JP5133796B2 - 検索支援装置 - Google Patents
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一般に、ユーザはクライアント端末でウェブブラウザを起動して、ウェブブラウザ上に検索サービスのウェブページ(例えば、ポータルサイトのトップページ)を表示させ、検索窓と呼ばれるテキスト入力欄にキーワードを入力することで検索を実行する。そして、検索サービスを提供するウェブサーバによって、クライアント端末から送信された検索条件(例えば、キーワード)に適合する検索結果が抽出され、この検索結果がクライアント端末に提示される。
図9に示すように、演算子としては、“AND”、“OR”、“NOT”、“()”の4種類が知られている。
AND演算子は、“AND”で結合される2つのキーワードの全てが含まれる情報を検索するための演算子であり、例えば、“A AND B”(A、Bはキーワード、以下同じ)で表される検索式による検索が行われると、A、Bの両方を含む情報が抽出される。
OR演算子は、“OR”で結合される2つのキーワードの何れかが含まれる情報を検索するための演算子であり、例えば、“A OR B”で表される検索式による検索が行われると、A、Bの何れか一方を含む情報が抽出される。
NOT演算子は、“NOT”の後に入力されるキーワードを含まない情報を検索するための演算子であり、例えば、“A NOT B”で表される検索式による検索が行われると、Aを含む情報のうち、Bを含まない情報、すなわちAだけを含む情報が抽出される。
“()”は、内側に入力された検索式による検索を優先して行うための演算子で、例えば、“(A AND B) NOT C”で表される検索式による検索が行われると、A、Bの両方を含む情報のうち、Cを含まない情報が抽出される。
図10に示すように、例えば、Windows(登録商標)で聞ける音楽または音源(MIDIは含まない)を紹介するサイトが知りたい場合には、“Windows AND (音楽 OR 音源) NOT MIDI”という検索式が利用される。また例えば、コンピュータまたはインターネットに関する雑誌を知りたいときには、“雑誌 AND (コンピュータ OR インターネット)”という検索式が利用される。
このように、図9に示す演算子とキーワードを上手に組み合わせることにより、膨大な情報の中から所望の情報を効率よく検索することが可能となる。
特許文献1に記載の技術を利用すると検索式の生成操作は簡単になるが、検索式自体の構成はユーザが考えなければならないため、やはり検索式による検索を有効に利用する術としては不十分である。
特定の検索結果を得られる検索式と、この検索式に固有のタイトル及びアイコンを含む検索式付随情報とが、対応付けて登録された検索式データベースと、
前記検索式付随情報を前記クライアント端末の画面にリスト形式で表示することにより、前記検索式データベースに登録されている複数の検索式を提示する登録検索式提示手段と、
前記検索式データベースに登録されている検索式のうち、前記クライアント端末が検索サービスで利用し得る検索式を提示する利用検索式提示手段と、
前記利用検索式提示手段により提示された検索式による検索を前記検索サーバに実行させるための検索制御情報を前記クライアント端末に提供する制御情報提供手段と、を備え、
前記検索式データベースには、前記特定の検索結果を得られる検索式ごとに、広告情報が対応付けて登録されており、
前記利用検索式提示手段は、前記登録検索式提示手段により提示されたリスト形式の前記検索式付随情報のうち、前記クライアント端末におけるユーザ操作に基づいて選択された検索式付随情報に対応する検索式を、当該ユーザと対応付けて前記検索式データベースに登録し、登録された検索式に対応する検索式付随情報を前記クライアント端末の画面に表示することにより、表示された検索式付随情報に対応する検索式が、前記クライアント端末が利用し得る検索式であることを示すとともに、前記登録された検索式と対応付けられた広告情報を前記クライアント端末の画面に表示し、
前記制御情報提供手段は、前記クライアント端末において、前記利用検索式提示手段により前記クライアント端末の画面に表示された前記検索式付随情報の選択操作が行われたときに、当該選択された検索式付随情報に対応する検索式による検索を前記検索サーバに実行させるための検索制御情報を前記クライアント端末へ提供することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係るネットワーク構成について示す概略図である。
本実施形態では、サーバ1からネットワークNを介して提供される検索サービスが、クライアント2において利用される場合について示している。
ネットワークNは、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網、携帯電話通信網等であり、当該ネットワークNに接続するサーバ1とクライアント2の間を、データ通信可能に接続する。
本実施形態では、サーバ1に予め登録され、クライアント2が検索サービスで利用しうる検索式を、当該クライアント2に対して提示することにより、検索サービスにおいて簡単に検索式による検索を行えるようにしている。
ROM113には、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラムや基本的な設定データが記憶されている。RAM112には、記憶部12から読み出されたOSや各種アプリケーションなどのプログラムが展開される。
CPU111は、RAM112に展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、各ブロックを制御する。
入出力部13は、サーバ1の管理者が利用するためのユーザインターフェースを構成する。
通信部14は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してクライアント2とデータの送受信を行う。
検索式データベース15aには、クライアント2が検索サービスで利用しうる検索式を当該クライアント2に対して提示するためのデータが格納されている。具体的には、図4に示すように、複数のキーワードが演算子で結合された検索式ごとに、検索式の識別情報(検索式ID)、検索式のデータ、アイコンの画像データ、検索式のタイトルデータ、検索式により得られる検索結果データが登録されている。
なお、検索結果データについては検索結果IDが登録されており、検索結果IDに対応する検索結果のデータ本体は別領域に格納されている。この検索結果は、例えば、検索式生成時に当該検索式による検索で得られた検索結果であり、当該検索式によりどのような検索結果が得られるかを示しているに過ぎず、現時点において同様の検索結果が得られることを保証するものではない。つまり、対応する検索式による検索で得られることが期待される予想検索結果である。
“神奈川県 AND (横浜 OR 川崎) AND (住宅 OR 住居)”という検索式は、クライアント2の画面上では、検索式ID“123123”、家を模したアイコン画像、“横浜か川崎の住宅・住居情報”というタイトル名、検索結果ID“220”に紐付けられた検索結果の表示により提示されることとなる。つまり、クライアント2の画面には、検索式付随情報だけが表示され、検索式自体はユーザに認識されない。
また、検索式を公開したユーザに対してポータルサイトで利用可能なポイントを付与する等、便宜を図るようにすれば、ユーザは、他のユーザの興味を引く検索結果が得られる検索式を生成して積極的に公開することとなるので、検索式の提供サービスを充実化させることができる。
また、提示された検索式がユーザによって選択操作されると、サーバ1は検索条件(検索式)を満たすコンテンツを検索し、検索結果を含む新たなHTMLファイルを生成し、これをクライアント2に送信する。
図3に示すように、クライアント2は、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、通信部25等を備えた一般的なパーソナルコンピュータである。各部はバスライン26により電気的に接続されている。
記憶部22は、例えばハードディスクで構成され、OS、各種アプリケーションプログラム(例えば、ウェブブラウザプログラム)、及び各種データの他、サーバ1からダウンロードしたコンテンツ(例えば、ウェブページで公開されている画像)のデータ等を記憶する。
入力部23は、例えば、キーボード及びマウスで構成され、ユーザが情報を入力する際に使用される。
表示部24は、例えば、液晶ディスプレイ等で構成され、制御部21からの表示制御指令に基づいて所定の画面を表示する。表示部24には、例えば、ウェブブラウザのGUIが表示される。
通信部25は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してサーバ1とデータの送受信を行う。
図5に示すように、検索サービス画面D1は、検索条件となるキーワード(検索式を含む)の入力欄を含む検索窓SW、検索式データベース15aに登録されている検索式を提示する検索式リスト窓LW、及びクライアント2が検索サービスで利用しうる検索式を提示するお気に入り窓BW、を有している。また、図5の左上領域にはログインユーザ名Uが表示されており、ユーザIDが“ABC”のユーザがログインして検索サービスを利用していることを示している。
このとき、検索式リスト窓LWには、複数のクライアント2において取得された頻度(選択頻度)の高い順に検索式を並び替えて提示する。これにより、ユーザは、他のユーザによって利用されている検索式、すなわち利用価値の高い検索式を容易に認識することができるので、検索式を選択する上で参考とすることができる。
これにより、ユーザは、検索式の実体を意識することなく検索式による検索要求を行い、所望する検索結果を得ることができる。また、予想検索結果が表示されているので、検索式により得られるはずの検索結果を予め把握することができ、何れの検索式による検索を行うべきかを容易に認識できる。
ステップS102では、クライアント2のウェブブラウザにより検索サービス画面のデータが解析され、図5に示すような検索サービス画面が表示される。
ステップS104では、取得要求された検索式が、当該ユーザが検索サービスにおいて利用しうる検索式として登録される。例えば、ユーザデータベース15bにおいて、ログインユーザのIDに対応付けて、取得要求された検索式のIDが登録される。つまり、本実施形態では、クライアント2が検索サービスで利用しうる検索式は、サーバ1側で管理されている。
ステップS105では、お気に入り窓BWに取得要求された検索式が追加された検索サービス画面のデータが送信される。
ステップS106では、クライアント2における検索サービス画面が更新される。すなわち、クライアント2において起動されたウェブブラウザ上に、選択された検索式が提示される。
すなわち、サーバ1は、検索式データベース15aに登録されている検索式のうち、クライアント2が検索サービスで利用しうる検索式を提示する利用検索式提示手段を備える。また、利用検索式提示手段は、登録検索式提示手段により提示された複数の検索式(検索式リスト窓LWに提示された検索式)のうち、クライアント2におけるユーザ操作に基づいて選択された検索式を、当該クライアント2が検索サービスで利用しうる検索式として提示する。
このように、お気に入り窓BWに提示される検索式(検索式付随情報)には、ユーザ操作に基づいて当該検索式による検索をサーバ1に対して要求する制御プラグラムが関連付けられている。すなわち、サーバ1は、利用検索式提示手段により提示された検索式による検索を検索サーバ(サーバ1)に実行させるための検索制御情報(制御プログラム)をクライアント2に提供する制御情報提供手段を備える。
ステップS109では、検索結果画面のデータが生成され、クライアント2に対して送信される。
ステップS110では、クライアント2において検索結果画面が表示される。例えば、図5に示すお気に入り窓BWに提示されている検索式が選択操作された場合は、検索式リスト窓LWにおいて表示されている検索結果I14のような検索結果が表示されることとなる。なお、検索結果I14は当該検索式が登録された時点の検索結果であるため、ステップS110で表示される検索結果と一致するとは限らない。
具体的には、ユーザはクライアント2の画面(検索サービスのお気に入り窓BW)に表示されている検索式付随情報を選択操作するだけで、所定の検索式による検索を容易に検索サーバに要求することができる。検索サービス画面において検索式自体は一切表示されないので、ユーザは検索式を意識することなく所望の検索結果を得ることができる。したがって、検索式による検索に不慣れなユーザにとって特に有効である。
上記実施形態では、クライアント2のウェブブラウザ上のお気に入り窓BWに、検索式リストLWの中から選択された検索式を提示するようにしているが、クライアント2のデスクトップ上に、選択された検索式を提示するようにしてもよい。
図7において、ステップS201〜S203は、図6のステップS101〜S103と同様である。
ステップS204では、ステップS203で取得要求された検索式に対応する検索プログラム(例えば、ウィジェット)がクライアント2に対して送信され、ダウンロードされる。この検索プログラムは、ユーザ操作(例えば、アイコンのクリック操作)に基づいて、ウェブブラウザを起動し(既に起動されている場合は省略)、検索サービスのウェブページに移行した後、検索プログラムに対応付けられた検索式による検索要求を自動的に行う検索制御情報である。
ステップS205では、クライアント2のデスクトップ上に、ダウンロードされた検索プログラムのアイコン(例えば、検索式付随情報として登録されているアイコン)が表示される。変形例では、クライアント2のデスクトップ上に、登録検索式提示手段により提示された検索式(例えば、図5の検索式リストLWの表示)の中から選択された検索式が、検索プログラムを起動するトリガとなるアイコンで提示される(利用検索式提示手段、制御情報提供手段)。つまり、クライアント2が検索サービスで利用しうる検索式は、クライアント2側で管理されている。
ステップS208では、検索結果画面のデータが生成され、クライアント2に対して送信される。
ステップS209では、クライアント2において検索結果画面が表示される。
図8に示す検索サービス画面D2において、例えば、検索式リスト窓LWに、検索式付随情報(I11〜I14、I21〜I24)とともに広告情報I15、I25を表示する。また、お気に入りリスト窓BWに、検索式付随情報(I11〜I13)とともに広告情報I15を表示する。このとき、検索式に対応して複数の広告情報が登録されている場合は、所定の時間間隔で広告表示は順次変更される。
また、検索式をアップロードしたユーザに対して広告配信による利益を付与するようにすれば、ユーザは積極的に検索式を生成して公開することとなり、さらに検索式が流通することとなる。その結果、利用価値の低い検索式は淘汰され、利用価値の高い検索式が優先して提示されることとなり、検索式の提供サービスがさらに便利になる。
SW 検索窓
LW 検索式リスト窓(登録検索式提示手段による表示)
BW お気に入り窓(利用検索式提示手段による表示)
I11〜I14、I21〜I24 検索式付随情報
B1、B2 取得ボタン
U ログインユーザ名
Claims (6)
- キーワードが演算子で結合された検索式による検索サービスを提供する検索サーバと、前記検索サーバにネットワーク接続され、前記検索サーバに対して検索式による検索要求を行う複数のクライアント端末と、で構成されるネットワークシステムにおいて、前記クライアント端末における検索式による検索要求を支援する検索支援装置であって、
特定の検索結果を得られる検索式と、この検索式に固有のタイトル及びアイコンを含む検索式付随情報とが、対応付けて登録された検索式データベースと、
前記検索式付随情報を前記クライアント端末の画面にリスト形式で表示することにより、前記検索式データベースに登録されている複数の検索式を提示する登録検索式提示手段と、
前記検索式データベースに登録されている検索式のうち、前記クライアント端末が検索サービスで利用し得る検索式を提示する利用検索式提示手段と、
前記利用検索式提示手段により提示された検索式による検索を前記検索サーバに実行させるための検索制御情報を前記クライアント端末に提供する制御情報提供手段と、を備え、
前記検索式データベースには、前記特定の検索結果を得られる検索式ごとに、広告情報が対応付けて登録されており、
前記利用検索式提示手段は、前記登録検索式提示手段により提示されたリスト形式の前記検索式付随情報のうち、前記クライアント端末におけるユーザ操作に基づいて選択された検索式付随情報に対応する検索式を、当該ユーザと対応付けて前記検索式データベースに登録し、登録された検索式に対応する検索式付随情報を前記クライアント端末の画面に表示することにより、表示された検索式付随情報に対応する検索式が、前記クライアント端末が利用し得る検索式であることを示すとともに、前記登録された検索式と対応付けられた広告情報を前記クライアント端末の画面に表示し、
前記制御情報提供手段は、前記クライアント端末において、前記利用検索式提示手段により前記クライアント端末の画面に表示された前記検索式付随情報の選択操作が行われたときに、当該選択された検索式付随情報に対応する検索式による検索を前記検索サーバに実行させるための検索制御情報を前記クライアント端末に提供することを特徴とする検索支援装置。 - 前記検索式付随情報には、対応する検索式の生成時に当該検索式による検索で得られた検索結果が含まれることを特徴とする請求項1に記載の検索支援装置。
- 前記登録検索式提示手段は、前記複数のクライアント端末における選択頻度が高い順に、前記複数の検索式を並び替えることを特徴とする請求項1または2に記載の検索支援装置。
- 前記利用検索式提示手段は、前記クライアント端末において起動されたウェブブラウザ上に、前記選択された検索式を提示することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の検索支援装置。
- 前記利用検索式提示手段は、前記クライアント端末におけるデスクトップ上に、選択された前記検索式付随情報に対応する検索式を提示することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の検索支援装置。
- 前記検索式データベースは、前記複数のクライアント端末において生成された検索式及びこれに対応する検索式付随情報を登録可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の検索支援装置。
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