JP5140628B2 - 電子ボードシステム及びプログラム - Google Patents
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Description
以前の電子ボードで用いられる座標入力装置では、電磁誘導式のタイプや感圧式タイプのものがあり、利用するペン自体をアンテナとしての受信機として利用するタイプが知られている。
さらに現在、知られている技術として、一点だけでなく二点以上の複数点の座標を同時に入力できる座標入力方法が知られ、その中でも複数点の座標を入力できる方法として、装置上方部から照明により電子ボードの操作領域全体を照らし、装置下部に複数台のカメラを設置し、指や指示棒の影を撮影し、三角測量を応用して、座標を検出する電子ボードシステムも知られている(例えば特許文献1)。
例えば、ある時点において、第1の入力機器には電子ボード上の書込み機能が、第2の入力機器には電子ボード上の消去機能が割り当てられていた場合、両方の機器が同時に使用された場合であっても、各入力機器からの識別信号により、各入力点の情報が第1、第2どちらの入力機器によるものかが特定でき、それぞれの書込み、消去操作を同時に正しく処理することが可能である。
前記表示制御手段が、
前記入力エリアを複数の入力エリアに区分する境界位置に前記ツールバーを表示し、かつ区分した入力エリアにそれぞれ対応した複数列の操作ボタン群を表示する手段と、
前記座標入力手段によって入力された座標点が前記ツールバーの操作ボタン位置であるか、または操作ボタンの周辺部位置であるかを判定し、いずれかの操作ボタン位置であれば当該操作ボタンに割り当てられた電子ボード機能を実行し、前記周辺部位置であり、かつ当該周辺部位置を指示した状態でのツールバー移動操作であれば当該移動操作終了位置までツールバーを移動させ、入力エリアの大きさを変更する手段と、
前記座標入力手段によって入力された座標点が前記ツールバーの表示位置とは異なる位置であれば、入力された座標点とツールバーの表示位置とを比較し、ツールバーの表示位置に対する入力座標点に応じて、当該入力された座標点を複数の入力エリアのいずれかの入力エリアへの入力座標点として決定する手段と
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、電子ボードの表示画面の入力エリアに対して、電子ボードの機能を制御する複数の操作ボタンから成るツールバーを表示し、座標入力手段により指示された操作ボタンに対応する電子ボード機能を実行するプログラムであって、
前記入力エリアを複数の入力エリアに区分する境界位置に前記ツールバーを表示し、かつ区分した入力エリアにそれぞれ対応した複数列の操作ボタン群を表示するステップと、
前記座標入力手段によって入力された座標点が前記ツールバーの操作ボタン位置であるか、または操作ボタンの周辺部位置であるかを判定し、いずれかの操作ボタン位置であれば当該操作ボタンに割り当てられた電子ボード機能を実行し、前記周辺部位置であり、かつ当該周辺部位置を指示した状態でのツールバー移動操作であれば当該移動操作終了位置までツールバーを移動させ、入力エリアの大きさを変更するステップと、
前記座標入力手段によって入力された座標点が前記ツールバーの表示位置とは異なる位置であれば、入力された座標点とツールバーの表示位置とを比較し、ツールバーの表示位置に対する入力座標点に応じて、当該入力された座標点を複数の入力エリアのいずれかの入力エリアへの入力座標点として決定するステップとを備えることを特徴とする。
図1は、本発明に係る電子ボードシステムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
本実施形態の電子ボードシステムは、座標入力装置である電子ボード101、座標入力手段である入力ペン102、表示画面投影表示装置103、表示内容制御プログラム1041を記憶する制御用コンピュータ104、この制御用コンピュータ104に付属したキーボード105及び表示装置106で構成されている。
制御用コンピュータ104は汎用のパーソナルコンピュータと同等の機能と同等であり、
で、内部メモリには文字オブジェクトや画像オブジェクトを処理する表示内容制御プログラム1041が格納されている。
電子ボード101には、入力ペン102や使用者の指での入力操作時の位置座標、および入力物体の大きさを同時に複数検出できる入力エリア107が設けられている。
入力エリア107は、入力ペン102や指などにより座標を入力する矩形の座標入力面201と、座標入力面201に沿って扇形に広がる照射光を発し、また、座標入力面201に沿って進行する反射光を受光する光学ユニット202(そのうち左側にある光学ユニットを202L、右側にある光学ユニットを202Rとする)と、座標入力面201の外縁に配置され光学ユニット202が発した照射光を、その入射方向に再帰的に反射する反射部203、左右の光学ユニット202が反射部203から受光した情報を座標情報と入力物体のサイズ情報に変換する検出情報処理装置204を有する。
従って、大きさの異なる物体AとBとを入力エリア107に置いた場合、その位置に対応した照射光のスキャンタイミングではそれぞれの物体の大きさに応じたな影の像がカメラに入力される。
検出情報処理装置204は、影の像が入力されたタイミングによって物体AとBの座標位置を算出し、かつ影の像の大きさによって物体AとBの大きさを算出し入力点信号を生成する。
検出情報処理装置204は制御用コンピュータ104と接続されており、この入力点信号の情報を制御用コンピュータ104に随時送信している。
図3で示すように、入力エリア107に投影される画像にはツールバー301が常に表示されている。
ツールバー301には各コマンドが割り当てられているアイコンがそれぞれ配置されている。詳細は図4を用いて説明する。
図3ではツールバー301は電子ボードの入力エリア107の左右中央付近に配置されており、ツールバー301を中心にして、入力領域L302と入力領域R302に分けられている。そして、それぞれの入力エリアではそれぞれのコマンドによって手書き入力や、図形入力等が行うことができるようになっている。
図4で示すように、ツールバー301は、複数の操作ボタン401L1〜401L6、401R1〜401R6と周辺領域403から構成される。
操作ボタン401L1〜401L6、401R1〜401R6は、ある機能についてツールバー301上に複数個配置されている。この図では左右二つずつ配置されており、それぞれ、入力エリア104上において、ツールバー画像の中心座標点より左右方向左側の入力領域(L)に対する機能選択用と、左右方向右側の入力領域(R)への入力に対する機能選択用となっている。
このツールバー301の移動操作により、ツールバー301の中心座標が変化すると、それに伴い入力領域(L)と入力領域(R)がそれぞれ変化する。
ここではツールバー301が入力エリア107の中央部から右側方向に移動した場合の各入力領域の変化を示している。右側の入力領域303が狭くなり、入力領域303上に書き込まれていた書込み図形304は入力領域外の書込みとして、削除される。これは電子ボードに対する書込みまたは消去といった電子ボード機能の実行操作とみなされる。
最初に座標入力装置101から入力座標データを受取り(ステップ601)、受け取った入力座標がツールバー301上かどうかを判定する(ステップ602)。
ツールバー301上の座標であった場合にはステップ605に進み、さらに入力座標がいずれかの操作ボタン上にあるかどうかを判定する(ステップ605)。もし入力座標が操作ボタン上であった場合は、その操作ボタンによる電子黒板機能選択処理を実行する(ステップ606)。
この場合、ツールバー301の右側の列の操作ボタンであった場合は、入力領域(R)に対しての機能選択処理、左側の列の操作ボタン上であった場合は、入力領域(L)に対しての機能選択処理となる。
上記条件が満たされない、すなわち、入力座標が図4の周辺領域403であった場合にはツールバー301そのものの移動処理を移動操作が終了するまで実行する(ステップ607)。
入力点の座標がツールバー中心点の座標より大きい場合は、書込み処理や消去処理といった電子ボードにおける各機能処理のうち、入力領域(R)に対して選択されている機能処理を実行する(ステップ608)。
上記の条件が満たされない場合、入力領域(L)に対して選択されている機能処理を実行する(ステップ604)。
また、複数の入力手段によって座標点を複数同時に入力可能な電子ボードシステムについて説明したが、入力エリアを複数に分け、1つの入力手段によって各入力エリアに個別に入力する電子ボードシステムにも適用することができる。
また、入力エリアの境界位置に表示されるツールバー301には、入力領域を区切る境界線を特に示していないが、境界線を明示するようにすることができる。
102 入力手段
103 表示画面投影装置
1041 表示内容制御プログラム
104 制御用コンピュータ
105 キーボード
106 表示装置
Claims (2)
- 電子ボードの表示画面の入力エリアに対して、電子ボードの機能を制御する複数の操作ボタンから成るツールバーを表示し、座標入力手段により指示された操作ボタンに対応する電子ボード機能を実行する表示制御手段を備えた電子ボードシステムであって、
前記表示制御手段が、
前記入力エリアを複数の入力エリアに区分する境界位置に前記ツールバーを表示し、かつ区分した入力エリアにそれぞれ対応した複数列の操作ボタン群を表示する手段と、
前記座標入力手段によって入力された座標点が前記ツールバーの操作ボタン位置であるか、または操作ボタンの周辺部位置であるかを判定し、いずれかの操作ボタン位置であれば当該操作ボタンに割り当てられた電子ボード機能を実行し、前記周辺部位置であり、かつ当該周辺部位置を指示した状態でのツールバー移動操作であれば当該移動操作終了位置までツールバーを移動させ、入力エリアの大きさを変更する手段と、
前記座標入力手段によって入力された座標点が前記ツールバーの表示位置とは異なる位置であれば、入力された座標点とツールバーの表示位置とを比較し、ツールバーの表示位置に対する入力座標点に応じて、当該入力された座標点を複数の入力エリアのいずれかの入力エリアへの入力座標点として決定する手段と
を備えることを特徴とする電子ボードシステム。 - 電子ボードの表示画面の入力エリアに対して、電子ボードの機能を制御する複数の操作ボタンから成るツールバーを表示し、座標入力手段により指示された操作ボタンに対応する電子ボード機能を実行するプログラムであって、
前記入力エリアを複数の入力エリアに区分する境界位置に前記ツールバーを表示し、かつ区分した入力エリアにそれぞれ対応した複数列の操作ボタン群を表示するステップと、
前記座標入力手段によって入力された座標点が前記ツールバーの操作ボタン位置であるか、または操作ボタンの周辺部位置であるかを判定し、いずれかの操作ボタン位置であれば当該操作ボタンに割り当てられた電子ボード機能を実行し、前記周辺部位置であり、かつ当該周辺部位置を指示した状態でのツールバー移動操作であれば当該移動操作終了位置までツールバーを移動させ、入力エリアの大きさを変更するステップと、
前記座標入力手段によって入力された座標点が前記ツールバーの表示位置とは異なる位置であれば、入力された座標点とツールバーの表示位置とを比較し、ツールバーの表示位置に対する入力座標点に応じて、当該入力された座標点を複数の入力エリアのいずれかの入力エリアへの入力座標点として決定するステップとを備えることを特徴とするプログラム。
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