JP5132367B2 - 不正入力防止システムおよび該システムを用いたサーバ装置 - Google Patents

不正入力防止システムおよび該システムを用いたサーバ装置 Download PDF

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Description

本発明は、不正入力防止システム、さらに詳しくいえば、商品などに個別に付与されている範囲のID(シリアルナンバ)以外の入力を防止する回路を備えたシステムおよび該システムを用いたサーバ装置に関する。
購入した商品個別に付されているIDをインターネットでキャンペーンサイトに登録し、そのIDの登録によってユーザに種々のサービスを提供するシステムが広く実施されている。
キャンペーン用に商品に添付されているシリアルナンバは一般的に十数桁程度の数字であり、何らかの手段よって、有効なナンバかどうかを判断するようになっている。悪意のあるユーザが商品を購入せず、勝手に作り上げたナンバを次々入力することで、偶然有効なナンバと認識されることも考えられるため、そのような行為も防がなければならない。
携帯端末の場合、番号の入力は人の手で行われるため、大量の試行は現実的ではない。しかし、パソコンで応募可能となると、自動的に試行するプログラムを組むことで、大量の試行が可能となってしまう。
この場合の対策として、絵に描いた文字を入力させるなど、人の手でなければ入力困難な仕組みが考えられるが、入力の手間が増える上、お客を疑っているようにも思われてしまうため、キャンペーンで使うものとしてはあまり適切ではない。
特許文献1では、この対策として同一ユーザが正しくないナンバを連続入力した際に、次に入力可能になるまでの時間を指数関数的に長くすることで、ユーザの手間をかけずに大量の試行を事実上不可能にしている。
特願2007−200318号
特許文献1は、不正を働こうとしているのが同一ユーザであるか判断できることを前提にしている。しかし、キャンペーンによっては、事前のユーザ登録なしに、いきなりシリアルナンバを入力可能なものもあり、そのようなケースでは対応できない。
インターネットのキャンペーンでは、IPアドレスやCookieで同一人物かある程度は判別できるが、例えばケーブルテレビでサービスしているインターネットでは、その顧客全員が同じIPアドレスになってしまうこともあるし、プロバイダとの接続をやり直すことでIPアドレスを変えたり、Cookieは消したり偽装したりできるので、同一人物かどうかを確実に判断するのは困難である。
本発明の目的は、不正を働こうとしているのが同一ユーザであるか否を判断することなく、商品に関するIDなどの不正入力を確実に防止し、外見上特に不正対策を施しているようには見えず、ユーザ側の入力も手間がかかることなく安心して利用できる不正入力防止システムを提供することにある。
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、端末から物品個別に付与されたシリアル番号を入力し、サーバ装置にその物品シリアル番号を登録するように構成された物品シリアル番号登録システムにおいて、前記サーバ装置は、不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正入力記録と今回端末装置で入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号が過去の不正入力記録と類似するか否かを照合する類似記録照合手段と、前記類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、前記類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定した場合、または前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定の回数以内の場合、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、不正入力記録に追加する不正入力記録追加手段と、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、または前記シリアル番号判定手段が正規の番号でないと判定した場合、シリアル番号登録を排除する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2は、端末から物品個別に付与されたシリアル番号を入力し、サーバ装置にその物品シリアル番号を登録するように構成された物品シリアル番号登録システムにおいて、前記サーバ装置は、不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段が類似であると判定した場合、ペナルティ期間を延長するペナルティ期間延長手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定した場合、または前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定の回数以下の場合、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似と判定された場合、不正入力記録期間を延長する不正入力記録期間延長手段と、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、または前記シリアル番号判定手段が正規の番号でないと判定した場合、シリアル番号登録を排除する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項3は、端末から物品個別に付与されたシリアル番号を入力し、サーバ装置にその物品シリアル番号を登録するように構成された物品シリアル番号登録システムにおいて、前記サーバ装置は、不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、前記全類似記録照合手段で類似と判定された場合、不正入力記録期間を延長する不正入力記録期間延長手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、または前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、前記全類似記録照合手段で照合した場合、または前記ペナルティ期間類似記録照合手段で照合した結果、類似と判定され、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、シリアル番号登録を排除する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項4は、端末から物品個別に付与されたシリアル番号を入力し、サーバ装置にその物品シリアル番号を登録するように構成された物品シリアル番号登録システムにおいて、前記サーバ装置は、不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似と判定された場合、試行回数に対応してペナルティ期間を延長するペナルティ期間延長手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、ペナルティ期間を初期化する手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、または前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、前記全類似記録照合手段で照合した場合、または前記ペナルティ期間類似記録照合手段で照合した結果、類似と判定され、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、シリアル番号登録を排除する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項5は、前記請求項1の物品シリアル番号登録システムに用いられるサーバ装置において、不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正入力記録と今回端末装置で入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号が過去の不正入力記録と類似するか否かを照合する類似記録照合手段と、前記類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、前記類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定した場合、または前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定の回数以内の場合、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、不正入力記録に追加する不正入力記録追加手段と、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、または前記シリアル番号判定手段が正規の番号でないと判定した場合、シリアル番号登録を排除する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項6は、前記請求項2の物品シリアル番号登録システムに用いられるサーバ装置において、不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段が類似であると判定した場合、ペナルティ期間を延長するペナルティ期間延長手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定した場合、または前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定の回数以下の場合、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似と判定された場合、不正入力記録期間を延長する不正入力記録期間延長手段と、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、または前記シリアル番号判定手段が正規の番号でないと判定した場合、シリアル番号登録を排除する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項7は、前記請求項4の物品シリアル番号登録システムに用いられるサーバ装置において、不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似と判定された場合、試行回数に対応してペナルティ期間を延長するペナルティ期間延長手段と、前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、ペナルティ期間を初期化する手段と、前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、または前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、前記全類似記録照合手段で照合した場合、または前記ペナルティ期間類似記録照合手段で照合した結果、類似と判定され、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、シリアル番号登録を排除する手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ユーザ登録の有無に関わらず使用できる。またチェックコードの冗長性が少なくても破られにくい。不正対策に関わる余計な運用コストがかからない。
また、不正入力対策を行っていることに気付かれないようにすることと、正規ユーザの誤認識の可能性もあるので、しばらく後に再試行を促すメッセージにしておく。
なお、請求項2,3および4はチェックを2箇所を設けているが、これは最初のチェックで全部調査することもできる。しかし、類似するかのチェックには時間がかかるので、不正入力があった場合のみ全てチェックしなおす方が平均的な処理時間は少なくて済むためペナルティ期間でのチェックとすべての不正入力記録に対してチェックをするようにしたのである。
請求項4は請求項3の構成に、入力拒絶期間を増加させるように変化(例えば指数関数的に変化)するようにしたものでさらに不正入力に対し確実に防止できる。
尚、期限切れの消去を先にやる場合には「期限切れ後再び所定回数入力可能になる」欠点はある。しかしペナルティ期間と保存期限が別なものは、適切に設定すれば問題にはならない。期限切れの抹消を最後に持ってくる場合、期限切れ後でも正規のナンバ以外は「只今サーバが混み合っています」が出続けるので怪しまれるかもしれない。
以下、図面等を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
まず、最初に本発明の基本的な技術思想を説明する。
不正入力を検知する際には、それが同一ユーザによるものかどうかが判断できなければならない。なぜなら、状況から明らかに不正が行われたとわかっても、次に入力してくるのが同一人物か判断できなければ入力拒否などの対策ができないからである。
不正入力を行おうとする立場からすれば、やみくもにランダムな番号を入力するのは効率的ではない。例えば、いくつか既存の正規な番号からどの部分がチェックコードかを推測し、その部分だけを攻めることで比較的少ない試行回数で利用可能な番号を見つけることができる。
例えば、正規に入手した番号が
24113948910446
24175948020455
であったとする。両者を比較すると1,2,3,6,7,8,11,12桁目の部分が同じである。また、最後から2番目の桁は4から5と連続しているため、この部分がシリアル番号で、他がチェックコードと推測できる。すると、
241??948??046?
という番号の存在が推測できるので、? の部分を順次変えていくことで新しい正規の番号にたどり着ける可能性が出てくる。
あるいは、番号がランダムな間隔で割り振られていると推測すれば、正規な番号を起点に、次の正規な番号に当たるまで順に総当りをすることも考えられる。
こういった場合、例えば次のように各桁ほとんど同じ番号が続けて入力されてくる。
24100948000460
24100948000461
24100948000462
これが正規のナンバでないのであればそれを打ち込まれた時間とともに記録しておき、新たに入力されたナンバをそれと比較し、短時間で一致する桁の多いものが何度も繰り返し表れれば同一人物の入力操作であると判断できる。このような状態が確認できた場合、それが正規の番号かどうかに関わらず一定時間入力を拒否すれば、試行にかかる時間が非常に長くなるため、破られる可能性は低くなる。
不正の記録は、長く保存する必要はないし、大量に保存するとチェックに時間がかかってしまうので、適当な期限を設けて破棄するのが効率的である。

比較 最近の不正記録
入力シリアル番号 24101948023464 → 24235948223457(6個所一致)
24100948000462 (10個所一致)
25543465353436 (3個所一致)
正規ユーザが不正と誤認識される可能性もあるが、それは入力ミスを何度も繰り返したか、ほぼ同じ時間に偶然近い番号で不正が行われた場合である。前者は不正と判断する回数を多めにすること、後者は不正と認識する桁数を多くすることで誤認識の可能性は低くなる。また、誤認識されたとしても所定時間後に自動的に解除すれば、メッセージさえそれらしく濁せば別途対策しなくても特に問題はない。
図1は、本発明による不正入力防止システムを備えた商品シリアル番号登録システムの概要を示すブロック図である。
物品はユーザが購入した商品であり、購入した商品に個別にシリアルナンバなどのIDが付されている。ユーザが例えば、購入した商品のウエブサイト(サーバ装置)にアクセスし、その購入した商品の個別のIDを登録する。
このように商品IDを登録すれば、例えば、或る商品を抽選できるくじ引きを行うことができたり、その商品対応のポイントを溜めたりすることができるものである。所定以上のポイントが溜まれば、希望する商品の交換や特定のイベントなどの招待を受けることができる。
物品IDである商品IDは端末である携帯電話機1またはパソコン6により登録可能である。
商品を手にいれた購入者であるユーザは携帯電話機1またはパソコン6を用いてサーバ装置8にアクセスしその商品IDをサーバ装置8に登録する。携帯電話機1の場合、商品IDは基地局2を介して移動通信交換機3に送信される。移動通信交換機3ではデータの交換動作がなされ公衆網4,インターネット5を介して商品登録を行う目的のサーバ装置8に送られる。
パソコン6の場合はプロバイダ回線7を介してインターネット5に接続され、目的のサーバ装置8に接続され、商品IDを送ることができる。サーバ装置8では商品IDの不正入力をチェックし、正しければ、登録される。正しい商品IDを入力したユーザは自らを特定するためのユーザIDを入力することができる。
図2は、本発明による不正入力防止システムの基本構成を示すブロック図である。
シリアルナンバ入力部11は端末側の入力部分であり、携帯電話機1やパソコン6のテンキーなどの操作部である。類似記録照合部12,ナンバ判定部13,キャンペーン実行部14,記録更新部15,不正入力回数確認部16,入力拒否表示部17,記録追加部18,入力エラー表示部19,不正ナンバ記録部20および期限判定部21を有する回路部である。
記録更新部15および不正入力回数確認部16を併せた機能は不正入力回数更新確認手段に、入力拒否表示部17および入力エラー表示部19はシリアル番号登録を排除する手段にそれぞれ対応する。
類似記録照合部12は不正ナンバ記録部20に記録された不正入力記録と、今回パソコン端末や携帯電話機1で入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号が過去の不正入力記録と類似するか否かを照合し、類似であれば、その情報を記録更新部15および不正入力回数確認部16に送り、類似でなければ、ナンバ判定部13にその情報を送るものである。類似するか否かの判断は、例えば14桁のシリアル番号の10桁以上が同じであれば類似であり、10桁以下であれば、類似しないと判断する。ナンバ判定部13は類似記録照合部12での照合の結果、類似でないと判定された場合や不正入力回数確認部16での試行回数を確認した結果、所定の試行回数(例えば5回)以内である場合、入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定し、正規のシリアル番号でなければ、その情報を記録追加部18および入力エラー表示部19に送るものである。
記録追加部18は類似の番号を不正ナンバ格納領域88b(図7参照)である不正ナンバ記録部20に記録するものである。入力エラー表示部19は入力端末に対し、例えば、「只今サーバが混み合っています」などのメッセージを表示するものである。
ナンバ判定部13は正規のシリアル番号と判定した場合、その正規のシリアル番号は商品ID格納領域88c(図7参照)に格納される。
キャンペーン実行部14はナンバ判定部13で正規のシリアル番号を確認できた場合、抽選に参加したり、特別の景品を獲得したりするための処理を行うものである。
記録更新部15は入力シリアル番号が類似である場合、不正入力記録の試行回数を更新するものである。
不正入力回数確認部16は入力シリアル番号が類似である場合、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認し、不正入力回数以上であるならば、入力拒否表示部17にその情報を送り、不正入力回数以内であれば、その情報をナンバ判定部13に送るものである。
期限判定部21は不正ナンバ記録部20に記録された不正シリアル番号の保存期限を判定し、保存期限を越えた不正シリアル番号を抹消するものである。保存期限は例えば、10分などである。類似記録照合部12で照合する前のタイミングで保存期限を越えた不正シリアル番号を抹消するものである。
図2のシステムブロック図は基本的な構成の必要最低限のブロックを記載したものである。このシステムは類似する番号を所定回数以上入力すると、保存期限が切れるまで一切の入力を拒否するが、保存期限の期限切れ後は類似する番号であっても再び所定回数入力が可能となる。また、正規の番号でなかった場合、その番号を無条件で記録しているため類似しているものが複数記録されてしまう。そのため類似しているか否かのチェックに余計な時間を費やしてしまうこととなる。
これらの問題に対処したものが図3,図4および図5の第1,第2および第3の実施の形態である。
図3は本発明による不正入力防止システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。この第1の実施の形態は不正ナンバのチェック個所を2ヵ所設けたものである。最初のチェックで図2の構成で示したように全部調査することは可能である。しかし類似するか否かのチェックには時間がかかるため、不正入力があった場合のみ全てチェックし直すようにしたものである。これにより平均的な処理時間を少なくしている。
図2と比較し、ペナルティ期間類似記録照合部321と全類似記録照合部322を設けさらにペナルティ期間抽出部43を設けている点で相違している。
符号31〜34,36〜41までの各回路ブロックは基本的には図2の11〜14,16〜21のものとそれぞれ同じ機能を果たすため、重複する説明は省略する。
ペナルティ期間抽出部43は不正ナンバ記録部40に記録された類似の番号のうちペナルティ期間内に入力された類似の番号を抽出するものである。
ペナルティ期間類似記録照合部321はシリアル番号入力に対し、ペナルティ期間中の類似の番号と比較し、入力シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合し、類似するものがあれば、その情報を記録更新部35と不正入力回数確認部36に送る。類似するものがなければ、ナンバ判定部33にその情報を送る。
記録更新部35はペナルティ期間類似記録照合部321で入力シリアル番号が類似である場合、不正入力記録の試行回数を更新する機能の他、ペナルティ期間を延長する機能も有する。また、全類似記録照合部322での照合の結果、類似と判定された場合、不正入力記録期間を延長する機能も有する。
期限判定部41は記録更新部35および記録追加部38の処理の後に保存期限切れを抹消するようにしたものである。
図4は本発明による不正入力防止システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。
この第2の実施の形態は不正番号のチェック個所を2ヵ所設けた点では図3の第1の実施の形態と同じであるが、ペナルティ期間類似記録照合部531と全類似記録照合部532のチェック順序を変えて処理負荷をやや効率化したものである。当初にナンバ判定部53で正規の番号か否かで流れを2つに分け、正規の番号の場合はペナルティ期間類似記録照合部321で、不正番号の場合は全類似記録照合部322で照査することにより類似番号の照査を最低限で済むようにしたものである。
符号51〜54,56〜61までの各回路ブロックは基本的には図2の11〜14,16〜21のものとそれぞれ同じ機能を果たしており、符号63,531,532は図3の43,321,322とそれぞれ同じ機能を果しているため、重複する説明部分については省略する。
ナンバ判定部53で正規番号と判定された場合にペナルティ期間類似記録照合部531はペナルティ期間中の不正番号と入力さたシリアル番号を照査し、類似記録に該当しなければ、その情報をキャンペーン実行部54に送り、類似記録に該当するものがあれば、その情報は不正入力回数確認部56および記録更新部55に送るものである。一方、ナンバ判定部53で不正番号と判定された場合に全類似記録照合部532は全類似記録と不正番号とを照査し、類似記録に該当しなければ、その情報を記録追加部58と入力エラー表示部59に送り、類似記録に該当すれば、その情報を記録更新部55と不正入力回数確認部56に送るものである。
記録更新部55はペナルティ期間類似記録照合部63で入力シリアル番号が類似である場合、不正入力記録の試行回数を更新する機能の他、不正入力記録期間を延長する機能も有する。
期限判定部61は記録追加部58の処理の後、および記録更新部55の処理の後に保存期限切れを抹消するようにしたものである。
図5は本発明による不正入力防止システムの第3の実施の形態を示すブロック図である。
この第3の実施の形態は第2の実施の形態に試行回数に対応してペナルティ期間を延長するものである。例えば、試行回数が1回増加する毎にペナルティ期間を例えば指数関数的に増加させるものである。当初5分であったものを10分に、さらに試行回数が増加する毎に20・・というように増加させるものである。
正規の入力者は少しの誤りの入力では影響なしであり、不正入力者はこの防止システムを破るにはさらに大変となる。
ナンバ判定部53で不正番号と判定された後、期限判定部61で期限切れの抹消を行うようにするものであり、このように構成することにより「期限切れ抹消を行った後、再び所定回数入力可能になる」という欠点はあるが、ペナルティ期間と不正記録の保存期限は別々であるので、適切に設定すれば問題にならない。
第2の実施の形態と同様に期限切れの抹消を最後に持ってくることも可能であるが、かかる場合には期限切れ後でも正規の番号以外は「只今サーバが混み合っています」が出続けるため怪しまれるかもしれない。
ペナルティ期間演算部66は全期間類似記録照合部532で類似記録に該当する場合に上述したように試行回数に応じペナルティ期間を増加するように演算するものである。
記録追加部58は全類似記録照合部532で類似記録に該当なしと判定された場合、類似の番号を不正ナンバ格納領域88b(図7参照)である不正ナンバ記録部60に記録する他、ペナルティ期間を当初の期間に初期化する機能を有する。
図6は入力端末をパソコン端末とした場合の実施の形態を示すブロック図である。
入力部はキーボード77,マウス78であり、通信部はルータ74,ADSLモデム73であり、電話回線を通じてネットワークに接続される。LAN入出力インターフェース部75にキーボード77,マウス78,ルータ74が接続され、さらにスピーカ76が接続されている。これらの入出力データは周辺機器制御部80を通じてCPU70に受け渡しされる。HDD72にOSやインターネットアクセス処理プログラムなどが格納されている。また、RAM71はCPU70が演算するための作業領域として用いられ、一時的にデータも記憶する。
キーボード77やマウス78を用いてユーザが商品のシリアル番号を入力するため所定の操作をすると、ディスプレイ82には商品のシリアル番号を入力するための画面が表示される。ユーザが商品のシリアル番号を入力すると、商品ID登録アクセス部70aはこれら情報をルータ74,ADSLモデム73,プロバイダ回線7,インターネット5を介してサーバ装置8に送る。サーバ装置8で入力された商品のシリアル番号が不正入力ではなく正規のシリアル番号であると判断されると、その旨の情報が返送され、ディスプレイ82に表示される。
図7は、サーバ装置の詳細を示すブロック図である。
サーバ装置8はインターネット5との通信部85,サーバ装置制御のための制御プログラム,不正入力防止プログラム,制御プログラムを実行するためのデータなどを格納するROM86,CPU89の演算やデータを一時格納するためのRAM87,CPU89およびデータベース88を備えている。
CPU89はROM86から読み出す制御プログラムによりサーバ装置全体の制御を司るサーバ制御部89aの機能の他、不正入力防止プログラムの実行により,類似記録照合部12,ナンバ判定部13,キャンペーン実行部14,記録更新部15,記録追加部18期限判定部21,不正入力回数確認部16,入力排除表示部89b,演算部89cの各機能を実現する。
このサーバ装置のCPUの機能は図2のシステムブロックを実施するための機能を示したものである。
図3の第1の実施の形態のシステムブロックを実施する場合は類似記録照合部12の代わりにペナルティ期間類似記録照合部321および全類似記録照合部322を設け、さらにペナルティ期間抽出部43を設ける。また記録更新部35は不正入力記録の試行回数を更新する機能の他、ペナルティ期間および不正入力記録期間を延長する機能も含ませている。
図4の第2の実施の形態のシステムブロックを実施する場合は類似記録照合部12の代わりにペナルティ期間類似記録照合部531および全類似記録照合部532を設け、さらにペナルティ期間抽出部63を設ける。また記録更新部55は不正入力記録の試行回数を更新する機能の他、不正入力記録期間を延長する機能も含ませている。
図5の第3の実施の形態のシステムブロックを実施する場合は類似記録照合部12の代わりにペナルティ期間類似記録照合部531および全類似記録照合部532を設け、さらにペナルティ期間抽出部63およびペナルティ期間演算部66を設けている。記録追加部58は全類似記録照合部532で類似記録に該当なしと判定された場合、入力された番号を不正ナンバ記録部60に記録する他、ペナルティ期間を当初の期間に初期化する機能を有する。
サーバ制御部89aは携帯電話機やパソコン端末などから商品シリアルナンバ登録のためのアクセスがあった場合に、商品シリアルナンバ登録のための制御部であり、商品ID(ナンバ)の受け渡しやそのタイミング調整,通信部85を介して不正入力防止プログラム実行のため情報の送受信制御を行う。
データベース88は不正入力回数格納領域88a,不正ナンバ格納領域88b,商品ID(シリアル番号)格納領域88cおよび不正ナンバ記録日時格納領域88dを備えている。不正ナンバ記録日時格納領域88dは期限判定部21が不正ナンバの記録日時を読み出し、現在の時刻と比較することによりペナルティ期間内か、保存期限を過ぎたかを判定するための格納領域である。
商品ID(シリアル番号)格納領域88cは正規と判定されたシリアル番号を格納するものである。
商品ID(シリアル番号)のデータ構造は例えば、数字で表され、シリアル番号の全桁を14桁とする。不正入力番号の記録に対し、例えば10桁以上一致している場合、類似、10桁以下の場合は、類似していないと判断する。
図8は、本発明による不正入力防止策の流れを説明するためのフローチャートで、図2の基本ブロックに基づく場合である。
商品のシリアル番号の入力端末としてパソコン端末を用いた場合に沿って説明する(以下、図9,図10,図11も同じ)。
ユーザがキーボード77の特定のキーや、マウス78でディスプレイ82の画面の特定アイコンを操作することによりURL入力を指定するための画面が表示される。ユーザがサーバ装置8のURLを入力すると、パソコン端末の商品ID登録アクセス部70aはサーバ装置8にアクセスする。続いて商品のシリアル番号を登録するための画面をディスプレイ82に表示する。
ユーザがディプレイ82の画面にシリアル番号を入力する(ステップ(以下「S」という)001)と、この情報はインターネットを介してサーバ装置8に送られる。サーバ装置8のサーバ制御部89aは期限判定部21に制御を渡す。期限判定部21は不正ナンバ記録部20に記録されている不正番号の内、保存期限が切れている不正番号を判定し、その不正番号を不正ナンバ記録部20より削除する(S002)。
つぎに制御を渡された類似記録照合部12は今回入力されたシリアル番号が不正ナンバ記録部20に格納されている不正番号と照合し、類似するものが存在するか否かを判定する(S003,S004)。
類似すると判定された場合、ナンバ判定部13はシリアル番号が正規の番号か否かを判定する(S007,S008)。
正規の番号であれば、サーバ制御部89aは既にその正規の番号が使用済か否かを判定する(S009)。これは1度使用した番号は重ねて用いることをできないようにしたものである。使用済である場合、サーバ制御部89aは通信部85を介してパソコン端末6に「既に使用されています。」という情報を返送する(S011)。使用済でない場合、キャンペーン実行部14に制御が渡される。キャンペーン実行部14は抽選などのキャンペーンを実行することとなる(S010)。
S004に戻って類似するものがあると判定された場合、制御は記録更新部15に渡される。記録更新部15は該当入力不正記録の試行回数を更新し(S005)、それを不正ナンバ記録部20に記録する。そして、制御を渡された不正入力回数確認部16は更新した試行回数が所定の回数以内か否かを確認する(S006)。
所定の回数以内の場合、ナンバ判定部13で正規の番号か否かを判定する(S008)。所定回数以上の場合、入力排除表示部89b内の入力拒否表示部17は「只今サーバが混み合っています」という表示を作成し、該表示はサーバ制御部89aによって通信部85を介してパソコン端末6に返送される(S014)。
S008のナンバ判定部13において不正入力であると判定された場合、制御は記録追加部18と入力エラー表示部19に渡される。記録追加部18は不正入力の番号を不正ナンバ記録部20に追加する(S012)。また入力エラー表示部19は「シリアル番号が間違っています」という表示を作成し、該表示はサーバ制御部89aによって通信部85を介してパソコン端末6に返送される(S013)。
図9は、本発明による不正入力防止策の流れを説明するためのフローチャートで、図3の第1の実施の形態に沿ったものである。
ユーザがディプレイ82の画面にシリアル番号を入力する(S101)と、この情報はインターネットを介してサーバ装置8に送られる。サーバ装置8のサーバ制御部89aはペナルティ期間類似記録照合部321に制御を渡す。ペナルティ期間類似記録照合部321はペナルティ期間抽出部43でペナルティ期間中(例えば5分)の不正ナンバを抽出し(S102)、類似するか否かは判定する(S103)。
類似しないと判定された場合、ナンバ判定部33はシリアル番号が正規の番号か否かを判定する(S107,S108)。
正規の番号であれば、サーバ制御部89aはその正規の番号が既に使用済か否かを判定する(S109)。使用済である場合、サーバ制御部89aは通信部85を介してパソコン端末6に「既に使用されています。」という情報を返送する(S111)。使用済でない場合、キャンペーン実行部34に制御が渡され、キャンペーン実行部34は抽選などのキャンペーンを実行することとなる(S110)。
S103に戻って類似するものがあると判定された場合、制御は記録更新部35に渡される。記録更新部35は該当入力不正記録の期限を延長し(S104)、該当入力不正記録の試行回数を更新し(S105)、それを不正ナンバ記録部40に記録する。そして、制御を渡された不正入力回数確認部36は更新した試行回数が所定の回数以内か否かを確認する(S106)。
所定の回数以内の場合、ナンバ判定部33で正規の番号か否かを判定する(S107,S108)。
所定回数以上の場合、入力排除表示部89b内の入力拒否表示部37は数秒間、遅延させた後(S119)、「只今サーバが混み合っています」という表示を作成し、該表示はサーバ制御部89aによって通信部85を介してパソコン端末6に返送される(S120)。S119で遅延させるのは、ユーザに対し不正入力をチェックしていることを悟られないためである。
S108のナンバ判定部33において不正入力であると判定された場合、制御は全類似記録照合部322に渡される。全類似記録照合部322は、すべての不正入力に対し類似するか否かは判定する(S112,S113)。
類似するものがあれば、記録更新部35において不正入力記録期間を延長する(S115)。類似するものがなければ、記録追加部38と期限判定部41に制御を渡す。記録追加部38では入力されたナンバを不正ナンバ記録部40に追加する(S114)。
期限判定部41では保存期限の切れた不正入力記録を抹消する(S116)。
そして入力排除表示部89b内の入力エラー表示部39は数秒間、遅延させた後(S117)、「シリアル番号が間違っています」という表示を作成し、該表示はサーバ制御部89aによって通信部85を介してパソコン端末6に返送される(S118)。S118で遅延させるのは、S119と同様、類似チェックをすり抜けてしまった場合、短時間で大量に試行されるのを防ぐためであり、ユーザに対し不正入力をチェックしていることを悟られないためである。
図10は、本発明による不正入力防止策の流れを説明するためのフローチャートで、図4の第2の実施の形態に沿ったものである。
このフローチャートは図9の流れに比較し、既に述べたようにペナルティ期間類似記録照合部531と全類似記録照合部532のチェック順序を変えて処理負荷をやや効率化したものである。
ユーザがディプレイ82の画面にシリアル番号を入力する(S201)と、この情報はインターネットを介してサーバ装置8に送られる。サーバ装置8のサーバ制御部89aはナンバ判定部53に制御を渡す。ナンバ判定部53は入力されたシリアル番号を検査し正規のシリアル番号か否かを判定する(S202,S203)。
正規のシリアル番号であると判定すると、制御を渡されたペナルティ期間類似記録照合部531はペナルティ期間抽出部63でペナルティ期間中(例えば5分)の不正番号を抽出し(S204)、類似するか否かを判定する(S205)。
類似しなければ、サーバ制御部89aはその正規の番号が既に使用済か否かを判定する(S208)。使用済である場合、サーバ制御部89aは通信部85を介してパソコン端末6に「既に使用されています。」という情報を返送する(S210)。使用済でない場合、キャンペーン実行部54に制御が渡され、キャンペーン実行部54は抽選などのキャンペーンを実行することとなる(S209)。
S203に戻って正規のシリアル番号でないと判定された場合、制御は全類似記録照合部532は渡される。全類似記録照合部532は不正ナンバ記録部60より全不正入力記録を読み出して照査し(S211)、類似するものがあるか否かを判定する(S212)。類似するものがあれば、制御は記録更新部55と不正入力回数確認部56に渡される。記録更新部55では該当不正入力記録の期間を延長し(S214)、該当不正入力記録の試行回数を更新する(S215)。不正入力回数確認部56では所定の回数以内か否かを確認する(S216)。
所定の回数以上の場合、期限判定部61で保存期限の切れた不正入力記録を抹消する(S220)。そして入力排除表示部89b内の入力拒否表示部57は数秒間、遅延させた後(S221)、「只今サーバが混み合っています」という表示を作成し、該表示はサーバ制御部89aによって通信部85を介してパソコン端末6に返送される(S222)。
S216で所定回数以内の場合も、期限判定部61で保存期限の切れた不正入力記録を抹消する(S217)。入力排除表示部89b内の入力エラー表示部59は数秒間、遅延させた後(S218)、「シリアル番号が間違っています」という表示を作成し、該表示はサーバ制御部89aによって通信部85を介してパソコン端末6に返送される(S219)。
S212で類似するものがなければ、記録追加部58に制御を渡し、記録追加部58は入力されたシリアル番号を不正ナンバ記録部60に追加記録する(S213)。以降はS217〜S219へと進行する。
つぎにS205に戻り、類似するものがある場合、記録更新部55と不正入力回数確認部56に制御が渡される。記録更新部55では該当不正入力記録の試行回数を更新する(S206)。不正入力回数確認部56では所定の回数以上になったか否かを確認する(S207)。所定の回数以上の場合、S220〜S222へと進行する。所定の回数以内の場合、S208へと進行する。
図11は、本発明による不正入力防止策の流れを説明するためのフローチャートで、図5の第3の実施の形態に沿ったものである。
このフローチャートは図10の流れに比較し、入力回数の増加にしたがって入力を拒絶する期間を延ばすようにしたものである。
S301〜S310の流れは図10のS201〜S210までの流れと同じである。
S303においてナンバ判定部53が正規のナンバでないと判定した場合、制御が期限判定部61と全類似記録照合部532に渡される。
期限判定部61は不正ナンバ記録部60に記録されている保存期限の切れた不正入力記録を抹消する(S311)。全類似記録照合部532は全不正入力記録を照査し(S312)、類似するものがあるか否かを判定する(S313)。類似するものがあれば、制御はペナルティ期間演算部66と不正入力回数確認部56に渡される。ペナルティ期間演算部66は今回の試行も含めた試行回数に応じてペナルティ期間を延長する(S316)。例えば、1回では5分であったものが、2回では10分,3回では15分というようにペナルティ期間を延長する。増加させる方法として指数関数的にペナルティ期間を延ばしてもよい。
つぎに記録更新部55で該当不正入力記録の試行回数を更新し(S317)、不正入力回数確認部56で所定の回数以内か否かを確認する(S318)。
所定の回数以上の場合、制御を渡された入力排除表示部89b内の入力拒否表示部57は数秒間、遅延させた後(S321)、「只今サーバが混み合っています」という表示を作成し、該表示はサーバ制御部89aによって通信部85を介してパソコン端末6に返送される(S322)。
S318で所定回数以内の場合、入力排除表示部89b内の入力エラー表示部59は数秒間、遅延させた後(S319)、「シリアル番号が間違っています」という表示を作成し、該表示はサーバ制御部89aによって通信部85を介してパソコン端末6に返送される(S320)。
S313で類似するものがなければ、記録追加部58に制御を渡し、記録追加部58は入力されたシリアル番号を不正ナンバ記録部60に追加記録する(S314)。また、延長されたペナルティ期間を元の期間に初期化する(S315)。以降はS319,S320へと進行する。
図12は類似判定例の流れを示すフローチャートである。
図2の類似記録照合部12,図3のペナルティ期間類似記録照合部321,全類似記録照合部322ならびに図4,図5のペナルティ期間類似記録照合部531および全類似記録照合部532の類似判定である。
各照合部は入力されたシリアル番号を桁毎に分離し(S401)、不正ナンバ記録部より1つの番号を読み出す(S402)。読み出す記録がなければ、類似なし判定を行う(S404)。読み出しを終了した後、読み出した番号を桁毎に分離する(S405)。
ここで一致回数を「0」に初期化する(S406)。そして入力されたシリアル番号と読み出された番号の同じ桁の値を比較する(S407)。一致すれば、一致回数を加算する(S408,S409)。一致しなければ、S411の全桁完了か否かの判断に移行する。
このようにして一致回数を加算した場合に一致した数が所定の回数に達したか否かを判定する(S410)。所定の回数に達すれば類似と判定する(S412)。所定の回数に達していなければ、つぎに全部の桁数について比較したか否かを判定する(S411)。全部の桁数を終了していなければ、S407に戻り次の桁の値の比較を行う。
全部の桁数について終了すれば、S402に戻り、不正ナンバ記録部よりつぎの1つの番号を読み出し比較する。
このようにして不正ナンバ記録部に記録された番号をすべて(ペナルティ期間類似記録照合部ではペナルティ期間のみ)類似判断を行い、類似するものがなければS403で類似判定は終了となり類似なし判定となる。
以上の実施の形態は端末としてパソコン端末を使用した場合を説明したが、インターネット接続されるPDAなどの他の端末や携帯電話機などの携帯端末を用いて商品IDであるシリアル番号の登録手続きを不正入力をチェックしながら行うことができる。パソコン端末の場合、ソフトを利用してシリアル番号を大量に作成して短時間に入力することが可能であっても、類似するか否かで不正入力の番号を記録しこの記録が所定の回数以上の場合、入力できない旨の表示を行い、所定の回数以内であっても正規の番号ではない場合、入力できない旨の表示を行う構成であるので、事実上、ソフトを用いた不正入力は不能となる。なお、正当な商品IDであるシリアル番号を間違えたとしても、入力に影響を生じることは少ない。
入力間違いしたときは、ユーザを待たしていることが分からないような不正対策の表示を行うためユーザに不要なストレスを与えることもない。
ユーザが商品を購入した場合、その商品に付与されているシリアル番号を登録する場合に不正入力を防止するシステムとして用いられる。
本発明による不正入力防止システムを備えた商品ID登録システムの概要を示すブロック図である。 本発明による不正入力防止システムの基本構成を示すブロック図である。 本発明による不正入力防止システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。 本発明による不正入力防止システムの第23の実施の形態を示すブロック図である。 本発明による不正入力防止システムの第3の実施の形態を示すブロック図である。 パソコン端末の詳細を示すブロック図である。 サーバ装置の詳細を示すブロック図である。 本発明による不正入力防止システムの基本構成の流れを示すフローチャートである。 本発明による不正入力防止システムの第1の実施の形態の流れを示すフローチャートである。 本発明による不正入力防止システムの第2の実施の形態の流れを示すフローチャートである。 本発明による不正入力防止システムの第3の実施の形態の流れを示すフローチャートである。 類似判定例の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
2 基地局
3 移動通信交換機
4 公衆網
5 インターネット
6 パソコン
7 プロバイダ回線
11,31,51 シリアルナンバ入力部
12 類似記録照合部
321,531 ペナルティ期間類似記録照合部
322,532 全類似記録照合部
13,33,53 ナンバ判定部
14,34,54 キャンペーン実行部
15,35,55 記録更新部
16,36,56 不正入力回数確認部
17,37,57 入力拒否表示部
18,38,58 記録追加部
19,39,59 入力エラー表示部
20,40,60 不正ナンバ記録部
21,41,61 期限判定部
43,63 ペナルティ期間抽出部
70,89 CPU
71,87 RAM
72 HDD
73 ADSLモデム
74 ルータ
75 LAN入出力インターフェース部
76 スピーカ
77 キーボード
78 マウス
79 バス
80 周辺機器制御部
81 グラフィック回路
82 ディスプレイ
85 通信部
86 ROM
88 データベース

Claims (7)

  1. 端末から物品個別に付与されたシリアル番号を入力し、サーバ装置にその物品シリアル番号を登録するように構成された物品シリアル番号登録システムにおいて、
    前記サーバ装置は、
    不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正入力記録と今回端末装置で入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号が過去の不正入力記録と類似するか否かを照合する類似記録照合手段と、
    前記類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、
    前記類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定した場合、または前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定の回数以内の場合、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、
    前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、不正入力記録に追加する不正入力記録追加手段と、
    前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、または前記シリアル番号判定手段が正規の番号でないと判定した場合、シリアル番号登録を排除する手段と、
    を備えたことを特徴とする不正入力防止システム。
  2. 端末から物品個別に付与されたシリアル番号を入力し、サーバ装置にその物品シリアル番号を登録するように構成された物品シリアル番号登録システムにおいて、
    前記サーバ装置は、
    不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、
    ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段が類似であると判定した場合、ペナルティ期間を延長するペナルティ期間延長手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定した場合、または前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定の回数以下の場合、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、
    前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似と判定された場合、不正入力記録期間を延長する不正入力記録期間延長手段と、
    前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、または前記シリアル番号判定手段が正規の番号でないと判定した場合、シリアル番号登録を排除する手段と、
    を備えたことを特徴とする不正入力防止システム。
  3. 端末から物品個別に付与されたシリアル番号を入力し、サーバ装置にその物品シリアル番号を登録するように構成された物品シリアル番号登録システムにおいて、
    前記サーバ装置は、
    不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、
    今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、
    ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、
    前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、
    前記全類似記録照合手段で類似と判定された場合、不正入力記録期間を延長する不正入力記録期間延長手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、または前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、
    前記全類似記録照合手段で照合した場合、または前記ペナルティ期間類似記録照合手段で照合した結果、類似と判定され、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、シリアル番号登録を排除する手段と、
    を備えたことを特徴とする不正入力防止システム。
  4. 端末から物品個別に付与されたシリアル番号を入力し、サーバ装置にその物品シリアル番号を登録するように構成された物品シリアル番号登録システムにおいて、
    前記サーバ装置は、
    不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、
    今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、
    ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、
    前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似と判定された場合、試行回数に対応してペナルティ期間を延長するペナルティ期間延長手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、ペナルティ期間を初期化する手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、または前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、
    前記全類似記録照合手段で照合した場合、または前記ペナルティ期間類似記録照合手段で照合した結果、類似と判定され、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、シリアル番号登録を排除する手段と、
    を備えたことを特徴とする不正入力防止システム。
  5. 前記請求項1の物品シリアル番号登録システムに用いられるサーバ装置において、
    不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正入力記録と今回端末装置で入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号が過去の不正入力記録と類似するか否かを照合する類似記録照合手段と、
    前記類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、
    前記類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定した場合、または前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定の回数以内の場合、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、
    前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、不正入力記録に追加する不正入力記録追加手段と、
    前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、または前記シリアル番号判定手段が正規の番号でないと判定した場合、シリアル番号登録を排除する手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  6. 前記請求項2の物品シリアル番号登録システムに用いられるサーバ装置において、
    不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、
    ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段が類似であると判定した場合、ペナルティ期間を延長するペナルティ期間延長手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定した場合、または前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定の回数以下の場合、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、
    前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似と判定された場合、不正入力記録期間を延長する不正入力記録期間延長手段と、
    前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、または前記シリアル番号判定手段が正規の番号でないと判定した場合、シリアル番号登録を排除する手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  7. 前記請求項4の物品シリアル番号登録システムに用いられるサーバ装置において、
    不正シリアル番号を記録する不正ナンバ記録手段と、
    前記不正ナンバ記録手段に記録された不正シリアル番号の保持期間を判定し、保持期間を越えた不正シリアル番号を抹消する手段と、
    今回端末装置で入力したシリアル番号が正規の番号であるか否かを判定するシリアル番号判定手段と、
    ペナルティ期間中に前記不正ナンバ記録手段に記録された不正記録と今回端末装置から入力したシリアル番号とを比較し、該シリアル番号がペナルティ期間中の不正入力記録と類似するか否かを照合するペナルティ期間類似記録照合手段と、
    前記シリアル番号判定手段で判定された、今回端末装置で入力したシリアル番号が正規のシリアル番号でない場合、すべての不正入力記録に対し今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号が類似か否かを照合する全類似記録照合手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、今回端末装置で入力した正規でないシリアル番号を不正入力記録へ追加する不正入力記録追加手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似と判定された場合、試行回数に対応してペナルティ期間を延長するペナルティ期間延長手段と、
    前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似でないと判定された場合、ペナルティ期間を初期化する手段と、
    前記ペナルティ期間類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、または前記全類似記録照合手段での照合の結果、類似であると判定した場合、不正入力記録の試行回数を更新し、不正入力回数が所定の回数以内か否かを確認する不正入力回数更新確認手段と、
    前記全類似記録照合手段で照合した場合、または前記ペナルティ期間類似記録照合手段で照合した結果、類似と判定され、前記不正入力回数更新確認手段での試行回数が所定回数以上の場合、シリアル番号登録を排除する手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ装置。
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