JP5131530B2 - 車両用ゲート装置 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明によれば、閉扉動作に基づいてスライダがスライド軸線と直交する方向へ移動させられる移動量と、スライドガイドが構成上許容する変位量が等しく設定されているので、閉扉動作により遊びが埋められる。これにより、閉扉時にスライダがスライドガイドに支持されるので、車両走行時等に適切にスライダのがたつきを抑制することができる。
図1は車両用ゲート装置を含む車両後部の斜視図、図2はスライドストッパの斜視図、図3は固定ストッパの斜視図、図4は図2のスライドストッパを車幅方向外側位置から見た分解斜視図、図5は図2のスライドストッパを車幅方向中央位置から見た分解斜視図、図6はゲートストッパ装置の断面図、図7は図6のVII−VII線断面位置に相当するゲートストッパ装置の断面図、図8は車両用ゲート装置の動作説明図、図9はゲートストッパ装置の動作説明図である。
開口部3は、荷物搬入搬出のために車体2の後部に設けられている。この開口部3は、平面視で略矩形であり車体2の左右外板(サイドパネル)の間でルーフ後端付近から車両後端付近の間で開口している。
また、リヤゲート4の後縁部と開口部3の車両後縁部には、それぞれゲートラッチ7a,ストライカ7bが配設されており、これらによりリヤゲート4は図1の閉扉状態に保持される。
本体部32は、ブロック状の部位であり、車両中央方向且つ車両上方を向くように設定された干渉面32aを有している。干渉面32aは、閉扉動作時及び閉扉状態においてスライドストッパ20と当接して干渉するように構成されている。
延出部34は、本体部32の下端から車両中央側に延びた部位であり、その上面から車両中央側端部にかけて緩衝部材35が取り付けられている。この緩衝部材35は、ゴムや合成樹脂等の弾性部材からなり、スライドストッパ20と固定ストッパ30との衝突を緩衝するために設けられている。
スライドガイド21は、ボルト29でリヤゲート4に固定される樹脂製のベース部材22と、ベース部材22にねじ留め固定されたガイドブラケット23と、スライダ25を付勢するコイルばね24とを備えている。
側面22cには、ガイドブラケット23を取り付けるための取付溝22eが形成されている。この取付溝22eは、閉扉位置でその底面の下端側が上端側よりも車両前方に位置するように僅かに傾斜する方向に形成されている。また、張出面22dには、取付溝22eの幅方向中央部に相当する部位に、突出部22fが下方に向けて突出するように形成されている。
スライダ本体部26は、干渉面26aの裏面側であってスライダ本体部26の幅方向中央に、上下方向に沿って凹部26bが形成されている。この凹部26bは、コイルばね24の外形の一部に適合するような曲面状の断面をなしている。さらに、スライダ本体部26の裏面側には、この凹部26bの下端部から車幅方向中央に向けて突出する突出部26cが形成されている。この突出部26cには、上方に突出する突起が形成されている。
図9(A)は、閉扉位置付近以外において、スライドストッパ20と固定ストッパ30が干渉していないときの、スライダ25とガイドブラケット23の相対位置を示す断面図である。図9では、理解の容易のため、スライダ25の外形を仮想線で示し、腕部27の端面のみを実線で示している。
本実施形態では、スライダ25がガイドブラケット23に対してスライド軸線Aと直交する方向(スライダ25の幅方向)に最大で移動許容距離xだけ移動可能であるように構成されており、さらに、スライダ25がこの直交方向に距離xだけ強制的に移動させられたときに、リヤゲート4が閉扉位置に達するように、スライド軸線Aと接線C(又は移動軌跡B)との角度θが設定されている。すなわち、閉扉動作によるスライダ25の直交方向への変位量が、移動許容距離xと等しくなるように、交差角度θ及び距離x,yの関係が設定されている。
また、閉扉状態では、スライダ25が固定ストッパ30から方向Dの力を受けるので、リヤゲート4は車両後方への力を受ける。この力により、例えば、ラッチ7aとストライカ7bが互いに離れる方向に力を受けるので、これらの係合力が高められる。これにより、リヤゲート4のがたつきをより抑制することができる。
すなわち、スライダ25がガイドブラケット23に対してスライド軸線Aの方向に相対的に距離y移動した場合を考えると、閉扉動作に伴ってスライダ25は、計算上の直交方向移動距離Xが、例えば、X=ytanθなる式で見積もられる。なお、これに限らず、距離x,y及び交差角度θの関係は、摩擦等を考慮して適宜設定することができる。本実施形態では、Xが移動許容距離xと等しくなるように(X=x)、交差角度θ及び距離x,yの関係が設定されている。
図10,図11は、それぞれ第1実施形態の図8,図9に対応している。図10に示すように、第2実施形態では、スライド軸線Aは、閉扉位置においてリヤゲート4の閉扉位置側でヒンジ6と移動軌跡Bとの間を通過するような向き(又は、閉扉位置側で移動軌跡Bと再び交差するような向き)で、接線C及び移動軌跡Bと交差するように設定されている。すなわち、第2実施形態のスライド軸線Aは、接線C及び移動軌跡Bに対して第1実施形態と逆方向に傾けられている。
しかし、第2実施形態では、交差角度θの向きが第1実施形態と逆に設定されているので、図11(B)に示すように、閉扉動作に伴って、スライダ25はガイドブラケット23に対して相対的に車両前方へ移動し、レール溝25aの車両後方側の内側面とレール部23cとが当接する。
また、閉扉状態では、スライダ25が固定ストッパ30から方向Dの力を受けるので、リヤゲート4は車両前方への力を受ける。この力により、リヤゲート4が車体2側へ圧接することができるので、リヤゲート4のがたつきをより抑制することができる。
第1及び第2実施形態では、スライドストッパ20,固定ストッパ30が、それぞれリヤゲート4,車体2側に配設されていたが、第3実施形態は、スライドストッパ20,固定ストッパ30を、それぞれ車体2側,リヤゲート4に配設した例である。この例では、閉扉位置付近において、スライド軸線A,移動軌跡B及び接線Cの関係が、第1実施形態と同様となるように、交差角度θが設定されている。なお、閉扉位置付近において、スライド軸線A,移動軌跡B及び接線Cの関係が、第2実施形態と同様となるように、交差角度θを設定してもよい。このように、スライドストッパ20と固定ストッパ30の配置位置関係を、第1及び第2実施形態と逆の位置関係にしてもよく、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
2 車体
3 開口部
4 リヤゲート(開閉体)
5 ゲートストッパ装置
6 ヒンジ
10 車両用ゲート装置
20 スライドストッパ
21 スライドガイド
22 ベース部材
22a 取付部
22b 本体部
23 ガイドブラケット
23c レール部
23d 停止部
23e 滑り部材
25 スライダ
25a レール溝
26 スライダ本体部
26a 干渉面
27 腕部
30 固定ストッパ
31 ベース部材
32 本体部
32a 干渉面
A スライド軸線
B 移動軌跡
C 接線
θ 交差角度
Claims (2)
- 車体に設けられた開口部を開閉体によって開閉するための車両用ゲート装置であって、 前記車体又は前記開閉体のいずれか一方に取り付けられたスライドストッパと、他方に取り付けられ前記開閉体の閉扉時に前記スライドストッパと干渉して前記開閉体を制止するための固定ストッパと、を備え、
前記スライドストッパは、前記開閉体が閉扉されるとき前記固定ストッパと当接して弾性的にスライド可能なスライダと、このスライダをスライド軸線に沿ってスライド可能に保持するスライドガイドと、を有し、
前記スライドストッパは、前記開閉体の閉扉動作において前記固定ストッパに当接した前記スライダが前記スライド軸線の方向及び前記スライダの幅方向に前記固定ストッパから力を受けるように、前記開閉体の閉扉位置において、前記スライド軸線が、前記スライドストッパ及び固定ストッパのうち前記開閉体に取り付けられた方の部材の移動軌跡に対して交差するように傾けられて設定されており、
前記開閉体は、閉扉位置において車両前方から車両後方に向けて下方に傾斜するように配置されると共に、その車両前端側に配設されたヒンジを介して前記車体に対して揺動可能に取り付けられており、
前記スライドストッパは、前記開閉体の閉扉位置における前記スライド軸線が、前記開閉体の開扉位置側で前記ヒンジと前記移動軌跡との間を通過するように設定されていることを特徴とする車両用ゲート装置。 - 前記スライドガイドと前記スライダとの間には、前記スライダが前記スライド軸線と直交する方向へ所定変位量だけ移動することを許容する遊びが設けられており、
前記変位量は、前記スライド軸線と前記移動軌跡との交差に基づいて、前記開閉体の閉扉時に前記スライダが前記スライド軸線と直交する方向へ移動する移動量と等しく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ゲート装置。
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JP2008037632A JP5131530B2 (ja) | 2008-02-19 | 2008-02-19 | 車両用ゲート装置 |
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Family Cites Families (1)
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JPH0737961Y2 (ja) * | 1987-08-24 | 1995-08-30 | 日産車体株式会社 | 車両用ドアのウェッジバンパ装置 |
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2008
- 2008-02-19 JP JP2008037632A patent/JP5131530B2/ja not_active Expired - Fee Related
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