JP5135495B2 - レトルト食品の加熱殺菌装置 - Google Patents
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Description
ルト食品の加熱殺菌装置に関する。
、所定温度、所定圧力まで降温、降圧して取り出すようになしたレトルト殺菌装置に自己
診断機能を設け、自己診断運転の実行により、温度、圧力、時間の実測値と基準登録デー
タの基準値と照合し、差異があれば異常を表示器に表示するものがある。(特許文献1参
照)。
ことを管理者は把握できるようになっているが、本発明は、予め定められた条件で加熱工
程を行なった後に設定時間にて加熱殺菌工程を終了し冷却工程を経る機能を備えた加熱殺
菌装置(または加熱殺菌機)が、正常に動作したことをプリンタで印刷した情報から確認
可能としたレトルト食品の加熱殺菌装置の稼動状態確認技術(装置)を提供するものであ
る。
した時間に亘って加熱殺菌が正常に遂行されたか否かを確認することが重要である。この
ため、加熱殺菌装置から出力される単位時間ごとの各工程の動作情報が入力されるインタ
ーフェースと、インターフェースの出力に基づき前記動作情報を工程ごとに区分して印刷
するプリンタを設けて、印刷情報にて加熱殺菌装置の稼動状態を確認することが必要であ
る。
イン上に衝撃波が侵入し復帰した場合や、信号ラインのコンセントが誤って抜け再度差し
込まれた場合等によって、動作情報がインターフェースへ入力されない情報伝達の中断が
生じることがある。この中断が、加熱工程中に発生し加熱殺菌工程の途中に復帰して設定
時間の終了にて加熱殺菌工程が終了する場合、この中断の復帰によって加熱工程が終了し
加熱殺菌工程が開始されたことを示す動作情報がインターフェースへ入力されるため、こ
の中断の復帰によって加熱工程時間は長く加熱殺菌工程時間は短くなるような動作情報が
インターフェースへ入力され、プリンタが印刷した情報を見れば、加熱工程時間は長く加
熱殺菌工程時間が短い状態となり、所定の殺菌時間の運転が行なわれていないものと管理
者は判断し、この場合の食品は殺菌不良として廃棄処分することとなる。
熱殺菌工程中に発生し加熱殺菌工程中に復帰した場合には、加熱殺菌工程時間が短い状態
となり、所定の殺菌時間の運転が行なわれていないものと管理者は判断し、この場合も食
品は殺菌不良として廃棄処分することとなる。
であるため、設定時間に亘る加熱殺菌工程は行なわれており、食品の殺菌は十分行なわれ
ているにも拘らず、プリンタの印刷情報のみが中断によってずれることにより、食品の廃
棄処分となる問題が生じる。本発明はこのような問題を解決することにより、正規の殺菌
時間が印刷されるようにする技術を提供するものである。
熱殺菌(または加熱滅菌)と同意であるものとする。
のチャンバーの開口部を密閉する蓋と、前記チャンバー内に蒸気を供給/又は前記チャン
バー内で蒸気を発生する給蒸手段と、前記チャンバー内に給水する給水手段と、前記チャ
ンバー内に加圧空気を供給する加圧手段と、前記チャンバー内の水を排水する排水手段と
、前記チャンバー内の空気や蒸気を排気する排気手段と、前記チャンバーの温度を検出す
る温度センサと、前記各手段を予め定められた条件で制御する制御部とを備え、この制御
部により前記温度センサで前記チャンバー内の温度を検出しながら前記給蒸手段によって
前記チャンバー内に蒸気を供給/又は蒸気を発生させ、前記チャンバーで前記レトルト食
品を加熱する加熱工程と、前記レトルト食品を設定温度で設定時間加熱殺菌する殺菌工程
を経て、給水手段により前記チャンバー内に給水して冷却する冷却工程を行うレトルト食
品の加熱殺菌装置において、前記加熱殺菌装置から出力される単位時間ごとの前記各工程
の動作情報が入力されるインターフェースと、前記インターフェースの出力に基づき前記
動作情報を前記工程ごとに区分して印刷するプリンタを備え、前記加熱殺菌装置が前記予
め定められた条件での稼動中において、前記動作情報が前記インターフェースへ入力され
ない中断が前記加熱工程中に発生し前記中断が前記殺菌工程の途中に復帰して前記設定時
間が終了したとき、前記中断の復帰から前記設定時間の終了までの短縮された前記殺菌工
程の動作情報と前記設定時間との時間差にて、延びた前記加熱工程の動作情報を短く補正
すると共に短縮された前記殺菌工程の動作情報を長く補正し、この補正した情報を前記イ
ンターフェースから前記プリンタへ出力することを特徴とするレトルト食品の加熱殺菌装
置である。
のチャンバーの開口部を密閉する蓋と、前記チャンバー内に蒸気を供給/又は前記チャン
バー内で蒸気を発生する給蒸手段と、前記チャンバー内に給水する給水手段と、前記チャ
ンバー内に加圧空気を供給する加圧手段と、前記チャンバー内の水を排水する排水手段と
、前記チャンバー内の空気や蒸気を排気する排気手段と、前記チャンバーの温度を検出す
る温度センサと、前記各手段を予め定められた条件で制御する制御部とを備え、この制御
部により前記温度センサで前記チャンバー内の温度を検出しながら前記給蒸手段によって
前記チャンバー内に蒸気を供給/又は蒸気を発生させ、前記チャンバーで前記レトルト食
品を加熱する加熱工程と、前記レトルト食品を設定温度で設定時間加熱殺菌する殺菌工程
を経て、給水手段により前記チャンバー内に給水して冷却する冷却工程を行うレトルト食
品の加熱殺菌装置において、前記加熱殺菌装置から出力される単位時間ごとの前記各工程
の動作情報が入力されるインターフェースと、前記インターフェースの出力に基づき前記
動作情報を前記工程ごとに区分して印刷するプリンタを備え、前記加熱殺菌装置が前記予
め定められた条件での稼動中において、前記動作情報が前記インターフェースへ入力され
ない中断が前記殺菌工程中に発生し前記設定時間が終了した後の前記冷却工程中に復帰し
たとき、前記中断によって延長された前記殺菌工程の動作情報と前記設定時間との時間差
にて、短縮された前記冷却工程の動作情報を長く補正し、前記設定時間とこの補正した情
報をインターフェースからプリンタへ出力することを特徴とするレトルト食品の加熱殺菌
装置である。
から出力される単位時間ごとの各工程の動作情報の中断が、加熱工程中に発生し加熱殺菌
工程の途中に復帰して設定時間の終了にて加熱殺菌工程が終了した場合でも、加熱殺菌装
置は予め定められた条件で稼動中であるため、所定の設定時間に亘る加熱殺菌工程は行な
われているため、中断したことによる短い時間ではなく、正規の加熱殺菌工程時間が印刷
されるようになるため、管理者は所定の殺菌時間の運転が行なわれたと判断でき、殺菌不
良として廃棄処分することもなくなる。
から出力される単位時間ごとの各工程の動作情報の中断が、加熱殺菌工程中に発生し冷却
工程の途中に復帰して設定時間の終了にて加熱殺菌工程が終了した場合でも、加熱殺菌装
置は予め定められた条件で稼動中であるため、所定の設定時間に亘る加熱殺菌工程は行な
われ、且つ、所定の冷却工程が行われているため、正規の加熱殺菌工程時間と、正規の冷
却工程時間が印刷されるようになり、管理者は所定の殺菌時間の運転及び所定の冷却工程
が行なわれたと判断でき、殺菌不良として廃棄処分することもない。
チャンバーの開口部を密閉する蓋と、前記チャンバー内に蒸気を供給/又は前記チャンバ
ー内で蒸気を発生する給蒸手段と、前記チャンバー内に給水する給水手段と、前記チャン
バー内に加圧空気を供給する加圧手段と、前記チャンバー内の水を排水する排水手段と、
前記チャンバー内の空気や蒸気を排気する排気手段と、前記チャンバーの温度を検出する
温度センサと、前記各手段を予め定められた条件で制御する制御部とを備え、この制御部
により前記温度センサで前記チャンバー内の温度を検出しながら前記給蒸手段によって前
記チャンバー内に蒸気を供給/又は蒸気を発生させ、前記チャンバーで前記レトルト食品
を加熱する加熱工程と、前記レトルト食品を設定温度で設定時間加熱殺菌する殺菌工程を
経て、給水手段により前記チャンバー内に給水して冷却する冷却工程を行うレトルト食品
の加熱殺菌装置において、前記加熱殺菌装置から出力される単位時間ごとの前記各工程の
動作情報が入力されるインターフェースと、前記インターフェースの出力に基づき前記動
作情報を前記工程ごとに区分して印刷するプリンタを備え、前記加熱殺菌装置が前記予め
定められた条件での稼動中において、前記動作情報が前記インターフェースへ入力されな
い中断が前記加熱工程中に発生し前記中断が前記殺菌工程の途中に復帰して前記設定時間
が終了したとき、前記中断の復帰から前記設定時間の終了までの短縮された前記殺菌工程
の動作情報と前記設定時間との時間差にて、延びた前記加熱工程の動作情報を短く補正す
ると共に短縮された前記殺菌工程の動作情報を長く補正し、この補正した情報を前記イン
ターフェースから前記プリンタへ出力することを特徴とするレトルト食品の加熱殺菌装置
であり、本発明の実施例を以下に記載する。
は本発明に係る加熱殺菌装置の操作パネルの正面図、図3は本発明に係る加熱殺菌装置の
動作工程図、図4は本発明に係る加熱殺菌装置の稼動状態を印刷する装置を付加したブロ
ック図、図5は中断が冷却工程中に発生し加熱殺菌工程中に回復した場合の印刷シートの
印刷を示す図、図6は中断が加熱殺菌工程中に発生し冷却工程中に回復した場合の印刷シ
ートの印刷を示す図、図7は中断が加熱殺菌工程中に発生し且つ回復した場合の印刷シー
トの印刷を示す図、図8は本発明に係る中断が発生しない場合の印刷シートの印刷を示す
図である。
で、上面に開口2を設け、調理済みの食品をプラスチック等の軟質の包装容器に密封した
所謂レトルト食品3・・を内部に収納して殺菌処理を行う収納室4を設けた有底円筒状の
チャンバー5を収納している。
バー7により被覆し、かつこのヒータカバーの上面には上記被殺菌物3・・を載置する様
に構成している。
用電磁弁10と水ガバナ11を介して水道等の給水源に接続し、これらを主に給水手段を
構成している。
空気供給管で、逆止弁14、給気用電磁弁15、空気用ガバナ16、エアタンク17、逆
止弁18を介してコンプレッサ19に接続し、これらにて加圧手段を構成している。
トケース20内に収納しているが、上記加熱殺菌装置本体の外ケース1内に一体的に収納
する様に構成しても良い。
ていると共に、この排水用電磁弁に手動用排水弁23を並列接続し、これらにて排水手段
を構成している。
成していると共に、上記給水管8の先端に接続しかつ上記給水手段を構成する噴水ノズル
26を上記球面部25の略中心に向けて設定している。
記球面部25の中心に向けてシャワー状に噴水してこの球面部に反射させる様に構成して
いる。
続していると共に、先端を復水容器29内の底に開口し、これらにて排気手段を構成して
いる。
気管27より大気がチャンバー5内に逆流しない様に構成していると共に、排気用電磁弁
28に並列に手動用排気弁31を接続している。
用の温度センサで、サーミスタ等により構成している。
0、給気用電磁弁15、排水用電磁弁22、排気用電磁弁28等への通電を予め設定した
所定のシーケンスに従って制御するものである。
圧力計、38、39は上記分岐管13とエアタンク17に各々接続した圧力安全弁である
。
供給する水量等を考慮し、このチャンバー内に上記給水手段より冷却水が供給されて貯溜
し、その水圧により上記圧力安全弁38が作動しない範囲内で、温度センサ32の取付け
位置迄水位が上昇すると、この温度センサ32に冷却水が接触することによる検出温度の
変化で水位が検出出来る様に設定している。
を表示する圧力計36と、数字や記号を表示する表示器40、殺菌温度を設定する温度選
択ボタン41、殺菌時間を設定する時間選択ボタン42、これら選択ボタンと組み合わせ
て殺菌温度や殺菌時間を設定する上昇ボタン43及び下降ボタン44、予め複数の標準的
な殺菌温度と時間を組み合わせたコースを選択するコースボタン45、殺菌の開始及び停
止操作を行うスタート/ストップボタン46、電源スイッチ47、上記手動用排気弁31
を開閉操作する排気ツマミ48を配置している。
ー7の少し下迄殺菌用の蒸気発生用の水を注水した後、同じく収納室4内のヒータカバー
7の上にレトルト食品3を収納載置して蓋24を閉じ、次いで、電源スイッチ47をオン
し、かつ排気ツマミ48を操作して手動用排気弁31を閉じる。
く使用される殺菌温度の115℃と殺菌時間の10分が交互に表示され、スタンバイ状態
を表示する。
が表示される様に設定し、殺菌温度や殺菌時間の設定を極力簡素化する様に構成している
が、これに限定されず、例えば最も高い殺菌温度の120℃を表示する様にしても良い。
ン45を押して1〜5の中から所望のコースを選択した後、スタート/ストップボタン4
6をオンすることで制御部33内の電気回路により殺菌動作を開始する。
1」と表示し、そのまま数秒間放置しているとそのコースの殺菌温度である120℃と殺
菌時間の20分を交互に表示し、この状態でスタート/ストップボタン46をオンすると
コース1で殺菌動作を開始する。
C3」・・・と順次表示され、下降ボタン44をオンする毎に「C5」、「C4」・・と
表示されるので、所望のコースが表示された時にスタート/ストップボタン46をオンす
れば、表示されたコースで殺菌を開始する。
タン41をオンすると、例えば標準的に多く使用される115℃を表示するので、この温
度に設定する場合には次に時間選択ボタン42をオンすると、例えば標準的に多く使用さ
れる10分を表示するので、時間を変更しなければこの状態でスタート/ストップボタン
46をオンすれば殺菌を開始する。
オン時に設定される殺菌時間を変更する場合には、各々温度や時間が表示された状態で上
昇ボタン43又は下降ボタン44を操作すれば、殺菌温度の設定時にはボタン43、44
のオン毎に1℃上昇又は下降し、殺菌時間の設定時には、例えば1〜30分の範囲では1
分単位で、30〜180分の範囲では5分単位で変更するので、これらの操作で所望の殺
菌温度や殺菌時間に設定後、スタート/ストップボタン46をオンすれば殺菌を開始する
。
設定した場合の殺菌処理のシーケンスを図3に基づき説明する。先ず蓋24を開いて収納
室4内の例えばヒータカバー7の少し下迄殺菌用の蒸気発生用の水を注水した後、同じく
収納室4内のヒータカバー7の上にレトルト食品3を収納載置して蓋24を閉じ、次いで
、電源スイッチ47をオンし、かつ排気ツマミ48を操作して手動用排気弁31を閉じる
。そして、スタート/ストップボタン46をオンする(図3のスタート位置)ことにより
、制御部33により先ずヒータ6に通電してチャンバー5内の底に注水した水を加熱して
蒸気を発生させると共に排気用電磁弁28を開き、発生した蒸気により分岐管13と排気
管27を介してチャンバー5内の空気を外部に排出しながらチャンバー5内に飽和蒸気を
発生する。(図3の加熱1の工程)。
2の検出温度が105℃になる様にヒータ6への通電を制御し、4分経過すると排気用電
磁弁28を閉じると共に、温度センサ32の検出温度が設定温度に達する様にヒータ6へ
の通電を制御する。(図3の飽和蒸気製造工程)。
℃低い温度に到達するとコンプレッサ19を作動してエアタンク17に圧縮空気を貯溜し
、温度センサ32の検出温度が設定温度に達するとコンプレッサ19の作動を停止し、か
つヒータ6への通電を制御して収納室4内を設定温度に維持し、飽和蒸気状態でレトルト
食品3・・・の殺菌処理を行う。(図3の加熱2の工程)。
るとコンプレッサ19を作動する様に構成することで、コンプレッサに圧力センサを持た
ない比較的安価なものを用いる事が出来ると共に、コンプレッサの作動による騒音や振動
の発生を極力減少する様にしているが、これに限定されるものではない。
度に達すると、給気用電磁弁15を所定時間(例えば3秒)開いてチャンバー5内に加圧
空気を供給し、これによりチャンバー5内の沸点を上昇させてヒータ6のオン・オフによ
る食材の沸騰を防止した後、温度センサ32の検出温度が設定温度に到達すると殺菌タイ
マーの作動を開始し、かつヒータ6への通電を制御してチャンバー5内を設定温度に維持
し、殺菌処理を行う。(図3の殺菌工程)。
20℃の範囲で行われ、その時の飽和蒸気圧は105℃で0.199Kgf/cm2、、120
℃では0.991Kgf/cm2となる。
内に飽和蒸気圧よりも0.5Kgf/cm2程度高い圧力を加えるには、チャンバー5内の圧力
を105℃で0.4Kgf/cm2、120℃で1.2Kgf/cm2とすれば良く、これに基づき上記
空気用ガバナ16の設定圧力を例えば1.4Kgf/cm2とすれば、チャンバー5の容量が例
えば48リットルであれば、殺菌温度が105℃の場合には約2秒間、同じく120℃の
場合には約5秒間空気用電磁弁15を開けば良い。
略同じ圧力に加圧すると共に、給水用電磁弁10を開いて噴水ノズル26より給水し、給
水した水を蓋24の球面部25に当てて拡散し、レトルト食品3・・に照射してこれらを
効率的に加圧冷却する。(図3の冷却工程)。
低下するとコンプレッサ19の作動を停止し、その後収納室4内の温度が更に低下して第
2の設定温度(例えば、50℃)に低下すると、給気用電磁弁15を閉じると同時に排水
用電磁弁22を開いて、収納室4内の冷却水を排水し(図3の冷却工程)、この排水開始
後例えば4分経過すると、例えばブザーやランプ等により殺菌の完了を報知すると共に排
気用電磁弁28を開いてチャンバー5内に空気を供給する。(図3の減圧排水工程)。
する迄に収納室4内の水位が上昇して温度センサ32に達し、これにより検出温度が上昇
に反転した場合には、例えば反転して1℃上昇後例えば1分経過するとコンプレッサ19
の作動を停止すると同時に給気用電磁弁15を閉じ、又同時に排水用電磁弁22を開いて
収納室4内の冷却水を排水する。(図3の完了工程)。
出するセンサを設け、センサにより排水終了を検出する様に構成しても良い。
菌装置Cから出力される単位時間ごとの各工程(加熱工程、加熱殺菌工程、冷却工程等)
の動作情報が入力されるインターフェース60と、インターフェース60の出力に基づき
前記動作情報を前記工程ごとに区分して印刷するプリンタ61を備えている。
報は、単位時間ごと(実施例では1秒ごと)に出力されるようになっており、加熱工程で
は、動作情報として温度センサ32で検出した温度情報と必要に応じて図示しない圧力セ
ンサで検出した圧力情報と、この動作情報の出力時間情報等が1秒ごとに出力される。ま
た、加熱殺菌工程では、動作情報として温度センサ32で検出した温度情報と前記圧力情
報と、前記殺菌時間情報と、前記殺菌温度情報と、加熱工程から加熱殺菌工程に切り替わ
ってからの加熱殺菌工程時間情報等が1秒ごとに出力される。また、冷却工程では、温度
センサ32で検出した温度情報と、前記圧力情報等が1秒ごとに出力される。また、制御
部33は、各工程の切り替わり情報も出力し、加熱殺菌装置Cが現在どの工程で動作して
いるかの工程情報も出力している。
分に設定し、殺菌温度を115℃に設定した状態で、スタート/ストップボタン46をオ
ン操作して運転を開始すると、制御部33の動作によって、上記のように、図3の動作工
程図に示すように各工程が実行される。
ントするが、加熱殺菌装置Cから1秒ごとに出力される前記動作情報を入力しつつ、図5
〜図8に示すように、殺菌(または滅菌)工程において、チャンバー5内の温度(庫内温
度)と圧力、及び食品3の芯温を所定時間(実施例では1分)ごとにプリンタ61へ印刷
情報として出力し、それがプリンタ61で印刷されるように構成されている。また、各工
程の所要時間は当該工程が終了したときに、インターフェース60の出力によってプリン
タ61が動作して印刷される。また、開始時刻、終了時刻、運転時間、設定された殺菌温
度と殺菌時間は、冷却工程の終了後にインターフェース60の出力によってプリンタ61
が動作して印刷される。
インターフェース60へ入力されない情報伝達の中断が加熱工程中に発生(例えば時刻T
1で発生)した場合でも、加熱殺菌装置Cは予め定められた条件で稼動していることが制
御部33によって判断されている限り、上記のように、制御部33によって各工程を順次
行う。しかし、情報のみがインターフェース60へ入力されない中断状態である。
部33の動作によって、加熱殺菌装置Cは、時刻T0において加熱工程が終了して加熱殺
菌工程が開始した状態となる。この中断が時刻T2で復帰した場合、制御部33の動作に
よって、加熱工程が終了して加熱殺菌工程が開始したことを示す工程情報が、加熱殺菌装
置Cからインターフェース60へ入力される。このため、この中断が復帰した時刻T2か
らは、加熱殺菌工程中の時間情報や温度情報などが、加熱殺菌装置Cからインターフェー
ス60へ入力され、インターフェース60からプリンタ61へその情報が出力される。そ
して、時刻T0から前記10分の殺菌時間の終了時点T3において加熱殺菌工程が終了し
、冷却工程が開始された情報がインターフェース60からプリンタ61へ出力される。
タ61へ出力する加熱殺菌工程の動作情報は、時刻T2から前記10分の殺菌時間の終了
時点T3までの時間となり、実質、加熱殺菌装置Cが稼動して殺菌(または滅菌)工程が
行われている時間(T0〜T3=10分)よりもT0〜T2時間(例えば2分)だけ短い
時間(10−2=8分)が、図5に示すように、プリンタ61にて印刷されることとなる
。また、加熱工程時間もT0〜T2の時間だけ長い時間が印刷されることとなる。この印
刷された情報を見た管理者は、所定の10分の殺菌時間が達成されなかったものと判断し
、このときの食品3を廃棄処分することとなる。
情報伝達上の中断が生じた場合には、この中断時間による補正を行なって加熱殺菌装置C
が正常動作をしている実質時間が印刷されるようにする。即ち、インターフェース60か
らプリンタ61へ出力する情報の補正を行い、管理者が、所定の10分の殺菌時間が達成
されたものと判断できるような印刷情報を出力するものである。このため、前記中断の復
帰から加熱殺菌工程の設定時間(前記10分)の終了までの短縮された加熱殺菌工程の動
作情報(上記8分)と、前記設定時間(10分)との時間差(2分)にて、延びた加熱工
程の動作情報(実質の加熱工程の時間より2分長い時間)を短く補正する(2分差し引く
)と共に、延びた加熱殺菌工程の動作情報(15分)を短く補正(2分マイナス)し、こ
の補正した情報、即ち、加熱工程時間はT0〜T2の時間だけマイナスした時間情報とし
、且つ殺菌時間が10分である時間情報をインターフェース60からプリンタ61へ出力
するものである。
工程中に発生(例えば時刻TCで発生)し、前記中断が冷却工程中に復帰(例えば時刻T
Dで復帰)した場合、実質、加熱殺菌装置Cが稼動して加熱殺菌工程が所定の10分間行
われた後、更に時間(T0〜T3)よりもT3〜TD時間(例えば4分)だけ長い時間(
10+4=14分)が、図6に示すように、プリンタ61にて印刷されることとなる。こ
の印刷された情報を見た管理者は、所定の10分の殺菌時間より長い時間に亘って加熱殺
菌工程が行われたものと判断し、このときの食品3は廃棄処分する必要がない。
、インターフェース60からプリンタ61へ出力する加熱殺菌工程の動作情報は、図6に
示すように、T0〜T3の10分とT3〜TDの時間の4分の合計14分となり、これが
プリンタ61にて印刷されることとなり、この印刷された情報を見た管理者は、所定の1
0分の殺菌(または滅菌)時間が達成されたものと判断するが、何らかの原因があるであ
ろうと疑問を持つかもしれない。
が生じた場合には、加熱殺菌装置Cが正常動作をしている実質時間10分、及び所定の冷
却運転が行われた時間(図6に示す冷却工程時間30分を34分に補正したもの)が印刷
されるようにするために、中断によって延長された加熱殺菌工程の動作情報と前記設定時
間との時間差(14−10=4分)にて、短縮された前記冷却工程の動作情報(30分)
を4分長く補正し、前記設定時間10分とこの補正した時間情報(34分)をインターフ
ェースからプリンタへ出力し印刷する。これによって、管理者が、所定の10分の殺菌(
または滅菌)時間が達成されたものと判断できるような実働の印刷情報が印刷されるもの
となる。
工程中に発生(例えば時刻TAで発生)し、前記中断が加熱殺菌工程中に復帰(例えば時
刻TBで復帰)して前記設定時間(10分)が終了した場合、図7に示すように、加熱殺
菌装置Cが稼動して加熱殺菌工程が所定の10分行われるが、プリンタ61にて印刷され
た情報は、加熱殺菌工程中の生じた7分間の中断時間が抜けた状態であるけれども、所要
時間(殺菌時間)は10分が印刷される。このため、この印刷された情報を見た管理者は
、所定の10分の加熱殺菌工程が行われたものと判断し、このときの食品3は廃棄処分す
る必要がない。しかし、殺菌(または滅菌)工程中の生じた7分間の中断時間が何らかの
原因で生じたであろうと疑問を持つかもしれない。
とにプリンタ61へ印刷情報を出力し、それが印刷されるが、7分間の中断時間中は、加
熱殺菌装置Cからの前記動作情報が入力されず、この部分は印刷できないため、この場合
は、中断による印刷の補正は行なわなくてもよい。
は動作情報がインターフェース60へ入らないため、1分ごとの殺菌時間情報の印刷がで
きない。これは上記補正によっても補うことができないので、そのままとなる。なお、情
報伝達の中断が生じなかった場合の一つの実施例は、図8に示している。
報伝達上の中断が生じた場合には、加熱殺菌装置Cが正常動作をしている実質時間が印刷
されるように、この中断時間による補正を行うことにより、管理者が、所定の10分の殺
菌(または滅菌)時間が達成されたものと判断できるような印刷情報を出力するものであ
る。このため、前記中断の復帰から加熱殺菌工程の設定時間(前記10分)の終了までの
短縮された加熱殺菌工程の動作情報(上記8分)と、前記設定時間(10分)との時間差
(2分)にて、延びた加熱工程の動作情報(実質の加熱工程の時間より2分長い時間)を
短く補正する(2分差し引く)と共に、短縮された加熱殺菌工程の動作情報(8分)を長
く補正(2分プラス)し、この補正した情報をインターフェース60からプリンタ61へ
出力し、印刷するものである。
るものであり、本発明の技術範囲において種々の形態の加熱殺菌装置の稼動状態を確認す
る装置を包含するものである。
2・・・・・開口
3・・・・・レトルト食品
5・・・・・チャンバー
19・・・・コンプレッサ
24・・・・蓋
32・・・・温度センサ
33・・・・制御部
60・・・・インターフェース
61・・・・プリンタ
C・・・・・加熱殺菌装置(加熱殺菌機)
Claims (2)
- 包装容器に密封したレトルト食品を収容して殺菌を行うチャンバーと、このチャンバー
の開口部を密閉する蓋と、前記チャンバー内に蒸気を供給/又は前記チャンバー内で蒸気
を発生する給蒸手段と、前記チャンバー内に給水する給水手段と、前記チャンバー内に加
圧空気を供給する加圧手段と、前記チャンバー内の水を排水する排水手段と、前記チャン
バー内の空気や蒸気を排気する排気手段と、前記チャンバーの温度を検出する温度センサ
と、前記各手段を予め定められた条件で制御する制御部とを備え、この制御部により前記
温度センサで前記チャンバー内の温度を検出しながら前記給蒸手段によって前記チャンバ
ー内に蒸気を供給/又は蒸気を発生させ、前記チャンバーで前記レトルト食品を加熱する
加熱工程と、前記レトルト食品を設定温度で設定時間加熱殺菌する殺菌工程を経て、給水
手段により前記チャンバー内に給水して冷却する冷却工程を行うレトルト食品の加熱殺菌
装置において、前記加熱殺菌装置から出力される単位時間ごとの前記各工程の動作情報が
入力されるインターフェースと、前記インターフェースの出力に基づき前記動作情報を前
記工程ごとに区分して印刷するプリンタを備え、前記加熱殺菌装置が前記予め定められた
条件での稼動中において、前記動作情報が前記インターフェースへ入力されない中断が前
記加熱工程中に発生し前記中断が前記殺菌工程の途中に復帰して前記設定時間が終了した
とき、前記中断の復帰から前記設定時間の終了までの短縮された前記殺菌工程の動作情報
と前記設定時間との時間差にて、延びた前記加熱工程の動作情報を短く補正すると共に短
縮された前記殺菌工程の動作情報を長く補正し、この補正した情報を前記インターフェー
スから前記プリンタへ出力することを特徴とするレトルト食品の加熱殺菌装置。 - 包装容器に密封したレトルト食品を収容して殺菌を行うチャンバーと、このチャンバー
の開口部を密閉する蓋と、前記チャンバー内に蒸気を供給/又は前記チャンバー内で蒸気
を発生する給蒸手段と、前記チャンバー内に給水する給水手段と、前記チャンバー内に加
圧空気を供給する加圧手段と、前記チャンバー内の水を排水する排水手段と、前記チャン
バー内の空気や蒸気を排気する排気手段と、前記チャンバーの温度を検出する温度センサ
と、前記各手段を予め定められた条件で制御する制御部とを備え、この制御部により前記
温度センサで前記チャンバー内の温度を検出しながら前記給蒸手段によって前記チャンバ
ー内に蒸気を供給/又は蒸気を発生させ、前記チャンバーで前記レトルト食品を加熱する
加熱工程と、前記レトルト食品を設定温度で設定時間加熱殺菌する殺菌工程を経て、給水
手段により前記チャンバー内に給水して冷却する冷却工程を行うレトルト食品の加熱殺菌
装置において、前記加熱殺菌装置から出力される単位時間ごとの前記各工程の動作情報が
入力されるインターフェースと、前記インターフェースの出力に基づき前記動作情報を前
記工程ごとに区分して印刷するプリンタを備え、前記加熱殺菌装置が前記予め定められた
条件での稼動中において、前記動作情報が前記インターフェースへ入力されない中断が前
記殺菌工程中に発生し前記設定時間が終了した後の前記冷却工程中に復帰したとき、前記
中断によって延長された前記殺菌工程の動作情報と前記設定時間との時間差にて、短縮さ
れた前記冷却工程の動作情報を長く補正し、前記設定時間とこの補正した情報をインター
フェースからプリンタへ出力することを特徴とするレトルト食品の加熱殺菌装置。
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---|---|---|---|
JP2008046332A JP5135495B2 (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | レトルト食品の加熱殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008046332A JP5135495B2 (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | レトルト食品の加熱殺菌装置 |
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- 2008-02-27 JP JP2008046332A patent/JP5135495B2/ja not_active Expired - Fee Related
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