JP5132241B2 - パネルスイッチ - Google Patents

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この発明は、電子機器などの操作に用いるパネルスイッチに関し、特に、車両に搭載される車載用音響装置の操作に用いるパネルスイッチに関する。
従来、たとえば、電子機器の操作には、当該電子機器の筐体の正面に設けられたパネルスイッチを用いる。パネルスイッチは複数のスイッチボタンを有し、これらのスイッチボタンが回路基板上に設けられたスイッチと接触する状態で配置される。このため、スイッチボタンの押動によってスイッチのオン・オフの切り替えがおこなわれ、電子機器は、押下されたスイッチボタンに対応する処理を実行する。また、近年では、技術の進歩に伴って、電子機器の多機能化が進んでおり、電子機器の操作には多数のスイッチボタンが用いられる。
このようなスイッチボタンにおいては、たとえば、複数のボタンがそれぞれヒンジリブを介して枠体に連結され、当該ヒンジリブを中心に押動する多連押しボタン構造が公知である(例えば、下記特許文献1参照。)。この技術によれば、各ボタンの押圧時の感触を略均一とすることができる。
特開平7−114857公報
ところで、たとえば、車載用音響装置(いわゆる、カーオーディオ)のように、車内という限られた空間内に配置される電子機器の場合には、その筐体の大きさには厳しい制限が生じる。このような厳しい制限の中で、筐体の正面に設けるパネルスイッチに多数のスイッチボタンを配置しようとすると、上記の特許文献1に記載された技術では、スイッチボタン間にヒンジリブが位置することとなり、スイッチボタンを大きくできず、限られたスペースを有効に活用できないという問題があった。
一方で、このような厳しい制限の中、多数のスイッチボタンを配置すると、それぞれのスイッチボタンが小型化するため、他のスイッチボタンに触れやすくなり、操作性が低下するとともに、誤ったスイッチボタンに触れて車載用音響機器が意図しない動作をおこなうなどという問題があった。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載のパネルスイッチは、一端にヒンジ部を有し、他端に切り欠き部を有するスイッチボタンと、前記スイッチボタンが配置される開口部を有するパネルに設けられ、前記ヒンジ部を中心に前記スイッチボタンを押動自在な状態で保持する保持部と、前記スイッチボタンが押動する方向に、オン・オフの切り替えをおこなうスイッチを有する回路基板と、を備え、前記スイッチボタンの他端に隣接する他のスイッチボタンのヒンジ部は、前記切り欠き部内に突出して設けられ、前記スイッチは、前記スイッチボタンの押動により、前記オン・オフの切り替えをおこない、前記スイッチボタンは、前記パネルに対して背面側から取り付けられ、前記保持部に保持されるスイッチボタン本体と、前記パネルに対して正面側から、前記保持部に保持された前記スイッチボタン本体に装着されるキャップと、を備え、前記保持部は、前記スイッチボタン本体と、前記キャップとの間に位置して、前記キャップが装着された前記スイッチボタン本体の配置を保持することを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるパネルスイッチの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(パネルスイッチの構成)
まず、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチについて説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す正面図である。また、図2は、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す背面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチ100は、パネル110と、スイッチ部120とによって構成される。パネル110は、矩形状を有する。スイッチ部120は、複数のスイッチボタンが等間隔で密に、3段4列に配置されて構成される。
スイッチ部120は、上下方向に、一段目に並んで配置される上段スイッチボタン121と、二段目に並んで配置される中段スイッチボタン122と、三段目に並んで配置される下段スイッチボタン123とによって構成される。それぞれのスイッチボタン121〜123は、押動する状態でパネル110に保持される。図1に示すように、パネル110の正面側には後述する保持部202〜204が現れず、スイッチボタン121〜123だけが表出する。
図2に示すように、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチ100は、上下方向に隣接する3段のスイッチボタンにおいて、上側のスイッチボタン(たとえば、上段スイッチボタン121)と、下側のスイッチボタン(たとえば、中段スイッチボタン122)とは、入り組んで配置される。
具体的には、パネル110は、スイッチ部120を囲うように矩形枠状となっており、開口部201を有する。また、パネル110には、開口部201を横断して保持部202〜204が形成される。保持部202〜204は、パネル110の背面の端部に近い位置に設けられる。
スイッチボタン121は、保持部202に保持され、図2で示す軸Aを中心に押動する状態でパネル110に取り付けられる。同様に、中段スイッチボタン122は、保持部203に保持され、軸Bを中心に押動する状態でパネル110に取り付けられる。下段スイッチボタン123は保持部204に保持され、軸Cを中心に押動する状態でパネル110に取り付けられる。
ここで、軸Bは上段スイッチボタン121側に突出した位置に設けられる。また、軸Cは中段スイッチボタン122側に突出した位置に設けられる。このため、パネルスイッチ100は、上下方向に隣接するスイッチボタンが入り組んだ状態で、パネル110に保持される構成である。以下に、それぞれの構成について詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す斜視図(その1)である。図3に示すように、パネルスイッチ100は、上段スイッチボタン121、中段スイッチボタン122を構成するスイッチボタン本体部310、320と、キャップ340とがパネル110に組み込まれて構成される。
パネル110には、上述したように、開口部201を横断して保持部202、203が形成される。保持部202、203は、後述するヒンジ部312、322を軸支する軸支部202a、203aを有する。軸支部202a、203aは、対向する突起を有しており、対向する突起間に嵌め込まれた軸を回転自在に軸支する。軸支部202a、203aは、たとえば、対向する突起を保持部202、203に立設することにより形成される。また、軸支部203aは、上側に隣接して配置される上段スイッチボタン121側に突出し、その幅はw1となるように保持部203に形成される。
上段スイッチボタン121は、スイッチボタン本体部310と、キャップ340とによって構成される。スイッチボタン本体部310は、ボタン本体311と、ヒンジ部312と、押圧部313とが一体成形される。
ボタン本体311は、矩形枠状を有する。ボタン本体311には、図3中、S1で示す面およびS1と対向する面に、固定孔311aが開口形成される。また、ボタン本体311には、ヒンジ部312とは異なる他端に幅w2の切り欠き部311bが切り欠いて形成される。切り欠き部311bの幅w2は、保持部203に設けられた軸支部203aの幅w1よりも大きく形成される。
ヒンジ部312は、ボタン本体311の一端に突出して形成される。ヒンジ部312は、長手方向がボタン本体部311の幅と同程度の略円柱形状に形成される軸部312aと、薄板状に形成される軸支持部312bとを有する。軸部312aは、その直径を軸支持部312bの厚さに比べほぼ同等、或いは若干大きい程度に形成され、軸支持部312bによってボタン本体311と連結される。
押圧部313は、略円柱形状を有し、ボタン本体311の他端の背面(図2で示した面側)に突出して形成される。押圧部313の高さは、たとえば、ボタン本体部310からパネルスイッチ100の背面に設けられる回路基板上のスイッチまでの距離によって決定され、スイッチボタン121の押動によって当該スイッチが切り替え可能となるように形成される。
キャップ340は、たとえば、正方形の底面を有する立方体形状を有し、上面から所定の深さだけ開口部341が開口形成される。ここで、所定の深さとは、キャップ340を貫通しない程度の深さである。開口部341の開口面は、当該開口部341内にボタン本体311の正面部分を挿入可能な大きさの矩形状を有する。
また、キャップ340は、図3中、S2で示す面およびS2と対向する面の内壁に、突起342が突出して形成される。突起342は、S2およびS2と対向する面のそれぞれの内壁に、たとえば二箇所ずつ形成される。
つぎに、中段スイッチボタン122について説明する。中段スイッチボタン122は、スイッチボタン本体部320と、キャップ340とによって構成される。スイッチボタン本体部320は、スイッチボタン本体部310と同様に、ボタン本体321と、ヒンジ部322と、押圧部323とが一体成形される。
ボタン本体321は、上述したボタン本体311と同様に、矩形枠状を有し、図3中、S3で示す面およびS3と対向する面には、固定孔321aが開口形成される。また、ヒンジ部322とは異なる他端に幅w2の切り欠き部321bが切り欠いて形成される。
ヒンジ部322は、ボタン本体321の一端に突出して形成される。ヒンジ部322は、長手方向が軸支部203aの幅w1とほぼ同程度の略円柱形状に形成される軸部322aと、薄板状に形成される軸支持部322bとを有する。軸部322aは、その直径を軸支持部322bの厚さに比べ同等、或いは若干大きい程度に形成され、軸支持部322bによってボタン本体321と連結される。なお、押圧部323については、押圧部313と同様の構成となるため、説明を省略する。すなわち、たとえば、スイッチボタン本体部310と、スイッチボタン本体部320とは、ヒンジ部312、322の形状のみが異なり、他は同一形状を有することとしてもよい。また、スイッチボタン本体部320の形状は、スイッチボタン本体部310と同一形状に限らず、たとえば、開口部201の形状に合わせて形成される任意の形状としてもよい。
以上に説明した、スイッチボタン本体部310、320は、パネル110に対して、背面側(図2で示した面側)から取り付けられる。スイッチボタン本体部310、320は、それぞれのヒンジ部312、322が保持部202、203に保持されて、パネル110内に配置される。
また、キャップ340は、開口部201を介して貫通したスイッチボタン本体部310、320に、パネル110に対して、正面側(図1で示した面側)から取り付けられる。ボタン本体311、321と、キャップ340とは、固定孔311a、321aと、突起342との係合によって、キャップ340がボタン本体311、321に固定される構成である。
ところで、下段スイッチボタン123においては、中段スイッチボタン122のスイッチボタン本体部320の切り欠き部321bを有さないだけであり、他は中段スイッチボタン122と同一の構成となるため、説明を省略する。なお、下段スイッチボタン123のスイッチボタン本体部は、以下、スイッチボタン本体部330とする。また、スイッチボタン本体部330が有するボタン本体をボタン本体331とし、ヒンジ部をヒンジ部332とし、押圧部を押圧部333とする。
上述したパネル110、スイッチボタン本体部310〜330、およびキャップ340は、たとえば、プラスチックなどによって形成される。
図4は、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す斜視図(その2)である。図4に示すように、パネル110には、上段スイッチボタン121のスイッチボタン本体部310が左右方向に4列並んだ状態でパネル110の背面側から取り付けられる。また、同様に、中段スイッチボタン122のスイッチボタン本体部320、下段スイッチボタン123のスイッチボタン本体部330も、左右方向に4列並んだ状態でパネル110の背面側から取り付けられる。すなわち、それぞれのスイッチボタン121〜123のスイッチボタン本体部310〜330が、それぞれ4個ずつ計12個、パネル110に取り付けられる。
また、それぞれのスイッチボタン本体部310〜330には、当該スイッチボタン本体部310〜330がパネル110に取り付けられた後に、正面側からキャップ340が装着される。また、スイッチボタン本体部320、330のヒンジ部322、332は、上側に隣接するスイッチボタン本体部の切り欠き部内に突出する軸支部(たとえば、軸支部203a)によって軸支される。
図5は、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す断面図(その1)である。なお、図5に示す断面図は、図2に示す切断線S−S’における断面図である。図5に示すように、パネル110と連結された保持部202が有する軸支部202aには、スイッチボタン本体部310のヒンジ部312の軸部312aが軸支されており、スイッチボタン121は軸支された軸部312aを中心に回動する状態で保持される。
同様にして、保持部203が有する軸支部203aには、スイッチボタン本体部320のヒンジ部322の軸部322aが軸支されており、中段スイッチボタン122は軸支された軸部322aを中心に回動する状態で保持される。保持部204が有する軸支部204aには、スイッチボタン本体部330のヒンジ部332の軸部332aが軸支されており、下段スイッチボタン123は軸支された軸部332aを中心に回動する状態で保持される。
また、パネルスイッチ100は、当該パネルスイッチ100を備える電子機器が有する回路基板501と隣接して配置される。回路基板501には、それぞれのスイッチボタン121〜123のスイッチ本体部310〜330に対応して、回路基板501が有するスイッチ回路を切り替えるスイッチ501a〜501cが設けられる。
スイッチボタン本体部310〜330が有する押圧部313〜333は、スイッチ501a〜501cと当接しており、スイッチボタン121〜123の押動に応じてスイッチ501a〜501cを押圧する構成である。
なお、それぞれのスイッチボタン121〜123がパネル110に取り付けられた状態において、図5に示すように、保持部202〜204は、キャップ340によって正面側からは見えない状態となる。
また、図5に示すように、スイッチボタン121〜123は、スイッチボタン本体部310〜330が背面側よりパネル110に取り付けられ、保持部202〜204に当接する。また、スイッチボタン本体部310〜330に正面側から装着されたキャップ340は、所定の位置で、正面側からパネル110または保持部202〜204に当接する。このため、スイッチボタン121〜123は、スイッチボタン本体部310〜330とキャップ340とが取り付けられた状態では、正面側及び背面側へのパネル110から離間する方向への移動が規制される。
(パネルスイッチの動作)
つぎに、上述したパネルスイッチ100の動作について説明する。図6は、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す断面図(その2)である。図6に示すように、ユーザが、中段スイッチボタン122を押下した場合に、中段スイッチボタン122は、軸支部203aによって軸支されたヒンジ部322の軸部322aを中心に回動する。中段スイッチボタン122は、その押動で、押圧部323と当接したスイッチ501bを押下する。これによって、押下されたスイッチ501bは、回路基板501に設けられたスイッチ回路のオン・オフを切り替える。
以上、説明したように、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチ100によれば、中段スイッチボタン122および下段スイッチボタン123のヒンジ部322、332を、上側に隣接するスイッチボタンの切り欠き部311b、321b内に突出して形成し、パネル110の背面側に設けた保持部202〜204により上段、中段、下段スイッチボタン121〜123をそれぞれ保持する構成とした。これにより、パネル110の正面側にヒンジリブを設けずに済み、パネル110の正面側には、スイッチボタン121〜123だけを表出させることができるようになる。これにより、限られたスペースにおいて、多数のスイッチボタンを配置することができる。
また、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチ100によれば、それぞれのスイッチボタン121〜123を、スイッチボタン本体部310〜330と、キャップ340との2ピースによって構成するため、スイッチボタン本体部310〜330が切り欠き部311b〜331bを有する場合にも、スイッチボタン121〜123の操作部分を小型化することなく、操作性の低下を防止して、限られたスペースにおいて、多数のスイッチボタンを配置することができる。
また、本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチ100において、保持部202〜204がパネル110の背面側に設けられるため、キャップ340によって保持部202〜204は、正面側からは見えない構成となり、デザイン性を向上させることができる。
また、それぞれのスイッチボタン121〜123は、スイッチボタン本体部310〜330が背面側よりパネル110に取り付けられ、スイッチボタン本体部310〜330に正面側からキャップ340が装着されることにより、スイッチボタン本体部310〜330およびキャップ340のパネル110からの脱離を防止し、パネルスイッチ100の組み立てを容易にすることができる。これにより、パネルスイッチ100製造時の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、開口部201内にスイッチ部120が配置される構成としたが、開口部201の開口径よりスイッチ部120の大きさを大きくしてもよい。すなわち、スイッチ部120を構成するスイッチボタン本体部310〜330は、開口部201内に配置される必要はあるが、キャップ340は、必ずしも開口部201内に配置される必要がない。たとえば、キャップ340は、開口部201周辺のパネル110の一部分を正面側から覆う構成としてもよい。これにより、開口部201の開口径よりスイッチ部120の大きさを大きくでき、操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、ヒンジ部312〜332は、軸部312a〜332aが軸支部202a〜204aに軸支される構成としたが、これに限らない。たとえば、ヒンジ部312〜332を樹脂などの可撓性を有する素材で形成して、ヒンジ部312〜332の一端を保持部202〜204に固定する構成としてもよい。このような構成にした場合には、ヒンジ部312〜332が変形することによりスイッチボタン121〜123を押動操作することができる。また、本実施の形態では、キャップ340を備える構成としたが、キャップ340は必須の構成ではなく、必ずしも備える必要はない。
また、本実施の形態では、スイッチボタン121〜123をそれぞれ独自の形状としたが、たとえば、軸支部202aを軸支部203aと同一形状とすることにより、すべてのスイッチボタン本体部をスイッチボタン本体部320の形状としてもよい。すべてのスイッチボタンを同一形状とすることにより、パネルスイッチ100製造時の部品の管理を容易化することができる。
また、本実施の形態では、矩形状に形成されたパネルスイッチ100を例として説明したが、これに限るものではない。たとえば、パネルおよびスイッチボタンは円形状に形成されてもよい。
つぎに、上述した実施の形態にかかるパネルスイッチ100の実施例について説明する。以下に示す実施例1および2は、上述した実施の形態のパネルスイッチを、車両に搭載された車載用音響装置が備えるパネルスイッチに適用した場合の例である。
実施例1の車載用音響装置は、たとえば、その筐体の正面にパネルスイッチ100を備え、パネルスイッチ100をユーザ側に向けた状態で、車両のセンターコンソールに嵌め込まれて車内に配置される。
たとえば、パネルスイッチ100を車載用音響装置の筐体の正面に配置する場合には、パネル110の大きさは、DIN規格によって決定される。たとえば、車載用音響装置が2DINのものである場合には、その大きさは、おおよそ高さ100mm×幅178mmとなる。
車載用音響装置は、たとえば、図示を省略する車内に設置されたスピーカと接続され、ユーザの操作に応じて、CD(Compact Disc)などの記録媒体に記録された各種音楽データの再生や、無線を介して配信されるラジオ番組の受信および出力をおこなう機能を有する。また、車載用音響装置は、スピーカの他、ディスプレイにも接続され、DVDなどに記録された動画データをディスプレイおよびスピーカによって再生してもよい。
車載用音響装置は、公知の技術のため図示および詳細な説明を省略するが、上述した機能を実現するための各種の回路基板と、当該回路基板およびパネルスイッチ100が固定される筐体とを備える。パネルスイッチ100は、車載用音響装置の筐体の正面に設けられ、当該車載用音響装置に関する操作を受け付ける。
パネルスイッチ100のそれぞれのスイッチボタン121〜123が有する押圧部313〜333は、隣接して配置された各種の回路基板のスイッチ501a〜501cと当接しており、スイッチ501a〜501cはそれぞれのスイッチボタン121〜123の操作に応じて、回路基板501に設けられたスイッチ回路を切り替える。
キャップ340には、装着されたスイッチボタン本体部310〜330の押下によって、車載用音響装置が実行する処理の内容をあらわす文字または図形が描き込まれる。たとえば、『AM』と描き込まれたキャップ340が装着されたスイッチボタン121が押下された場合には、車載用音響装置は、AM放送のラジオ番組が車内に設けられたスピーカから出力させる。
以上に説明したように、本実施例1の車載用音響装置によれば、パネルスイッチ100を用いることで、センターコンソールなどに車載用音響装置を嵌め込む場合など、筐体の大きさに制限がある場合にも、操作性を低下させることなく、限られたスペースを有効に活用して多数のボタンを配置することができる。
また、本実施例1では、矩形状に形成されたパネルスイッチ100およびスイッチボタン121〜123を例として説明したが、これに限らない。すなわち、パネルの外縁部が曲線を有する形状で形成され、当該パネルの曲線に合わせた形状でスイッチボタンが形成される構成としてもよい。
つぎに、実施例2について説明する。実施例1においては、矩形状に形成されたパネル110およびスイッチボタン121〜123で構成されるパネルスイッチ100を例として説明したが、パネルおよびスイッチボタンの形状は任意の形状でよい。実施例2においては、曲線を有するパネルおよびスイッチボタンを用いた構成のパネルスイッチについて説明する。
図7は、実施例2の車載用音響装置が備えるパネルスイッチを示す背面図である。図7に示すように、実施例2の車載用音響装置が備えるパネルスイッチ700は、パネル710に、当該パネル710の曲線に合わせて構成されるスイッチ部720が取り付けられている。
パネル710は、上述したパネル110と同様に、開口部701を有し、当該開口部701を横断して、保持部702〜704が形成される。また、保持部703、704は、所定の間隔で、上側に隣接するスイッチボタン側に突出する箇所を有する。
スイッチ部720は、上段スイッチボタン721、中段スイッチボタン722、下段スイッチボタン723とから構成される。それぞれのスイッチボタン721〜723の形状はパネル710の開口部701の形状に合わせた形状となっている。
図7に示すように、実施例2のスイッチ部720を構成するそれぞれのスイッチボタンは、任意の形状でよい。また、切り欠き部の位置も下側に隣接するスイッチボタンのヒンジ部に合わせ、任意の位置でよい。
また、図7に示す例においては、スイッチ部720を構成するそれぞれのスイッチボタン721〜723が、ヒンジ部を介してパネル710に固着される構成とした。それぞれのスイッチボタン721〜723のヒンジ部は、可撓性を有する材質で形成されおり、スイッチボタン721〜723の押下によってヒンジ部が変形する。これにより、それぞれのスイッチボタン721〜723が、パネル710に対して、押動する状態で保持される構成である。
なお、実施例2においては、実施例1のパネル110およびスイッチボタン121〜123の形状が、パネル710およびスイッチボタン721〜723の形状に変わっただけであるため、それぞれの構成についての詳細な説明および動作の説明は省略する。
以上に説明したように、本実施例2の車載用音響装置によれば、センターコンソールの形状に合わせ、多種多様な形状を有する車載用音響装置を提供することができ、任意の形状において、限られたスペースを有効に活用したパネルスイッチ700を備えることができる。
以上に説明したように、本発明のパネルスイッチによれば、上下に隣接するスイッチボタン間の隙間を小さくすることにより限られたスペース内で操作性を低下させることなく多数のスイッチボタンの配置できる。また、キャップ340をスイッチボタン本体部310〜330に装着することにより、操作部分を大型化できる。また、保持部202〜204がパネル110の背面側に形成され、キャップ340によって正面側から見えない構成とすることでデザイン性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す正面図である。 本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す背面図である。 本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す斜視図(その1)である。 本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す斜視図(その2)である。 本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す断面図(その1)である。 本発明の実施の形態にかかるパネルスイッチを示す断面図(その2)である。 実施例2の車載音響装置が備えるパネルスイッチを示す背面図である。
符号の説明
100 パネルスイッチ
110 パネル
120 スイッチ部
121 上段スイッチボタン
122 中段スイッチボタン
123 下段スイッチボタン

Claims (6)

  1. 一端にヒンジ部を有し、他端に切り欠き部を有するスイッチボタンと、
    前記スイッチボタンが配置される開口部を有するパネルに設けられ、前記ヒンジ部を中心に前記スイッチボタンを押動自在な状態で保持する保持部と、
    前記スイッチボタンが押動する方向に、オン・オフの切り替えをおこなうスイッチを有する回路基板と、
    を備え、
    前記スイッチボタンの他端に隣接する他のスイッチボタンのヒンジ部は、前記切り欠き部内に突出して設けられ
    前記スイッチは、前記スイッチボタンの押動により、前記オン・オフの切り替えをおこない、
    前記スイッチボタンは、
    前記パネルに対して背面側から取り付けられ、前記保持部に保持されるスイッチボタン本体と、
    前記パネルに対して正面側から、前記保持部に保持された前記スイッチボタン本体に装着されるキャップと、
    を備え、
    前記保持部は、前記スイッチボタン本体と、前記キャップとの間に位置して、前記キャップが装着された前記スイッチボタン本体の配置を保持することを特徴とするパネルスイッチ。
  2. 前記キャップは、
    装着された前記スイッチボタン本体が有する前記切り欠き部を覆う形状を有することを特徴とする請求項に記載のパネルスイッチ。
  3. 前記スイッチボタン本体は、前記パネルに複数設けられ、
    前記スイッチボタン本体は、装着された前記キャップが前記パネル上で密となるように配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のパネルスイッチ。
  4. 前記スイッチボタン本体は、
    前記ヒンジ部を有し、前記ヒンジ部が前記保持部に軸支されることにより、前記保持部に押動自在な状態で保持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のパネルスイッチ。
  5. 前記スイッチボタン本体は、
    可撓性を有する前記ヒンジ部を有し、前記ヒンジ部の一端が前記保持部に固定され、前記ヒンジ部の変形により、前記保持部に押動自在な状態で保持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のパネルスイッチ。
  6. 前記保持部は、
    前記開口部を横断して設けられるとともに、前記横断した方向に所定の間隔で複数の前記スイッチボタン本体を保持することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のパネルスイッチ。
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