JP5139700B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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本発明は、ステア・バイ・ワイヤ方式の車両用操舵装置に関し、特に、タイヤ角度の検出を低コストで実現する車両用操舵装置に関する。
従来、一般的な車両用操舵装置としては、ステアリングホイールに転舵機構を連結し、ステアリングホイールの操舵力により転舵機構を介して車輪を転舵させる構成のものが知られている。
また、近年、ステアリングホイールから転舵機構を機械的に分離し、操舵量に応じて転舵用アクチュエータが転舵用動力を発生し、この転舵用動力を転舵機構へ伝えることで車輪を転舵させるステア・バイ・ワイヤ式(steer−by−wire、以下「SBW」と略称する)の車両用操舵装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−29016号公報
しかしながら、上記のステア・バイ・ワイヤ式の車両用操舵装置では、ステアリングホイールとタイヤとが機構的に分離されているために、ステアリングホイールのハンドル角度を検出するセンサのほかに、タイヤ角度を検出するセンサを備える必要があり、従来の一般的な車両用操舵装置に比較してコストアップの要因になっているといった問題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、タイヤ角度を検出するセンサを用いることなく、タイヤ角度を精度よく検出することができる車両用操舵装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、ステアリングホイールとステアリングギヤボックスとの機械的接続を絶った状態で、ステアリングホイールの操作量を電気信号に変換し、その電気信号に基づいてステアリングギヤボックスに設けた操舵モータを駆動して車輪を転舵するとともに、前記操作量に応じてステアリングホイールに接続した操舵反力モータを駆動して該ステアリングホイールに操舵反力を付与する車両用操舵装置において、車両の走行時にヨーセンサが検出する車両のヨーレートからタイヤ角度を推定するタイヤ角度推定手段(例えば、図2のタイヤ角度推定部102に相当)と、該推定したタイヤ角度を操舵モータの回転角センサ(例えば、図2のレゾルバ104に相当)の値により補正してタイヤ角度を検出するタイヤ角度検出手段(例えば、図2のタイヤ角度検出部103に相当)と、を備えたことを特徴とする車両用操舵装置を提案している。
この発明によれば、車両の走行時に、車両のヨーレートからタイヤ角度を推定し、推定したタイヤ角度を操舵モータの回転角センサの値により補正してタイヤ角度を検出する。つまり、車両のヨーレートから大まかなタイヤ角度を算出し、この算出したタイヤ角度を検出分解能が高い操舵モータの回転角センサの出力信号により補正することによって、精度の高いタイヤ角度を検出することができる。
(2)本発明は、ステアリングホイールとステアリングギヤボックスとの機械的接続を絶った状態で、ステアリングホイールの操作量を電気信号に変換し、その電気信号に基づいてステアリングギヤボックスに設けた操舵モータを駆動して車輪を転舵するとともに、前記操作量に応じてステアリングホイールに接続した操舵反力モータを駆動して該ステアリングホイールに操舵反力を付与する車両用操舵装置において、前記車両の停車時に、前記操舵モータの回転角センサの出力変化量からステアリングホイールのストロークエンドを検出するストロークエンド検出手段(例えば、図4のストロークエンド検出部201に相当)と、該ストロークエンド時のタイヤ角度を最大タイヤ角度と推定する最大タイヤ角度推定手段(例えば、図4の最大タイヤ角度推定部202に相当)と、前記車両の走行後に、前記推定された最大タイヤ角度と車両のヨーレートから推定されるタイヤ角度とが略一致するときに、最大タイヤ角度を確定し、該確定した最大タイヤ角度を基準に、操舵モータの回転角センサ(例えば、図4のレゾルバ104に相当)の出力値に基づいてタイヤ角度を検出するタイヤ角度検出手段(例えば、図4のタイヤ角度検出部207に相当)と、を備えたことを特徴とする車両用操舵装置を提案している。
この発明によれば、車両の停車時に、操舵モータの回転角センサの出力変化量からストロークエンドを検出し、ストロークエンド時のタイヤ角度を最大タイヤ角度と推定する。そして、車両の走行時に、推定された最大タイヤ角度と車両のヨーレートから推定されるタイヤ角度とが略一致するときに、最大タイヤ角度を確定し、確定した最大タイヤ角度を基準に、操舵モータの回転角センサの値によりタイヤ角度を検出する。つまり、SWBシステムの起動直後の停車状態におけるステアリングホイールの据え切り操舵のように、ヨーレートが発生しない状態においては、ステアリングホイールの操舵角に対して規定の比で相対的にタイヤを転舵し、ストロークエンドに達したときには、操舵モータの回転角センサの出力変化量が略ゼロとなるために、これを利用して最大タイヤ角度と推定する。そして、車両の走行後に、車両のヨーレートから算出されるタイヤ角度と推定した最大タイヤ角度とが略一致すれば、推定した最大タイヤ角度を基準に、操舵モータの回転角センサの値から補正を行うことにより、タイヤ角度を検出することができる。
(3)本発明は、(2)の車両用操舵装置について、前記タイヤ角度検出手段が、前記車両の走行後に、前記推定された最大タイヤ角度と車両のヨーレートから推定されるタイヤ角度とが略一致しないときに、前記ヨーレートからタイヤ角度を推定し、該推定したタイヤ角度を前記操舵モータの回転角センサの値により補正してタイヤ角度を検出することを特徴とする車両用操舵装置を提案している。
この発明によれば、推定された最大タイヤ角度とヨーレートから推定されるタイヤ角度とが略一致しないときに、ヨーレートからタイヤ角度を推定し、推定したタイヤ角度を操舵モータの回転角センサの値により補正してタイヤ角度を検出する。例えば、タイヤが道路の縁石等に乗り上げているような場合には、操舵モータの回転角センサの出力変化量のみからストロークエンドを検出することができない。したがって、推定された最大タイヤ角度とヨーレートから推定されるタイヤ角度とが略一致しないときには、ストロークエンドを正確に検出できなかったと判断し、ヨーレートから推定したタイヤ角を操舵モータの回転角センサの値により補正してタイヤ角度を検出する。
本発明によれば、タイヤ角度を検出するセンサを用いなくても、タイヤ角度を精度よく検出することができるという効果がある。また、タイヤ角度を検出するセンサが不要であるため、装置全体のコストダウンを図ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<車両用操舵装置の構成>
図1を用いて、本実施形態に係る車両用操舵装置の構成について説明する。
車両用操舵装置10は、操舵部材としてのステアリングホイール21から転舵機構30を機械的に分離し、ステアリングホイール21の操舵量に応じて転舵用アクチュエータ38から転舵用動力を発生させ、この転舵用動力を転舵機構30へ伝えることで、転舵機構30にて左右の転舵車輪35,35を転舵させる、いわゆるステア・バイ・ワイヤ(SBW)方式の車両用操舵装置である。
この車両用操舵装置10の操舵機構20は、運転者が握るステアリングホイール21と、ステアリングホイール21に連結した操舵軸22と、ステアリングホイール21の操舵角を検出する舵角センサ23と、ステアリングホイール21に対する操舵反力(反力トルク)を発生する反力モータ24と、反力モータ24の回転角を検出するモータ回転角センサ25と、操舵反力を操舵軸22に伝達する反力伝達機構26と、操舵軸22のトルクを検出するトルクセンサ32とから構成されている。
ここで、反力モータ24は電動モータであり、反力伝達機構26は、反力モータ24のモータ軸に設けたウォーム27と、操舵軸22に結合するとともに、ウォーム27に噛み合わせたウォームホイール28とから構成される、ウォームギヤ機構、すなわち倍力機構である。また、操舵反力は、ステアリングホイール21に対して回転方向に付加する操作抵抗である。
転舵機構30は、操舵軸22の操舵力を入力する入力軸31と、入力軸31にラックアンドピニオン機構33を介して連結したラック軸34と、ラック軸34の両端に左右の転舵車輪35,35(例えば前輪)を連結するタイロッド36,36及びナックル37,37と、入力軸31に転舵用動力を付加する転舵用アクチュエータ38とから構成されている。
ラックアンドピニオン機構33は、入力軸31に形成したピニオン43とラック軸34に形成したラック44とからなる。また、転舵用アクチュエータ38は、転舵用動力を発生する転舵動力モータ45と、転舵用動力を入力軸31に伝達する転舵動力伝達機構46とからなる。ここで、転舵動力モータ45は電動モータである。転舵動力伝達機構46は、転舵動力モータ45のモータ軸に設けたウォーム47と、入力軸31に結合するとともにウォーム47に噛み合わせたウォームホイール48とからなる、ウォームギヤ機構、すなわち倍力機構である。
このように車両用操舵装置10は、ラック軸34の両端から転舵トルクを取り出すようにしたエンドテイクオフ型操舵装置である。さらに、車両用操舵装置10は、ステアリングホイール21に設けた操舵軸22と転舵機構30に設けた入力軸31との間を、クラッチ機構51にて連結したものである。具体的には、操舵軸22にクラッチ機構51、第1連結軸52、第1自在軸継手53、第2連結軸54及び第2自在軸継手55を介して入力軸31を連結するようにしたものである。
また、制御部61は舵角センサ23、モータ回転角センサ25、転舵トルクセンサ32、転舵動力モータ45内の図示しないレゾルバ104からそれぞれ検出信号を受けるとともに、車両の走行速度を検出する車速センサ62、ヨー角速度(ヨー運動の角速度)を検出するヨーレートセンサ63、車両の加速度を検出する加速度センサ64、その他の各種センサ65からそれぞれ検出信号を受けて、反力モータ24、転舵動力モータ45及びクラッチ機構51に制御信号を発するものである。
すなわち、制御部61は、反力モータ24を制御することによって、ステアリングホイール21の操作に応じた操舵反力を自動的に設定し、操舵反力をステアリングホイール21に付加して、次の(1)〜(4)のように制御することができる。
(1)反力モータ24によってウォームホイール28を、ステアリングホイール21の操舵方向とは逆方向へ回転させた場合には、ステアリングホイール21の操舵力を反力モータ24の操舵反力によって打ち消す作用が働く。このため、ステアリングホイール21を操舵するときに、操舵反力分だけ大きい操舵力が必要となる。
(2)反力モータ24によってウォームホイール28を、ステアリングホイール21の操舵方向と同方向へ回転させた場合には、ステアリングホイール21の操舵力に反力モータ24の操舵反力を加える作用が働く。このため、ステアリングホイール21を操舵するときに、操舵反力分だけ小さい操舵力ですむ。
(3)ステアリングホイール21を任意の角度で停止状態に保持させる場合には、それまでのステアリングホイール21の回転方向とは逆方向に、反力モータ24の操舵反力を調整しながらウォームホイール28を回転させることによって、保持力を発生させる。
(4)その後にステアリングホイール21を戻す場合には、ステアリングホイール21の中立位置までステアリングホイール21を自動的に戻す、いわゆるセルフアライニングトルクに相当する戻し力(操舵反力)が、反力モータ24からウォームホイール28に伝達する。
また、制御部61は、転舵動力モータ45を制御することによって、ステアリングホイール21の操舵角に対する転舵車輪35,35の転舵角の角度比の特性、すなわち、操舵特性を自動的に設定することができる。つまり、上述のようにステアリングホイール21から転舵機構30を機械的に分離したので、ステアリングホイール21の操舵角と転舵用アクチュエータ38の動作量との対応関係を機械的な制約を受けることなく設定することができる。この結果、操舵特性を車速、車両の旋回程度や加減速の有無等、車両の走行状態に応じて柔軟に設定することができる。従って、車両用操舵装置10の設計の自由度を高めることができる。
さらに、この車両用操舵装置10では、操舵機構20のステアリングシャフト22と転舵機構30の入力軸31とが、クラッチ機構51、第1連結軸52、第1自在軸継手53、第2連結軸54および第2自在軸継手55を介して連結されている。
<タイヤ角度検出ブロックの構成と処理動作>
次に、図2から図5を用いて、タイヤ角度検出ブロックの構成と処理動作について説明する。なお、タイヤ角度検出ブロックの構成と処理動作については、車両走行時のタイヤ角度検出と、ステアリングホイールの据え切り時におけるタイヤ角度検出とに分けて説明する。
<車両走行時におけるタイヤ角度検出の機能ブロックと処理動作>
車両走行時におけるタイヤ角度検出の機能ブロックは、図2に示すように、ヨーレートセンサ63と、タイヤ角度推定部102と、タイヤ角度検出部103と、レゾルバ104とから構成されている。なお、タイヤ角度推定部102と、タイヤ角度検出部103とは制御部61内で構成されている。
ここで、タイヤ角度推定部102は、ヨーレートセンサ63のヨーレートに基づいて、タイヤ角度を推定する。具体的には、ヨーレートとタイヤ角度の関係式等を用いて、タイヤ角度を算出してもよいし、予め、ヨーレートとタイヤ角度との関係をデータテーブル上に展開し、このデータテーブルに基づいて、タイヤ角度を算出してもよい。
タイヤ角度検出部103は、タイヤ角度推定部102が推定したタイヤ角度を検出分解能の高いレゾルバ104からの出力信号により補正して精度の高いタイヤ角度を検出する。
具体的な処理は、図3に示すように、まず、タイヤ角度推定部102がヨーレートセンサ63のヨーレートからタイヤ角度を推定し、その推定結果をタイヤ角度検出部103に出力する(ステップS101)。タイヤ角度検出部103には、レゾルバ104からの出力信号も入力され、レゾルバ104からの出力信号により、タイヤ角度推定部102におけるタイヤ角度の推定値を補正して(ステップS102)、タイヤ角度を決定する(ステップS103)。
したがって、上記の実施形態においては、車両のヨーレートから大まかなタイヤ角度を算出し、この算出したタイヤ角度を検出分解能が高いレゾルバの出力信号により補正することによって、精度の高いタイヤ角度を検出することができる。
<ステアリングホイールの据え切り時におけるタイヤ角度検出の機能ブロックと処理>
ステアリングホイールの据え切り時におけるタイヤ角度検出の機能ブロックは、図4に示すように、ストロークエンド検出部201と、最大タイヤ角度推定部202と、比較部204と、最大タイヤ角度判定部205と、レゾルバ104と、タイヤ角度検出部207と、ヨーレートセンサ63とから構成されている。なお、ストロークエンド検出部201、最大タイヤ角度推定部202、比較部204、最大タイヤ角度判定部205、タイヤ角度検出部207は制御部61内で構成されている。
ここで、ストロークエンド検出部201は、SWBシステムの起動直後の停車状態におけるステアリングホイールの据え切り操舵において、レゾルバ104からの出力信号の変化量をモニターし、出力信号の変化量が略ゼロとなったときに、ストロークエンドを検出する。
最大タイヤ角度推定部202は、ストロークエンド検出部201がストロークエンドを検出したときに、タイヤ角度が最大であると推定する。比較部204は、最大タイヤ角度推定部202が推定した最大タイヤ角度と車両の走行直後にヨーレートセンサ63から得られるヨーレートとを比較し、比較結果を最大タイヤ角度判定部205に出力する。
最大タイヤ角度判定部205は、比較部204による比較結果が略一致するときに、最大タイヤ角度推定部202が推定したタイヤ角度を最大タイヤ角度と判定し、最大タイヤ角度をタイヤ角度検出部207に出力する。
タイヤ角度検出部207は、最大タイヤ角度判定部205から最大タイヤ角度を入力した時には、この角度を基準としてレゾルバ104からの信号に基づいて、補正を行いタイヤ角度の検出を行う。一方で、最大タイヤ角度判定部205から最大タイヤ角度が入力されなかった時には、ヨーレートセンサ63のヨーレートからタイヤ角度を推定し、推定したタイヤ角度をレゾルバ104の値により補正してタイヤ角度を検出する。
具体的な処理は、図5に示すように、まず、ストロークエンド検出部201が、SWBシステムの起動直後の停車状態におけるステアリングホイールの据え切り操舵において、レゾルバ104からの出力信号の変化量をモニターし、出力信号の変化量が略ゼロとなったときに、ストロークエンドを検出する。そして、ストロークエンド検出部201がストロークエンドを検出したときに、最大タイヤ角度推定部202が、タイヤ角度が最大であると推定する(ステップS201)。
次に、車両の走行後、最大タイヤ角度推定部202が推定した最大タイヤ角度とヨーセンサ63からのヨーレートとを比較部204が比較して(ステップS202)、比較の結果、両者が略一致する場合(ステップS203の「Yes」)には、最大タイヤ角度判定部205が最大タイヤ角度を確定し(ステップS204)、タイヤ角度検出部207が、確定した最大タイヤ角度を基準にレゾルバ104の出力値によりタイヤ角度を検出し(ステップS205)、タイヤ角度を決定する(ステップS208)。
一方、比較の結果、両者が一致しない場合(ステップS203の「No」)には、タイヤ角度検出部207がヨーレートセンサ63のヨーレートからタイヤ角度を推定し(ステップS206)、レゾルバ104の値によりタイヤ角度の推定値を補正して(ステップS207)、タイヤ角度を決定する(ステップS208)。
したがって、上記の実施形態によれば、車両の走行後に、車両のヨーレートから算出されるタイヤ角度と推定した最大タイヤ角度とが略一致すれば、推定した最大タイヤ角度を基準に、レゾルバの値から補正を行うことにより、タイヤ角度を検出する。一方、推定された最大タイヤ角度とヨーレートから推定されるタイヤ角度とが略一致しないときには、ストロークエンドを正確に検出できなかったと判断し、ヨーレートから推定したタイヤ角をレゾルバの値により補正してタイヤ角度を検出する。これにより、タイヤ角度を検出するセンサを用いなくても、タイヤ角度を精度よく検出することができる。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本実施形態に係る車両用操舵装置の構成図である。 本実施形態にタイヤ角度検出に係るブロック図である。 本実施形態にタイヤ角度検出に係る処理フローである。 本実施形態にタイヤ角度検出に係るブロック図である。 従来例に係るタイヤ角度検出に係る処理フローである。
符号の説明
10・・・車両用操舵装置、21・・・ステアリングホイール、23・・・舵角センサ、24・・・反力モータ、38・・・転舵用アクチュエータ、63・・・ヨーレートセンサ、102・・・タイヤ角度推定部、103・・・タイヤ角度検出部、104・・・レゾルバ、201・・・ストロークエンド検出部、202・・・最大タイヤ角度推定部、204・・・比較部、205・・・最大タイヤ角度判定部、207・・・タイヤ角度検出部

Claims (2)

  1. ステアリングホイールとステアリングギヤボックスとの機械的接続を絶った状態で、ステアリングホイールの操作量を電気信号に変換し、その電気信号に基づいてステアリングギヤボックスに設けた操舵モータを駆動して車輪を転舵するとともに、前記操作量に応じてステアリングホイールに接続した操舵反力モータを駆動して該ステアリングホイールに操舵反力を付与する車両用操舵装置において、
    前記車両の停車時に、前記操舵モータの回転角センサの出力変化量からステアリングギヤボックスのストロークエンドを検出するストロークエンド検出手段と、
    該ストロークエンド時のタイヤ角度を最大タイヤ角度と推定する最大タイヤ角度推定手段と、
    前記車両の走行後に、前記推定された最大タイヤ角度と車両のヨーレートから推定されるタイヤ角度とが略一致するときに、最大タイヤ角度を確定し、該確定した最大タイヤ角度を基準に、操舵モータの回転角センサの出力値に基づいてタイヤ角度を検出するタイヤ角度検出手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 前記タイヤ角度検出手段が、前記車両の走行後に、前記推定された最大タイヤ角度と車両のヨーレートから推定されるタイヤ角度とが略一致しないときに、前記ヨーレートからタイヤ角度を推定し、該推定したタイヤ角度を前記操舵モータの回転角センサの出力値により補正してタイヤ角度を検出することを特徴とする請求項1に記載の車両用操舵装置。
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