JP5141271B2 - 光学装置の製造方法 - Google Patents
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Description
前記光学素子と、当該光学素子から切除されるべき被切除部分とが一体化された成形物を、樹脂材料から成形する成形工程と、
回転刃を正回転して切削を行なう第1の切除手段と、回転刃を逆回転して切削を行なう第2の切除手段とを用い、前記成形物から前記被切除部分を除去するよう前記被切除部分の基部をカットするカット工程と、
前記カット工程によって得られる複数の前記光学素子を選別する選別工程と、
前記選別工程で選別された前記光学素子を組み込んで光学装置を製造する製造工程と、を備え、
前記カット工程では、
前記第1の切除手段をダウンカット送りで前記被切除部分の先端部側から基部側に向かって削進させた後、当該被切除部分の左右側面のうち一方の側面に向かって削進させるとともに、前記第2の切除手段をダウンカット送りで前記被切除部分の先端部側から基部側に向かって削進させた後、当該被切除部分の左右側面のうち他方の側面に向かって削進させることにより、当該被切除部分を前記光学素子から切除するか、或いは、
前記第1の切除手段をアップカット送りで前記被切除部分の基部における前記一方の側面から前記他方の側面に向かって削進させた後、当該被切除部分の先端側に向かって削進させるとともに、前記第2の切除手段をアップカット送りで前記被切除部分の基部における前記他方の側面から前記一方の側面に向かって削進させた後、当該被切除部分の先端側に向かって削進させることにより、当該被切除部分を前記光学素子から切除し、
前記選別工程では、
前記カット工程によって得られる複数の前記光学素子のうち、前記被切除部分の切除された切除面内に、前記第1の切除手段による第1の切除領域と、前記第2の切除手段による第2の切除領域との境界線が検知された光学素子のみを選別することを特徴とする。
前記選別工程では、
前記第1の切除領域及び前記第2の切除領域として、前記光学素子の光軸方向の交差方向に延在して複数の条が設けられた領域を検知するとともに、
前記境界線として、前記光軸方向に延在する凸条を検知することを特徴とする。
前記選別工程では、
前記第1の切除領域及び前記第2の切除領域として、前記光学素子の光軸方向に対する所定角度の交差方向に延在して複数の条が設けられた領域を検知することを特徴とする。
前記選別工程では、
前記第1の切除領域及び前記第2の切除領域として、前記光学素子の光軸方向に対する直交方向に延在して複数の条が設けられた領域を検知することを特徴とする。
前記選別工程では、
前記切除面の全体の面積を100としたときに、当該切除面の左右幅方向において中心線から60%の領域内に前記境界線が検知された光学素子のみを選別することを特徴とする。
前記カット工程では、
前記第1の切除手段及び前記第2の切除手段としてエンドミルを用いることを特徴とする。
前記光学装置は、前記光学素子を支持する支持部材を有しており、
前記製造工程では、
少なくとも前記光学素子の前記切除面と、前記支持部材とに接着剤を塗布することにより、前記光学素子を前記支持部材に接着することを特徴とする。
そして、選別工程では、カット工程によって得られる複数の光学素子のうち、切除面内に、第1の切除手段による第1の切除領域と、第2の切除手段による第2の切除領域との境界線が検知された光学素子のみを選別し、製造工程では、選別工程で選別された光学素子を組み込んで光学装置を製造するので、切除手段に対する光学素子の設置位置の誤差や、切除手段の制御誤差などに起因して、切削が先後一方の切除手段のみによって一方向にしか行なわれていない光学素子については、選別工程で境界線が検知されずに製造工程に供給されない反面、第1の切除手段及び第2の切除手段によってそれぞれ切削が行なわれた光学素子については、選別工程で境界線が検知されて製造工程に供給される。つまり、第1の切除手段及び第2の切除手段がそれぞれ切削を行なった光学素子のみを光学装置に組み込むことができる。
よって、切除面の毛羽立っていない光学素子を用いて光学装置を製造することができる。
本実施形態における光ピックアップ装置1は、光ディスクDへの情報の記録動作時や、光ディスクDに記録された情報の再生動作時に、半導体レーザ発振器2から青色光を出射する。出射された青色光は、図1に示すように、光線L1となって、コリメータ3を透過して無限平行光にコリメートされた後、ビームスプリッタ4を透過して、1/4波長板5を透過する。さらに、絞り6及び対物レンズ7を順次透過した後、光ディスクDの保護基板D1を介して情報記録面D2に集光スポットを形成する。
以後、このような動作が繰り返し行われ、光ディスクDに対する情報の記録動作や、光ディスクDに記録された情報の再生動作が完了する。
まず、上述の図9に示すように、成形型100を用い、対物レンズ7を一体的に含む成形物70を樹脂材料から成形する(ステップS1:成形工程)。
以上により、ゲートバリ71の除去された対物レンズ7が生成される。
よって、ゲート切除面71aの毛羽立っていない対物レンズ7を用いて光ピックアップ装置1を製造することができる。
7 対物レンズ(光学素子)
10 2次元アクチュエータ(支持部材)
10b 接着剤
70 成形物
71 ゲートバリ(被切除部分)
71a ゲート切除面(切除面)
72 エアベントバリ(被切除部分)
710 ゲートバリの基部(被切除部分の基部)
711 ゲートバリの先端部(被切除部分の先端部)
E1 エンドミル(第1の切除手段)
E2 エンドミル(第2の切除手段)
J 複数の条
K 境界線
L 光軸方向
R1 切除領域(第1の切除領域)
R2 切除領域(第2の切除領域)
Claims (7)
- 光学素子の組み込まれた光学装置の製造方法であって、
前記光学素子と、当該光学素子から切除されるべき被切除部分とが一体化された成形物を、樹脂材料から成形する成形工程と、
回転刃を正回転して切削を行なう第1の切除手段と、回転刃を逆回転して切削を行なう第2の切除手段とを用い、前記成形物から前記被切除部分を除去するよう前記被切除部分の基部をカットするカット工程と、
前記カット工程によって得られる複数の前記光学素子を選別する選別工程と、
前記選別工程で選別された前記光学素子を組み込んで光学装置を製造する製造工程と、を備え、
前記カット工程では、
前記第1の切除手段をダウンカット送りで前記被切除部分の先端部側から基部側に向かって削進させた後、当該被切除部分の左右側面のうち一方の側面に向かって削進させるとともに、前記第2の切除手段をダウンカット送りで前記被切除部分の先端部側から基部側に向かって削進させた後、当該被切除部分の左右側面のうち他方の側面に向かって削進させることにより、当該被切除部分を前記光学素子から切除するか、或いは、
前記第1の切除手段をアップカット送りで前記被切除部分の基部における前記一方の側面から前記他方の側面に向かって削進させた後、当該被切除部分の先端側に向かって削進させるとともに、前記第2の切除手段をアップカット送りで前記被切除部分の基部における前記他方の側面から前記一方の側面に向かって削進させた後、当該被切除部分の先端側に向かって削進させることにより、当該被切除部分を前記光学素子から切除し、
前記選別工程では、
前記カット工程によって得られる複数の前記光学素子のうち、前記被切除部分の切除された切除面内に、前記第1の切除手段による第1の切除領域と、前記第2の切除手段による第2の切除領域との境界線が検知された光学素子のみを選別することを特徴とする光学装置の製造方法。 - 請求項1記載の光学装置の製造方法において、
前記選別工程では、
前記第1の切除領域及び前記第2の切除領域として、前記光学素子の光軸方向の交差方向に延在して複数の条が設けられた領域を検知するとともに、
前記境界線として、前記光軸方向に延在する凸条を検知することを特徴とする光学装置の製造方法。 - 請求項2記載の光学装置の製造方法において、
前記選別工程では、
前記第1の切除領域及び前記第2の切除領域として、前記光学素子の光軸方向に対する所定角度の交差方向に延在して複数の条が設けられた領域を検知することを特徴とする光学装置の製造方法。 - 請求項3記載の光学装置の製造方法において、
前記選別工程では、
前記第1の切除領域及び前記第2の切除領域として、前記光学素子の光軸方向に対する直交方向に延在して複数の条が設けられた領域を検知することを特徴とする光学装置の製造方法。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の光学装置の製造方法において、
前記選別工程では、
前記切除面の全体の面積を100としたときに、当該切除面の左右幅方向において中心線から60%の領域内に前記境界線が検知された光学素子のみを選別することを特徴とする光学装置の製造方法。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の光学装置の製造方法において、
前記カット工程では、
前記第1の切除手段及び前記第2の切除手段としてエンドミルを用いることを特徴とする光学装置の製造方法。 - 請求項1〜6の何れか一項に記載の光学装置の製造方法において、
前記光学装置は、前記光学素子を支持する支持部材を有しており、
前記製造工程では、
少なくとも前記光学素子の前記切除面と、前記支持部材とに接着剤を塗布することにより、前記光学素子を前記支持部材に接着することを特徴とする光学装置の製造方法。
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