JP5131723B2 - リチウム二次電池用正極の製造方法、その正極およびリチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池用正極の製造方法、その正極およびリチウム二次電池 Download PDF

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本発明は、リチウム二次電池用正極の改良に関する。
従来、リチウム二次電池の製造に関して、リチウム系金属酸化物材料、導電材、および結着剤を増粘剤水溶液に同時に配合・混練してペーストを製造する方法の他に、混合・分散時のせん断力を規定することで活物質、導電材及び増粘剤との分散性の改良などがあった(例えば、特許文献1参照)。また、導電材表面に界面活性剤を被覆されることにより分散性を改良したものも報告されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11―213989号公報 特開2002―134101号公報
しかしながら、特許文献1の製造方法により作製した極板においては、ペースト状態での正極活物質と結着剤および増粘剤との混合度は改善されたが、ペースト保管中において分離や沈降などの現象が生じることがあった。その結果、塗布乾燥後の活物質同士の結着性および集電体との密着性が悪くなり、高温保存中や繰り返し充放電使用中に、集電体から活物質の剥離や脱落が生じ、充放電特性の低下や負荷特性の悪化を促すといった問題があった。
また、特許文献2の製造方法においては導電材にのみの被覆を目的としているため、リチウム系金属酸化物材料によっては分散が不十分であるため、ペースト作成中に凝集塊が発生したりすることがあった。その結果、活物質同士の結着性および集電体の密着性が悪く高温保存中や繰り返し充放電使用中に、集電体から正極活物質の剥離、脱落が生じ、放電特性の低下や負荷特性の悪化を促すといった問題があった。
さらに乾燥温度によってはベンゼンなどの有害な有機芳香族化合物を空気中に放出する恐れがあり、環境負荷を増大させるといった問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、正極活物質同士の結着力、正極活物質と集電体との密着性に優れ、また、充放電特性の低下や負荷特性の悪化を防止すると共に、環境負荷に対しても優しいリチウム二次電池用正極を提供することにある。
本発明のリチウム二次電池用正極の製造方法は、正極活物質と導電材の表面を界面活性剤で覆う親水性処理工程と、前記親水性処理工程が行われた前記正極活物質前記導電材、結着剤、増粘剤および水を混練して正極用ペーストを作製する混練工程と、前記正極用ペーストを集電体に塗布して正極前駆体を得る塗布工程と、前記正極前駆体を乾燥する乾燥工程から成るリチウム二次電池用正極の製造方法を特徴とする。
本発明のリチウム二次電池用正極の製造方法によれば、繰り返し充放電の使用において、充放電特性の劣化や負荷特性の劣化を極めて小さく抑えることができる。また、高温下に長期放置するような厳しい条件下においても、充放電特性の劣化や負荷特性の劣化を
小さく抑えることができる。
また、密着性も改善されるために、電池組立工程中における正極活物質の落下がなくなり、作業性を改善することができる。さらには、構造式にベンゼン環を持たないために、乾燥工程でベンゼンなどの有害な有機芳香族化合物を空気中に放出する恐れがなく、環境負荷を低減することができる。
本発明の第1の発明は、正極活物質と導電材の表面を界面活性剤で覆う親水性処理工程と、前記親水性処理工程が行われた前記正極活物質前記導電材、結着剤、増粘剤および水を混練して正極用ペーストを作製する混練工程と、前記正極用ペーストを集電体に塗布して正極前駆体を得る塗布工程と、前記正極前駆体を乾燥する乾燥工程から成るリチウム二次電池用正極の製造方法である。
本発明のリチウム二次電池用正極の製造方法によれば、繰り返し充放電の使用において、充放電特性の劣化や負荷特性の劣化を極めて小さく抑えることができる。また、高温下に長期放置するような厳しい条件下においても、充放電特性の劣化や負荷特性の劣化を小さく抑えることができる。
また、密着性も改善されるために、電池組立工程中における正極活物質の落下がなくなり、作業性を改善することができる。さらに、構造式としてベンゼン環を持たないため、乾燥工程でベンゼンなどの有害な有機芳香族化合物を空気中に放出する恐れがなく、環境負荷を低減することができる。
第2の発明は、前記親水性処理として、前記正極活物質前記導電材と界面活性剤を混合し、前記正極活物質と前記導電材の表面を界面活性剤で覆うことを特徴とするリチウム二次電池用正極の製造方法であって、この親水性処理として界面活性剤を用いることにより、第1の発明と同様の効果を得ることができる。
第3の発明は、前記界面活性剤として、ポリ(オキシエチレン)トリデシルエーテルと水との混合物であるであることを特徴としたリチウム二次電池用正極の製造方法であって、このことにより第1の発明と同様の効果を得ることができる。
第4の発明は、前記界面活性剤の添加量比率が、前記正極活物質と前記導電材混合粉の総量に対して0.1〜5重量%であるリチウム二次電池用正極の製造方法であって、このことにより第1の発明と同様の効果を得ることができる。
第5の発明は、第1〜4の発明に記載のリチウム二次電池用正極の製造方法で作製したリチウム二次電池用正極であり、第6の発明は、第5のリチウム二次電池用正極を有するリチウム二次電池である。
以上述べたように、本発明のリチウム二次電池用正極の製造方法により作製される正極およびその正極を用いたリチウム二次電池は、繰り返し行われる充放電の使用において、充放電特性の劣化や負荷特性の劣化を極めて小さく抑えることができる。また、高温下に長期放置するような厳しい条件下においても、充放電特性の劣化や負荷特性の劣化を小さく抑えることができる。
また、密着性も改善されるために、電池組立工程中における正極活物質の落下がなくなり、作業性を改善することができる。さらに、構造式にベンゼン環を持たないため、乾燥工程でベンゼンなどの有害な有機芳香族化合物を空気中に放出する恐れがなく、環境負荷
を低減することができる。
図1は本発明の実施例において作製した円筒型リチウム二次電池の構成を表す一部切断断面図である。
図1の円筒型リチウム二次電池の構成は前記実施例にて得られた正極用極板5と負極用極板6とからなる極板群と、電解液、これらを収容するケース-本体8からなる。
極板群は、シート状の正極用極板5と、シート状の前記負極用極板6と、正極用極板5と負極用極板6間を絶縁するシート状のセパレータ7と、正極リード3と、負極リード9と、上部絶縁板4と、下部絶縁板10とからなる。
次に負極用極板6の製造方法を説明する。
負極用極板の活物質として鱗片状黒鉛粉末50重量部、結着剤としてスチレンブタジエンゴム5重量部、および増粘剤としてCMC1重量部に対して水99重量部に溶解した増粘剤水溶液23重量部とを混合分散して負極用極板ペーストを得る。
得られた負極用極板ペーストを、前述した正極用極板の作製方法と同様に、ダイ塗工法により、連続走行する厚さ40μm、幅150mmの銅箔上に、片側の厚さが0.110mmに負極活物質層が形成されるように、銅箔の両面に塗布、乾燥させた後、負極ジャンボロールを得る。この後、負極合剤層の片側の厚みが0.20mmになるよう圧延し、所定の寸法となるように裁断して負極用極板6を作製する。
非水電解液は、炭酸エチレン30vol%と、炭酸ジエチル50vol%とプロピオン酸メチル20vol%との混合液にLiPF6を1.0mol/Lの濃度に溶解したものを用いる。この非水電解液は、電池ケース内に収容され、正極活物質層および負極活物質層内に含浸されて、電池反応において、多孔質なセパレータの微少孔を通して正極用極板5と負極用極板6間のLiイオンの移動を担う。
電池ケースは、耐有機電解液性のステンレス鋼板を深絞り成形して得たケース本体8と、封口板1と封口板1と電池ケース8との間を絶縁し得る絶縁ガスケット2で構成されている。
本実施例の円筒型リチウム二次電池のサイズは、直径17mm、高さ50mmである。
以下、本発明に関し実施例および比較例を用いて詳細に説明する。
(実施例1)
正極活物質としてLiCoO2粉末を95重量部、導電材としてアセチレンブラック5重量部に対し、ポリ(オキシエチレン)トリデシルエーテル1重量部に対して水99重量部に溶解した界面活性剤水溶液300重量部を60分間混合した。
このように混合して得られた正極活物質と導電材および界面活性剤の混合溶液を90℃の温度で180分乾燥させた後、100メッシュのふるいを通して凝集塊を取り除くことにより、正極活物質と導電材表面に界面活性剤で親水性処理された混合品を得た。
親水性処理をされた正極活物質と導電材の混合品100重量部に、結着剤としてポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEと略す)の固形物50重量部入った水溶液を4重量
部、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(以下CMCと略す)を1重量部に対して水99重量部に溶解した水溶液30重量部を配合し、混合分散して正極用ペーストを得た。
次に、この正極用ペーストをダイ塗工法により、連続走行する厚み15μm、幅150mmの集電体であるアルミニウム箔上に、片側の厚さが0.11mmに正極活物質層が形成されるように、アルミニウム箔の両面に塗布、乾燥させた後、正極ジャンボロールを得た。
この後、PTFEの溶融温度である250℃から350℃の範囲に設定された乾燥炉中にジャンボロールを順次繰り出し走行させて通過加熱させる。こうすることによりアルミニウム箔と正極合剤層の密着層を向上させることができる。この後、正極合剤層の片側の厚みが0.09mmになるよう圧延し、所定の寸法となるように裁断して正極用極板を作製し、実施例極板1とした。そして、これを用いた円筒型リチウム二次電池を実施例電池1とした。
(比較例1)
正極用極板の作製において、正極活物質と導電材のどちらも親水性処理を施さなかった以外は実施例1と同様にして正極用極板を作製し、比較例極板1とした。そして、これを用いた円筒型リチウム二次電池を比較例電池1とした。
(比較例2)
正極用極板の作製において、正極活物質にのみ親水性処理を施した以外は、実施例1と同様にして正極用極板を作製し比較例極板2とした。そして、これを用いた円筒型リチウム二次電池を比較例電池2とした。
(比較例3)
正極の作製において、導電材にのみ親水性処理を施した以外は、実施例1と同様にして正極用極板を作製し、比較例極板2とした。そして、これを用いた円筒型電池を比較例極板3とした。そして、これを用いた円筒型リチウム二次電池を比較例電池3とした。
(比較例4)
正極活物質と導電材の混合粉総量に対する界面活性剤の添加量の比率が0.05重量%添加した。それ以外は実施例1と同様にして正極用極板を作製し、比較例極板4とした。そして、これを用いた円筒型リチウム二次電池を比較例電池4とした。
(比較例5)
正極活物質と導電材の混合粉総量に対する界面活性剤の添加量の比率が7重量%添加した。他は実施例1と全く同様にして正極用極板を作製し、比較例極板5とした。そして、これを用いた円筒型リチウム二次電池を比較例電池5とした。
(比較例6)
正極の作製において、正極活物質と導電材の混合粉総量に対する界面活性剤の添加量の比率は同じとするが、活物質、導電材、結着剤、増粘剤水溶液及び界面活性剤を一括添加して正極用極板ペーストを作成した。それ以外は実施例1と同様にして正極用極板を作製し、比較例極板6とした。これを用いた円筒型リチウム二次電池を比較例電池6とした。
実施例1および比較例1〜6で得られた正極用極板を下記に示す方法で評価した。正極用極板1000cm2の表面に存在する凝集塊およびピンホールの数を目視により計数しとし、(表1)に示した。
Figure 0005131723
(表1)の結果より、あらかじめ正極活物質と導電材に親水性処理を施さない比較例1ものは溶媒および結着剤との濡れ性が十分でなく、分散が不十分となり凝集塊が発生した。
また、比較例2の正極活物質にのみ、もしくは比較例3の導電材にのみ親水性処理を施した場合は、施さない材料についての分散が不十分となり凝集塊が発生した。
界面活性剤であるポリ(オキシエチレン)トリデシルエーテルの添加量については、実施例4のように少なすぎると十分な分散性が得られず、また、実施例5のように過剰に添加すると、逆に再凝集が生じたり、ペーストが発泡しやすくなり、良好な正極用極板を得ることが困難であると考えられる。
また、比較例6のように界面活性剤を一括添加したものは、界面活性剤が導電剤表面だけでなく結着剤や増粘剤水溶液に吸着、分散されてしまうため導電剤表面を充分覆うことができないために十分な分散性がえられず、良好な正極用極板を得ることが困難であると考えられる。
次に、集電体であるアルミニウム箔と正極合剤層の密着性を評価するために、碁盤目試験法JIS K5400に準じて正極合剤層膜表面に碁盤目状の傷をつけて、その上にセロハン粘着テープを貼り付け、剥がした後に正極合剤層の残ったマス目の数より評価した。例えば、密着性が良好であればマス目がすべて正極合剤層として残り、100/100と示す。これを目視により計数し、(表2)に示した。
Figure 0005131723
(表2)の結果からも、あらかじめ正極活物質と導電材に親水性処理を施さないものは溶媒および結着剤との濡れ性が十分でなく、分散が不十分な結果、密着性が低下した。
また、正極活物質のみもしくは導電材のみに親水性処理を施した場合は、施さない材料についての分散が不十分となり密着性が低下した。界面活性剤であるポリ(オキシエチレン)トリデシルエーテルの添加量についても、少なすぎると十分な分散性が得られず、また過剰に添加すると、逆に再凝集を生じさせたり、ペーストが発泡しやすくなり、良好な正極用極板を得ることが困難であると考えられる。
また、一括添加したものは界面活性剤が導電材表面だけでなく結着剤や増粘剤水溶液に吸着、分散されてしまうため導電材表面を充分覆うことができないために十分な分散性がえられず、良好な正極用極板を得ることが困難であると考えられる。
さらに、実施例1と比較例1〜6の正極用極板を用いて作製した円筒型リチウム二次電池電池の充放電繰り返し容量劣化特性(以下、サイクル寿命特性と言う)を測定し、サイクル寿命特性を比較した電池特性図として図2に示す。
サイクル寿命特性の評価方法を以下に示す。
充電は500mAの定電流で行い、4.1Vになった時点で4.1Vの定電圧充電にきりかえ、合計2時間充電を行った。放電は、20℃720mAで行い、放電電位が3.0Vになった時点で放電を終了し次の充電を開始した。この図2より本発明の円筒型リチウム二次電池は、充放電を繰り返しても容量の劣化が少なくサイクル特性に優れていることがわかった。
これは本発明の円筒型リチウム二次電池は予め正極活物質と導電材の両表面に対し親水
性処理を施すことにより正極ペースト中での正極活物質、導電材および結着剤との凝集を抑制し、ペースト中での正極活物質、導電材および結着剤との分散性が向上し、集電体との密着性が改良されたために、充放電での合剤の膨張収縮によっても剥がれにくくなったことが原因と考えられる。
また、これらの電池を充電状態で60℃20日間保存し、その後常温にて数回充放電を行った後、720mAで放電を行い電圧が3.0Vに達するまでの容量を求め、その保存前の容量に対する割合を(表3)に示した。
Figure 0005131723
(表3)に示すとおり高温保存においても本発明品は容量劣化が少なくなることが明らかとなった。
以上説明したように、本発明によれば、繰り返し充放電の使用において、充放電特性の劣化や負荷特性の劣化を極めて小さく抑えることができる。
また、高温下に長期放置するような厳しい条件下においても、充放電特性の劣化や負荷特性の劣化を小さく抑えることができる。
また、密着性も改善されるために、電池組立工程中における正極活物質の落下がなくなり、作業性を改善することができる。
さらに、構造式にベンゼン環を持たないため、乾燥工程においてベンゼンなどの有害な有機芳香族化合物を空気中に放出する恐れがなく、環境負荷を低減できる。
本発明のリチウム二次電池用正極の製造方法により作製される正極およびその正極を用いたリチウム二次電池は、正極活物質同士の結着力、正極活物質と集電体との密着性に優れ、また、電池特性の充放電特性の低下や負荷特性の悪化を防止すると共に、環境負荷に
対しても優しいリチウム二次電池用正極を提供するものであり、電池の製造、販売に寄与し産業上極めて有用である。
本発明の実施例において作製した円筒型リチウム二次電池の構成を表す一部切断断面図 サイクル寿命特性を比較した電池特性図
符号の説明
1 封口板
2 絶縁ガスケット
3 正極リード
4 上部絶縁板
5 正極用極板
6 負極用極板
7 セパレータ
8 電池ケース
9 負極リード
10 下部絶縁板

Claims (6)

  1. 正極活物質と導電材の表面を界面活性剤で覆う親水性処理工程と、
    前記親水性処理工程が行われた前記正極活物質前記導電材、結着剤、増粘剤および水を混練して正極用ペーストを作製する混練工程と、
    前記正極用ペーストを集電体に塗布して正極前駆体を得る塗布工程と、
    前記正極前駆体を乾燥する乾燥工程から成るリチウム二次電池用正極の製造方法。
  2. 前記親水性処理は、前記正極活物質前記導電材と界面活性剤を混合し、前記正極活物質と前記導電材の表面を界面活性剤で覆う請求項1記載のリチウム二次電池用正極の製造方法。
  3. 前記界面活性剤は、ポリ(オキシエチレン)トリデシルエーテルと水との混合物である請求項1記載のリチウム二次電池用正極の製造方法。
  4. 前記界面活性剤の添加量比率が、前記正極活物質と前記導電材混合粉の総量に対して0.1〜5重量%である請求項13記載のリチウム二次電池用正極の製造方法。
  5. 請求項1〜4に記載のリチウム二次電池用正極の製造方法で作製したリチウム二次電池用正極。
  6. 請求項5に記載のリチウム二次電池用正極を有するリチウム二次電池。
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