JP5136245B2 - 画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法 - Google Patents

画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5136245B2
JP5136245B2 JP2008175625A JP2008175625A JP5136245B2 JP 5136245 B2 JP5136245 B2 JP 5136245B2 JP 2008175625 A JP2008175625 A JP 2008175625A JP 2008175625 A JP2008175625 A JP 2008175625A JP 5136245 B2 JP5136245 B2 JP 5136245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
face
unit
captured
shooting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008175625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010016678A (ja
Inventor
賢治 吉沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2008175625A priority Critical patent/JP5136245B2/ja
Publication of JP2010016678A publication Critical patent/JP2010016678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5136245B2 publication Critical patent/JP5136245B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像合成装置、この画像合成装置を制御するための画像合成プログラム、及び画像合成方法に関する。
従来、特許文献1記載の画像合成装置が知られている。この画像合成装置は、複数人が写っている画像を撮像するに際し、連写を行ってその連写した各画像から各人毎に表情評価値の最も高い顔画像部分を抽出する。また、顔画像部分を除く背景画像を生成して、この生成した背景画像に前記抽出した各人の顔画像部分を合成する。これにより、全員が笑顔である等の全員の表情評価値が高い合成画像が得られるとするものである。
特開2007−299297号公報
しかしながら、このような従来の画像合成装置の場合、前記全員の表情評価値が高い合成画像を得るためには、全員分に加えベース画像分の画像をも撮影しなければならない。このため、合成回数が増大することとなり、この合成回数の増大に伴って特に合成箇所の輪郭部分において、合成画像の品質が低下してしまうという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、撮影回数を減らしつつ、好適な合成画像を得ることを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係る画像合成装置にあっては、複数の撮影対象を含む撮影画像を、複数取得する取得手段と、この取得手段により取得された複数の撮影画像夫々について、前記複数の撮影対象の夫々の撮影状態が予め設定された基準を満たすか否かを判断する判断手段と、この判断手段により基準を満たすと判断された撮影対象を最も多く含む撮影画像を、ベース画像として選択する選択手段と、この選択手段により選択されたベース画像以外の撮影画像に含まれ、前記判断手段により基準を満たすと判断された撮影対象の部分画像を抽出する抽出手段と、この抽出手段により抽出された部分画像を、前記選択手段により選択されたベース画像の前記撮影対象部分に合成する合成手段とを備え、前記選択手段は、前記ベース画像として選択すべき撮影画像が複数存在する場合に、前記撮影対象を除いた背景部分が最も明瞭な撮影画像を前記ベース画像として選択する第1の選択方法、或いは、前記合成手段により合成を行う画像の撮影時間の差が最少となる画像をベース画像として選択する第2の選択方法、のいずれかを選択することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記取得手段は、時間的に連続して前記複数の撮影画像を取得することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記撮影対象は人物における顔であるとともに、人物の顔の撮影状態を評価する評価手段を更に備え、前記判断手段は、前記評価手段による評価が所定以上の撮影状態を、前記基準を満たす撮影状態と判断することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記評価手段が評価する顔の撮影状態には、笑顔の撮影状態か否か、目が開いている撮影状態か否か、目線が所定方向を向いている撮影状態か否かのいずれか1つを含むことを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像合成装置にあっては、表示手段と、前記取得手段により取得された撮影画像を前記表示手段に表示させる際、前記撮像画像に含まれる複数の撮影対象の撮影状態が、前記判断手段により基準を満たすもの否かを識別可能に表示するよう制御する表示制御手段とを更に備えることを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記取得手段により取得された複数の撮影画像に基づき、前記複数の撮影対象の少なくともいずれか1つが所定以上動いたか否かを判断する動き判断手段と、この動き判断手段により前記複数の撮影対象の少なくともいずれか1つが所定以上動いたと判断された場合、前記取得手段による取得を停止させる停止手段とを更に備えることを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記合成手段により合成された合成画像を、前記合成手段の合成に用いられた撮影画像と関連付けて記録する記録手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記合成画像が前記記録手段に記録された後に、当該合成画像を前記表示手段に表示するよう制御する第2の表示制御手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記表示手段は、前記合成画像における前記撮影対象部分を更に拡大表示することを特徴とする。
また、請求項1記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記取得手段は、被写体を撮像する撮像手段を含むことを特徴とする。
また、請求項11記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記第2の選択方法は、更に、前記合成手段による合成数が一番少なくなる画像をベース画像として選択することを特徴とする。
また、請求項12記載の発明に係る画像合成プログラムにあっては、画像合成装置が有するコンピュータを、複数の撮影対象を含む撮影画像を、複数取得する取得手段、この取得手段により取得された複数の撮影画像夫々について、前記複数の撮影対象の夫々の撮影状態が予め設定された基準を満たすか否かを判断する判断手段、この判断手段により基準を満たすと判断された撮影対象を最も多く含む撮影画像を、ベース画像として選択する選択手段、この選択手段により選択されたベース画像以外の撮影画像に含まれ、前記判断手段により基準を満たすと判断された撮影対象の部分画像を抽出する抽出手段、この抽出手段により抽出された部分画像を、前記選択手段により選択されたベース画像の前記撮影対象部分に合成する合成手段して機能させ、前記選択手段は、前記ベース画像として選択すべき撮影画像が複数存在する場合に、前記撮影対象を除いた背景部分が最も明瞭な撮影画像を前記ベース画像として選択する第1の選択方法、或いは、前記合成手段により合成を行う画像の撮影時間の差が最少となる画像をベース画像として選択する第2の選択方法、のいずれかを選択することを特徴とする。
また、請求項13記載の発明に係る画像合成方法にあっては、複数の撮影対象を含む撮影画像を、複数取得する取得ステップと、この取得ステップにて取得された複数の撮影画像夫々について、前記複数の撮影対象の夫々の撮影状態が予め設定された基準を満たすか否かを判断する判断ステップと、この判断ステップにて基準を満たすと判断された撮影対象を最も多く含む撮影画像を、ベース画像として選択する選択ステップと、この選択ステップにて選択されたベース画像以外の撮影画像に含まれ、前記判断ステップにより基準を満たすと判断された撮影対象の部分画像を抽出する抽出ステップと、この抽出ステップにて抽出された部分画像を、前記選択ステップにて選択されたベース画像の前記撮影対象部分に合成する合成ステップとを含み、前記選択ステップは、前記ベース画像として選択すべき撮影画像が複数存在する場合に、前記撮影対象を除いた背景部分が最も明瞭な撮影画像を前記ベース画像として選択する第1の選択方法、或いは、前記合成ステップにより合成を行う画像の撮影時間の差が最少となる画像をベース画像として選択する第2の選択方法、
のいずれかを選択することを特徴とする。
本発明によれば、撮影回数を減らしつつ、好適な合成画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、本発明一実施の形態を適用したデジタルカメラ1の電気的構成の概略を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、固定されたレンズ2を備えるとともに、それぞれモータ5、6によって光軸方向に駆動されるズームレンズ3及びフォーカスレンズ4を備えている。これらレンズ2〜4の後方には、撮像部7及び測距部8が配置されている。測距部8は、コントラストAFとハイブリットAFとに切り換えて使用することが可能である。
撮像部7は、CCD等の撮像素子、タイミング発生器、垂直ドライバ、サンプルホールド回路、A/D変換器等を備え、一定周期で1画面分の撮像信号をデジタルデータに変換してカラープロセス回路9に送る。カラープロセス回路9は画像補間処理を含むカラープロセス処理により、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを生成し、DMA(Direct Memory Access)DMAコントローラ10に出力する。DMAコントローラ10は輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、カラープロセス回路9からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ10内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)11を介してDRAM12にDMA転送する。
制御部20は、上記輝度及び色差信号データ、つまり画像データのDRAM12へのDMA転送終了後に、その画像データを、DRAMインタフェース11を介してDRAM12から読み出し、VRAMコントローラ14を介してVRAM15に書き込む。
デジタルビデオエンコーダ16は、上記画像データを、VRAMコントローラ14を介してVRAM15より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部17に出力する。表示部17は、液晶モニタとその駆動回路等により構成され、デジタルビデオエンコーダ16からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ14から取り込まれている画像情報に基づくスルー画像を表示する。
この表示部17の画面上には、タッチパネル18が積層されており、タッチパネル18は、タッチ位置を検出して制御部13に出力する。
キー入力部19は、電源キー、シャッタキー、撮影モードと再生モードを切り換え設定するモード設定キー等の各キーを含み、スルー画像が表示されている状態でシャッタキーが操作されると、撮像開始用のトリガ信号を発生する。撮影モードにおける静止画撮像モード時には、上記トリガ信号に応じて制御部20が撮像部7からのDRAM12への経路を停止し、DRAM12に書込まれている1フレーム分の画像データを、DRAMインタフェース11を介して読み出し、画像処理部20に送る。画像処理部20では送られた画像データを圧縮符号化し、圧縮された画像データは制御部20によって読み出され、静止画ファイルとしてメモリカード21に記録される。
また、撮影モードによる動画撮像モード時には、上記トリガ信号に応じて制御部20が撮像部7からのDRAM12への経路を停止し、DRAM12に順次書込まれている複数フレーム分の画像データを、DRAMインタフェース11を介して読み出し、画像処理部20に送る。画像処理部20では送られた複数フレーム分の画像データを圧縮符号化し、圧縮された画像データは制御部20によって読み出され、動画ファイルとしてメモリカード21に記録される。
メモリカード21に記録された画像ファイルは、再生モードにおいて、操作キー等による選択操作に応じて画像処理部20に読み込まれ、そこで画像データに復号された後、必要に応じて制御部20で輝度、コントラスト、シャープネスを制御されて、VRAMコントローラ14を介してVRAM15へ送られ、表示部17で表示される。
また、制御部20は、主としてCPU及びその周辺回路と、プログラム等を記憶したROM、CPUの作業用メモリであるRAM(内部メモリ)、及びカレンダ機能を有する内蔵時計から構成されるマイクロコンピュータであり、前記ROMに確保されているプログラム領域に格納されているプログラムに基づき動作し、前述した各部の動作を制御するとともに、ストロボ駆動部22を介してストロボ発光部23の発光動作を制御する。
マイク24は、前記動画撮像モード時において周囲の音声を検出し、この検出された音声は音声処理部26で符号化処理等が施されて、前記動画ファイル内に音声データが記録される。また、動画再生モードにおいては、動画ファイルから音声データが読み出され、音声処理部26で復号化処理等が施されて、スピーカ25より放音される。
なお、制御部13内のROMには、前記プログラム等とともに図2に示す顔画像評価テーブル131が予め記憶されている。この顔画像評価テーブル131には、笑顔の特徴データに対応してランク「顔評価a」が記憶されているとともに、笑顔以外の他の顔特徴データに対応してランク「顔評価b」又は「顔評価c」が記憶されている。
なお、ここでは顔特徴データは3段階なので、笑顔に相当する特徴データは「顔評価a」のみであるが、実際には、より多段階に構成して段階的に評価することがより好ましい。
以上の構成に係る本実施の形態において、撮影モードにおける静止画撮像モードが設定
されると、表示部17には、前述のようにその時点でVRAMコントローラ14から取り込まれている画像情報に基づくスルー画像が表示される。撮影者が、この表示部14に表示されたスルー画像により被写体を確認して、キー入力部19にてシャッタキーを操作すると、制御部20は前記プログラムに基づき、図3のフローチャートに示す処理を開始する。
(撮影画像(1)処理)
すなわち、撮影画像を取得するとともに、この撮影画像毎のテーブルである個別テーブルを作成する(ステップS1)。したがって、現時点がシャッタキーを操作した直後であるとすると、図4(a)に示すように、最初に撮影された撮影画像(1)が取得されるとともに、同図(b)に示すように、撮影画像(1)の個別テーブルT1が作成される。この個別テーブルT1には、図示のように、「顔No.」、「顔座標」、「特徴情報」、「顔評価」、「顔画像」の各欄が設けられる。
なお、撮影者はシャッタキーを操作する際、あるいは操作中に適宜「笑ってください」等の笑顔を誘導する音声を発することが好ましい。
次に、前記撮影画像の例えば、左端部から走査することにより、当該撮影画像中における顔部分の部分画像を検出する(ステップS2)。したがって、このステップS2での処理により、前記撮影画像(1)においては先ず人物Aの顔画像部分が検出されることとなり、人物Aを顔No.「1」として、撮影画像(1)の個別テーブルT1の「顔No.」欄に記憶するとともに、対応する「顔画像」欄に人物Aの顔画像を記憶する。
引き続き、この検出した顔画像の撮影画像(1)上における座標を取得し、個別テーブルT1の対応する「顔座標」欄に記憶する(ステップS3)。また、当該顔画像の特徴情報を取得して、対応する「特徴情報」欄に記憶する(ステップS4)。さらに、前記顔画像評価テーブル131を参照して、当該顔画像が評価a〜cのいずれであるかを判断し、その評価結果を、対応する「顔評価」欄に記憶する(ステップS5:撮影状態の評価)。
このステップS5で実行される顔評価については、例えば特開2005−234686号公報に開示されており、この開示技術を適宜用いることができる。
したがって、以上のステップS2〜S5の処理が人物Aの顔画像に対して実行されることにより、図4(b)に示すように、個別テーブルT1の1行目には、人物Aの顔No.「1」、顔座標「50,20」、特徴情報「人物A」、顔評価「b」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(1)において人物Aの顔は、顔評価bに対応する表情であることから、顔評価として「b」が記憶される。
次に、撮影画像(1)における人物全員に対して以上のステップS2〜S5の処理である評価を終了したか否かを判断し(ステップS6)、全員に対して以上の処理が終了するまで、ステップS2〜S5の処理を繰り返す。したがって、2回目においては、人物Bに対してステップS2〜S5の処理が繰り返され、これにより、図4(b)に示すように、個別テーブルT1の2行目には、人物Bの顔No.「2」、顔座標「50,50」、特徴情報「人物B」、顔評価「a」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(1)において人物Bの顔は、顔評価aに対応する表情であることから、顔評価として「a」が記憶される。
また、3回目においては、人物Cに対してステップS2〜S5の処理が繰り返され、これにより、図4(b)に示すように、個別テーブルT1の3行目には、人物Cの顔No.「3」、顔座標「50,80」、特徴情報「人物C」、顔評価「c」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(1)において人物Cの顔は、顔評価cに対応する表情であることから、顔評価として「c」が記憶される。
このようにして、人物A,B,Cの全員に対してステップS2〜S5の処理が実行されると、ステップS6の判断がYESとなる。したがって、ステップS6からステップS7に進み、総合テーブルを作成又は更新する(ステップS7)。ここで、作成又は更新とは、総合テーブルが未だ作成されていない場合には作成し、既に作成されている場合には、これを更新することを意味する。
この総合テーブル132は、図8(a)に示すように、「顔No.」、「評価aの撮影画像」、「組合せ候補」及び「最終組合せ」の欄で構成されている。「顔No.」欄には、前述した個別テーブルと同様の顔No.「1」〜「3」が記憶され、「評価aの撮影画像」には当該顔No.の顔画像が顔評価aであった撮影画像の番号が記憶される。また、「組合せ候補」には、全ての人物が顔画像が顔評価aとなる撮影画像の番号の組合せが記憶され、「最終組合せ」には、最終的に合成する撮影画像の番号の組合せが記憶される。
したがって、撮影画像(1)に対しての処理のみが実行された現時点においては、評価aの顔画像は顔No.「2」のみであったことから、総合テーブル132において、図8(a)に示すように、顔No.「2」に対応して撮影画像(1)が記憶されるのみである。
次に、顔検出枠、笑顔検出マークと共に、撮影画像を重畳表示する(ステップS8)。このステップS7での処理により図4(a)に示すように、各顔画像の周囲に顔検出枠171が表示される。また、前記総合テーブル132を参照し、笑顔となった人物Bの上部に「○」からなる笑顔検出マーク172が重畳表示され、これにより、人物Bについては笑顔であることが識別可能になるように撮影画像(1)が表示される。
引き続き、この撮影画像内における人物A、B、Cのブレに基づき、所定以上動いてしまった人物がいるか否かを判断する(ステップS9)。この判断は、例えば顔座標が「5」以上変化した場合に所定以上動いてしまったとする。そして、動いてしまった人物がいる場合には、図9に示すように、表示部17に「人が動いたので撮影を中止します。」や、動いた人物の上部に「×」印を表示する警告表示を行う(ステップS10)。しかる後に、取得した全撮影画像やテーブルを削除して(ステップS11)、エンドに進みスルー画像表示状態に戻る。よって、後述する合成に不適な所定以上動いてしまった人物がいる画像が撮影された場合には、連写を中止して無用な連写を防止することができる。
また、ステップS8の判断がNOであって、撮影画像内に動いてしまった人物がいない場合には、このステップS7で作成又は更新される総合テーブル132の記憶内容に基づき、全員がランクa以上となったか否かを判断する(ステップS12:撮影状態が基準を満たすか否かの判断)。このとき、図8(a)を参照すると、ランクa以上となっているのは、顔No.「1」のみである。よって、ステップS12の判断はNOとなり、ステップS1からの処理を再度実行する。
(撮影画像(2)処理)
したがって、2回目のステップS1での処理により、図5(a)に示すように、次に連写撮影された撮影画像(2)が取得されるとともに、同図(b)に示すように、撮影画像(2)の個別テーブルT2が作成される。また、ステップS2〜S5の処理は、前述と同様に3回繰り返される。そして、撮影画像(2)の処理1回目においては、図5(b)に示すように、個別テーブルT2の1行目には、人物Aの顔No.「1」、顔座標「50,21」、特徴情報「人物A」、顔評価「a」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(2)において人物Aの顔は、顔評価aに対応する表情であることから、顔評価として「a」が記憶される。
また、撮影画像(2)の処理2回目においては、人物Bに対してステップS2〜S5の処理が繰り返され、これにより、図5(b)に示すように、個別テーブルT2の2行目には、人物Bの顔No.「2」、顔座標「50,51」、特徴情報「人物B」、顔評価「a」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(2)において人物Bの顔は、顔評価aに対応する表情であることから、顔評価として「a」が記憶される。
また、3回目においては、人物Cに対してステップS2〜S5の処理が繰り返され、これにより、図5(b)に示すように、個別テーブルT2の3行目には、人物Cの顔No.「3」、顔座標「50,81」、特徴情報「人物C」、顔評価「b」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(2)において人物Cの顔は、顔評価bに対応する表情であることから、顔評価として「b」が記憶される。
このようにして、人物A,B,Cの全員に対してステップS2〜S5の処理が実行されると、ステップS6の判断がYESとなる。したがって、ステップS6からステップS7に進み、総合テーブル132を更新する。よって、撮影画像(2)に対しての処理が実行されると、評価aの顔画像は顔No.「1」と「2」であったことから、総合テーブル132において、図8(b)に示すように、顔No.「1」「2」に対応して撮影画像(2)が追記される。
また、ステップS8での処理により、図5(a)に示すように、各顔画像の周囲に顔検出枠171が表示され、かつ、笑顔となった人物AとBの上部に「○」からなる笑顔検出マーク172が重畳表示された撮影画像(2)が表示される。
また、ステップS8の判断がNOであって、撮影画像内に動いてしまった人物がいない場合には、ステップS7で更新される総合テーブル132の記憶内容に基づき、全員がランクa以上となったか否かを判断する(ステップS12)。このとき、図8(b)を参照すると、ランクa以上となっているのは、顔No.「1」と顔No.「2」のみである。よって、ステップS12の判断はNOとなり、ステップS1からの処理を再度実行する。
(撮影画像(3)処理)
したがって、3回目のステップS1での処理により、図6(a)に示すように、次に連写撮影された撮影画像(3)が取得されるとともに、同図(b)に示すように、撮影画像(3)の個別テーブルT3が作成される。また、ステップS2〜S5の処理は、前述と同様に3回繰り返される。そして、撮影画像(3)の処理1回目においては、図6(b)に示すように、個別テーブルT3の1行目には、人物Aの顔No.「1」、顔座標「50,20」、特徴情報「人物A」、顔評価「a」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(3)において人物Aの顔は、顔評価aに対応する表情であることから、顔評価として「a」が記憶される。
また、撮影画像(3)の処理2回目においては、人物Bに対してステップS2〜S5の処理が繰り返され、これにより、図6(b)に示すように、個別テーブルT3の2行目には、人物Bの顔No.「2」、顔座標「50,50」、特徴情報「人物B」、顔評価「a」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(3)において人物Bの顔は、顔評価aに対応する表情であることから、顔評価として「a」が記憶される。
また、3回目においては、人物Cに対してステップS2〜S5の処理が繰り返され、これにより、図6(b)に示すように、個別テーブルT3の3行目には、人物Cの顔No.「3」、顔座標「50,80」、特徴情報「人物C」、顔評価「c」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(3)において人物Cの顔は、顔評価cに対応する表情であることから、顔評価として「c」が記憶される。
このようにして、人物A,B,Cの全員に対してステップS2〜S5の処理が実行されると、ステップS6の判断がYESとなる。したがって、ステップS6からステップS7に進み、総合テーブル132を更新する。よって、撮影画像(3)に対しての処理が実行されると、評価aの顔画像は顔No.「1」と「2」であったことから、総合テーブル132において、図8(c)に示すように、顔No.「1」「2」に対応して撮影画像(3)が追記される。
また、ステップS8での処理により、図6(a)に示すように、各顔画像の周囲に顔検出枠171が表示され、かつ、笑顔となった人物AとBの上部に「○」からなる笑顔検出マーク172が重畳表示された撮影画像(3)が表示される。
また、ステップS8の判断がNOであって、撮影画像内に動いてしまった人物がいない場合には、ステップS7で更新される総合テーブル132の記憶内容に基づき、全員がランクa以上となったか否かを判断する(ステップS12)。このとき、図8(c)を参照すると、ランクa以上となっているのは、顔No.「1」と顔No.「2」のみである。よって、ステップS12の判断はNOとなり、ステップS1からの処理を再度実行する。
(撮影画像(4)処理)
したがって、4回目のステップS1での処理により、図7(a)に示すように、次に連写撮影された撮影画像(4)が取得されるとともに、同図(b)に示すように、撮影画像(4)の個別テーブルT4が作成される。また、ステップS2〜S5の処理は、前述と同様に3回繰り返される。そして、撮影画像(4)の処理1回目においては、図7(b)に示すように、個別テーブルT4の1行目には、人物Aの顔No.「1」、顔座標「50,20」、特徴情報「人物A」、顔評価「c」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(4)において人物Aの顔は、顔評価cに対応する表情であることから、顔評価として「c」が記憶される。
また、撮影画像(4)の処理2回目においては、人物Bに対してステップS2〜S5の処理が繰り返され、これにより、図7(b)に示すように、個別テーブルT4の2行目には、人物Bの顔No.「2」、顔座標「51,50」、特徴情報「人物B」、顔評価「b」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(4)において人物Bの顔は、顔評価bに対応する表情であることから、顔評価として「b」が記憶される。
また、3回目においては、人物Cに対してステップS2〜S5の処理が繰り返され、これにより、図7(b)に示すように、個別テーブルT4の3行目には、人物Cの顔No.「3」、顔座標「51,80」、特徴情報「人物C」、顔評価「a」及び顔画像が記憶されることとなる。つまり、撮影画像(4)において人物Cの顔は、顔評価aに対応する表情であることから、顔評価として「a」が記憶される。
このようにして、人物A,B,Cの全員に対してステップS2〜S5の処理が実行されると、ステップS6の判断がYESとなる。したがって、ステップS6からステップS7に進み、総合テーブル132を更新する。よって、撮影画像(4)に対しての処理が実行されると、評価aの顔画像は顔No.「3」のみであったことから、総合テーブル132において、図8(d)に示すように、顔No.「3」に対応して撮影画像(4)が追記される。
また、ステップS8での処理により、図7(a)に示すように、各顔画像の周囲に顔検出枠171が表示され、かつ、笑顔となった人物AとB及びCの上部に「○」からなる笑顔検出マーク172が重畳表示された撮影画像(4)が表示される。
したがって、撮影者が笑顔検出マーク172を見ることにより、撮影対象とする人物全員が笑顔である画像が撮影されたか否かを確認することができる。
また、ステップS8の判断がNOであって、撮影画像内に動いてしまった人物がいない場合には、ステップS7で更新される総合テーブル132の記憶内容に基づき、全員がランクa以上となったか否かを判断する(ステップS12)。このとき、図8(d)を参照すると、顔No.「1」〜「3」が全てランクa以上となっている。
(合成処理等)
このように、顔No.「1」〜「3」が全てランクa以上となっている時間的に連続する撮影画像(1)〜(4)が連写されると、ステップS12の判断はYESとなり、ステップS12からステップS13に進んで、合成画像の組合せ候補を選出する。この組合せ候補の選出は、図8(d)に示した総合テーブル132の最終結果に基づいて行う。つまり、総合テーブル132における「評価a撮影画像」欄を参照すると、顔No.「1」は、「(2)、(3)」であり、顔No.「2」は、「(1)、(2)、(3)」であり、顔No.「3」は、「(4)」である。したがって、評価aの顔No.「1」〜「3」の顔画像を全て含んで、尚且つ最小限枚数の撮影画像となる撮影画像の組合せは、「(2)+(4)」又は「(3)+(4)」である。よって、この最少限の撮影枚数の組合せである「(2)+(4)」又は「(3)+(4)」を組合せ候補として選出し、図8(d)に示すように、総合テーブル132の「組合せ候補」欄に書き込む(ステップS13)
次に、ベース画像を決定する(ステップS14)。図12は、このステップS14におけるベース画像決定処理の処理手順を示すサブルーチンである。このベース画像の決定に際しては、前記組合せ候補内の撮影画像において、「顔評価a」の顔画像がより多く存在する撮影画像をベース画像として選択する(ステップS141)。次に、この選択されたベース画像が複数であるか否かを判断する(ステップS142)。そして、複数ではなく単一の画像がステップS141で選択された場合には、当該選択された画像をベース画像として決定する(ステップS143)。しかし、ステップS101で複数の画像がベース画像として選択された場合には、選択された場合は、その中からより背景が明瞭な撮影画像、つまり背景のブレが少なくコントラストピーク値が最も高い画像をベース画像として決定する(ステップS144)。
したがって、本例の組合せ候補「(2)+(4)」又は「(3)+(4)」において、撮影画像(4)は「顔評価a」の顔画像が人物Cのみである一方、撮影画像(2)(3)は「顔評価a」の顔画像が人物A,Bであるので、このステップS141では先ず撮影画像(2)(3)が選択される。また、ステップS141での選択は複数画像であるので、ステップS142の判断はYESとなる。したがって、ステップS142からS144に進み、撮影画像(2)(3)を比較して、例えば撮影画像(2)の方がより背景が明瞭であれば、撮影画像(2)がベース画像として決定されることとなる。
これにより、後述する合成画像Pの背景を明瞭なものにすることができる。
また、このように撮影画像(2)をベース画像として決定すると、組合せ候補「(2)+(4)」又は「(3)+(4)」において、最終的な組合せは「(2)+(4)」となることから、図8(d)に示すように、「(2)+(4)」が総合テーブル132の「最終組合せ」欄に書き込まれる。
なお、このように組合せが複数存在する場合は、各組合せ候補を時系列に並べてみて、最初の画像と最後の画像との時間的な差が最少となる組合せ候補を選択した上で、合成数が一番少なく出来る画像をベース画像として選択しても良い。
例えば、上記のケースにおいては、「(2)+(4)」よりも「(3)+(4)」の方が時間的な差が小さいので、最終組合せを「(3)+(4)」として選択した上で、(3)と(4)を比較し、(3)のほうが(4)よりも顔評価aの画像が多く含まれているため、(3)をベース画像として選択するように構成しても良い。
このように構成することで、場合によっては、画像を合成した時に、合成対象とする画像が時間的に近接している為、より自然な風合いの合成画像を取得し易くなる、というメリットがある。
また、上記開示した2つの画像合成のアルゴリズムの両方を参酌した上で、合成画像がより自然となるものを選択するように構成しても構わない。
そして、図3のフローにおける次のステップS15においては、この総合テーブル132の「最終組合せ」欄と前記ステップS14で決定されたベース画像とに基づき、各顔部分画像を決定する。つまり、最終的な組合せは「(2)+(4)」であり、「(2)+(4)」において、ベース画像が撮影画像(2)であるとすると、ベース画像である撮影画像(2)において人物A、Bは笑顔であるから、そのまま撮影画像(2)に残存させることができる。したがって、撮影画像(2)において笑顔ではない人物C部分である顔部分画像G4−3を撮影画像(4)から切り出して、撮影画像(2)の人物C部分に上書き合成すればよいことになる。よって、ステップS15においては、撮影画像(2)の人物C部分が上書き部分として決定され、かつ、撮影画像(4)の人物C部分が切り出し部分として決定される。
なお、人物C部分を単に上書き合成すると書いたが、これに限らない。
例えば、撮影画像(4)から切り出した顔部分画像G4−3の輪郭付近を間引く処理を行なった上で、上書き合成しても良い。
これにより、合成画像の輪郭部分がより自然な風合いとした合成画像を取得することが可能となる。
次に、これら決定した各画像部分を合成する(ステップS16)。つまり、図5(b)の撮影画像(2)テーブルT2における人物Cの顔座標「50,81」に基づいて、前述のように撮影画像(2)の人物C部分に、図7(b)の撮影画像(4)テーブルT4における人物Cの「顔画像」を読み出して、この読み出した撮影画像(4)の人物C部分を撮影画像(2)の消去した人物C部分に顔座標が示す位置に上書き合成して、合成画像を生成する。
なお、撮影画像(4)の人物C部分を切り出し、この撮影画像(4)に係る人物Cの顔座標「51,80」に基づいて、人物C部分を撮影画像(2)の人物C部分に上書き合成して、合成画像を生成してもよい。
また、撮影画像(2)と撮影画像(4)とでは、正確には人物Cの位置がずれているので、合成箇所の輪郭部分に不自然な風合いが生じる可能性があり、種々の対策を施すことが望ましく、例えば上記に尚書きしたように、輪郭部分周囲を間引いた顔部分画像を合成するようにすることが好ましい。
また、画像合成にあっては、JPEG画像は8×8ビットや16×16ビット毎に圧縮されて画像生成されるので、これを考慮して顔部分画像の切取り範囲を決定して、画像合成することが好ましい。
したがって、本例においては、1回の合成のみにより、図10(a)に示すように、人物A,B,C全員が笑顔である合成画像Pを得ることができる。よって、顔部分画像の合成数を減らすことができ、これにより合成画像の品質低下を抑制することができる。また、合成回数を減らすことができる結果、処理速度を高めることもできる。
しかも、時間的に連続する連写された撮影画像を用いて合成画像を生成することから、合成された画像に違和感が生ずることもない。
次に、このステップS16で生成した合成画像Pをメモリカード21に記録する(ステップS17)。このとき、合成画像Pに関連付けて、イグジフに前記総合テーブル132の「最終組合せ」(図8(d)参照)に基づいて図10(b)に示す合成画像の個別テーブルTGを、T2とT4より生成して保存しておく。
ここで、T2とTGとは殆ど同じものであるが、人物C部分については、撮影画像(4)に係る人物Cの顔座標「51,80」に基づいて切り出した顔部分画像G4−3を記録している点がT2とTGとの相違点である。
引き続き、レックビュー表示1回目を実行して、前記合成画像Pを表示部17に表示する(ステップS18)。このとき、図11(a)に示すように、合成画像Pとともに、各人物A,B,C毎に顔検出枠171と、笑顔検出マーク172を表示させる。
これにより、撮影者は顔検出枠171により、被写体の全員の顔が検出されて合成されたこと、及び全員が笑顔であることを確認することができる。
次に、合成画像P内の顔部分画像を表示部17に、顔No.順に拡大表示させる(ステップS19)。そして、全員の顔部分画像の拡大表示を終了するまで(ステップS20)、ステップS19の処理を繰り返す。したがって、このステップS19での処理により、図11(b)に示すように、人物A,B,Cの顔部分画像が順次拡大して表示される。
よって、撮影者がこの拡大して表示される人物A,B,Cの顔部分画像を視認することより、合成画像P内の各人物A,B,Cの顔が笑顔であるか否かを明瞭に確認することができる。
なお、人物A,B,Cの顔部分画像のみならず、人物A,B,Cの顔部分画像とその周囲とを含む部分画像を拡大表示するようにしてもよい。これにより、当該顔部分画像の合成境界部分が拡大して表示され、撮影者は合成の良否を確認することできる。
全員の顔部分画像の拡大表示が終了したならば、レックビュー表示2回目を実行する(ステップS21)。このレックビュー表示2回目においては、図11(c)に示すように、前記レックビュー表示1回目と異なり、顔検出枠171や笑顔検出マーク172を表示させることなく、合成画像Pのみを表示させる。
したがって、撮影者はこのレックビュー表示2回目により、顔検出枠171や笑顔検出マーク172によって妨げられることなく、記録された画像そのままの合成画像Pを確認することができる。
さらに、取得した撮影画像、つまり図4(a)〜図7(a)に示した撮影画像(1)〜(4)を削除して(ステップS22)、スルー画像表示状態に戻る。したがって、合成画像Pを生成することにより不要となった撮影画像(1)〜(4)がメモリカード21に残存してしまうことがなく、メモリカード21の記憶容量を有効に使用することができる。
なお、このように本実施の形態においては、撮影画像(1)〜(4)を削除するようにしたが、合成画像Pに関連付けてメモリカード21に保存しておくようにしてもよい。これにより、一部の人物が笑顔ではない撮影画像(1)〜(4)を後日観賞することもできる。この場合、各撮影画像(1)〜(4)のイグジグに図4(b)〜図7(b)に示した個別テーブルT1〜T4を保存しておくことにより、合成画像から対応する撮影画像を検索することができる。
また、レックビュー表示2回目処理(ステップS21)の後に、OKであるか否かの判断ステップを設け、OKであった場合には、撮影画像を削除する(ステップS22)。しかし、OKでない場合には、撮影画像(1)〜(4)を表示させて、手動操作により合成を可能としてもよい。
また、実施の形態においては、全員がランクa以上(ステップS12→YES)となった場合に連写を終了するようにしたが、所定枚数となった時点で連写を終了するようにしてもよい。これにより、連写が過剰に継続する不都合を未然に防止することができる。
また、実施の形態においては、人物が笑顔である場合を「顔評価a」としたが、人物の目が開いていること、あるいは人物の目線がデジタルカメラ1方向を指向していること等を「顔評価a」としてもよく、またこれらの組合せであってもよい。これにより、全員が目を開いている合成画像、あるいは全員の目線がカメラ方向に統一された合成画像を生成、記録することができる。なお、撮影画像において人物の目が開いているか否か、あるいは全員の目線がカメラ方向に向いているか否かの判断処理に関しては、特開2004−336265号に開示されている技術を適宜用いることができる。
また、実施の形態においては、デジタルカメラに本発明を適用するようにしたが、デジタルカメラに限らず、携帯電話機やPDA等の撮像機能を備えた各種機器、あるいは画像合成システムに適用することができる。
本発明の一実施の形態を適用したデジタルカメラの電気的構成の概略を示すブロック図である。 顔画像評価テーブルの構成を示す概念図である。 本実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。 (a)は撮影画像(1)を示す図であり、(b)は撮影画像(1)の個別テーブルT1を示す図である。 (a)は撮影画像(2)を示す図であり、(b)は撮影画像(2)の個別テーブルT1を示す図である。 (a)は撮影画像(3)を示す図であり、(b)は撮影画像(3)の個別テーブルT1を示す図である。 (a)は撮影画像(4)を示す図であり、(b)は撮影画像(4)の個別テーブルT1を示す図である。 総合テーブルの遷移図である。 警告表示の画面例を示す図である。 (a)合成画像を示す図であり、(b)は合成画像の個別テーブルTGを示す図である。 (a)はレックビュー1回目表示例、(b)は部部画像表示例、(c)はレックビュー2回目表示例を示す図である。 ステップS14におけるベース画像決定処理の処理手順を示すサブルーチンである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
7 撮像部
9 カラープロセス回路
10 DMAコントローラ
12 DRAM
13 制御部
14 表示部
15 VRAM
16 デジタルビデオエンコーダ
17 表示部
19 キー入力部
20 制御部
20 画像処理部
21 メモリカード
131 顔画像評価テーブル
132 総合テーブル
171 顔検出枠
172 笑顔検出マーク

Claims (13)

  1. 複数の撮影対象を含む撮影画像を、複数取得する取得手段と、
    この取得手段により取得された複数の撮影画像夫々について、前記複数の撮影対象の夫々の撮影状態が予め設定された基準を満たすか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段により基準を満たすと判断された撮影対象を最も多く含む撮影画像を、ベース画像として選択する選択手段と、
    この選択手段により選択されたベース画像以外の撮影画像に含まれ、前記判断手段により基準を満たすと判断された撮影対象の部分画像を抽出する抽出手段と、
    この抽出手段により抽出された部分画像を、前記選択手段により選択されたベース画像の前記撮影対象部分に合成する合成手段と
    を備え
    前記選択手段は、前記ベース画像として選択すべき撮影画像が複数存在する場合に、
    前記撮影対象を除いた背景部分が最も明瞭な撮影画像を前記ベース画像として選択する第1の選択方法、
    或いは、前記合成手段により合成を行う画像の撮影時間の差が最少となる画像をベース画像として選択する第2の選択方法、
    のいずれかを選択す
    ことを特徴とする画像合成装置。
  2. 前記取得手段は、時間的に連続して前記複数の撮影画像を取得することを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  3. 前記撮影対象は人物における顔であるとともに、人物の顔の撮影状態を評価する評価手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記評価手段による評価が所定以上の撮影状態を、前記基準を満たす撮影状態と判断することを特徴とする請求項1又は2記載の画像合成装置。
  4. 前記評価手段が評価する顔の撮影状態には、笑顔の撮影状態か否か、目が開いている撮影状態か否か、目線が所定方向を向いている撮影状態か否かのいずれか1つを含むことを特徴とする請求項記載の画像合成装置。
  5. 表示手段と、
    前記取得手段により取得された撮影画像を前記表示手段に表示させる際、前記撮像画像に含まれる複数の撮影対象の撮影状態が、前記判断手段により基準を満たすもの否かを識別可能に表示するよう制御する表示制御手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像合成装置。
  6. 前記取得手段により取得された複数の撮影画像に基づき、前記複数の撮影対象の少なくともいずれか1つが所定以上動いたか否かを判断する動き判断手段と、
    この動き判断手段により前記複数の撮影対象の少なくともいずれか1つが所定以上動いたと判断された場合、前記取得手段による取得を停止させる停止手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像合成装置。
  7. 前記合成手段により合成された合成画像を、前記合成手段の合成に用いられた撮影画像と関連付けて記録する記録手段を設けたことを特徴とする1乃至のいずれか1項に記載の画像合成装置。
  8. 前記合成画像が前記記録手段に記録された後に、当該合成画像を前記表示手段に表示するよう制御する第2の表示制御手段を更に備えることを特徴とする乃至のいずれか1項に記載の画像合成装置。
  9. 前記表示手段は、前記合成画像における前記撮影対象部分を更に拡大表示することを特徴とする請求項記載の画像合成装置。
  10. 前記取得手段は、被写体を撮像する撮像手段を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像合成装置。
  11. 前記第2の選択方法は、更に、前記合成手段による合成数が一番少なくなる画像をベース画像として選択することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像合成装置。
  12. 画像合成装置が有するコンピュータを、
    複数の撮影対象を含む撮影画像を、複数取得する取得手段、
    この取得手段により取得された複数の撮影画像夫々について、前記複数の撮影対象の夫々の撮影状態が予め設定された基準を満たすか否かを判断する判断手段、
    この判断手段により基準を満たすと判断された撮影対象を最も多く含む撮影画像を、ベース画像として選択する選択手段、
    この選択手段により選択されたベース画像以外の撮影画像に含まれ、前記判断手段により基準を満たすと判断された撮影対象の部分画像を抽出する抽出手段、
    この抽出手段により抽出された部分画像を、前記選択手段により選択されたベース画像の前記撮影対象部分に合成する合成手段
    して機能させ
    前記選択手段は、前記ベース画像として選択すべき撮影画像が複数存在する場合に、
    前記撮影対象を除いた背景部分が最も明瞭な撮影画像を前記ベース画像として選択する第1の選択方法、
    或いは、前記合成手段により合成を行う画像の撮影時間の差が最少となる画像をベース画像として選択する第2の選択方法、
    のいずれかを選択す
    ことを特徴とする画像合成プログラム。
  13. 複数の撮影対象を含む撮影画像を、複数取得する取得ステップと、
    この取得ステップにて取得された複数の撮影画像夫々について、前記複数の撮影対象の夫々の撮影状態が予め設定された基準を満たすか否かを判断する判断ステップと、
    この判断ステップにて基準を満たすと判断された撮影対象を最も多く含む撮影画像を、ベース画像として選択する選択ステップと、
    この選択ステップにて選択されたベース画像以外の撮影画像に含まれ、前記判断ステップにより基準を満たすと判断された撮影対象の部分画像を抽出する抽出ステップと、
    この抽出ステップにて抽出された部分画像を、前記選択ステップにて選択されたベース画像の前記撮影対象部分に合成する合成ステップと
    を含み
    前記選択ステップは、前記ベース画像として選択すべき撮影画像が複数存在する場合に、
    前記撮影対象を除いた背景部分が最も明瞭な撮影画像を前記ベース画像として選択する第1の選択方法、
    或いは、前記合成ステップにより合成を行う画像の撮影時間の差が最少となる画像をベース画像として選択する第2の選択方法、
    のいずれかを選択する
    ことを特徴とする画像合成方法。
JP2008175625A 2008-07-04 2008-07-04 画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法 Active JP5136245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008175625A JP5136245B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008175625A JP5136245B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010016678A JP2010016678A (ja) 2010-01-21
JP5136245B2 true JP5136245B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=41702341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008175625A Active JP5136245B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5136245B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5765590B2 (ja) * 2013-03-15 2015-08-19 カシオ計算機株式会社 撮像装置、表示方法及びプログラム
JP6318196B2 (ja) * 2016-07-06 2018-04-25 オリンパス株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2019050591A (ja) * 2018-10-31 2019-03-28 株式会社ニコン 電子機器、プログラム
CN111798546B (zh) * 2020-06-03 2022-04-26 浙江大学 一种基于生成对抗机制的多人表情迁移方法
CN112529864A (zh) * 2020-12-07 2021-03-19 维沃移动通信有限公司 图片处理方法、装置、设备及介质
WO2023234363A1 (ja) * 2022-05-31 2023-12-07 株式会社Jvcケンウッド 画像処理装置、サーバ装置、および画像処理方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005039365A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Fuji Photo Film Co Ltd ディジタル・カメラおよびその制御方法
JP2006203600A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Konica Minolta Holdings Inc 撮像装置、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP4197019B2 (ja) * 2006-08-02 2008-12-17 ソニー株式会社 撮像装置および表情評価装置
JP4264663B2 (ja) * 2006-11-21 2009-05-20 ソニー株式会社 撮影装置、画像処理装置、および、これらにおける画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP4885084B2 (ja) * 2007-07-19 2012-02-29 富士フイルム株式会社 撮像装置、撮像方法、撮像プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010016678A (ja) 2010-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10469746B2 (en) Camera and camera control method
JP5043736B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4869270B2 (ja) 撮像装置及び画像再生装置
JP4697078B2 (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP5806623B2 (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
JP5136245B2 (ja) 画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法
KR20130069041A (ko) 디스플레이 장치 및 방법
JP5578442B2 (ja) 撮像装置、画像合成方法、及びプログラム
JP2006254129A (ja) ヒストグラム表示装置
JP5367129B2 (ja) 撮像装置、制御装置及びそれらの制御方法
JP4379921B2 (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP4885084B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、撮像プログラム
JP4911287B2 (ja) 画像再生装置及びそのプログラム
JP4281498B2 (ja) 画像撮影装置およびプログラム
JP2009212867A (ja) 撮影画像処理装置、撮影制御プログラム及び撮影制御方法
JP4757828B2 (ja) 画像合成装置、撮影装置、画像合成方法及び画像合成プログラム
JP2010039795A (ja) 認識用データ生成装置及び電子カメラ、認識用データ生成プログラム、並びに認識用データ生成方法
JP2008278351A (ja) 撮影装置、被写体選択方法及び被写体選択プログラム
JP6335064B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法およびコンピュータプログラム
JP5722399B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および撮影方法
JP4571111B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP5077113B2 (ja) 電子カメラ
JP2010045619A (ja) 画像再生装置、撮像装置、画像再生方法、画像再生プログラム
JP2006067357A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2009246438A (ja) 撮像装置及びそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5136245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3