JP5141273B2 - 固体撮像装置、その駆動方法、及びデジタルカメラ - Google Patents

固体撮像装置、その駆動方法、及びデジタルカメラ Download PDF

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Description

本発明は、電荷結合素子(CCD)を用いた固体撮像装置の駆動方法に関し、特に2本の水平CCDレジスタを備えた固体撮像装置、その駆動方法、及びデジタルカメラに関する。
電荷結合素子(CCD)で構成された固体撮像装置を高精細化する一つの手法として、特許文献1で開示された2本の水平CCDレジスタを装備する方法がある。すなわち、この方法に依れば、水平CCDレジスタの電極ピッチが1本の水平CCDレジスタを装備した場合の2倍となるために半導体製造工程におけるマスクパターンルールが緩和され、高精細化が容易となる。しかも水平CCDレジスタ1本当たりの駆動周波数が1/2に緩和されるため、駆動も容易となる。例えば、SMPTE(エスエムピーティーイー、米国映画テレビ技術者協会)274M規格に準拠した有効画素数1920(水平)×1080(垂直)、画面サイズ2/3型相当のHD(ハイディフィニション)CCDに適用した場合、水平CCDレジスタ一転送段当りの電極ピッチは1本の水平CCDレジスタだけを装備した場合の5μmから2倍の10μmへと拡大される。また、水平CCDレジスタ1本当たりの駆動周波数も74.25MHzから1/2の37.125MHzへと緩和される。
一方、近年、固体撮像装置の高精細化や昼夜間監視などの多用途化に伴って、高感度化や高S/N化に対する要請が一段と高まっている。固体撮像装置を高感度化したり高S/N化する方法として、光電変換部にオンチップマイクロレンズアレーを設けたり、出力部にインパクト・イオン化現象によって二次電子を生成する電子増倍レジスタを設けるなど構造上の工夫がある。また、信号電荷蓄積時間を長くしたり、隣接画素の信号電荷を加算したりするなど駆動上の工夫もある。これらの工夫のうち、信号電荷を加算する方法は解像度が犠牲になるものの、用途を限定すれば簡便に高感度化が達成できる便利な方法であり、例えば、特許文献2では水平CCDレジスタの出力端で水平画素加算を行う方法が開示されている。
しかしながら、上述した2本の水平CCDレジスタを装備した固体撮像装置においては、水平CCDレジスタの1転送段分に対して2本の垂直CCDレジスタが対応して配置されているため、隣接した垂直CCDレジスタからの信号電荷を水平CCDレジスタ1本だけを用いて出力端まで分離したまま転送することは原理的に不可能である。このため、かかる構造の固体撮像装置に特許文献2を適用することは出来ない。
特許文献2に記載の技術に代わって、2本の水平CCDレジスタを装備した固体撮像装置でも水平画素加算が行える方法が、特許文献3と特許文献4で開示されている。以下ではこの方法について詳しく説明する。
図13は、特許文献4で開示された固体撮像装置を示すブロック図である。同図は固体撮像装置の駆動方法を基に分かり易く再構成した関連技術であり、固体撮像装置101はフォトダイオードと垂直CCDレジスタ(いずれも図示せず)が配置された撮像領域102と、この撮像領域102の一端に平行に配置された垂直水平レジスタ間転送ゲート103と第1の水平CCDレジスタ104、水平レジスタ間転送ゲート105および第2の水平CCDレジスタ106と、それぞれの水平CCDレジスタの出力端に接続された出力アンプ107、108とで構成されている。
また、出力アンプ107、108からの出力はCDS(コリレーティドダブルサンプリング、相関二重サンプリング)回路を初めとするCCD雑音除去回路109、110に接続されている。
ここで、CCD雑音除去回路109からの出力は、サンプリング回路111に直接接続されているのに対し、CCD雑音除去回路110からの出力は、水平CCDレジスタ104,106のクロック周期の半分に相当する遅延時間を有する遅延回路112を介してサンプリング回路113に接続されている。サンプリング回路111および113からの出力信号はコンデンサ114で合成された上で増幅器115を介して通常の時系列映像信号として外部へ出力される。
また、ここで、固体撮像装置101は、本明細書での説明の便宜上、SMPTE 274M規格に準拠した有効画素数1920(水平)×1080(垂直)のインタライン転送方式のHDCCDであり、フィールド読み出しモードに対応しているものとする。すなわち、垂直CCDレジスタ(図示せず)は4相駆動パルス(ΦV1,ΦV2,ΦV3,ΦV4)で駆動される。また、垂直水平レジスタ間転送ゲート103は垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHで駆動され、水平レジスタ間転送ゲート105は水平レジスタ間転送パルスΦHHGで駆動される。
次いで、水平CCDレジスタ104,106の本体部は2相駆動パルス(ΦH1,ΦH2)で駆動されるが、その最終転送段は別個のパルスΦHLで駆動されるものとする。ここでΦHLの位相はΦH1と同一とする。さらに、水平CCDレジスタ104と106での電荷検出は同一位相のリセットゲートパルスΦRを用いてフローティング・ディフュージョン法で行うものとする。また、固体撮像装置101を動作させるための全ての駆動パルスと、CCD雑音除去回路109、110を動作させるためのファーストサンプリングパルスΦS101、水平画素加算ステータス表示信号H.ADD、およびサンプリング回路111とパルス選別回路117へ供給されるセカンドサンプリングパルスΦS121,ΦS122はタイミング・ジェネレータ116で生成されるものとする。なお、サンプリング回路113へ供給するサンプリングパルスΦS122'はパルス選別回路117でセカンドサンプリングパルスΦS122を水平画素加算ステータス表示信号H.ADDでゲートして生成されている。
次に、図14〜図19を用いて図13の本発明に関連する固体撮像装置の動作を説明する。
まず、図14、図15および図16は、それぞれ、本発明の関連技術における通常駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示すタイミングチャートと、水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図、および再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。
図14において、通常駆動時には水平レジスタ間転送パルスΦHHGが水平ブランキング期間内の定められた期間で118に示す如くオン状態となり、また水平画素加算ステータス表示信号H.ADDがオフ状態となってサンプリング回路113へ供給されるサンプリングパルスΦS122’がセカンドサンプリングパルスΦS122と同一となっているのが特徴である。
また、図15において図13と同様の構成要素には同一の符号を用いた。
図15において網目模様を施した領域119はチャネルストップ領域、120〜123は垂直CCDレジスタ、124と125は第1の水平CCDレジスタ104と第2の水平CCDレジスタ106を結合する電荷転送チャネル、126は水平駆動パルスΦH1が印加される水平CCDレジスタ転送電極、127は水平駆動パルスΦH2が印加される水平CCDレジスタ転送電極である。
図16において128は撮像領域102にマトリックス状に配置されたフォトダイオードを示しており、N、N+1、N+2は第1フィールドのライン番号を示し、またN'、(N+1)'は第2フィールドのライン番号を示している。また、同図において、記号"○"と記号"●"とは、それぞれ第1フィールドと第2フィールドのサンプリング中心点を示している。
ここで、図14〜図16を用いて本発明に関連する固体撮像装置の通常駆動時における動作を説明する。
まず、水平ブランキング期間の時刻t111において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオン状態になると、垂直CCDレジスタ120、121、122、123中の信号129、130、131、132は垂直水平レジスタ間転送ゲート103ヘと転送される。
以下では説明の便宜上、信号129、130、131、132は、それぞれ記号"★"、記号"▲"、記号"●"、記号"■"で表示されている。
次に、時刻t112において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオフ状態になると、信号129、130、131、132は第1の水平CCDレジスタ104へ一斉に転送される。さらに、時刻t113において水平レジスタ間転送パルスΦHHGがオン状態のままで水平駆動パルスΦH1がオン状態になると、第1の水平CCDレジスタ104の転送電極127下に蓄積されていた信号130(記号"▲")と132(記号"■")はそれぞれ電荷転送チャネル124と125へ転送される。最後に、時刻t114において水平駆動パルスΦH1がオン状態のままで水平レジスタ間転送パルスΦHHGがオフ状態になると、電荷転送チャネル124と125に蓄積されていた信号130(記号"▲")と132(記号"■")は、第2の水平CCDレジスタ106の転送電極126下に転送される。
一方、第1の水平CCDレジスタ104の転送電極126下に蓄積されている信号129(記号"★")と131(記号"●")は、時刻t112から時刻t114の期間中は同電極下に留まり続けている。以上の動作により、垂直CCDレジスタ120〜123からの信号電荷のうち、信号129(記号"★")と131(記号"●")は第1の水平CCDレジスタ104に振り分けられ、また、信号130(記号"▲")と132(記号"■")は第2の水平CCDレジスタ106に振り分けられたことになる。
次に、有効映像期間になって水平駆動パルスΦH1とΦH2とが連続動作を始めると、第1と第2の水平CCDレジスタ104、106中のすべての信号電荷が水平方向(紙面左方向)へ同時に転送され、フローティング・ディフュージョン法で電荷検出されて振幅変調されたCCD出力電圧信号へと変換される。
ここで2つの出力部には同一位相のリセットゲートパルスΦRを用いているため、第2の水平CCDレジスタ106からの信号は位相が半クロック分進相されて出力されることになる。すなわち、図14の出力信号CCD OUT1とCCD OUT2において、信号129(記号"★")と130(記号"▲")とが同一タイミングで出力された後に、信号131(記号"●")と132(記号"■")が同一タイミングで出力されている。
固体撮像装置101の出力アンプ107からの出力信号はCCD雑音除去回路109に入力されて雑音除去された後に、サンプリング回路111へ印加される。他方、出力アンプ108からの出力信号はCCD雑音除去回路110に入力されて雑音除去された後に、前述した半クロック分の位相の進相を補正するために遅延回路112で半クロック分遅延されてサンプリング回路113へ印加される。サンプリング回路111と113はそれぞれ180°位相の異なるサンプリングパルスΦS121とΦS122'で動作しているため、両者の信号はコンデンサ114で合成されて、増幅器115からは信号129(記号"★")、130(記号"▲")、131(記号"●")、132(記号"■")の順に順序正しく出力されることになる。
以上の本発明に関連する固体撮像装置の通常駆動時における動作を図16にまとめると、CCDはフィールド読み出しモードで動作しているため、フォトダイオード128からの信号電荷は垂直方向に2つずつ加算され、また水平方向には加算されずに出力されることになる。従って、この場合の垂直解像度は約700TV本、水平解像度は約1,000TV本となる。
次に、図17〜図19を用いて図13に示した固体撮像装置の水平画素加算駆動時における動作を説明する。
ここで、図17、図18および図19は、それぞれ、本発明の関連技術における水平画素加算駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示すタイミングチャートと、水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図、および再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。
図17において、水平画素加算駆動時には水平レジスタ間転送パルスΦHHGが133に示す如く常時オフ状態となり、また水平画素加算ステータス表示信号H.ADDがオン状態となってサンプリング回路113へ供給されるサンプリングパルスΦS122'がオフ状態(ローレベル)となっているのが特徴である。また、図18において図13および図15と同一番号は同一構成要素を示し、図19において図16と同一番号、同一記号は同一構成要素を示している。
まず、水平ブランキング期間の時刻t121において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオン状態になると、垂直CCDレジスタ120、121、122、123中の信号134、135、136、137は垂直水平レジスタ間転送ゲート103ヘと転送される。
以下では説明の便宜上、信号134、135、136、137は、それぞれ記号"★"、記号"▲"、記号"●"、記号"■"で表示されている。
次に、時刻t122において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオフ状態になると、信号134、135、136、137は第1の水平CCDレジスタ104へ一斉に転送される。次いで、時刻t123において水平駆動パルスΦH1がオン状態になると、第1の水平CCDレジスタ104の転送電極127下に蓄積されていた信号135(記号"▲")と信号137(記号"■")とは、水平レジスタ間転送パルスΦHHGがオフ状態となっているために通常駆動時のように電荷転送チャネル124、125には転送されずに、水平CCDレジスタ104の転送電極126下へと転送され、ここで信号134(記号"★")および信号136(記号"●")のそれぞれと加算される。
以上の動作により、垂直CCDレジスタ120〜123からの信号電荷のうち、信号134(記号"★")と信号135(記号"▲")および信号136(記号"●")と信号137(記号"■")とが、第1の水平CCDレジスタ104中にて電荷レベルで加算されたことになる。
次に、有効映像期間になって水平駆動パルスΦH1とΦH2が連続動作を始めると、第1と第2の水平CCDレジスタ104中の信号電荷が水平方向(紙面左方向)へ転送され、フローティング・ディフュージョン法で電荷検出されて振幅変調されたCCD出力電圧信号へと変換される。このとき第2と水平CCDレジスタ106中には信号電荷は存在しないため信号は出力されない。
固体撮像装置101の出力アンプ107からの出力信号はCCD雑音除去回路109に入力されて雑音除去された後に、サンプリング回路111へ印加されてセカンドサンプリングパルスΦS121にてサンプリングされる。
他方、出力アンプ108からの出力はCCD雑音除去回路110と遅延回路112とを介してサンプリング回路113へ接続されているが、CCDからの出力はなく、しかもサンプリングパルスΦS122'がオフ状態(ローレベル)となっているために、この系統からは何も出力されない。よって増幅器115からは信号134(記号"★")と信号135(記号"▲")とが加算された信号が出力され、次いで信号136(記号"●")と信号137(記号"■")とが加算された信号が出力されることになる。
また、本発明に関連する固体撮像装置の水平画素加算駆動時における動作は、第1フィールドと第2フィールドとで全く同じタイミングで行われている。
以上の本発明に関連する固体撮像装置の水平画素加算駆動時における動作を図19にまとめると、CCDはフィールド読み出しモードで動作しているため、フォトダイオード128からの信号電荷は垂直方向と水平方向にそれぞれ2つずつ加算されて、その振幅が通常駆動時(図16)の2倍に増倍されて出力される。すなわち、感度が2倍となって出力されることになる。
関連する技術の一例が特許文献5〜9に記載されている。
特許文献5の固体撮像装置は、露光量の異なる複数の画像信号を出力する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力される画像信号を合成する信号合成手段と、を有し、固体撮像素子から出力される画像信号のうち少なくとも1つは、他の画像信号に比べ画素数の少ない画像信号である。
この固体撮像装置によれば、固体撮像素子の露光及び信号読み出しモードを制御し、1フィールド分の短時間露光信号と1フレーム分の長時間露光信号を撮影しこれらを合成することで、固体撮像素子の画素数並みの解像度を持ちながらもダイナミックレンジが拡大された画像を撮影することができるとしている。
特許文献6の固体撮像装置は、入射光を画素単位で信号電荷に変換して蓄積する受光部と、受光部から垂直列毎に読み出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、垂直転送部から移された信号電荷を各々水平方向に転送する複数(n本)の水平転送部と、複数の水平転送部のうち垂直転送部側の第1の水平転送部に移された信号電荷の一部を他の水平転送部に選択的に転送する転送ゲートと、第1の水平転送部から他の水平転送部への信号電荷の転送を禁止しつつ第1の水平転送部において隣り合うn画素分の信号電荷を混合して水平転送すべく転送ゲート及び第1の水平転送部を駆動する駆動手段とを備えたものである。
この固体撮像装置によれば、第1の水平転送部から他の水平転送部への信号電荷の転送を禁止しつつ第1の水平転送部で隣り合うn画素分の信号電荷を混合して水平転送することにより、受光セル面積が等価的に大きくなって信号量が増えるため、高感度化及び高S/N化が図れるとしている。
特許文献7の撮像装置は、読み出すフィールド期間において、フィールドの走査位置に相当する第1の信号及び走査位置に隣接した走査位置に相当する第2の信号がそれぞれ読み出される固体撮像素子と、第2の信号を1水平走査期間遅延する遅延回路と、この遅延回路出力と第2の信号とを加算する第1の加算器と、この第1の加算器出力と第1の信号とを加算する第2の加算器とを具備するものである。
この撮像装置によれば、CCDから1線読み出しを行ない、読み出されたフィールドに隣接するフィールドの走査上に相当する信号を処理して垂直輪郭信号を得て、これを読み出されたフィールドの走査上の信号に加えてCCD出力としている。これにより、垂直解像度の劣化を防止することができるとともに、感度向上が行なえるとしている。
特許文献8の固体撮像装置は、2次元的に配置された光電変換画素と、光電変換画素に隣接し垂直方向に信号電荷を転送する複数の垂直転送レジスタと、垂直方向に転送された信号電荷を水平方向に転送する水平転送レジスタと、水平方向に転送された信号電荷を画素単位のアナログ信号として取り出すため画素周期で固定電位にリセットするリセットゲートおよび出力増幅器とを有するCCD固体撮像素子と;リセットゲートに供給するゲート駆動パルスの周期を1画素周期と1水平ライン毎に位相が180度反転する2画素周期とに切り替える位相切替手段と;CCD固体撮像素子の出力信号を1水平ライン遅延させる第1の1H遅延線と;第1の遅延線の出力信号を1水平ライン遅延させる第2の1H遅延線と;CCD固体撮像素子の出力信号と第2の1H遅延線の出力信号とを加算平均する加算平均回路と;この加算平均された信号と第1の1H遅延線の出力とを1画素周期で交互にサンプルホールドするサンプルホールド手段とを備えたものである。
この固体撮像装置によれば、CCD固体撮像素子のリセットゲートに印加するリセットパルスを2画素周期2Tの間欠駆動とし、水平隣接画素の電荷を混合することにより2倍の感度を実現しながらも、リセットパルスの位相制御と垂直相関を利用した信号の内挿処理との組み合わせにより、画素混合によって水平解像度が半減する従来例に比較して、水平解像度の低下を3/4に抑えることができるという効果を有するとしている。
特開昭59−13369号公報 特開平4−70282号公報 特開平4−337983号公報 特開平5−41835号公報 特開2001−148805号公報 特開平5−41835号公報 特開平6−62325号公報 特開平6−209434号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜6、8に記載の技術では、感度こそ2倍になるものの、水平解像度に関しては、水平画素加算の位相が第1フィールドと第2フィールドとで同一のため、通常駆動時の半分の約500TV本まで劣化してしまうという大きな欠点があった。なお、垂直解像度は通常駆動時と同じ約700TV本のままである。
また、特許文献7、8に記載の技術においても、高解像度への要求は限りがなく、まだ十分とは言えないのが現状である。
そこで、本発明の目的は、水平画素加算を行う際に、2倍の感度向上を保ったまま水平解像度の劣化を最小限に留める事が出来る固体撮像装置、その駆動方法及びデジタルカメラを提供することにある。
本発明の装置は、複数の光電変換部とこれらの各光電変換部に対応して設けられた複数の垂直CCDレジスタが配置された撮像領域と、この撮像領域の一端に平行に配置され垂直CCDレジスタからの信号電荷を水平方向に転送する第1と第2の水平CCDレジスタと、これら第1と第2の水平CCDレジスタの間に平行に配置され第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送する水平レジスタ間転送ゲートと、第1と第2の動作モードを択一的に設定する動作モード設定手段と、動作モード設定手段による第1の動作モードの設定時は、第1の水平CCDレジスタから第2の水平CCDレジスタへの信号電荷の転送を禁止した上で、第1フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで一方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算して水平方向へ転送すべく水平レジスタ間転送ゲート及び第1の水平CCDレジスタを駆動し、また第2フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで他方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算した上で第1フィールドより半転送段分多く水平方向へ転送すべく水平レジスタ間転送ゲート及び第1の水平CCDレジスタを駆動し、第2の動作モードの設定時は、第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送した後に信号電荷を加算することなく水平方向へ同時に転送すべく水平レジスタ間転送ゲート及び第1と第2の水平CCDレジスタを駆動する駆動手段と、第1の水平CCDレジスタからの出力信号を処理する第1の信号処理系と、第1と第2の水平CCDレジスタからの出力信号を択一的に選択して処理した上で半クロック分の位相遅延を与える第2の信号処理系とを有し、第1の動作モードの設定時は、第2の信号処理系で第1の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1フィールドにおいては第1の信号処理系を経由した信号のみを出力し、また第2フィールドにおいては第2の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2の動作モードの設定時は、第2の信号処理系で第2の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1と第2の信号処理系を経由した2系統の信号を合成して出力する信号処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のデジタルカメラは上記固体撮像装置を用いたことを特徴とする。
本発明の方法は、複数の光電変換部とこれらの各光電変換部に対応して設けられた複数の垂直CCDレジスタが配置された撮像領域と、この撮像領域の一端に平行に配置され垂直CCDレジスタからの信号電荷を水平方向へ転送する第1と第2の水平CCDレジスタと、これら第1と第2の水平CCDレジスタの間に平行に配置され第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送する水平レジスタ間転送ゲートと、第1の水平CCDレジスタからの出力信号を処理する第1の信号処理系と、第1と第2の水平CCDレジスタからの出力信号を択一的に選択して処理した上で半クロック分の位相遅延を与える第2の信号処理系とを有する信号処理手段とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、第1の動作モードの設定時は、第1の水平CCDレジスタから第2の水平CCDレジスタへの信号電荷の転送を禁止すると同時に第2の信号処理系で第1の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで一方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算して水平方向へ転送して第1の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで他方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算した上で第1フィールドより半転送段分多く水平方向へ転送して第2の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2の動作モードの設定時は、第2の信号処理系で第2の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送した後に信号電荷を加算することなく水平方向へ同時に転送して第1と第2の信号処理系を経由した2系統の信号を合成して出力することを特徴とする。
本発明によれば、水平画素加算の位相が第1フィールドと第2フィールドとで180°オフセットしているため、水平解像度の劣化を3割程度に留めたままで2倍の感度向上が可能となる。この結果、水平画素加算を行う際に、2倍の感度向上を保ったまま水平解像度の劣化を最小限に留める事が出来る。
本発明に係る固体撮像装置の一実施の形態は、複数の光電変換部とこれらの各光電変換部に対応して設けられた複数の垂直CCDレジスタが配置された撮像領域と、この撮像領域の一端に平行に配置され垂直CCDレジスタからの信号電荷を水平方向に転送する第1と第2の水平CCDレジスタと、これら第1と第2の水平CCDレジスタの間に平行に配置され第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送する水平レジスタ間転送ゲートと、第1と第2の動作モードを択一的に設定する動作モード設定手段と、動作モード設定手段による第1の動作モードの設定時は、第1の水平CCDレジスタから第2の水平CCDレジスタへの信号電荷の転送を禁止した上で、第1フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで一方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算して水平方向へ転送すべく水平レジスタ間転送ゲート及び第1の水平CCDレジスタを駆動し、また第2フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで他方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算した上で第1フィールドより半転送段分多く水平方向へ転送すべく水平レジスタ間転送ゲート及び第1の水平CCDレジスタを駆動し、第2の動作モードの設定時は、第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送した後に信号電荷を加算することなく水平方向へ同時に転送すべく水平レジスタ間転送ゲート及び第1と第2の水平CCDレジスタを駆動する駆動手段と、第1の水平CCDレジスタからの出力信号を処理する第1の信号処理系と、第1と第2の水平CCDレジスタからの出力信号を択一的に選択して処理した上で半クロック分の位相遅延を与える第2の信号処理系とを有し、第1の動作モードの設定時は、第2の信号処理系で第1の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1フィールドにおいては第1の信号処理系を経由した信号のみを出力し、また第2フィールドにおいては第2の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2の動作モードの設定時は、第2の信号処理系で第2の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1と第2の信号処理系を経由した2系統の信号を合成して出力する信号処理手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、水平画素加算の位相が第1フィールドと第2フィールドとで180°オフセットしているため、水平解像度の劣化を3割程度に留めたままで2倍の感度向上が可能となる。この結果、水平画素加算を行う際に、2倍の感度向上を保ったまま水平解像度の劣化を最小限に留める事が出来る。
本発明に係る固体撮像装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、信号処理手段の出力側に設けられ同一信号を反転させて2度サンプリングする第1と第2のサンプリング手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るデジタルカメラは、上記固体撮像装置を用いたことを特徴とする。
ここで、デジタルカメラとしては、CCDの光路上に配置されるレンズを含む光学系、映像出力を記憶するメモリ(例えば、フラッシュメモリ、RAM)、映像出力をモニタする表示手段(例えば、液晶表示装置)を有するものである。
本発明の方法は、複数の光電変換部とこれらの各光電変換部に対応して設けられた複数の垂直CCDレジスタが配置された撮像領域と、この撮像領域の一端に平行に配置され垂直CCDレジスタからの信号電荷を水平方向へ転送する第1と第2の水平CCDレジスタと、これら第1と第2の水平CCDレジスタの間に平行に配置され第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送する水平レジスタ間転送ゲートと、第1の水平CCDレジスタからの出力信号を処理する第1の信号処理系と、第1と第2の水平CCDレジスタからの出力信号を択一的に選択して処理した上で半クロック分の位相遅延を与える第2の信号処理系とを有する信号処理手段とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、第1の動作モードの設定時は、第1の水平CCDレジスタから第2の水平CCDレジスタへの信号電荷の転送を禁止すると同時に第2の信号処理系で第1の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで一方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算して水平方向へ転送して第1の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで他方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算した上で第1フィールドより半転送段分多く水平方向へ転送して第2の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2の動作モードの設定時は、第2の信号処理系で第2の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送した後に信号電荷を加算することなく水平方向へ同時に転送して第1と第2の信号処理系を経由した2系統の信号を合成して出力することを特徴とする。
上記構成によれば、水平画素加算の位相が第1フィールドと第2フィールドとで180°オフセットしているため、水平解像度の劣化を3割程度に留めたままで2倍の感度向上が可能となる。この結果、水平画素加算を行う際に、2倍の感度向上を保ったまま水平解像度の劣化を最小限に留める事が出来る。
本発明に係る固体撮像装置の駆動方法の一実施の形態は、複数の光電変換部とこれらの各光電変換部に対応して設けられた複数の垂直CCDレジスタが配置された撮像領域と、この撮像領域の一端に平行に配置され垂直CCDレジスタからの信号電荷を水平方向へ転送する第1と第2の水平CCDレジスタと、これら第1と第2の水平CCDレジスタの間に平行に配置され第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送する水平レジスタ間転送ゲートと、第1の水平CCDレジスタからの出力信号を処理する第1の信号処理系と、第1と第2の水平CCDレジスタからの出力信号を択一的に選択して処理した上で半クロック分の位相遅延を与える第2の信号処理系とを有する信号処理手段とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、第1の動作モードの設定時は、第1の水平CCDレジスタから第2の水平CCDレジスタへの信号電荷の転送を禁止すると同時に第2の信号処理系で第1の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで一方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算して水平方向へ転送して第1の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2フィールドにおいては第1の水平CCDレジスタで他方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算した上で第1フィールドより半転送段分多く水平方向へ転送して第2の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2の動作モードの設定時は、第2の信号処理系で第2の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送した後に信号電荷を加算することなく水平方向へ同時に転送して第1と第2の信号処理系を経由した2系統の信号を合成して出力することを特徴とする。
本発明に係る固体撮像装置の駆動方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、信号処理手段の出力からの同一信号を反転させて2度サンプリングすることを特徴とする。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
次に本発明に係る固体撮像装置の第1の実施例について説明する。
[構成の説明]
図1は、本発明に係る固体撮像装置の駆動方法を適用した固体撮像装置の第1の実施例を示すブロック図である。
固体撮像装置1は、フォトダイオードと垂直CCDレジスタ(いずれも図示せず)とが配置された撮像領域2と、この撮像領域2の一端に平行に配置された垂直水平レジスタ間転送ゲート3と、第1の水平CCDレジスタ4、水平レジスタ間転送ゲート5および第2の水平CCDレジスタ6と、それぞれの水平CCDレジスタの出力端に接続された出力アンプ7、8とで構成されている。
また、出力アンプ7、8からの出力はCDS(コリレーティドダブルサンプリング、相関二重サンプリング)回路を初めとするCCD雑音除去回路9、10に接続されている。
ここで、CCD雑音除去回路9からの出力は、サンプリング回路11に直接接続されると同時に信号切替器12の一方の入力端子に接続されている。
他方、CCD雑音除去回路10からの出力は、信号切替器12の他方の入力端子に接続されている。信号切替器12からの出力は水平CCDレジスタ4,6のクロック周期の半分に相当する遅延時間を有する遅延回路13を介してサンプリング回路14に接続されている。サンプリング回路11および14からの出力信号はコンデンサ15で合成された上で増幅器16を介して通常の時系列映像信号として外部へ出力される。
ここで、固体撮像装置1は、本明細書での説明の便宜上、SMPTE 274M規格に準拠した有効画素数1,920(水平)×1,080(垂直)のインタライン転送方式のHDCCDであり、フィールド読み出しモードに対応しているものとする。すなわち、垂直CCDレジスタ(図示せず)は4相駆動パルス(ΦV1,ΦV2,ΦV3,ΦV4)で駆動される。
また、垂直水平レジスタ間転送ゲート3は、垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHで駆動され、水平レジスタ間転送ゲート5は水平レジスタ間転送パルスΦHHGで駆動される。
次いで、水平CCDレジスタ4,6の本体部は2相駆動パルス(ΦH1,ΦH2)で駆動されるが、その最終転送段は別個のパルスΦHLで駆動されるものとする。
ここでΦHLの位相はΦH1と同一とする。さらに、水平CCDレジスタ4と6での電荷検出は同一位相のリセットゲートパルスΦRを用いてフローティング・ディフュージョン法で行うものとする。
また、固体撮像装置1を動作させるための全ての駆動パルスと、CCD雑音除去回路9、10とを動作させるためのファーストサンプリングパルスΦS1、水平画素加算ステータス表示信号H.ADD、フィールド・インデックス信号FI、およびセカンドサンプリングパルスΦS21,ΦS22はタイミング・ジェネレータ17で生成されるものとする。
なお、サンプリング回路11、14へ供給するそれぞれのサンプリングパルスΦS21、ΦS21は、パルス選別回路18でタイミング・ジェネレータ17からのセカンドサンプリングパルスΦS21、ΦS22を水平画素加算ステータス表示信号H.ADDとフィールド・インデックス信号FIとでゲートして生成されている。
[動作の説明]
次に、図2〜図8を用いて図1に示した固体撮像装置の動作を説明する。
まず、図2、図3および図4は、それぞれ、通常駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示すタイミングチャートと、水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図、および再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。
図2において、通常駆動時には水平レジスタ間転送パルスΦHHGが水平ブランキング期間内の定められた期間で19に示す如くオン状態となり、また水平画素加算ステータス表示信号H.ADDがオフ状態となることによってCCD雑音除去回路10の出力が信号切替器12を介して遅延回路13へ常時接続され、さらにサンプリング回路11、14へ供給されるサンプリングパルスΦS21、ΦS22が、それぞれセカンドサンプリングパルスΦS21及びΦS22と同一となっているのが特徴である。
また、図3において図1と同一番号は同一構成要素を示している。
同図において網目模様を施した領域20はチャネルストップ領域を示し、21〜25は垂直CCDレジスタを示す。26と27とは第1の水平CCDレジスタ4と第2の水平CCDレジスタ6とを結合する電荷転送チャネルを示す。28は水平駆動パルスΦH1が印加される水平CCDレジスタ転送電極を示し、29は水平駆動パルスΦH2が印加される水平CCDレジスタ転送電極を示す。
図4において30は撮像領域2にマトリックス状に配置されたフォトダイオードを示し、N、N+1、N+2は第1フィールドのライン番号を示している。またN'、(N+1)'は第2フィールドのライン番号を示している。同図において、記号"○"と記号"●"とは、それぞれ第1フィールドと第2フィールドのサンプリング中心点とを示している。
ここで、図2〜図4を用いて本発明による固体撮像装置の通常駆動時における動作を説明する。
まず、水平ブランキング期間の時刻t11において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオン状態になると、垂直CCDレジスタ21、22、23、24中の信号31、32、33、34は垂直水平レジスタ間転送ゲート3ヘと転送される。
以下では説明の便宜上、信号31、32、33、34は、それぞれ記号"★"、記号"▲"、記号"●"、記号"■"で表示されている。
次に、時刻t12において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオフ状態になると、信号31、32、33、34は第1の水平CCDレジスタ4へ一斉に転送される。
さらに、時刻t13において水平レジスタ間転送パルスΦHHGがオン状態のままで水平駆動パルスΦH1がオン状態になると、第1の水平CCDレジスタ4の転送電極29下に蓄積されていた信号32(記号"▲")と信号34(記号"■")とはそれぞれ電荷転送チャネル26、27へ転送される。
最後に、時刻t14において水平駆動パルスΦH1がオン状態のままで水平レジスタ間転送パルスΦHHGがオフ状態になると、電荷転送チャネル26、27に蓄積されていた信号32(記号"▲")と信号34(記号"■")とは、第2の水平CCDレジスタ6の転送電極28下に転送される。
一方、第1の水平CCDレジスタ4の転送電極28下に蓄積されている信号31(記号"★")と信号33(記号"●")とは、時刻t12から時刻t14の期間中は同電極下に留まり続けている。
以上の動作により、垂直CCDレジスタ21〜24からの信号電荷のうち、信号31(記号"★")と信号33(記号"●")とは第1の水平CCDレジスタ4に振り分けられ、また、信号32(記号"▲")と信号34(記号"■")とは第2の水平CCDレジスタ6に振り分けられたことになる。
次に、有効映像期間になって水平駆動パルスΦH1、ΦH2が連続動作を始めると、第1と第2の水平CCDレジスタ4、6中のすべての信号電荷が水平方向(紙面左方向)へ同時に転送され、フローティング・ディフュージョン法で電荷検出されて振幅変調されたCCD出力電圧信号へと変換される。
ここで2つの出力部には同一位相のリセットゲートパルスΦRを用いているため、第2の水平CCDレジスタ6からの信号は位相が半クロック分進相されて出力されることになる。
すなわち、図2の出力信号CCD OUT1とCCD OUT2において、信号31(記号"★")と信号32(記号"▲")とが同一タイミングで出力された後に、信号33(記号"●")と信号34(記号"■")とが同一タイミングで出力されている。
固体撮像装置1の出力アンプ7からの出力信号はCCD雑音除去回路9に入力されて雑音除去された後に、サンプリング回路11へ印加される。
他方、出力アンプ8からの出力信号はCCD雑音除去回路10に入力されて雑音除去された後に、上側の入力端子が選択された信号切替器12を介して遅延回路13へ供給され、ここで前述した半クロック分の位相の進相を補正するために半クロック分遅延されてサンプリング回路14へ印加される。
サンプリング回路11、14はそれぞれ180°位相の異なるサンプリングパルスΦS21'、ΦS22'で動作しているため、両者の信号はコンデンサ15で合成されて、増幅器16からは信号31(記号"★")、32(記号"▲")、33(記号"●")、34(記号"■")の順に順序正しく出力されることになる。
以上の本発明による固体撮像装置の通常駆動時における動作を図4にまとめると、CCDはフィールド読み出しモードで動作しているため、フォトダイオード30からの信号電荷は垂直方向に2つずつ加算され、また水平方向には加算されずに出力されることになる。従って、この場合の垂直解像度は約700TV本、水平解像度は約1,000TV本となる。これは従来の固体撮像装置の通常駆動時における動作(図16)と同一である。
次に、図5〜図8を用いて図1に示した固体撮像装置の水平画素加算駆動時における動作を説明する。
ここで、図5、図6、図7(a)、(b)、及び図8は、それぞれ、水平画素加算駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示す第1フィールドのタイミングチャートと、水平画素加算駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示す第2フィールドのタイミングチャートと、第1フィールドにおける水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図、第2フィールドにおける水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図、および再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。
図5において、水平画素加算駆動時には水平レジスタ間転送パルスΦHHGが35に示す如く常時オフ状態となり、また水平画素加算ステータス表示信号H.ADDがオン状態となってCCD雑音除去回路9の出力が信号切替器12を介して遅延回路13へ常時接続されているのが本実施例の特徴である。
また図5の第1フィールドにおいて、水平駆動パルスΦH1、ΦH2の波形は通常駆動時の波形(図2)と同一であり、サンプリング回路11へ供給されるサンプリングパルスΦS21'もセカンドサンプリングパルスΦS21と同一波形である。
しかし、サンプリング回路14へ供給されるサンプリングパルスΦS22'はオフ状態(ローレベル)となっている。さらに図6の第2フィールドにおいて、水平駆動パルスΦH1、ΦH2の波形は、36、37に示す如く第1フィールドの場合と異なり、水平ブランキング期間内で信号電荷が半クロック分進相されて転送されるようになっている。
さらに、サンプリング回路11へ供給されるサンプリングパルスΦS21'はオフ状態(ローレベル)となり、サンプリング回路14へ供給されるサンプリングパルスΦS22'はセカンドサンプリングパルスΦS22と同一となっている。
また、図7(a)、(b)において、図1および図3と同一の符号は同一構成要素を示し、図8において図4と同一の構成要素には同一の符号を用いた。
まず、図5に示す第1フィールドの水平ブランキング期間の時刻t21において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオン状態になると、垂直CCDレジスタ21、22、23、24中の信号38、39、40、41は垂直水平レジスタ間転送ゲート3下ヘと転送される。
以下、説明の便宜上、信号38、39、40、41は、それぞれ記号"★"、記号"▲"、記号"●"、記号"■"で表示されている。
次に、時刻t22において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオフ状態になると、信号38、39、40、41は第1の水平CCDレジスタ4へ一斉に転送される。
次いで、時刻t23において水平駆動パルスΦH1がオン状態になると、第1の水平CCDレジスタ4の転送電極29下に蓄積されていた信号39(記号"▲")と信号41(記号"■")とは、水平レジスタ間転送パルスΦHHGがオフ状態となっているために通常駆動時のように電荷転送チャネル26、27には転送されずに、水平CCDレジスタ4の転送電極28下へと転送され、ここで信号38(記号"★")および信号40(記号"●")のそれぞれと加算される。
以上の動作により、垂直CCDレジスタ21〜24からの信号電荷のうち、信号38(記号"★")と信号39(記号"▲")および信号40(記号"●")と信号41(記号"■")とが、垂直CCDレジスタ21、23に対応した第1の水平CCDレジスタ4の転送電極28下で電荷レベルで加算されたことになる。
次に、有効映像期間になって水平駆動パルスΦH1、ΦH2が連続動作を始めると、第1と水平CCDレジスタ4中の信号電荷が水平方向(紙面左方向)へ転送され、フローティング・ディフュージョン法で電荷検出されて振幅変調されたCCD出力電圧信号へと変換される。このとき第2と水平CCDレジスタ6中には信号電荷は存在しないため信号は出力されない。
固体撮像装置1の出力アンプ7からの出力信号はCCD雑音除去回路9に入力されて雑音除去された後に、サンプリング回路11へ印加されてセカンドサンプリングパルスΦS21'にてサンプリングされる。
他方、CCD雑音除去回路9の出力は信号切替器12と遅延回路13とを介してサンプリング回路14へ接続されているが、サンプリングパルスΦS22'がオフ状態(ローレベル)となっているために、この系統からは何も出力されない。よって増幅器16からは信号38(記号"★")と信号39(記号"▲")が加算された信号が出力され、次いで信号40(記号"●")と信号41(記号"■")とが加算された信号が出力されることになる。
次に、図6に示す第2フィールドの水平ブランキング期間の時刻t31において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオン状態になると、垂直CCDレジスタ21、22、23、24、25中の信号42、43、44、45、46は垂直水平レジスタ間転送ゲート3下ヘと転送される。
以下、説明の便宜上、信号42、43、44、45、46は、それぞれ記号"★"、記号"▲"、記号"●"、記号"■"、記号"▼"で表示されている。
次に、時刻t32において垂直水平レジスタ間転送パルスΦVHがオフ状態になると、信号42、43、44、45、46は第1の水平CCDレジスタ4へ一斉に転送される。
次いで、時刻t33において水平駆動パルスΦH2がオン状態になると、第1の水平CCDレジスタ4の転送電極28下に蓄積されていた信号42(記号"★")、信号44(記号"●")、信号46(記号"▼")は、左方向に隣接した転送電極29下ヘと転送され、ここで信号44(記号"●")は信号43(記号"▲")と、また信号46(記号"▼")は信号45(記号"■")とそれぞれ加算される。
さらに、時刻t34において水平駆動パルスΦH2がオフ、ΦH1がオンになると、信号42(記号"★")、信号43(記号"▲")と信号44(記号"●")とが加算された信号及び、信号45(記号"■")と信号46(記号"▼")とが加算された信号は、それぞれ独立して水平方向(紙面左方向)へ半クロック分位相が進相されて転送される。
以上の動作により、垂直CCDレジスタ21〜25からの信号電荷のうち、信号43(記号"▲")と信号44(記号"●")および信号45(記号"■")と信号46(記号"▼")とが、垂直CCDレジスタ22、24に対応した第1の水平CCDレジスタ4の転送電極29下にて電荷レベルで加算され、その後半クロック分位相が進相されて転送されたことになる。
次に、有効映像期間になって水平駆動パルスΦH1、ΦH2が連続動作を始めると、第1と第2の水平CCDレジスタ4中の信号電荷が水平方向(紙面左方向)へ転送され、フローティング・ディフュージョン法で電荷検出されて振幅変調されたCCD出力電圧信号へと変換される。このとき第2と第2の水平CCDレジスタ6中には信号電荷は存在しないため信号は出力されない。
固体撮像装置1の出力アンプ7からの出力信号はCCD雑音除去回路9に入力されて雑音除去された後に、信号切替器12を介して遅延回路13に印加される。この遅延回路13で、前述した半クロック分の位相の進相を補正するために半クロック分の遅延が行われる。
次いでサンプリング回路14へ印加されてセカンドサンプリングパルスΦS22'にてサンプリングされる。
他方、CCD雑音除去回路9の出力はサンプリング回路11へも接続されているが、サンプリングパルスΦS12'がオフ状態(ローレベル)となっているために、この系統からは何も出力されない。
よって増幅器16からは、まず信号42(記号"★")が出力され、次いで信号43(記号"▲")と信号44(記号"●")とが加算された信号、信号45(記号"■")と信号46(記号"▼")とが加算された信号の順に出力されることになる。
以上の本発明による固体撮像装置の水平画素加算駆動時における動作を図8にまとめると、CCDはフィールド読み出しモードで動作しているため、フォトダイオード30からの信号電荷は垂直方向と水平方向にそれぞれ2つずつ加算されて出力される。しかも、水平画素加算の位相が第1フィールドと第2フィールドとで180°オフセットしているため、水平解像度は通常駆動時の半分まで劣化することはなく、約3割劣化の700TV本程度に留めたままで2倍の感度向上が可能となる。
次に、本発明に係る固体撮像装置の第2の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図9は本発明に係る固体撮像装置の第2の実施例を示すブロック図であり、図1に示した構成要素と同様の構成要素には同一の符号を用いた。本実施例は第1の実施例と共通点が多いため、以下では相違点のみを説明する。
まず、図9において、サンプリング回路11、14にはタイミング・ジェネレータ17からのセカンドサンプリングパルスΦS21、ΦS22が直接接続されている。また、増幅器16の出力は信号切替器47の一方の入力端子に接続されると同時に、水平CCDレジスタ4、6のクロック周期の半分に相当する遅延時間を有する遅延回路48を介して他方の入力端子にも接続されている。さらに、信号切替器47の切替パルスΦSWはパルス選別回路49でタイミング・ジェネレータ17からのフィールド・インデックス信号FIを水平画素加算ステータス表示信号H.ADDでゲートして生成されている。
[動作の説明]
次に、図10、図11、図12を用いて図9に示した固体撮像装置の水平画素加算駆動時における動作を説明する。
ここで、図10、図11、図12は、それぞれ、水平画素加算駆動時における第1フィールドの各駆動パルスと出力信号との位相関係を示すタイミングチャートと、水平画素加算駆動時における第2フィールドの各駆動パルスと出力信号との位相関係を示すタイミングチャートと、再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図であり、図5、図6、図7(a)、(b)、及び図8と同様の構成要素には同一の符号を示している。
この実施例の大きな特徴は、図10、図11の増幅器16の出力波形に示す如く、サンプリング回路11、14で、同一の信号を180°位相を変えて2度サンプリングしている点にある。
まず、図10の第1フィールドにおいては増幅器16出力からは信号38(記号"★")と信号39(記号"▲")とが加算された信号が2度にわたって出力された後に、信号40(記号"●")と信号41(記号"■")とが加算された信号が同じく2度にわたって出力されている。
第1フィールドでは信号切替器47は下側に切り替わっているため増幅器16出力は遅延されずにこのまま映像出力となる。他方、図11の第2フィールドにおいては増幅器16出力からは信号42(記号"★")が2度にわたって出力された後に、信号43(記号"▲")と信号44(記号"●")とが加算された信号が2度に渡って出力され、続いて信号45(記号"■")と信号46(記号"▼")とが加算された信号が同じく2度に渡って出力されている。第2フィールドでは信号切替器47は上側に切り替わっているため増幅器16出力は半クロック分遅延されて映像出力となる。
以上の固体撮像装置の実施例の水平画素加算駆動時における動作を図12にまとめると、CCDはフィールド読み出しモードで動作しているため、フォトダイオード30からの信号電荷は垂直方向と水平方向とにそれぞれ2つずつ加算されて出力され、しかも同図の矢印で示すごとく同じ信号が2度にわたって出力されることになる。
さらに、水平画素加算の位相が第1フィールドと第2フィールドとで180°オフセットしているため、水平解像度は通常駆動時の半分まで劣化することはなく、約3割劣化の700TV本程度に留めたままで2倍の感度向上が可能となる。
以上説明した第2の実施例では、第1の実施例に比べて、水平画素加算駆動時に水平CCDレジスタ1本当たりの駆動周波数に相当する37.125MHzのキャリアが増加することがないため、映像処理回路の後段に強力なトラップフィルタを装備する必要がなく、変調度の低下や過渡特性の劣化を受け難い利点がある。さらに、高速パルスであるセカンドサンプリングパルスΦS21、ΦS22が、第1/第2フィールドにわたって連続動作しているため、映像出力にフィールド間段差が発生し難い利点もある。
[効 果]
以上において、本発明によれば、水平画素加算の位相が第1フィールドと第2フィールドとで180°オフセットしているため、水平解像度の劣化を3割程度に留めたままで2倍の感度向上が可能となる。
以上、本発明による固体撮像装置及びその駆動方法をインタライン転送方式のHDCCDに適用した場合を例に説明したが、本発明はフレームインタライン転送方式など他の転送方式の固体撮像装置や、HD以外の標準方式の固体撮像装置にも同様に適用可能である。
本発明はフレームインタライン転送方式など他の転送方式の固体撮像装置や、HD以外の標準方式の固体撮像装置にも同様に適用可能である。
本発明に係る固体撮像装置の駆動方法を適用した固体撮像装置の第1の実施例を示すブロック図である。 通常駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示すタイミングチャートである。 水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図である。 再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。 水平画素加算駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示す第1フィールドのタイミングチャートである。 水平画素加算駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示す第2フィールドのタイミングチャートである。 (a)は、第1フィールドにおける水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図、(b)は、第2フィールドにおける水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図である。 再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。 本発明に係る固体撮像装置の第2の実施例を示すブロック図である。 水平画素加算駆動時における第1フィールドの各駆動パルスと出力信号との位相関係を示すタイミングチャートである。 水平画素加算駆動時における第2フィールドの各駆動パルスと出力信号との位相関係を示すタイミングチャートである。 再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。 特許文献4で開示された固体撮像装置を示すブロック図である。 本発明の関連技術における通常駆動時における各駆動パルスと出力信号の位相関係を示すタイミングチャートである。 本発明の関連技術における水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図である。 本発明の関連技術における再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。 本発明の関連技術における再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。 本発明の関連技術における水平CCDレジスタ部での信号電荷の転送の模様を示す拡大図である。 本発明の関連技術における再生画面上でのサンプリングの模様を示す模式図である。
符号の説明
1、101 固体撮像装置
2、102 撮像領域
3、103 垂直水平レジスタ間転送ゲート
4、104 第1の水平CCDレジスタ
5、105 水平レジスタ間転送ゲート
6、106 第2の水平CCDレジスタ
7、8、107、108 出力アンプ
9、10、109、110 CCD雑音除去回路
11、14、111、113 サンプリング回路
12、48 信号切替器
13、48、112 クロック周期の半分に相当する遅延時間を有する遅延回路
15、114 コンデンサ
16、115 増幅器
18、49、117 パルス選別回路
20、119 チャネルストップ領域
21〜25、120〜123 垂直CCDレジスタ
26、27、124,125 電荷転送チャネル
28、126 水平駆動パルスΦH1が印加される水平CCDレジスタ転送電極
29、127 水平駆動パルスΦH2が印加される水平CCDレジスタ転送電極
30、128 フォトダイオード
31〜34、38〜41、42〜46、129〜132、134〜137 信号

Claims (3)

  1. 複数の光電変換部とこれらの各光電変換部に対応して設けられた複数の垂直CCDレジスタが配置された撮像領域と、この撮像領域の一端に平行に配置され前記垂直CCDレジスタからの信号電荷を水平方向に転送する第1と第2の水平CCDレジスタと、これら第1と第2の水平CCDレジスタの間に平行に配置され第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を前記第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送する水平レジスタ間転送ゲートと、
    第1と第2の動作モードを択一的に設定する動作モード設定手段と、
    前記動作モード設定手段による第1の動作モードの設定時は、前記第1の水平CCDレジスタから前記第2の水平CCDレジスタへの信号電荷の転送を禁止した上で、第1フィールドにおいては前記第1の水平CCDレジスタで一方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算して水平方向へ転送すべく前記水平レジスタ間転送ゲート及び前記第1の水平CCDレジスタを駆動し、また第2フィールドにおいては前記第1の水平CCDレジスタで他方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算した上で第1フィールドより半転送段分多く水平方向へ転送すべく前記水平レジスタ間転送ゲート及び前記第1の水平CCDレジスタを駆動し、第2の動作モードの設定時は、前記第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送した後に信号電荷を加算することなく水平方向へ同時に転送すべく前記水平レジスタ間転送ゲート及び前記第1と第2の水平CCDレジスタを駆動する駆動手段と、
    前記第1の水平CCDレジスタからの出力信号を処理する第1の信号処理系と、前記第1と第2の水平CCDレジスタからの出力信号を択一的に選択して処理した上で半クロック分の位相遅延を与える第2の信号処理系とを有し、前記第1の動作モードの設定時は、前記第2の信号処理系で第1の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1フィールドにおいては前記第1の信号処理系を経由した信号のみを出力し、また第2フィールドにおいては前記第2の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2の動作モードの設定時は、前記第2の信号処理系で第2の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、前記第1と第2の信号処理系を経由した2系統の信号を合成して出力する信号処理手段と
    前記信号処理手段の出力側に設けられ同一信号を180°位相を変えて2度サンプリングする第1のサンプリング手段及び第2のサンプリング手段と、 を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 請求項1に記載の固体撮像装置を用いたことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 複数の光電変換部とこれらの各光電変換部に対応して設けられた複数の垂直CCDレジスタが配置された撮像領域と、この撮像領域の一端に平行に配置され前記垂直CCDレジスタからの信号電荷を水平方向へ転送する第1と第2の水平CCDレジスタと、これら第1と第2の水平CCDレジスタの間に平行に配置され前記第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を前記第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送する水平レジスタ間転送ゲートと、前記第1の水平CCDレジスタからの出力信号を処理する第1の信号処理系と、前記第1と第2の水平CCDレジスタからの出力信号を択一的に選択して処理した上で半クロック分の位相遅延を与える第2の信号処理系とを有する信号処理手段とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    第1の動作モードの設定時は、前記第1の水平CCDレジスタから前記第2の水平CCDレジスタへの信号電荷の転送を禁止すると同時に前記第2の信号処理系で第1の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、第1フィールドにおいては前記第1の水平CCDレジスタで一方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算して水平方向へ転送して前記第1の信号処理系を経由した信号のみを出力し、第2フィールドにおいては前記第1の水平CCDレジスタで他方向に隣接した2画素分の信号電荷を加算した上で第1フィールドより半転送段分多く水平方向へ転送して前記第2の信号処理系を経由した信号のみを出力し、 第2の動作モードの設定時は、前記第2の信号処理系で第2の水平CCDレジスタからの出力信号を選択した上で、前記第1の水平CCDレジスタに移送された信号電荷の一部を第2の水平CCDレジスタへ選択的に転送した後に信号電荷を加算することなく水平方向へ同時に転送して前記第1と第2の信号処理系を経由した2系統の信号を合成して出力し、
    前記信号処理手段の出力からの同一信号を180°位相を変えて2度サンプリングすることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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