JP5139372B2 - プレス機械における安全装置 - Google Patents

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Description

本発明はプレス機械における安全装置に係り、特に、プレス機械のスライド下降時におけるプレス型の破損や手作業による災害を防ぐことができる安全装置に関する。
従来から、自動車の車体パネル等をプレス加工するためのプレス機械は図4に示すように、ダイが設けられた上型52及びポンチが設けられた下型53から構成され被プレス材(図示せず。)をプレス加工するプレス型51を装着するために、上型52が固定され上下方向に昇降するスライド54と、下型53がボルスタ55を介して固定されるベッド56とを備え、スライド54はメインモータM10によって上下方向に往復運動する。このメインモータM10の回転運動をスライド54の往復運動に変換するために、クランク機構やリンク機構などから構成されている駆動部57がスライド54に連結され、この駆動部57にメインモータM10の回転運動を伝達するためのクラッチ・ブレーキ58が、メインモータM10及び駆動部57間に設けられている。なお、図4においては、ベッド56は地下ピットUPに埋設されている。
また、このプレス機械50には図5(A)に示すように、被プレス材200の位置ずれ等の投入ミスを検知するセンサ59を備えている。このセンサ59は、プレス型51の加工領域に被プレス材200が正常に投入されると、プレス型51に対応して設けられているドグ60が作動することを検出し、正常状態として認識することができる(例えば、特許文献1参照。)。
このようなプレス機械は、人搬送ライン、ロボット搬送ライン及びフィードバー搬送ラインに設置される。人搬送ラインは図6(A)に示すように、作業者W自身がプレス機械50に装着されたプレス型51に被プレス材200を搬入、搬出するものである。ロボット搬送ラインは図6(B)に示すように、搬送ロボット61によってプレス機械50に装着されたプレス型51に被プレス材(図示せず。)を搬入、搬出するものである。フィードバー搬送ラインは図7に示すように、多工程のプレス加工を一台のプレス機械500で行うトランスファプレス加工に用いる搬送ラインで、2本のフィードバー62a、62bが被プレス材(図示せず。)の搬送方向に沿ってプレス機械500の前後に平行に配置されている。このフィードバー62a、62bに対して移動可能に備えられたバキュームカップ、フィンガ(図示せず。)等の被プレス材固定手段によって、各プレス型51に被プレス材を搬入、搬出するものである。
このように構成されたプレス機械でプレス加工を行うには、例えば人搬送ラインの場合、作業者が予めプレス機械50のスライド54が最上死点に達するまでの間に、プレス型51の下型53に被プレス材200を搬送してセットする。プレス機械は、スライドが最上死点に達すると一旦停止するので、作業者がスイッチ等を操作することでクラッチ・ブレーキを接続してスライドを下降させ、下型にセットされた被プレス材をプレス型によってプレス加工することができる。この際、図5(A)に示すように、センサ59がプレス型51の異常状態を検知すると、プレス機械50の制御部(図示せず。)はスライド54の下降を停止させるためにクラッチ・ブレーキ58を切断する。
被プレス材200をプレス加工後、プレス機械50はクラッチ・ブレーキ58を接続したままなので、スライド54は上昇する。したがって、作業者は、予めプレス機械50のスライド54が最上死点に達するまでの間に、プレス型51の下型53に被プレス材200を搬送してセットすることができる。以下、このプレス作業工程を繰り返すことで量産することができる。
なお、このプレス作業工程をロボット搬送ラインやフィードバー搬送ラインで行う場合には、制御部が搬送ロボットやフィンガと共にスライドを制御することで、プレス加工を自動化させることができる。
実開平7−26011号公報
しかしながら、上述した背景技術に記載したプレス機械では、被プレス材の位置ずれ等の投入ミスによるプレス型の異常状態をセンサ59で検知してクラッチ・ブレーキ58で駆動部57の切り離しとブレーキ操作をするが、スライド54は慣性力で急には停止することはできず、図5(B)に示すように、スライド54の下降位置によってはそのままプレス加工を行ってしまう難点があった。プレス型51の異常状態のままプレス加工を行ってしまうと、その異常状態が被プレス材200の位置ずれの場合にはプレス型51を破損してしまう虞があり、また、異常状態が作業者の手や体の一部がプレス型の加工領域に入り込んでいる場合には怪我や生命の危険につながるトラブルになる虞があった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、プレス型の異常状態でスライドが下降してもプレス型の破損や手作業による災害を防ぐことができるプレス機械における安全装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する第1の態様であるプレス機械における安全装置は、ダイが設けられた上型及びポンチが設けられた下型から構成され被プレス材をプレス加工するプレス型を装着するために、上型が固定され上下方向に昇降するスライドと、下型がボルスタを介して固定されるベッドとを備えているプレス機械において、ベッドの下方に配置され当該ベッドを昇降可能にロッド先端に固定するベッド用シリンダと、スライド及びベッドを切り離し可能に連結する連結機構と、プレス型の加工領域内における被プレス材の位置ずれや異物混入等のプレス型の異常状態を検知するセンサと、センサが異常状態を検知すると、連結機構を制御してスライド及びベッドを連結することでその相対距離を固定させると共に、ベッド用シリンダを制御してベッドを下降させる制御部とを備えているものである。
このような第1の態様であるプレス機械における安全装置によれば、プレス型において被プレス材の位置ずれ等の投入ミスが発生した場合に、連結機構がスライド及びベッドを連結させると共に、プレス加工を行うための定位置にベッドを固定しているベッド用シリンダのロッドをベッドの自重によって下降させることができるので、クラッチ・ブレーキが切断された状態でスライドが慣性力で下降しても、スライド及びベッド間の相対距離を確実に固定させることができる。また、センサによってプレス型の異常状態を検知すると、制御部で連結機構及びベッド用シリンダを制御することができる。
本発明の第2の態様は第1の態様であるプレス機械における安全装置において、連結機構は、スライドに固定される第1の連結部材と、ベッドに配置される第2の連結部材と、第1の連結部材及び第2の連結部材それぞれに嵌合部が設けられ当該2つの連結部材の各嵌合部を嵌合することで相対距離を固定させる嵌合手段と、ベッドに固定されると共に制御部によって制御され、2つの連結部材の各嵌合部が嵌脱可能なように第2の連結部材をロッド先端に固定する連結機構用シリンダとから構成されているものである。なお、本明細書において「嵌脱」とは嵌めたり脱したりすることを意味する。
このような第2の態様であるプレス機械における安全装置によれば、連結機構用シリンダは、前進側圧力を加えることで、第2の連結部材の嵌合部を第1の連結部材の嵌合部に嵌合させることができ、後進側圧力を加えることで、第1の連結部材の嵌合部に嵌合している第2の連結部材の嵌合部を離脱させることができる。
本発明の第3の態様は第2の態様であるプレス機械における安全装置において、嵌合手段の各嵌合部は、噛み合わせ可能なラックである。
このような第3の態様であるプレス機械における安全装置によれば、スライドが昇降しても常時各ラックの歯部同士が距離を保ったまま対向させることができるので、スライドの昇降状態において連結機構用シリンダがロッドによって第2の連結部材を第1の連結部材に向かって前進させても、各ラックの歯部同士を噛み合せることができる。
本発明のプレス機械における安全装置によれば、開口しているプレス型の上型及び下型の相対距離を固定した状態でスライドを下降させることができるので、プレス型の異常状態でスライドが下降してもプレス型の破損や手作業による災害を防ぐことができる。
本発明のプレス機械における安全装置の好ましい実施の形態例を示す図で、(A)は正面図、(B)は(A)のA−A断面図である。 図1のプレス機械のセンサがプレス型の異常状態を検知しない場合の動作状態を示す説明図で、(A)はプレス型が開いた状態の図、(B)はプレス型が閉じた状態の図である。 図1のプレス機械のセンサがプレス型の異常状態を検知した場合の動作状態を示す説明図で、(A)はプレス型が開いた状態の図、(B)は連結機構の動作状態の図、(C)はベッド用シリンダの動作状態の図である。 従来のプレス機械を示す正面図である。 図4のプレス機械の動作状態を示す説明図で、(A)はプレス型が開いた状態の図、(B)はプレス型のスライドが慣性力によって下降した状態の図である。 プレス機械の適用例を示す説明図で、(A)は人搬送ラインに適用した図、(B)はロボット搬送ラインに適用した図である。 プレス機械をフィードバー搬送ラインに適用した例を示す説明図である。
以下、本発明のプレス機械における安全装置を実施するための形態例について図面に基き説明する。本発明の安全装置は図1(A)に示すように、ダイが設けられた上型21及びポンチが設けられた下型22から構成され被プレス材(図示せず。)をプレス加工するプレス型2を装着するために、上型21が固定されメインモータM1によって上下方向に昇降するスライド3と、メインモータM1の回転運動をスライド3の往復運動に変換する駆動部4と、メインモータM1及び駆動部4間に設けられ駆動部4にメインモータM1の回転運動を伝達するためのクラッチ・ブレーキ5と、下型22がボルスタ6を介して固定されるベッド7とを備えているプレス機械1に適用される。
このプレス機械1は、駆動部4がクランク機構やリンク機構などから構成され、クラッチ・ブレーキ5が機械式クラッチあるいは摩擦式クラッチなどから構成されている。また、ベッド7には複数のコラム(図示せず。)が立設され、このコラムの上部にはメインモータM1、駆動部4及びクラッチ・ブレーキ5が組み込まれたクラウン8が固定されている。なお、図1(A)においては、ベッド7は地下ピットUPに埋設されている。
このようなプレス機械1に適用される安全装置10は、ベッド7の下方の地下ピットUP内に配置され当該ベッド7を昇降可能にロッド11aの先端に固定するベッド用シリンダ11と、スライド3及びベッド7を切り離し可能に連結する連結機構12とを備えている。ベッド用シリンダ11は、ベッド7を上昇させる時に上昇側圧力を加えるもので、その上昇側圧力を抜くことでベッド7の自重で当該ベッド7を下降させることができる。なお、このベッド用シリンダ11は図1(A)においては3台が配置されているが、配置数は支持する部材の重量により増減する。
安全装置10をこのように構成することで、プレス型2において被プレス材の位置ずれ等の投入ミスが発生した場合に、連結機構12がスライド3及びベッド7を連結させると共に、プレス加工を行うための定位置にベッド7を固定しているベッド用シリンダ11のロッド11aをベッド7の自重によって下降させることができるので、クラッチ・ブレーキ5が切断された状態でスライド3が慣性力で下降しても、スライド3及びベッド7間の相対距離を確実に固定させることができる。
また、安全装置10は、プレス型2の加工領域内における被プレス材の位置ずれや異物混入等のプレス型2の異常状態を検知するセンサ13と、センサ13がプレス型2の異常状態を検知すると、連結機構12を制御してスライド3及びベッド7を連結することでその相対距離を固定させると共に、ベッド用シリンダ11を制御してベッド7を下降させる制御部14とを備えている。
センサ13は、従来のプレス機械と同様に、プレス型2の加工領域をセンサ領域SAとするもので、光学式センサやカメラを使用することができ、光学式センサの場合、プレス型2の加工領域にレーザ光線や赤外線などの光線を投光させ、その光線が遮光されると、プレス型2の異常状態として検知することができ、カメラの場合、カメラで撮像された動作状況からプレス型2の異常状態と後述する制御部14によって判断することができる。なお、光学式センサ及びカメラをそれぞれプレス型2の近傍に設けることで、光学式センサによる被プレス材の位置ずれ等の投入ミスの検査と共に、カメラによる異物混入等の検査も行うことが可能になる。
制御部14は、センサ13、連結機構12及びベッド用シリンダ11と共に、クラッチ・ブレーキ5及びメインモータM1に電気的に接続され、各部と電気信号の伝達ができるようになっている。なお、図1(A)においては接続線を省略している。
このようなセンサ13及び制御部14を備えることで、センサ13によってプレス型2の異常状態を検知すると、制御部14で連結機構12及びベッド用シリンダ11を制御することができる。
また、この安全装置10の連結機構12は図1(A)、(B)に示すように、例えば、スライド3に固定される第1の連結部材121と、ベッド7に配置される第2の連結部材122と、第1の連結部材121及び第2の連結部材122それぞれに嵌合部123a、123bが設けられ当該2つの連結部材121、122の各嵌合部123a、123bを嵌合することで相対距離を固定させる嵌合手段123と、ベッド7に固定されると共に制御部14によって制御され、2つの連結部材121、122の各嵌合部123a、123bが嵌脱可能なように第2の連結部材122をロッド124aの先端に固定する連結機構用シリンダ124とから構成されている。連結機構用シリンダ124は、前進側圧力を加えることで、第2の連結部材122の嵌合部123bを第1の連結部材121の嵌合部123aに嵌合させることができ、後進側圧力を加えることで、第1の連結部材121の嵌合部123aに嵌合している第2の連結部材122の嵌合部123bを離脱させることができる。
なお、図1(A)、(B)においては、第1の連結部材121、第2の連結部材122及び嵌合手段123はプレス型の4角の近傍に設置されているので、ベッド7の平行度を保った状態で支持することができる。また、連結機構12がこのように構成されることで、制御部14は連結機構用シリンダ124に電気的に接続されることになる。
嵌合手段123の各嵌合部123a、123bは、噛み合わせ可能なラックが採用されている。嵌合手段123の各嵌合部123a、123bをそれぞれラックにすると、スライド3が昇降しても常時各ラック123a、123bの歯部同士が距離を保ったまま対向させることができるので、スライド3の昇降状態において連結機構用シリンダ124がロッド124aによって第2の連結部材122を第1の連結部材121に向かって前進させても、各ラック123a、123bの歯部同士を噛み合せることができるので、スライド3及びベッド7間の相対距離を確実に固定させることができる。
このように構成された安全装置10の動作について、プレス機械1の動作と共に、図1(A)、(B)、図2(A)、(B)、図3(A)、(B)、(C)に基づき説明する。なお、この安全装置10が組み込まれたプレス機械1は、人搬送ラインに設置されているものとする。また、連結機構12は、第1の連結部材121、第2の連結部材122、嵌合手段123及び連結機構用シリンダ124から構成され、通常は、連結機構用シリンダ124によって第2の連結部材122のラック123bが第1の連結部材121のラック123aから離れた状態で停止されている。さらに、通常は、ベッド用シリンダ11によってベッド7がプレス加工を行うための定位置に固定されている。
作業者がプレス機械1でプレス加工を行うために、起動スイッチ(図示せず。)を起動操作すると、制御部14がメインモータM1を駆動させると共にクラッチ・ブレーキ5を接続させることからスライド3は駆動部4によって上昇運動を開始するので、閉塞しているプレス型2の上型21が下型22から離隔していく。作業者は、スライド3が最上死点に達するまでの間に、下型22に被プレス材200(図2(A)参照。)を搬送してセットする。プレス機械1は、スライド3が最上死点に達すると、制御部14がクラッチ・ブレーキ5を切断するので、プレス型2は開口状態のまま停止している。したがって、作業者は再度、起動スイッチを起動操作すると、制御部14がクラッチ・ブレーキ5を接続させることからスライド3は駆動部4によって下降を開始するので、開口しているプレス型2の上型21が下型31に接近していく。
この際、図1(A)、図2(A)に示すように、被プレス材200が下型22に対して正常にセットされることで、センサ13がプレス型2の異常状態を検知していない場合には、制御部14はクラッチ・ブレーキ5を接続したままなので、安全装置10は動作せず、図2(B)に示すように、プレス型2は被プレス材200をプレス加工することができる。被プレス材200をプレス加工後、制御部14はクラッチ・ブレーキ5を接続したままなので、スライド3は上昇する。したがって、作業者は、スライド3が最上死点に達するまでの間に、下型22に被プレス材200を搬送してセットすることができる。以下、このプレス作業工程を繰り返すことで量産することができる。
一方、図3(A)に示すように、被プレス材200が下型22に対して位置ずれしてセットされている場合には、センサ13のセンサ領域SAにおいてプレス型2の異常状態を検知する。センサ13がプレス型2の異常状態を検知すると、図3(B)に示すように、制御部14が連結機構用シリンダ124を駆動させ第2の連結部材122を第1の連結部材121に向かって前進させるので、各ラック123a、123bの歯部同士を噛み合せることができる。さらに、図3(C)に示すように、制御部14がベッド用シリンダ11を制御して当該ベッド用シリンダ11の上昇側圧力を抜くことで、ベッド7の自重で当該ベッド7を下降させる。なお、ベッド用シリンダ11のシリンダストロークは、プレス型が最大に開口した状態でスライドを最下死点に到達させることができる寸法に設定することが可能である。
このように、制御部14で連結機構用シリンダ124及びベッド用シリンダ11を制御することで、クラッチ・ブレーキ5が切断された状態でスライド3が慣性力で下降しても、スライド3及びベッド7間の相対距離を確実に固定させることができることから上型21及び下型22は閉じることはないので、プレス型2の破損や手作業による災害を防ぐことができる。
また、上述した動作説明においては、プレス機械を人搬送ラインに設置させていたが、これに限らず、ロボット搬送ラインやフィードバー搬送ラインにも適用させることができる。ロボット搬送ラインの場合、複数のプレス機械を使用されるので、各プレス機械にこの安全装置10を設置させる。また、フィードバー搬送ラインの場合、1台のプレス機械に複数のプレス型を配置させるので、各プレス型を装着するスライド及びベッド毎に安全装置を配置させることになる。このようなロボット搬送ライン及びフィードバー搬送ラインでは、プレス加工が自動化されるので、作業者が起動ボタンを起動操作することで、制御部がプレス機械の一連のプレス加工動作を自動制御する。
さらに、プレス型の交換を容易にするために走行式のボルスタであるムービングボルスタが利用されこともあるが、本発明の安全装置はボルスタ自体には設けられないので、このムービングボルスタが利用されるプレス機械にも容易に適用させることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
1……プレス機械
2……プレス型
21……上型
22……下型
3……スライド
6……ボルスタ
7……ベッド

10……安全装置
11……ベッド用シリンダ
11a……ロッド
12……連結機構
121……第1の連結部材
122……第2の連結部材
123……嵌合手段
123a、123b……ラック(嵌合部)
124……連結機構用シリンダ
124a……ロッド

13……センサ
14……制御部

Claims (3)

  1. ダイが設けられた上型及びポンチが設けられた下型から構成され被プレス材をプレス加工するプレス型を装着するために、前記上型が固定され上下方向に昇降するスライドと、前記下型がボルスターを介して固定されるベッドとを備えているプレス機械において、
    前記ベッドの下方に配置され当該ベッドを昇降可能にロッド先端に固定するベッド用シリンダと、前記スライド及び前記ベッドを切り離し可能に連結する連結機構と、前記プレス型の加工領域内における前記被プレス材の位置ずれや異物混入等のプレス型の異常状態を検知するセンサと、前記センサが前記異常状態を検知すると、前記連結機構を制御して前記スライド及び前記ベッドを連結することでその相対距離を固定させると共に、前記ベッド用シリンダを制御して前記ベッドを下降させる制御部とを備えていることを特徴とするプレス機械における安全装置。
  2. 前記連結機構は、前記スライドに固定される第1の連結部材と、前記ベッドに配置される第2の連結部材と、前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材それぞれに嵌合部が設けられ当該2つの連結部材の各嵌合部を嵌合することで前記相対距離を固定させる嵌合手段と、前記ベッドに固定されると共に前記制御部によって制御され、前記2つの連結部材の前記各嵌合部が嵌脱可能なように前記第2の連結部材をロッド先端に固定する連結機構用シリンダとから構成されていることを特徴とする請求項1記載のプレス機械における安全装置。
  3. 前記嵌合手段の前記各嵌合部は、噛み合わせ可能なラックであることを特徴とする請求項2記載のプレス機械における安全装置。
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