の中心を通り、開口縁43cと平行な区間に設定した。各測定ポイント間の距離は、0.1mmである。
検証の結果、図15に示すように、開口部43の開口縁43cと斜めに交差する配線パターン86のうち、開口縁43cの中心Pからのオフセット量が0μm、つまり開口縁43cの中心Pと斜めに交差する配線パターン86の段差に発生する応力が最も大きかった。また、開口縁43cと斜めに交差し、オフセット量が196μmの配線パターン86の段差に発生する応力が2番目に大きかった。
図15には、前述の検証5において得た、開口縁43cと略垂直に交差し、同じ線幅8μmでオフセット量が0μmの配線パターンのグラフをも示してある。この開口縁43cと略垂直に交差する配線パターンと比較しても、開口縁43cと斜めに交差する配線パターン86の段差に発生する応力はかなり大きいことが分かる。
以上より、開口部43と斜めに交差する配線パターン86は、極力、開口部43の開口縁43cの中心に配置されないように構成することにより、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができるという結論を得た。つまり、開口部43と交差する配線パターン86のうち、開口部43の角部以外の開口縁を通る配線パターンは、その開口縁と略垂直に交差し、開口部43の角部を通る配線パターンは、その角部と鋭角に交差するように構成することにより、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができる。
[実験]
この出願の発明者は、前述した検証2の検証結果を参考にして製造した流量センサを用い、メンブレンの破壊耐圧について実験を行った。前述したように、図8に示した構造の流量センサの場合、測温抵抗83が形成された領域83dに応力が集中することが分かっている。
そこで、発明者は、図16に示すメンブレン構造を有する流量センサを製造した。図16は、メンブレンの平面図である。同図に示すメンブレン33は、幅Wが550μmで長さLが700μmである。また、開口部43と平行な配線パターン80である測温抵抗83の端部から開口縁43aまでの距離W2が97μmである。
また、従来の配線パターンを有するメンブレンとして図3に示したものを使用した。図3に示すメンブレン33は、幅Wが450μmで長さLが700μmである。また、開口部43と平行な配線パターン80である測温抵抗83の端部から開口縁43aまでの距離W2が50μmである。
また、図16および図3に示すメンブレンに対応する空洞部は、共に図17に示す構造である。図17は、空洞部の説明図であり、(a)は空洞部の裏面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図、(c)は(a)のB−B矢視断面図である。空洞部41を形成するシリコン基板40は、その厚さ方向の結晶面方位が(100)面に形成されたものである。また、空洞部41を形成する各内壁面41aの傾斜角度θ1は、それぞれ54.7°である。
メンブレン33の表面の中心を裏面方向へ加圧し、メンブレン33が割れたときの加圧力を破壊耐圧として評価した。その結果、破壊耐圧は、図3に示す従来のメンブレンが0.8MPaであり、図16に示すメンブレンが2.0MPaであった。
つまり、測温抵抗83を開口部43から内側に97μm離すことにより、メンブレン33の破壊耐圧を2.5倍に高めることができることが実証された。
したがって、開口部43の開口縁と平行な配線パターンは、その開口縁から従来の50μmを超えて内側に配置することにより、メンブレン33の破壊耐圧を従来よりも高めることができる。
また、シリコン基板40の厚さ方向の結晶面方位が(100)面であるため、異方性エッチングを用いることにより、図17に示すように、空洞部41を基板表面側から見た開口部の平面形状を矩形にすることができる。さらに、配線パターン80を形成する単結晶シリコン層の厚さ方向の結晶面方位が(100)面であるため、メンブレン33に応力が作用した場合であっても、その応力に起因するピエゾ抵抗効果やホットキャリア現象の発生を抑制できるので、気体の流量の検出精度を高めることもできる。
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態について説明する。図18は、この実施形態の流量センサに備えられたメンブレンの平面図である。図19は、図18に示すメンブレンを構成する空洞部の説明図であり、(a)は空洞部の裏面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図、(c)は(a)のB−B矢視断面図、(d)は(a)のC−C矢視断面図である。
図18に示すように、平面視8角形の開口部43により、8角形のメンブレン33が形成されている。符号Q1で示すように、測温抵抗83と導通する配線部83aは、開口部43の角部以外の開口縁43eと略垂直に交差している。また、符号Q2で示すように、傍熱抵抗82と導通する配線部82aは、開口部の角部以外の開口縁43dと略垂直に交差している。さらに、ヒータ81と導通する配線部81aは、開口部43の角部以外の開口縁43fと略垂直に交差している。また、開口縁と略垂直に交差する各配線部は、それぞれ8μmを超える線幅に形成されている。
メンブレン33の裏面の空洞部41を形成するシリコン基板40は、その厚さ方向の結晶面方位が(110)面に形成されたものである。図19(a)に示すように、空洞部41は、テーパ面41b,41b,41c,41cと、その間の垂直面41dとを内壁面として形成されている。
<100>結晶軸に沿って対向するテーパ面41c,41cは、結晶面方位(111)面であり、その傾斜角度θ2は35.3°である。また、<111>結晶軸に沿って対向するテーパ面41b,41bは、結晶面方位(100)面である。テーパ面41bは、結晶面方位(111)面の垂直面41eから連続形成されている。垂直面41dは、結晶面方位(111)面である。
メンブレン33は、シリコン基板40をマスキングし、異方性エッチングにより形成する。マスキングに用いるマスクの開口部は、<100>結晶軸方向に長軸を持ち、かつ、<111>結晶軸と直交する方向に4辺を持つ菱形において、各角部が切り取られた形の8角形をなす。そして、そのマスクによってシリコン基板40の裏面をマスキングし、KOHなどのエッチング液によって裏面から異方性エッチングを行うと、平面視8角形の開口部43を有する空洞部41が形成される。
以上のように、シリコン基板40の開口部43を平面視8角形に形成することにより、配線パターンが開口部43の角部以外の開口縁と略垂直に交差し、かつ、開口縁と略垂直に交差する配線パターンが8μmを超える線幅となるように構成することができるため、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができる。
<第3実施形態>
次に、この発明の第3実施形態について説明する。図20は、この実施形態の流量センサに備えられたメンブレンの平面図である。図21は、図20に示すメンブレンを構成する空洞部の説明図であり、(a)は空洞部の裏面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図、(c)は(a)のB−B矢視断面図である。
図20に示すように、平面視四角形の開口部43により、四角形のメンブレン33が形成されている。センシング部32および開口部43は、センシング部32を構成するヒータ81、傍熱抵抗82、測温抵抗83および中点出力部84の延びる方向と、開口縁43h,43iとの成す角度が略45°となるように配置されている。
メンブレン33の裏面の空洞部41を形成するシリコン基板40は、その厚さ方向の結晶面方位が(100)面に形成されたものである。図21(a)に示すように、空洞部41は、4つのテーパ面41fを内壁面として形成されている。<110>結晶軸に沿って対向する各テーパ面41fは、結晶面方位(111)面であり、傾斜角度θ3は54.7°である。
センシング部32および開口部43を上記のように配置することにより、センシング部32を構成する配線パターンのうち、開口縁に近い測温抵抗83を、開口縁と非平行に設定することができる。しかも、測温抵抗83を図16に示したものよりも開口縁から離すことができる。
したがって、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができる。
また、符号Q1で示すように、測温抵抗83と導通する配線部83aは、開口部43の開口縁43h,43iと略垂直に交差している。また、符号Q2で示すように、傍熱抵抗82と導通する配線部82aは、開口部の開口縁43h,43iと略垂直に交差している。さらに、ヒータ81と導通する配線部81aは、開口部の開口縁43h,43iと略垂直に交差している。また、開口縁と略垂直に交差する各配線部は、それぞれ8μmを超える線幅に形成されている。
したがって、メンブレン33の破壊耐圧をより一層高めることができる。
<第4実施形態>
次に、この発明の第4実施形態について説明する。図22は、この実施形態の流量センサに備えられたメンブレンの平面図である。同図に示すように、開口部43を平面視円形に形成し、メンブレン33を平面視円形に形成することもできる。この構造によれば、符号Q1,Q2で示すように、開口縁43jと配線部81a,82a,83aとを略垂直に交差させることができるため、メンブレン33の破壊耐圧を高めることができる。
<まとめ>
前述の各検証および実験から、厚さが薄く破壊耐圧の高いメンブレンを備えた流量センサを実現するためには、メンブレンを次の構造に製造することが望ましい。
(1)センシング部32を構成する配線パターンのうち、開口部43の開口縁と平行な配線パターンを極力開口縁から内側に離れた位置に配置する。できれば、開口縁から内側に50μmを超えて配置する。
(2)センシング部32を構成する配線パターンのうち、開口部43の開口縁の中央に平行な配線パターンを開口縁から内側に極力離す。
(3)センシング部32を構成する配線パターンのうち、開口部43の開口縁と平行な配線パターンを極力減らす。
(4)センシング部32を構成する配線パターンのうち、開口部43の開口縁と略垂直に交差する配線パターンの線幅は極力太くする。できれば、8μmを超える線幅にする。
(5)開口部43の開口縁と略垂直に交差する配線パターン86のうち、開口部43の角部以外の開口縁を通る配線パターンは、その開口縁と略垂直に交差し、開口部43の角部を通る配線パターンは、その角部と鋭角に交差するようにする。
<他の実施形態>
開口部43の平面形状(メンブレン33の平面形状)は、前述した形状に限定されるものではなく、この発明の要件を満たすものであれば変更可能である。
流量センサの一部をメンブレンの部分で切断した場合の断面を示す斜視説明図である。 図1に示す流量センサのメンブレンの部分を拡大して示す断面説明図である。 メンブレンに保護部を有さないセンシング部の平面図である。 メンブレンに保護部を有するセンシング部の平面図である。 従来技術の検証に使用した装置の説明図であり、(a)はその平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 段差の形成されたメンブレンの複数の測定ポイントと、各測定ポイントにおける応力値との関係を示す説明図である。 段差の形成されていないメンブレンの測定ポイントと、測定ポイントにおける応力値との関係を示す説明図である。 応力が最大となった領域を示す説明図である。 応力が最大となった領域を示す説明図である。 メンブレンの段差と開口縁との配置関係を示す説明図である。 段差33cの開口部43からの距離と、段差33cに作用する応力との関係を示すグラフである。 配線パターンと開口縁との配置関係を示す説明図である。 開口部43と略垂直に交差する配線パターンの幅および開口部43と略垂直に交差する位置と、段差33cに作用する応力との関係を示すグラフである。 配線パターンと開口部との配置関係を示す説明図である。 検証5の結果を示すグラフである。 実験におけるメンブレンの平面図である。 空洞部の説明図であり、(a)は空洞部の裏面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図、(c)は(a)のB−B矢視断面図である。 第2実施形態の流量センサに備えられたメンブレンの平面図である。 図18に示すメンブレンを構成する空洞部の説明図であり、(a)は空洞部の裏面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図、(c)は(a)のB−B矢視断面図、(d)は(a)のC−C矢視断面図である。 第3実施形態の流量センサに備えられたメンブレンの平面図である。 図20に示すメンブレンを構成する空洞部の説明図であり、(a)は空洞部の裏面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図、(c)は(a)のB−B矢視断面図である。 第4実施形態の流量センサに備えられたメンブレンの平面図である。
符号の説明
30・・流量センサ、32・・センシング部、33・・メンブレン(底部)、
40・・シリコン基板、41・・空洞部(凹部)、43・・開口部、
43a〜43j・・開口縁(底部の縁)、80・・配線パターン、81・・ヒータ、
82・・傍熱抵抗、83・・測温抵抗、84・・中点出力部。

Claims (8)

  1. 基板裏面に凹部が形成されており、基板表面に配線パターンが形成された半導体基板を備えており、
    前記凹部の底部が薄肉に形成されており、前記配線パターンのうち、センシング部が前記底部の基板表面に形成されてなる流量センサにおいて、
    前記底部の前記表面側から見た平面形状が8角形に形成されており、
    前記底部の基板表面に形成された配線パターンのうち、前記底部の縁と平行な部分が、前記縁から内側に50μmを超えて配置され、前記底部の角部以外の縁を通る部分が、その縁と略垂直に交差してなり、
    前記半導体基板は、シリコン製の支持基板と、前記支持基板の表面に形成されたシリコン酸化膜と、前記シリコン酸化膜の表面に形成されたシリコン層とからなるSOI基板であり、
    前記凹部は前記支持基板の裏面側に形成されており、
    前記底部は前記シリコン酸化膜からなり、
    前記配線パターンは前記シリコン層から形成されてなり、
    前記支持基板およびシリコン層の厚さ方向の結晶面方位が異なることを特徴とする流量センサ。
  2. 前記支持基板の厚さ方向の結晶面方位が(100)面であることを特徴とする請求項1に記載の流量センサ。
  3. 前記支持基板の厚さ方向の結晶面方位が(110)面であることを特徴とする請求項1に記載の流量センサ。
  4. 前記シリコン層の厚さ方向の結晶面方位が(100)面であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の流量センサ。
  5. 前記シリコン層は単結晶シリコンにより形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の流量センサ。
  6. 前記シリコン層の厚さが0.7μm以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の流量センサ。
  7. 前記底部において、前記配線パターンの形成されている部分と形成されていない部分との間に段差が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の流量センサ。
  8. 前記センシング部は、ヒータと、前記ヒータの温度を測定するための測温抵抗とを備え、気体の流量に対応した信号を出力するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の流量センサ。
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